JPH069447Y2 - 正特性サーミスタ装置 - Google Patents
正特性サーミスタ装置Info
- Publication number
- JPH069447Y2 JPH069447Y2 JP5030988U JP5030988U JPH069447Y2 JP H069447 Y2 JPH069447 Y2 JP H069447Y2 JP 5030988 U JP5030988 U JP 5030988U JP 5030988 U JP5030988 U JP 5030988U JP H069447 Y2 JPH069447 Y2 JP H069447Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin case
- heat sink
- temperature coefficient
- positive temperature
- thermistor device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Resistors (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は定温発熱体，温度センサなどに利用される正特
性サーミスタ装置、更に詳しくは正特性サーミスタをケ
ース内に装填してなり、製造が容易でかつ長期的に安定
した特性が保持できる正特性サーミスタ装置に関する。
性サーミスタ装置、更に詳しくは正特性サーミスタをケ
ース内に装填してなり、製造が容易でかつ長期的に安定
した特性が保持できる正特性サーミスタ装置に関する。
（従来の技術） 正特性サーミスタを樹脂ケース内に装填してなる従来の
正特性サーミスタ装置は、第４図及び第５図に示すよう
に、樹脂ケース１と、前記樹脂ケース内に装填される正
特性サーミスタ２と、前記正特性サーミスタが当接する
電極端子付放熱板３と、前記正特性サーミスタを前記放
熱板に当接保持させる弾性電極端子４とから構成されて
いる。前記放熱板は端部に形成された爪部５によって樹
脂ケースに固定されている。
正特性サーミスタ装置は、第４図及び第５図に示すよう
に、樹脂ケース１と、前記樹脂ケース内に装填される正
特性サーミスタ２と、前記正特性サーミスタが当接する
電極端子付放熱板３と、前記正特性サーミスタを前記放
熱板に当接保持させる弾性電極端子４とから構成されて
いる。前記放熱板は端部に形成された爪部５によって樹
脂ケースに固定されている。
（考案が解決しようとする課題） 放熱板端部に形成された爪部によって放熱板を樹脂ケー
スに固定している従来の正特性サーミスタ装置は、弾性
電極端子によって放熱板が正特性サーミスタを介して常
時加圧されているため、正特性サーミスタの当接してい
る放熱板中央部に盛り上がり現象を生じる。この現象は
正特性サーミスタ装置の被加熱体又は被側温対への装着
の不具合を生じさせ、熱伝導率低下の要因となる。ま
た、樹脂ケースに沿って折り曲げられた放熱板の爪部に
は、常時応力が加わっているため、長期間の使用により
爪部の曲げ部分に戻りがおこり放熱板と樹脂ケースの間
に空隙を生じ、この空隙から侵入する塵埃等によって特
性に悪影響を及ぼす恐れがある。更に、爪部の戻りが著
しい場合には、放熱板の脱落の危険がある。尚、製造工
程においては、樹脂ケースに放熱板をセットし、該放熱
板の爪部（通常４箇所）を折り曲げる工程を有する。
スに固定している従来の正特性サーミスタ装置は、弾性
電極端子によって放熱板が正特性サーミスタを介して常
時加圧されているため、正特性サーミスタの当接してい
る放熱板中央部に盛り上がり現象を生じる。この現象は
正特性サーミスタ装置の被加熱体又は被側温対への装着
の不具合を生じさせ、熱伝導率低下の要因となる。ま
た、樹脂ケースに沿って折り曲げられた放熱板の爪部に
は、常時応力が加わっているため、長期間の使用により
爪部の曲げ部分に戻りがおこり放熱板と樹脂ケースの間
に空隙を生じ、この空隙から侵入する塵埃等によって特
性に悪影響を及ぼす恐れがある。更に、爪部の戻りが著
しい場合には、放熱板の脱落の危険がある。尚、製造工
程においては、樹脂ケースに放熱板をセットし、該放熱
板の爪部（通常４箇所）を折り曲げる工程を有する。
本考案の目的は、前述した欠点を解消し放熱板が簡単且
つ確実に装着された正特性サーミスタ装置を提供するこ
