JPH0690813A - ヘアーアイロン - Google Patents
ヘアーアイロンInfo
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- JPH0690813A JPH0690813A JP17821691A JP17821691A JPH0690813A JP H0690813 A JPH0690813 A JP H0690813A JP 17821691 A JP17821691 A JP 17821691A JP 17821691 A JP17821691 A JP 17821691A JP H0690813 A JPH0690813 A JP H0690813A
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- JP
- Japan
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- gripper
- rod
- heating rod
- hair
- turned
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡潔なメカニカル機構によって、発熱ロッド
とグローブの回転及び開閉動作が互いに連動でき、ワン
タッチ操作で頭髪カールが行えるヘアーアイロンを提供
する。 【構成】 グリッパを備えた基体の前部に、該グリッパ
の開閉に連動して正逆回転する発熱ロッドを軸支し、か
つグリッパの閉動初期で発熱ロッドに密接しつつ回動
し、該回動の終期で離反するグローブを設け、グリッパ
操作だけでロッドとグローブの回転及び開閉動作を制御
できるようにした。また、前記グローブは、前記基体に
固設された半月形カムに沿って回動するものとし、簡潔
な構成でロッドとグローブの連動を実現できるようにし
た。
とグローブの回転及び開閉動作が互いに連動でき、ワン
タッチ操作で頭髪カールが行えるヘアーアイロンを提供
する。 【構成】 グリッパを備えた基体の前部に、該グリッパ
の開閉に連動して正逆回転する発熱ロッドを軸支し、か
つグリッパの閉動初期で発熱ロッドに密接しつつ回動
し、該回動の終期で離反するグローブを設け、グリッパ
操作だけでロッドとグローブの回転及び開閉動作を制御
できるようにした。また、前記グローブは、前記基体に
固設された半月形カムに沿って回動するものとし、簡潔
な構成でロッドとグローブの連動を実現できるようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、頭髪を発熱ロッドの
周囲に巻きつけて加熱し、カール(巻きぐせ)を付ける
ヘアーアイロンに関するものである。
周囲に巻きつけて加熱し、カール(巻きぐせ)を付ける
ヘアーアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のヘアーアイロンは、内
部に電熱ヒータを有する発熱ロッドと、該ロッドに密
接、離反可能なグローブを備えている。そして、該発熱
ロッドとグローブで頭髪を挟圧しながら手首をひねって
巻きつけ、加熱処理を行うようになっている。
部に電熱ヒータを有する発熱ロッドと、該ロッドに密
接、離反可能なグローブを備えている。そして、該発熱
ロッドとグローブで頭髪を挟圧しながら手首をひねって
巻きつけ、加熱処理を行うようになっている。
【0003】こうした従来のヘアーアイロンで、頭髪を
巻き込むには、アイロン全体を握持部から回転しなけれ
ばならず、その操作に高度な熟練技術を必要としてい
た。このため、ロッドないしはグローブをスムーズに回
転できるようにするための改良が種々提案されてきた。
例えば、滑らせながら回転させる動作を容易に行えるよ
うにしたスマッシュ回転アイロン(実公昭63−696
3)、発熱ロッドは固定し、グローブのみを電動回転さ
せるようにした回転電動アイロン(実公平2─2640
1)、グローブがロッドの自転に対し逆方向に公転する
ようにした元巻き用ヘアーアイロン(実公平2−288
01)などが提案されている。
巻き込むには、アイロン全体を握持部から回転しなけれ
ばならず、その操作に高度な熟練技術を必要としてい
た。このため、ロッドないしはグローブをスムーズに回
転できるようにするための改良が種々提案されてきた。
例えば、滑らせながら回転させる動作を容易に行えるよ
うにしたスマッシュ回転アイロン(実公昭63−696
3)、発熱ロッドは固定し、グローブのみを電動回転さ
