JPH0690889B2 - 弾性接点素子 - Google Patents

弾性接点素子

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JPH0690889B2 JP23574989A JP23574989A JPH0690889B2 JP H0690889 B2 JPH0690889 B2 JP H0690889B2 JP 23574989 A JP23574989 A JP 23574989A JP 23574989 A JP23574989 A JP 23574989A JP H0690889 B2 JPH0690889 B2 JP H0690889B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カード電卓,多機能ICカード等のカード状媒
体の接点素子に関し、特には液晶表示及びキーパネル付
き多機能ICカードに用いられる弾性接点素子に関するも
のである。
〔従来の技術〕
一般に、クレジットカード形電卓の実装技術をICカード
に応用した液晶表示及びキーパネル付き多機能ICカード
がフィールドテスト段階に入っている。このICカード
は、暗証番号をキー入力して記憶内容を確認でき、銀行
貯金通帳,クレジットカード,プリペイドカード,店頭
顧客管理カードなど多くの機能を一枚のカードに集約で
きるため「多機能ICカード」と呼ばれ、電気電子機器業
界,金融業界,信販業界,流通業界を中心に開発が急ピ
ッチで進められている。
このICカードは、薄形プリント基板,ICチップ,液晶表
示体,リチウム電池等から成るカードモジュールと、表
裏2枚のパネルフィルムとから成っており、また寸法が
クレジットカード規格(JIS X 6301)によって規定さ
れ、厚さが薄く、曲げ等の外部応力によって破壊されや
すいため、該カードモジュールと表裏のパネルフィルム
との間に金属補強板を挿入し曲げ強さを向上させるのが
一般的である。
しかし、従来では第5図に示すようにプリント基板1に
はキー入力用の櫛歯形電極3が形成され、これに対応す
る接点素子4がパネルフィルム2に形成されるが、この
間に挿入される金属補強板5はこの接点位置に開口部7
を設けてキー操作を可能にしている。
そして、この接点素子4はカーボンインクをスクリーン
印刷して設けるのが最も簡便で安価な方法であるが、こ
の方法による接点厚さは20〜30μmが上限であり、キー
操作上問題がある。即ち、金属補強板5は曲げ強さ向上
効果を挙げるためには厚さ100μm以上が必要とされ、
またこの表裏面に厚さ約25μm以上の接着剤層6,6′が
形成されるので、パネルフィルム2と櫛歯形電極3との
距離、即ち開口部深さdは150μm以上となる。また該
開口寸法aも8mm角以下と小さく、薄い接点素子4で小
さくて深い開口部を通して指入力するのは非常に困難で
ある。
そのため、パネルフィルムの接点位置に一定以上の厚さ
の導電性ゴムシートや導電性プラスチックシート(例;
カーボンインクをコーティングしたプラスチックシー
ト)を打抜き加工した接点素子を張合わせる方法が採用
されている。すなわち、パネルフィルムの接点位置に予
め粘着剤パターンをスクリーン印刷によって形成してお
き、一方上記導電性シートをキャリアフィルムにラミネ
ートして、接点形状の打抜き金型によって導電性シート
のみ「半抜き」加工し、(接点部以外を除去して)キャ
リアフィルム上に接点部のみを残し、粘着剤パターンに
接点部を転写する方法(転写接点形成法)が用いられて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、カード状媒体の接点素子に要求される機能と
しては、指入力による操作荷重が40gf以下で、接触抵抗
が1kΩ以下であること等があり、導電性ゴムシートによ
