JPH0693428A - 真空蒸着装置用蒸発源のシャッタ機構 - Google Patents

真空蒸着装置用蒸発源のシャッタ機構

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JPH0693428A
JPH0693428A JP35595591A JP35595591A JPH0693428A JP H0693428 A JPH0693428 A JP H0693428A JP 35595591 A JP35595591 A JP 35595591A JP 35595591 A JP35595591 A JP 35595591A JP H0693428 A JPH0693428 A JP H0693428A
Authority
JP
Japan
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shutter plate
opening
closing arm
arm
evaporation source
Prior art date
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Pending
Application number
JP35595591A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Matsuoka
進 松岡
Izumi Takanashi
泉 高梨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0693428A publication Critical patent/JPH0693428A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】シャッタ板の内面に堆積した蒸発粒子の堆積物
の除去作業を簡単にするとともに、歯車の噛み合わせ不
良をなくすことの出来るようにする。 【構成】回動アームを持つリンク機構と、このリンク機
構の開閉アーム27の先端部にピン結合され、両側にロ
ーラ29を持つシャッタ板28と、このシャッタ板のロ
ーラの移動を案内する円弧状のガイドレール30と、シ
ャッタ板が蒸発源を覆わなくなる位置まで開閉アームが
回動したとき、開閉アームを係止させる係止部32とを
備え、開閉アームが係止部に係止しているとき、開閉ア
ームの先端部のピン結合の部分を支点として、開閉アー
ムを反転することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は真空蒸着装置用蒸発源
のシャッタ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の真空蒸着装置用蒸発源のシャッタ
機構は図4および図5に示されており、これらの図にお
いて、回転駆動軸1の先端には駆動軸用かさ歯車2が設
けられている。回転従動軸3の先端にも従動軸用かさ歯
車4が設けられ、この従動軸用かさ歯車4は駆動軸用か
さ歯車2と歯合している。回転従動軸3の中央部には開
閉アーム5が取り付けられ、この開閉アーム5の先端部
はピン6によって補助アーム7の一端部とピン結合され
ている。補助アーム7の他端部にはシャッタ板8の後端
が固着され、そのシャッタ板8の左右両端には軸支ロー
ラ9が取り付けられ、その軸支ローラ9は真空蒸着装置
の壁に設けられたガイドローラ10に案内されながら回
転し移動する。軸支ローラ9の移動により、シャッタ板
8も移動し、蒸発源11を覆ったり、あるいは覆わなか
ったりしている。なお、これらの図中、回転駆動軸1の
一部、駆動軸用かさ歯車2、回転従動軸3、従動軸用か
さ歯車4、開閉アーム5、ピン6、補助アーム7、シャ
ッタ板8、軸支ローラ9、蒸発源11は真空蒸着装置内
に配置されている。
【0003】このような真空蒸着装置用蒸発源のシャッ
タ機構において、回転駆動軸1の回転は、駆動軸用かさ
歯車2およびこれと歯合する従動軸用かさ歯車4を介し
て、回転従動軸3に伝達される。回転従動軸3が回転す
ると、開閉アーム5が回転する。開閉アーム5が回転す
ると、補助アーム7およびシャッタ板8が移動する。シ
ャッタ板8の移動は、ガイドローラ10に案内される軸
支ローラ9の移動に従う。そして、シャッタ板8の移動
により、蒸発源11がシャッタ板8で覆われたり、ある
いは覆わなかったりする。蒸発源11がシャッタ板8に
より覆われた場合には、蒸発源11より蒸発した蒸発粒
子がシャッタ板8の内面に付着して、そこに堆積するよ
うになる。そして、堆積した蒸発粒子をシャッタ板8の
内面より除去する場合には、シャッタ板8が蒸発源11
を覆わなくなってから行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空蒸着装置用
蒸発源のシャッタ機構は、上記のように蒸発源11がシ
ャッタ板8で覆われた場合には、蒸発源11より蒸発し
た蒸発粒子がシャッタ板8の内面に付着して、そこに堆
積するようになる。この堆積した蒸発粒子をシャッタ板
8の内面より除去する場合には、シャッタ板8が蒸発源
11を覆わなくしてから行うが、シャッタ板8を反転し
て、シャッタ板8の内面を開放する手段が従来のものに
はないため、シャッタ板8に堆積した蒸発粒子の堆積物
を除去する除去作業が難しい問題があった。また、駆動
軸用かさ歯車2や従動軸用かさ歯車4も真空蒸着装置内
に配置されているため、これらの歯部にも蒸発粒子が堆
積し、歯車の噛み合わせが悪くなり、回転運動の伝達不
良が起こる問題があった。
【0005】この発明の目的は、従来の上記問題を解決
して、シャッタ板を反転して、シャッタ板の内面に堆積
した蒸発粒子の堆積物の除去作業を簡単にするととも
に、歯車の噛み合わせ不良をなくすることの出来る真空
蒸着装置用蒸発源のシャッタ機構を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の真空蒸着装置用蒸発源のシャッタ機構
は、構成の一部に回動アームを持つリンク機構と、この
リンク機構の回動アームの先端部にピン結合され、両側
にローラを持つシャッタ板と、このシャッタ板のローラ
の移動を案内する円弧状のガイドレールと、前記シャッ
タ板が蒸発源を覆わなくなる位置まで回動アームが回動
したとき、回動アームを係止させる係止部とを備え、前
記開閉アームが係止部に係止しているとき、上記開閉ア
ームの先端部のピン結合の部分を支点として、上記開閉
