JPH069432Y2 - 熱動式過電流継電器 - Google Patents

熱動式過電流継電器

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JPH069432Y2
JPH069432Y2 JP1986159003U JP15900386U JPH069432Y2 JP H069432 Y2 JPH069432 Y2 JP H069432Y2 JP 1986159003 U JP1986159003 U JP 1986159003U JP 15900386 U JP15900386 U JP 15900386U JP H069432 Y2 JPH069432 Y2 JP H069432Y2
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H75/00Protective overload circuit-breaking switches in which excess current opens the contacts by automatic release of mechanical energy stored by previous operation of power reset mechanism
    • HELECTRICITY
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H83/00Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current
    • H01H83/20Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition
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    • H01H83/223Protective switches, e.g. circuit-breaking switches, or protective relays operated by abnormal electrical conditions otherwise than solely by excess current operated by excess current as well as by some other abnormal electrical condition the other condition being imbalance of two or more currents or voltages with bimetal elements
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    • H01H61/01Details
    • HELECTRICITY
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    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/10Operating or release mechanisms
    • H01H2071/109Operating or release mechanisms with provisions for selecting between automatic or manual reset

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、モータ等を過負荷による焼損事故から保護
する熱動式過電流継電器の接点動作機構部分の構造に関
するものである。
[従来の技術] 第11図から第17図は従来の熱動式過電流継電器を示
すもので、第11図はカバー(2)を取外した場合の正
面図、第12図は第11図の切断線A−Aで切断した場
合のA−A断面図、第13図は同じく第11図の切断線
B−Bで切断した場合のB−B断面図、第14図は同じ
く第11図の切断線C−Cで切断した場合のC−C断面
図、また、第15図は可動接触子、第16図は作動レバ
ー、第17図は反転機構の要部斜視図である。
図において、(1)はケース、(2)はカバーである。
(3)は各相毎に設けられたバイメタルで、主回路電流
が流れて発熱するヒータ(4)が巻回されていて、その
ヒータ(4)により加熱され、第11図に図示された破
線のように彎曲変形する。負荷側主回路端子(5)はそ
の舌部(5a)にバイメタル(3)の上端を接合固定し
ている。また、負荷側主回路端子(5)は締付ネジ
(6)によりケース(1)に固定されており、その一端
(5b)には負荷側主回路(外部回路)接続用の端子ネ
ジ(7)が螺着されている。そして、前記バイメタル
(3)の下端で、ヒータ(4)の下端部(4b)が溶接
等の手段により電気的に接続されている。
電源側主回路端子(40)は、第14図に示すように、
その一端(40a)にはヒータ(4)の上端部(4a)
