JPH0690641A - 水浄化装置 - Google Patents
水浄化装置Info
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- JPH0690641A JPH0690641A JP4246274A JP24627492A JPH0690641A JP H0690641 A JPH0690641 A JP H0690641A JP 4246274 A JP4246274 A JP 4246274A JP 24627492 A JP24627492 A JP 24627492A JP H0690641 A JPH0690641 A JP H0690641A
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- water tank
- perforated plate
- tank
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間水槽に水の汚れの蓄積がなく、さらに
水槽風景材料を取り換えることのできるようにするとと
もに安定した水浄化を行う。 【構成】 底面に排水口7を有する水槽2の底部に水草
を支持する穴4と通水性の穴5からなる水槽風景材料を
兼ねた穴あき板6を配置し、前設穴あき板6から落ちた
水槽2の水の汚れを前記排水口7から槽外に取り出せる
ようにし、前記排水口7に水浄化モジュル11を介した
強制循環路を接続したものである。
水槽風景材料を取り換えることのできるようにするとと
もに安定した水浄化を行う。 【構成】 底面に排水口7を有する水槽2の底部に水草
を支持する穴4と通水性の穴5からなる水槽風景材料を
兼ねた穴あき板6を配置し、前設穴あき板6から落ちた
水槽2の水の汚れを前記排水口7から槽外に取り出せる
ようにし、前記排水口7に水浄化モジュル11を介した
強制循環路を接続したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水槽および水槽の水、特
に魚飼育水槽および水槽の水の汚れを浄化する水浄化装
置に関するものである。
に魚飼育水槽および水槽の水の汚れを浄化する水浄化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の観賞魚飼育水槽を図4にもとづい
て説明する。
て説明する。
【0003】図において、水槽41の上には水槽の水4
2を炉過する上置式炉過装置43が配置されている。ま
た、水槽41の水42を炉過するために揚水するポンプ
44と揚水管45を備え、吸入口49から揚水された水
槽の水は導入口46から常に上置式炉過装置43に送ら
れて、炉過された後、吐出口47から送出される構成と
なっている。そして、水槽41の底面には砂利や小石4
8などが配置され、そこに風景用材料となる水草50な
どが植えられている。
2を炉過する上置式炉過装置43が配置されている。ま
た、水槽41の水42を炉過するために揚水するポンプ
44と揚水管45を備え、吸入口49から揚水された水
槽の水は導入口46から常に上置式炉過装置43に送ら
れて、炉過された後、吐出口47から送出される構成と
なっている。そして、水槽41の底面には砂利や小石4
8などが配置され、そこに風景用材料となる水草50な
どが植えられている。
【0004】しかし、上記水槽41には底面に配置され
ている砂利48や小石などに蓄積された残餌、魚の排泄
物などの処理手段や上置式炉過装置43での効率的な水
の浄化手段などが備えられていない。
ている砂利48や小石などに蓄積された残餌、魚の排泄
物などの処理手段や上置式炉過装置43での効率的な水
の浄化手段などが備えられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、観賞魚用水槽
においては、水槽中の水は魚の排泄物を食べ残しの餌な
どが原因でアンモニアや汚れの発生、病原菌の繁殖など
の課題がある。さらに、アンモニアなどの窒素化合物が
分解する過程で発生する亜硝酸も大きな課題であった。
においては、水槽中の水は魚の排泄物を食べ残しの餌な
どが原因でアンモニアや汚れの発生、病原菌の繁殖など
の課題がある。さらに、アンモニアなどの窒素化合物が
分解する過程で発生する亜硝酸も大きな課題であった。
【0006】これらの課題を解決しようとしたものとし
て、上記従来例に示すような上置式炉過装置が提案され
ている。
て、上記従来例に示すような上置式炉過装置が提案され
ている。
【0007】しかしながら上記従来の構成では、水槽底
面に配置されている砂利や小石48などに蓄積された魚
の排泄物や食べ残しの餌などが処理できないので水槽の