る転写接点は、以上の要求を満たすことができるもの
の、圧縮永久歪が20〜30%という大きな値のため繰返し
打鍵によって接点厚さがその分だけ減少し、指入力が困
難になるという問題があり、しかも該導電性ゴムシート
は原料価格が高い上、プレス成形法や押出し成形法によ
って製造するため単位面積当たり価格が高く、しかも開
口部に対応した部分のみに打抜くのでこのシートの大部
分(接点部以外の全て)を捨てることになるので、経済
的に不利であるという欠点があり、また、汎用のアクリ
ル系粘着剤やゴム系粘着剤で粘着剤パターンを形成した
場合には、導電性シリコーンゴムは粘接着適性に欠ける
ので使用することができないという欠点がある。一方、
導電性プラスチックシートによる転写接点は、プラスチ
ックシートが比較的安価であり、カーボン層を薄い上コ
ーティングも高速に行えて安価にできるので、この導電
性プラスチックシートの大部分を捨てても経済的問題は
少ないが、この接点は硬質のため高い操作荷重を必要と
し、またチャタリング,バウンシングと呼ばれる一回打
鍵に対する2回以上の入力現象を発生しやすい不利があ
るなど、カード状媒体用接点として一長一短があり、満
足なものはないのが現状である。
本発明は、従来の諸欠点を的確に排除しようとするもの
で、指入力操作を著しく容易にし繰返し打鍵による接点
厚さが変化する問題を解決すると共に、低コストで量産
に適する弾性接点素子を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、カード状媒体のパネルフィルムに粘接着剤層
を介して配備される接点素子において、プラスチックフ
ィルム層と硬さ50゜Hs以下の軟質ゴム層との少なくとも
二層以上の積層からなる弾性層の最外表面に導電性ゴム
層を配置したことを特徴とする弾性接点素子である。
〔実施例〕
本発明は、第2図に示すようにカード状媒体のパネルフ
ィルム2に粘接着剤層9を介在して形成される接点素子
4において、この接点素子がプラスチックフィルム層10
と、硬さ(JIS-A)50゜Hs以下の軟質ゴム層11とからな
る複層の弾性層に導電性ゴム層12を配備したものからな
っている。
即ち、櫛歯形電極3を備えた薄形プリント基板1とパネ
ルフィルム2との間に金属補強板5が接着剤層6,6′に
よって固着されており、該金属補強板5に形成されてい
る開口部7の中にパネルフィルム2の接点素子4が櫛歯
形電極3に対して対設され、その開口部深さに相当する
接点厚さの大部分をプラスチックフィルム層10の厚さで
満たし、該プラスチックフィルム層10の表面に導電性ゴ
ム層12を形成するものである。さらにこの導電性ゴム層
12はカーボン配合のため硬さ(JIS-A)60゜Hs以上と硬
く、厚さが薄いために、電極3の凹凸に柔軟に適合する
ゴム接点特有の特徴を出すことができないので、この下
面に硬さ(JIS-A)50゜Hs以下で厚さ20μm以上の軟質
ゴム層を配置することによって、電極3の凹凸に柔軟に
適合できる弾性接点素子としたものである。また、開口
部深さにほぼ相当する厚さの接点素子とすると、櫛歯形
電極を常時リークさせる不良を発生させることになるの
で、この場合には、第2図(A),(B)に示すように
導電性ゴム層12の表面縁辺部にドットスペーサー13を形
成するとよい。
この接点素子4の形成には上述の転写接点形成法を応用
することができる。
なお、粘接着剤層9の粘接着剤としては、アクリル酸n
−ブチル,アクリル酸2−エチルヘキシル,メタクリル
酸メチルなどのアクリル酸高級エステル(C4〜C12)の
共重合体からなるアクリル系粘着剤や、天然ゴム系粘着
剤,SBR系粘着剤,再生ゴム系粘着剤,ポリイソブチレン
系粘着剤又はスチレン‐イソプレン‐スチレンブロック
共重合体系粘着剤などのゴム系粘着剤、或いはシリコー