が溶接等の手段により電気的に接続されている。また、
電源側主回路端子(40)の左端部(40b)は電磁接
触器(図示せず)等の電源回路の端子に螺着されてい
る。連動板(8)は各極のバイメタル(3)の先端に当
接し、バイメタル(3)の変形動作を伝達する。そし
て、第11図に示す連動板(8)の左端部では温度補償
バイメタル(9)の下端部を押圧するように配置されて
いる。作動レバー(10)は温度補償バイメタル(9)
の上端部を固着し、軸(11)の回りに回転自在に配置
されている。
前記軸(11)はレバー支持部材(12)によって、第
13図に示すように、その両端部を支えている。レバー
支持部材(12)はそのL字状曲げ内側角(12a)で
ケース(1)のエッジ部(1a)に当接し、そこで支点
支持されており、第1の舌部(12b)で調節ネジ(1
3)に押圧当接されている。また、第2の舌部(12
c)は板バネ(14)によって、第11図に示す左方向
に附勢力を受けている。
したがって、調節ネジ(13)の上方に設けられた調整
ツマミ(15)を回転させることにより、レバー支持部
材(12)はエッジ部(1a)を中心とした回動動作を
行う。そして、レバー支持部材(12)に取付けた軸
(11)は、第11図において略左右方向の位置変化を
行い、ヒータ(4)の電流により彎曲するバイメタル
(3)の彎曲量に応動す動作電流を調整する。
可動接触子(16)は弾性及び導電性を有する金属薄板
よりなり、第15図に示すように、内側梁部(16a)
と外側梁部(16b)とからなる形状に打抜かれ、内側
梁部(16a)の先端と外側梁部(16b)との間には
コ字状板バネ(17)が押圧附勢するよう係合されてい
る。また、可動接触子(16)の接点部(16c)は、
常閉接点用固定接触子(18)と当接するように対向配
置して常閉接点を構成している。そして、第15図に示
す可動接触子(16)の下端部(16e)はその穴(1
6g)により、第11図に示す常閉可動側端子(19)
にカシメ固定している。常閉可動側端子(19)は第1
3図に示すように締付ネジ(20)により、ケース
(1)に固定されている。
可動接触子(16)の内側梁部(16a)は、第16図
に示す作動レバー(10)の先端部に設けられた略T字
形状の穴(10a)に挿通されている。可動接触子(1
6)の外側梁部(16b)の延長された上端部(16
f)は、クロスバー(21)の左端部に設けた溝(21
a)に係合されている。クロスバー(21)はケース
(1)によって、第11図の左右方向に移動自在にガイ
ドされている。
常開固定接触子(24)及び常開可動接触子(25)は
弾性及び導電性を有する金属導板からなり、第12図に
示す常開固定側端子(22)、常開可動側端子(23)
に各々カシメ固定されている。常開可動接触子(25)
の変化における上部先端の背面(25a)はクロスバー
(21)の突出片(21g)に当接配置されている。リ
セットバー(26)はケース(1)によって摺動自在に
保持され、第11図の上下方向に移動可能である。通
常、リセットバー(26)はエッジ部(26c)で戻し
バネ(27)によって、上方向への弾性力を受けて附勢
され上限の停止点で停止している。このとき、リセット
バー(26)の下部垂直面(26d)は常開固定接触子
(24)の背面に設けた曲線部(24a)に当接してい
る。そして、その斜面部(26a)はリセットバー(2
6)の下方向への移動により前記曲線部(24a)を摺
動押圧し、常開固定接触子(24)を第11図の右方向
へ移動させる。
自動復帰方式でこの熱動式過電流継電器を使用する場合
には、リセットバー(26)を下方に押し下げ、切換板
(30)を第11図の左方向に移動させ、切換板(3
0)の先端をリセットバー(26)に設けられた係止用
穴(26b)に挿入し、ケース(1)の嵌合突部(1
b)と切換板(30)の底面の嵌合凹部とを嵌合状態と
して、リセットバー(26)の上方向への戻りを拘束す
るように構成する。
このように構成された従来の熱動式過電流継電器は、次
のように動作する。
第14図において、主回路電流は電源側主回路端子(4
0)からヒータ(4)を通りバイメタル(3)を経て負
荷側主回路端子(5)へと通電される。負荷側主回路端
子(5)の一端(5b)に螺着された端子ネジ(7)に
は電線(図示せず)が接続されていて、その先は、電動
機等の負荷(図示せず)に接続されている。したがっ
て、上記主回路電流は負荷電流と同一となる。そして、
主回路電流がヒータ(4)及びバイメタル(3)によっ
て発生するジュール熱によって、バイメタル(3)は加
熱されて第11図に破線で示すように彎曲させられる。
上記の負荷が過電流の状態になると、主回路電流は増大
し、第11図の破線図で示したバイメタル(3)の彎曲
はさらに大きくなる。このため、連動板(8)はバイメ
タル(3)の先端に押圧されて第11図に左方向に移動
する。連動板(8)が左方向に移動すると、その左端部
に押圧されて温度補償バイメタル(9)と作動レバー
(10)の連結体は軸(11)を中心として時計方向に
回動させられ、作動レバー(10)の先端に設けられた
