JPH0694196A - ガスボンベ用バルブ装置 - Google Patents

ガスボンベ用バルブ装置

Info

Publication number
JPH0694196A
JPH0694196A JP26819792A JP26819792A JPH0694196A JP H0694196 A JPH0694196 A JP H0694196A JP 26819792 A JP26819792 A JP 26819792A JP 26819792 A JP26819792 A JP 26819792A JP H0694196 A JPH0694196 A JP H0694196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
gas
check
pressure reducing
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26819792A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Sakai
光則 酒井
Masakatsu Kawahara
雅克 河原
Teruo Hatori
輝夫 羽鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neriki KK
Original Assignee
Neriki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Neriki KK filed Critical Neriki KK
Priority to JP26819792A priority Critical patent/JPH0694196A/ja
Priority to DE1993600301 priority patent/DE69300301T2/de
Priority to EP19930306927 priority patent/EP0588531B1/en
Priority to US08/115,738 priority patent/US5309945A/en
Priority to AU46182/93A priority patent/AU663405B2/en
Publication of JPH0694196A publication Critical patent/JPH0694196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスボンベ内の高圧ガスを減圧した状態で取
り出すバルブ装置において、空になったガスボンベへの
高圧ガスの充填作業を容易にする。 【構成】 弁箱3内で、ガス入口4を閉止弁7と減圧弁
8とを順に経てガス出口5に接続する。上記ガス出口5
と上記の閉止弁7の出口7bとの間に上記の減圧弁8を
バイパスするガス充填路10を設ける。そのガス充填路
10に、上記の閉止弁出口7bから上記ガス出口5への
流れを阻止する第1逆止弁11を設ける。上記の減圧弁
8の出口8bから上記ガス充填路10の入口10aに至
るまでの間に、上記ガス出口5から上記の減圧弁出口8
bへの流れを阻止する第2逆止弁12を設ける。その減
圧弁出口8bに二次側安全弁26を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧縮ガスや液化ガス
を収容するガスボンベに取り付けてガスの取出し及び充
填に使用するバルブ装置に関し、より詳しくいえば、ガ
ス取出し時には、そのバルブ装置に設けた減圧弁によっ
てガスボンベ内の高圧ガスを減圧した状態でガス出口か
ら取り出しでき、ガス充填時には、上記ガス出口からガ
スボンベ内へ高圧ガスを充填できるようにしたバルブ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のバルブ装置には、本出願人が先
に提案した特開平3−219172号公報に示すよう
に、次のように構成されたものがある。弁箱内で、ガス
入口からガス出口に至るまでのガス取り出し路に閉止弁
と減圧弁とを順に設ける。上記ガス出口と上記の閉止弁
の出口との間に上記の減圧弁をバイパスするガス充填路
を設ける。そのガス充填路に、上記の閉止弁の出口から
上記ガス出口への流れを阻止する逆止弁を設ける。上記
ガス充填路の入口に二次側安全弁を連通させる。
【0003】上記のバルブ装置は、ガス充填時に次のよ
うに使用される。ガス充填作業に先立って、充填される
高圧ガスの生の圧力によって二次側安全弁からガスが吹
き出さないように、その安全弁をバックアップしてお
く。次に、閉止弁を開いた状態で、ガス出口へ高圧ガス
を供給する。すると、その高圧ガスは、ガス出口から逆
止弁と閉止弁とガス入口を順に通ってガスボンベへ供給
される。そして、このガス充填作業の終了後に、上記の
安全弁のバックアップを解除するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のバ
ルブ装置はガスボンベのサイズに合わせてコンパクトに
造る必要があるため、二次側安全弁もできるだけ小形に
造られる。ガス充填時には、上記の小形安全弁のバック
アップ操作とバックアップ解除操作とを作業員が指先で
行う必要があるので、これらの操作が困難となって、ガ
ス充填作業に手間がかかる。この問題は、作業員が手袋
を着けて作業を行う場合には、指先の自由がききにくく
なるので、著しい弊害となる。しかも、ガス充填後に、
作業員が誤って上記のバックアップ解除操作を忘れる
と、ガス取り出し時に二次側安全弁が作動しない。本発
明は、ガス充填作業を容易にするとともに二次側安全弁
の作動ミスを防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、バルブ装置を次のように構成した。 (請求項1の発明)例えば、図1または図13もしくは図
14に示すように、弁箱3内で、ガス入口4からガス出
口5に至るまでのガス取り出し路6に閉止弁7と減圧弁
8とを順に設け、上記ガス出口5と上記の閉止弁7の出
