JPH0693867A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

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Publication number
JPH0693867A
JPH0693867A JP4269766A JP26976692A JPH0693867A JP H0693867 A JPH0693867 A JP H0693867A JP 4269766 A JP4269766 A JP 4269766A JP 26976692 A JP26976692 A JP 26976692A JP H0693867 A JPH0693867 A JP H0693867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cylinder
engine
intake
throttle valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP4269766A
Other languages
English (en)
Inventor
Koshi Shibata
耕嗣 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP4269766A priority Critical patent/JPH0693867A/ja
Publication of JPH0693867A publication Critical patent/JPH0693867A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの各シリンダにスロットルバルブを
設け、エアインダクションノズルの通路を利用して各シ
リンダの負圧の均一化を図る。 【構成】 各シリンダ2の吸気ポート6にスロットルバ
ルブ11を設けた吸気管9を接続し、吸気ポート6にエア
インダクションノズル7を設けて、シリンダ内にエアイ
ンダクション流を噴出させるようにしたものにおいて、
各エアインダクションノズル7の基部にそれぞれ空気室
8を設け、複数の空気室8にそれぞれオリフィス13を介
して共通に連通する第2の空気室14を設けた。吸気行程
のシリンダ2のエアインダクションノズル7からはオリ
フィス13を介して空気室14の空気も噴出させることがで
き、低速回転時においては、スロットルバルブ11のスロ
ットル開度が各シリンダ間においてずれていても、空気
が第2の空気室14によって移動し、各シリンダ間の吸入
空気量のばらつきを小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのシリンダ内
にエアインダクション流を吸入しシリンダ内に渦流を発
生させて混合気の燃焼条件を良くするためのエンジンの
吸気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのシリンダに形成した吸
気ポート出口近傍にエアインダクションノズルを設け、
特に低中速負荷時においてシリンダ内に入る混合気の乱
流を発生させて燃焼効率を向上させているものがある。
図6に示すように、エンジン1はシリンダ2の内部に吸
気弁3、排気弁4およびピストン5を有しており、吸気
弁3が位置する吸気ポート6の近傍にエアインダクショ
ンノズル7が設けられている。
【0003】エアインダクションノズル7はシリンダ2
内に向けて設けられ、このエアインダクションノズル7
の基部は空気室8に接続されている。このような構成に
ついては特公昭60-18809号公報、特公昭62-34927号公報
および特公昭62-29613号公報に開示されている。また、
図8に示すように、シリンダ2を上面から見たとき、二
つの吸気ポート6を形成し、二つのエアインダクション
ノズル7を両端に配置するものがある。また、吸気ポー
ト6には吸気管9が接続されサージタンク10と連結して
おり、各シリンダに接続された吸気管9毎にスロットル
バルブ11および燃料噴射弁12が取付けられている。
【0004】次にエンジン1の各行程による混合気の流
れを図7ないし図9を参照して説明する。先ず、図7に
示す吸気行程(図8の上部シリンダの矢印方向および図
9の左上図)において、ピストン5が降下して吸気弁3
が開くと、吸気管9内の圧力が低下し、吸気管9内の混
合気がシリンダ2内へ流れる。同様にこの負圧により、
空気室8の混合気がエアインダクションノズル7より噴
出され、シリンダ2内に流れ込む。これによってシリン
ダ2内に乱流が起き燃焼効率を良くする。
【0005】一方、空気室8内の圧力は混合気噴出量に
応じて低下する。図9の圧縮行程(右上図)、膨張行程
(右下図)および排気行程(左下図)では、吸気弁3が
閉じられるので、シリンダ2内への混合気の吸込み流が
なくなる。したがって吸気管9内の圧力はスロットルバ
ルブ11からの流れによって次第に高くなり、空気室8内
の圧力も高くなり負圧が解消される。これにより次の吸
気行程の準備が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、複数シリンダのエンジン1において、シリンダ
毎にスロットルバルブ11を備えると、そのスロットル開
度のシリンダ間におけるばらつきを特に少なくする必要
がある。例えば、エンジンのアイドリング時のような低
スロットル開度領域において、各シリンダ間の吸入空気
量のばらつきが大きければ、混合気濃度、燃焼状態、出
力のアンバランスを引き起こすことになる。したがっ
て、個々の調整が煩雑であった。
【0007】本発明は、低中負荷時のスロットル開度に
おける各シリンダ間の吸入空気量のばらつきを抑えるよ
うにしたエンジンの吸気装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、各シリンダの吸気ポートにスロットルバル
ブを設けた吸気管を接続し、前記吸気ポートにエアイン
ダクションノズルを設けて、シリンダ内にエアインダク
ション流を噴出させるようにしたエンジンの吸気装置に
おいて、前記各エアインダクションノズルの基部にそれ
ぞれ空気室を設け、該複数の空気室にそれぞれオリフィ
スを介して共通に連通する第2の空気室を設けたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は上記のように構成したものであるか
ら、吸気行程のシリンダのエアインダクションノズルか
らはオリフィスを介して第2の空気室の空気も噴出させ
ることができ、エンジンの低速回転時において、特に、
スロットルバルブのスロットル開度が各シリンダ間にお
いてずれていても、他のシリンダに設けた空気室の空気
が第2の空気室によって移動し、各シリンダ間の負圧を
均一化する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1、図3に示すように、シリンダ2の吸気
ポート6に接続された吸気管9にはスロットルバルブ11
および燃料噴射弁12が取付けられており、これらは各シ
リンダ2毎に設けられている。吸気管9はサージタンク
10と接続されている。また、吸気ポート6の近傍にはエ
アインダクションノズル7が設けられ、吸気管9に併設
された空気室8がエアインダクションノズル7を介して
吸気ポート6に連通されている。また、空気室8にはオ
リフィス13が形成され、空気室8はオリフィス13を介し
て図2に示す共通する第2の空気室14に連通されてい