アームを反転することを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明においては、リンク機構が作動して、
その構成の一部である開閉アームが回動すると、シャッ
タ板の両側のローラが円弧状のガイドレールに案内され
ながら移動し、シャッタ板が蒸発源を覆ったり、あるい
は覆わなくなったりする。開閉アームが回動して、シャ
ッタ板が蒸発源を覆わなくなり、回動アームが係止部に
係止したとき、開閉アームの先端部のピン結合部を支点
として、シャッタ板を回動させると、シャッタ板が反転
し、シャッタ板の内面が開放され、シャッタ板の内面に
堆積した堆積物の除去作業がしやすくなる。なお、堆積
物の除去作業は炉内で行うか、又は、炉外搬出機構でシ
ャッタ板等を炉外に搬出して行なわれる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の実施例は図1、図2およ
び図3に示されており、これらの図において、回動駆動
軸21には回動駆動軸用レバー22が結合され、回動駆
動軸21の回動により、回動駆動軸用レバー22が回動
する。回動駆動軸用レバー22の先端部には駆動用ロッ
ド23がピン結合され、回動駆動軸用レバー22の回動
運動が駆動用ロッド23で直線運動に変換されている。
駆動用ロッド23の先端部には回動駆動アーム24がピ
ン結合され、更に、回動駆動アーム24の先端部には軸
受け25に軸支された回動軸26が固着されている。そ
して、回動軸26には開閉アーム27が固着され、開閉
アーム27は回動軸26を支点として回動軸26ととも
に回動するようになっている。開閉アーム27の先端部
にはシャッタ板28がピン結合され、そのシャッタ板2
8の両側にはローラ29が設けられ、そのローラ29は
円弧状のガイドレール30に案内されながら移動するよ
うになっている。シャッタ板28が蒸発源31を覆わな
くなる位置まで開閉アーム27が回動したとき、開閉ア
ーム27を係止させる係止部32が配置されている。な
お、炉外搬出機構33上に軸受け25等が取り付けら
れ、炉外搬出機構33の水平移動によって、回動駆動軸
21、回動駆動軸用レバー22、駆動用ロッド23、回
動駆動アーム24、軸受け25、回動軸26、開閉アー
ム27、シャッタ板28、ローラ29、ガイドレール3
0、係止部32が一体となって炉外に搬送されるように
なる。
【0009】このような実施例においては、回動駆動軸
21が回動すると、回動駆動軸用アーム22が回動し
て、駆動用ロッド23が直線運動を行う。駆動用ロッド
23が直線運動をすると、回動駆動アーム24が回動
し、回動軸26がそれとともに回動するようになる。回
動軸26が回動すると、開閉アーム27が回動し、シャ
ッタ板28のローラ29が円弧状のガイドレール30に
案内されながら移動し、シャッタ板28が蒸発源31を
覆うようになる。一方、開閉アーム27が逆動作をした
場合には、蒸発源31を覆っていたシャッタ板28が蒸
発源31が蒸発源を覆わなくなり、回動アーム27が係
止部32に係止するようになる。炉外搬出機構33を水
平移動させて、シャッタ板28等を炉外に搬送してか
ら、作業をするとよりやりやすくなる。開閉アーム27
の先端部のピン結合部を支点として、シャッタ板28を
回動させる。このようにすると、シャッタ板28が反転
し、シャッタ板28の内面が開放され、シャッタ板28
の内面に堆積した堆積物の除去作業がしやすくなる。
【0010】ところで、上記実施例の開閉アーム27を
回動させるリンク機構は、いかなる構成、例えば、直線
運動をする駆動用ロッド23に回動アーム27をピン結
合したものであってもよい。
【0011】
【発明の効果】この発明においては、上記のように開閉
アームの先端部のピン結合部を支点として、手動でシャ
ッタ板を反転し、シャッタ板の内面が開放されるので、
シャッタ板の内面に堆積した堆積物の除去作業がしやす
くなる。また、シャッタ板の移動にはリンク機構が用い
られ、かさ歯車等が用いられていないので、歯車の噛み
合わせ不良による運動伝達不良が発生しなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の側面図
【図2】この発明の実施例の平面図
【図3】図1のA−A線方向よりみた矢視図
【図4】従来の真空蒸着装置用蒸発源のシャッタ機構を
示す側面図
【図5】従来の真空蒸着装置用蒸発源のシャッタ機構を
示す平面図
【符号の説明】
21・・・・・回動駆動軸 22・・・・・回動駆動軸用レバー 23・・・・・駆動用ロッド 24・・・・・回動駆動アーム 25・・・・・軸受け 26・・・・・回動軸 27・・・・・開閉アーム 28・・・・・シャッタ板 29・・・・・ローラ 30・・・・・ガイドレール 31・・・・・蒸発源 32・・・・・係止部 33・・・・・炉外搬出機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】構成の一部に開閉アームを持つリンク機構
    と、このリンク機構の開閉アームの先端部にピン結合さ
    れ、ローラを両側に持つシャッタ板と、このシャッタ板
    のローラの移動を案内する円弧状のガイドレールと、前
    記シャッタ板が蒸発源を覆わなくなる位置まで開閉アー
    ムが回動したとき、開閉アームを係止させる係止部とを
    備え、前記開閉アームが係止部に係止しているとき、上
    記開閉アームの先端部のピン結合の部分を支点として、
    上記開閉アームを反転することを特徴とする真空蒸着装
    置用蒸発源のシャッタ機構。
JP35595591A 1991-12-20 1991-12-20 真空蒸着装置用蒸発源のシャッタ機構 Pending JPH0693428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102877028A (zh) * 2011-07-13 2013-01-16 圆益Ips股份有限公司 蒸镀装置
KR20140112861A (ko) * 2013-03-14 2014-09-24 삼성디스플레이 주식회사 진공증착기
JP2022086589A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 キヤノントッキ株式会社 蒸着装置、成膜装置、成膜方法及び電子デバイスの製造方法

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