口7bとの間に上記の減圧弁8をバイパスするガス充填
路10を設け、そのガス充填路10に、上記の閉止弁出
口7bから上記ガス出口5への流れを阻止する第1逆止
弁11を設けた、ガスボンベ用バルブ装置において、上
記の減圧弁8の出口8bから上記ガス充填路10の入口
10aに至るまでの間に、上記ガス出口5から上記の減
圧弁出口8bへの流れを阻止する第2逆止弁12を設
け、その減圧弁出口8bに二次側安全路25を連通させ
てその二次側安全路25に二次側安全弁26を設けた。
【0006】(請求項6の発明)例えば図3から図7に示
すように、弁箱3内で、ガス入口4からガス出口5に至
るまでのガス取り出し路6に閉止弁7の閉止弁室41と
減圧弁8の減圧弁室44とを順に設け、上記ガス出口5
と上記の閉止弁室41との間に上記の減圧弁室44をバ
イパスするガス充填路10を設けて、そのガス充填路1
0に、上記の閉止弁室41から上記ガス出口5への流れ
を阻止する第1逆止弁11を設け、上記の閉止弁7は、
上記の閉止弁室41に挿入した閉止部材51を開閉操作
手段52によって閉止弁座53に開閉操作可能に構成
し、上記の減圧弁8は、上記の減圧弁室44に挿入した
減圧部材58を作動具59によって減圧弁座60に開閉
作動可能に構成し、その作動具59を、釣合いバネ65
によって開弁側へ弾圧するとともに上記ガス出口5に連
通された作動室62のガス圧力によって閉弁側へ押圧し
て構成し、上記の第1逆止弁11は、第1逆止弁室49
に挿入した第1逆止部材70を第1逆止バネ71によっ
て第1逆止弁座72へ向けて弾圧して構成したガスボン
ベ用バルブ装置において、上記減圧弁室44から上記の
第1逆止弁11の入口路50に至るまでの間に、上記ガ
ス出口5から上記の減圧弁室44への流れを阻止する第
2逆止弁12を設け、その第2逆止弁12は、第2逆止
弁室46に挿入した第2逆止部材75を第2逆止バネ7
6によって第2逆止弁座77へ向けて弾圧して構成し、
上記の減圧弁室44に二次側安全路25を連通させて、
その二次側安全路25に二次側安全弁26を設けた。
【0007】
【作用】
(請求項1の発明)例えば、図1または図13もしくは図
14に示すように、次のように作用する。ガスボンベ1の
輸送中や保管中には、閉止弁7を閉じておく。ガス取り
出し時には、上記の閉止弁7を開く。すると、ガスボン
ベ1内の高圧ガスが、ガス入口4から上記の閉止弁7と
減圧弁8と第2逆止弁12とを順に通って、ガス出口5
から流出する。
【0008】空になったガスボンベ1へ高圧ガスを充填
する時には、上記の閉止弁7を開いた状態で、ガス出口
5に高圧ガスを供給する。すると、その高圧ガスは、ガ
ス出口5から第1逆止弁11と閉止弁7とを順に通っ
て、ガス入口4からガスボンベ1へ充填される。このガ
ス充填時において、上記ガス出口5からガス充填路入口
10aへ供給されてきた生の高圧ガスが二次側安全路2
5と減圧弁出口8bとへ流入することは第2逆止弁12
によって阻止される。
【0009】上述のように、二次側安全路25に生の高
圧ガスが流入しないので、二次側安全弁26からガスが
吹き出さない。さらに、減圧弁出口8bにも生のガスが
流入しないので、その減圧弁8の二次側にフィルタを設
ける必要がなくなる。
【0010】(請求項6の発明)この発明は、例えば図3
から図7に示すように、上述した請求項1の発明の作用
に加えて、さらに次のように作用する。空になったガス
ボンベ1へ高圧ガスを充填する時には、開閉操作手段5
2によって閉止部材51を閉止弁座53から離間させた
状態で、ガス出口5に高圧ガスを供給する。すると、そ
の高圧ガスは、ガス出口5から第1逆止弁11の入口路
50と第1逆止弁座72と閉止弁室41とを順に通っ
て、ガス入口4からガスボンベ1へ充填される。
【0011】上記ガス充填時には、第2逆止部材75
が、上記ガス出口5へ供給された高圧ガスの圧力と第2
逆止バネ76との合力によって第2逆止弁座77に閉止
接当されるため、その生の高圧ガスが減圧用出口路24
へ流入することが阻止される。上記の閉止弁室41に供
給されてきた高圧ガスは、減圧用入口路43から減圧弁
室44へ流れる間に減圧され、低圧となって作動室62
へ流入する。このため、その作動室62から作動具59
に作用する閉弁操作力が小さい。
【0012】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され作用す
ることから次の効果を奏する。 (請求項1の発明)ガス充填時において、二次側安全路に
生の高圧ガスが流入するのを第2逆止弁によって阻止で
きるので、作業員が二次側安全弁をバックアップ操作お
よびバックアップ解除操作する必要がなくなる。このた
め、ガス充填作業が容易となる。また、そのガス充填時
に、作業員が上記の二次側安全弁を何ら操作する必要が
ないので、誤操作による安全弁の作動ミスも起こらな
い。さらに、上記のガス充填時において、減圧弁の出口
に生の高圧ガスが流入するのを第2逆止弁によって阻止
できるので、その出口側からフィルタを省略することが
可能となって、バルブ装置を簡素に造れる。
【0013】(請求項6の発明)この発明は、上述した請
求項1の発明の効果に加えて、さらに次の効果を奏す
る。ガス充填時に、減圧弁の二次側圧力を一次側圧力よ
りも低くできるので、作動室から作動具に作用する閉弁
操作力が小さくなる。このため、減圧部材や減圧弁座が
塑性変形によって損傷することを防止でき、減圧弁の寿
命が長くなる。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)図1から図7は第1実施例を示している。
図1の系統図に示すように、ガスボンベ1に固定された
バルブ装置2は、弁箱3の外面にガス入口4とガス出口
5とを備える。上記のガス入口4から上記ガス出口5に
至るまでのガス取り出し路6に、閉止弁7と減圧弁8と
が順に設けられる。
【0015】上記ガス出口5と上記の閉止弁7の出口7
bとの間に、上記の減圧弁8をバイパスするガス充填路
10が設けられる。そのガス充填路10に、上記の閉止
弁出口8bから上記ガス出口5への流れを阻止する第1
逆止弁11が設けられる。また、上記の減圧弁8の出口
