JPH069343Y2 - 電子製品試験装置 - Google Patents

電子製品試験装置

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JPH069343Y2
JPH069343Y2 JP14994485U JP14994485U JPH069343Y2 JP H069343 Y2 JPH069343 Y2 JP H069343Y2 JP 14994485 U JP14994485 U JP 14994485U JP 14994485 U JP14994485 U JP 14994485U JP H069343 Y2 JPH069343 Y2 JP H069343Y2
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JP
Japan
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temperature
resistor
temperature sensor
thermistor
operational amplifier
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JP14994485U
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JPS6258782U (ja
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静雄 高山
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子製品試験装置に係り、特に温度により抵
抗値が変化するセンサを組み込んだ電子回路の動作を試
験するものに関する。
(従来の技術) 一般に、電子製品に内蔵されている電子回路は、組立時
や完成時に適宜各部分の動作試験が行われ、当該電子回
路の各部分が十分機能するかどうかの判断がなされてい
る。
第3図は、こうした動作試験のうち、温度センサとこの
温度センサに接続されたコンパレータとの一体的な動作
試験に関する被試験回路ならびにその試験装置を示して
いる。
同図において被試験回路は次のように構成されいてい
る。すなわち、+側の電源には、周囲温度を検出するサ
ーミスタ2と、オペアンプ4の+側電源端子が接続さ
れ、−側の電源には、抵抗器3とオペアンプ4の−側電
源端子がそれぞれ接続されている。また、オペアンプ4
の反転入力端子にはサーミスタ2と抵抗器3がそれぞれ
接続され、オペアンプ4の非反転入力端子には、アース
に接続された抵抗器5とオペアンプ4の出力端子に接続
された抵抗器6とがそれぞれ接続されている。
一方、このように構成された被試験回路の試験装置は、
サーミスタ2の周囲温度を熱媒体1′により一定の温度
に維持する恒温槽1と、この恒温槽1の中に入れられた
熱媒体1′の温度を制御する制御装置9と、抵抗器7と
LED8を直列に接続してなる表示装置10とで構成さ
れている。
次に、上記のように構成された被試験回路の動作を第4
図に基づいて説明する。
この被試験回路の一部を構成するサーミスタ2の抵抗−
温度特性は第4図中の曲線Rで表わされる。したがっ
て、抵抗器3の分担電圧、つまりオペアンプ4の反転入
力端子に入力される電圧(a点の電位)は、熱媒体1′
の温度により変化することになり、第4図中の曲線V
で表わされる。
そして、オペアンプ4と各抵抗器3、5、6によりコン
パレータが構成されているが、このコンパレータは、オ
ペアンプ4の出力電圧が抵抗器6を介して正帰還されて
いるので、ヒステリンス特性を有している。すなわち、
第4図中の特性曲線Aで示されるように、コンパレータ
の特性は、熱媒体1′の温度が低下してT[℃]にな
ったときにオペアンプ4の出力電圧が+E[V]とな
り、逆に、熱媒体1′の温度が上昇してT[℃]にな
ったときにオペアンプ4の出力電圧が−E[V]とな
るように設計されている。
したがって、サーミスタ2とオペアンプ4を一体とみな
した電子回路の動作試験は、抵抗器7とLED8を直列
に接続してなる表示装置10を+側の電源とオペアンプ
4の出力端子との間に接続し、制御装置9により温度制
御される熱媒体1′の温度をそれぞれT[℃](たと
えば0℃)とT[℃](たとえば2℃)に制御したと
きのLED8の点滅状態を見ることによって行われる。
具体的には、熱媒体1′の温度が高温側からT[℃]
に達するまでLED8が点灯し続け、T[℃]以下に
なったときに消灯し、逆に、熱媒体1′の温度が低温側
からT℃に達するまでLED8が消灯し続け、T
以上になったときに点灯すれば、被試験回路の動作は正
常であると判定される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の電子製品試験装置にあ
