JPS6021421Y2 - 流体噴射式織機の緯糸検知装置 - Google Patents

流体噴射式織機の緯糸検知装置

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JPS6021421Y2
JPS6021421Y2 JP13046980U JP13046980U JPS6021421Y2 JP S6021421 Y2 JPS6021421 Y2 JP S6021421Y2 JP 13046980 U JP13046980 U JP 13046980U JP 13046980 U JP13046980 U JP 13046980U JP S6021421 Y2 JPS6021421 Y2 JP S6021421Y2
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voltage
weft
signal
yarn
detection device
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JP13046980U
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JPS5752584U (ja
Inventor
克彦 杉田
吉男 井田
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津田駒工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は流体噴射式織機の緯糸検知装置に関し、詳し
くはフイーラに高電圧を印加して緯糸の検知を行なう形
式の水噴射式織機の緯糸検知装置の改良に関するもので
ある。
水噴射式織機にあっては緯入れの成否を判定するための
緯糸検知装置として、一般に電源側に接続された高圧電
極とこれに対設された信号電極から構成されているフイ
ーラを筬前面の一側に設置している。
そして、緯入れ時に水にぬれて導通性を有した緯糸を両
電極に共に接触させることにより両極を導通状態にさせ
て信号電極から信号を出力させることにより緯入れの状
態を検知腰さらにこの信号が所定のしきい値をこえた場
合にこの信号を増幅器などにより適宜増幅させて緯糸有
り信号(即ち緯入れが正常であったことを示す信号)を
発生させ、緯入れ後の所定のタイミングで緯糸有り信号
の有無を探知して織機停止の要否を判定している。
ところで、製織品が変ると異なる種類の糸を緯糸として
使用することがあるが、このような場合には糸種により
含水性などがかなり違ったものになってしまう。
例えば撚糸、モノフィラメント糸などはその構造上高い
含水性を期待するのは困難である。
このためこれらを緯糸として使用した場合には、含水性
が乏しいことから電気抵抗がかなり大きくなってしまい
、正常緯入れ時に緯糸が両電極に接触した際両極間を流
れる電流値が極端に小さくなるため十分なレベルの信号
が得られず、また撚数の多い糸の場合には緯入れ時に緯
糸がフイーラ上で踊るためにフイーラの発生する信号が
一定せず出力信号自体が発生しないこともある。
このため一般に高電圧を用いてフイーラに印加する電圧
値を高くして、緯糸の抵抗が大きい場合でも十分なレベ
ルの信号が発生するようにし、また糸がフイーラ上で踊
る場合でも緯糸とツイータとの間の空中放電により導通
状態に擬制することによりツイータより発生する信号を
さらに安定したものにしている。
ところで、ツイータのまわりは高湿の雰囲気でありその
周囲には水滴などが多量に存在する。
更に緯入れ時には緯糸と共に噴射水流もツイータに達す
る。
従ってこのようにツイータに高電圧を印加して用いると
緯入れが失敗したにも拘らず周囲の水滴により、あるい
は緯入れに用いる水流がツイータに接触して両電極間を
電気的に接続してしまう場合が生じ、このような場合に
は緯糸不在にも拘らず緯糸有り信号が出力されることに
なり空織りなどの不都合が生じる。
このための防止策と・しては代表的なものとして緯糸有
り信号発生の有無の探知タイミングを適宜に設定して、
例えば緯糸のツイータ到達タイミングから筬打までの間
にして、水流などによる緯糸有り信号を分離させている
しかし、このように様々な種類の糸を緯糸として使用し
た場合、撚数や吸水性がそれぞれ異なるため、抵抗値が
糸種ごとに異なってしまう。
このため、単に同一値の高電圧を高圧電極に印加させて
いたままでは、緯糸のフイーラ到達時に発生する信号レ
ベルが糸種ごとに異なり、このため例えば緯糸有り信号
発生のための増幅器のしきい値あるいは増幅度を異なる