8bから上記ガス充填路10の入口10aに至るまでの
間に、上記ガス出口5から上記の減圧弁出口8bへの流
れを阻止する第2逆止弁12が設けられる。さらに、上
記の第1逆止弁11及び第2逆止弁12と前記ガス出口
5との間に、そのガス出口5から上記の各逆止弁11・
12への流れを阻止する第3逆止弁13が設けられる。
【0016】上記の第1逆止弁11を強制的に開弁操作
する第1の強制開弁手段15が上記の弁箱3に設けられ
る。また、上記の第3逆止弁13を強制的に開弁操作す
る別の強制開弁手段16が同上の弁箱3に付設可能とさ
れる。上記ガス入口4と上記の閉止弁7の入口7aとの
間に弁装置用フィルタ18が設けられ、ガス充填路10
の出口10bと前記の減圧弁8の入口8aとの間に減圧
弁用一次側フィルタ19が設けられる。また、閉止弁7
の入口路21に連通させた一次側安全路22に一次側安
全弁23が設けられる。上記の減圧弁8の出口路24に
連通させた二次側安全路25に二次側安全弁26が設け
られる。
【0017】上記バルブ装置2は次のように使用され
る。なお、前記ガスボンベ1には、旧来の充填圧力(約1
50kgf/cm2)の2倍の圧力である約300kgf/cm2の高圧ガス
が充填されている。ガス取り出し時には、閉止弁7を開
くことにより、ガスボンベ1内の高圧ガスが減圧弁8に
よって所定圧にまで減圧された後、第2逆止弁12と第
3逆止弁13とを順に通ってガス出口5から取り出され
る。何らかの原因で、逆流ガスがガス出口5へ侵入して
きた場合には、上記の第3逆止弁13によってその逆流
を阻止して、ガスボンベ1内が逆流ガスで汚染されるの
を防止する。
【0018】ガスの取り出しが進んでガスボンベ1の残
圧が設定圧にまで低下すると、第2逆止弁12がバネ
(ここでは図示せず)によって自動的に閉じられるととも
に、第3逆止弁13もバネ(ここでは図示せず)によって
自動的に閉じられる。これにより、それ以上のガス取り
出しを防止して、ガスボンベ1の残圧を設定圧に保持す
る。その結果、閉止弁7を誤って開いたままにしておい
ても、空になったガスボンベ1内へ雰囲気が侵入するこ
とを防止できる。
【0019】空になったガスボンベ1へ高圧ガスを充填
する時には、ガス出口5にガス充填金具(図示せず)を接
続し、その金具に設けた別の強制開弁手段16による手
動操作(又は充填ガス圧力)によって上記の第3逆止弁1
3を開弁させるとともに、閉止弁7を開ける。すると、
高圧ガスが、第1逆止弁11と閉止弁7とガス入口4と
を順に通ってガスボンベ1内へ充填される。上記のガス
充填に先立ってガスボンベ1内を真空引きする場合に
は、上記の第3逆止弁13および閉止弁7を開き操作す
るとともに、前記の強制開弁手段15によって第1逆止
弁11を開き操作すればよい。
【0020】なお、ガスボンベ1内のガスを高圧のまま
取り出す場合には、上記の強制開弁手段15によって第
1逆止弁11を開けるとともに、閉止弁7を開ける。す
ると、ガスボンベ1内の高圧ガスが、閉止弁7と第1逆
止弁11と第3逆止弁13とを通ってガス出口5から取
り出される。
【0021】上記バルブ装置2は、ガスボンベ1の受け
入れ時の圧力を確認したり同上ガスボンベ1の保管中の
圧力を確認したりする場合に、次のように操作される。
図2に示すように、ガス出口5に圧力検出手段31を接
続する。すると、その圧力検出手段31に設けたさらに
別の強制開弁手段32によって上記の第3逆止弁13が
強制的に開弁される。この強制開弁手段32は前記の別
の強制開弁手段16と同様に構成されている。
【0022】上記の圧力検出手段31のベントバルブ3
3を閉じるとともに閉止弁7を開けた状態で、第1逆止
弁11を前記の強制開弁手段15によって開弁させる。
すると、ガスボンベ1内のガスが、上記の閉止弁7と第
1逆止弁11と第3逆止弁13とを順に通って圧力検出
手段31に流入し、そのガス圧力が圧力計34によって
表示される。
【0023】上記バルブ装置2の具体的な構造を、上記
の図1と図2を参照しながら、図3から図6によって説
明する。図3はそのバルブ装置の縦断面図、図4は上記
の図3のIV−IV線矢視断面図、図5は同上の図3のV−V
線矢視断面図、図6は図5における矢印VI部分の拡大図
である。
【0024】バルブ装置2は、前記の弁箱3の脚ネジ部
37が前記ガスボンベ1の首部1aにネジ止め固定可能
となっている。ガスボンベ1の輸送中や保管中には、そ
の首部1aの外周部分に保護キャップ38をネジ止めす
ることによってバルブ装置2が保護される。
【0025】上記の脚ネジ部37の下面に前記ガス入口
4が開口されるとともに、前記の弁箱3の途中高さ部に
前記ガス出口5が横向きに開口される。上記ガス入口4
が、前記の閉止用入口路21・閉止弁室41・減圧用入
口路43・減圧弁室44・前記の減圧用出口路24・第
2逆止弁座77・第3逆止弁用入口路47・第3逆止弁
座81を順に通って、ガス出口5に接続される。上記の
第3逆止弁用入口路47が前記ガス充填路10によって
上記の閉止弁室41へ連通され、そのガス充填路10の
途中部に第1逆止弁11が設けられる。符号50は、第
1逆止弁用入口路である。
【0026】前記の閉止弁7は、上記の閉止弁室41に
昇降自在に挿入した閉止部材51を開閉操作手段52に
よって閉止弁座53に開閉操作させるように構成してな
る。即ち、弁蓋54に支持した弁棒55をハンドル56
で回転操作することにより、閉止弁室41に螺合した閉
止部材51を昇降させて、その閉止部材51に設けた合
成樹脂製の弁面部分57を閉止弁座53に接当または離
間させるようになっている。
【0027】バルブ装置2の組み立てが完了した後にお
いて、上記の閉止弁7を閉じ操作すると、上記の弁面部
分57が上記の閉止弁座53の突起53aに強力に圧接
されて塑性変形し、その弁面部分57には上記の突起5
3a沿って細い環状溝がひとりでに形成される。このた
め、ガス取り出し時に前記ハンドル56を開き側へ回転
操作した際に、その操作初期の開弁隙間が小さくなるの
で、閉止弁7の出口側の圧力が急激に上昇することを防
止できる。