略T字形状の穴(10a)の周囲に当接する可動接触子
(16)の内側梁部(16a)も第11図の右側に撓め
られる。
そして、コ字形状板バネ(17)の附勢力の方向と、可
動接触子(16)の外側梁部(16b)が元に戻ろうと
するバネ力との関係によって決定されるデッドポイント
まで、内側梁部(16a)が撓められて移動したとき、
可動接触子(16)は急転し、第11図において外側梁
部(16b)は左側に、内側梁部(16a)は右側に跳
躍する。
したがって、接点部(16c)と常閉接点用固定接触子
(18)との当接により、電気的導通を保っていた常閉
接点は開離し遮断状態となる。
また、クロスバー(21)は外側梁部(16b)の上端
部(16f)に引張られて、第11図の左側に移動し
て、突出片(21g)は常開可動接触子(25)を左方
向に変位させる。このため、常開可動接触子(25)は
常開固定接触子(24)と当接して電気的に導通状態に
なる。
故に、前記常閉接点を主回路電流を開閉する電磁接触器
(図示せず)の操作コイル回路に直列に接続することに
より、電動機等の負荷(図示せず)が過負荷となったと
きに主回路を遮断して保護することができる。また、前
記常開接点に直列に警報ランプ等の回路を接続するこい
とにより、過負荷の警報信号を出力することができる。
主回路電流が遮断され、バイメタル(3)が元の状態に
戻った後、前記常開・常閉接点を元に戻すには、外部よ
り手動操作により、リセットバー(26)を第11図の
下方向へ押し下げることにより行う。リセットバー(2
6)を手動により第11図の下方向へ戻しばね(27)
の弾性力に抗しながら押し下げると、斜面部(26a)
が常開固定接触子(24)の背面の曲線部(24a)を
右方向へ押圧し、常開固定接触子(24)は第11図の
右方向に撓められる。常開固定接触子(24)に当接し
ている常開可動接触子(25)も右方向に移動させら
れ、クロスバー(21)は突出片(21g)が常開可動
接触子(25)の背面(25a)に押圧されて同図右方
向へ移動する。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のように構成され動作する従来の熱動式過電流継電
器における自動復帰は、リセットバー(26)の斜面
(26a)により常開固定接触子(24)を第11図の
右の方向に押して位置を変更し、そのリセットバー(2
6)の上方への戻りを切換板(30)で阻止することに
より行っている。
しかし、上記の構成では、リセットバー(26)の動作
方向と常開固定接触子(24)の動く方向が90度の角
度をなしており、かつ、常開固定接触子(24)の変形
量はケース(1)、リセットバー(26)、切換板(3
0)、常開固定接触子(24)の4つの部品の精度で決
定されるという事由により、自動復帰に設定する場合の
変更精度が算出し難いという問題点があった。
また、自動復帰に設定した場合には常開接点のオーバト
ラベル(接点の接触状態からさらに弾性力を持って接点
が動く寸法)が得られないという問題点があった。
そこで、この考案は上記の問題点を解決すべくなされた
もので、自動復帰に設定する場合の寸法精度がだしやす
く、かつ、オーバトラベルの得やすい熱動式過電流継電
器の提供を目的としている。
[問題点を解決するための手段] この考案にかかる熱動式過電流継電器は、常開接点を構
成する一端に接点部を有する弾性及び導電性を有する薄
板よりなる常開固定接触子及び常開可動側端子と、軸支
され回動する切換レバーの一端で、前記常開固定接触子
の接点部の裏側面に当接して、前記常開固定接触子を前
記常開可動接触子側に変位させ、切換レバーの他端で2
位値に保持することにより、自動復帰位置及び手動復帰
位置に切換可能な接点動作機構を具備するものである。
[作用] この考案においては、回動する切換レバーの先端で直
接、常開固定接触子を常開可動接触子の方向に変形させ
ることで寸法誤差を減少させ、かつ、切換レバーの先端
が常開固定接触子を押す位置を接点位置と常開固定側端
子との固定部との間の位置とすることにより、オーバト
ラベルを得ることができる。
[実施例] 第1図〜第10図はこの考案の実施例の熱動式過電流継
電器を示すもので、第1図はカバー(2)を取外した場
合の正面図、第2図は第1図の切断線U−Uで切断した
場合のU−U断面図、第3図は同じく第1図の切断線V
−Vで切断した場合のV−V断面図、第4図は同じく第
1図の切断線W−Wで切断した場合の要部W−W断面
図、第5図は同じく第1図の切断線X−Xで切断した場
合のX−X断面図、また、第6図は加熱素子部分の平面
及び正面及び左右側面図、第7図は常開接点及びリセッ
ト装置部分の部品の分解斜視図、第8図は常閉接点及び
反転機構部分の部品の分解斜視図、そして、第9図は第
1レバー及び第2レバーの斜視図を示す部品の分解斜視
図、第10図はこの考案の実施例の熱動式過電流継電器
を示す背面図(第5図のY方向の矢視図)である。な
お、図中、第11図から第17図と同一符号及び同一記
号は、従来の熱動式過電流継電器の構成部分と同一また
は相当部分を示すものである。