とにある。
つ確実に装着された正特性サーミスタ装置を提供するこ
とにある。
（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために、本考案による正特性サーミ
スタ装置は、両側面の長さ方向に形成された溝の少なく
ともいずれかの部位に設けられた嵌合部を有する樹脂ケ
ースと、前記嵌合部に嵌合する嵌合部を有する折曲部及
び電極端子が形成された放熱板と、前記樹脂ケース内に
装填されかつ放熱板に当接されてなる正特性サーミスタ
と、前記正特性サーミスタを放熱板に当接保持させる弾
性電極端子とから構成されており、前記放熱板の折曲部
は樹脂ケースの溝にスライド挿入されている。
スタ装置は、両側面の長さ方向に形成された溝の少なく
ともいずれかの部位に設けられた嵌合部を有する樹脂ケ
ースと、前記嵌合部に嵌合する嵌合部を有する折曲部及
び電極端子が形成された放熱板と、前記樹脂ケース内に
装填されかつ放熱板に当接されてなる正特性サーミスタ
と、前記正特性サーミスタを放熱板に当接保持させる弾
性電極端子とから構成されており、前記放熱板の折曲部
は樹脂ケースの溝にスライド挿入されている。
（作用） 本考案の正特性サーミスタ装置は、樹脂ケースの溝に放
熱板の折曲部をスライド挿入するだけで確実に放熱板を
樹脂ケースに装着することができ、折曲部は溝に挿入さ
れているので、弾性電極端子の加圧によって折曲部に戻
りを生じることがない。
熱板の折曲部をスライド挿入するだけで確実に放熱板を
樹脂ケースに装着することができ、折曲部は溝に挿入さ
れているので、弾性電極端子の加圧によって折曲部に戻
りを生じることがない。
（実施例） 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第１図
は本考案の正特性サーミスタ装置の一実施例を示す断面
図、第２図は第１図の分解斜視図第３図は本考案を構成
する電極端子付放熱板の一実施例を示す斜視図である。
は本考案の正特性サーミスタ装置の一実施例を示す断面
図、第２図は第１図の分解斜視図第３図は本考案を構成
する電極端子付放熱板の一実施例を示す斜視図である。
第１図〜第３図において、６は樹脂ケースであり、その
両側面に溝７を有し該溝７の端部には嵌合部８を設けて
ある。また９は弾性電極端子の端子取り出し口である。
１０は前記樹脂ケース６の両側面の溝７に差し込むため
の折曲部１１を有し更に電極端子１２を兼ね備えた放熱
板である。１３は嵌合部で前記樹脂ケース６へ前記放熱
板１０を差し込んだ時に前記樹脂ケース６の嵌合部８と
当接する所である。嵌合部１３及び８は、凸凹，段差，
きざみめ，波状などに形成されている。４は弾性電極端
子であり、前記樹脂ケース６内に装填されかつ放熱板１
０に正特性サーミスタ２を押圧させる弾性板をも兼ねて
いる。
両側面に溝７を有し該溝７の端部には嵌合部８を設けて
ある。また９は弾性電極端子の端子取り出し口である。
１０は前記樹脂ケース６の両側面の溝７に差し込むため
の折曲部１１を有し更に電極端子１２を兼ね備えた放熱
板である。１３は嵌合部で前記樹脂ケース６へ前記放熱
板１０を差し込んだ時に前記樹脂ケース６の嵌合部８と
当接する所である。嵌合部１３及び８は、凸凹，段差，
きざみめ，波状などに形成されている。４は弾性電極端
子であり、前記樹脂ケース６内に装填されかつ放熱板１
０に正特性サーミスタ２を押圧させる弾性板をも兼ねて
いる。
そしてこのように構成される本考案の正特性サーミスタ
装置は、まず樹脂ケース６に弾性電極端子４を樹脂ケー
ス６の端子取り出し口９に差し込み、その上に正特性サ
ーミスタ２を置き、放熱板１０の折曲部１１を樹脂ケー
ス６の溝７にスライドさせることにより挿入させ、折曲
部１１の嵌合部１３と溝７の嵌合部８とを嵌め合わせる
ことにより固定する。
装置は、まず樹脂ケース６に弾性電極端子４を樹脂ケー
ス６の端子取り出し口９に差し込み、その上に正特性サ
ーミスタ２を置き、放熱板１０の折曲部１１を樹脂ケー
ス６の溝７にスライドさせることにより挿入させ、折曲
部１１の嵌合部１３と溝７の嵌合部８とを嵌め合わせる
ことにより固定する。
（考案の効果） 以上説明したように本考案は、樹脂ケースの溝に放熱板
の折曲部をスライド挿入させることによって簡単に装着
でき、各嵌合部によって確実に固定された正特性サーミ
スタ装置である。故に長期間使用した場合においても折