せるようにした回転電動アイロン(実公平2─2640
1)、グローブがロッドの自転に対し逆方向に公転する
ようにした元巻き用ヘアーアイロン(実公平2−288
01)などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヘアーアイ
ロンは、グローブの開閉動作を行う手段と、ロッドの回
転動作を行う手段とが別個に構成されているため、両者
を協調させながらカール操作を行わなければならないと
いう欠点があった。即ち、発熱ロッドとグローブで頭髪
を挟圧したり解除するには、指先(親指ないし人指し
指)でグローブの後端部を操作して開閉させる一方で、
アイロンの把持部を回転させるなどして発熱ロッドを回
転させねばならず面倒であった。
ロンは、グローブの開閉動作を行う手段と、ロッドの回
転動作を行う手段とが別個に構成されているため、両者
を協調させながらカール操作を行わなければならないと
いう欠点があった。即ち、発熱ロッドとグローブで頭髪
を挟圧したり解除するには、指先(親指ないし人指し
指)でグローブの後端部を操作して開閉させる一方で、
アイロンの把持部を回転させるなどして発熱ロッドを回
転させねばならず面倒であった。
【0005】また、ロッドを電動で回転する方式は、構
造が複雑で高価であるという欠点があった。この発明は
上記の点に鑑み、簡潔なメカニカル機構によって、発熱
ロッドとグローブの回転及び開閉動作が互いに連動で
き、ワンタッチ操作で頭髪カールが行えるヘアーアイロ
ンを提供することを目的としている。
造が複雑で高価であるという欠点があった。この発明は
上記の点に鑑み、簡潔なメカニカル機構によって、発熱
ロッドとグローブの回転及び開閉動作が互いに連動で
き、ワンタッチ操作で頭髪カールが行えるヘアーアイロ
ンを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のヘアーアイロンは、グリッパを備えた基
体の前部に、該グリッパの開閉に連動して正逆回転する
発熱ロッドを軸支し、かつグリッパの閉動初期で発熱ロ
ッドに密接しつつ回動し、該回動の終期で離反するグロ
ーブを設け、グリッパ操作だけでロッドとグローブの回
転及び開閉動作を制御できるようにしたものである。
め、この発明のヘアーアイロンは、グリッパを備えた基
体の前部に、該グリッパの開閉に連動して正逆回転する
発熱ロッドを軸支し、かつグリッパの閉動初期で発熱ロ
ッドに密接しつつ回動し、該回動の終期で離反するグロ
ーブを設け、グリッパ操作だけでロッドとグローブの回
転及び開閉動作を制御できるようにしたものである。
【0007】また、前記グローブは、前記基体に固設さ
れた半月形カムに沿って回動するものとし、簡潔な構成
でロッドとグローブの連動を実現できるようにしたもの
である。また、前記発熱ロッドは、前記グリッパ間に架
設されたラックギアに噛合するピニオンギアを、後端部
に備えたものとし、簡潔な構成でグリッパとロッドが連
動できるようにしたものである。
れた半月形カムに沿って回動するものとし、簡潔な構成
でロッドとグローブの連動を実現できるようにしたもの
である。また、前記発熱ロッドは、前記グリッパ間に架
設されたラックギアに噛合するピニオンギアを、後端部
に備えたものとし、簡潔な構成でグリッパとロッドが連
動できるようにしたものである。
【0008】また、前記グリッパは、開方向にバネ付勢
されたものとし、グリッパの握りを緩めれば、自動的に
開状態に復帰できるようにしたものである。
されたものとし、グリッパの握りを緩めれば、自動的に
開状態に復帰できるようにしたものである。
【0009】
【作用】鋏の柄と同様のグリッパをバネに抗して把持し
て閉じると、グリッパ間に架設されたラックギアが移動
し、該ラックギアに噛合しているピニオンギアが回転し
て発熱ロッドが回転(自転)する。この時、グローブ後
端のカムピンは、グリップの閉動初期にサイドカムから
半月形カム側へ移動し、グローブを発熱ロッドに密接さ
せながら一体的に回動する。これにより、頭髪はグロー
ブとロッドに挟圧されて加熱を受けながら巻き付けられ
てカールされる。そして、該回動の終期に、カムピンが
半月形カムからはずれて他方のサイドカムへ嵌入し、グ
ローブを開状態になす。ここで、頭髪は挟圧から開放さ
れ、アイロン本体を離反させることができるようにな
る。
て閉じると、グリッパ間に架設されたラックギアが移動
し、該ラックギアに噛合しているピニオンギアが回転し
て発熱ロッドが回転(自転)する。この時、グローブ後