水が汚れるとともに悪臭が発生すると云う課題があっ
た。
面に配置されている砂利や小石48などに蓄積された魚
の排泄物や食べ残しの餌などが処理できないので水槽の
水が汚れるとともに悪臭が発生すると云う課題があっ
た。
【0008】また、前記の上置式炉過装置では、魚の排
泄物や残餌などの有機物やアンモニアを分解する好気性
細菌群を最適繁殖状態に維持することができないと云う
課題と魚の病原菌や藻類などが繁殖する課題と、水槽の
中の小石48が汚れて、それが掃除しにくいと云う課題
もあった。さらに、風景用材料となる水草は、すぐ伸び
たり、枯れたりするので剪定や植え換えなどが大変であ
るとともに、いつまでも同じ水草を見ていると飽きてし
まうと云う大きな課題もあった。
泄物や残餌などの有機物やアンモニアを分解する好気性
細菌群を最適繁殖状態に維持することができないと云う
課題と魚の病原菌や藻類などが繁殖する課題と、水槽の
中の小石48が汚れて、それが掃除しにくいと云う課題
もあった。さらに、風景用材料となる水草は、すぐ伸び
たり、枯れたりするので剪定や植え換えなどが大変であ
るとともに、いつまでも同じ水草を見ていると飽きてし
まうと云う大きな課題もあった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、水槽
の中に発生した魚の排泄物や残餌による水の汚れをすぐ
槽外に取り出して浄化するとともに水槽底面に蓄積する
汚れをなくし、さらに風景用材料となる水槽底部の穴あ
き板と水草を取り換えやすくして、常に新しい水槽風景
を提供できる水浄化装置を得ることを目的とする。ま
た、魚の病原菌や藻の発生を防止することも目的とす
る。
の中に発生した魚の排泄物や残餌による水の汚れをすぐ
槽外に取り出して浄化するとともに水槽底面に蓄積する
汚れをなくし、さらに風景用材料となる水槽底部の穴あ
き板と水草を取り換えやすくして、常に新しい水槽風景
を提供できる水浄化装置を得ることを目的とする。ま
た、魚の病原菌や藻の発生を防止することも目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、底面に排水口
を有する水槽の底部に通水性の穴とポットに植えた観賞
用水草などを支持する穴とからなる水槽風景材料を兼ね
た樹脂と無機質材とで複合化した材料からなる穴あき板
を配置し、前記穴あき板を介して排水口から水槽外に取
り出した水槽の水を浄化する水浄化モジュルと、この水
浄化モジュルを通した後再び水槽に戻す強制循環流路と
よりなるものである。
を有する水槽の底部に通水性の穴とポットに植えた観賞
用水草などを支持する穴とからなる水槽風景材料を兼ね
た樹脂と無機質材とで複合化した材料からなる穴あき板
を配置し、前記穴あき板を介して排水口から水槽外に取
り出した水槽の水を浄化する水浄化モジュルと、この水
浄化モジュルを通した後再び水槽に戻す強制循環流路と
よりなるものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、水槽の中に発生した魚の排
泄物、食べ残しの餌、異物、微細藻類、魚の病原菌など
は、水槽底部に設けられた水槽風景材料を兼ねた穴あき
板から水槽底面に落ち、水槽底面の排水口から槽外へ完
全に取り出される。槽外に取り出された魚の排泄物や残
餌などからなる懸濁状の有機物、異物、微細藻類、魚の
病原菌などは、水圧送手段により、空気供給手段で誘引
された空気と共に水浄化モジュルへ入る。水浄化モジュ
ルへ入った有機物は、水浄化モジュルに内蔵された水浄
化細菌の固定化担体の表面に繁殖している水浄化細菌群
により、酸素の多い雰囲気で効率よく分解される。即ち
水は浄化される。
泄物、食べ残しの餌、異物、微細藻類、魚の病原菌など
は、水槽底部に設けられた水槽風景材料を兼ねた穴あき
板から水槽底面に落ち、水槽底面の排水口から槽外へ完
全に取り出される。槽外に取り出された魚の排泄物や残
餌などからなる懸濁状の有機物、異物、微細藻類、魚の
病原菌などは、水圧送手段により、空気供給手段で誘引
された空気と共に水浄化モジュルへ入る。水浄化モジュ
ルへ入った有機物は、水浄化モジュルに内蔵された水浄
化細菌の固定化担体の表面に繁殖している水浄化細菌群
により、酸素の多い雰囲気で効率よく分解される。即ち
水は浄化される。
【0012】さらに上記した構成により、ポットに植え
た観賞用水草は釣り下げた状態で水槽の中に入れられ、
水槽底部の水槽の風景材料を兼ねた水槽に着脱が容易な
穴あき板の穴にホールドして置くことができる。また、
既に水槽底部の穴にホールドされていた水草や穴あき板
を取り出すときは、穴あき板やポットに植えてある状態
の水草を持って引き上げればよいので、水草と水槽の風