図において、各相毎に設けられたバイメタル(3)は、
主回路電流が流れて発熱するヒータ(4)により加熱さ
れて第1図の破線で図示したように彎曲変形する。
負荷側主回路端子(5)はL字形状を有しており、その
L字形状の一端(5b)には負荷側主回路(外部回路)
接続用の端子ネジ(7)が螺着されており、他端(5
c)は溶接等の手段によりバイメタル支持部材(50)
に電気的・機械的に接続している。バイメタル支持部材
(50)はその舌部(50a)に、バイメタル(3)の
上端を溶接等の手段で電気的・機械的に接合固定してい
る。
電源側主回路端子(40)は第5図及び第6図に示すよ
うに、その一端(40a)にはヒータ(4)の上端部
(4a)が溶接等の手段により電気的に接続されてい
る。また、電源側主回路端子(40)の左端部(40
b)は電磁接触器(図示せず)等の電源回路の端子に螺
着されている。
耐熱性を有する樹脂から成るヒータ支持体(51)は、
その第1溝部(51a)で電源側主回路端子(40)を
挾持することにより固定している。また、第2の溝部
(51b)で、バイメタル支持部材(50)の舌部(5
0a)とバイメタル(3)の上端の接合部を各々挾持す
ることにより固定している。ヒータ支持体(51)はそ
の右端部に形成した円柱状のピン(51c)を、バイメ
タル支持部材(50)の上端部に穿った穴(50c)に
挿通している。ヒータ支持体(51)は第6図に示すよ
うに、 電源側主回路端子(40)、バイメタル支持部
材(50)、バイメタル(3)、ヒータ(4)等の主回
路及び加熱素子周辺部品を連結一体化する機能を有して
いる。このように一体化されて第6図のように組立てら
れた加熱素子部分(52)は、ケース(1)に収納され
る。このとき、ヒータ支持体(51)のピン(51c)
の先端は、第5図のY方向の矢視図である第10図に示
すケース(1)の穴(1x)に挿通され、このピン(5
1c)を中心とし、回転自在の状態においてバイメタル
(3)の先端が各相で相互位置が等しくなるよう調整さ
れた後、第5図に示す締付ネジ(6)でバイメタル支持
部材(50)の下端(50b)がケース(1)に固定さ
れる。更に、第10図に示すケース(1)の穴(1y)
に接着樹脂(53)が充填され、バイメタル支持部材
(50)の角部(50d)と穴(1y)の間にできる、
第10図にハッチングで示した空間の接着樹脂(53)
が硬化することにより、バイメタル(3)の第1図の回
転方向の位置は完全に固定される。
バイメタル(3)の加熱彎曲動作を伝達する連動板
(8)は、各極のバイメタル(3)の先端に当接し、第
1図の連動板(8)の左端部で温度補償バイメタル(5
4)の下端部(54c)を押圧するよう配置されてい
る。レバー支持部材(55)はその下部に1対の第1の
支点部(55a)とその上部に1対の第2の支点部(5
5b)が形成されている。そして、常閉可動接触子(5
6)は導電性の金属薄板よりなる。
温度補償バイメタル(54)の略中央部に形成された1
対のエッジ部(54a)はレバー支持部材(55)の第
1の支点部(55a)に、常閉可動接触子(56)の下
部に形成した1対のエッジ部(56a)はレバー支持部
材(55)の第2の支点部(55b)に各々当接し、温
度補償バイメタル(54)の上部に穿った穴(54b)
と常閉可動接触子(56)に穿った穴(56b)との間
に引張コイルバネ(57)が張架されている。
レバー支持部材(55)はそのL字状の曲げ内側角(5
5c)でケース(1)のエッジ部(1a)に当接し、そ
こで支点支持されており、またその第1の舌部(55
d)で調節ネジ(13)に押圧当接され、第2の舌部
(55e)は板バネ(14)により、第1図において左
方向への附勢力を受けるよう構成されている。
したがって、調節ネジ(13)の上に被包された調整ツ
マミ(15)を回転させることにより、レバー支持部材
(55)は第1図においてケース(1)のエッジ部(1
a)を中心とした回動動作を行い、温度補償バイメタル
(54)の下端部(54c)は第1図の略左右方向に位
置変化させることができるから、バイメタル(3)の彎
曲量に応動する動作電流を変化させ、調整することがで
きる。
弾性及び導電性を有する金属薄板よりなる常閉固定接触
子(59)はその下部(59a)で、常閉固定側端子
(58)にカシメ等の手段で電気的・機械的に接続固定
されている。また、その上部に取付けられた接点(59
b)は、常閉可動接触子(56)の上部に設けられた接
点(56c)と対向配置にあって、これら接点の当接開
離により常閉接点が構成されている。
なお、常閉固定側端子(58)はケース(1)に圧入固
定されている。常閉可動側端子(60)はケース(1)
に圧入固定されており、その舌部(60a)は、レバー
支持部材(55)の第1の舌部(55d)に取付けられ
た接触バネ(61)の第1バネ部(61a)と接触して
いる。接触バネ(61)は弾性及び導電性を有する金属
薄板で作られており、常閉可動側端子(60)→接触バ
ネ(61)→レバー支持部材(55)→常閉可動接触子
(56)の経路を通って、常閉接点の可動側への給電が
