JPH0691205A - 回転霧化塗装装置 - Google Patents

回転霧化塗装装置

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JPH0691205A
JPH0691205A JP5052925A JP5292593A JPH0691205A JP H0691205 A JPH0691205 A JP H0691205A JP 5052925 A JP5052925 A JP 5052925A JP 5292593 A JP5292593 A JP 5292593A JP H0691205 A JPH0691205 A JP H0691205A
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JP
Japan
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fluid
bell cup
housing
coating device
air
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JP5052925A
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English (en)
Inventor
Wainshiyutain Richiyaado
リチャード・ワインシュタイン
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Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
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Publication date
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    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
    • B05B3/1064Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces the liquid or other fluent material to be sprayed being axially supplied to the rotating member through a hollow rotating shaft
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転霧化塗装装置において、高エネルギーの
アークの発生を抑制し、発熱部の放熱を高め、ベルカッ
プ内塗料流体の後方への逆流を抑制し、エアタービン構
造を単純化することによって、安全性、耐久性、操作性
をともに高めることができる。 【構成】 ハウジング11内にエアタービンのシャフト
72があり、大気側に開口したベルカップ45が取付け
られている。シャフト内にはベルカップ内部にまで突出
した流体放出先端56を有する流体チューブ57が配置
され、流体チューブ内には先端に電極を有する抵抗チュ
ーブが配置されている。抵抗チューブ内の電気抵抗はバ
ネを介して電源供給装置18と電気的に接続されてお
り、電源供給装置内の発熱性要素は多数のフィンを有す
る金属製部材に連結又は隣接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装装置に関する。さら
に詳しくは、この発明は塗料等の流体をワークピースへ
塗布するための改良された回転霧化塗装装置に関する。
本発明の回転霧化塗装装置はロボット等の種々の装置に
取付けて使用できる。
【0002】
【従来の技術】ディスクやベルカップを備えた回転霧化
塗装装置は当該分野において周知のものである。通常、
ベルカップは空気圧で駆動されるタービン等のエアーモ
ータ(空気圧モータ)によって駆動される。このような
従来の回転霧化塗装装置は、たとえば、米国特許第 4,4
05,086号や第 4,555,058号に開示されている。回転霧化
塗装装置において、供給された噴霧用の流体(塗料)
は、高圧の静電気によって帯電される。通常、この電圧
はおおよそ20〜100KVの範囲である。ベルカップ
は通常、10,000〜40,000 rpmの高速で回転する。帯電し
た流体は回転するベルカップの内部チャンバへ供給さ
れ、そこで遠心力を受けて内部チャンバ開口部を通って
ベルカップの大径の先端部へと推進される。そして、こ
の流体はベルカップの周端部を離れるときに霧化され、
噴霧粒子へと変化する。回転するベルカップの中心軸線
は電気的にグラウンド(接地)されたワークピースすな
わち被塗装物の方を向いている。通常、ワークピースは
ベルカップの約10インチ(25.4cm)前方に配置され