【0028】前記の減圧弁8は、上記の減圧弁室44に
挿入した減圧部材58をピストン式作動具59によって
減圧弁座60に開閉作動させるように構成してなる。即
ち、蓋ボルト61内に形成した作動室62に、上記の作
動具59が第1封止具63と第2封止具64とによって
保密状に挿入される。その作動具59は、複数の皿バネ
からなる釣合いバネ65によって左側の開弁側へ弾圧さ
れる。作動室62は、ガス導入路66と前記の減圧弁室
44とを通って前記の減圧用出口路24に連通されてい
る。上記の作動具59は、両封止具63・64に作用す
るガス圧の差力によって右側の閉弁側へ押圧される。そ
して、釣合いバネ65による開弁力と上記ガス圧力によ
る閉弁力との差力によって、減圧部材58が減圧弁座6
0に開閉作動されるのである。
【0029】前記の第1逆止弁11は、蓋ボルト68内
の第1逆止弁室49に挿入した第1逆止部材70を、そ
の弁室49の内圧と第1逆止バネ71とによって第1逆
止弁座72に閉止接当させてなる。前記の第2逆止弁1
2も、蓋ボルト74内の第2逆止弁室46に挿入した第
2逆止部材75を、その弁室46の内圧力と第2逆止バ
ネ76とによって第2逆止弁座77に閉止接当させてな
る。さらに、第3逆止弁13も、第3逆止弁室48に挿
入した第3逆止部材79を、その弁室48の内圧力と第
3逆止バネ80とによって第3逆止弁座81に閉止接当
させてなる。
【0030】前記の一次側安全弁23は、前記の一次側
安全路22を封止する破裂板83を可溶栓84によって
バックアップしてなる。符号85は噴出孔である。前記
の二次側安全路25は、前記の減圧弁室44から分岐さ
れており、噴出孔87を経て弁箱3の外部空間に連通さ
れている。前述の二次側安全弁26は、ピストン部分8
8を安全バネ89によってOリング製の安全弁座90に
閉止接当させてなる。前記の弁装置用フィルタ18は前
記のガス入口4に装着される。前記の減圧弁用一次側フ
ィルタ19は、前記の閉止弁室41の底壁部分に形成し
たフィルタ装着穴91に挿入される。
【0031】前記の第1逆止弁11用の強制開弁手段1
5は、前記の第1逆止弁室49及び第1逆止弁座72に
対して直列状に設けたシリンダ94孔と、そのシリンダ
孔94に保密状に挿入したピストン95とを備える。上
記シリンダ孔94を前記の閉止弁室41と交差させて、
その交差部分によって前記ガス充填路出口10bが形成
される。上記ピストン95から一端側へ突出させたピス
トンロッド96が前記の第1逆止部材70に対面される
と共に、同上ピストン95の他端面が上記シリンダ孔9
4の他端側に設けた連通孔97を経て弁箱3の外部空間
に対面される。上記の連通孔97は、弁箱3の周溝98
に係合させた防塵キャップ99によって覆われる。
【0032】上記のバルブ装置2は次のように作動す
る。ガスボンベ1からのガス取り出し時には、ハンドル
56によって閉止部材51を開き操作する。すると、ガ
スボンベ1内のガスは、ガス入口4・閉止用入口路21
・閉止弁室41・減圧用入口路43を順に経て、減圧部
材58を押し開いて減圧弁室44から減圧用出口路24
へ流入し、そのガス圧力によって第2逆止部材75を第
2逆止バネ76に抗して第2逆止弁座77から離間させ
て第3逆止弁用入口路47へ流入し、そのガス圧力によ
って第3逆止部材79を第3逆止バネ80に抗して第3
逆止弁座81から離間させて、ガス出口5から流出す
る。このガス取出し状態では、第1逆止部材70は、第
1逆止弁室49の内圧と第1逆止バネ71の弾圧力との
合力によって第1逆止弁座72に閉止接当される。
【0033】上記のガス取り出し中に、何らかの原因に
よって逆流ガスがガス出口へ流入してきたときには、第
3逆止バネ80の閉弁力に加えて、第3逆止弁室48へ
導入された逆流ガスの圧力が第3逆止部材79に閉弁力
として作用して、その第3逆止部材79を第3逆止弁座
81に閉止接当させる。
【0034】ガスの取り出しが進んで、ガスボンベ1の
残圧が設定圧にまで低下してきたときには、第2逆止バ
ネ76の閉弁力が減圧用出口路24のガス圧力による開
弁力に打ち勝って第2逆止部材75を第2逆止弁座77
に閉止接当させるとともに、第3逆止バネ80の閉弁力
が第3逆止用入口路47のガス圧力による開弁力に打ち
勝って第3逆止部材79を第3逆止弁座81に閉止接当
させる。これにより、ガスボンベ1の残圧が設定圧に保
持される。
【0035】空になったガスボンベ1へ高圧ガスを充填
する時には、ガス出口5の周壁にガス充填用金具(図示
せず)を接続して、その金具に設けた強制開弁手段16
の操作具16aによって第3逆止部材79を第3逆止弁
座81から離間させる。この状態で、閉止弁体51を開
き操作して、ガス充填用金具へ高圧ガスを供給する。す
ると、その高圧ガスは、ガス出口5から第3逆止弁座8
1内を経て第1逆止弁用入口路50に流入し、そのガス
圧力によって第1逆止部材70を押し開いて閉止弁室4
1へ流入して、ここから、閉止用入口路21を経てガス
入口4からガスボンベ1内へ充填される。
【0036】上記のガス充填中には、第2逆止部材75
は、第3逆止弁用入口路47から第2逆止弁室46へ導
入された高圧ガスの圧力と第2逆止バネ76との合力に
よって第2逆止弁座77に閉止接当される。また、上記
の閉止弁室41に流入した高圧ガスは、減圧弁室44を
通って作動室62と減圧用出口路24とへ流入し、その
作動室62から作動具59に作用する閉弁力によって減
圧部材58を減圧弁座60に接当させる。
【0037】上記のガス充填に先立ってガスボンベ1内
を真空引きする場合には、バルブ装置2が次のように操
作される。まず、前記の防塵キャップ99を前記の連通
孔97から取り外す。引き続いて、図7(a)に示すよう
に、操作具101を上記の連通孔97からシリンダ孔9
4内へ挿入し、その操作具101によって、ピストン9
5とピストンロッド96とを介して第1逆止部材70を
第1逆止弁座72から離間させる。この状態で、第3逆
止部材79と閉止部材51とを開き操作して、ガス充填
金具から真空引きする。すると、ガスボンベ1内の残留
ガスは、ガス入口4から閉止弁室41・第1逆止弁座7