糸を用いる度に調節する等の面倒な調整の必要が生じる
また糸種に応じて大きく変化する出力信号の調節を信号
電極側のみで行なおうとすると、前記のように撚数が多
いために緯糸がフイーラ上で踊って信号自体が発生しな
い場合には、緯糸の有無を識別できないのである。
この考案の目的は、いかなる糸種であってもこれに応じ
た適正な緯糸検知を可能とするとともに、フイーラ上で
踊り易い緯糸の場合にも正常緯入れである限りは確実に
緯糸有り信号を得ることにある。
この考案は糸種に応じた大まかな(粗い)電圧調節を高
圧電極側で行なうべく倍電圧回路の抵抗側と電源との間
に糸種に応じて出力電圧を調節できる構成の電圧調節器
を介装したことを要旨とするものである。
尚、倍電圧回路はその性質上回路の各段(入力側よりも
高圧)から必要に応じて異なる電圧を取り出すことはで
きる。
しかし、織機は高湿の雰囲気中で稼動されているため、
絶縁不良を起こし易く、倍電圧回路の各段から電圧を取
り出す構成にすると絶縁上の問題から倍電圧回路の各素
子間を離すなどの必要が生じ、回路として大きくなり、
また配線などが複雑となってしまう。
この考案のように倍電圧回路の入力側で電圧調整する様
にすれば、入力側の電圧は低いため絶縁対策も大した問
題とはならない。
以下添付の図面に示す実施例を用いてこの考案について
詳述する。
織機のツイータの高圧電極に高電圧を与えるための装置
としては一般に倍電圧回路から成るものが知られている
この回路は(複数の)整流素子とコンデンサから成るも
のであって、整流素子の個数倍だけ入力電圧を増圧でき
る。
第1図に於てトランスTは入力(1次)側が電源に、ま
た出力(2次)側が倍電圧回路1の入力(低圧)側に接
続されている。
トランスTの2枚側巻線の適宜な個所には所要側のタッ
プが設けられており、これらタップは選択スイッチ3の
接点a ”−cに接続されている。
選択スイッチ3の接点dは接点a ”−cのうちのいず
れかに接続可能になっている。
即ち接点a、!:dとが接続された場合には倍電圧回路
1にはトランスの2次巻線の全電圧が印加されるように
なっており、接点すとd、あるいはCとdとを接続した
場合には倍電圧回路1には全電圧より低い電圧が順次印
加されてゆく。
倍電圧回路はダイオードD1〜D5.コンデンサC1〜
C5から構成されている。
これらのダイオードD1〜D5及びコンデンサC1〜C
5は互い違いに接続されていて、これらによってトラン
スTの2次側に生じる電圧を整流しつつ、整流後の電流
(電圧)をス・fツチSW2のOFF時に抵抗R2を介
してツイータFの高圧電極に印加する。
この整流動作は、例えばダイオードDI、D3゜D5が
トランスTの2次側端子から入力される交流電圧の正威
分を整流するのであれば、ダイオードD2.D4は負成
分を整流するという様になされる。
これらの整流された電圧はコンデンサ01〜C5に蓄積
されつつ抵抗R2に印加される。
そして結果として抵抗R2に印加される電圧値はトラン
スTの2次側電圧値の5倍となる訳である。
抵抗R2の一端は倍電圧回路1の電圧側(出力側)に接
続されており、また他端はスイッチSW2の一端及びツ
イータFの高圧電極に接続されている。
またスイッチSW2の他端は接地(アース)されている
スイッチSW2は停止時にONになるスイッチであって
、危険防止のために停止時にコンデンサC1〜C5に蓄
積された電荷(電圧)を放電させている。
また抵抗R2はツイータFが絶縁不良になった時、ある
いは織機停止時にコンデンサC1〜C5,あるいはスイ
ッチSW2に流れる単位時間あたりの電流値を小さくす
ることによりコンデンサ01〜C5及びスイッチSW2
の接点の寿命をのばしてやるために設けたものである。
更に起動時にはスイッチSW1がONになり、倍電圧回
路1のコンデンサ01〜C5の蓄電が開始される際トラ
ンスTの2次側及び1次側の巻線にはかなり大きな値の
電流が流れる。
このため、トランスTの2次側巻線と倍電圧回路1との
間に抵抗R1を入れておりR1により起動時の発生電流
値をおさえ、ヒユーズ2の切れるのを防いでいる。
ツイータFの信号電極には増幅器4、および出力差れた
信号の微電圧調節を行なう公知の回路、信号値を設定さ
れたしきい値を比較して信号値がしきい値を超えた場合
には緯糸有り信号を出力する公知の比較回路などが接続
されている点は従来技術と同様である。
以上の構成を有するこの考案の緯糸検知装置の動作につ
いて詳述する。
織機の運転が開始されるとスイッチSW1がONになり
トランスTを介して倍電圧回路1に電圧が印加される。
選択スイッチ3においてdとbとが接続されているとす
ると、倍電圧回路1にはトランスTの2次側巻線の反間
