JPH0690123A - 帰還回路 - Google Patents

帰還回路

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Publication number
JPH0690123A
JPH0690123A JP34873591A JP34873591A JPH0690123A JP H0690123 A JPH0690123 A JP H0690123A JP 34873591 A JP34873591 A JP 34873591A JP 34873591 A JP34873591 A JP 34873591A JP H0690123 A JPH0690123 A JP H0690123A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
feedback
circuit
phase shifter
high frequency
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34873591A
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English (en)
Inventor
Yuji Osada
祐二 長田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高周波増幅回路などの高周波回路の
出力信号を入力側に帰還する帰還回路に関するものであ
り、帰還信号の位相を適切なものに調整できるようにす
ることを目的とする。 【構成】 高周波回路31の出力信号を入力側に帰還す
るための帰還回路32において、信号の帰還経路に移相
量を可変設定できる可変移相器33を設けたことを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波増幅回路などの高
周波回路の出力信号を入力側に帰還する帰還回路に関す
るものである。かかる帰還回路は例えば出力信号の一部
を入力側に戻す負帰還増幅回路などに用いられる。かか
る負帰還増幅回路では帰還された信号の位相と入力信号
の位相が逆相でなければならないので、帰還回路として
は帰還信号の位相を入力信号と逆相になるように適切に
調整できるものが必要となる。
【0002】
【従来の技術】図7には従来の帰還回路を用いた高周波
回路が示される。図7において、1は高周波増幅回路な
どの高周波回路であり、高周波入力端子5と高周波出力
端子6を有する。この高周波回路1はその出力信号の一
部が帰還回路2を介して入力側に帰還される。帰還回路
2はマイクロストリップ線路で実現される等価的な抵抗
3とキャパシタ4からなり、高周波回路1の出力信号の
位相を回して入力信号と逆相にしてその入力側に帰還
し、入力信号と合成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の帰還回路の抵抗
やキャパシタはマイクロストリップ線路で構成されてい
るが、このマイクロストリップ線路は構造的に固定的で
あるため位相回転量も固定されており、任意に位相回転
量を変えられない。このため、高周波回路が製品毎の特
性のバラツキ等によってその回路内の通過位相が個々に
異なっているような場合、個々の回路によっては帰還さ
れた信号と入力信号とが逆相とならず、よって所期の性
能を実現できないことになる。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、帰還信号の位相を
適切なものに調整できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明に係る原理
説明図である。本発明に係る帰還回路は、高周波回路3
1の出力信号を入力側に帰還するための帰還回路32に
おいて、信号の帰還経路に移相量を可変設定できる可変
移相器33を設けたことを特徴とするものである。この
可変移相器はゲート電圧を変化させることでソース・ド
レイン間を通過する信号の移相量を変化させる電界効果
トランジスタ回路で構成することができる。またこの可
変移相器は長さを調整できるマイクロストリップ線路を
用意してこのマイクロストリップ線路の長さを変化させ
ることで通過信号の移相量を変化させるように構成する
ことができる。またこの可変移相器はハイブリッド回路
とダイオードで構成された反射形可変移相器で構成する
ことができる。
【0006】
【作用】帰還回路32内に可変移相器33を接続してい
るため、高周波回路31の通過位相特性にバラツキがあ
った場合にも、この可変移相器33により帰還信号の移
相を調整して、例えば入力信号の位相と逆相に合わせる
などすることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2には本発明の一実施例としての帰還回路を用
いた高周波用の負帰還増幅回路が示される。図2におい
て、2はFET(電界効果トランジスタ)11で構成さ
れた高周波増幅器であり、高周波入力端子17、高周波
出力端子18、バイアス端子19をそれぞれ端子として
持つ。
【0008】12は高周波増幅器10の出力信号の一部
をその入力側に帰還する帰還回路であり、FETで構成
される可変移相器13と、マイクロストリップ線路によ
る等価的な抵抗14とキャパシタ15からなる。可変移
