JPH0694234A - 燃焼装置の煙風道系統の運転方法および運転制御装置 - Google Patents

燃焼装置の煙風道系統の運転方法および運転制御装置

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JPH0694234A
JPH0694234A JP4246090A JP24609092A JPH0694234A JP H0694234 A JPH0694234 A JP H0694234A JP 4246090 A JP4246090 A JP 4246090A JP 24609092 A JP24609092 A JP 24609092A JP H0694234 A JPH0694234 A JP H0694234A
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flue
air preheater
flush
combustion
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Hiroyuki Hasegawa
博之 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼装置運転中における片側煙風道系統の起
動・停止操作時に生じる空気予熱器(AH)出口ドラフ
ト異常低下又は異常上昇の防止と前記片側煙風道系統の
起動・停止操作の自動化により運転員の省力化及び燃焼
用空気流量制御および火炉ドラフト制御への外乱防止を
図ること。 【構成】 火炉ドラフトおよび空気流量制御偏差の監視
を行い、偏差大で起動停止側の動翼1または2の操作を
一時停止または操作速度ダウンすることにより外乱防止
が達成される。また、AH出口ドラフト停止防止につい
てはIDF2の動翼1でIDF入口ドラフト制御を行う
系統とFDF12の動翼11による片側ファン吸込風量
制御系統を追加することおよびA側とB側のAH6の出
口ラインを連絡するIDF入口連絡ダンパ14を追加す
ることにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラ等の燃焼装置に関
し、特に、その煙風道系統を改良して運転員操作を省力
化するのに好適な燃焼装置の煙風道系統の運転方法およ
び制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ等の燃焼装置の煙風道系統(また
は通風系)は図6に示すようにA側とB側の二系統から
なる。前記煙風道系統は通常運転時には、大気が押込通
風機(FDF)動翼1を経てFDF2に供給され、FD
F2からFDF出口ダンパ3、蒸発式空気予熱器(SA
H)4、回転式空気予熱器(AH)6及びAH出口空気
ダンパ8を介してボイラ10に燃焼用空気として供給さ
れる。また、ボイラ10からの排ガスはAH入口ガスダ
ンパ9を経てAH6に導入され、ここで吸い込み大気と
熱交換されて、誘引通風機(IDF)動翼11、IDF
12、IDF出口ダンパ13を介して煙突から排出され
る。また、AH6の乾燥のためにFDF2から導入され
る大気を加温するためにSAH4が起動されるが、SA
H4にはSAH温度調節弁5により温度調節された低温
再熱蒸気管から抽気した補助蒸気の過熱蒸気が供給され
る。
【0003】そして、図6に示すIDF12、FDF2
は図7に示す制御装置で通風制御がなされる。IDF1
2の動翼11は火炉ドラフト発信器201の信号と火炉
ドラフト設定値の信号との偏差に基づきPIコントロー
ラ202を介して自動/手動操作器203により調整さ
れるIDF動翼ドライブ204により駆動制御される。
同様に、FDF2の動翼1は空気流量発信器205の信
号と空気流量要求信号との偏差に基づきPIコントロー
ラ206を介して自動/手動操作器207によりFDF
動翼ドライブ208を調整する。
【0004】しかし、ボイラ10の連続運転を数カ月以
上にわたって続けると、AH6のエレメントにボイラ燃
焼ガス中に含まれる灰分などのダストが付着することに
よりAH6における差圧が上昇し、FDF2やIDF1
2や微粉炭搬送用空気ファンである一次通風機(PA
F)(図示せず)の運転性能が上限に達することがある
(PAFは一次空気をミル負荷(ボイラ負荷)に合わせ
て送り出すものである。)。この現象は石炭焚きボイラ
においては顕著に現れ、そのままでは負荷変化時などに
おいてFDF2やIDF12やPAFがサージング域に
突入し、ファン損傷を招くこととなる。そのため、AH
6を水洗し、付着ダストを取り除き、AH6での差圧を
一定値以下に保つ必要がある。片側のAH6を洗浄する
ため、通常運転中に二系統運転される煙風道系統(通風
系)の内の片側系統のAH6を水洗する時には、ボイラ
