JPH0694645B2 - 堰体構造 - Google Patents

堰体構造

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JPH0694645B2
JPH0694645B2 JP13184689A JP13184689A JPH0694645B2 JP H0694645 B2 JPH0694645 B2 JP H0694645B2 JP 13184689 A JP13184689 A JP 13184689A JP 13184689 A JP13184689 A JP 13184689A JP H0694645 B2 JPH0694645 B2 JP H0694645B2
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英彦 井原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば下水処理場のエアレーションタンクに
設けられた可動堰等の堰体構造に関する。
〔従来の技術〕
かかる可動堰としては、例えば第8図に示す如く、開口
部(51a)を有する固定堰体(51)に対して可動堰体(5
2)を上下移動自在に取付け、該可動堰体(52)の移動
によって堰開閉が行われるようになったもの、更に具体
的には、前記可動堰体(52)を堰全開状態に相当する下
死点の状態から上昇させることによって該可動堰体(5
2)を越流する水量を制限して堰開度を抑制し上死点で
堰全閉状態とするようになったものが用いられている。
なお、前記可動堰体(52)の上下移動を案内する手段と
しては、前記固定堰体(51)に前記可動堰体(52)を摺
動案内するガイド枠体(53)が付設されている。
ところで、前記可動堰体(52)の上向き移動が無制限に
行われると、該可動堰体(52)が前記固定堰体(51)の
開口部(51a)よりも上方へ上昇して可動堰体(52)の
下に隙間が生じてそこから水が洩れるという微妙な問題
が生じ、また極端な場合には前記可動堰体(52)が前記
ガイド枠体(53)から離脱したり、周辺の構造物に接当
して支障が生じたりするという粗雑な問題が生じるの
で、該可動堰体(52)の移動上限を定位置にて接当既成
するストッパ(54)が、前記固定堰体(51)に、更に具
体的には該固定堰体(51)に付設された前記ガイド枠体
(53)頂部に装着されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる堰体構造における固定堰体(51)は土木工事によ
って形成されるので、その開口部(51a)の高さ等の精
度は例えば機械加工品の精度にまで至らないのが通常で
ある。そこで、前記開口部(51a)の高さが若干ばらつ
くのは回避することができない。
その結果、前記可動堰体(52)の移動上限を前記ストッ
パ(54)にて接当規制することとした場合、前記粗雑な
問題は解消されるものの、前記微妙な問題は一般に解消
されない。即ち、移動上限の可動堰体(52)が前記固定
堰体(51)の開口部(51a)よりもわずかに上方へ上昇
した状態となることがあり、該可動堰体(52)の下に隙
間が形成されて該隙間から水が洩れるという微妙な問題
は依然として生じ得る。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、上述
した如き微妙な問題を解消し得る手段を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る堰体構造は、開口部を有する固定堰体に対
して可動堰体を上下移動自在に取付け、該可動堰体の移
動によって堰開閉が行われると共に、該可動堰体の移動
上限を定位置にて接当規制するストッパを前記固定堰体
に設けてある堰体構造であって、前記ストッパ又は前記
可動堰体には、前記可動堰体の移動上限位置調整用の突
出体を突出量調整自在に設けてある点に特徴を有してい
る。
〔作用〕
かかる堰体構造にあっては、前記ストッパ又は前記可動
堰体に前記突出量調整自在な突出体が設けられているの
で、該突出体の突出量を調整をすることによって前記可
動堰体の移動上限が微妙に調整できるようになる。
〔発明の効果〕
従って、本発明に係る堰体構造を用いれば、前記固定堰
体の開口部の高さが工事の施工状況によって若干ばらつ
くとしても、前記可動堰体の移動上限を微調整して該移
動上限に位置する可動堰体の下部の高さを前記固定堰体
の開口部の高さに合致させることができるようになり、
もって前記可動堰体の下から水が洩れるという微妙な問
題も解消されることとなる。
〔実施例〕
以下、本発明をその一実施例たる可動堰体を示す図面に
基づいて説明する。
第1図及び第2図において、(1)は、地下に開設され
た水路の適宜位置に設置された、開口部(1a)を有する
固定堰体であり、該固定堰体(1)の上流側立壁面に
は、後に詳述する可動堰体(2)を摺動案内するガイド
枠体(3)、更に具体的には前記固定堰体(1)の開口
部(1a)の両側にて可動堰体(2)を案内する両側枠体
(3a)とこれを前記固定堰体(1)に取着するための基
盤枠体(3b)との組合せからなるガイド枠体(3)が装
着されており、該ガイド枠体(3)によって可動堰体
(2)は前記固定堰体(1)に沿って上下移動できるよ
うになっている。なお、前記固定堰体(1)の上流側立
壁面下部には密着部材(4)が装着されており、該密着
部材(4)の存在により、前記ガイド枠体(3)にて案
内される可動堰体(2)は、その下部が前記固定堰体
(1)側に密着せしめられるようになっている。
前記可動堰体(2)は、その上半部に開口部(2a)が形
成されると共に、その天面に弁棒案内体(5)にて案内
される弁棒(2b)が付設されている。そして該弁棒(2
b)が、地上に設置された操作機構(6)の操作によっ
て昇降せしめられると、これに従動して前記可動堰体
(2)は、前記固定堰体(1)に沿って上下移動するよ
うになっている。
