JPH069362A - 皮膚化粧料 - Google Patents
皮膚化粧料Info
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- JPH069362A JPH069362A JP16144192A JP16144192A JPH069362A JP H069362 A JPH069362 A JP H069362A JP 16144192 A JP16144192 A JP 16144192A JP 16144192 A JP16144192 A JP 16144192A JP H069362 A JPH069362 A JP H069362A
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- metallothionein
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚での過酸化脂質の生成を防止し、且つ皮
膚に生成した過酸化脂質も分解、無害化するすると共
に、紫外線による影響を阻止して肌荒れを予防または改
善し得る安定な皮膚化粧料を提供する。 【構成】 皮膚化粧料に0.0001〜0.2重量%メ
タロチオネインを、好ましくはメタロチオネイン:亜鉛
イオン=1:1〜20:1(重量比)の亜鉛とともに、
有効成分として配合する。
膚に生成した過酸化脂質も分解、無害化するすると共
に、紫外線による影響を阻止して肌荒れを予防または改
善し得る安定な皮膚化粧料を提供する。 【構成】 皮膚化粧料に0.0001〜0.2重量%メ
タロチオネインを、好ましくはメタロチオネイン:亜鉛
イオン=1:1〜20:1(重量比)の亜鉛とともに、
有効成分として配合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過酸化脂質や紫外線に対
する皮膚状態の改善及び保護に有効なメタロチオネイン
を含有する皮膚化粧料に関する。
する皮膚状態の改善及び保護に有効なメタロチオネイン
を含有する皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】生体にとって酸素は水と共に不可欠な成
分であるが、これを高濃度、高圧環境下で暴露した場
合、逆に生体に有害な影響を及ぼすことが知られてい
る。このような酸素毒性の発生機構は、生化学的な研究
結果から、組織内で酸素が還元されて生じる各種の活性
酸素の作用によるものと考えられている。
分であるが、これを高濃度、高圧環境下で暴露した場
合、逆に生体に有害な影響を及ぼすことが知られてい
る。このような酸素毒性の発生機構は、生化学的な研究
結果から、組織内で酸素が還元されて生じる各種の活性
酸素の作用によるものと考えられている。
【0003】これらの活性酸素は生体膜に存在する不飽
和脂肪酸を酸化して過酸化脂質に変性させ易い。また過
酸化脂質の生成は、不飽和脂肪酸への光照射、特に紫外
線照射によって促進される。こうして生成した過酸化脂
質は生体内で動脈硬化、発ガン、老化、膜の破壊、蛋白
変性、溶血等の原因となることが近年明らかとなった。
和脂肪酸を酸化して過酸化脂質に変性させ易い。また過
酸化脂質の生成は、不飽和脂肪酸への光照射、特に紫外
線照射によって促進される。こうして生成した過酸化脂
質は生体内で動脈硬化、発ガン、老化、膜の破壊、蛋白
変性、溶血等の原因となることが近年明らかとなった。
【0004】ところで皮膚は外界と直接接触する器官で
あり、体内因子の他に外界からの光線、特に紫外線や化
学物質等の環境因子の影響を受け易い上、皮膚には過酸
化脂質の基質となる不飽和脂肪酸を含む皮脂が存在し、
更に化粧料、外用剤等も油脂を含むため、過酸化脂質を
生成し易い状態にある。皮膚での過酸化脂質量の増大は
肌荒れ、色素沈着、湿疹等の皮膚の炎症を誘引すること
が知られている。
あり、体内因子の他に外界からの光線、特に紫外線や化
学物質等の環境因子の影響を受け易い上、皮膚には過酸
化脂質の基質となる不飽和脂肪酸を含む皮脂が存在し、
更に化粧料、外用剤等も油脂を含むため、過酸化脂質を
生成し易い状態にある。皮膚での過酸化脂質量の増大は
肌荒れ、色素沈着、湿疹等の皮膚の炎症を誘引すること
が知られている。
【0005】従来の化粧料自体にもジブチルヒドロキシ
トルエン、没食子酸プロピル、トコフェロール等の抗酸
化剤が含まれているが、これらは本来、化粧品成分の酸
化防止用のものであるから、皮膚における過酸化脂質の
生成防止を目的とするものではない。
トルエン、没食子酸プロピル、トコフェロール等の抗酸
化剤が含まれているが、これらは本来、化粧品成分の酸
化防止用のものであるから、皮膚における過酸化脂質の
生成防止を目的とするものではない。
【0006】そこで近年、皮膚での過酸化脂質の生成を
抑える目的で過酸化脂質抑制剤を用いる研究がなされて