10を半負荷状態にして、水洗するAH6側の片側通風
系の起動/停止が可能なように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、一方のAH6の水洗に当たって、煙風道系統はA側
またはB側の片側系統の起動/停止を行うが、その手順
は、まず、通風系を片側系統に移行させ、ついでA
H6を冷却した後、AH6を水洗する。AH6の水
洗後はこれを乾燥させ、通風系を二系復帰させて、通
常の二系統の通常運転に戻る。このAH6の冷却運転
時、水洗時および乾燥運転時には、そのAH6を運転中
のボイラ10の火炉の通風系と遮断することがボイラ半
負荷運転継続のために必要である。
【0006】そのため、水洗する側のAH6のAH入口
ガスダンパ9とAH出口空気ダンパ8を全閉させて、A
Hバイパスダンパ7を開いた状態にしてAH6を排ガス
系から遮断して、ボイラ10を経由せずにFDF2から
の空気をAH6に通過させるAH6の冷却・乾燥運転に
移行する。こうして、運転中のボイラ10への影響を最
小限に抑えて、AH6の水洗を行うことができる。
【0007】水洗側のAH6が通風系から遮断される時
には、当該通風系のIDF入口ダクト(本明細書ではA
H出口ダクトと同義語とする)15は密閉状態になり、
ダクトドラフトは異常に低下する。このダクトドラフト
の異常低下の原因は次の通りである。
【0008】図5の実線で示すように、水洗側のAH6
の通風系からの遮断時には、前記の通風系片側移行時
からのAH6の冷却開始時の間、の水洗中、の乾
燥終了時からの二系統復帰開始時の間において、FD
F2とIDF12を停止させるため、IDF入口ダクト
15内は密閉状態になる。この状態で、AH6の冷却の
ため及びAH6の水洗後の乾燥のためにはFDF2を再
起動させ、またそれと同時にIDF12も再起動させる
必要がある。ところが、FDF2とIDF12の再起動
のタイミングは一致されられない(FDF2とIDF1
2の同時起動は電源電圧低下が大きくなりプラント機器
が異常動作するので発電所内電源装置容量からできな
い)ので、密閉状態のIDF入口ダクト15内のドラフ
トは異常に低下するか、又は異常に上昇してダクトの負
圧または過圧が設計圧をオーバーしてダクト損傷の危険
性があった。なお、ダクト15の圧力の異常低下はID
F2→FDF12の順序で起動させた場合に生じ、その
異常上昇はFDF12→IDF2の順序で起動させた場
合に生じる。
【0009】そこで、従来はAH6の水洗の前後に行
う、その冷却または乾燥のためにIDF12を再起動さ
せる時には、現場に配属している操作員が当該ダクト1
5にあるIDF入口のマンホール(図示せず)の開放を
行うという原始的な方法により、ダクト15のドラフト
の異常低下または異常上昇を防いでいた。このマンホー
ルの開閉作業は強大な風圧がかかり危険性が高いことも
問題であった。さらに、従来はAH6の乾燥のためのF
DF2から導入される大気の加温に必要なSAH4の起
動もオペレータがシーケンス手動操作により行ってい
た。また、片側のAH6の煙風道系統の作動を起動・停
止するが、ボイラ運転中は稼働中のIDF12側の火炉
ドラフト制御およびFDF2側の燃焼用空気流量制御へ
の外乱を少なくして、自動的に片側の煙風道系統を起動
・停止させる点について考慮されていなかったため、専
従オペレータが起動・停止の間中、煙風道系統の操作を
監視しながら外乱が生じないように常に燃焼用空気流量
および火炉ドラフトを手動操作して安定化運転を行って
いた。
【0010】また、前述したこととは別の問題として、
ボイラ等の大型補機においては、その起動時の駆動モー
ター突入電流から生じるモーター巻線の温度上昇による
絶縁劣化を避けるために、補機の停止後、短時間内の起
動は1日1回以下に制限しなければならず、AH6の水
洗前後の煙風道系統の起動・停止を数多く繰り返すこと
はできないこともある。
【0011】そこで、本発明の目的は、燃焼装置運転中
における片側煙風道系統の起動・停止操作時に生じる空
気予熱器(AH)出口ドラフト異常低下又は異常上昇の
防止と前記片側煙風道系統の起動・停止操作の自動化に
より運転員の省力化及び燃焼用空気流量制御および火炉
ドラフト制御への外乱防止を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、燃焼用空気を燃焼
装置に導入する押込通風機と燃焼装置からの排ガスを排
出するための誘引通風機と前記燃焼排ガスにより燃焼用
空気を予熱するための空気予熱器を含む煙風道系統を少
なくとも二系統備え、該二系統の煙風道系統の内の片側
系統の空気予熱器を水洗するために、該水洗側の空気予
熱器の冷却、水洗および乾燥中は該水洗空気予熱器側の
煙風道系統をその他の煙風道系統から遮断させ、非水洗
空気予熱器側の煙風道系統のみを燃焼装置の煙風道系統
