JPH0693Y2 - 内視鏡用結石破砕具 - Google Patents

内視鏡用結石破砕具

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JPH0693Y2
JPH0693Y2 JP6434689U JP6434689U JPH0693Y2 JP H0693 Y2 JPH0693 Y2 JP H0693Y2 JP 6434689 U JP6434689 U JP 6434689U JP 6434689 U JP6434689 U JP 6434689U JP H0693 Y2 JPH0693 Y2 JP H0693Y2
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sheath
basket
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JP6434689U
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Inventor
理 小林
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旭光学工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されて、体
腔内に生じた結石などを破砕するために用いらる内視鏡
用結石破砕具に関する。
[従来の技術] この種の内視鏡用結石破砕具は、一般に、複数の弾性ワ
イヤから形成されたバスケットと、そのバスケットの後
端に連結された可撓性の操作ワイヤと、その操作ワイヤ
を進退自在に挿通させた可撓性のシースとで構成され、
シースの基端には操作部が設けられている。そして、操
作部からの操作ワイヤ操作によって、シースの先端から
突設されたバスケットの内部に体腔内の結石を包み込ん
だ後、バスケットをシース内に引き込んで縮小変化させ
ることにより、結石等を破砕する。
このような内視鏡用結石破砕具において、従来の操作部
は、例えば一般の生検鉗子用操作部などと同様に指先で
操作ワイヤを直接引張るようにしたもの、あるいは例え
ば特公昭63−20140号公報に示されるように、回
転ハンドルによって操作ワイヤを進退させるようにした
ものなどがあった。
[考案が解決しようとする課題] しかし、指先で操作ワイヤを直接引張るようにしたもの
は、大きな力で操作ワイヤを引張ることができないた
め、少し硬い結石などになると破砕することができない
欠点があった。また、回転ハンドルによって操作ワイヤ
を進退させるようにしたものは、操作部自体が大きく重
くなってしまうため、操作性が非常に悪く、さらに構造
が複雑なため高価なものになる欠点があった。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、硬い結石
でも容易に破砕することができ、しかも小型軽量で容易
に操作することができ、さらに低価に得ることのできる
内視鏡用結石破砕具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案の内視鏡用結石破砕
具は、複数の弾性ワイヤから形成されたバスケットと、
上記バスケットの後端に連結れた可撓性の操作ワイヤ
と、上記操作ワイヤを進退自在に挿通させた可撓性のシ
ースと、上記シースの基端部に着脱自在に接続され、上
記操作ワイヤを梃子の作用により牽引して上記バスケッ
トの一部又は全部を上記シース内に引き込む操作部とを
有することを特徴とする。
[作用] バスケットの内部に体腔内の結石などを包み込んだ状態
で、バスケットの後端に連結された操作ワイヤの後端か
らシースを挿通させ、そのシースの基端部に操作部を接
続し、梃子の作用によって操作ワイヤを大きな力で牽引
する。すると、バスケットは結石などを包み込んだま
ま、シース内に強力に引き込まれて縮小変化し、結石が
破砕される。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図ないし第5図は本考案の実施例の内視鏡用結石破
砕具を示している。
第2図は、バスケット7の後端に操作ワイヤ5を連結し
たユニットを示している。第3図は、内視鏡の鉗子チャ
ンネルを利用してバスケット7を体腔内に挿入するとき
に用いる挿入用シース4を示し、第4図は、バスケット
7内に包み込まれた結石を破砕するときに用いる破砕用
シース1を示している。
第2図において、7はバスケットであり、複数(例えば