いる。過酸化脂質抑制剤としては、ビタミンB2、ビタ
ミンC等のビタミン類やスーパーオキシドディスムター
ゼ等の酵素が使用されている。
抑える目的で過酸化脂質抑制剤を用いる研究がなされて
いる。過酸化脂質抑制剤としては、ビタミンB2、ビタ
ミンC等のビタミン類やスーパーオキシドディスムター
ゼ等の酵素が使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の抗酸化剤
や過酸化脂質抑制剤は、きわめて不安定であるため、皮
膚化粧料に配合した場合、経時と共に酸化防止効果や過
酸化脂質抑制効果が低下し易く、また従来の皮膚用また
は外用抗酸化剤はすべて基本的に皮膚における過酸化脂
質の生成を抑制するだけであり、既に生成した過酸化脂
質を分解して無害化することは不可能であった。更に紫
外線による皮膚の損傷、特に肌荒れ防止効果も殆どなか
った。
や過酸化脂質抑制剤は、きわめて不安定であるため、皮
膚化粧料に配合した場合、経時と共に酸化防止効果や過
酸化脂質抑制効果が低下し易く、また従来の皮膚用また
は外用抗酸化剤はすべて基本的に皮膚における過酸化脂
質の生成を抑制するだけであり、既に生成した過酸化脂
質を分解して無害化することは不可能であった。更に紫
外線による皮膚の損傷、特に肌荒れ防止効果も殆どなか
った。
【0008】従って本発明が解決しようとする課題は、
皮膚での過酸化脂質の生成ばかりでなく、皮膚に生成し
た過酸化脂質も分解、無害化すると共に、紫外線による
影響を阻止して肌荒れを予防または改善し得る安定な皮
膚化粧料を提供することである。
皮膚での過酸化脂質の生成ばかりでなく、皮膚に生成し
た過酸化脂質も分解、無害化すると共に、紫外線による
影響を阻止して肌荒れを予防または改善し得る安定な皮
膚化粧料を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は次のような構成とした。即ち本発明の皮膚化粧
料はメタロチオネインを有効成分として含有することを
特徴とするものである。
本発明は次のような構成とした。即ち本発明の皮膚化粧
料はメタロチオネインを有効成分として含有することを
特徴とするものである。
【0010】以下に本発明を詳しく説明する。 <1>メタロチオネイン 本発明で使用されるメタロチオネインは天然に広く分布
し、種々の重金属の代謝に関与している蛋白質である。
その化学組成は独特で、金属とシステイン残基を非常に
多く含んでいる。ヒトのメタロチオネインは分子量約
6,500の蛋白質で、61残基のアミノ酸よりなり、
その中の約3分の1の20残基はシステインで、これが
7原子の金属と配位している。
し、種々の重金属の代謝に関与している蛋白質である。
その化学組成は独特で、金属とシステイン残基を非常に
多く含んでいる。ヒトのメタロチオネインは分子量約
6,500の蛋白質で、61残基のアミノ酸よりなり、
その中の約3分の1の20残基はシステインで、これが
7原子の金属と配位している。
【0011】含有金属の主なものは亜鉛、銅、カドミウ
ムであるが、水銀、銀等を含む場合もある。これら金属
の組成は、生物種、臓器、誘導条件等によって異なる。
生体内においてカドミウム、水銀等の有害な重金属イオ
ンが入ってくると、メタロチオネインが誘導合成され、
そのキレート作用によりこれらの重金属イオンと結合し
無毒化するといわれている。また予め臓器内にメタロチ
オネインが合成、保持されていると、重金属に対して保
護作用を示すことが知られている。更に亜鉛、銅等の生
体必須金属の吸収、運搬、貯蔵等、代謝の種々の過程に
メタロチオネインが重要な役割を果たすことも知られて
いる。
ムであるが、水銀、銀等を含む場合もある。これら金属
の組成は、生物種、臓器、誘導条件等によって異なる。
生体内においてカドミウム、水銀等の有害な重金属イオ
ンが入ってくると、メタロチオネインが誘導合成され、
そのキレート作用によりこれらの重金属イオンと結合し
無毒化するといわれている。また予め臓器内にメタロチ
オネインが合成、保持されていると、重金属に対して保
護作用を示すことが知られている。更に亜鉛、銅等の生
体必須金属の吸収、運搬、貯蔵等、代謝の種々の過程に
メタロチオネインが重要な役割を果たすことも知られて
いる。
【0012】メタロチオネインの物性についてはこれま
で種々報告されており、重金属と結合して安定で可溶性
の化合物を形成する能力を有し、またシステインの−S
H基による還元能力や反応性に富む等の特性に着目し、
生体内で有害重金属やフリーラジカル等、有害物質の解
毒剤としての利用や生体内への亜鉛等、有用金属の供給
源としての利用が検討されて来たが、化粧料或は外用剤
としての研究はなされていない。尚、メタロチオネイン
に関しては、小島 豊,最新医学,45[4],788
(1990)、小島 豊,小児科MOOK,33,17
7(1984)等に詳述されている。
