JPH069312Y2 - 磁気エンコーダ - Google Patents

磁気エンコーダ

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JPH069312Y2
JPH069312Y2 JP4280589U JP4280589U JPH069312Y2 JP H069312 Y2 JPH069312 Y2 JP H069312Y2 JP 4280589 U JP4280589 U JP 4280589U JP 4280589 U JP4280589 U JP 4280589U JP H069312 Y2 JPH069312 Y2 JP H069312Y2
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magnetic
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magnetic sensor
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JP4280589U
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博敏 早川
満昭 池田
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばサーボアクチュエータの位置や移動速
度を磁気抵抗効果素子の抵抗変化から検出する磁気エン
コーダに関する。
〔従来の技術〕
この種装置における磁性円板あるいは磁気ドラムによる
磁気エンコーダの斜視図を第2図あるいは第3図に表わ
す。
これらの図においては磁性媒体に対して磁気センサ基板
2が所定の空隙を介して対向配設されることにより磁気
エンコーダが構成されている。第2図では磁性媒体とし
て磁性円板3が使用され、この磁性円板3の端側面に着
磁ゾーン5aおよび非着磁ゾーン5bのパターンを有す
る磁気トラック5が同心状に複数列形成されており、磁
気センサ基板2はこの磁性円板3の端側面に対向して設
けられている。第3図では磁性媒体として磁気ドラム4
が使用されており、この磁気ドラム4の外周面には着磁
ゾーン5aおよび非着磁ゾーン5bのパターンからなる
磁気トラック5が複数列形成され、磁気センサ基板2は
この磁気ドラム4の円周面に対向して設けられている。
この場合、磁性円板3および磁気ドラム4は回転体であ
るシャフト6に装着されて高速回転する。
磁気センサ基板2はこのような磁性円板3あるいは磁気
ドラム4の着磁ゾーン5a、非着磁ゾーン5bの各列に
対向するようにパターンが形成された強磁性体磁気抵抗
効果素子(以下、MR素子という。)Ra〜Reをガラ
ス板の表面に有しており、このMR素子によって磁気ト
ラック5の各列の着磁ゾーン5aから漏洩する磁界を検
出する。このようなMR素子は第2図および第3図に示
すように全てが同一ライン上に位置するようにパターン
形成されている。
上記構成の磁気エンコーダにおいては、磁気センサ基板
2のMR素子に僅かの空隙を介して対向する磁性円板3
の端側面あるいは磁気ドラム4の外周面に設定された磁
気トラック5上の着磁ゾーン5aおよび非着磁ゾーン5
bのパターンの変化が、サーボアクチュエータの位置や
移動速度を司るシャフト6の回転変位を示すから、この
パターンの変化をMR素子の電気抵抗変化としてリード
線7により電気信号として導出し、信号処理回路で位置
や移動速度を演算している。
このように、サーボアクチュエータの起動時の初期位置
がわかるアブソリュート式磁気エンコーダの構成の一つ
として、磁性媒体(磁性円板3、磁気ドラム4)の着磁
ゾーン5aから磁界を検出するMR素子Ra〜Reのパ
ターンと、それに通電する電極のパターンが形成された
磁気センサ面が、その磁性媒体の着磁面に対し微小なギ
ャップ(たとえば約50μm)で隔てられて平行に配置
されるというものがある。
それらのMR素子のパターンは同一ライン上に位置する
ように、ガラス板等の平滑な基板面に形成されており、
これを開示する従来例として特開昭54−118259
号、特開昭57−123494号などがみられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで近年のサーボアクチュエータの小型化、高精度
化に伴い、磁気エンコーダも高精度を維持した状態で小
型化を図る必要がある。このため第2図および第3図の
いずれにおいても、磁気トラック5の幅を細くする必要
があり、磁気トラック5に対応する磁気センサ基板2上
のMR素子の各パターンの長さも必然的に短くなる。
ところがMR素子のパターンが短くなると、パターンの
発熱量が多くなって温度上昇し、これにより磁気センサ