前記ガイド枠体(3)の最下部(詳しくは前記基盤枠体
(3b)の最下部)には、前記可動堰体(2)の移動下限
を下方から接当規制して前記可動堰体(2)の下死点を
設定する下死点設定具(7)が装着されており、該下死
点設定具(7)にて前記可動堰体(2)をその下降時に
おける下死点状態で停止させることができるようになっ
ている。そして該下死点状態で可動堰体(2)を停止さ
せると、該下死点状態での可動堰体(2)は、その開口
部(2a)の高さが前記固定堰体(1)の開口部(1a)の
高さに合致して該量移行部(1a),(2a)を経由して水
が上流側から下流側へ通流できるようになる。そして該
下死点状態での可動堰体(2)は、前記操作機構(6)
を操作して前記弁棒(2b)を上昇させることにより、そ
れに従動して上昇し、その開口部(2a)下線を越流して
開口部(2a)を通流する水の量を制限して堰開度が抑制
されるようになる。そして前記可動堰体(2)を更に上
昇させると、水が前記可動堰体(2)の開口部(2a)下
縁を全く越流できなくなり、堰全閉の状態となる。
前記ガイド枠体(3)の最上部(詳しくは前記基盤枠体
(3b)の最上部)には、第3図にも示す如く前記可動堰
体(2)の移動上限を定位置にて上方から接当規制す
る、市販アングル材からなるストッパ(8)が左右一対
に装着されている。そして該ストッパ(8)の適宜位置
にはネジ孔(8a)が上下方向に貫設されており、該ネジ
孔(8a)には、可動堰体(2)の移動上限位置調整用の
突出体としてのアジャストボルト(9)を、その下端が
ストッパ(8)下面よりも下方へ突出する状態で螺合挿
入してあり、その螺合量を調整することにより、前記突
出体としてのアジャストボルト(9)のストッパ(8)
下面からの突出量が微調整されるようになっている。な
お、(10)は前記アジャストボルト(9)の調整が完了
した状態で該状態を固定するための固定ナットである。
かかる堰体構造にあっては、前記ストッパ(8)に前記
ストッパ(8)の下面からの突出量が調整自在な突出体
としてのアジャストボルト(9)が設けられているの
で、該アジャストボルト(9)の下方突出量を調整する
ことによって前記可動堰体(2)の移動上限が微妙に調
整できるようになる。その結果、前記固定堰体(1)の
開口部(1a)の高さが若干ばらつくとしても、前記可動
堰体(2)の移動上限を微調整して該移動上限に位置す
る可動堰体(2)の下部の高さを前記固定堰体(1)の
開口部の高さに合致させることができるようになり、も
って前記可動堰体(2)の下から水が洩れるという微妙
な問題も解消されることとなる。
なお、前記突出体としては、上述のアジャストボルト
(9)に替え、前記ストッパ(8)の適宜位置に穿設し
た貫通孔(図外)に上下位置調整されつつ挿入され且つ
セットボルト等にて調整後の固定が行われる棒状体(図
外)を用いることもできる。
また、前記ストッパ(8)は市販アングル材からなって
いるため、その強度は高く、そのコストは低廉である。
〔別実施例〕
本発明は、第4図及び第5図に示す如く、固定堰体
(1)の天面に前記操作機構(6)が直結されたものに
おいても適用できるのはいうまでもない。この場合、ス
トッパ(8)は第(6)図に示す如く、ガイド枠体トッ
パ(3)の上流側立壁面上部に取着されているが、該ス
トッパ(8)に上述の実施例と同様のアジャストボルト
(9)を前記該突出体として装着すればよい。
また、第7図に示す如く、前記突出体としてのアジャス
トボルト(9)を前記可動堰体(2)側に設けてもよ
い。
また、上述の各実施例における可動堰体(2)のように
開口部(2a)を有しているものでなく、開口部を有して
いない可動堰体を上下に移動させて堰開閉を行う堰体構
造においても、該堰体を越流して水が流れるタイプの堰
体構造であれば事情は同じである。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る堰体構造の実施例を示す縦断側面
図、第2図はその縦断正面図、第3図はその要部を示す
斜視図、第4図は本発明に係る堰体構造の別実施例を示
す縦断側面図、第5図はその縦断正面図、第6図はその
要部を示す斜視図、第7図は本発明に係る堰体構造の更
なる別実施例の要部を示す斜視図、第8図は従来の堰体
構造を示す縦断側面図である。 (1)……固定堰体、(1a)……開口部、(2)……可
動堰体、(8)……ストッパ、(9)……突出体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部(1a)を有する固定堰体(1)に対
    して可動堰体(2)を上下移動自在に取付け、該可動堰
    体(2)の移動によって堰開閉が行われると共に、該可
    動堰体(2)の移動上限を定位置にて接当規制するスト
    ッパ(8)を前記固定堰体(1)に設けてある堰体構造
    であって、前記ストッパ(8)又は前記可動堰体(2)
    には、前記可動堰体(2)の移動上限位置調整用の突出
    体(9)を突出量調整自在に設けてある堰体構造。
JP13184689A 1989-05-25 1989-05-25 堰体構造 Expired - Lifetime JPH0694645B2 (ja)

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JPH02311612A JPH02311612A (ja) 1990-12-27
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JPH0549828U (ja) * 1991-12-05 1993-07-02 株式会社クボタ 制水扉装置
JP6393948B2 (ja) * 2014-03-27 2018-09-26 前澤工業株式会社 制水扉およびその搬入方法

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