で種々報告されており、重金属と結合して安定で可溶性
の化合物を形成する能力を有し、またシステインの−S
H基による還元能力や反応性に富む等の特性に着目し、
生体内で有害重金属やフリーラジカル等、有害物質の解
毒剤としての利用や生体内への亜鉛等、有用金属の供給
源としての利用が検討されて来たが、化粧料或は外用剤
としての研究はなされていない。尚、メタロチオネイン
に関しては、小島 豊,最新医学,45[4],788
(1990)、小島 豊,小児科MOOK,33,17
7(1984)等に詳述されている。
【0013】本発明者は前記課題を解決するため、種々
の物質を皮膚化粧料に添加し、肌荒れの予防・改善効果
について研究を重ねて来たが、その中で以上のような特
性を有するメタロチオネインが皮膚化粧料中で安定で顕
著な肌荒れ予防・改善効果を有することを見い出し、本
発明に到達した。
の物質を皮膚化粧料に添加し、肌荒れの予防・改善効果
について研究を重ねて来たが、その中で以上のような特
性を有するメタロチオネインが皮膚化粧料中で安定で顕
著な肌荒れ予防・改善効果を有することを見い出し、本
発明に到達した。
【0014】本発明の皮膚化粧料に用いられるメタロチ
オネインは、各種動物の臓器から抽出等の方法により、
或は市販品として容易に入手できる。メタロチオネイン
の化粧料中の含有量は0.0001〜0.2%(重量
%、以下同様)、好ましくは0.001〜0.1%の範
囲が適当である。
オネインは、各種動物の臓器から抽出等の方法により、
或は市販品として容易に入手できる。メタロチオネイン
の化粧料中の含有量は0.0001〜0.2%(重量
%、以下同様)、好ましくは0.001〜0.1%の範
囲が適当である。
【0015】メタロチオネインの含有量が0.0001
%未満では肌荒れ等の皮膚の炎症に対する予防・改善効
果がなく、また0.2%を越えても、肌あれ等の防止効
果はそれほど向上しない。
%未満では肌荒れ等の皮膚の炎症に対する予防・改善効
果がなく、また0.2%を越えても、肌あれ等の防止効
果はそれほど向上しない。
【0016】本発明の皮膚化粧料においては、メタロチ
オネインは亜鉛、銅、銀などの金属種を含んでいても安
定であるが、特に亜鉛の場合は安定化効果が高い。従っ
てメタロチオネインを安定可させる金属種は亜鉛である
ことが好ましく、この場合、亜鉛の量はメタロチオネイ
ン:亜鉛イオン=1:1〜20:1(重量比)の範囲が
好ましい。
オネインは亜鉛、銅、銀などの金属種を含んでいても安
定であるが、特に亜鉛の場合は安定化効果が高い。従っ
てメタロチオネインを安定可させる金属種は亜鉛である
ことが好ましく、この場合、亜鉛の量はメタロチオネイ
ン:亜鉛イオン=1:1〜20:1(重量比)の範囲が
好ましい。
【0017】亜鉛源としては塩化亜鉛(II):ZnCl
2、よう化亜鉛:ZnI2、硝酸亜鉛六水和物:Zn(N
O3)2・6H2O、硫酸亜鉛:ZnSO4、硫酸亜鉛七水
和物:ZnSO4・7H2O等の水溶性無機塩や、酢酸亜
鉛二水和物:Zn(CH3COO)2・2H2O、乳酸亜
鉛二水和物:Zn(C3H5O3)・3H2O、サリチル酸
亜鉛三水和物:Zn[C6H4(OH)COO]2・3H2
O等の水溶性有機亜鉛塩等が使用できる。
2、よう化亜鉛:ZnI2、硝酸亜鉛六水和物:Zn(N
O3)2・6H2O、硫酸亜鉛:ZnSO4、硫酸亜鉛七水
和物:ZnSO4・7H2O等の水溶性無機塩や、酢酸亜
鉛二水和物:Zn(CH3COO)2・2H2O、乳酸亜
鉛二水和物:Zn(C3H5O3)・3H2O、サリチル酸
亜鉛三水和物:Zn[C6H4(OH)COO]2・3H2
O等の水溶性有機亜鉛塩等が使用できる。
【0018】<2>剤形・他の成分 本発明の皮膚化粧料の剤形は従来と同様、化粧水、クリ
ーム、乳液、パック等、外用可能な任意の形状でよく、
またその基剤も従来の皮膚化粧料と同様、液状、クリー
ム状または固形状でよく、更に必要に応じて防腐剤、香
料、着色剤等の添加剤を添加することができる。
ーム、乳液、パック等、外用可能な任意の形状でよく、
またその基剤も従来の皮膚化粧料と同様、液状、クリー
ム状または固形状でよく、更に必要に応じて防腐剤、香
料、着色剤等の添加剤を添加することができる。
【0019】
【作用】本発明の皮膚化粧料に含まれるメタロチオネイ
ンは、皮膚での過酸化脂質の生成を阻害するばかりでな
く、既に皮膚に生じた過酸化脂質を分解、無害化すると
共に、紫外線による影響を阻止することができる。また
メタロチオネインを亜鉛イオンと併用させた場合は、皮
膚化粧料中でのメタロチオネインの安定化効果が特に高
い。この安定化効果に関しては、化粧水中でのメタロチ
オネインの失活防止効果を調べたところ、表1に示すよ
うな結果が得られた。使用した試料の組成は表1に示す
通りである。
ンは、皮膚での過酸化脂質の生成を阻害するばかりでな
く、既に皮膚に生じた過酸化脂質を分解、無害化すると