曲部に戻りが生じることがなく安定した特性を保持で
き、実用上極めて有用なものである。
の折曲部をスライド挿入させることによって簡単に装着
でき、各嵌合部によって確実に固定された正特性サーミ
スタ装置である。故に長期間使用した場合においても折
曲部に戻りが生じることがなく安定した特性を保持で
き、実用上極めて有用なものである。
第１図は本考案の正特性サーミスタ装置の一実施例を示
す断面図、第２図は第１図の分解斜視図、第３図は本考
案を構成する電極端子付放熱板の一実施例を示す斜視
図、第４図は従来の正特性サーミスタ装置の断面図、第
５図は第４図の分解斜視図である。 １……樹脂ケース、２……正特性サーミスタ、３……電
極端子付放熱板、４……弾性電極端子、５……爪部、６
……樹脂ケース、７……溝、８……嵌合部（溝側）、９
……端子取り出し口、１０……放熱板、１１……折曲
部、１２……電極端子、１３……嵌合部（折曲部側）
す断面図、第２図は第１図の分解斜視図、第３図は本考
案を構成する電極端子付放熱板の一実施例を示す斜視
図、第４図は従来の正特性サーミスタ装置の断面図、第
５図は第４図の分解斜視図である。 １……樹脂ケース、２……正特性サーミスタ、３……電
極端子付放熱板、４……弾性電極端子、５……爪部、６
……樹脂ケース、７……溝、８……嵌合部（溝側）、９
……端子取り出し口、１０……放熱板、１１……折曲
部、１２……電極端子、１３……嵌合部（折曲部側）
Claims (1)
- 【請求項１】両側面の長さ方向に形成された溝(7)の少
なくともいずれかの部位に設けられた嵌合部(8)を有す
る樹脂ケース(6)と、前記嵌合部(8)に嵌合する嵌合部(1
3)を有する折曲部(11)及び電極端子(12)が形成された放
熱板(10)と、前記樹脂ケース(6)内に装填されかつ放熱
板(10) に当接されてなる正特性サーミスタ(2)と、前
記正特性サーミスタ(2)を放熱板(10)に当接保持させる
弾性電極端子(4)とから構成されたことを特徴とする正
特性サーミスタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5030988U JPH069447Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 正特性サーミスタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5030988U JPH069447Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 正特性サーミスタ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01154602U JPH01154602U (ja) | 1989-10-24 |
| JPH069447Y2 true JPH069447Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31276364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5030988U Expired - Lifetime JPH069447Y2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | 正特性サーミスタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069447Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5140298A (en) * | 1990-09-04 | 1992-08-18 | International Business Machines Corporation | Ceramic base component packaging assembly |
-
1988
- 1988-04-14 JP JP5030988U patent/JPH069447Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01154602U (ja) | 1989-10-24 |
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