る。なお、霧化された粒子はベルの中心軸に直交する方
向へ遠心力によって飛ばされるため、これらの粒子の飛
散方向をワークピースの方へ転換するために方向変換装
置が使用される。この方向変換装置としては種々のもの
が知られている。霧化された流体粒子がグラウンドされ
たワークピースへ粒子を引き付けるのに十分に帯電して
いる場合には、粒子をワークピースの方へ向けるため
に、エアーカーテンすなわち円筒形の整形用(方向変換
用)エアーを使用できることはよく知られている。整形
用エアーを使用すると、噴霧粒子の塗布パターンの径を
制御することも可能である。整形用エアー形成装置を備
えた従来型の霧化塗装装置としては、例えば米国特許第
4,776,520号及び 4,899,936号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】多くの従来型回転霧化
塗装装置においては、ベルカップの噴霧許容量を越える
量の塗料流体がベルカップに供給されると、塗料流体は
逆流してベルカップ後方のシャフトやハウジング開口部
の中へ入る。このような状況になることは、使用されて
いる塗料流体がシャフトやベヤリングアセンブリの回転
機構に悪影響を及ぼすおそれがある場合には望ましいこ
とではない。
【0004】帯電した流体を使用する回転霧化システム
においては、供給される塗料あるいはベルカップによっ
て霧化される塗料を発火させるに足る大きさのエネルギ
を有するアークの発生は最小限に抑えられなくてはなら
ない。
【0005】粒子がベルカップの周縁部を離れるときに
粒子の飛散方向を変換するために円筒形の整形用エアー
を使用している従来型の霧化塗装装置においては、高速
で放出されるエアーによって負圧領域がしばしば発生す
る。このような負圧領域が形成されると、周囲エアーが
整形用エアーの方へその整形用エアーに沿って吸引され
る。そうすると、その近傍の帯電した粒子もこの負圧領
域の中へ引き戻され、そこで回転霧化塗装装置のハウジ
ングの表面上に付着してしまう。
【0006】ラダー型(縦続型)あるいはカスケード型
(はしご型)の高圧電源は当該分野においては周知の電
源である。こうした封入型電源すなわち容器に封入され
た電源の部品は熱を発生する。しかしながら、この熱を
除去することは困難であるため、従来型の電源は一般に
寿命が短い。
【0007】従来型の回転霧化塗装装置においては、シ
ャフトを回転可能に取付けるベヤリング(軸受)にも改
良の余地がある。従来型の回転霧化塗装装置ではエアー
ベヤリングが知られているが、これは一般に複雑で高価
である。これら従来型のエアーベヤリングにおいては、
一般にブロンズ、ホワイトメタルなどの材料を含む複合
材料を高精度で加工した部品がしばしば使用される。そ
して、摩擦を減らすために、一般にテフロン(商標名)
などのテトラフルオロエチレンホモポリマが併用され
る。
【0008】ベルカップは高速で回転されるので、高速
時における半径方向の負荷(バランスの悪さに起因する
もの)の増大を最小限に抑えるために、ベルカップはシ
ャフトに対して極めて正確に取付けられなくてはならな
い。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の回転霧化塗装装
置は前端部及び後端部を備えた長手方向に延びるハウジ
ングを有する。大気中へ開口した内部を有するベルカッ
プがハウジングの前端部に隣接して回転可能に取付けら
れている。ベルカップの後端部には流入開口部が形成さ
れている。流体供給手段がハウジングの中に取付けられ
ている。流体供給手段は流体放出用先端を有する。そし
て、帯電した塗料流体をベルカップの内部へ直接的に供
給するために、流体放出用先端はベルカップの流入開口
部を通ってベルカップの内部へ延びる。
【0010】ハウジングの内部には電源が取付けられて
いる。流体を帯電させるための電極が流体放出先端に隣
接して配置されている。そして、電気抵抗手段が電極と
電源供給手段との間に取付けられている。また、抵抗、
電極、電源を付勢して所望の電気的接続を行うためにば
ね手段が設けられている。
【0011】ハウジングの中にはタービン駆動式のシャ
フトが回転可能に取付けられている。シャフトの前端部
は外側へ向かってテーパ状に形成された内側表面と、こ
の内側表面に対抗するねじ付の外側表面とを有する。ベ
ルカップは円錐形の壁を有する。この壁はシャフトの内
側表面と面合わせ係合するテーパ状の外側表面を有す
る。ベルカップは円錐形の壁に連結された円筒形の壁を
有する。円筒形の壁はねじ付の内側表面を有し、シャフ
トのねじ付の外側表面に対して面合わせ係合される。こ
れにより、ベルカップはシャフトに対して適切に同心状
の取付けが確実に行われると同時に、ベルカップの長さ
及びそのマウンティング全体の長さが短くなる。したが
って、ベルカップの長さが長いこと及び重量が重いこと
に起因して起こる半径方向のバランスの悪さが改善され
る。
【0012】シャフトはアルミニウム製のエアーベアリ