景材料を兼ねた穴あき板の交換が容易となり、頻繁に変
えられる。
た観賞用水草は釣り下げた状態で水槽の中に入れられ、
水槽底部の水槽の風景材料を兼ねた水槽に着脱が容易な
穴あき板の穴にホールドして置くことができる。また、
既に水槽底部の穴にホールドされていた水草や穴あき板
を取り出すときは、穴あき板やポットに植えてある状態
の水草を持って引き上げればよいので、水草と水槽の風
景材料を兼ねた穴あき板の交換が容易となり、頻繁に変
えられる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
る。
【0014】図1は、本発明の水浄化装置を観賞魚飼育
水槽に応用した実施例を示すものである。水浄化装置1
は、水槽2の強制循環流路3a、3bの間に配置してい
る。水槽2に溜まった魚の排泄物や食べ残しの餌などか
らなる有機物、異物(ゴミや貝など)、魚の病原菌、微
細藻類などを含んだ汚い水は、水槽2の底部に水草20
を支持する穴4を設け、さらに通水性の穴5を有する穴
あき板6を通って排水口7より水流路(往路)3aを経
由し、前記の異物を炉過する炉過モジュル8に入る。次
に、前記の有機物や魚の病原菌、微細藻類など含んだ汚
い水は、水圧送手段9で水浄化用好気性菌が繁殖してい
る塩基性鉱物質10からなる水浄化モジュル11に入
る。この水浄化モジュル11には、有機物分解細菌、ア
ンモニア酸化細菌、亜硝酸酸化細菌などを繁殖させてい
る。一方、水浄化モジュル11の入口には、空気供給手
段であるイジェクター12が設置されており、空気電磁
弁13、流通管14を経由して空気がイジェクター効果
により吸い込まれ空気を含んだ気泡が発生する。この空
気中の酸素により前記の有機物が分解して生成したアン
モニアは、前記のアンモニア酸化細菌や亜硝酸酸化細菌
によって酸化分解が促進され、次式により完全に無毒な
硝酸になりきれいな水になる。
水槽に応用した実施例を示すものである。水浄化装置1
は、水槽2の強制循環流路3a、3bの間に配置してい
る。水槽2に溜まった魚の排泄物や食べ残しの餌などか
らなる有機物、異物(ゴミや貝など)、魚の病原菌、微
細藻類などを含んだ汚い水は、水槽2の底部に水草20
を支持する穴4を設け、さらに通水性の穴5を有する穴
あき板6を通って排水口7より水流路(往路)3aを経
由し、前記の異物を炉過する炉過モジュル8に入る。次
に、前記の有機物や魚の病原菌、微細藻類など含んだ汚
い水は、水圧送手段9で水浄化用好気性菌が繁殖してい
る塩基性鉱物質10からなる水浄化モジュル11に入
る。この水浄化モジュル11には、有機物分解細菌、ア
ンモニア酸化細菌、亜硝酸酸化細菌などを繁殖させてい
る。一方、水浄化モジュル11の入口には、空気供給手
段であるイジェクター12が設置されており、空気電磁
弁13、流通管14を経由して空気がイジェクター効果
により吸い込まれ空気を含んだ気泡が発生する。この空
気中の酸素により前記の有機物が分解して生成したアン
モニアは、前記のアンモニア酸化細菌や亜硝酸酸化細菌
によって酸化分解が促進され、次式により完全に無毒な
硝酸になりきれいな水になる。
【0015】
【化1】
【0016】このように有機物を分解し、きれいになっ
た水は、紫外線ランプ15、ヒータ16、冷却用熱交換
器などを内蔵した水温制御・殺菌モジュル17に入り、
水温を調節するとともに魚の病原菌や微細藻類などを死
滅させてから水流路(復路)3bを経由して、流出路1
8を通りエアセパレータ19で混入している極微細気泡
を除去した後、水槽2に戻る。水槽2に戻った水の中に
含まれている前記の硝酸は、水槽底部穴あき板6の水草
を支持する穴4にホールドされた水草20などにより除
去される。
た水は、紫外線ランプ15、ヒータ16、冷却用熱交換
器などを内蔵した水温制御・殺菌モジュル17に入り、
水温を調節するとともに魚の病原菌や微細藻類などを死
滅させてから水流路(復路)3bを経由して、流出路1
8を通りエアセパレータ19で混入している極微細気泡
を除去した後、水槽2に戻る。水槽2に戻った水の中に
含まれている前記の硝酸は、水槽底部穴あき板6の水草
を支持する穴4にホールドされた水草20などにより除
去される。
【0017】21は水槽2と水回路とを分離する電磁弁
であり、この電磁弁21の出口は炉過モジュル8の流入
路へ連通している。22は水浄化装置1、水槽2からの
漏水を検知する漏水センサである。23は制御装置であ
る制御回路を内蔵した制御ボックス、24は給餌器、2
5は排水口7を覆う通水性キップ、26は穴あき板6を
支持する支持台である。
であり、この電磁弁21の出口は炉過モジュル8の流入
路へ連通している。22は水浄化装置1、水槽2からの
漏水を検知する漏水センサである。23は制御装置であ