共に、紫外線による影響を阻止することができる。また
メタロチオネインを亜鉛イオンと併用させた場合は、皮
膚化粧料中でのメタロチオネインの安定化効果が特に高
い。この安定化効果に関しては、化粧水中でのメタロチ
オネインの失活防止効果を調べたところ、表1に示すよ
うな結果が得られた。使用した試料の組成は表1に示す
通りである。
【0020】これらの試料を40℃で2ケ月放置した
後、各試料中のメタロチオネインの残存量を測定し、製
造直後の残存量に対する残存率を求めた。なお40℃で
1ケ月放置した試料についてもメタロチオネインの残存
率を調べたが、いずれも80%以上であり、実用上安定
であった。残存率の測定は、アニオン交換カラムを用い
たHPLC(高速液体クロマトグラフィー)により、波
長220nmにおける吸光度を測定することにより行っ
た。
後、各試料中のメタロチオネインの残存量を測定し、製
造直後の残存量に対する残存率を求めた。なお40℃で
1ケ月放置した試料についてもメタロチオネインの残存
率を調べたが、いずれも80%以上であり、実用上安定
であった。残存率の測定は、アニオン交換カラムを用い
たHPLC(高速液体クロマトグラフィー)により、波
長220nmにおける吸光度を測定することにより行っ
た。
【0021】
【表1】
【0022】この結果から亜鉛を含む化粧水はメタロチ
オネインを安定に保持できることが判った。
オネインを安定に保持できることが判った。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例によって説明する。
尚、表中の配合量は重量%である。
尚、表中の配合量は重量%である。
【0024】
【実施例1〜4】表2に示す成分を室温で攪拌混合し、
実施例1〜4、及び比較例1の皮膚化粧水を調製した。
実施例1〜4、及び比較例1の皮膚化粧水を調製した。
【0025】
【表2】
【0026】次に各試料について下記方法に従って肌荒
れ改善効果テストを行った。 <1>肌荒れ改善効果テスト方法 試験対象者として15名のパネラーの前腕に1×1cm
の照射部位を試料の数だけ設定し(本実施例の場合は実
施例1〜4の試料用と比較例1の試料用との計5箇
所)、それぞれの箇所に各試料を0.05mlずつ均一
に塗布した。
れ改善効果テストを行った。 <1>肌荒れ改善効果テスト方法 試験対象者として15名のパネラーの前腕に1×1cm
の照射部位を試料の数だけ設定し(本実施例の場合は実
施例1〜4の試料用と比較例1の試料用との計5箇
所)、それぞれの箇所に各試料を0.05mlずつ均一
に塗布した。
【0027】その後、人工紫外光源として東芝UV−B
ランプ(SE−30E)を0.7mW/cm2強度にな
るようセットし、試料を塗布した各部位にそれぞれ3分
間照射した。
ランプ(SE−30E)を0.7mW/cm2強度にな
るようセットし、試料を塗布した各部位にそれぞれ3分
間照射した。
【0028】こうして紫外線を照射した24時間後に、
照射部位の炎症の程度を60倍の接触型肌拡大ビデオで
観察、評価した。その結果を表3に示す。
照射部位の炎症の程度を60倍の接触型肌拡大ビデオで
観察、評価した。その結果を表3に示す。
【0029】
【表3】
【0030】この結果から、実際に使用した場合、メタ
ロチオネインを含む化粧水は肌荒れを改善する効果が認
められた。
ロチオネインを含む化粧水は肌荒れを改善する効果が認
められた。
【0031】
【実施例5〜9】表4に示すA及びB成分をそれぞれ7
0℃に加熱する。攪拌しながら、A成分にB成分を加え
乳化する。しばらく攪拌後、30℃に冷却してクリーム
を調製した。
0℃に加熱する。攪拌しながら、A成分にB成分を加え
乳化する。しばらく攪拌後、30℃に冷却してクリーム
を調製した。
【0032】
【表4】
【0033】次に各試料について前記肌荒れ改善効果テ
スト方法に従って肌荒れ改善効果テストを行ない、紫外
線による炎症の程度を同様に評価した。その結果を表5
に示す。
スト方法に従って肌荒れ改善効果テストを行ない、紫外
線による炎症の程度を同様に評価した。その結果を表5
に示す。
【0034】
【表5】
【0035】この結果から、化粧水の場合と同様、メタ
ロチオネインを含むクリームは肌荒れを改善する効果が
認められた。
ロチオネインを含むクリームは肌荒れを改善する効果が
認められた。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の皮膚化粧料はメタ
ロチオネインの使用により、皮膚での過酸化脂質の生成
ばかりでなく、皮膚に生成した過酸化脂質も分解、無害
化すると共に、紫外線による影響を阻止して肌荒れを予
防または改善することができる。しかも経時劣化も少な
いので、安定した効果を持続することができる。
ロチオネインの使用により、皮膚での過酸化脂質の生成