ングアセンブリによって支持されている。エアーベアリ
ングアセンブリの内側表面は陽極酸化処理されている。
また、テフロン等のテトラフルオロエチレンホモポリマ
の層がシャフトに隣接する陽極酸化された内側表面に形
成されている。
【0013】シャフトはタービンで駆動され、ハウジン
グの中にはタービンの排出エアー流路が形成されてい
る。ハウジングの前部にはベルカップと同軸に複数の整
形用エアー流路が形成されており、整形用エアーの導管
を通じて整形用エアーが整形用エアー流路へ供給され
る。ハウジングに形成された排出エアー開口部は排出エ
アー流路と連通している。排出エアーは排出エアー開口
部を通じてハウジングの前方に向けて放出され、一般に
円筒形の保護用のエアー層を形成する。このエアー層に
より、帯電した流体粒子が整形用エアーに吸引されてハ
ウジングの方へ引き戻されることが抑制される。
【0014】ハウジングはプラスチック製のシュラウド
とプラスチック製の後部カバーを有する。発熱性要素を
有するポット型電源がハウジングの中に取付けられてい
る。電源はハウジングの後端部に隣接して配置されてい
る。金属製部材が後部カバーに隣接した状態で電源に接
続されている。金属製部材はつぼ型容器に入れられた電
源から後部カバーを貫通して後方へ延びている。金属製
部材は電源と接続された電気コネクタを有する。金属製
部材には多数のフィンが形成されている。電源の発熱性
要素は金属製部材に対して連結又は隣接されており、発
熱性要素で発生した熱がフィンを介して大気中へ放散さ
れる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
ついて説明する。本発明の回転霧化塗装装置は参照番号
10で表されている。回転霧化塗装装置10は長手方向
に延びるハウジング11を有する。ハウジング11は前
部のシュラウド(囲い部材)12と、このシュラウド1
2に結合された後部のシュラウド13と、後部カバー1
4とから成る。ハウジング11を構成するシュラウド1
2,13及び後部カバー14はすべて非導電性のプラス
チック材で形成されている。ハウジング11は前端部1
6と後端部17を有する。高圧電源18がハウジング1
1の後端部17に配置されている。高圧電源18は5〜
20ボルトの低電圧を20〜100KVの高電圧に変換
することのできるポット型電源である。低電圧供給ライ
ンは図2において参照番号19で表されている。円筒形
状の金属製部材20が封入型の高圧電源18の中に配置
されている。金属製部材20はプラスチック製の後部カ
バー14に隣接して配置され、後部カバー14から後方
へ突出されている。金属製部材20は電気コネクタ21
を有する。電気コネクタ21には低電圧供給ライン19
が結合されている。この両者の結合により、低電圧供給
ライン19と高圧電源18の入力とが接続される。金属
製部材20の前端部はプラスチック製のカバー22の中
に収容されている。なお、このカバー22内には高圧電
源の構成要素が収容されている。図1に示されるよう
に、高圧電源の構成要素であるトランジスタや抵抗等の
発熱性要素は参照番号23によって表されている。発熱
性要素23は金属製部材20とプラスチック製の後部カ
バー14の近くに配置されている。金属製部材20は外
側へ延びる複数の環状のフィン25を有する。発熱性要
素23で発生した熱は金属製部材20のフィン25を介
してスムーズに大気中へ放散される。これにより、発熱
性要素23の寿命が長くなる。
【0016】内部にねじ部27を有する取付け用リング
26が後部カバー14に隣接して取付けられている。取
付け用リング26は回転霧化塗装装置10全体をロボッ
トなどの支持構造へ連結するために使われる。図2に最
もよく示されているように、波型のスリーブ28が後部
カバー14を貫通して後方へ延びている。また、複数の
導管29がスリーブ28の中を通ってハウジング11の
中へ導入されている。導管29の中の何本かが例えばバ
ルブ32へ連結されている。
【0017】図2及び図7に示されているように、バル
ブ32はハウジング11の中に取付けられた流体マニホ
ールド33から後方へ突出されている。バルブ32は溶
剤バルブ、トリガバルブすなわち流体バルブ及びダンプ
バルブ(放出バルブ)を含んでいる。
【0018】流体マニホールド33にはねじ付の開口部
が設けられている。以下で説明するように、このねじ付
の開口部には抵抗チューブ44の一部が受容されている
(図5)。図1及び図2に示されるように、金属製のベ
ルカップ45がハウジング11の前端部16に回転可能
に取付けられている。ベルカップ45は内部46を有す
る(図6)。内部46は大気側へ直接に開口している。
ベルカップ45はその後端部に形成された後部の流入開
口部47を有するとともにその前端部に形成された環状
の放出端部48を有する。ベルカップ45の内部46に
は相互に連結された円錐形の内側表面49,50が形成
されている。内側表面49は流入開口部47から内側表
