JPH0691025A - ゴルフ場におけるプレー運行管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレーの進行にキャディーを必要とせず、プ
レーヤーのプレーを促進するゴルフ場におけるプレー運
行管理システムを提供すること。 【構成】 電波の送受信機能及び表示機能を有するハン
ディタ−ミナルと、前記ハンディタ−ミナルから送信さ
れた電波を受信する電波センサと、前記電波センサのデ
ータを受信し解析を行って、前記ハンディタ−ミナルの
位置からピンまでの距離を算出し、前記ハンディタ−ミ
ナルに位置データ信号を送信する解析器と、により構成
するゴルフ場におけるプレー運行管理システム。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場におけるプレ
ーヤーのプレーを促進するプレー運行管理システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】ゴルフ場のコースにおいて、ゴルフプレ
ーヤーはショット時に距離と目標地点のレイアウトを知
りたがる。また、ゴルフ場の管理者はプレーの遅れのな
い運営を望んでいる。従来、これらの要望はキャディー
の業務によって行われてきた。

【０００３】

【発明が解決しようとする問題点】従来のゴルフ場運営
にあっては、次のような問題点がある。最近、キャディ
ー不足が深刻な問題となっており、キャディーを必要と
しないゴルフ場運営方法の開発が切望されている。

【０００４】

【本発明の目的】本発明は以上の問題を解決するために
成されたもので、その目的とするところは、プレーの進
行にキャディーを必要とせず、プレーヤーのプレーを促
進するゴルフ場におけるプレー運行管理システムを提供
することにある。

【０００５】

【問題点を解決するための手段】すなわち本発明は、電
波の送受信機能及び表示機能を有するハンディタ−ミナ
ルと、前記ハンディタ−ミナルから送信された電波を受
信する電波センサと、前記電波センサのデータを受信し
解析を行って、前記ハンディタ−ミナルの位置からピン
までの距離を算出し、前記ハンディタ−ミナルに位置デ
ータ信号を送信する解析器と、により構成するゴルフ場
におけるプレー運行管理システムである。また本発明
は、電波の送受信機能及び表示機能を有するハンディタ
−ミナルと、前記ハンディタ−ミナルから送信された電
波を受信する電波センサと、前記電波センサのデータを
受信し解析を行って、前記ハンディタ−ミナルの位置か
らピンまでの距離を算出し、前記ハンディタ−ミナルに
位置データ信号を送信する解析器と、前記ハンディタ−
ミナル位置データ信号を入力することにより、設置され
るモニターにそのコースと共にハンディタ−ミナルの位
置を表示する表示器と、により構成するゴルフ場におけ
るプレー運行管理システムである。更に本発明は、電波
の送受信機能及び表示機能を有するハンディタ−ミナル
と、前記ハンディタ−ミナルから送信された電波を受信
する電波センサと、前記電波センサのデータを受信し解
析を行って、前記ハンディタ−ミナルの位置からピンま
での距離を算出し、前記ハンディタ−ミナル及び運行管
理センターに位置データ信号を送信する解析器と、前記
位置データ信号を受信して、各ハンディタ−ミナルの位
置をモニターで表示し、ハンディタ−ミナルと通話機能
を有する運行管理センターと、により構成するゴルフ場
におけるプレー運行管理システムである。

【０００６】

【実施例】以下図面を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。 ＜イ＞プレー運行管理システムの構成 図１にプレー運行管理システム１０を示す。プレー運行
管理システム１０は、ハンディタ−ミナル２０と電波セ
ンサ３０と解析器４０と管理センター５０とカート６０
とにより構成される。以下各部について詳述する。