ばかりでなく、皮膚に生成した過酸化脂質も分解、無害
化すると共に、紫外線による影響を阻止して肌荒れを予
防または改善することができる。しかも経時劣化も少な
いので、安定した効果を持続することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 メタロチオネインを有効成分として含有
することを特徴とする皮膚化粧料。 - 【請求項2】 メタロチオネインの含有量が0.000
1〜0.2重量%である請求項1記載の皮膚化粧料。 - 【請求項3】 メタロチオネインがメタロチオネイン:
亜鉛イオン=1:1〜20:1(重量比)の亜鉛の添加
で安定化されている請求項1記載の皮膚化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16144192A JPH069362A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 皮膚化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16144192A JPH069362A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 皮膚化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069362A true JPH069362A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15735178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16144192A Pending JPH069362A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 皮膚化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069362A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2813529A1 (fr) * | 2000-09-06 | 2002-03-08 | Provital S A | Composition cosmetique et/ou pharmaceutique comprenant une metallothioneine |
US6969936B2 (en) | 1999-09-30 | 2005-11-29 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Rotational position detecting sensor-equipped motor and biaxial motor |
US20130011087A1 (en) * | 2007-02-08 | 2013-01-10 | Nsk Ltd. | Roller bearing device having radial-plane arrangement structure of rotation sensor |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP16144192A patent/JPH069362A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6969936B2 (en) | 1999-09-30 | 2005-11-29 | Sanyo Denki Co., Ltd. | Rotational position detecting sensor-equipped motor and biaxial motor |
FR2813529A1 (fr) * | 2000-09-06 | 2002-03-08 | Provital S A | Composition cosmetique et/ou pharmaceutique comprenant une metallothioneine |
ES2198171A1 (es) * | 2000-09-06 | 2004-01-16 | Provital S A | Composicion cosmetica y/o farmaceutica conteniendo metalotioneina. |
US20130011087A1 (en) * | 2007-02-08 | 2013-01-10 | Nsk Ltd. | Roller bearing device having radial-plane arrangement structure of rotation sensor |
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