面50まで延びており、内側表面50は内側表面49に
続いて環状の放出端部48まで延びている。円錐形の内
側表面49上には半径方向に延びるショルダ部52が設
けられている。ショルダ部52にはその軸方向に延びる
複数の開口流路53が形成されている。開口流路53は
ショルダ部52の周方向に離間して形成されている。こ
の実施例においては、開口流路53は軸方向に延びる溝
であるが穴でもよい。ショルダ部52によって、動作時
における塗料流体の遠心力による動きが部分的に制限さ
れる。塗料流体が内側表面49に沿って流れ、さらにシ
ョルダ部52の開口流路53を通って内側表面50に沿
って環状の放出端部48まで移動するとき、溝で構成さ
れる開口流路53によって塗料流体が均一に分配され
る。また、過剰の流体がベルカップ45へ供給される
と、その流体はショルダ部52のリップを越え、ショル
ダ部52に形成された開口流路53を通って流れるのと
同様に内側表面50に流れる。従って、帯電した塗料流
体が後部の流入開口部47に向って逆流することはな
い。
【0019】図1及び図5に示されるように、流体供給
装置55がハウジング11の中に取付けられている。流
体供給装置55は流体放出先端56を有する。そして、
流体放出先端56はベルカップ45の流入開口部47を
通ってベルカップ45の内部46に配置され、帯電した
塗料流体をベルカップの内部46へ直接供給できるよう
に構成されている。これは、この発明の回転霧化塗装装
置10の重要な構造上の特徴である。なぜなら、このよ
うな構成により、帯電した塗料流体はベルカップ45の
中へ直接的に導入されており、帯電した流体がベルカッ
プ後方に逆流する要因となるベルカップ内側チャンバす
なわち流体溜り空洞部を設けていないからである。
【0020】流体供給装置55は長手方向に延びる流体
チューブ57を有する。この流体チューブ57内には流
体マニホールド33から塗料流体を供給するための中央
流路58が形成されている。流体放出先端56はこの流
体チューブ57の前端部に取付けられている。流体放出
先端56にはその軸方向に延びる流路59が形成されて
いる。また、この流体放出先端56にはその半径方向に
対向状に延びる一対の放出流路60,61が形成されて
いる。図5に示されるように、放出流路60,61及び
流路59は相互に直交するとともに連通する。したがっ
て、中央流路58からの塗料流体は流路59を経て放出
流路60,61へと導入される。放出流路60,61か
ら流出した塗料流体はベルカップ45の円錐形の内側表
面49へ導入され、そこで遠心力を受けて前方の環状の
放出端部48へと送られる。
【0021】流体チューブ57の中には長手方向に延び
る抵抗チューブ44が配置されている。そして、この抵
抗チューブ44の中には電気抵抗63が配置されてい
る。図3に示されるように、電気抵抗63の後端部には
コンタクトワイヤ64が接続されている。また、抵抗チ
ューブ44の中には圧縮ばね65が配置されており、は
んだ付けなどによってコンタクトワイヤ64へ接続され
ている。圧縮ばね65の後端部66は高圧電源18に接
続されている。抵抗チューブ44の前端部にはキャップ
67がねじによって取付けられている。キャップ67に
は軸方向に延びるキャップ通路68が形成されている。
電気抵抗63には流体を帯電させるための電極69が取
付けられている。この電極69は電気抵抗63から外側
へ延びており、キャップ通路68を通り流体チューブ5
7の中央流路58を横切って流体放出先端56の中へ達
している。塗料流体が流体チューブ57の中央流路58
から流体放出先端56を通って流されると、その塗料流
体は電極69によって効率よく帯電させられる。通常、
塗料流体は20〜100KVの電圧で負に帯電させられ
る。なお、電気抵抗63の抵抗値は通常50〜200メ
ガオームである。
【0022】ベルカップに高圧の静電電圧が印加される
と、その近くに位置するグラウンドされた物体との間に
アークが発生する可能性があることは当該分野において
知られている。十分大きいエネルギを有するアークは、
ベルカップへ供給される流体あるいは霧化された流体を
発火させ、危険な状態を招く可能性を有している。しか
しながら、この発明の回転霧化塗装装置10において
は、電気抵抗63が完全にハウジング11の内部に配置
されているので、高圧のベルカップ45とその近くに位
置するグランドされた物体との間に大きなエネルギを有
するアークが発生する可能性が小さくなっている。電気
抵抗63を収容している抵抗チューブ44はシールされ
るとともに絶縁されている。抵抗チューブ44の前端部
はベルカップ45の内部46に近接しており、流体放出
先端56はベルカップ45の流入開口部47を通って完
全に内部46の中へまで達している。抵抗チューブ44
のうち高圧電源18の高圧端子に接続されている部分は
流体チューブ57内の塗料流体から電気的に絶縁されて
いる。したがって、高電圧は塗料流体に印加されるとと