る制御回路を内蔵した制御ボックス、24は給餌器、2
5は排水口7を覆う通水性キップ、26は穴あき板6を
支持する支持台である。
【0018】図2は、水槽の平面図であり、図3は、水
槽の断面図である。図において、水槽2の底部に水草2
0を支持する穴4を設け、さらに通水性の穴5を設けた
穴あき板6の上には、水槽風景としての石27が配設さ
れている。また、前記の水草を支持する穴4には、通水
性のポット29に植えられた水草20がホールドされて
いる。さらに、前記の通水性の穴5は、水槽2の中に発
生した汚れを底面30に落すとともに、飼育している魚
28が底面30に入ったり出たりする出入口にもなって
いる。水槽底面30に落ちた水槽の汚れは、魚28が底
面30を泳ぐことによって通水性のキャップ25で覆わ
れた排出口7から槽外に完全に排出することができる。
なお、前記の穴あき板6は耐水性に優れた不飽和ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂
などと天然石とで複合化した人造大理石で試作した。さ
らにこの穴あき板6は6a、6bに2分割して、支持台
26に着脱を容易にした。
槽の断面図である。図において、水槽2の底部に水草2
0を支持する穴4を設け、さらに通水性の穴5を設けた
穴あき板6の上には、水槽風景としての石27が配設さ
れている。また、前記の水草を支持する穴4には、通水
性のポット29に植えられた水草20がホールドされて
いる。さらに、前記の通水性の穴5は、水槽2の中に発
生した汚れを底面30に落すとともに、飼育している魚
28が底面30に入ったり出たりする出入口にもなって
いる。水槽底面30に落ちた水槽の汚れは、魚28が底
面30を泳ぐことによって通水性のキャップ25で覆わ
れた排出口7から槽外に完全に排出することができる。
なお、前記の穴あき板6は耐水性に優れた不飽和ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂
などと天然石とで複合化した人造大理石で試作した。さ
らにこの穴あき板6は6a、6bに2分割して、支持台
26に着脱を容易にした。
【0019】次に、前記の水槽2に発生した汚れの排出
および排出した汚れの水浄化装置1による分解除去効果
と水草20や穴あき板6などの交換しやすさを下記の実
験で判定した。
および排出した汚れの水浄化装置1による分解除去効果
と水草20や穴あき板6などの交換しやすさを下記の実
験で判定した。
【0020】実験に用いた観賞魚水槽は、100lの内
容積をもつアクリル樹脂製のもので、底部に通水性で直
系45mmの水草を支持する穴4を5個と直系40mm
の通水性の穴5を2個設けた穴あき板6を配置し、前記
穴あき板6の穴5から落ちた水槽2の汚れは魚28が水
槽底面30を泳ぐ時、排水口7から水槽外に完全に取り
出しやすくした。また、水槽底部の穴あき板6に設けら
れた通水性の水草を支持する穴4には、ポット29に植
えた水草20を釣り下げた状態で出入れができるので、
実験に用いた水槽は水草の交換が容易となり、頻繁に変
えられるようにした。さらに、前記の穴あき板6は耐水
性の不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ABS樹
脂、エポキシ樹脂などと天然石などの無機質材とで複合
化した人造大理石で作成し、水槽2に着脱が容易に出来
るよう2分割のものを使用した。このような人造大理石
からなる穴あき板6を何種類も作っておくと、何回でも
水槽1の中の風景を変えて楽しむことができる。また、
この人造大理石からなる穴あき板6は従来の水槽の底に
配置されている砂利や小石のように魚の排泄物や残餌な
どが蓄積しないので常にきれいな水槽が実現できる。次
に、水槽2の水温はヒータ16、冷却用熱交換器、サー
ミスタなどで27±1℃に保つようにした。また、炉過
モジュル8は、0.5lの内容積をもつ塩化ビニール製の
円筒形のもので、中にはステンレス製の70メッシの金
網で構成したフィルターを内蔵した。水浄化モジュル1
1は、3lの内容積をもつ塩化ビニール製の円筒形のも
ので、中には高炉水砕を原料とした3/8インチの多孔
性サドルロック型セラミックからなる水浄化細菌の固定
化担体とポリビニールアルコールを原料とした直系3m
mの多孔性ボールからなる水浄化細菌の固定化担体など
を内蔵した。また、水浄化モジュル11の入口には、イ
ジェクター12を設置し、そのイジェクター効果により
1l/分の空気を供給した。この空気中の酸素量は、水
中のアンモニアを硝酸まで酸化分解するのに必要な量以
上の供給量であるので、水浄化モジュル11を通過した
水の溶存酸素量が飽和状態である。したがって、従来の
