JPH0694176B2 - 合成樹脂容器の製造方法 - Google Patents

合成樹脂容器の製造方法

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JPH0694176B2
JPH0694176B2 JP8756390A JP8756390A JPH0694176B2 JP H0694176 B2 JPH0694176 B2 JP H0694176B2 JP 8756390 A JP8756390 A JP 8756390A JP 8756390 A JP8756390 A JP 8756390A JP H0694176 B2 JPH0694176 B2 JP H0694176B2
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JP
Japan
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synthetic resin
nozzle
container
resin sheet
resin container
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昌臨 江口
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体等を収容して保存したり、輸送する場合に
使用される合成樹脂容器を効率的に製造する方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、液体の保存や輸送などに使用される容器として
は種々の形状が提案され実施されているが、その1つに
合成樹脂製のシート状物により袋体を形成させ、この袋
体を容器とするものがある。
そしてこの容器は通常ブロー形成により製造される。そ
の一例を示せば、第7図に示されるように、 (1)溶融した合成樹脂を押出装置(あるいは射出成形
機)のノズル1から吐出させて中空円柱状のパリソン2
を形成し(第7図(イ))、 (2)このパリソン2の下部をシール装置3によりシー
ルする。
(3)そして前記下部がシールされたパリソン2を金型
5内に収容し、ノズル1に設けた気体供給穴4からエア
ーを注入する(第7図(ロ))。
(4)このようにして金型5により容器素材a′を形成
させこ後、ヒートカッター6により中空円筒状パリソン
2を切断する(第7図(ハ))。
(5)その後、金型5を完全に閉じて気体供給管8を通
じてエアブローすると容器素材a′が形成される。この
場合、金型5を水冷(第7図(ニ))して容器素材a′
の形成を早く確実にしている。
(6)然る後、第7図(ホ),(ヘ)に示すように金型
5を開放して容器素材a′の周囲に形成されているバリ
10を切断して第7図(ト)に示すように最終的な容器a
を形成させるのである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで前記したようにブロー形成により容器を製造す
る場合、必然的に製品の周囲にバリを多く形成すること
となるので原材料の歩留りが悪いばかりでなく、容器の
肉厚を比較的厚くする必要がある上に、その厚みが不均
一であるため精度が悪くなるという問題があった。
特に、このような容器の場合には、容器ノズル9の厚さ
が他の部分よりも厚いためにパリソン2を変形させて形
成するのには精度の良いものとを得ることが困難とな
る。
また、容器の本体部と容器ノズルを同じ工程で形成する
ため、短時間に連続成形することが困難であり、後工程
では容器を1個づつハンドリングしなければならないた
め、多量生産する場合は不向きである等の問題があっ
た。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記したような問題点を解決するためになされ
たものであって、合成樹脂シートの長手方向に所定間隔
を置いてノズル用穴を形成する第一の工程と、前記ノズ
ル用穴にノズルを位置させて前記合成樹脂シートとノズ
ルとを溶着させる第二の工程と、前記合成樹脂シートを
幅方向の中央部で折曲げた後、両縁合せ部を溶着する第
三の工程と、前記ノズルの間の中間部を切断する第四の
工程とよりなる合成樹脂容器の製造方法である。
即ち、本発明に係る合成樹脂容器の製造方法は、容器を
形成する合成樹脂シートを展開した状態でノズルを所定
の位置に取付け、この合成樹脂シートを長手方向に折り
曲げて底部と側部に相当する部分を溶着するものであ
る。
好ましい実施例においては、合成樹脂シートは幅方向の
中央部であるが、必要に応じてヒダを形成することによ
って容量の大きな容器を連続的に製造することも可能で
ある。
また、合成樹脂シートに予めエンボス加工によって容器
の腹となる部分を膨出させたり、微細な凹凸を形成して
おくことによって各種の用途に応じた特性を有する容器
を連続的に製造することができる。
合成樹脂シートとノズルとの接合手段は、ヒートシール
が最も適しているが、超音波シールや高周波シール等、
公知の合成樹脂シール手段を利用することができる。
〔作用〕 合成樹脂シートを展開した状態で所定の位置にノズルを
固定し、このシートを折り曲げて側部と底部をシールす
るので、極めて効率的に容器を製造することができる。
〔実施例〕
以下、第1図乃至第6図に基づき本発明による合成樹脂
容器の製造方法の一実施例を説明する。
先ず第1図において11は合成樹脂シート(膜状物)であ