端のカムピンは、グリップの閉動初期にサイドカムから
半月形カム側へ移動し、グローブを発熱ロッドに密接さ
せながら一体的に回動する。これにより、頭髪はグロー
ブとロッドに挟圧されて加熱を受けながら巻き付けられ
てカールされる。そして、該回動の終期に、カムピンが
半月形カムからはずれて他方のサイドカムへ嵌入し、グ
ローブを開状態になす。ここで、頭髪は挟圧から開放さ
れ、アイロン本体を離反させることができるようにな
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す一実施例に
基づいて説明する。図1は本願ヘアーアイロンの全体構
成を示す斜視図、図2はグリッパの開状態を示す平面
図、図3はグリッパの閉動作過程を示す斜視図、図4は
カムピンと半月形カムの関係を示す断面図である。
基づいて説明する。図1は本願ヘアーアイロンの全体構
成を示す斜視図、図2はグリッパの開状態を示す平面
図、図3はグリッパの閉動作過程を示す斜視図、図4は
カムピンと半月形カムの関係を示す断面図である。
【0011】図において、1は基体で、該基体1は後部
にグリッパ2を備え、かつ前部に発熱ロッド3を回転可
能に軸支してなる。前記グリッパ2は、前記基体1にピ
ンP1 、P1 を介して軸支され、バネBにより拡開方向
に付勢されたアーム部材2a,2bからなり、最大拡開
量がストッパ(図示せず)により画定されている。4は
該グリッパ2の一方のアーム部材2aに枢支されたラッ
クギアで、該ラックギア4はグリッパ2の開閉に連動し
て、移動できるようになっている。5は前記ラックギア
4のガイド部材で、該ガイド部材5は他方のアーム部材
2bに設けられ、該ラックギア4を直線的に案内するよ
うに構成されている。
にグリッパ2を備え、かつ前部に発熱ロッド3を回転可
能に軸支してなる。前記グリッパ2は、前記基体1にピ
ンP1 、P1 を介して軸支され、バネBにより拡開方向
に付勢されたアーム部材2a,2bからなり、最大拡開
量がストッパ(図示せず)により画定されている。4は
該グリッパ2の一方のアーム部材2aに枢支されたラッ
クギアで、該ラックギア4はグリッパ2の開閉に連動し
て、移動できるようになっている。5は前記ラックギア
4のガイド部材で、該ガイド部材5は他方のアーム部材
2bに設けられ、該ラックギア4を直線的に案内するよ
うに構成されている。
【0012】前記発熱ロッド3は、前記ラックギア4に
噛合するピニオンギア6を、後端部に備えてなり、ラッ
クギア4の移動に連動して正逆回転(自転)できるよう
になっている。該発熱ロッド3内には、発熱手段3a
(例えば、セラミックヒータ、ニクロム線など)が配設
され、適宜温度に加熱できるようになっている。該発熱
手段3aには電源コードDが繋がれているが、該電源コ
ードDは、発熱ロッド3の後端から引き出された後、所
定回数だけカールされ、発熱ロッド3とともに回転して
も捩じれによる不具合(回転抵抗となったり、疲労破壊
を引き起こしたりすること)を生じないようになってい
る。また、該電源コードDは、発熱ロッド3の後端から
引き出された後、グリッパ2の他方のアーム部材2b内
を挿通した後、外部(電源側)へ引き出され、アイロン
操作の邪魔にならないように構成されている。
噛合するピニオンギア6を、後端部に備えてなり、ラッ
クギア4の移動に連動して正逆回転(自転)できるよう
になっている。該発熱ロッド3内には、発熱手段3a
(例えば、セラミックヒータ、ニクロム線など)が配設
され、適宜温度に加熱できるようになっている。該発熱
手段3aには電源コードDが繋がれているが、該電源コ
ードDは、発熱ロッド3の後端から引き出された後、所
定回数だけカールされ、発熱ロッド3とともに回転して
も捩じれによる不具合(回転抵抗となったり、疲労破壊
を引き起こしたりすること)を生じないようになってい
る。また、該電源コードDは、発熱ロッド3の後端から
引き出された後、グリッパ2の他方のアーム部材2b内
を挿通した後、外部(電源側)へ引き出され、アイロン
操作の邪魔にならないように構成されている。
【0013】7はグローブで、該グローブ7はピンP2
を介して前記発熱ロッド3に密接・離反可能に軸支さ
れ、かつ発熱ロッド3が回動すると、これと一体的に回
動できるように構成されている。8は該グローブ7の基
部側から一体に延出したレバーで、該レバー8の基体1
側端部にはカムピンKが設けられている。該カムピンK
は、後述のサイドカム9a,9b及び半月カム10に係