もに、流入開口部47を通してベルカップ45の内部ま
で延びている流体放出先端56にも印加される。グラウ
ンドされた物体が帯電したベルカップに近づくと、ベル
カップ45とグラウンドされた物体との間のエアーギャ
ップを通して流れる電流が増大し、抵抗チューブ44内
の電気抵抗63両端の電圧は低下する。その結果、ベル
カップ45に印加される電圧は低くなり、高エネルギの
スパークが発生する可能性は小さくなる。
【0023】この発明の別の特徴は、抵抗チューブ44
を流体チューブ57の内部に配置しているために、電気
抵抗63によって発生した熱と流体チューブ57の中央
流路58の中を流れる塗料流体との間で熱の伝達が行わ
れることである。
【0024】ベルカップ45はタービンによって駆動さ
れるシャフト72(図2及び図4)の長手方向に延びる
軸76のまわりを回転する。シャフト72は金属製であ
り、前端部73を有する。シャフト72の前端部73は
外側へ向けてテーパ状に形成された円錐状の内側の表面
74及びこれと対向するねじ付の外側の表面75を有す
る。表面75は図4において参照番号76で表されてい
る回転軸と平行である。ベルカップ45はシャフト72
に取付けられており、シャフト72によって回転され
る。シャフト72の回転速度は通常10,000〜40,000 rpm
である。ベルカップ45はシャフト72の前端部73へ
正確に取付けられなくてはならない。そのために、ベル
カップ45は円錐形の壁78を有する。壁78にはテー
パ状の外側の表面79が形成されている。表面79はシ
ャフト72のテーパ状の内側の表面74と面合わせ係合
可能である。このように、円錐形の表面74,79は相
互に面合わせ係合可能に設計されているので、ベルカッ
プ45はシャフト72に対して正確に取付けられる。ベ
ルカップ45は後方突出された円筒形の壁80を有す
る。この壁80は円錐形の壁78に連結されている。円
筒形の壁80は内側の表面81を有し、この表面81に
はシャフト72の外側の表面75に形成されたねじに係
合可能なねじが形成されている。このような構成によ
り、シャフトを短くしてベルカップを長くすることが可
能となり、高速回転に対応させるためにベルカップとシ
ャフトとの間のバランスをあまり厳密にとらなくてもよ
くなっている。
【0025】図4に示されているように、ハウジング1
1の中にはアルミニウム製のエアーベヤリングアセンブ
リ(空気軸受アセンブリ)83が取付けられている。エ
アーベヤリングアセンブリ83はその中央に長手方向へ
延びる開口部84を有する。開口部84は回転軸76と
同心である。シャフト72はエアーベヤリングアセンブ
リ83の開口部84の中に回転可能に配置されている。
また、エアーベヤリングアセンブリ83には環状の溝8
5が形成されている。一方、シャフト72には環状のフ
ランジ86が形成されており、このフランジ86が溝8
5に係合されている。溝85とフランジ86との係合に
より、シャフト72が回転軸76に沿って移動しないよ
うになっている。アルミニウム製のエアーベヤリングア
センブリ83の内側の表面87は陽極酸化処理されてい
る。さらに、この陽極酸化処理された表面87にはテフ
ロン等のテトラフルオロエチレンホモポリマの層88が
形成されている。図1からわかるように、この回転霧化
塗装装置10はタービンアセンブリ90を有している。
タービンアセンブリ90は従動式のタービンホイール9
1を有する。タービンホイール91はシャフト72に連
結されており、このタービンホイール91によってシャ
フト72が駆動されることによって、ベルカップ45が
回転される。エアーベヤリングアセンブリ83には複数
の開口部92が形成されている。開口部92は貫通孔で
あり、この開口部92を通じてベヤリング用のエアーが
シャフト72へ導かれる。シャフト72は開口部92を
介して供給されるエアーの層によって支持される。な
お、シャフト72が回転するときにシャフト72がこの
内側の表面87に接触しても、内側の表面87に形成さ
れたテフロン等の層88によって両者間の摩擦は小さく
抑えられる。
【0026】タービンアセンブリ90には図1において
参照番号94によって表された排出エアー流路が形成さ
れている。一方、ハウジング11の前端部16には複数
の排出エアー開口部95が周方向に離間した状態で形成
されている。排出エアーはハウジング11の前方へ導か
れ、保護用の円筒形のエアー層を形成する。図1に示さ
れているように、ハウジング11内には整形用エアー導
管97を含む整形用エアー供給装置が設けられている。
また、ハウジング11には複数の整形用エアー流路98
がベルカップ45と同心状に形成されている。整形用エ
アー導管97から供給される整形用エアーは整形用エア
ー流路98を通じて放出される。この整形用エアーによ
り帯電した流体粒子の飛散方向がターゲットである被塗
装物の方向へと変換される。整形用エアーの使用は当該
分野においては周知のものであるが、整形用エアーは高
速で放出されるので、その近傍に負圧領域が発生し、周