ンゴムと有機クロルシラン(R‐Si-Cl4−n)の加
水分解物の縮合反応により得られたシリコーンレジンか
ら成るシリコーン系粘着剤、などから選んで用いられる
が、ゴム系粘着剤は粘着付与剤を必要とし、シリコーン
系粘着剤は過酸化物架橋を必要とするのに対し、アクリ
ル系粘着剤は粘着付与剤を必要とせず、また重合体中に
不飽和結合を含まないため耐候劣化が少ないなどの利点
からこのものの使用が最も好ましい。またナイロン11&
12,エチレン‐酢酸ビニル共重合体,飽和共重合ポリエ
ステル,スチレン−グタジエン−スチレンブロック共重
合体などのホットメルト接着剤の使用も任意とされる。
また、前記プラスチックフィルム層10としては、ポリエ
チレンフィルム,ポリプロピレンフィルム,ポリ塩化ビ
ニルフィルム,ポリビニルアルコールフィルム,ポリ塩
化ビニリデンフィルム,ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(以下PETフィルムと略称),ポリスチレンフィ
ルム,ナイロンフィルム,ポリカーボネートフィルム,
ポリアリレートフィルム,ポリサルホンフィルム,ポリ
アクリロニトリルフィルム,フッ素樹脂フィルムなどを
用いるが、耐熱性,粘接着剤との粘接着適性,厚さグレ
ードの豊富な品揃えなどからPETフィルムの使用が最も
好ましい。このPETフィルムの厚さは50,75,100,125,188
μmなどが上述されているので、接点厚さの設計時に適
宜選ぶことができる。
さらに、軟質ゴム層11および導電性ゴム層12のゴム材質
としては、天然ゴム,IR,BR,SBR,CR,NBR,IIR,EPM&EPDM,
EVA,アクリルゴム,エピクロルヒドリンゴム,ウレタン
ゴム,塩素化ポリエチレン,クロルスルホン化ポリエチ
レン,シリコーンゴム,フッ素ゴムなどの架橋ゴムの
他、ポリエステル系,ポリウレタン系等の熱可塑性エラ
ストマーから選んで用いるが、特に軟質ゴム層11は、形
成方法をコーティングやスクリーン印刷によることを考
慮すると厚さ数十μmが上限のため、硬い材質ではゴム
接点の特徴をだすことが困難なため、硬さ(JIS-A)50
゜Hs以下とする必要があるので、EVA(≧50゜Hs),塩
素化ポリエチレン(≧50゜Hs),クロンスルホン化ポリ
エチレン(≧50゜Hs),ウレタンゴム(≧60゜Hs),フ
ッ素ゴム(≧50゜Hs)を除いて選択すればよく、未架橋
時に粘度3000〜10000Pの無溶剤液状ゴムが望ましいが、
耐環境特性の点から液状シリコーンゴムを用いるのがよ
く、このようなものとしては前記プラスチックフィルム
にプライマー処理無しで良好な接着性を示す付加タイプ
自己接着架橋型シリコーンゴムインクの使用が好まし
い。またこの軟質ゴム層は薄すぎるゴム接点の特徴をだ
すことができないので櫛歯電極の凹凸が18μm又は35μ
mであることから20μm以上望ましくは30μm以上とす
ることが配慮される。この軟質ゴム層11の形成にはナイ
フコーター,コンマコーター,3本リバースロールコータ
ー,メイヤーバーコーターなどのコーティングマシンや
スクリーン印刷機によってコーティングすることができ
る。
前記導電性ゴム層12は、カーボンブラックを前記ゴム材
料に配合した無溶剤溶液または溶剤溶液を用いればよい
が、メチルビニルシロキサン生ゴム,メチルビニルシロ
キサンワニス,メチルビニルシロキサンオイル,ハイド
ロシロキサン,塩化白金酸触媒の混合物を石油系溶媒溶
液とし、これにアセチレンブラックやファーネスブラッ
クなどのカーボンブラックを配合した付加タイプ架橋型
導電性シリコーンゴムインク「MO−02」(信越ポリマー
(株)製,商品名)の使用が好ましい。このMO−02は粘
度1000〜2000Pで、コーティングシンを用いてコーティ
ングすることができ、この硬化物の体積固有抵抗は4〜