合することにより、レバー8を介してグローブ7を密
接、離反駆動するためのものである。
を介して前記発熱ロッド3に密接・離反可能に軸支さ
れ、かつ発熱ロッド3が回動すると、これと一体的に回
動できるように構成されている。8は該グローブ7の基
部側から一体に延出したレバーで、該レバー8の基体1
側端部にはカムピンKが設けられている。該カムピンK
は、後述のサイドカム9a,9b及び半月カム10に係
合することにより、レバー8を介してグローブ7を密
接、離反駆動するためのものである。
【0014】前記サイドカム9aは前記基体1に固設さ
れ、前記半月カム10から遠ざかるほど、カムピンKを
発熱ロッド3側へ押し込むように構成された斜板からな
り、前記グリッパ2が最大拡開位置にある時、前記カム
ピンKを押し下げて前記グローブ7をロッド3より離反
できるようになっている。即ち、前記グリッパ2の最大
拡開位置では、グローブ7と発熱ロッド3の間には、頭
髪を挟み込むに足る隙間があり、かつその状態をバネB
の拡開作用によって維持できるようになっている。
れ、前記半月カム10から遠ざかるほど、カムピンKを
発熱ロッド3側へ押し込むように構成された斜板からな
り、前記グリッパ2が最大拡開位置にある時、前記カム
ピンKを押し下げて前記グローブ7をロッド3より離反
できるようになっている。即ち、前記グリッパ2の最大
拡開位置では、グローブ7と発熱ロッド3の間には、頭
髪を挟み込むに足る隙間があり、かつその状態をバネB
の拡開作用によって維持できるようになっている。
【0015】前記半月カム10は、グローブ7を発熱ロ
ッド3に密接させるためのもので、前記サイドカム9a
に案内されたカムピンKが、半月カム10の作用面10
aに連続的に移動できるように基体1に設けられてい
る。該半月カム10は、前記グリッパ2の握り込みを開
始して発熱ロッド3が回動を開始すると、前記カムピン
Kをその作用面10aに誘導して発熱ロッド3の中心軸
より遠ざけ、前記レバー8を介してグローブ7を発熱ロ
ッド3に密接できるようになっている。即ち、発熱ロッ
ド3が回動中は、グローブ7と発熱ロッド3は密接し
て、一体的に回動できるように構成されている。
ッド3に密接させるためのもので、前記サイドカム9a
に案内されたカムピンKが、半月カム10の作用面10
aに連続的に移動できるように基体1に設けられてい
る。該半月カム10は、前記グリッパ2の握り込みを開
始して発熱ロッド3が回動を開始すると、前記カムピン
Kをその作用面10aに誘導して発熱ロッド3の中心軸
より遠ざけ、前記レバー8を介してグローブ7を発熱ロ
ッド3に密接できるようになっている。即ち、発熱ロッ
ド3が回動中は、グローブ7と発熱ロッド3は密接し
て、一体的に回動できるように構成されている。
【0016】前記サイドカム9bは、前記発熱ロッド3
の回動終期にグローブ7をロッド3より離反させるため
のもので、前記半月カム10の作用面10aに沿って移
動したカムピンKを発熱ロッド3側へ押し込むように構
成された斜板からなっている。即ち、前記グリッパ2が
最閉位置にある時、前記カムピンKを押し下げて、前記
レバー8を介してグローブ7を発熱ロッド3より離反で
きるようになっている。このため、前記グリッパ2の握
り込みの最終段階で、グローブ7と発熱ロッド3に挟ま
れていた頭髪は自動的に開放されるようになっている。
の回動終期にグローブ7をロッド3より離反させるため
のもので、前記半月カム10の作用面10aに沿って移
動したカムピンKを発熱ロッド3側へ押し込むように構
成された斜板からなっている。即ち、前記グリッパ2が
最閉位置にある時、前記カムピンKを押し下げて、前記
レバー8を介してグローブ7を発熱ロッド3より離反で
きるようになっている。このため、前記グリッパ2の握
り込みの最終段階で、グローブ7と発熱ロッド3に挟ま
れていた頭髪は自動的に開放されるようになっている。
【0017】尚、前述したように、グリッパ2は、バネ
Bによって拡開方向に付勢されているため、最閉位置ま
で握り込んだグリッパ2を緩めると、発熱ロッド3は逆
転を開始する。従って、グリッパ2に連動するカムピン
Kは、 サイドカム9b→半月カム10→サイドカム9a の順で逆移動し、それに応じて、グローブ7と発熱ロッ
ド3は 開→閉→開 の順で動作して、逆向きのカール操作ができるように構
成されている。
Bによって拡開方向に付勢されているため、最閉位置ま
で握り込んだグリッパ2を緩めると、発熱ロッド3は逆