として運転継続させる燃焼装置の煙風道系統の運転方法
において、片側空気予熱器の水洗時に、煙風道系統の片
側系統移行から二系統復帰するまでの間は、水洗側の誘
引通風機は水洗時を除き、運転を継続させ、煙風道系統
の片側系統移行時から水洗空気予熱器の冷却開始時まで
の間、該空気予熱器の乾燥開始時および煙風道系統の二
系統帰時にそれぞれ水洗空気予熱器側の煙風道系の空気
予熱器出口と非水洗空気予熱器側の煙風道系統の誘引通
風機入口間を連絡する燃焼装置の煙風道系統の運転方法
である。
【0013】ここで、前記煙風道系統の片側系統移行か
ら二系統復帰運転までの間の水洗空気予熱器側の押込通
風機および誘引通風機の起動・停止動作のためのそれぞ
れの動翼の開閉度はそれぞれの開度バイアスレートを調
整することにより制御させても良い。また、前記煙風道
系統の片側系統移行から二系統復帰運転までの間の水洗
空気予熱器側の誘引通風機および押込通風機の起動・停
止動作のための各動翼の開度バイアスレートの設定値は
通常運転時の起動・停止の場合より減少させるようにし
ても良い。また、前記煙風道系統の片側の空気予熱器の
水洗の前後に行われる水洗空気予熱器の冷却・乾燥運転
中の水洗空気予熱器側の押込通風の動翼の開閉度は押込
通風空気流量とその設定値との偏差が所定値以下になる
ように制御させ、かつ、水洗空気予熱器側の誘引通風機
の動翼の開閉度は誘引通風機入口ドラフトとその設定値
との偏差が所定値以下になるように制御させても良い。
【0014】本発明の上記目的は次の構成によっても達
成される。すなわち、燃焼用空気を燃焼装置に導入する
押込通風機と燃焼装置からの排ガスを排出するための誘
引通風機と前記燃焼排ガスにより燃焼用空気を予熱する
ための空気予熱器を含む煙風道系統を少なくとも二系統
備え、該二系統の煙風道系統の内の片側系統の空気予熱
器を水洗するために、該水洗側の空気予熱器の冷却、水
洗および乾燥中は該水洗空気予熱器側の煙風道系統をそ
の他の煙風道系統から遮断させ、非水洗空気予熱器側の
煙風道系統のみを燃焼装置の煙風道系統として運転継続
させる燃焼装置の煙風道系統の運転方法において、片側
空気予熱器の水洗時に、煙風道系統の片側系統移行から
二系統復帰するまでの間は、水洗側の誘引通風機は水洗
時を除き、運転を継続させ、煙風道系統の片側系統移行
時から水洗空気予熱器の冷却開始時までの間、該空気予
熱器の乾燥開始時および煙風道系統の二系統帰時にそれ
ぞれ水洗空気予熱器側の煙風道系の空気予熱器出口と非
水洗空気予熱器側の煙風道系統の誘引通風機入口間を連
絡させ、前記煙風道系統の片側の空気予熱器の水洗の前
後に行われる水洗空気予熱器の冷却・乾燥運転中の水洗
空気予熱器側の押込通風の動翼の開閉度は押込通風空気
流量とその設定値との偏差は所定値以下になるように制
御させ、かつ、水洗空気予熱器側の誘引通風機の動翼の
開閉度は誘引通風機入口ドラフトとその設定値との偏差
が所定値以下になるように制御させ、煙風道系統の片側
系統移行時と二系統復帰時に水洗空気予熱器側の一次通
風機の起動・停止動作のための動翼の開度バイアスレー
トは設定値より減少させる燃焼装置の煙風道系統の運転
方法である。
【0015】本発明の上記目的は次の構成によっても達
成される。すなわち、燃焼用空気を燃焼装置に導入する
押込通風機と燃焼装置からの排ガスを排出するための誘
引通風機と前記燃焼排ガスにより燃焼用空気を予熱する
ための空気予熱器を含む煙風道系統を少なくとも二系統
備え、該二系統の煙風道系統の内の片側系統の空気予熱
器を水洗するために、該水洗側の空気予熱器の冷却、水
洗および乾燥中は該水洗空気予熱器側の煙風道系統をそ
の他の煙風道系統から遮断させ、非水洗空気予熱器側の
煙風道系統のみを燃焼装置の煙風道系統として運転継続
させる燃焼装置の煙風道系統の運転制御装置において、
前記煙風道系統の片側系統移行から二系統復帰運転まで
の間は、水洗空気予熱器側の誘引通風機を該空気予熱器
水洗中にのみ停止する制御手段と、水洗空気予熱器側の
押込通風機を該空気予熱器の冷却中と乾燥中にのみ運転
する制御手段と、該水洗空気予熱器の入口ガスダンパと
出口空気ダンパを閉じ、非水洗空気予熱器側の煙風道系
統の空気予熱器出口と水洗空気予熱器側の煙風道系統の
誘引通風機入口間を連絡する誘引通風機入口連絡ダクト
のダンパを煙風道系統の片側系統移行時、水洗空気予熱
器の冷却開始時、該空気予熱器の乾燥開始時および二系
統復帰時にそれぞれ開放する制御手段とを設けた燃焼装
置の煙風道系統の運転制御装置である。
【0016】ここで、前記燃焼装置の煙風道系統の運転
制御装置に加えて、水洗側の空気予熱器の乾燥時には押
込通風機と前記空気予熱器間に設けられる蒸気式空気予
熱器で押込空気を加熱する制御手段をさらに設けても良
い。