2内・第3逆止弁座81内・ガス出口5を経て外部へ吸
引される。
【0038】この真空引き操作中には、図7(b)に示す
ように、操作具101を連通孔97から取り外してお
く。ピストン95は、連通孔97側の大気圧力とガス充
填路10側の負圧力との差力によって右側の開弁操作側
へ押圧されるとともにOリング102の摩擦力によって
その開弁操作姿勢に保たれる。
【0039】図8から図11は、それぞれ、上記の操作
具101の第1変形例から第4変形例を示し、上記の実
施例と同じ構成の部材には、原則として同一の符号を付
けてある。
【0040】図8の第1変形例は、操作具101を連通
孔97へ嵌入して、これら両者間の摩擦力によってもピ
ストン95を開弁操作姿勢に保てるようにしたものであ
る。その操作具101は鎖103によって弁箱3に接続
される。
【0041】図9の第2変形例は、可撓性のキャップか
らなる操作具101を周溝98に嵌合させることによっ
て、ピストン95を開弁操作姿勢に保つように構成した
ものである。真空引き作業を終えた後にその操作具10
1を取り外すのを忘れた場合には、ガス充填時にガス充
填路10に作用する圧力によってピストン95が左側へ
押圧されるため、その操作具101と上記の周溝98と
の嵌合が自動的に解除される。
【0042】図10の第3変形例は、連通孔97の周壁
の外ネジ部105に、雌ネジキャップからなる操作具1
01をネジ止めするように構成したものである。この構
成は、ピストン95を強力に操作できるため、前述の図
2で示したようにガスボンベ1内の圧力を検出しようと
する場合や、ガスボンベ1内のガスを高圧のまま取り出
す場合に適する。
【0043】図11の第4変形例は、C字状アーム10
7とそのアーム107にネジ嵌合した押圧ボルト108
とによって操作具101を構成したものである。その押
圧ボルト108によってピストン95が強力に操作可能
である。上記の操作具101は、手動で操作するものに
代えて、エアーシリンダ等によって自動的に操作するも
のであってもよい。
【0044】図12は、強制開弁手段15のピストン9
5の変形例を示し、ガスボンベの内圧を表示できるよう
に構成したものである。(a)図の初期状態に示すよう
に、ピストン95から連通孔97内へ指示部110が突
設され、そのピストン95がバネ111によってガス充
填路10側へ弾圧される。(b)図のガス取り出し状態に
示すように、閉止弁室41からガス充填路10にガスが
流入すると、そのガス圧力によってピストン95が左向
きに押圧され、指示部110が連通孔97の外部へ突出
する。その突出量によってボンベ内圧を表示できる。
(c)図の真空引き状態では、ピストン95は、連通孔9
7側の大気圧力とガス充填路10側の負圧力との差力に
よって右側の開弁操作側へ押圧されるとともにOリング
102の摩擦力によってその開弁操作姿勢に保たれる。
なお、操作具としては、前記の図8から図11の各図に
示したものが使用可能である。
【0045】上記の実施例は次の長所が得られる。第1
逆止弁11用の強制開弁手段15を設けたので、ガスボ
ンベ1の受け入れ時の圧力や保管中の圧力を容易に検出
でき、そのうえ、ガスボンベ1内のガスを高圧のまま取
り出すことが可能となる。その強制開弁手段15は、シ
リンダ孔94とピストン95とで構成したので、簡素な
構成でコンパクトに造れる。上記シリンダ孔94と閉止
弁室41との交差部分によってガス充填路10の一部分
を構成したので、その閉止弁室41とガス充填路10と
の連通路を省略してバルブ装置2をコンパクトに造れ
る。何らかの原因によってガス出口5に逆流ガスが流入
してきた場合に、その逆流ガスの侵入を第3逆止弁13
によって阻止できるので、ガスボンベ1内のガスが汚染
されない。
【0046】減圧弁8の入口側に減圧弁用一次側フィル
タ19を設けので、ガス取り出し時に減圧部材58と減
圧弁座60との間に異物が噛み混むのを防止でき、減圧
弁8の作動を長期間にわたって良好に保てる。その一次
側フィルタ19を、閉止弁室41の底壁部分に形成した
フィルタ装着穴91に挿入したので、フィルタの装着構
造が簡素になる。
【0047】弁箱3の上寄り部にガス出口5を横向きに
開口し、その上寄り部に閉止弁室41を上向き開口状に
形成して、その閉止弁室41の周壁内に減圧弁室44と
3つの逆止弁室46・48・49を設けたので、バルブ
装置2をコンパクトにまとめることができ、そのバルブ
装置2を既存の保護キャップ38内に収容することが可
能となった。
【0048】図13と図14とは、それぞれ、第2実施
例と第3実施例を示し、前記の図1に相当する図であ
る。これらの実施例においては、その図1と同じ構成の
部材には同一の符号を付けてある。
【0049】(第2実施例)図13に示すように、前記の
図1における第3逆止弁13が省略される。ガスボンベ
1の残圧の保持は、第2逆止弁12のバネ(ここでは図
示せず)によってなされる。また、そのガスボンベ1の
内圧の確認は、閉止弁7を開けると共に強制開弁手段1
5によって第1逆止弁11を開ければよい。その他の構
成は、図1の場合と同様である。
【0050】(第3実施例)図14に示すように、前記の
第3逆止弁13を、ガス充填路10の入口10aと第1
逆止弁11との間に設けて、その第3逆止弁13用の別
の強制開弁手段16を弁箱3に付設可能に構成したもの
である。この場合、第2逆止弁12のバネ(図示せず)だ
けによって残圧を保持できるので、図1のものに比べ
て、残圧を小さくできる。その他の構成は、図1の場合
と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスボンベ用バルブ装置の第1実施例を示す系
統図である。
【図2】上記バルブ装置の強制開弁手段を使用してボン
ベ内圧を検出する状態を示し、図1に相当する系統図で
ある。
【図3】上記バルブ装置の立面図である。
【図4】上記の図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】同上の図3のV−V線矢視断面図である。
【図6】上記の図5における矢印VI部分の拡大図であ
る。