行われている。
第1図及び第2図において、常開固定側端子(22)及
び常開可動側端子(23)は、ケース(1)に圧入固定
されている。常開固定接触子(24)及び常開可動接触
子(25)の常開固定及び可動の接触子は、いずれも弾
性及び導電性を有する金属薄板よりなり、前記常開固定
側端子(22)及び常開可動側端子(23)に各々その
右端部をカシメ等の手段により電気的・機械的に接続固
定されている。
また、上記常開固定接触子(24)、常開可動接触子
(25)は各々その略左端部に互いに対向するよう接点
(24a)及び接点(25a)が設けられており、この
接点(24a)と接点(25a)の当接及び開離により
常開接点が構成されている。そして、常開可動接触子
(25)は常閉接点及び常開接点を連動動作させる連動
手段を構成する第1レバー(62)で操作される。
第1レバー(62)は第9図の斜視図に示すような略Y
字状の形状で、その中央部の円筒部(62a)で、ケー
ス(1)に設けた突出軸(1z)に挿通され、回動自在
に保持されている。第1レバー(62)は上記円筒部
(62a)を中心として、3方向に伸びる第1の腕(6
2b)、第2の腕(62c)及び第3の腕(62d)よ
りなっており、第1の腕(62b)は先端が2つの突出
片(62e)及び突出片(62f)に別れており、この
突出片(62e)と突出片(62f)で常閉可動接触子
(56)の先端部分(56d)を挾持している。また、
第2の腕(62c)は先端が突出片(62g)及び突出
片(62h)の2つに別れており、この突出片(62
g)と突出片(62h)の間に常開可動接触子(25)
の先端が配置されている。また、第3の腕(62d)は
その先端が第9図に示すように折れ曲がった表示片(6
2j)となっており、この表示片(62j)がケース
(1)の窓(1w)に対応する位置に突出している。
第2レバー(63)は、第1レバー(62)と同様にケ
ース(1)の突出軸(1z)に対し回転自在に保持され
るようその略中央部に半欠き円筒部(63a)を有し、
これを中心として2方向に伸びる第1アーム(63b)
及び第2アーム(63c)とから成る形状を有してい
る。
第1アーム(63b)の先端は突出片(63d)及び突
出片(63e)に分かれ、その間隙には常閉固定接触子
(59)の先端(59c)が挾まれ配置されるよう構成
されている。また、第2アーム(63c)の先端(63
f)は、後述するリセットバー(64)に押圧されるべ
く配置されている。また、前記した接触バネ(61)に
設けた第2バネ部(61b)は、上記第2レバー(6
3)の第1アーム(63b)の略中央部を第1図で左の
方向に押す構成となっている。第2レバー(63)は突
出軸(1z)を中心として反時計方向の附勢力を受け、
ケース(1)のストッパー部(1s)でケース(1)と
当接して止まっている。
リセットバー(64)及び切換レバー(65)はリセッ
トバーケース(66)に組付けられた後、ケース(1)
に取付けられている。リセットバー(64)はその両側
面をリセットバーケース(66)のガイド(66a)及
びガイド(66b)に摺動支持され、第1図において上
下動可能に構成されており、そのバネ受部(64a)と
リセットバーケース(66)に設けたバネ受部(66
c)との間に戻しバネ(67)を圧縮附勢して組付けて
おり、リセットバー(64)は戻しバネ(67)により
上方に附勢されている。
また、リセットバー(64)の下部の第1突起(64
b)は常開固定接触子(24)の上面を押圧すべく配置
し、第2突起(64c)は前記第2レバー(63)の第
2アーム(63c)の先端(63f)を押圧すべく配置
されている。そして、切換レバー(65)は装置の接点
動作後の復帰方式を、手動復帰から自動復帰に切換える
ため、リセットバーケース(66)の軸穴(66d)に
切換レバー(65)の先割軸(65a)を嵌め込んで組
付けられており、この軸穴を中心に切換レバー(65)
が回動する。ガイド穴(66e)は切換レバー(65)
を手動復帰位置、自動復帰位置の2位置で固定するため
の略ダルマ穴となっている。そして、このガイド穴(6
6e)に、切換レバー(65)の突起対(65b)が嵌
り込むように構成されている。なお、第1図は手動復帰
の状態を示すものである。また、自動復帰の時は切換レ
バー(65)は反時計方向に回動させて行い、その先端
(65c)は常開固定接触子(59)の上面を押し下げ
るよう構成される。
次に、本考案の実施例の熱動式過電流継電器の動作につ
いて説明する。
第5図において、主回路電流は電源側主回路端子(4
0)からヒータ(4)を通り、バイメタル(3)、バイ
メタル支持部材(50)を経て、負荷側主回路端子
(5)へと流れる。負荷側主回路端子(5)のL字形の
一端(5b)に螺着された端子ネジ(7)により電線
(図示せず)が締付接続されていて、その他端は電動機
等の負荷(図示せず)に接続されている。したがって、
上記の主回路電流は上記の負荷に流れる電流と同一とな
る。
主回路電流がヒータ(4)及びバイメタル(3)を流れ
ることによって発生するジュール熱で、バイメタル