基板2がヒートショックによって割れを生じる。このた
めMR素子のパターンの長さを例えば2.3mm以下にす
ることができず、磁気エンコーダの小型化を阻害してい
る。
ここにおいて本考案は、MR素子のパターン長を短くし
ても磁気センサ基板が割れることなく、これにより小型
化が可能な磁気エンコーダを提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は、同一ライン上に形成
されるMR素子のパターンの数を制限してヒートショッ
クを防止したものであり、所定の読取り精度に対応した
着磁ゾーンを有する磁気トラックが複数列形成されて回
転体に装着された磁性媒体と、 前記磁気トラックの各列に対応するようにパターン形成
されたMR素子を有し、前記磁気媒体と空隙を介して対
向配設される磁気センサ基板とを備え、 前記MR素子のパターンは所定数を超えない範囲内で同
一ライン上に位置する群パターンと、このラインから外
れた位置に設けられる孤立パターンとの組合わせにより
形成されていることを特徴とする。
この場合、MR素子のパターンの長さが2.3mm以下と
することができ、このようなパターン長においては前記
群パターンのパターン数は同一ライン上に8未満の範囲
内の数とすることができる。
〔作用〕
磁気センサ基板にパターン形成されたMR素子は、回転
体と共に回転する磁性媒体の着磁ゾーンの磁界を検出し
て回転体の位置や回転速度を検出する。この検出時には
MR素子が発熱するが、MR素子のパターンが群パター
ンと孤立パターンとにより構成されているため、発熱部
分が分散しヒートショックが抑制されるようになってい
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基いて具体的に説明
する。
本考案は着磁ゾーンおよび非着磁ゾーンがパターン形成
された複数列の磁気トラックと、この磁気トラックの各
列に対向してパターン形成されたMR素子とを備え、磁
気トラックは回転体と共に回転する磁性媒体に形成さ
れ、MR素子は磁性媒体と微小な空隙を介して設けられ
る磁気センサ基板に形成される。従って本考案は基本的
には第2図および第3図に示す構造をそのまま有するも
のであり、着磁ゾーン5aおよび非着磁ゾーン5bから
なる磁気トラック5と、この磁気トラック5が形成され
た磁性円板3(第2図相当)あるいは磁気ドラム4(第
3図相当)、MR素子を有してこれら磁性円板3あるい
は磁気ドラム5に対向配置された磁気センサ基板2とを
備えている。
本考案は磁気センサ基板2にパターン形成されるMR素
子の全てを同一ライン上に配設することなく、適宜、ラ
インから外れた位置にも配設するようにしたものであ
る。すなわち本考案はMR素子のパターンを、所定数を
超えない範囲内で同一ライン上に位置する群パターン
と、ラインから外れた位置に設けられる孤立パターンと
の組合わせにより形成したものである。
第1図(a),(b),(c)はこのパターンの好まし
い配設例を示し、同図(d),(e)は好ましくない配
列例を示す。これらの図において、破線は基準となるラ
イン10であり、このライン10上にMR素子のパター
ン11が形成されている。ライン10上のパターンは所
定数を超えない範囲内で形成されており、このライン1
0上のパターンは群パターンを構成する。一方、ライン
10を外れた位置にはMR素子の孤立パターン12が形
成されている。
次に、これら群パターンおよび孤立パターン12につい
て、第1図を参照してさらに説明する。第1図(a)に
おいてライン10上に2つのパターン11が離隔して配
されて群パターンが形成され、この群パターン以外の部
分は全て孤立パターン12となっている。すなわち、同
図(a)はMR素子のパターン11がライン10を基準
としてライン10に沿って散在するように形成されてい
る。同図(b)において、ライン10上には2つずつパ
ターン11が隣接して設けられ、この隣接したパターン
間には孤立パターン12がライン10の左右に位置する
ように設けられている。同図(c)はライン10上に7
つのパターン11が連続的に設けられて群パターンが形
成される一方、この群パターンに続く次のパターンはラ
イン10から外れた孤立パターン12となっており、こ
の孤立パターン12に続くパターンは2つのパターンが
隣接した群パターンとなっている。同図(d)は8つの
パターン11がライン上に設けられて群パターンが形成
され、この群パターンの次のパターンが孤立パターン1
2となっている。同図(e)は両端の孤立パターン12
の間に、8つのパターン11からなる群パターンが形成
されている。
以上のようなMR素子はソーダライムガラスあるいはホ
ウケイ酸ガラスによって形成された磁気センサ基板2に
対し、各パターンが磁性円板または磁気ドラムの磁気ト