【０００７】＜ロ＞ハンディタ−ミナル（図１、図２） ハンディタ−ミナル２０は、位置データの基となる電波
の発信源であり、ピン７２までの距離を表示する機能を
備えつつ、管理センター５０との無線通信により通話機
能を有する携帯機器である。図２に示す様にハンディタ
−ミナル２０は、例えば、上部に突設したアンテナ２１
と液晶パネルからなる表示部２２とマイク２３とスピー
カ２４と図示しない制御回路２５とにより構成される。
アンテナ２１は、本体内に内蔵されていても良い。この
ハンディタ−ミナル２０は、随時アンテナ２１から電波
を発信している。そして、ハンディタ−ミナル２０は、
この電波を解析して後述する解析器４０から送信される
位置データ信号を受信し、制御回路２５を介して表示部
にピン７２までの距離を数値表示する機能を有する。ま
た、ハンディタ−ミナル２０は、マイク２３及びスピー
カ２４を利用して、管理センター５０と無線交信により
通話する機能を有する。

【０００８】＜ハ＞電波センサ 電波センサ３０は、前記ハンディタ−ミナル２０が発信
する電波を受信するセンサであり、ゴルフコース７０周
辺に所定間隔をおいて複数設置されている。この電波セ
ンサ３０は、電波を受信して、無線により後述する解析
器４０にデータの送信を行っている。

【０００９】＜ニ＞解析器 解析器４０は、各電波センサ３０から送信されるデータ
を解析して、ハンディタ−ミナル２０の位置を算出する
機器である。その位置の算出は、例えば、ハンディタ−
ミナル２０から発信されパルス信号が変調された電波を
各電波センサ３０で受信し、同期したパルス信号の受信
時刻の差を解析器４０で解析することにより行われる。
また、位置の算出は、受信して得られたパルス信号の位
相比較することにより行っても良い。また、解析器４０
は、各ハンディタ−ミナル２０の位置データ信号を後述
する管理センター５０へ無線又は有線により伝送してい
る。

【００１０】＜ホ＞管理センター 管理センター５０は、各ホールの運行を管理する場所で
あり、各ホールの進行状況を内部に設置したモニターで
確認できる様に構成される。この管理センター５０は、
各ホールに設置される解析器４０から送信される位置デ
ータ信号を受信し、モニターで各ホールのレイアウトと
共にプレーヤー７１の位置を表示する機能を有する。ま
た、管理センター５０は、各ハンディタ−ミナル２０と
通話する機能を有する。

【００１１】＜ヘ＞カート カート６０は、プレーヤー７１が移動の際に使用する自
動車であり、その車上にはパソコン６１が設置されてい
る。このパソコン６１は、ハンディタ−ミナル２０に入
力されている位置データ信号を入力することにより、設
置されたモニターにコースレイアウトと共にプレーヤー
７１の位置を画面表示する。また、パソコン６１は、各
ホールのコースレイアウトがＩＣカード等により予めメ
モリされている。

【００１２】

【作用】次にプレー運行管理システム１０を各機能別に
説明する。 ＜イ＞距離計測機能（図１、図３） 距離計測機能は、コース上のプレーヤー７１が携帯して
いるハンディタ−ミナル２０の位置からピン７２までの
距離をハンディタ−ミナル２０に表示する機能である。
ハンディタ−ミナル２０から変調された電波が随時発信
されている。この電波を電波センサ３０が受信し、その
電波センサ３０はその電波から信号を復調して解析器４
０に送信する。解析器４０は、三箇所以上の電波センサ
３０がこのパルス信号を送信して来れば、プレーヤー７
１の位置を算出することができる。そして、解析器４０
は、パルス信号から得られた位置データ信号をハンディ
タ−ミナル２０に送信する。ハンディタ−ミナル２０
は、位置データ信号を受信してピン７２までの距離を表
示部２２に数値表示する。プレーヤー７１は、この距離
を確認して適確にクラブを選択でき、スムーズにプレー
を行える。