【0017】また、前記燃焼装置の煙風道系統の運転制
御装置における各煙風道系統構成部材の各制御手段によ
り制御される運転シーケンス動作に基づいて、各煙風道
系統構成部材の自動化運転経過状況を表示する監視表示
手段とオペレーションガイドを設け、該監視表示手段に
表示された前記自動化運転経過状況に基づき、運転員が
各制御手段の運転制御をオペレーションガイドに基づき
手動で行えるようにしても良い。
【0018】
【作用】燃焼装置の二系統の煙風道系統(通風系)の内
の片側系統の空気予熱器(AH)を水洗する時は、非水
洗AH側の通風系のみ稼働させ、燃焼装置を半負荷状態
としたままで水洗AH側の通風系の起動・停止操作を行
う。この片側の通風系の起動・停止操作中において、A
H水洗時以外の時は、誘引通風機(IDF)を運転状態
にしておき、通風系の片側系移行時とAH冷却開始の
間、AH乾燥開始時および通風系統の二系復帰時にそれ
ぞれ二系統の通風道系の水洗AH側のAH出口と非水洗
AH側のIDF入口間の通風系を連絡するIDF入口連
絡ダクトのダンパを開く。
【0019】こうして、片側通風系の起動・停止操作中
において、水洗AH側のIDFはAHを水洗している間
だけ停止させるので、大型補機の頻繁な起動・停止を避
けることもでき、同時に、水洗AH側のIDFが運転さ
れている間はIDF入口連絡ダクトが開放されているの
で、IDF入口ダクト(≒AH出口ダクト)内には非水
洗AH側のIDFから燃焼排ガスが供給され、IDF入
口ダクトのドラフトが異常低下または上昇するのを防ぐ
ことができる。
【0020】また、AH水洗中は、当該通風系のFDF
とIDFが共に停止しているが、AH水洗後に前記FD
Fと前記IDFを再起動させるときにも、IDF入口連
絡ダクトが開放されていると、IDFとFDFの起動タ
イミングの時間差により、密閉状態のIDF入口ダクト
のドラフトが異常低下または異常上昇することがなくな
り、IDF入口ダクトを損傷させることがない。
【0021】さらに、片側通風系の起動・停止動作時
に、火炉ドラフトと吸込空気流量はそれぞれ誘引ファン
動翼と押込ファン動翼を一定増減レートで徐々に開/閉
するように開度指令をバイアス制御することにより行
い、しかも、制御偏差が大きくなると、そのバイアス増
減レート動作を一時停止させることにより、PI制御に
よる制御偏差が解消できるのでボイラ燃焼制御への外乱
が大きくなることがない。
【0022】また、前記煙風道系統の片側の空気予熱器
の水洗の前後に行われる水洗空気予熱器の冷却・乾燥運
転中の水洗空気予熱器側の押込通風の動翼の開閉度は押
込通風空気流量とその設定値(冷却・乾燥に必要な空気
流量設定値であり、ファン定格負荷相当の空気質量流量
である。)との偏差が所定値以下になるように制御され
るので、安定な風量調節ができる。また、このとき水洗
空気予熱器側の誘引通風機の動翼の開閉度は誘引通風機
入口ダクトのドラフトとその設定値(ファン定格負荷質
量流量時に該ダクト内のダンパ開度が異常でないことを
確認するための設定値であり、ダクト設計圧への裕度を
考慮して設定される。)との偏差が所定値以下になるよ
うに制御されるので、ダクトの損傷はなくなる。
【0023】また、通風系の片側系移行→AH冷却→A
H乾燥→通風系の二系列復帰の関連操作端は全て自動的
に起動・停止および開閉動作をシーケンスシャルに行え
るようシーケンスマスタによりタイミング管理されるの
でオペレータはシーケンスマスタを動作開始させるPB
(押しボタン)操作のみを行えば、マスタが進行状態を
時間管理、条件管理して必要に応じ渋滞警報をするので
余分な人員を投入することがない。この警報動作は渋滞
発生時はその時点でシーケンシャル進行動作が停止し、
オペレータが補助操作するか、強制進行操作を行うこと
により、シーケンシャルは再進行する。
【0024】
【実施例】本発明の一実施例を図面と共に説明する。図
1は、本実施例におけるA側とB側の二系列の煙風道系
統および微粉炭搬送通風系統を示す図である。本実施例
では燃焼装置としてボイラを用いた例で説明するが、本
発明はボイラ以外の燃焼装置にも適用できる。ボイラ1
0の燃焼用2次空気は、A側の2次AH6とB側の2次
AH6の各大気吸込口からそれぞれFDF動翼1により
ボイラの燃料量に見合った適正な流量に調節され、FD
F2によりボイラ10の火炉内へ吹き込むのに必要な風
圧に昇圧された空気量はFDF出口ダンパ3、2次SA
H4、2次AH6、2次AH出口空気ダンパ8を通って
ボイラ10の火炉に至り、燃焼に供せられる。
【0025】ボイラ10から出た燃焼排ガスは2次AH
入口ガスダンパ9と2次AH6を経てIDF12に至
り、IDF動翼11により火炉圧が一定になるようID
F12の揚程が調整された上で、IDF出口ダンパ13
を通って煙突より排出される。本実施例の煙風道系統は