(3)が加熱され、第1図の破線図示のように彎曲する
のは、従来例と同様である。
負荷が過負荷の状態になると、主回路電流が増大するの
で、第1図に図示の破線のように、バイメタル(3)の
彎曲はさらに大きくなり、このため連動板(8)はバイ
メタル(3)の先端に押圧されて第1図の左方向へ移動
する。
このため、連動板(8)の左端部に下端(54c)を左
方向へ押圧された温度補償バイメタル(54)は、レバ
ー支持部材(55)の第1の支点部(55a)を中心に
時計方向に回転する。この運動により温度補償バイメタ
ル(54)の穴(54b)は第1図の右側に移動する。
温度補償バイメタルの穴(54b)と可動接触子の穴
(56b)を結ぶ直線、即ち、第1図において、引張コ
イルバネ(57)の軸線が常閉可動接触子(56)の穴
(56b)とレバー支持部材(55)の第2の支点部
(55b)とを結ぶ直線を右側に越える状態(デットポ
イント)まで、温度補償バイメタル(54)が回動した
時、引張コイルバネ(57)の引張力が常閉可動接触子
(56)を附勢する力の向きが変わり、常閉可動接触子
(56)はレバー支持部材(55)の第2の支点部(5
5b)を中心として急速に時計回りの回動を行う。この
とき、デットポイントに至るまで、引張コイルバネ(5
7)の引張力は常閉可動接触子(56)を第2の支点部
(55b)を中心として反時計方向の附勢力となって働
き、接点(59b)と接点(56c)との当接を維持
し、引張コイルバネ(57)の引張力によって、常閉固
定接触子(59)は第1図の左方向に押圧され、第2レ
バー(63)の突出片(63e)に当接する位置で停止
する。即ち、常閉可動接触子(56)は引張コイルバネ
(57)の引張力によりトグル機構を構成する。そし
て、上記のようにデットポイントを越え常閉可動接触子
(56)が時計方向の急速回転を行うと、常閉固定接触
子(59)はその先端(59c)が第2レバー(63)
の突出片(63d)に当接する位置まで常閉可動接触子
(56)に追従し、突出片(63d)に当接する位置で
拘束され、その後も常閉可動接触子(56)は時計方向
の回転を行うので、接点(56c)と接点(59b)の
接触は離れ、常閉接点は開路する。
ここで、常閉固定接触子(59)が第2レバー(63)
の突出片(63e)に当接する位置から突出片(63
d)に当接するまで、常閉可動接触子(56)に追従す
る寸法が常閉接点のオーバトラベル寸法となり、常閉接
点の接触信頼性を向上させる効果がある。
さて、上記したように常閉可動接触子(56)が急速に
時計回りの回転を行うと、常閉可動接触子(56)の先
端(56d)により突出片(62f)を第1図の右方向
に押圧された第1レバー(62)は、突出軸(1z)を
中心として反時計方向に回転する。このため、第1レバ
ー(62)の突出片(62g)に押圧されて常開可動接
触子(25)は変形し、接点(25b)は常開固定接触
子(24)の接点(24a)と当接し、常開接点が閉成
される。前記常開固定接触子(24)は弾性を有する金
属薄板で作られているため、接点閉成の後も、第1レバ
ー(62)の突出片(62g)に押されて、常開可動接
触子(25)ともども上方にさらに変形する。常開固定
接触子(24)はリセットバー(64)の第1突起(6
4b)に当接するまで変形が進行し、常開固定接触子
(24)がリセットバー(64)の第1突起(64b)
に当接した位置で変形が止まる。この位置で常閉可動接
触子(56)及び第1レバー(62)の回動動作も停止
し、反転動作(トリップ)を完了する。接点(24a)
と接点(25b)が当接し、常開接点閉成後の常開固定
接触子(24)の変形量(即ち、第1図の初期状態にお
ける常開固定接触子(24)とリセットバー(64)の
第1突起の間のギップ)が常開接点のオーバトラベル寸
法となっており、常開接点の接触の信頼性を向上させる
効果を有している。
また、このオーバトラベル寸法内での常開固定接触子
(24)と常開可動接触子(25)の変形動作により接
点(24a)及び接点(25b)は、互いに第1図にお
いて左右方向に摺り合わされる動作を行い、各々の接点
表面のホコリ、ゴミ、酸化物などを取り除くべく作用
し、常開接点の接触信頼性を向上させる効果がある。
なお、上記したように、反転動作(トリップ)を完了し
た状態においては、第1レバー(62)は反時計方向に
回動しきっているため、第3の腕(62d)も左側に回
動しており、その先端の表示片(62j)は第1図の初
期の状態ではケース(1)の窓(1w)を通して外部か
ら見えているが、反転動作完了後はケース(1)の壁
(1v)に隠れて見えなくなる。即ち、表示片(62
j)がケース(1)の窓(1w)を通じて外部より見え
るときは反転していない状態(リセット状態)、見えな
いときは反転動作完了状態(トリップ)を示すことにな
り、表示片(62j)は動作表示の機能を有する。
更に、この表示片(62j)は動作表示機能の他にテス
トトリップ操作部分の機能を併せ持っている。即ち、一
般に、この種の過電流継電器が過負荷による反転動作を
行ったとき、常閉及び常開接点が外部回路に接続されて