【図7】上記の強制開弁手段の作動状態を示し、(a)図
は開弁操作状態を示す図、(b)図は真空引き操作状態を
示す図である。
【図8】上記強制開弁手段の操作具の第1変形例を示
し、図7(a)に相当する図である。
【図9】上記の操作具の第2変形例を示し、図7(a)に
相当する図である。
【図10】上記の操作具の第3変形例を示し、図7(a)
に相当する図である。
【図11】上記の操作具の第4変形例を示し、図7(a)
に相当する図である。
【図12】前記の強制開弁手段のピストンの変形例を示
し、(a)図は初期状態を示す図、(b)図はガス取り出し
状態を示す図、(c)図は真空引き状態を示す図である。
【図13】前記バルブ装置の第2実施例を示し、図1に
相当する図である。
【図14】前記バルブ装置の第3実施例を示し、図1に
相当する図である。
【符号の説明】
1…ガスボンベ、3…弁箱、4…ガス入口、5…ガス出
口、6…ガス取り出し路、7…閉止弁、7b…出口、8
…減圧弁、8a…入口、8b…出口、10…ガス充填
路、10a…入口、10b…出口、11…第1逆止弁、
12…第2逆止弁、 13…第3逆止弁、15…強制開弁手段、16…別の強
制開弁手段、16a…操作具、19…減圧弁用一次側フ
ィルタ、25…二次側安全路、26…二次側安全弁、4
1…閉止弁室、44…減圧弁室、46…第2逆止弁室、
48…第3逆止弁室、49…第1逆止弁室、50…入口
路、51…閉止部材、52…開閉操作手段、 53…閉止弁座、58…減圧部材、59…作動具、60
…減圧弁座、62…作動室、65…釣合いバネ、70…
第1逆止部材、71…第1逆止バネ、72…第1逆止弁
座、75…第2逆止部材、76…第2逆止バネ、77…
第2逆止弁座、79…第3逆止部材、80…第3逆止バ
ネ、81…第3逆止弁座、91…フィルタ装着穴、94
…シリンダ孔、95…ピストン。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱(3)内で、ガス入口(4)からガス出
    口(5)に至るまでのガス取り出し路(6)に閉止弁(7)と
    減圧弁(8)とを順に設け、上記ガス出口(5)と上記の閉
    止弁(7)の出口(7b)との間に上記の減圧弁(8)をバイ
    パスするガス充填路(10)を設け、そのガス充填路(1
    0)に、上記の閉止弁出口(7b)から上記ガス出口(5)
    への流れを阻止する第1逆止弁(11)を設けた、ガスボ
    ンベ用バルブ装置において、上記の減圧弁(8)の出口(8
    b)から上記ガス充填路(10)の入口(10a)に至るま
    での間に、上記ガス出口(5)から上記の減圧弁出口(8
    b)への流れを阻止する第2逆止弁(12)を設け、その
    減圧弁出口(8b)に二次側安全路(25)を連通させてそ
    の二次側安全路(25)に二次側安全弁(26)を設けた、
    ことを特徴とするガスボンベ用バルブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のガスボンベ用バルブ装置にお
    いて、前記の第1逆止弁(11)を強制的に開弁操作する
    強制開弁手段(15)を前記の弁箱(3)に設けたもの。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のガスボンベ用バルブ装
    置において、 前記の第1逆止弁(11)及び前記の第2逆止弁(12)と
    前記ガス出口(5)との間に、そのガス出口(5)から上記
    の各逆止弁(11)(12)への流れを阻止する第3逆止弁
    (13)を設け、その第3逆止弁(13)を強制的に開弁操
    作する別の強制開弁手段(16)を前記の弁箱(3)に付設
    可能に構成したもの。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2のガスボンベ用バルブ装
    置において、 前記ガス充填路(10)の入口(10a)と前記の第1逆止
    弁(11)との間に、そのガス充填路入口(10a)から上
    記の第1逆止弁(11)への流れを阻止する第3逆止弁
    (13)を設け、その第3逆止弁(13)を強制的に開弁操
    作する別の強制開弁手段(16)を前記の弁箱(3)に付設
    可能に構成したもの。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかのガスボンベ
    用バルブ装置において、前記の減圧弁(8)の入口(8a)
    と前記ガス充填路(10)の出口(10b)との間に減圧弁
    用一次側フィルタ(19)を設けたもの。
  6. 【請求項6】 弁箱(3)内で、ガス入口(4)からガス出
    口(5)に至るまでのガス取り出し路(6)に閉止弁(7)の
    閉止弁室(41)と減圧弁(8)の減圧弁室(44)とを順に
    設け、上記ガス出口(5)と上記の閉止弁室(41)との間
    に上記の減圧弁室(44)をバイパスするガス充填路(1
    0)を設けて、そのガス充填路(10)に、上記の閉止弁
    室(41)から上記ガス出口(5)への流れを阻止する第1
    逆止弁(11)を設け、 上記の閉止弁(7)は、上記の閉止弁室(41)に挿入した
    閉止部材(51)を開閉操作手段(52)によって閉止弁座
    (53)に開閉操作可能に構成し、 上記の減圧弁(8)は、上記の減圧弁室(44)に挿入した
    減圧部材(58)を作動具(59)によって減圧弁座(60)
    に開閉作動可能に構成して、その作動具(59)を、釣合
    いバネ(65)によって開弁側へ弾圧するとともに上記ガ
    ス出口(5)に連通された作動室(62)のガス圧力によっ
    て閉弁側へ押圧して構成し、 上記の第1逆止弁(11)は、第1逆止弁室(49)に挿入
    した第1逆止部材(70)を第1逆止バネ(71)によって
    第1逆止弁座(72)へ向けて弾圧して構成した、ガスボ
    ンベ用バルブ装置において、 上記の減圧弁室(44)から上記の第1逆止弁(11)の入