A側とB側のIDF入口ダクト(2次AH出口ダクト)
15間にIDF入口連絡ダンパ14を設けていることが
特徴の一つである。通常のボイラ運転時にはIDF入口
連絡ダンパ14は全閉しており、通風系の片側系移行お
よびその復帰時および2次AH6の乾燥開始時のIDF
12の再起動時に開かれる。
【0026】FDF動翼1、FDF出口ダンパ3、2次
SAH温度調節弁5、2次AHバイパスダンパ7、2次
AH出口空気ダンパ8、2次AH入口ガスダンパ9、I
DF動翼11、IDF出口ダンパ13はそれぞれの駆動
制御をする制御装置(計算機)16により駆動制御され
る。なお、図1では図面を見易くするため、B側の通風
系にしか制御信号線を記載していないが、A側通風系の
各部材にも制御信号線はあるのは当然である。
【0027】図2には本実施例のIDF12、FDF2
制御系の構成を示す。IDF制御系では、火炉ドラフト
発信器21の信号がPI調節器22で設定値と比較さ
れ、偏差がゼロになるようにIDF動翼11の開度指令
を自動手動切替器28を通じてIDF動翼ドライブ29
に伝達する。破線(イ)内には通風系の片系移行時およ
び2次AH6の冷却・乾燥時の制御用回路が設けられ
る。
【0028】片側通風系統への移行時には開度バイアス
加算器23にバイアスレート制限器24からゆっくりと
下限開度指令が与えられることにより火炉ドラフトへの
変動を制御しつつIDF12の停止域に移行できる。も
し火炉ドラフト制御偏差が大きくなれば、それを制御偏
差モニター39により検出してバイアス信号をバイアス
レート制限器24によりホールドとし、制御偏差が小さ
くなるのを待つので安全である。片側通風系内または二
系統復帰時のIDF12の起動動作制御も同回路で同様
に行われる。また、2次AH6の冷却・乾燥運転中は、
IDF入口ドラフト発信器(この発信器は通常運転中は
使用せず、2次AH6の冷却・乾燥運転時のみ使用す
る。)27およびPI調節器26により切替器25を通
じてIDF動翼11を動作させて、当該冷却・乾燥運転
中の側のIDF動翼ドライブ29がIDF入口ダクト1
5のドラフト制御を行うのでダクト損傷の心配がない。
【0029】FDF制御系では全空気流量発信器30の
信号がPI調節器31で設定値と比較され偏差がゼロに
なるようFDF動翼1の開度指令を自動手動切替器37
を通じてFDF動翼ドライブ38に伝達する。一点鎖線
(ロ)内には後述する通風系の片系移行時および2次A
H6の冷却・乾燥時の制御用回路が設けられる。
【0030】FDF2の起動・停止動作の制御ではバイ
アスレート制限器33、開度バイアス加算器32および
制御偏差モニター40の各機器がIDF12のケースと
同様な動作を行うので、FDF動翼ドライブ38により
FDF動翼1が適正な風量調節を行い、FDF2の燃焼
用空気流量への外乱は小さく安全な片側系統移行および
二系統復帰が行える。さらに、2次AH6の水洗の前後
に行われる2次AH6の冷却・乾燥運転中はFDF空気
流量発信器36およびPI調節器35により信号切替器
34を通じてFDF1を動作させて、当該冷却・乾燥運
転中の側のFDF動翼ドライブ38がFDF2の燃焼用
空気流量制御を行うので、安定した風量変化が自動的に
行え、運転員の大巾な省力化になる。
【0031】また、図1にはミル50からボイラ10の
バーナ(図示せず)へ微粉炭を乾燥搬送させ、燃焼用1
次空気として用いられる大気通風系統も示している。微
粉炭搬送用空気はA側とB側の1次SAH51の各大気
吸い込み口から、それぞれPAF動翼52によりミル負
荷(≒ボイラ負荷)に合わせて流量調節され、PAF5
3により昇圧され、PAF出口ダンパ55、1次SAH
51、1次AH57、1次AH出口ガスダンパ58を順
に通って、ミル50に供給される。また、ボイラ10か
らの燃焼排ガスは1次AH入口ガスダンパ60と1次A
H57を経て吸い込み大気と熱交換した後、1次AH出
口ガスダンパ61を経てIDF12から煙突に向けて排
出される。また、PAF動翼52、PAF出口ダンパ5
5、1次AH出口ガスダンパ58、1次SAH温度調節
弁62、1次AHバイパスダンパ63はそれぞれの駆動
制御をする制御装置(計算機)16により駆動制御され
る(A側通風系の各部材にも制御信号線はある。)。
【0032】図3、図4は本実施例における自動化のプ
ログラムのフローを示す。各フローの各ステップに入る
キッカケはシーケンスマスタPBをオペレータが操作す
ることにより行われる。また、図示していないが、ID
F入口ダクト(2次AH出口ダクト)15のドラフト異
常時はIDF動翼11をホールドするようプログラムさ
れている。また、図3、図4の枠内は本実施例で自動化
した作業を示し、その表示内容は制御装置16の表示画
面に表示される。
【0033】図3にはボイラの通風系をB側の片側系に