転を開始する。従って、グリッパ2に連動するカムピン
Kは、 サイドカム9b→半月カム10→サイドカム9a の順で逆移動し、それに応じて、グローブ7と発熱ロッ
ド3は 開→閉→開 の順で動作して、逆向きのカール操作ができるように構
成されている。
【0018】上記実施例において、グリッパ2を片手で
把持し、発熱ロッド3とグローブ7の間に適宜量の頭髪
を挟み入れる。次に、グリッパ2をバネBに抗して握り
込むと、ガイド部材5により略直線的に移動するラック
ギア4に噛合したピニオンギア6が回転し、発熱ロッド
3が回転を開始する。この時、発熱ロッド3と一体的に
回動するグローブ7は、まず開状態から出発するが、カ
ムピンKがサイドカム9aに沿って脱出することによ
り、閉動初期にロッド3に密接して頭髪を挟圧する。次
に、グリッパ2をさらに握り込むと、カムピンKは半月
カム10に沿って移動するため、発熱ロッド3とグロー
ブ7は互いの密接状態を維持しつつ回動して、頭髪を加
熱しながら巻き込んでいく。さらに、回動の終期には、
カムピンKがサイドカム9bに沿って入り込むことによ
り、グローブ4はロッド3より離反して回動を停止す
る。このため、カール処理の終わった頭髪を自動的に開
放し、ヘアーアイロンを引き抜くことができるようにな
る。
把持し、発熱ロッド3とグローブ7の間に適宜量の頭髪
を挟み入れる。次に、グリッパ2をバネBに抗して握り
込むと、ガイド部材5により略直線的に移動するラック
ギア4に噛合したピニオンギア6が回転し、発熱ロッド
3が回転を開始する。この時、発熱ロッド3と一体的に
回動するグローブ7は、まず開状態から出発するが、カ
ムピンKがサイドカム9aに沿って脱出することによ
り、閉動初期にロッド3に密接して頭髪を挟圧する。次
に、グリッパ2をさらに握り込むと、カムピンKは半月
カム10に沿って移動するため、発熱ロッド3とグロー
ブ7は互いの密接状態を維持しつつ回動して、頭髪を加
熱しながら巻き込んでいく。さらに、回動の終期には、
カムピンKがサイドカム9bに沿って入り込むことによ
り、グローブ4はロッド3より離反して回動を停止す
る。このため、カール処理の終わった頭髪を自動的に開
放し、ヘアーアイロンを引き抜くことができるようにな
る。
【0019】また、グリッパ2を握り込んだ状態で、ロ
ッド3とグローブ4の間に適宜量の頭髪を挟み入れ、グ
リッパ2の握りを徐々に緩めると、カムピンKはサイド
カム9bから半月形カム10に沿って移動し、サイドカ
ム9aに復帰する。この時、発熱ロッド3とグローブ4
は逆転するから、頭髪を挟圧して逆巻きのカール処理を
行うことができる。
ッド3とグローブ4の間に適宜量の頭髪を挟み入れ、グ
リッパ2の握りを徐々に緩めると、カムピンKはサイド
カム9bから半月形カム10に沿って移動し、サイドカ
ム9aに復帰する。この時、発熱ロッド3とグローブ4
は逆転するから、頭髪を挟圧して逆巻きのカール処理を
行うことができる。
【0020】
【発明の効果】上記のようにこの発明のヘアーアイロン
は、グリッパを備えた基体の前部に、該グリッパの開閉
に連動して正逆回転する発熱ロッドを軸支し、かつグリ
ッパの閉動初期で発熱ロッドに密接しつつ回動し、該回
動の終期で離反するグローブを設けたことを特徴として
いるので、グリッパ操作だけでロッドとグローブの回転
及び開閉動作を制御することができる。
は、グリッパを備えた基体の前部に、該グリッパの開閉
に連動して正逆回転する発熱ロッドを軸支し、かつグリ
ッパの閉動初期で発熱ロッドに密接しつつ回動し、該回
動の終期で離反するグローブを設けたことを特徴として
いるので、グリッパ操作だけでロッドとグローブの回転
及び開閉動作を制御することができる。
【0021】また、前記グローブは、前記基体に固設さ
れた半月形カムに沿って回動するものとすることによ
り、簡潔な構成でロッドとグローブの連動が実現でき
る。また、前記発熱ロッドは、前記グリッパ間に架設さ
れたラックギアに噛合するピニオンギアを、後端部に備
えたものとすることにより、簡潔な構成でグリッパとロ
ッドの連動が実現できる。
れた半月形カムに沿って回動するものとすることによ
り、簡潔な構成でロッドとグローブの連動が実現でき
る。また、前記発熱ロッドは、前記グリッパ間に架設さ
れたラックギアに噛合するピニオンギアを、後端部に備
えたものとすることにより、簡潔な構成でグリッパとロ
ッドの連動が実現できる。
【0022】また、前記グリッパは、開方向にバネ付勢
されたものとすることにより、グリッパの握りを緩めれ