って、この合成樹脂シート11の幅Wは、後述する合成樹
脂容器12の深さD(第6図)の少なくとも2倍のものが
準備されている。
そしてこの合成樹脂シート11の幅方向の中央部にはノズ
ル用穴13が長手方向に、所定間隔Lをおいて、即ち、合
成樹脂容器12の幅lと同じくなるような間隔Lをおいて
ノズル用穴13が形成されている。更にこの各ノズル用穴
13間の中央部であって、かつその幅方向には複数個、具
体的には複数個(この実施例においては4個)の送り用
穴14が図示しない装置により形成される(第一の工
程)。
そしてこのノズル用穴13には第2図に示すように合成樹
脂シート11と同一材質により形成されたノズル23が溶着
される(第二の工程)。第3図はこの合成樹脂シート11
へノズル23を溶着させる装置の要部側面図であって、上
下動可能な受台15と、ヒータ16を下端に持ち、上下動可
能なヒータ台17と、図示しない送り装置等から構成され
ている。
受台15上に合成樹脂シート11とノズル23とを載置し、上
方よりヒータ受台17を下降させて受台15とヒータ台17の
間で前記合成樹脂シート11とノズル23とを押圧してヒー
タ16で加熱することによってノズル23の下部のフランジ
部を合成樹脂シート11の中央部で溶着する。
このようにして合成樹脂シート11にノズル23を溶着が完
了すると、この合成樹脂シート11は例えば第2図におい
て左方へ搬送され、ここでその中央部(ノズル23の中心
部分を通る線)で折り曲げられる。この折り曲げ装置と
しては、上部に配置されたノズル23のフランジ部を支持
する2本のガイド棒からなるノズル保持レール18と、合
成樹脂シート11の中央部の下面に位置して支持する上方
レール19と、このレール19の下方の両側に位置する2本
の下部レール20より構成され、これらの部材からなる装
置で合成樹脂シート11は2つに折り曲げられる。
第4図は、ノズル23を設けた合成樹脂シート11を折り曲
げたものを示しており、この折り曲げ工程の後、各ノズ
ル23の中間部21及び両縁合せ部22において、図示しない
シール装置により加熱溶着される(第5図、第三の工
程)。
次に、この中間部21の溶着個所の中心線に沿って切断
(第四の工程)されて第6図に示す如き3方の縁部が加
熱溶着された容器12が製造されるのである。
前記実施例においては合成樹脂シートの幅の中央部にノ
ズルを設けて、容器の肩部にノズルを取付けたものの製
造方法を示したが、このノズルの取付位置を中央部より
ズラすことによって側面にノズルを設けた容器を製造す
ることも可能である。
また、合成樹脂シートを幅方向の中央部において2つ折
りにしたが、ヒダを設けることによって容量の大きな容
器を製造することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明による合成樹脂
容器の製造方法によれば、合成樹脂シートにノズルを取
付ける際に、このシートが平坦な状態でノズルを溶着す
る。そして中央部で折り曲げて容器の下部と側部とを溶
着し、切断するという、極めて簡単な手段により合成樹
脂容器を製造することができる。
合成樹脂シートは、押出成形工程で製造することがで
き、しかも厚さが均一なものを効率的に得ることができ
る上に、このシートを2つ折りにして底部と側部とを溶
着するだけで容器が完成するので、バリを実質的に発生
することがなく、原材料の歩留りは良好で、品質の向上
を計ることができる。そして連続的に高速で加工するこ
とができるので、容器を大量に製造することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第6図は本発明による合成樹脂容器の製造方
法の実施例を説明するものであって、第1図は帯状合成
樹脂膜の斜視図、第2図はノズル取付及び折り曲げ状態
説明図、第3図はノズル溶着装置の要部断面図、第4図
は折曲成形体の斜視図、第5図は折曲成形体の溶着個所
説明図、第6図は容器の斜視図である。第7図(イ)〜
(ト)は従来の合成樹脂容器の製造方法の一例の説明図
である。 1…ノズル、2…中空円柱状パリソン 3…シール装置、4…穴 5…金型、6…ヒートカッター 8…入口部、9…容器ノズル 10…バリ、11…帯状合成樹脂膜 12…合成樹脂容器、13…ノズル用穴 14…送り用穴、15…受台 16…ヒータ、17…ヒータ台 18…ノズル保持レール 19…上方レール、20…下部レール 21…中央部、22…両縁合せ部 23…ノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂シートの長手方向に所定間隔を置
    いてノズル用穴を形成する第一の工程と、前記ノズル用
    穴にノズルを位置させて前記合成樹脂シートとノズルと
    を溶着させる第二の工程と、前記合成樹脂シートを幅方
    向の中央部で折曲げた後、両縁合せ部を溶着する第三の
    工程と、前記ノズルの間の中間部を切断する第四の工程
    とよりなる合成樹脂容器の製造方法。
JP8756390A 1990-04-03 1990-04-03 合成樹脂容器の製造方法 Expired - Lifetime JPH0694176B2 (ja)

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JPH03286845A JPH03286845A (ja) 1991-12-17
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