移行するフローとA側の2次AH6を冷却するフローを
示す。ここで、ステップ1のA側PAF53のバイアス
減はPAF風量を絞って停止時に外乱を小さくしてから
PAF53を止めるためである。また、ステップ4のI
DF12、FDF2のバイアス減は片側系統移行時にI
DF12、FDF2の風量が高いところから停止させる
ためである。
【0034】また、図4の2次AH6乾燥のためのフロ
ーにおいて、ステップ23でIDF入口連絡ダンパ14
を開放することはA側IDF入口ダクト15が次に予定
されるステップ24のIDF12の起動に基づきドラフ
ト異常低下するのを防ぐためである。また、ステップ2
9のIDF12、FDF2のバイアス減の意味は両系復
帰前の間、徐々にIDF12、FDF2を開閉するため
である。
【0035】本実施例における通風系の片側系統移行→
二系統復帰、AH冷却→乾燥の起動・停止指令を運転員
が対応するボタンを操作することにより図3、図4のフ
ローチャートにおける各々のステップに従った動作を行
い、また、前記各ステップの動作は計算機のCRT画面
に表示し、かつ異常時には警報を出し、オペレーション
ガイダンスに従って対応する各部材の手動操作器(図示
せず。)を操作して対応できる。こうすることで自動化
が容易に行える。
【0036】本実施例により、2次AH6の水洗に際し
て、本実施例のA側とB側のいずれか一方側の通風系統
に移行する時に、IDF12と2次AH6間の排ガス系
連絡ダクト15に配置されたIDF入口連絡ダンパ14
をインチング開/閉(少しずつ階段式に開/閉するこ
と)させることにより、他側のIDF12からの排ガス
を吸引することになるため、火炉ドラフト制御への外乱
を防ぎながら、かつ2次AH入口ガスダンパ9の全閉時
におけるIDF12の起動に際しての2次AH出口ガス
ダクト(IDF入口ガスダクト)15のドラフト異常低
下を防止できるようになる。本実施例により従来技術が
改良された部分を図5の破線で示す。
【0037】図5で片側系統移行→2次AH冷却開始時
の間と2次AH乾燥→通風系二系統復帰の間で、IDF
ガス量の変化が破線(本実施例)の場合に実線(従来
例)に比べて少ないのは前記図3、4のステップ1、
4、29のバイアスレートの制御およびIDF入口連絡
ダンパ14の開放のためである。また、図5において2
次AH6乾燥開始時のIDF12の再起動時のIDFガ
ス量の変化が破線(本実施例)の場合、実線(従来例)
に比べて少ないのはIDF入口連絡ダンパ14の開放の
効果である。また、IDF入口ドラフトが実線(従来
例)ではマンホールを開放して辛うじて圧力低下を許容
範囲内に抑えているが、一点鎖線(従来例)ではマンホ
ールを開放していない場合の圧力異常低下を示してい
る。
【0038】図3、図4に示す動作を計算機制御および
シーケンサの組み合わせによりシーケンシャルに自動化
させることにより片側系統移行/二系統復帰および2次
AH冷却/乾燥時用に運転員を投入不要となり少人員運
転が達成できる。また、上記自動化においては計算機制
御およびシーケンシャル動作の進行順序および進行過程
を計算機CRT画面に表示して集中監視を可能としてお
り、さらにシーケンシャル動作および計算機制御の渋滞
やプロセス量異常時警報も同時に画面表示させ、オペレ
ーションガイドにより迅速な対応操作が行えるようにな
るため、運転員はワンマンオペレーションを行えるよう
になる。
【0039】IDF入口連絡ダンパ14の代わりに、2
次AH出口ガスダクト(≒IDF入口ダクト)15に大
気吸込ダンパを設けても同様の効果が挙げられる。ただ
し、この場合には大気吸込ダンパにサイレンサーなどの
騒音低減設備が必要である。
【0040】また、IDFファン動翼バイアス、FDF
ファン動翼バイアス、IDF入口ドラフト制御およびF
DF吸込風量制御を計算機により開度指令を与える方式
としても同様の効果が挙げられる。更に、図3、図4の
シーケンシャル動作は、シーケンサのみまたは計算機の
みによっても行うことができ、同様の効果が挙げられ
る。
【0041】
【発明の効果】従来、2次AH水洗のために必要な通風
系片側系統移行・二系統復帰、2次AH冷却・乾燥運転
に際しては、2〜3人の運転員が担当し、かつ手動操作
も多く、補機起動停止や開閉などの確認に多量の時間を
さいて、安全を確認しながら行っていたが、本発明によ
れば全面的な自動化を導入することができるので運転担
当者は1人でよく、また4〜5時間の時間短縮が図れ、
夜間低負荷運転時に、2次AH水洗を行うことができる
など、人員削減、省力化、時間短縮、ダクト系の損傷を
無くす効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の煙風道系統および微粉炭