    口路(50)に至るまでの間に、上記ガス出口(5)から上
    記の減圧弁室(44)への流れを阻止する第2逆止弁(1
    2)を設け、 その第2逆止弁(12)は、第2逆止弁室(46)に挿入し
    た第2逆止部材(75)を第2逆止バネ(76)によって第
    2逆止弁座(77)へ向けて弾圧して構成し、 上記の減圧弁室(44)に二次側安全路(25)を連通させ
    て、その二次側安全路(25)に二次側安全弁(26)を設
    けた、ことを特徴とするガスボンベ用バルブ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6のガスボンベ用バルブ装置にお
    いて、 前記第1逆止弁(11)を強制的に開弁操作する強制開弁
    手段(15)を弁箱(3)に設けて、 その強制開弁手段(15)を、前記の第1逆止弁室(49)
    及び第1逆止弁座(72)に対して直列状に設けたシリン
    ダ孔(94)と、そのシリンダ孔(94)に保密状に挿入し
    たピストン(95)とで構成し、上記ピストン(95)の一
    端面を前記の第1逆止部材(70)に対面させるととも
    に、同上ピストン(95)の他端面を上記シリンダ孔(9
    4)を経て前記の弁箱(3)の外部空間に対面させて構成
    したもの。
  8. 【請求項8】 請求項7のガスボンベ用バルブ装置にお
    いて、前記シリンダ孔(94)を前記の閉止弁室(41)と
    交差させて、その交差部分によって前記ガス充填路(1
    0)の一部分を構成したもの。
  9. 【請求項9】 請求項6から8のいずれかのガスボンベ
    用バルブ装置において、 前記の第1逆止弁室(49)及び前記の第2逆止弁室(4
    6)と前記ガス出口(5)との間に第3逆止弁(13)を設
    け、 その第3逆止弁(13)は、第3逆止弁室(48)に挿入し
    た第3逆止部材(79)を第3逆止バネ(80)によって第
    3逆止弁座(81)へ向けて弾圧して構成し、 前記の開閉操作手段(52)によって前記の閉止部材(5
    1)を開き操作した状態では、 ガスボンベ(1)の残圧が設定圧を越えているときには、
    その残圧が第3逆止バネ(80)に抗して第3逆止部材
    (79)を第3逆止弁座(81)から離間させて、上記ガス
    ボンベ(1)内のガスを第3逆止弁座(81)を経て前記ガ
    ス出口(5)へ流出させ、 同上ガスボンベ(1)の残圧が設定圧にまで低下してきた
    ときには、上記の第3逆止バネ(80)の閉弁力がガス圧
    による開弁力に打ち勝って上記の第3逆止部材(79)を
    上記の第3逆止弁座(81)に閉止接当させて、そのガス
    ボンベ(1)の残圧を設定圧に保持し、 さらに、逆流ガスがガス出口(5)から上記の第3逆止弁
    座(81)に流入してきたときには、上記の第3逆止バネ
    (80)の閉弁力に加えて上記の逆流ガスの圧力が上記の
    第3逆止部材(79)の閉弁力として作用して、その第3
    逆止部材(79)を第3逆止弁座(81)に閉止接当させる
    ことにより、その逆流ガスの侵入を阻止するように構成
    し、 上記の第3逆止部材(79)を強制的に開弁操作する別の
    強制開弁手段(16)を前記の弁箱(3)に付設可能に構成
    して、上記の別の強制開弁手段(16)の操作具(16a)
    を前記ガス出口(5)を通って上記の第3逆止部材(79)
    に対面可能に構成したもの。
  10. 【請求項10】 請求項6から9のいずれかのガスボン
    ベ用バルブ装置において、前記の閉止弁室(41)と前記
    の減圧弁室(44)との間に減圧弁用一次側フィルタ(1
    9)を設けたもの。
  11. 【請求項11】 請求項10のガスボンベ用バルブ装置
    において、前記の閉止弁室(41)の底壁部分にフィルタ
    装着穴(91)を形成し、そのフィルタ装着穴(91)に前
    記の減圧弁用一次側フィルタ(19)を挿入して構成した
    もの。
JP26819792A 1992-09-09 1992-09-09 ガスボンベ用バルブ装置 Pending JPH0694196A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26819792A JPH0694196A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 ガスボンベ用バルブ装置
DE1993600301 DE69300301T2 (de) 1992-09-09 1993-09-01 Ventilanordnung für Gasbehälter.
EP19930306927 EP0588531B1 (en) 1992-09-09 1993-09-01 Valve assembly for gas cylinder
US08/115,738 US5309945A (en) 1992-09-09 1993-09-03 Valve assembly for gas cylinder
AU46182/93A AU663405B2 (en) 1992-09-09 1993-09-07 Valve assembly for gas cylinder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26819792A JPH0694196A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 ガスボンベ用バルブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0694196A true JPH0694196A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17455275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26819792A Pending JPH0694196A (ja) 1992-09-09 1992-09-09 ガスボンベ用バルブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0694196A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006283899A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Neriki:Kk バルブ装置とガス容器および充填用接続装置