4本)の弾性ワイヤ7aの先端を、結束部材8によりま
とめて銀ロー付けなどで固定し、後端を接続リング9に
まとめて固定したものである。弾性ワイヤ7aには、ス
テンレス鋼線の撚り線又は単線などが用いられ、各弾性
ワイヤ7aに形成された複数の折り曲げ部の復元力によ
り、バスケット7を、全体として伸縮自在なかご状に形
成している。
5は操作ワイヤであり、例えばステンレス鋼線の撚り線
が用いられる。操作ワイヤ5は、挿入用シース4及び破
砕用シース1に進退自在に挿通することができる。操作
ワイヤ5の先端には接続パイプ10が銀ロー付けなどで
固着されており、この接続パイプ10を介して操作ワイ
ヤ5がバスケット7と連結されている。
接続パイプ10から破砕用シース1の全長より少し長い
距離だけ離れた位置において、金属製で円筒状の牽引パ
イプ11が、操作ワイヤ5に銀ロー付けなどで固着され
ている。操作ワイヤ5は、その全長が例えば破砕用シー
ス1の全長の約2倍以上あり、その後端には、金属製で
円筒状の把手6が銀ロー付けなどで固着されている。従
って、操作ワイヤ5を破砕用シース1内に挿通させると
きに、操作ワイヤ5を手で支えるのに便利である。
これら接続リング9、接続パイプ10、牽引パイプ11
及び把手6は、挿入用シース4及び破砕用シース1の内
部に挿入できる大きさに形成されている。バスケット7
はすぼめられて、両シース4,1内に収納することがで
きる。結束部材8は、必ずしもこれらシース内に挿入で
きなくてもよいが、極端に太くすることは、体腔内への
挿入操作等のうえで好ましくない。
挿入用シース4は、例えば四フッ化エチレン樹脂製の可
撓性チューブであり、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿脱
自在である。挿入用シース4は、その先端から内部に操
作ワイヤ5で進退自在を挿通させ、バスケット7をすぼ
めて内部に収納することができる。
破砕用シース1は、腰の強い可撓性チューブであり、例
えば厚肉の四フッ化エチレン樹脂製又は密巻きコイルな
どが用いられ、その先端から内部に操作ワイヤ5を進退
自在に挿通させることができ、バスケット7をすぼめて
内部に収納することができる。破砕用シース1の両端に
は、破砕用シース1の内径と略同内径の、例えばステン
レス鋼製の口金2,3が接合固定されており、破砕用シ
ース1の両端口元に大きな力が加わっても変形や破損を
起こさないように、口元を補強している。
第5図は操作部20を示している。操作部20は、中央
部でくの字に折り曲げられたくの字アーム21と直線状
の支持アーム22とを、各アーム21,22の中央部で
軸23により互いに回転自在に連結して形成されてい
る。くの字アーム21と支持アーム22は、共に、例え
ばコの字断面を有する金属製のアングル材である。
両アーム21,22の間には、ばね24が介装されてお
り、両アーム21,22の前半部(第5図の左半分)を
押し開くように付勢している。従って、外部から力を加
えない自然状態では、第1図に示されるように、くの字
アーム21と支持アーム22の間が前部側で開いて、後
部側で閉じた状態になる。尚、第5図は、自然状態か
ら、くの字アーム21に矢印A方向の力を加えて、前部
側を少し閉じた状態を示している。
くの字アーム21の前端部には、前端側に開口するすり
割り21aが形成されている。このすり割り21aの幅
は、操作ワイヤ5の外径より広く、牽引パイプ11の外
径より狭い。支持アーム22の先端部には、操作ワイヤ
5の外径より広い幅で、すり割り22aが形成されてお
り、支持アーム22の下面に形成されたくぼみ22bに
は、破砕用シース1の口金2を着脱自在に当接して、破
砕用シース1の基端部の接続位置の位置決めをすること
ができる。尚、くぼみ22bの代わりに、座ぐりなどを
形成してもよい。
第1図は、バスケット7内に結石がない状態で、破砕用
シース1の基端部に操作部20を接続した状態を示して
いる。操作部20では、操作ワイヤ5がすり割り21
a,22aに挿通され、牽引パイプ11がすり割り21
aに引掛けられている。
バスケット7内に結石があるときは、バスケット7は2
点鎖線に示されるように、破砕用シース1外で脹らみ、
そのとき操作部20は第11図のようにくの字アーム2
1が前側に回動した状態に変化する。そこで、くの字ア
ーム21の後端部付近を握り込めば、そこを力点、軸2
3を支点として、梃子の作用によって操作ワイヤ5が大
きな力で牽引される。
次に実施例の内視鏡用結石破砕具の使用について、説明
する。
