JPH0694643B2 - 簡易貯水池又は簡易水路 - Google Patents

簡易貯水池又は簡易水路

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JPH0694643B2
JPH0694643B2 JP19795385A JP19795385A JPH0694643B2 JP H0694643 B2 JPH0694643 B2 JP H0694643B2 JP 19795385 A JP19795385 A JP 19795385A JP 19795385 A JP19795385 A JP 19795385A JP H0694643 B2 JPH0694643 B2 JP H0694643B2
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water
reservoir
tubular body
waterway
flexible membrane
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JP19795385A
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JPS6290417A (ja
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昭 西村
義臣 辻
一郎 丸山
春彦 松岡
敏彦 滝口
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自立する堤をもつた簡易貯水池又は簡易水路に
関するものである。
(従来技術) ゴムシートやゴム引布等の可撓性膜材を貼合わせて簡易
な貯水池や水路とするものがある。これらは通常地面を
素堀して凹地となし、その上に上記膜材を敷設するもの
である。第4図にその概略図を示す。なお第4図中
(1)は可撓性膜材、(4)は水、(7)は地面、
(8)は素堀である。
(発明が解決しようとする問題点) ここで問題なのは地面を素堀することであり、コスト高
となる。
上記に鑑み本発明は、この素堀のコストが不要な地上に
設ける、もしくはそれほど深く掘らずとも貯水池又は水
路とするものを開発したものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、貯水池又は水路の底面を形成する可撓性膜材
よりなる底部と、該底部の端部に設けた側面を形成する
可撓性膜材よりなる筒状体の側部とより構成され、該筒
状体の内部に少なくとも高吸水性樹脂と水を入れ、高吸
水性樹脂の吸水による膨潤を利用して該筒状体を膨満せ
しめ自立する堤とし貯水池又は水路とすることを特徴と
する簡易貯水池又は簡易水路である。
即ち本発明に於いては、第1図のように底部(2′)と
する可撓性膜材の端部に可撓性膜材よりなる閉じた筒状
体(2)を設け、該筒状体(2)に高吸水性樹脂と水の
両者(3)を入れて、高吸水性樹脂の吸水による膨潤を
利用して膨満して自立する堤とした構造のものである。
底部の四方に堤を設ければ貯水池となり、底部の両側に
堤を設ければ水路となる。なお第1図中(4)は水、
(7)は地面である。
上記の具体的施工方法を第2図に示す。なお第2図は水
路に関する。まず長尺の可撓性膜材の幅方向の端部分を
折り返し、膨満すれば筒状体(2)となるようにする。
第2図では折り返した部分の端を底部(2′)に接着剤
(5)で貼合わしている(図(a)参照)。
筒状体の内部へは高吸水性樹脂を入れ、次に水を注入し
て放置し、高吸水性樹脂を膨潤させ(図(b)参照)、
該筒状体内に膨満させる。膨満して自立した部分が堤で
あり通常の可撓性膜材の部分は水路の底部(2′)を成
す(図(c)参照)。
好ましくは第3図のように、筒状体(2)に開閉可能な
ファスナー(6)をとりつけておく。即ち該水路の敷設
時には筒状体には何も充填せず折りたたんだり、巻いた
りして軽量にして運搬してきて展開し、敷設後ファスナ
ーを開けて高吸水性樹脂を入れ、ファスナーを閉じて水
を注水する。このようにすれば、不要の際の撤去時には
ファスナーを開け、充填物を撤去すればよく、可撓性膜
材の水路は再使用も可能である。
筒状体に入れるものは高吸水性樹脂と水のみに限るもの
ではない。例えば高吸水性樹脂の相対量を減らしたり、
適度な重量の堤としたりする場合には砂、石なども併せ
て充填してもよい。また、強度と膨潤度を調整するため
高吸水性樹脂はゴム、プラスチックに練りこんでおいて
もよい。
本発明に於ける高吸水性樹脂とは、水につけた時体積で
数倍以上、好ましくは数十倍以上吸水して膨潤するもの
