JPH0691200A - 放電極線 - Google Patents

放電極線

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Publication number
JPH0691200A
JPH0691200A JP23235992A JP23235992A JPH0691200A JP H0691200 A JPH0691200 A JP H0691200A JP 23235992 A JP23235992 A JP 23235992A JP 23235992 A JP23235992 A JP 23235992A JP H0691200 A JPH0691200 A JP H0691200A
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JP
Japan
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discharge
wire
coupling
coil spring
discharge electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP23235992A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kida
行男 木田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH0691200A publication Critical patent/JPH0691200A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、応力集中が生じず欠損の恐
れのない放電極線を提供するものである。 【構成】 細い放電線1を張力用のコイルバネ2に結合
してなる放電極線であって、コイルバネ2の結合端部2
1を折曲して湾曲形状なる膨出部22aを有する結合部
22を形成し、この結合部22に放電線1の端部を直接
結束して締結してなり、また、コイルバネ2の結合端部
21に結合端部21径より大なる球形状でなる結合部2
4を形成し、この結合部24に放電線1の端部を直接結
束して締結してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気清浄器等の電気集
塵機構の放電極ブロックに使用される放電極線や、コピ
ー機等に使用される放電極線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における電気集塵に使用される放電
極ブロックの放電極線は、図10に示すように、細い放
電線1の端部に結合部材3を固着し、この結合部材3を
介して、張力用のコイルバネ2に結合するものである。
コイルバネ2はこの放電極線を放電極ブロックとして組
み込む際に、放電線1をそのブロックに張設するように
放電線1に張力を加えるものである。この放電極線はプ
ラス或いはマイナスに印加され、放電極ブロックを通過
する空気の粉塵や埃等を電気的に帯電させて、他方の反
対極の電極に電気集塵させるものである。
【0003】上記結合部材3は、図11のように、コイ
ルバネ2の湾曲した引掛端部20を引っ掛ける孔31を
形成しており、この結合部材3のカシメ部30を放電線
1の端部に巻着した後カシメ固着して、結合部材3と放
電線1とを結合するものである。この結合では、放電線
1のカシメ部分にはカシメ応力がかかり、屈曲変形11
が生じることになり、そのため、放電極ブロックとして
放電線1に張力を加えた状態で組み付けた場合に、コイ
ルバネ2の張力、或いは通過する空気の風やモータ等の
装置自体の微振動の影響により、その屈曲変形部分が欠
損する問題が生じていた。又、放電線1にカシメだけに
よって固着結合されているので、カシメ結合力のバラツ
キによって、カシメ部30が放電線1の端部より抜ける
欠点を有していた。
【0004】そこで、図12に示されるように、上記の
カシメにより固着結合するものにおいて、カシメ部30
にろう付け4を施して、電気的導通性の向上とカシメ部
30の抜け止め防止を兼ねたものが考えられている。
【0005】又、図13は別の従来の放電線1と結合部
材5との結合を示すものであり、結合部材5は、コイル
バネ2の湾曲端部を引っ掛ける孔51を形成したリング
形状をしており、このリング形状の周囲に溝50を形成
し、この溝50に放電線1の端部12を巻付けカシメ固
着したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12の従来の結合で
は、図11の従来例より抜け止め防止が向上するが、放
電線1をカシメ状態した時の屈曲変形11の部分に、コ
イルバネ2による張力がかかった際に応力集中が起こ
り、欠損という問題が残っていた。そして、カシメ工程
の後に、ろう付けの加工工程を必要となるので、コスト
アップの要因ともなっていた。
【0007】又、同様に、図13の従来例では、カシメ
応力により放電線1の端部に屈曲変形11が生じ、放電
極ブロックとして放電線1に張力を加えた状態で組み付
けた場合に、コイルバネ2の張力や微振動の影響によ
り、欠損する問題があった。
【0008】放電極線を放電極ブロックに組み付けた際
に、上記欠損が生じると、放電線が張設されずに、導電
部分にその放電線が接触等すれば、電流が流れ高温とな
り、又放電極間にアーク等が生じて、最悪では焼損等の
危険性が生ずるものであった。
【0009】本発明の目的は、応力集中が生じず欠損の
恐れのない放電極線を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、細い
放電線を張力用のコイルバネに結合してなる放電極線で