ば、自動的に開状態に復帰することができる。この結
果、電動手段を用いない簡潔構成の装置でありながら、
ワンタッチ操作で頭髪カールを行えるヘアーアイロンを
提供できるという優れた効果を奏すものである。
されたものとすることにより、グリッパの握りを緩めれ
ば、自動的に開状態に復帰することができる。この結
果、電動手段を用いない簡潔構成の装置でありながら、
ワンタッチ操作で頭髪カールを行えるヘアーアイロンを
提供できるという優れた効果を奏すものである。
【図1】本願ヘアーアイロンの全体構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】グリッパの開状態を示す平面図である。
【図3】グリッパの閉動作過程を示す斜視図である。
【図4】カムピンと半月形カムの関係を示す断面図であ
る。
る。
1 基体 2 グリッパ 2a、2b アーム部材 3 発熱ロッド 3a 発熱手段 4 ラックギア 5 ガイド部材 6 ピニオンギア 7 グローブ 8 レバー 9a,9b サイドカム 10 半月カム 10a 半月カムの作用面 K カムピン B バネ D 電源コード
Claims (4)
- 【請求項1】 グリッパを備えた基体の前部に、該グリ
ッパの開閉に連動して正逆回転する発熱ロッドを軸支
し、かつグリッパの閉動初期で発熱ロッドに密接しつつ
回動し、該回動の終期で離反するグローブを設けたこと
を特徴とするヘアーアイロン。 - 【請求項2】 前記グローブは、前記基体に固設された
半月形カムに沿って回動するものである請求項1に記載
のヘアーアイロン。 - 【請求項3】 前記発熱ロッドは、前記グリッパ間に架
設されたラックギアに噛合するピニオンギアを、後端部
に備えたものである請求項1または2に記載のヘアーア
イロン。 - 【請求項4】 前記グリッパは、開方向にバネ付勢され
たものである請求項1〜3のうち1項に記載のヘアーア
イロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17821691A JPH0690813A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | ヘアーアイロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17821691A JPH0690813A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | ヘアーアイロン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690813A true JPH0690813A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=16044616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17821691A Pending JPH0690813A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | ヘアーアイロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0690813A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010070868A (ko) * | 2001-06-15 | 2001-07-27 | 김종욱 | 취급이 용이한 전기 헤어아이언 |
WO2005117493A1 (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Kyocera Corporation | セラミックヒータとそれを用いた酸素センサ及びヘアアイロン |
GB2442614A (en) * | 2004-05-27 | 2008-04-09 | Kyocera Corp | Brazing leads to a ceramic heater assembly |
JP4920791B1 (ja) * | 2011-03-24 | 2012-04-18 | 勝善 高口 | 回転器具 |
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1991
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