6Ω・cmである。この導電性ゴム層12は凹凸やピンホー
ルの多い軟質ゴム層表面にコーティングするため、薄す
ぎるとピンホールが発生し、厚すぎると接点素子が硬く
なるので5〜15μmの範囲とするのが良い。
前記ドットスペーサ13は付加タイプ自己接着架橋型シリ
コーンゴムインクを用いてスクリーン印刷により容易に
形成することができ、接点形状が小さいため、これが大
きすぎると指入力が困難になるので直径1mm以下,高さ5
0μm以下とし、第2図A,Bに示すように方形または円形
の接点素子のコーナー部縁辺部に配置するとよい。
なお、前記プラスチックフィルム層10と軟質ゴム層11と
からなる弾性層は第1図例では2層積層としたが、3層
以上にしてもよく、かつまたプラスチックフィルム層10
と軟質ゴム層11との配置も接点素子4として総体的に柔
軟が保有される形態ならパネルフィルム2側、又は導電
性ゴム層12側いずれにしても選ぶことができる。そし
て、この弾性層としては開口部7の空間深さの30〜80%
好ましくは40〜55%の寸法厚みで複層化し打鍵による圧
縮永久歪の変形も少なく、かつゴム弾性も好適な状態と
することが配慮される。
次に本発明の実施態様例を比較例と対比してその結果を
示す。
実施態様例−1 ピッチ0.6mm,線幅0.3mmの櫛歯形電極を有する金メッキ
銅張プリント基板(銅厚さ18μm)と、厚さ150μm,開
口部寸法が6.5mm×6.5mmのSUS−304製金属補強板を準備
し、予め開口部を打抜き加工した厚さ60μmの両面粘着
テープ#532(日東電気工業(株)製,商品名)を用い
て櫛歯形電極面に位置合わせして張合わせた。
パネルフィルムは、厚さ75μmのPETフィルム,ルミラ
Tタイプ(東レ(株))製,商品名)を用い、ま
た、アクリル系水性粘着剤,SPタック((株)永瀬スク
リーン印刷研究所製,商品名)を用いてスクリーン印刷
にり接点位置に膜厚25μm,外形4.5mm角の粘着剤パター
ンを、同時に金属補強板(SUS)に張合わせるための膜
厚25μmの粘接着剤パターン(第1図,6)を形成した。
従って、パネルフィルムと櫛歯形電極面との距離は235
μmとなる。
転写接点のベースフィルムとして厚さ125μmのPETフィ
ルム,ルミラーSタイプ(東レ(株))製,商品名)
を使用し、度3500Pの付加タイプ自己架橋形シリコーン
ゴムインク,KE−1800RTV(信越化学工業(株)製,商品
名)をナイフコーターによりコーティングし、併設の遠
赤外線乾燥機により150℃で5分の条件で硬化させ、膜
厚45μm,硬さ(JIS-A)40゜Hsの軟質シリコーンゴム層
を形成した。次に、このゴム層表面に粘度1500Pの付加
タイプ架橋型導電性シリコーンゴムインク,MO−02(信
越ポリマー(株)製,商品名)を用いナイフコーターに
よりコーティングし、併設の遠赤外線乾燥機により150
℃で5分の条件で硬化させ、膜厚10μm,硬さ(JIS-A)6
0゜Hs,単位面積当たり抵抗5kΩの導電性シリコーンゴム
層を形成した。次に、前記KE−1800RTVを用いスクリー
ン印刷によって接点位置センター振り分けで1辺3.8mm
の正方形の四隅をセンターとする直径0.7mm,高さ30μm
のドットスペーサーを形成した。
次いで、第3図に示すように厚さ125μmのルミラー
Sタイプ14の片面に、前記SPタックを厚さ0.025mmにコ
ーティング15して片面粘着キャリアフィルム17を調製
し、先に調製した転写接点シート16を印刷面をキャリア
フィルム面に向けて張合わせ、別に製作した打抜き金型
(打抜寸法4.5mm×4.5mm)によって半抜きしてキャリア
フィルム上に接点部4のみを残し、第4図に示すうに先
に調製したパネルフィルム2の粘接着剤パターン9に接
部4を載せたキャリアフィルム17を押付けて粘接着剤パ