であって、例えば、 (イ)α−オレフインと無水マレイン酸の共重合体例え
ばイソブチレンと無水マレイン酸の共重合体(水を吸収
して約200倍位いにも膨潤する) (ロ)アクリル酸系ポリマー (ハ)アクリロニトリルを澱粉にグラフトして加水分解
したもの (ニ)酢酸ビニルとビニルアルコールの共重合体 (ホ)ポリビニルアルコールのカルボン酸変性物 などがあり、それ単独でもよいが、前記の如く適当な強
度と柔軟性をもたせるため、高吸水性樹脂とゴム(例え
ば天然ゴム、各種合成ゴム)あるいはプラスチック(例
えばポリ塩化ビニル)を練りあわせて吸水体とすること
もある。
(作用) 以上の様に本発明に於いては筒状体の中に少なくとも高
吸水性樹脂と水を入れることにより樹脂の吸水による膨
潤により筒状体を膨満させる作用を有する。
(発明の効果) 以上の様な本発明の貯水池又は水路によると次の様な効
果がある。
傷がついても倒れたり収縮したりしない。
堤はいったん膨満すれば、少々傷がついて包んでいる可
撓性膜材が破れても内部の充填物が自立的形状を成す塊
状体であるため形態は崩れず安全である。
施工が容易である。
地面を堀り下げる必要がない。又充填物を入れずに運搬
してきて敷設後高吸水性樹脂等の水以外の充填物および
水を入れることが出来る。筒状体にファスナーを設ける
とさらに施工及び撤去も容易である。
コストが安い。
上記の如く施工が容易でありコストが安い。又充填物の
高吸水性樹脂は水で膨潤させて嵩を増やせばよいので充
填物の材料費も安い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の貯水池又は水路の断面図、第2図
(a)、(b)、(c)は第1図のものの施工手順(た
だし水路の場合)を説明する図、第3図は本発明の貯水
池又は水路の他の例の部分的斜視図を夫々例示してい
る。 第4図は従来の可撓性膜材製貯水池又は水路の断面図を
例示している。 (2)……可撓性膜材の筒状体、 (2′)……可撓性膜材の底部、 (3)……高吸水性樹脂と水、(4)……水、 (5)……接着剤、(6)……ファスナー、(7)……
地面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 春彦 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 滝口 敏彦 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯水池又は水路の底面を形成する可撓性膜
    材よりなる底部と、該底部の端部に設けた側面を形成す
    る可撓性膜材よりなる筒状体の側部とより構成され、該
    筒状体の内部に少なくとも高吸水性樹脂と水を入れ、高
    吸水性樹脂の吸水による膨潤を利用して該筒状体を膨満
    せしめ自立する堤とし貯水池又は水路とすることを特徴
    とする簡易貯水池又は簡易水路。
  2. 【請求項2】筒状体の一部に開閉可能なファスナーを設
    ける特許請求の範囲第(1)項記載の簡易貯水池又は簡
    易水路。
  3. 【請求項3】可撓性膜材がゴム引布である特許請求の範
    囲第(1)項記載の簡易貯水池又は簡易水路。
  4. 【請求項4】筒状体が、可撓性膜材の端部分を利用した
    ものであり、底部の延長で形成される特許請求の範囲第
    (1)項記載の簡易貯水池又は簡易水路。
  5. 【請求項5】筒状体の内部に高吸水性樹脂と水に加え、
    ゴム又はブラスチックを含めて入れる特許請求の範囲第
    (1)項記載の簡易貯水池又は簡易水路。
  6. 【請求項6】筒状体の内部に高吸水性樹脂と水に加え、
    砂、石を含めて入れる特許請求の範囲第(1)項記載の
    簡易貯水池又は簡易水路。
JP19795385A 1985-09-07 1985-09-07 簡易貯水池又は簡易水路 Expired - Lifetime JPH0694643B2 (ja)

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JPS6290417A JPS6290417A (ja) 1987-04-24
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DE4007669C3 (de) * 1990-03-10 1997-11-13 Wolf Gmbh Richard Vorrichtung zur Stoßwellenbehandlung

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