水槽のように散気管を入れてエアーポンプでエアレーシ
ョンは行わなかった。前述の水浄化モジュル11の後流
に配置した紫外線ランプ15の照射を受ける容器内を水
槽2の水がワンパスで通過する時間と紫外線放射照度の
積は103 μwsec/cm 2 とした。
容積をもつアクリル樹脂製のもので、底部に通水性で直
系45mmの水草を支持する穴4を5個と直系40mm
の通水性の穴5を2個設けた穴あき板6を配置し、前記
穴あき板6の穴5から落ちた水槽2の汚れは魚28が水
槽底面30を泳ぐ時、排水口7から水槽外に完全に取り
出しやすくした。また、水槽底部の穴あき板6に設けら
れた通水性の水草を支持する穴4には、ポット29に植
えた水草20を釣り下げた状態で出入れができるので、
実験に用いた水槽は水草の交換が容易となり、頻繁に変
えられるようにした。さらに、前記の穴あき板6は耐水
性の不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ABS樹
脂、エポキシ樹脂などと天然石などの無機質材とで複合
化した人造大理石で作成し、水槽2に着脱が容易に出来
るよう2分割のものを使用した。このような人造大理石
からなる穴あき板6を何種類も作っておくと、何回でも
水槽1の中の風景を変えて楽しむことができる。また、
この人造大理石からなる穴あき板6は従来の水槽の底に
配置されている砂利や小石のように魚の排泄物や残餌な
どが蓄積しないので常にきれいな水槽が実現できる。次
に、水槽2の水温はヒータ16、冷却用熱交換器、サー
ミスタなどで27±1℃に保つようにした。また、炉過
モジュル8は、0.5lの内容積をもつ塩化ビニール製の
円筒形のもので、中にはステンレス製の70メッシの金
網で構成したフィルターを内蔵した。水浄化モジュル1
1は、3lの内容積をもつ塩化ビニール製の円筒形のも
ので、中には高炉水砕を原料とした3/8インチの多孔
性サドルロック型セラミックからなる水浄化細菌の固定
化担体とポリビニールアルコールを原料とした直系3m
mの多孔性ボールからなる水浄化細菌の固定化担体など
を内蔵した。また、水浄化モジュル11の入口には、イ
ジェクター12を設置し、そのイジェクター効果により
1l/分の空気を供給した。この空気中の酸素量は、水
中のアンモニアを硝酸まで酸化分解するのに必要な量以
上の供給量であるので、水浄化モジュル11を通過した
水の溶存酸素量が飽和状態である。したがって、従来の
水槽のように散気管を入れてエアーポンプでエアレーシ
ョンは行わなかった。前述の水浄化モジュル11の後流
に配置した紫外線ランプ15の照射を受ける容器内を水
槽2の水がワンパスで通過する時間と紫外線放射照度の
積は103 μwsec/cm 2 とした。
【0021】上記の水槽2と水浄化装置1を図1のよう
に組み合わせ、この水槽に大きさ約5cmの熱帯魚20
尾入れ、毎日窒素含有量30mgの餌を与え、水圧送手
段9で水槽の水を5l/分で循環させ12ヶ月間飼育し
た時の水槽内の水質、汚れの蓄積状態、雑菌数と藻類の
付着状態、穴あき板6の耐久性などを測定し、効果を判
定した。その結果の1部を表1に示す。
に組み合わせ、この水槽に大きさ約5cmの熱帯魚20
尾入れ、毎日窒素含有量30mgの餌を与え、水圧送手
段9で水槽の水を5l/分で循環させ12ヶ月間飼育し
た時の水槽内の水質、汚れの蓄積状態、雑菌数と藻類の
付着状態、穴あき板6の耐久性などを測定し、効果を判
定した。その結果の1部を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1の結果から、本発明の水浄化装置は毎
日窒素含有量30mgの餌を与え、12ヶ月間熱帯魚を
飼育しても水槽の水のNH4 −N、NO2 −N、COD
が非常に少なく水槽の汚れをよく浄化する。また、水槽
底部に汚れの蓄積、藻類の付着がなく雑菌も非常に少な
いので長期間きれいで、悪臭の無い水槽が実現でき、魚
のへい死もなくなる。さらに、耐水性の不飽和ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂な
どと天然石などの無機質材とで複合化した人造大理石か
らなる穴あき板6は、12ヵ月間の試験後も何ら変化が
なく本発明の水浄化装置に使用できることを確認でき
た。
日窒素含有量30mgの餌を与え、12ヶ月間熱帯魚を
飼育しても水槽の水のNH4 −N、NO2 −N、COD
が非常に少なく水槽の汚れをよく浄化する。また、水槽
底部に汚れの蓄積、藻類の付着がなく雑菌も非常に少な
いので長期間きれいで、悪臭の無い水槽が実現でき、魚
のへい死もなくなる。さらに、耐水性の不飽和ポリエス
テル樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂な