っては、恒温槽1内に設置したサーミスタ2の温度をT
[℃]およびT[℃]に維持しなければならないの
で、熱媒体1′の温度をT[℃]からT[℃]に、
またT[℃]からT[℃]に移行させるのに相当の
時間を要し、したがって、被試験回路の動作試験に相当
の時間を要することになる。つまり、試験工程能力は低
いことになる。しかも、熱媒体1′を所定の温度に設定
するため加熱と冷却を繰り返すことになるので、熱媒体
1′に供給されるエネルギーも大きなものとなる。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、動作試験工程能力が高く、しかも消費エ
ネルギー量の少ない電子製品試験装置を提供することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、温度により抵抗値
が変化する温度センサと、当該温度センサに直列に接続
された分圧抵抗器の電圧を基準電圧と比較する比較器と
を有する電子回路の動作を試験する電子製品試験装置で
あって、前記温度センサを一定の温度に維持する恒温槽
と、前記温度センサに並列に接続される抵抗器と、当該
抵抗器の前記温度センサに対する接続状態をオンオフす
る切替手段と、前記恒温槽により前記温度センサを一定
の温度に維持した状態において前記切替手段により前記
抵抗器の前記温度センサに対する接続状態を切り替えた
ときの前記比較器からの各出力信号に基づいて前記電子
回路の動作の良否を判定する判定手段とを有することを
特徴とする。
(作用) このように構成した本考案にあっては、温度センサと比
較器を含む電子回路の動作を試験する場合には、温度セ
ンサを恒温槽に収容して一定の温度に維持した状態にお
いて、切替手段により抵抗器の温度センサに対する接続
状態を順に切り替える。つまり、抵抗器を温度センサに
並列に接続した場合とその接続を切った場合とを切り替
える。そして、判定手段によって、それぞれの場合にお
ける比較器からの各出力信号に基づいて電子回路の動作
の良否を判定する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す回路図である。同図にお
いて被試験回路は第3図に示した従来のものと同様であ
り、次のように構成されている。
すなわち、+側の電源には、周囲温度を検出する温度セ
ンサとしてのサーミスタ2と、オペアンプ4の+側電源
端子がそれぞれ接続され、−側の電源には、分圧抵抗器
としての抵抗器3と、比較器としてのオペアンプ4の−
側電源端子がそれぞれ接続されている。また、オペアン
プ4の反転入力端子にはサーミスタ2と抵抗器3がそれ
ぞれ接続され、オペアンプ4の非反転入力端子には、ア
ースに接続された抵抗器5とオペアンプ4の出力端子に
接続された抵抗器6とがそれぞれ接続されている。
一方、このように構成された被試験回路の試験装置は、
サーミスタ2の周囲温度を熱媒体1′により一定の温度
に維持する恒温槽1と、この恒温槽1の中に入れられた
熱媒体1′の温度を制御するとともにオペアンプ4の反
転入力端子に接続された可変抵抗器Rを選択的に+側の
電源に接続してサーミスタ2に並列に接続する切替機能
を有する切替手段とての制御装置9と、抵抗器7と判定
手段としてのLED8を直列に接続してなる表示装置1
0とで構成されている。可変抵抗器Rは制御装置9に外
部接続されまたは内蔵されている。
被試験回路の動作試験を行う場合には、表示装置10を
+側の電源とオペアンプ4の出力端子との間に接続し、
可変抵抗器Rをオペアンプ4の反転入力端子に接続す
る。
次に、上記のように構成された被試験回路および試験装
置の作用を第2図に基づいて詳細に説明する。
同図において、横軸は熱媒体1′の温度[℃]であり、
縦軸はサーミスタ2の抵抗値[Ω]、a点の電位
[V]、オペアンプの出力電圧[V]をそれぞれ表わし
ている。
前記被試験回路の一部を構成するサーミスタ2の抵抗−
温度特性は、第2図中の曲線Rで表わされる。
一般にこの曲線Rは次式で表わされる。
=Rexp[B{1/(273.15+T)−1/273.15}] ここで、 R:サーミスタの抵抗値[Ω] R:温度が0℃のときのサーミスタ抵抗値[Ω] B:サーミスタの定数 T:温度[℃] このようにサーミスタ2の抵抗値が温度により変化する
ため、これに直列に接続された抵抗器3の分担電圧、つ
まりオペアンプ4の反転入力端子に入力されるa点の電
位もまた熱媒体1′の温度に応じて変化する。これは第
2図中の曲線Vで表わされる。
一方、制御装置9の切替動作により、あらかじめ適当な
抵抗値に設定された可変抵抗器Rがサーミスタ2に並列
に接続されると、サーミスタ2と可変抵抗器Rとで構成
される合成抵抗器の抵抗−温度特性は、第2図中の曲線
のようになる。
この曲線Rは次式で表わすことができる。