相器13はFETのドレイン・ソース間に帰還信号を通
過させてそのゲートを移相量調整用バイアス電圧印加用
のバイアス端子16とするよう構成してあり、このゲー
トへのバイアス電圧を変化させることでそのドレイン・
ソース間を通過する帰還信号の移相量を可変することが
できる。
【0009】このように帰還回路を構成すると、高周波
増幅器10の通過信号の位相特性が個々の製品でバラつ
いている場合でも、高周波増幅器10の出力特性、例え
ば歪み率などを測定しつつ、それが許容範囲内に収まる
ように可変移相器13へのバイアス電圧を調整すれば、
結果として高周波増幅器10の出力信号を入力信号と逆
相になるようにして入力側に帰還することができる。
【0010】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えば可変移相器は上述の実施例のもの
に限られるものではなく、種々の形態のものが可能であ
る。また可変移相器により帰還量を適宜調整できるよう
構成することも可能である。
【0011】図3には、可変移相器としてFETを2段
に直列接続して、移相量を図2の帰還回路の2倍とした
実施例が示される。
【0012】また図4にはFETを2段直列接続する代
わりに、デュアルゲートのFETを1個用いることによ
って、移相量を2倍としながら素子のサイズは図2の帰
還回路と同等にできるようにした実施例が示される。
【0013】また図5には、ダイオードを用いて可変移
相器を構成した実施例が示される。この可変移相器は帰
還信号が通過するハイブリッド回路とこれをそれぞれ開
放/終端するための2本のダイオードで構成される公知
の反射形移相器であり、バイアス端子16にバイアス電
圧を印加するか否かによりダイオードをオン/オフさせ
て回路切替えを行い、ハイブリッド回路を通る帰還信号
の移相量を変えることができる。
【0014】さらに図6には、マイクロストリップ線路
を用いて可変移相器を構成した実施例が示される。この
可変移相器は、長さが同じものや異なっているマイクロ
ストリップ線路を複数設けておいて、これらを適宜つな
ぎ替えて帰還信号の経路上に挿入することで、帰還信号
の移相量を種々に変えることができる。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、個々の高周波回路に合わせて帰還信号の位相を適切
なものに調整することが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例としての帰還回路を用いた高
周波負帰還増幅器を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】本発明のまた他の実施例を示す図である。
【図5】本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図6】本発明のまた更に他の実施例を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【符号の説明】
10 高周波増幅器 11 FET 12 帰還回路 13 可変移相器 14 抵抗 15 キャパシタ 16 移相器のバイアス端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波回路(31)の出力信号を入力側
    に帰還するための帰還回路(32)において、信号の帰
    還経路に移相量を可変設定できる可変移相器(33)を
    設けたことを特徴とする帰還回路。
  2. 【請求項2】 該可変移相器はゲート電圧を変化させる
    ことでソース・ドレイン間を通過する信号の移相量を変
    化させる電界効果トランジスタ回路で構成された請求項
    1記載の帰還回路。
  3. 【請求項3】 該可変移相器は長さを調整できるマイク
    ロストリップ線路を用意してこのマイクロストリップ線
    路の長さを変化させることで通過信号の移相量を変化さ
    せるように構成された請求項1記載の帰還回路。
  4. 【請求項4】 該可変移相器はハイブリッド回路とダイ
    オードで構成された反射形可変移相器である請求項1記
    載の帰還回路。
JP34873591A 1991-12-05 1991-12-05 帰還回路 Withdrawn JPH0690123A (ja)

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JP34873591A JPH0690123A (ja) 1991-12-05 1991-12-05 帰還回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012098754A1 (ja) * 2011-01-19 2012-07-26 三菱電機株式会社 出力モード切替増幅器
JP2020010333A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 スカイワークス ソリューションズ, インコーポレイテッドSkyworks Solutions, Inc. 増幅器線形性ブースト回路と歪み後フィードバック相殺方法

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