囲のエアーが整形用エアーの方へ整形用エアーに沿って
吸引される。このため、従来の回転霧化塗装装置におい
ては、霧化された粒子も周囲のエアーとともに引き戻さ
れ、ハウジングの表面上に付着するようなことがしばし
ば起こっていた。しかしながら、本発明の回転霧化塗装
装置10においては、排出エアーが排出エアー開口部9
5を介して流され、整形用エアー流の半径方向外側に円
筒形のエアー層が形成されるので、帯電した流体粒子が
整形用エアー流に伴う周囲エアの流れに吸引されてハウ
ジング11の方へ向かって引き戻されるようなことはな
い。
【0027】図5に示されるように、流体マニホールド
33にはねじ付の開口部100が形成されている。ま
た、抵抗チューブ44にはプラグ部材101が一体状に
形成されている。プラグ部材101はねじ付の表面10
2を有する。このねじ付の表面102は流体マニホール
ド33に形成されたねじ付の開口部100にねじ係合さ
れる。一体状に形成されたプラグ部材101を含む抵抗
チューブ44はプラスチック等の非導電性の材料で形成
されている。このようなプラスチックとしては、たとえ
ば、アセタールプラスチックが挙げられる。プラグ部材
101は複数の同心状のリング103を有し、これらの
リング103の間には同心状の溝104が形成されてい
る。図1及び図2からわかるように、高圧電源18はそ
の前端部に面合わせ係合用のプラグ105を有する。こ
のプラグ105は同心状のリング106及びこれらのリ
ング106の間に同心状に形成された溝107を有す
る。図1に示されているように、プラグ部材101とプ
ラグ105とが結合されると、双方のリング103,1
06及び溝104,107が相互に係合する。これによ
り、圧縮ばね65の後端部66と高圧電源18の出力コ
ンタクト109との間の電気的な接触が確実に行われ
る。
【0028】図7に示されるように、タービンアセンブ
リ90はタービンカバー111を有する。タービンカバ
ー111はその後端部112に複数の開口部を形成して
いる。図7においてはわかりやすくするために、取付け
用ボルトなどに対する開口部は省略されている。開口部
113には整形用エアー導管97が挿通される。タービ
ンカバー111にはブレーキエアー開口部114、ター
ビンエアー開口部115及び中央開口部116も設けら
れている。これらのうち、中央開口部116には流体チ
ューブ57の大径部117(図5)が受容される。
【0029】低電圧供給ライン19は可撓性を有する複
数の接続ワイヤからなる。接続ワイヤは電気コネクタ2
1によって高圧電源18の後部へ接続されている。高圧
電源18は発振器、変圧器、及び出力コンタクト109
に20〜100KVDCの高電圧を供給する倍電圧回路
を有する。高電圧はプラグ部材101とプラグ105の
インターロック式の同心絶縁リングを使って抵抗チュー
ブ44へ接続されている。同心絶縁リングによって高電
圧とその近傍の電気的なグラウンドとの間に適当な絶縁
距離が保たれる。電流は絶縁された抵抗チューブ44の
中に配置された電気抵抗63を通り電極69へと流れ
る。電極69は流体放出先端56及び流体放出先端56
内の塗料流体に電気的に接触している。流体放出先端5
6はベルカップ45に形成された小さな流入開口部47
に挿通されている。塗料流体と流体放出先端56に高電
圧が印加されると、同時にベルカップ45にも高電圧が
印加され、ベルカップ45の環状の放出端部48から飛
散される霧化された粒子に高電圧が印加される。
【0030】流体システムを構成する流体マニホールド
33には三つの連結ポートが形成されており、これら各
ポートに空気圧動作式のバルブ32が取付けられてい
る。これら連結ポートはそれぞれ流体流入ポート、溶剤
流入ポート及びダンプ流出ポートである。また、バルブ
32はトリガバルブすなわち塗料流体バルブ、溶剤バル
ブ及びダンプバルブである。
【0031】流体系統の典型的な操作モードは以下のと
おりである。流路及びベルカップを清掃するときには、
トリガバルブが閉じられ、溶剤バルブが開かれる。溶剤
を流しているときには静電電圧は印加されない。塗装を
行なう場合には、トリガバルブが開かれ、溶剤バルブ及
びダンプバルブが閉じられる。流体は流体マニホールド
から抵抗チューブと流体チューブによる環状空間の中へ
流れ込む。そして、この流体は帯電された流体放出先端
からベルカップの内側表面へ流入する。この流体は遠心
力によって環状の放出端部まで移動し、そこで霧化され
る。抵抗を通る電流によって発生される熱は抵抗チュー
ブの表面を流れる流体によって吸収除去される。塗料流
体の色を変更したり系を清掃する場合には、トリガバル
ブを閉じたままでダンプバルブが開かれる。流体は開か
れたダンプバルブを通って流体マニホールドから流出す
る。清掃の場合には、溶剤流体ラインを介して溶剤が供
給され、その系全体に流されて完了する。流体の色を別
の色に変更する場合には、トリガバルブが開かれ、別の