=R・R/(R+R) ここで、 R:可変抵抗器Rの抵抗値(固定)[Ω] R:サーミスタの抵抗値[Ω] また、このときのa点の電位は曲線Vで表わされる。
なお、前記可変抵抗器Rの抵抗値Rは次式 R=R・R/(R−R) ここで、 R:恒温槽内温度T[℃]におけるサーミスタ抵抗
値[Ω] R:恒温槽内温度T[℃]におけるサーミスタ抵抗
値[Ω] により求められる。
したがって、熱媒体1′の温度をT[℃]という一定
の温度に維持したままの状態において、制御装置9によ
り、所定の抵抗値に調整された可変抵抗器Rをサーミス
タ2に並列に接続すると、a点から見たサーミスタ2側
の合成抵抗値は、R[Ω]からR[Ω]に変化し、
これに伴って、a点の電位はV[V]からV[V]
に変化する。そして、オペアンプ4で構成されたコンパ
レータの動作は、前述のようにa点の電位がV[V]
以下のときには出力電圧が+E[V]となり、a点の
電位がV[V]以上のときには出力電圧が−E
[V]となるように構成されているので(第4図参
照)、LED8はa点の電がV[V]のとき消灯し、
a点の電位がVのとき点灯することになる。
このように、本実施例によれば、恒温槽1内の熱媒体
1′の温度をT[℃]という一定の温度に維持したま
まであっても、制御装置9の切替動作により、サーミス
タ2に所定の値に設定された可変抵抗器Rを並列に接続
することによって、等価的にa点の電位をV[V]か
らV[V]に、また、可変抵抗器Rを開放することに
よって、a点の電位をV[V]からV[V]に変え
ることができるので、動作試験に要する時間が著しく短
縮されることになり、試験工程能力が著しく向上する。
しかも、恒温槽1を一定の温度に維持したままで動作試
験を行うことができるので、消費エネルギー量の節約が
図られる。
なお、本実施例では、表示装置10を被試験回路ごとに
接続するようにしたが、この被試験回路を内蔵する電子
製品内のLED等を利用するようにしてもよい。
また、サーミスタ2に並列に接続される可変抵抗器Rと
して、別体の可変抵抗器を用いてこれを制御装置9に外
部接続し、あるいは、制御装置9に内蔵されているもの
を利用してもよいことは前述したとおりである。
さらに、本実施例では可変抵抗器Rを用いているが、こ
れはサーミスタ2に並列接続される抵抗器の抵抗値を被
試験回路ごとに簡単に調節できるようにするためであっ
て、被試験回路ごとにこれに合った抵抗値の固定抵抗器
を接続し直す労を厭わなければ、可変抵抗器に代えて固
定抵抗器を用いてもよい。
(考案の効果) 以上の説明により明らかなように、本考案によれば、恒
温槽内に収容されたセンサの温度を一定に維持したまま
で電子回路の動作試験を行うことができるので、試験工
程能力が大幅に向上し、かつ、恒温槽に使用されるエネ
ルギー消費量の節約が図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による電子製品試験装置の回
路図、第2図は第1図に示す回路の動作説明図、第3図
は従来の電子製品試験装置の回路図、第4図は第3図に
示す回路の動作説明図である。 1……恒温槽、1′……熱媒体 2……サーミスタ(温度センサ) 3……分圧抵抗器 4……オペアンプ(比較器) 8……LED(判定手段) 9……制御装置(切替手段) R……可変抵抗器(抵抗器)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度により抵抗値が変化する温度センサ
    (2)と、当該温度センサ(2)に直列に接続された分
    圧抵抗器(3)の電圧を基準電圧と比較する比較器
    (4)とを有する電子回路の動作を試験する電子製品試
    験装置であって、 前記温度センサ(2)を一定の温度に維持する恒温槽
    (1)と、前記温度センサ(2)に並列に接続される抵
    抗器(R)と、当該抵抗器(R)の前記温度センサ
    (2)に対する接続状態をオンオフする切替手段(9)
    と、前記恒温槽(1)により前記温度センサ(2)を一
    定の温度に維持した状態において前記切替手段(9)に
    より前記抵抗器(R)の前記温度センサ(2)に対する
    接続状態を切り替えたときの前記比較器(4)からの各
    出力信号に基づいて前記電子回路の動作の良否を判定す
    る判定手段(8)とを有することを特徴とする電子製品
    試験装置。
JP14994485U 1985-10-02 1985-10-02 電子製品試験装置 Expired - Lifetime JPH069343Y2 (ja)

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JPS6258782U JPS6258782U (ja) 1987-04-11
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