所要の作動を行うかどうかチェックするテストトリップ
の際、主回路電流を流すことなく接点のみ動作させるこ
とができる。
次に、本実施例の熱動式過電流継電器のテストトリップ
について説明する。
第1図の初期状態において、ケースの窓を通じて、表示
片(62j)を第1図で左方向へ人為的に外部から移動
させる。この作動により第1レバー(62)は反時計方
向の回動を行うが、この回動により、第1レバー(6
2)の突出片(62e)は常閉可動接触子(56)の先
端(56d)を第1図の右方向へ押圧する。そして、常
閉可動接触子(56)の穴(56b)が、レバー支持部
材(55)の第1の支点部(55a)と第2の支点部
(55b)を結ぶ直線より右側になるまで移動したと
き、引張コイルバネ(57)による力方向が急激に反対
方向となって常閉可動接触子(56)が急速に時計方向
に回転する。前述の反転動作と同様の常閉可動接触子
(56)の回動動作、第1レバー(62)の回動動作を
行い、常閉可動接触子(56)が反転動作(トリップ)
を完了する。
そして、反転動作完了状態において、リセットバー(6
4)を第1図の下方向へ手動により戻しバネ(67)の
弾性力に抗して押し下げる。この作動により、リセット
バー(64)の第1の突起(64b)が常開固定接触子
(24)、常開可動接触子(25)を介して第1レバー
(62)の突出片(62g)を第1図の下方に押し下げ
ることになる。これにより、第1レバー(62)は、突
出軸(1z)を中心として時計方向に回転し、突出片
(62f)に押されて常閉可動接触子(56)は左へ移
動する。そして、常閉可動接触子(56)の穴(56
b)が、レバー支持部材(55)の第1の支点部(55
a)と第2の支点部(55b)を結ぶ直線より左側に移
動したとき、引張コイルバネ(57)による常閉可動接
触子(56)の附勢力が時計回り方向から反時計方向に
急激に変化して、常閉可動接触子(56)は急速に第1
図の初期の状態に戻るべく反時計方向に回動する。した
がって、常閉可動接触子(56)の先端(56d)が第
1レバー(62)の突出片(62e)を押して、第1レ
バー(62)は時計方向に急速回動して第1図の初期状
態(リセット状態)に戻り、常開接点は開路され、常閉
接点は閉路される。
次に、常閉接点が開放される動作について説明する。
第1図の初期状態において、リセットバー(64)を第
1図の下方に押圧することにより行われる。リセットバ
ー(64)を戻しバネ(67)に抗して下方向に押し下
げると、リセットバー(64)の第2の突起(64c)
が第2レバー(63)の第2アーム(63c)の先端
(63f)に当接して押し下げられる。前記第2レバー
(63)は突出軸(1z)を中心として、接続バネ(6
1)の第2バネ部(61b)の弾性力に抗して時計方向
に回動する。これにより、第2レバー(63)の突出片
(63d)は、常閉固定接触子(59)の先端(59
c)を左側に押圧する。このため常閉固定接触子(5
9)は左側に変形する。この時常閉可動接触子(56)
も、第1レバー(62)が時計方向に回動可能な位置、
即ち、突出片(62g)がケース(1)の停止片(1
t)に当接する位置までは常閉固定接触子(59)に追
従するが、それ以後は、常閉可動接触子(56)はその
先端(56d)が第1レバー(62)の突出片(62
e)に当接して拘束されることにより、追従せず接点
(56c)と接点(59b)は開路される。即ち、常閉
接点が開路される。そして、リセットバー(64)の手
動の押圧力を解除することにより、リセットバー(6
4)は第1図に示した状態に戻る。このため、第2レバ
ー(63)も解除されて、接触バネ(61)の第2バネ
部(61b)の附勢力により第1図の元の状態に戻り、
常閉接点は閉成される。
なお、従来の熱動式過電流継電器と同様に、常閉接点は
主回路電流を開閉する電磁接触器(図示せず)の操作コ
イル回路に直列に接続され、常開接点は警報ランプ等
(図示せず)の開閉に用いられる。
このように、この実施例の熱動式過電流継電器は、負荷
電流に応答して変化するバイメタル(3)に連動する常
閉接点及び常開接点を有し、前記常開接点は一端に接点
部を有する弾性及び導電性を有する薄板よりなる常開固
定接触子(24)及び常開可動接触子(25)と、軸支
され回動する切換レバー(65)の一端で、前記常開固
定接触子(24)の接点部の裏側面に当接して、前記常
開固定接触子(24)を前記常開可動接触子(25)側
に変位させ、切換レバー(65)の他端で2位値に保持
することにより、自動復帰位置及び手動復帰位置に切換
可能な機構を具備するものであり、自動復帰に設定した
場合には、切換レバー(65)の回動により切換レバー
(65)の一端で直接常開固定接触子(24)の背面を
押圧変形させているので、その変形量は切換レバー(6
5)とその固定部材のリセットバーケース(66)のみ
で決定されるので寸法誤差が少なく高精度化することが
できる。
また、切換レバー(65)の一端が常開固定接触子(2
4)を押圧する位置は、常開固定接触子(24)の接点
部と固定端との間であるため、自動復帰に切換えた状態