あって、コイルバネの結合端部を折曲して湾曲形状なる
膨出部を有する結合部を形成し、この結合部に放電線の
端部を直接結束して締結してなるものである。
【0011】請求項2の発明は、細い放電線を張力用の
コイルバネに結合してなる放電極線であって、コイルバ
ネの結合端部に結合端部径より大なる球形状でなる結合
部を形成し、この結合部に放電線の端部を直接結束して
締結してなるものである。
【0012】
【作用】本発明の放電線極の構成によれば、コイルバネ
の結合端部の結合部に放電線の端部を結束して締結して
なるので屈曲変形が生じず、そして、締結された放電線
はコイルバネの湾曲形状の膨出部や球形状の結合部に接
触するので放電線が角部に接触せず欠損が生じにくく、
放電極線ブロックに組み付けた際の張力や、風や装置か
らの微振動による影響による応力集中が起こらないもの
である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例として示した図1乃至
図9に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明の放電極線の一実施例の正
面図であり、1は放電線、10は結束部、2はコイルバ
ネ、21は結合端部、22は結合部である。
【0015】図1の如く、本発明の放電極線は、タング
ステン線、白金線、プラチナ線あるいはそれらの合金線
等にて形成されている放電線1と、ステンレス線、ピア
ノ線等のバネ用鋼材にて形成されている張力用のコイル
バネ2とで形成され、このコイバネ2が放電極線を放電
極ブロックに組み込んだ時に放電線1に張力を加えるも
のである。
【0016】コイルバネ2のコイルバネ部分の一端には
湾曲した引掛端部20が形成され、他端には放電線1の
端部を結合する結合端部21が形成されている。引掛端
部20は放電極ブロックに組み込んだ際にその放電極ブ
ロックの係止部に引っ掛けて係合し、放電線1に張力を
かけて張設する。そして、結合端部21には、図2に示
されるように、結合部22が形成されており、この結合
部22は、結合端部21の端部を折り返して折曲される
と共に、湾曲形状なる膨出部22aが形成され、略P字
形状に形成されている。結合端部21の先端は結合端部
21に密着して沿うように折り返されているものであ
る。
【0017】そして、図5の如く、この結合部22に放
電線1の端部を直接巻付けて結んで結束し、そして締結
して固着するものである。放電線1の結束部10は、放
電線1の端部を数回結合部22に巻付けて巻付部10a
を形成し、この巻付部10aの内側部分に放電線1の先
端部10bを通して締結して結束するものである。この
際、結束部10は結合部22の膨出部22aに当接して
結束されることになる。巻付部10aは数回巻き付けた
方が結束状態が良くなり、しかも、コイルバネ2にて放
電極ブロックに組み付けされたときに張力により、より
締結状態となり、確実に固定されることとなる。
【0018】このように、結合端部21が折曲して形成
されているので、放電線1の結束部10の接触部分には
シャープなエッジ部分がなく曲面状態であり、結束の際
には放電線1を傷つけないものであり、そして、結束す
るので、放電線1自体も屈折せず塑性変形が生じないも
のである。
【0019】そして、図6乃至図9に示すように、放電
線1の端部をコイルバネ2の結合部22に巻付けて結束
する別の構成を説明する。図6のように、コイルバネ2
の結合部22の折り返し端部22bの先端を結合端部2
1に沿わせず間隔22cを開けて折り返して形成し、そ
して始めに放電線1の先端部10bをコイルバネ22の
結合端部21を沿わせ配置し、次に図7のように、放電
線1を結合部22の膨出部22aより少し離れた位置
で、放電線1を放電線1の先端部10bと結合部22の
折り返し端部22bとを一緒に巻付け(10c)、さら
に図8に示すように数回巻付けて巻付部10aを形成
し、そして、折り返し端部22bと結合端部21との間
隙22cに巻き付けた巻付部10aから延びる放電線1
を差し入れて引っ掛けた後に、図9に示すように、コイ
ルバネ2の引掛端部20と反対方向となる結合部22方
向(張力方向)に放電線1を引っ張って締結して結束す
るものであり、巻付部10aの巻付端部10dが間隙2
2cに挿入された状態で巻付けて締結され、巻付部10
aの他方の端部は結合部22の膨出部22aの湾曲部分
に当接するものである。この場合、放電線1の巻付部1
0aの内側に放電線1の先端部10bを通さず結束でき
るので、結束が容易にでき、自動化が可能となるもので
ある。
【0020】図3は別の実施例のコイルバネ2を示すも
のであり、結合部23は、結合端部21を折り返してル
ープ状に形成して膨出部23aを形成し、その折り返さ
れた先端は結合端部21に沿わせず略直角方向に延設す
る。この場合直角方向に延設された結合端部21の先端
部分には放電線1の結束部10が接触するが、放電線1
自体を傷付けないものであり、より確実に結束ができ
る。
【0021】図4は、本発明の請求項2の一実施例のコ
イルバネ2を示すものであり、結合部24は、結合端部
21の先端を結合端部21の径より大なる球形状部24
aに形成してなるものであり、この球形状部24aに放
電線1の端部を巻き付けて結束するものである。又、こ
の球形状部24aを結合端部21の先端部分に形成せ
ず、結合端部21の中間部分に形成してもよい。この実
施例の場合も、放電線1の結束部分はシャープなエッジ
に当接するのでなく球形状部分に接触するので、放電線
1自体が傷つかず、また、結束のため、放電線1の屈折
や、塑性変形が生じないものである。
【0022】そして、放電線1に適性な張力を得るため
には、組み込まれる放電極線の張力方向の必要長さに対
して、放電線1のコイルバネ2、2の結束間の長さを設