どと天然石などの無機質材とで複合化した人造大理石か
らなる穴あき板6は、12ヵ月間の試験後も何ら変化が
なく本発明の水浄化装置に使用できることを確認でき
た。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の水浄化装置によれ
ば、次の効果が得られる。 (1)水槽の中に発生した水の汚れは、すぐ槽外に取り
出して浄化できるので、長期間水槽底部に汚れの蓄積が
ないきれいな水槽が実現できる。 (2)水槽の風景材料を兼ねた底部穴あき板と水草の交
換が容易になり、穴あき板と水草を何種類も準備してお
けば、何度でも取り換えることができるので、常に新し
い水槽の風景を見て楽しむことができる。
ば、次の効果が得られる。 (1)水槽の中に発生した水の汚れは、すぐ槽外に取り
出して浄化できるので、長期間水槽底部に汚れの蓄積が
ないきれいな水槽が実現できる。 (2)水槽の風景材料を兼ねた底部穴あき板と水草の交
換が容易になり、穴あき板と水草を何種類も準備してお
けば、何度でも取り換えることができるので、常に新し
い水槽の風景を見て楽しむことができる。
【図1】本発明の一実施例における水浄化装置の断面図
【図2】同水浄化装置に設けられた水槽の平面図
【図3】同水浄化装置に設けられた水槽の断面図
【図4】従来の水浄化装置の構成断面図
1 水浄化装置 2 水槽 4 水草支持穴 5 通水性穴 6 穴あき板 7 排水口 9 水圧送手段 11 水浄化モジュル 12 空気供給手段 17 水温制御・殺菌モジュル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 正業 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】底面に排水口を有する水槽と、この水槽の
底部に設けられ、水槽風景材料を支持する樹脂と無機質
材とで複合化した材料からなる穴あき板と、前記穴あき
板を介して前記排水口から水槽外に取り出した水槽の水
を水浄化モジュルを通した後に再び水槽に戻す強制循環
流路とを備えた水浄化装置。 - 【請求項2】穴あき板は、樹脂と天然石などで複合化し
た人工大理石で構成した請求項1記載の水浄化装置。 - 【請求項3】穴あき板は、通水性の穴とポットに植えた
水草を支持する穴とからなる請求項1記載の水浄化装
置。 - 【請求項4】穴あき板は、2分割以上に分割して水槽に
着脱自在に設けてなる請求項1記載の水浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246274A JPH0690641A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 水浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4246274A JPH0690641A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 水浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690641A true JPH0690641A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17146102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4246274A Pending JPH0690641A (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 水浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0690641A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102514439A (zh) * | 2011-11-28 | 2012-06-27 | 彭灿银 | 一种草缸树林造景方法 |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP4246274A patent/JPH0690641A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102514439A (zh) * | 2011-11-28 | 2012-06-27 | 彭灿银 | 一种草缸树林造景方法 |
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