ラックに対応するように形成されるものである。そし
て、このような構成の磁気エンコーダにおいて、磁気エ
ンコーダの小型化に対応してMR素子のパターンの長さ
を2.3mm以下とした場合、第1図(a),(b),
(c)では磁気センサ基板に割れを生じないが、同図
(d),(e)では磁気センサ基板に割れを生じる。す
なわち群パターンにおけるMR素子のパターン11が8
つ連続する場合は磁気センサ基板が割れるが、8未満の
連続数では割れることなく、好適に回転体の位置および
回転速度を検出することができる。これは連続するMR
素子のパターンが8以上ではパターンの発熱によるヒー
トショックがライン10に沿って流れて割れの原因とな
るのに対し、8未満では発熱によるヒートショックがラ
イン10以外にも伝達されて緩和されるためである。
以下、実験例により具体的に説明する。
実験例 ソーダライムガラスおよびホウケイ酸ガラスの2種類の
磁気センサ基板2を洗浄、乾燥後、電子ビーム蒸着装置
内にセットし、内部を排気して真空度2×10-6Torr以
下にして、81%Ni−Fe膜を600Aの厚さで形成
した。次に、フォトリソグラフィ法によって第1図
(a)〜(e)と同一の配置となるMR素子のパターン
を形成した。この場合、パターンは幅30μm、長さ
2.3mmおよび幅30μm、長さ1.5mmとなるように
各2種類の大きさとなるように磁気センサ基板を用意し
た。その後、各パターンに5Vの電圧を印加したとこ
ろ、第1図(d),(e)の配置による磁気センサ基板
に割れが生じたが、同図(a)〜(c)の配置による磁
気センサ基板はいずれも割れは生じなかった。
本考案は以上のように、MR素子のパターンの発熱によ
るヒートショックをパターンの配置を変えることにより
緩和するものであり、その配置はパターンからの発熱度
合、磁気センサ基板の種類や強度によって適宜、変更す
ることができる。従って、例えば、パターンの長さを
2.3mm以上とした場合や、強度の大きな磁気センサ基
板を使用する場合には群パターン内のパターン数を8個
以上とすることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、所定数を超えない範囲内
で同一ライン上に位置される群パターンと、ラインから
外れた位置に設けられる孤立パターンとの組合わせによ
りMR素子をパターン形成して、素子発熱によるヒート
ショックを緩和したため磁気センサ基板に割れを生じる
ことがない。このため、MR素子のパターン長を短くす
ることができ、磁気エンコーダを小型化することができ
る、効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は磁気センサ基板へのMR素子の
パターン配置例を示す平面図、第2図は従来の磁気エン
コーダを示す斜視図、第3図は別の従来のエンコーダを
示す斜視図である。 2…磁気センサ基板、3…磁性円板、4…磁気ドラム、
5…磁気トラック、5a…着磁ゾーン、5b…非着磁ゾ
ーン、6…シャフト、7…リード線、8…信号処理回
路、10…ライン、11…MRパターン、12…MR孤
立パターン、Ra,Rb,Rc,Rd,Re…強磁性体
磁気抵抗素子(磁気センサ・MR素子)。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の読取り精度に対応した着磁ゾーンを
    有する磁気トラックが複数列形成されて回転体に装着さ
    れた磁性媒体と、 前記磁気トラックの各列に対応するようにパターン形成
    された強磁性体磁気抵抗効果素子を有し、前記磁気媒体
    と空隙を介して対向配設される磁気センサ基板とを備
    え、 前記強磁性体磁気抵抗効果素子のパターンは連続して所
    定数を超えない範囲内で同一ライン上に位置する群パタ
    ーンと、このラインから外れた位置に設けられる孤立パ
    ターンとの組合わせにより形成されていることを特徴と
    する磁気エンコーダ。
  2. 【請求項2】前記強磁性体磁気抵抗効果素子の各パター
    ンは長さ2.3mm以下であり、前記群パターンはこのパ
    ターン数が同一ライン上に連続して8個未満の範囲内で
    設けられている請求項第1項記載の磁気エンコーダ。
JP4280589U 1989-04-12 1989-04-12 磁気エンコーダ Expired - Lifetime JPH069312Y2 (ja)

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JPH02133610U JPH02133610U (ja) 1990-11-06
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