ターン9上に接点4を転写した。
この結果この接点素子は粘着剤層25μm/プラスチックフ
ィルム125μm/軟質ゴム層45μm導電性ゴム層10μm/ド
ットスペーサー25μm即ち総厚230μmで、外形寸法は
1辺4.5mmの正方形で、その4コーナーに直径0.7mmのド
ットスペーサーが配置されている。
この接点素子付きパネルフィルムを先に調製したプリン
ト基板上のSUS補強板面に接点部を位置合わせして張合
わせ、打鍵試験したところ操作荷重20gfで接触抵抗0.5
〜0.9kΩを得た。
比較例 パネルフィルム及びプリント基板及び金属補強板,両面
粘着テープは実施態様例−1と同じものを用い、一方接
点素子は転写接点のベースフィルムとして厚さ188μm
のPETフィルム,ルミラーSタイプを使用し、この表
面に粘度500Pの飽和共重合ポリエステル系導電性イン
ク,ST−77−2(信越ポリマー(株)製,商品名)をナ
イフコーターによりコーティングし、併設の遠赤外線乾
燥機により150℃で3分の条件で硬化させ、膜厚10μm,
単位面積当たり抵抗50Ωの導電皮膜を形成した。この皮
膜の硬さ(JIS-A)は90゜Hs以上に相当する。その他製
法は実施例とほぼ同じにしたが、接点素子総厚を一致さ
せるため粘接着剤層他の厚さを変化させて、結局この接
点素子の構成は、粘接着層15μm/PETフィルム188μm/導
電層10μm/ドットスペーサー層22μm即ち総厚235μm
で、その他条件は同じにして打鍵試験をしたところ接触
抵抗1.0kΩ以下を得るのに操作荷重150gfを要し、カー
ド電卓技術者の指押圧感覚では500gf程度に相当すると
いう結果であった。
〔発明の効果〕
本発明は、プラスチックフィルム層と硬さ50゜Hs以下の
軟質ゴム層との少なくとも二層以上の積層からなる弾性
層の最外表面に導電性ゴム層を配備したことにより、パ
ネルフィルムとプリント基板間に金属補強板を配置する
ためにできる空間を弾性層で埋めることとなり、指入力
操作を容易にすることができると共に、繰り返し打鍵に
よる接点厚さの変化が少なく耐久性も著しく向上でき、
しかも高価な導電性ゴムシートを大幅に削減でき、その
大部分を捨てる転写接点形加工によるものの経済的不利
をも軽減でき、ゴム弾性を有する転写接点を安価に提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す使用状態の縦断面図、第
2図A,Bは弾性接点素子の異なる形態の底面図、第3図
及び第4図はそれぞれ製造−工程の縦断説明図、第5図
は従来例のカード状媒体の打鍵部構造の縦断面図であ
る。 1……プリント基板、2……パネルフィルム、3……櫛
歯形電極、4……接点素子、5……金属補強板、6,6′,
9……粘接着剤層、7……開口部、10……プラスチック
フィルム層、11……軟質ゴム層、12……導電性ゴム層、
13……ドットスペーサー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード状媒体のパネルフィルムに粘接着剤
    層を介して配備される接点素子において、プラスチック
    フィルム層と硬さ50゜Hs以下の軟質ゴム層との少なくと
    も二層以上の積層からなる弾性層の最外表面に導電性ゴ
    ム層を配置したことを特徴とする弾性接点素子。
  2. 【請求項2】前記弾性層が、パネルフィルムとこれに対
    設されるプリント基板との間に形成される空間深さ30〜
    60%の厚みを有する請求項1記載の弾性接点素子。
  3. 【請求項3】前記導電性ゴム層が、その表面縁辺部にド
    ットスペーサを形成した請求項1または2記載の弾性接
    点素子。
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