搬送通風系統を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例のファン動翼制御ブロック
図である。
【図3】 本発明の一実施例の煙風道系統の通風制御の
自動化のためのフローチャートである。
【図4】 本発明の一実施例の煙風道系統の通風制御の
自動化のためのフローチャートである。
【図5】 図3、図4の自動化プログラムに従って動作
する各操作部のタイムチャートである。
【図6】 従来技術での煙風道系統を示す図である。
【図7】 従来技術での動翼制御例を示す図である。
【符号の説明】
1…FDF動翼、2…FDF(押込通風機)、3…FD
F出口ダンパ、4…2次SAH(蒸発式空気予熱器)、
5…2次SAH温度調節弁、6…2次AH(回転式空気
予熱器)、7…2次AHバイパスダンパ、10…ボイ
ラ、11…IDF動翼、12…IDF(誘引通風機)、
14…IDF入口連絡ダンパ、15…IDF入口ダク
ト、16…制御装置21…火炉ドラフト発信器、23…
開度バイアス加算器、24…バイアスレート制限器、2
7…IDF入口ドラフト発信器、29…IDF動翼ドラ
イブ、30…全空気流量発信器、32…開度バイアス加
算器、33…バイアスレート制限器、36…FDF空気
流量発信器、38…FDF動翼ドライブ、39、40…
制御偏差モニター、50…ミル、51…1次SAH、5
2…PAF動翼、53…PAF(一次通風機)、55…
PAF出口ダンパ、57…1次AH、58…1次AH出
口ガスダンパ、60…1次AH入口ガスダンパ、61…
1次AH出口ガスダンパ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼用空気を燃焼装置に導入する押込通
    風機と燃焼装置からの排ガスを排出するための誘引通風
    機と前記燃焼排ガスにより燃焼用空気を予熱するための
    空気予熱器を含む煙風道系統を少なくとも二系統備え、
    該二系統の煙風道系統の内の片側系統の空気予熱器を水
    洗するために、該水洗側の空気予熱器の冷却、水洗およ
    び乾燥中は該水洗空気予熱器側の煙風道系統をその他の
    煙風道系統から遮断させ、非水洗空気予熱器側の煙風道
    系統のみを燃焼装置の煙風道系統として運転継続させる
    燃焼装置の煙風道系統の運転方法において、 片側空気予熱器の水洗時に、煙風道系統の片側系統移行
    から二系統復帰するまでの間は、水洗側の誘引通風機は
    水洗時を除き、運転を継続させ、 煙風道系統の片側系統移行時から水洗空気予熱器の冷却
    開始時までの間、該空気予熱器の乾燥開始時および煙風
    道系統の二系統帰時にそれぞれ水洗空気予熱器側の煙風
    道系の空気予熱器出口と非水洗空気予熱器側の煙風道系
    統の誘引通風機入口間を連絡させることを特徴とする燃
    焼装置の煙風道系統の運転方法。
  2. 【請求項2】 前記煙風道系統の片側系統移行から二系
    統復帰運転までの間の水洗空気予熱器側の押込通風機お
    よび誘引通風機の起動・停止動作のためのそれぞれの動
    翼の開閉度はそれぞれの開度バイアスレートを調整する
    ことにより制御されることを特徴とする請求項1記載の
    燃焼装置の煙風道系統の運転方法。
  3. 【請求項3】 前記煙風道系統の片側系統移行から二系
    統復帰運転までの間の水洗空気予熱器側の誘引通風機お
    よび押込通風機の起動・停止動作のための各動翼の開度
    バイアスレートの設定値は通常運転時の起動・停止の場
    合より減少させることを特徴とする請求項2記載の燃焼
    装置の煙風道系統の運転方法。
  4. 【請求項4】 前記煙風道系統の片側の空気予熱器の水
    洗の前後に行われる水洗空気予熱器の冷却・乾燥運転中
    の水洗空気予熱器側の押込通風の動翼の開閉度を押込通
    風空気流量とその設定値との偏差は所定値以下になるよ
    うに制御され、かつ、水洗空気予熱器側の誘引通風機の
    動翼の開閉度を誘引通風機入口ドラフトとその設定値と
    の偏差が所定値以下になるように制御されることを特徴
    とする請求項1記載の燃焼装置の煙風道系統の運転方
    法。
  5. 【請求項5】 燃焼用空気を燃焼装置に導入する押込通
    風機と燃焼装置からの排ガスを排出するための誘引通風
    機と前記燃焼排ガスにより燃焼用空気を予熱するための
    空気予熱器を含む煙風道系統を少なくとも二系統備え、
    該二系統の煙風道系統の内の片側系統の空気予熱器を水
    洗するために、該水洗側の空気予熱器の冷却、水洗およ
    び乾燥中は該水洗空気予熱器側の煙風道系統をその他の
    煙風道系統から遮断させ、非水洗空気予熱器側の煙風道
    系統のみを燃焼装置の煙風道系統として運転継続させる