定すれば良いものである。又、コイルバネ2によってそ
の寸法誤差は吸収できるものである。
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1の放電極線は、張力用
のコイルバネの結合部に放電線の端部を直接結束してな
るので、放電線自体に屈折や塑性変形が生じないもので
あり、そのため、コイルバネの張力による応力集中によ
る欠損が生じないものであり、風の影響やモータ等の装
置からの微振動による欠損が生じないものである。そし
て、湾曲形状や球形状の結合部に放電線が直接結束され
るので、放電線は傷つかず欠損が生じないにくいもので
ある。又、従来の引っ掛け用の結合部材を用いないの
で、コストダウンをすることができ結合部材を用いるも
のに比して安価に制作でき、経済的である。
【0024】請求項2の放電極線は、請求項1の効果の
他に、放電線を締結して当接する結合部を簡単に成形で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電極線の一実施例の正面図である。
【図2】図1のコイルバネの正面図である。
【図3】本発明の他の実施例のコイルバネの正面図であ
る。
【図4】本発明の請求項2の一実施例を示すコイルバネ
の正面図である。
【図5】本発明の放電線とコイルバネの結合端部との結
合状態を示す要部を拡大した説明図である。
【図6】本発明の締結状態の一状態を示す要部拡大説明
図である。
【図7】図6の次の締結状態を示す要部拡大説明図であ
る。
【図8】図7の次の締結状態を示す要部拡大説明図であ
る。
【図9】図8の状態から最後に締結した結合状態を示す
要部拡大説明図である。
【図10】従来例の放電線とコイルバネとを結合部材を
介して引っ掛けて結合した状態を示す正面図である。
【図11】従来例の放電線の端部に固着した結合部材を
示すものであり、(a)は要部拡大平面図であり、
(b)は要部拡大正面図である。
【図12】従来例の他の放電線の端部における結合部材
を示すものであり、(a)は要部拡大平面図であり、
(b)は要部拡大正面図であり、(c)は要部拡大側面
図である。
【図13】従来例の別の放電線の端部における結合部材
を示すものであり、(a)は要部拡大平面図であり、
(b)は要部拡大正面図であり、(c)は要部拡大側面
図である。
【符号の説明】
1 放電線 2 コイルバネ 10 結束部 20 引掛端部 21 結合端部 22 結合部 22a 膨出部 23 結合部 23a 膨出部 24 結合部 24a 球形状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細い放電線を張力用のコイルバネに結合
    してなる放電極線であって、コイルバネの結合端部を折
    曲して湾曲形状なる膨出部を有する結合部を形成し、こ
    の結合部に放電線の端部を直接結束してなることを特徴
    とする放電極線。
  2. 【請求項2】 細い放電線を張力用のコイルバネに結合
    してなる放電極線であって、コイルバネの結合端部に結
    合端部径より大なる球形状でなる結合部を形成し、この
    結合部に放電線の端部を直接結束してなることを特徴と
    する放電極線。
JP23235992A 1992-07-31 1992-08-31 放電極線 Pending JPH0691200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23235992A JPH0691200A (ja) 1992-07-31 1992-08-31 放電極線

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20555292 1992-07-31
JP4-205552 1992-07-31
JP23235992A JPH0691200A (ja) 1992-07-31 1992-08-31 放電極線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0691200A true JPH0691200A (ja) 1994-04-05

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ID=26515120

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23235992A Pending JPH0691200A (ja) 1992-07-31 1992-08-31 放電極線

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JP (1) JPH0691200A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6048385A (en) * 1997-07-15 2000-04-11 Shinko Pantec Co., Ltd. Electric discharge wire-holding structure for wet-type electric dust collector
EP1820572A2 (en) * 2006-02-21 2007-08-22 Alstom Technology Ltd Method and apparatus for preventing wear in an electrostatic precipitator
US20110192284A1 (en) * 2010-02-09 2011-08-11 Ventiva, Inc. Spark resistant ion wind fan

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