JP2008240765A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Neriki:Kk 遮断弁およびこれを備えた冷媒注入用マニホールド弁
JP2010188769A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Toyota Motor Corp 車両用高圧タンクのバルブ装置
US7798168B2 (en) 2002-06-10 2010-09-21 Advanced Technology Materials, Inc. Pressure-based gas delivery system and method for reducing risks associated with storage and delivery of high pressure gases
JP2015523509A (ja) * 2012-06-04 2015-08-13 ヨンド・アイエヌデー・カンパニー・リミテッド 流体制御用バルブアセンブリ
CN112843424A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 宁波新高流体控制技术有限公司 医用氧气阀

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7798168B2 (en) 2002-06-10 2010-09-21 Advanced Technology Materials, Inc. Pressure-based gas delivery system and method for reducing risks associated with storage and delivery of high pressure gases
JP2006283899A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Neriki:Kk バルブ装置とガス容器および充填用接続装置
JP2008240765A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Neriki:Kk 遮断弁およびこれを備えた冷媒注入用マニホールド弁
JP2010188769A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Toyota Motor Corp 車両用高圧タンクのバルブ装置
JP2015523509A (ja) * 2012-06-04 2015-08-13 ヨンド・アイエヌデー・カンパニー・リミテッド 流体制御用バルブアセンブリ
CN112843424A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 宁波新高流体控制技术有限公司 医用氧气阀
CN112843424B (zh) * 2020-12-31 2023-09-19 宁波新高流体控制技术有限公司 医用氧气阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5309945A (en) Valve assembly for gas cylinder
EP0688983B1 (en) Valve assembly for gas cylinder
US4898210A (en) Gas-cylinder valve
JPH0539898A (ja) 減圧弁付きボンベバルブ
JPH1194197A (ja) ガスボンベ用バルブ装置およびそのバルブ装置の減圧弁
US3981328A (en) Hand-operable takeout valve for a fluid pressurized container
US10344918B2 (en) Valve, receptacle and method for filling, extracting and evacuating
JP2002147697A (ja) 逆止弁付きボンベバルブ
KR101403189B1 (ko) 압력 유체 실린더
JPS5953914A (ja) 圧力調整器
AU762280B2 (en) Safety device for liquid aerating apparatus
JPH0694196A (ja) ガスボンベ用バルブ装置
US4465202A (en) Fluid container with venting means
US5063976A (en) Attachment of gas charger for gas container
JP2821699B2 (ja) 減圧弁付きボンベバルブ
US5350222A (en) Auxiliary stabilizer valve for VX vent valve
JP3120316B2 (ja) ガスボンベ用バルブ装置
JPH06174197A (ja) ガスボンベ用バルブ装置
WO2003095965A2 (en) Tank valve testing method
US4637441A (en) Inlet and outlet valves
JP2001304499A (ja) ガスボンベ用バルブ装置
JP2000310397A (ja) ガスボンベ用バルブ装置
JPH0320199A (ja) 逆止弁付きボンベバルブ
CN217784275U (zh) 一种井口控制系统手自两用气控二位三通阀
JP2829523B2 (ja) 高圧ガス・低圧ガス選択取出し用容器弁