る。
【0011】次に、作用について説明する。先ず、エン
ジン1の中速回転時のスロットルバルブ11を中スロット
ル開度にしたとき、オリフィス13を通過する空気流の影
響は小さいので、混合気がエアインダクションノズル7
から空気室8に出入りし、エアインダクションノズル7
からの噴出流によってシリンダ2内に渦流が形成され、
エンジン性能は従来のものとあまり変わらない。また、
エンジン1の高速回転時のスロットルバルブ11を高スロ
ットル開度にしたとき、スロットル開度が高くなるにつ
れて、エアインダクションノズル7からの噴出流は小さ
くなるが、エンジン性能は従来のものとあまり変わらな
い。
【0012】エンジン1の低速回転時のスロットルバル
ブ11を低スロットル開度にしたときには、オリフィス13
を通過する空気流の影響は大きく、この作用により、以
下に示す各シリンダの吸入空気量の均一化がなされる。
【0013】スロットルバルブ11の開度が他のシリンダ
2と比べて小さいシリンダ2の場合について説明する。
この場合には当然に、スロットルバルブ11を通過する空
気量は少ない。スロットルバルブ11のスロットル開度の
小さいシリンダ2の吸気ポート6の吸気行程時圧力は、
他のシリンダ2の吸気行程時圧力より低くなる。従来の
ものでは、この低い吸気ポート圧力下でエアインダクシ
ョン流が発生していたが、本発明による場合には、空気
室8は、オリフィス13および第2の空気室14を介して他
のシリンダ2の空気室8と連絡しているので、より低い
圧力となる空気室8に混合気が流れて、圧力低下量が小
さくなる。そのため、エアインダクション流の大幅な増
大が可能となり、エアインダクション流による吸入空気
量の均一化能力が大幅に向上する。
【0014】スロットルバルブ11の開度が他のシリンダ
2と比べて大きいシリンダ2の場合について説明する。
この場合、スロットルバルブ11を通過する空気量は多
く、スロットルバルブ11のスロットル開度の小さいシリ
ンダ2の場合と逆の圧力の作用によって、エアインダク
ションノズル7からの空気量が減少し吸入空気量の均一
化がなされる。
【0015】次に、本発明の他の実施例を図4および図
5を参照して説明する。上記のものと異なるところは、
第2の空気室14が流量調節弁15を介してサージタンク10
と連通しているところであり、第2の空気室14には圧力
センサ16を取付けたことにある。
【0016】先ず、第2の空気室14は第1の空気室とオ
リフィス13で連通されているので、エンジン1の中速回
転、高速回転では負圧が安定し圧力センサ16で内部圧を
測定することが容易であり、また、低速回転では各シリ
ンダ2の平均した負圧を測定することができ、エンジン
1の負荷を圧力でモニタするときの吸気圧測定室の役割
を持たせることができる。また、流量調節弁15を取付け
ることによって、ここから空気を各シリンダ2に分配し
空燃比の調整ができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、シリンダ間でスロットルバルブ開度に若干の
ばらつきがあっても、シリンダ間の吸入空気量のばらつ
きを小さくできるので、シリンダ間の混合気濃度、燃焼
状態、出力のアンバランスを抑えることができ、エンジ
ンの作動が安定する。したがって、各スロットルバルブ
の調整が容易になり、組み付け作業を容易にすることが
できる。また、各スロットルバルブ開度の同一性に対す
る要求度が小さくなり、各スロットルバルブの構造を従
来のものより簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のエンジンの吸気系側の断
面図である。
【図2】図1に示すエンジンの平面図である。
【図3】図1に示すエンジンの断面図である。
【図4】図1に示すエンジンの第2の空気室に流量調節
弁を取付けたことを示す断面図である。
【図5】図4に示すエンジンの平面図である。
【図6】従来のエンジンの断面図である。
【図7】図6に示すエンジンの吸気系側の断面図であ
る。
【図8】図6に示すエンジンの平面図である。
【図9】図6に示すエンジンの行程を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 シリンダ 3 吸気弁 4 排気弁 6 吸気ポート 7 エアインダクションノズル 8 空気室 9 吸気管 11 スロットルバルブ 13 オリフィス 14 第2の空気室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各シリンダの吸気ポートにスロットルバ
    ルブを設けた吸気管を接続し、前記吸気ポートにエアイ
    ンダクションノズルを設けて、シリンダ内にエアインダ
    クション流を噴出させるようにしたエンジンの吸気装置
    において、前記各エアインダクションノズルの基部にそ
    れぞれ空気室を設け、該複数の空気室にそれぞれオリフ
    ィスを介して共通に連通する第2の空気室を設けたこと
    を特徴とするエンジンの吸気装置。
JP4269766A 1992-09-11 1992-09-11 エンジンの吸気装置 Pending JPH0693867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4269766A JPH0693867A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 エンジンの吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4269766A JPH0693867A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 エンジンの吸気装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0693867A true JPH0693867A (ja) 1994-04-05

Family

ID=17476851

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4269766A Pending JPH0693867A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 エンジンの吸気装置

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JP (1) JPH0693867A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11200869A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Yamaha Motor Co Ltd 4サイクル多気筒エンジン
JP2017089527A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 アイシン精機株式会社 インテークマニホールド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11200869A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Yamaha Motor Co Ltd 4サイクル多気筒エンジン
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