    燃焼装置の煙風道系統の運転方法において、 片側空気予熱器の水洗時に、煙風道系統の片側系統移行
    から二系統復帰するまでの間は、水洗側の誘引通風機は
    水洗時を除き、運転を継続させ、 煙風道系統の片側系統移行時から水洗空気予熱器の冷却
    開始時までの間、該空気予熱器の乾燥開始時および煙風
    道系統の二系統帰時にそれぞれ水洗空気予熱器側の煙風
    道系の空気予熱器出口と非水洗空気予熱器側の煙風道系
    統の誘引通風機入口間を連絡させ、 前記煙風道系統の片側の空気予熱器の水洗の前後に行わ
    れる水洗空気予熱器の冷却・乾燥運転中の水洗空気予熱
    器側の押込通風の動翼の開閉度は押込通風空気流量とそ
    の設定値との偏差は所定値以下になるように制御させ、
    かつ、水洗空気予熱器側の誘引通風機の動翼の開閉度は
    誘引通風機入口ドラフトとその設定値との偏差が所定値
    以下になるように制御させ、 煙風道系統の片側系統移行時と二系統復帰時に水洗空気
    予熱器側の一次通風機の起動・停止動作のための動翼の
    開度バイアスレートは設定値より減少させることを特徴
    とする燃焼装置の煙風道系統の運転方法。
  6. 【請求項6】 燃焼用空気を燃焼装置に導入する押込通
    風機と燃焼装置からの排ガスを排出するための誘引通風
    機と前記燃焼排ガスにより燃焼用空気を予熱するための
    空気予熱器を含む煙風道系統を少なくとも二系統備え、
    該二系統の煙風道系統の内の片側系統の空気予熱器を水
    洗するために、該水洗側の空気予熱器の冷却、水洗およ
    び乾燥中は該水洗空気予熱器側の煙風道系統をその他の
    煙風道系統から遮断させ、非水洗空気予熱器側の煙風道
    系統のみを燃焼装置の煙風道系統として運転継続させる
    燃焼装置の煙風道系統の運転制御装置において、 前記煙風道系統の片側系統移行から二系統復帰運転まで
    の間は、水洗空気予熱器側の誘引通風機を該空気予熱器
    水洗中にのみ停止する制御手段と、 水洗空気予熱器側の押込通風機を該空気予熱器の冷却中
    と乾燥中にのみ運転する制御手段と、 該水洗空気予熱器の入口ガスダンパと出口空気ダンパを
    閉じ、非水洗空気予熱器側の煙風道系統の空気予熱器出
    口と水洗空気予熱器側の煙風道系統の誘引通風機入口間
    を連絡する誘引通風機入口連絡ダクトのダンパを煙風道
    系統の片側系統移行時、水洗空気予熱器の冷却開始時、
    該空気予熱器の乾燥開始時および二系統復帰時にそれぞ
    れ開放する制御手段と、を設けたことを特徴とする燃焼
    装置の煙風道系統の運転制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の燃焼装置の煙風道系統の
    運転制御装置に加えて、水洗側の空気予熱器の乾燥時に
    は押込通風機と前記空気予熱器間に設けられる蒸気式空
    気予熱器で押込空気を加熱する制御手段を設けたことを
    特徴とする燃焼装置の煙風道系統の運転制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の燃焼装置の煙風
    道系統の運転制御装置における各煙風道系統構成部材の
    各制御手段により制御される運転シーケンス動作に基づ
    いて、各煙風道系統構成部材の自動化運転経過状況を表
    示する監視表示手段とオペレーションガイドを設け、該
    監視表示手段に表示された前記自動化運転経過状況に基
    づき、運転員が各制御手段の運転制御をオペレーション
    ガイドに基づき手動で行えるようにしたことを特徴とす
    る燃焼装置の煙風道系統の運転制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4843714A (en) * 1988-03-15 1989-07-04 Amp Incorporated Multiple line, automatic key programming and connector transfer system
JP2014009888A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Babcock-Hitachi Co Ltd 石炭焚きボイラに用いられる脱硝装置
JP2020176735A (ja) * 2019-04-15 2020-10-29 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ボイラ及びボイラシステム並びにボイラの起動方法

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