色の流体が最初の色の流体に換えて流路の中に流され
る。
【0032】上述した実施例は本発明の範囲から逸脱す
ることなく様々な形に変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】わかりやすくするために部材を除いて描かれて
いる、本発明の回転霧化塗装装置の断面図である。
【図2】電源の一部を除き回転霧化塗装装置内部の他の
部分を示す、図1と同様の図である。
【図3】電気抵抗とコイルばねとの間の連結を示すため
の、抵抗チューブの部分拡大断面図である。
【図4】タービン、エアーベヤリングアセンブリと回転
シャフトの拡大断面図である。
【図5】抵抗チューブアセンブリと流体マニホールドの
一部を部分的に断面を示した斜視図である。
【図6】本発明のベルカップの拡大断面図である。
【図7】流体マニホールドとタービンカバーの分解斜視
図である。
【符号の説明】
11 ハウジング 12,13 シュラウド 14 後部カバー 18 高圧電源 20 金属製部材 25 フィン 44 抵抗チューブ 45 ベルカップ 46 内部 49,50 内側表面 52 ショルダ部 55 流体供給装置 56 流体放出先端 57 流体チューブ 63 電気抵抗 65 圧縮ばね 69 電極 72 シャフト 83 エアーベアリングアセンブリ 95 排出エアー開口部 98 整形用エアー流路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料等の流体を噴霧して被塗装物に塗布
    するための回転霧化塗装装置であって、 前端部及び後端部を有するハウジングと、 前記ハウジングの前記前端部に回転可能に取付けられた
    ベルカップと、 前記ハウジングの中に配置された流体供給手段と、を有
    し、前記ベルカップは大気側に開口した内部を有すると
    ともに環状の放出端部を有し、前記ベルカップはさらに
    内側表面及び流入開口部を有し、前記流体供給手段が流
    体放出先端を有し、帯電した前記流体を前記ベルカップ
    の前記内側表面へ直接供給するために前記流体放出先端
    が前記流入開口部を介して前記ベルカップの前記内部へ
    突出されている回転霧化塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの中に配置された電源供
    給手段と、前記流体放出先端に隣接して前記ハウジング
    の中に配置された流体を帯電させるための電極と、前記
    電極と前記電源供給手段との間に配置された電気抵抗手
    段とをさらに有し、グラウンドされた前記被塗装物が前
    記ベルカップに近づけられた状態において、前記ベルカ
    ップと前記被塗装物との間の電流が増加するとともに前
    記電気抵抗手段の両端の電圧が降下し、それに伴い前記
    ベルカップの電圧が下がってスパーク発生の可能性が小
    さくなるように設定されている請求項1に記載の回転霧
    化塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記流体供給手段が長手方向に延びる流
    体チューブを有し、この流体チューブに流体を供給する
    ための中央流路が形成され、前記流体放出先端が前記流
    体チューブに取付けられている請求項1に記載の回転霧
    化塗装装置。
  4. 【請求項4】 前記流体チューブの中に配置された電気
    抵抗手段と、前記流体放出先端に隣接して前記ハウジン
    グの中に配置された流体を帯電させるための電極とをさ
    らに有し、グラウンドされた前記被塗装物が前記ベルカ
    ップに近づけられた状態において、前記ベルカップと前
    記被塗装物との間の電流が増加するとともに前記電気抵
    抗手段の両端の電圧が降下し、それに伴い前記ベルカッ
    プの電圧が下がってスパーク発生の可能性が小さくなる
    ように設定されている請求項3に記載の回転霧化塗装装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電気抵抗手段が抵抗チューブと、こ
    の抵抗チューブの中に配置された電気抵抗と、前記電気
    抵抗に隣接して配置されたばね手段と、前記ハウジング
    の中に取付けられた電源供給手段とを有し、前記流体が
    前記抵抗チューブに接触するように前記抵抗チューブが
    前記流体チューブの中に配置され、前記電極が前記抵抗
    チューブに取付けられ、前記ばね手段と前記電気抵抗と
    前記電極とが前記電源供給手段に電気的に接続されてい
    る請求項4に記載の回転霧化塗装装置。
  6. 【請求項6】 前記ベルカップがその長手方向の軸中心
    に回転するように設定され、前記流体放出先端が前記軸
    に沿って延び、前記流体放出先端には前記軸と直交する
    方向に延びる少なくとも一つの噴出流路が形成されてい