【００１３】＜ロ＞コースレイアウト表示機能（図１） コースレイアウト表示機能は、プレーヤー移動用のカー
ト６０に搭載したパソコン６１にコースのレイアウトと
共にコース内のプレーヤー７１の位置を表示する機能で
ある。ハンディタ−ミナル２０の保有する位置データ信
号を無線又は有線交信することにより、パソコン６１に
位置データ信号を入力する。パソコン６１のモニター
は、予めＩＣカード等によりメモリされていたコースレ
イアウトを表示すると共に、そのコースレイアウト上に
プレーヤー７１の位置も表示する。プレーヤー７１は、
このコースレイアウトとボ−ル位置を確認して次のショ
ットの目標地点を定めることができる。

【００１４】＜ハ＞プレー運行管理機能（図１、図４） プレー運行管理機能は、管理センター５０で各ホールの
プレー進行状況を確認してプレーの遅れの促進を行う機
能である。各ホールの解析器４０からは、位置データ信
号が管理センター５０へ送信される。管理センター５０
では、その位置データ信号を受信して、モニターに表示
することにより、コースレイアウトと共にプレーヤー７
１の位置を確認することができる。また、プレーの遅れ
のある組みには、通話機能を利用して管理センター５０
からハンディタ−ミナル２０に呼びかけ、プレーの進行
を促すことができる。

【００１５】

【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ コース上でピンまでの距離がハンディタ−ミナ
ルに表示されるので、キャディーがいなくてもピンまで
の距離を正確に知ることができる。

【００１６】＜ロ＞ コースのレイアウトを移動用カー
トに搭載されるモニターで確認することができる。ま
た、ハンディタ−ミナルを操作することにより、レイア
ウト上にプレーヤーの位置も表示することができる。こ
のため、プレーヤーはモニターを見て次のショットの目
標を適確に定めることができる。

【００１７】＜ハ＞ 管理センターでは、各ホールの進
行状況をモニターに表示されるプレーヤーの位置を見て
容易に確認することができる。また、プレーが遅れてい
る組みがある場合には、管理センターからプレーヤーに
ハンディタ−ミナルを通じて呼びかけて、プレーの進行
を促すことができる。このため、スムーズなプレーの運
行が行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】 プレー運行管理システムの説明図

【図２】 ハンディタ−ミナルの説明図

【図３】 距離計測機能の説明図

【図４】 プレー運行管理機能の説明図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電波の送受信機能及び表示機能を有する
   ハンディタ−ミナルと、 前記ハンディタ−ミナルから送信された電波を受信する
   電波センサと、 前記電波センサのデータを受信し解析を行って、前記ハ
   ンディタ−ミナルの位置からピンまでの距離を算出し、
   前記ハンディタ−ミナルに位置データ信号を送信する解
   析器と、により構成する、 ゴルフ場におけるプレー運行管理システム。
2. 【請求項２】 電波の送受信機能及び表示機能を有する
   ハンディタ−ミナルと、 前記ハンディタ−ミナルから送信された電波を受信する
   電波センサと、 前記電波センサのデータを受信し解析を行って、前記ハ
   ンディタ−ミナルの位置からピンまでの距離を算出し、
   前記ハンディタ−ミナルに位置データ信号を送信する解
   析器と、 前記ハンディタ−ミナル位置データ信号を入力すること
   により、設置されるモニターにそのコースと共にハンデ
   ィタ−ミナルの位置を表示する表示器と、により構成す
   る、 ゴルフ場におけるプレー運行管理システム。
3. 【請求項３】 電波の送受信機能及び表示機能を有する
   ハンディタ−ミナルと、 前記ハンディタ−ミナルから送信された電波を受信する
   電波センサと、 前記電波センサのデータを受信し解析を行って、前記ハ
   ンディタ−ミナルの位置からピンまでの距離を算出し、
   前記ハンディタ−ミナル及び運行管理センターに位置デ
   ータ信号を送信する解析器と、 前記位置データ信号を受信して、各ハンディタ−ミナル
   の位置をモニターで表示し、ハンディタ−ミナルと通話
   機能を有する運行管理センターと、により構成する、 ゴルフ場におけるプレー運行管理システム。