で、常開固定接触子(24)は接点が当接後も撓みを生
じ得ることになり、この撓み量が常開接点のオーバトラ
ベルとなって常開接点の接触信頼性を高めることができ
る。
そして、切換レバー(65)に設けた突起対(65b)
がリセットバーケース(66)の略ダルマ穴形状のガイ
ド穴(66e)に嵌合し、手動または自動復帰位置で、
切換レバー(65)を軽く保持するものであるから、手
動または自動復帰の切換がきおわめて容易となる。
[考案の効果] 以上のように、この考案の熱動式過電流継電器は、負荷
電流に応答して変化するバイメタルに連動する常閉接点
及び常開接点を有し、前記常開接点は一端に接点部を有
する弾性及び導電性を有する薄板よりなる常開固定接触
子及び常開可動接触子と、軸支され回動する切換レバー
の一端で、前記常開固定接触子の接点部の裏側面に当接
して、前記常開固定接触子を前記常開可動接触子側に変
位させ、切換レバーの他端で2位値に保持することによ
り、自動復帰位置及び手動復帰位置に切換可能な接点動
作機構を具備するものであるから、自動復帰に設定した
場合、切換レバーの回動により切換レバーの一端で常開
固定接触子の裏側面を押圧変形させているので、その変
形量は切換レバーとその固定部材のみで決定されるので
寸法誤差が少なく高精度化することができる。
また、切換レバーの一端が常開固定接触子を押圧する位
置を、常開固定接触子の接点部と固定端との間に設定で
きるので、この場合には、自動復帰に切換えた状態で、
常開固定接触子は接点が当接後も撓みを生じ得ることに
なり、この撓み量が常開接点のオーバトラベルとなって
常開接点の接触信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の熱動式過電流継電器のカバ
ーを取外した場合の断面図、第2図は第1図の切断線U
−Uで切断した場合のU−U断面図、第3図は同じく第
1図の切断線V−Vで切断した場合のV−V断面図、第
4図は同じく第1図の切断線W−Wで切断した場合の要
部W−W断面図、第5図は同じく第1図の切断線X−X
で切断した場合のX−X断面図、第6図はこの考案の実
施例の熱動式過電流継電器で用いた加熱素子部分の平面
及び正面及び左右側面図、第7図はこの考案の実施例の
熱動式過電流継電器で用いた常開接点及びリセット装置
部分の部品の分解斜視図、第8図はこの考案の実施例の
熱動式過電流継電器で用いた常閉接点及び反転機構部分
の部品の分解斜視図、第9図はこの考案の実施例の熱動
式過電流継電器で用いた第1レバー及び第2レバーの斜
視図、第10図はこの考案の実施例の熱動式過電流継電
器を示す背面図、第11図は従来の熱動式過電流継電器
のカバーを取外した場合の正面図、第12図は第11図
の切断線A−Aで切断した場合のA−A断面図、第13
図は同じく第11図の切断線B−Bで切断した場合のB
−B断面図、第14図は同じく第11図の切断線C−C
で切断した場合のC−C断面図、第15図は従来の熱動
式過電流継電器で用いた可動接触子の斜視図、第16図
は従来の熱動式過電流継電器で用いた可動レバーの斜視
図、第17図は従来の熱動式過電流継電器で用いた反転
機構の要部の斜視図である。 図において、 3:バイメタル、 24:常開固定接触子、 25:常開可動接触子、 65:切換レバー、 65b:突起対、 66:リセットバーケース、 66e:ガイド穴、 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主回路電流に応動して彎曲するバイメタル
    の動きをトグル機構に伝達し、常閉接点及び常開接点を
    連動動作させる熱動式過電流継電器において、 上記常開接点は一端に接点部を有する弾性及び導電性を
    有する薄板よりなる常開固定接触子及び常開可動接触子
    と、軸支され回動する切換レバーの一端で、前記常開固
    定接触子の接点部の裏側面に当接して、前記常開固定接
    触子を前記常開可動接触子側に変位させ、切換レバーの
    他端で2位値に保持することにより、自動復帰位置及び
    手動復帰位置に切換可能な機構とを具備することを特徴
    とする熱動式過電流継電器。
  2. 【請求項2】前記切換レバーは、切換レバーの回動によ
    り切換レバーの一端が常開固定接触子に当接する位置
    が、常開固定接触子の接点部の裏側面で、かつ、接点部
    と常開固定側端子との固定点との間に位置したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の熱動式
    過電流継電器。
  3. 【請求項3】前記切換レバーは、自動復帰、手動復帰の
    各位置で保持するように切換レバーに弾性突起片対、固
    定部材に略ダルマ形状のガイド穴を設けたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の熱動式過電
    流継電器。
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