の電圧が印加される。
この状態で緯入れのタイミングとなり、緯糸がツイータ
Fの両電極に到達すると、ツイータFの両電極間には倍
電圧回路1により昇圧された高電圧が印加されているの
で、緯糸が含水性が乏しく電気抵抗の大きいものであっ
ても十分な大きさの信号が発生する。
緯糸の種類が変わった場合、例えば糸の含水性が極端に
乏しいものを緯糸として使用する場合には、選択スイッ
チ3のd接点とa接点とを接続させればよい。
すると、倍電圧回路1に入力される電圧値、ツイータF
の両電極間に印加される電圧値が大きくなり、緯入れ時
の発生信号レベルもb接点より電圧を供給する場合に比
べてずつと高くなるため、糸種の変化に伴う信号レベル
の減少を補償することができる。
更に、緯糸に用いる糸の種類が含水性のより高いものに
変わった場合には、選択スイッチ3の接点dと接点Cと
を接続してツイータFの高圧電極への印加電圧値を低く
すればよい。
以上はトランスの2次側巻線の適宜な場所からタップを
出すことにより、倍電圧回路への入力電圧値、即ちツイ
ータFの高圧電極への印加電圧値を糸種により変えるも
のについて説明したが、第2図に示す様に2次巻線の両
端に可変抵抗VRを接続して、ツイータFの高圧電極へ
の印加電圧値を糸種により適宜変えてもよい。
以上のようにこの考案によれば緯糸の糸種により含水性
が異なった場合でもツイータFの高圧電極に印加する電
圧値を適宜変化できるので、緯入れ時のツイータの発生
信号のレベルを糸種に拘らず十分大きいものにできる。
更に糸種に応じた大まかな電圧調節を電圧電極側で行な
っているのでフイーラ上で踊り易い緯糸の場合にも正常
緯入れである限りは緯糸有り信号を確実に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示した回路図、第2図は
電圧調節器の他の実施例を示した回路図である。 1・・・・・・倍電圧回路、2・・・・・・ヒユーズ、
3・・・・・・スイッチ、4・・・・・・増幅器、T・
・・・・・トランス、SWl、sw2・・・・・・スイ
ッチ、R1,R2・・・・・・抵抗、VR・・・・・・
可変抵抗、D1〜D5・・・・・・ダイオード、C1〜
C5・・・・・・コンデンサ、F・・・・・・ツイータ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)フイーラFが高圧電極と信号電極を有し、前記電
    極間を緯糸により導通させることにより緯糸有り信号(
    緯糸検知信号)を信号電極側から発生させ且つ倍電圧回
    路1を介して電源より前記高圧電極側に高電圧を印加す
    る形式であって、 前記倍電圧回路の入力側と電源との間に糸種に応じて出
    力電圧を調節できる構成の電圧調節器T、 3 ;T
    、 VRが介装されていることを特徴とする流体噴射式
    織機の緯糸検知装置。
  2. (2)前記電圧調節器がトランスTと選択スイッチ3と
    から構成されている ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第+1)項記
    載の緯糸検知装置。
  3. (3)前記電圧調節器がトランスTと可変抵抗VRとか
    ら構成されている ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の緯糸検知装置。
JP13046980U 1980-09-12 1980-09-12 流体噴射式織機の緯糸検知装置 Expired JPS6021421Y2 (ja)

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JPS5752584U JPS5752584U (ja) 1982-03-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8793831B2 (en) 2010-02-12 2014-08-05 Kao Corporation Cleaning device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8793831B2 (en) 2010-02-12 2014-08-05 Kao Corporation Cleaning device

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JPS5752584U (ja) 1982-03-26

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