    る請求項1に記載の回転霧化塗装装置。
  7. 【請求項7】 前記ベルカップが前記内部に円錐形の内
    側表面を有するとともに、この内側表面に設けられた半
    径方向に延びるショルダ部を有する請求項1に記載の回
    転霧化塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記ショルダ部には軸方向に延びる複数
    の開口流路が設けられ、前記開口流路は前記ショルダ部
    の周方向に離間して配置され、前記ショルダ部及び前記
    開口流路によって前記流体が前記放出端部へ向けて均一
    に分布される請求項7に記載の回転霧化塗装装置。
  9. 【請求項9】 前記開口流路が軸方向に延びる溝又は孔
    である請求項8に記載の回転霧化塗装装置。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングの中には回転可能に配
    置されたタービン駆動式のシャフトが設けられ、前記シ
    ャフトが前端部を有し、この前端部が外側へ向けてテー
    パ状に形成された内側表面及びこれと対向するねじ付の
    外側表面を有し、前記ベルカップが円錐形の壁とこの円
    錐形の壁に連結された円筒形の壁とを有し、前記円錐形
    の壁は前記シャフトの前記テーパ状の内側表面と面合わ
    せ係合可能なテーパ状の外側表面を有し、前記円筒形の
    壁がねじ付の内側表面を有し、この内側表面が前記シャ
    フトの前記ねじ付の外側表面とねじ係合可能に設定され
    ている請求項1に記載の回転霧化塗装装置。
  11. 【請求項11】 前記ハウジングの中に取付けられたア
    ルミニウム製のエアーベヤリングアセンブリと、回転可
    能なシャフトとが設けられ、前記エアーベヤリングアセ
    ンブリにはその長手方向に延びる断面円形の開口部が形
    成され、前記シャフトが前記開口部の中に挿通され、前
    記ベルカップが前記シャフトに取付けられ、前記エアー
    ベアリングアセンブリにはベヤリング用のエアーをシャ
    フトへ導くための複数の開口部が形成されている請求項
    1に記載の回転霧化塗装装置。
  12. 【請求項12】 前記エアーベヤリングアセンブリが前
    記開口部を規定する内側表面を有し、前記内側表面が陽
    極酸化され、さらに前記シャフトに隣接する前記内側表
    面にはテトラフルオロエチレンホモポリマの層が形成さ
    れている請求項11に記載の回転霧化塗装装置。
  13. 【請求項13】 前記ハウジングの中に配置されたター
    ビン駆動式のシャフトと、前記ハウジングに形成された
    排出エアー流路と、前記ハウジングに前記ベルカップと
    同心状に形成された複数の整形用エアー流路と、整形用
    エアーを前記整形用エアー流路へ供給するための整形用
    エアー供給手段と、前記整形用エアー流路の外側に位置
    するように前記ハウジングに形成された複数の排出エア
    ー開口部とが設けられ、前記シャフトが前端部を有し、
    この前端部に前記ベルカップが取付けられ、前記排出エ
    アー開口部が前記排出エアー流路と連通しており、排出
    エアーが前記排出エアー開口部を通じて前記ハウジング
    の前方へ導かれることによって整形用エアー層の半径方
    向外側に保護用のエアー層が形成され、このエアー層に
    よって帯電した流体粒子が整形用エアー層に吸引されて
    前記ハウジングの方へ引き戻されることが抑制されるよ
    うに設計されている請求項1に記載の回転霧化塗装装
    置。
  14. 【請求項14】 前記ハウジングはプラスチック製のシ
    ュラウドとプラスチック製の後部カバーとから構成さ
    れ、前記ハウジング内にはその後端部に隣接して封入型
    の電源供給手段が配置され、さらに前記ハウジングには
    前記封入型の電源供給手段に連結された金属製部材が取
    付けられ、前記金属製部材には外側へ延びる複数のフィ
    ンが形成され、前記金属製部材が前記後部カバーに隣接
    して配置されるとともに前記後部カバーから後方へ延
    び、前記金属製部材はさらに前記電源供給手段と接続さ
    れる電気コネクタを有し、前記電源供給手段は発熱性要
    素を有し、前記発熱性要素が前記金属製部材に隣接して
    配置されるとともに前記後部カバーを貫通しており、前
    記発熱性要素で発生した熱が前記金属製部材の前記フィ
    ンを介して大気中へ放散されるように設定されている請
    求項1に記載の回転霧化塗装装置。
JP5052925A 1992-04-01 1993-02-17 回転霧化塗装装置 Pending JPH0691205A (ja)

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