まず、第6図に示されるように、内視鏡50の鉗子挿入
孔51から、内視鏡用結石破砕具を患者60の体腔内に
挿入する。このとき、操作ワイヤ5を基部側に牽引する
ことで、バスケット7を挿入用シース4の内部に収納し
ておく。そして、第1図に示されるように、内視鏡50
の挿入部52の先端から挿入用シース4を突出させ、そ
の挿入用シース4の先端から外に出されて脹らんだバス
ケット7の内部に結石61を包み込む。その際把手6を
手で振りながら、操作ワイヤー5を操作すると便利であ
る。
バスケット7内に結石61を包み込んだら、第8図に示
されるように、挿入部52と挿入用シース4を本体に引
き出す。このとき、バスケット7は結石61を包み込ん
でいるので、体腔内の狭い箇所で引掛って体腔内に残っ
たままとなる。このとき、操作ワイヤ5の後半部(全長
の半分以上)は体外に出ている。
次に、操作ワイヤ5の後端から破砕用シース1を通し、
破砕用シース1を先端から体腔内に送り込む。そして、
第9図に示されるように、第7図の内視鏡50を破砕用
シース1に入れ替えた状態にする。
この状態で操作部20を取り付ける。即ち、第10図に
示されるように、操作部20のくの字アーム21を、ば
ね力に抗して矢印B方向に力を加え前に倒し、破砕用シ
ース1の後端の口金2を支持アーム22のくぼみ22b
に当接させる。また、操作ワイヤ5をすり割り21a,
22aに挿通させる。そして、B方向の力を解除すれ
ば、第11図に示されるように、ばね24の復元力によ
り、くの字アーム21が回動して、すり割り21aは牽
引パイプ11を引掛けて、操作ワイヤ5と破砕用シース
1を手から離しても、バスケット7内に結石61が確保
される。
操作部20を取り付けたら、第12図に示されるよう
に、くの字アーム21の後端部を、矢印C方向に力を入
れて握り込むことにより、操作ワイヤ5には大きな牽引
力が加わり、第13図に示されるように、バスケット7
は破砕用シース1内に引き込まれて縮小変化し、結石6
1が破砕される。このとき、破砕用シース1及びその両
口元には非常に大きな力が加わるが、破砕用シース1は
腰が強く、また口元は口金2,3によって補強されてい
るので、変形や破損を起こさない。
尚、本考案の内視鏡用結石破砕具は上記実施例に限定さ
れるものではなく、例えば操作部20のくの字アームは
これと異なる形状のものでもよく、梃子の作用により操
作ワイヤを牽引するものであれば良い。また、操作部2
0のばね24の取付方向を逆にして両アーム21,22
の後半部(第5図右半分)を押し開くよう付勢してもよ
い。
[考案の効果] 本考案の内視鏡用結石破砕具によれば、梃子の作用によ
り、大きな力で操作ワイヤを牽引することができるの
で、硬い結石などでも容易に破砕することができる。ま
た、小型軽量で容易に操作することができ、さらに構造
も極めて簡単で定価に得ることのできる等の優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の内視鏡用結石破砕具の実施例の斜視
図、 第2図は実施例の部分側面図、 第3図は実施例の挿入用シースの一部を切除して示す側
面図、 第4図は実施例の破砕用シースの一部を切除して示す側
面図、 第5図は実施例の操作部の側面断面図、 第6図ないし第13図は実施例の使用説明図である。 1…破砕用シース、4…挿入用シース、5…操作ワイ
ヤ、7…バスケット、20…操作部、21……くの字ア
ーム、22…支持アーム、23……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の弾性ワイヤから形成されたバスケッ
    トと、上記バスケットの後端に連結された可撓性の操作
    ワイヤと、 上記操作ワイヤを進退自在に挿通させた可撓性のシース
    と、 上記シースの基端部に着脱自在に接続され、上記操作ワ
    イヤを梃子の作用により牽引して上記バスケットの一部
    又は全部を上記シース内に引き込む操作部と を有することを特徴とする内視鏡用結石破砕具。
JP6434689U 1989-06-01 1989-06-01 内視鏡用結石破砕具 Expired - Lifetime JPH0693Y2 (ja)

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JPH033312U JPH033312U (ja) 1991-01-14
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