JP3594775B2 - 電力増幅器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アンテナ装置などの送信器に用いられる電力増幅器に関するものであり、特に広い範囲の入力電力レベルに対して出力電力を一定にし得る電力増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アンテナ装置は、図8に示すように、アンテナ部43と、方向性結合器42と、受信部40と、送信部32,38,37,39と、送受信の切換用スイッチ41とを備える。上記送信部は、電力増幅器32,37と、これら電力増幅器32,37の入力側にそれぞれ接続された減衰器(ATT)38,39とを有し、入力電力を減衰器(ATT)38,39に通した後、電力増幅器32,37で増幅して出力電力をアンテナ部43に送る。
【0003】
上記電力増幅器32は、図9に示すように、入力端子11と接続する入力整合回路9と、出力端子12と接続する出力整合回路10と、これらの間に接続されたトランジスタ33とを備える。このトランジスタ33のゲート側はゲートバイアス端子35が接続され、ドレイン側はドレインバイアス端子36が接続されている。また、ゲートバイアス端子35、およびドレインバイアス端子36には、RF(周波数成分)をカットするためのコイル29,31がそれぞれ接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、アンテナ装置は、目的物の正確な検知などを実現するために送信器での出力電力を一定にする必要がある。特に、図8に示すようなアンテナ装置を複数個並べたアレイアンテナ装置では、それぞれのアンテナ装置の送信レベルを一定にしないと、装置全体の送信レベルが不安定となる。
【0005】
ところが、上記電力増幅器に備えるトランジスタの電力特性としては、図7中の曲線16に示すように、入力電力Pinが低い状態の出力電力Pout は、入力電力Pinに比例して増加するが、入力電力Pinが高い状態となると、ある入力電力値Pinで最大値をとる。したがって、電力増幅器32もこのような電力特性を有する。そのため、入力電力Pinがその周波数特性や温度条件などにより変動すると、出力電力Pout も変動してしまう。そこで、従来は、図8に示すように、電力増幅器32の入力側に減衰器(ATT)38を接続してこの減衰器(ATT)38によって入力電力Pinのレベル調整をしていたが、このような減衰器(ATT)38により入力電力Pinを調整するものでは、広い範囲の入力電力レベルに対して出力電力を一定にすることは困難であるという問題があった。
【0006】
また、アンテナ装置は、その感度などをよくするため、通常は送信部での出力レベルを最大にして用いられる。そのため、電力増幅器32の入力電力Pinは、出力電力Pout が最大となる値に設定される。電力増幅器32の電力付加効率は、
(出力電力Pout −入力電力Pin)/ドレインバイアスの電力
の式より求められる。この電力付加効率は、図7中の曲線19に示すように、入力電力Pinが過入力の状態(出力電力Pout が最大値をとる領域以上となる場合の入力電力状態)となると急激に低下する。したがって、入力電力Pinが過入力の状態では、電力付加効率が著しく低下するため、電力増幅器での消費電力が大きくなるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、広い範囲の入力電力レベルに対して出力電力を一定にすることができる電力増幅器を得ることを目的とする。
【0008】
また、本発明は、入力電力が過入力状態であっても高い電力付加効率が得られる電力増幅器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る電力増幅器は、ゲート側を入力整合回路に接続し、ドレイン側を出力整合回路に接続するトランジスタを備え、そのゲート側にゲートバイアスを印加し、そのドレイン側にドレインバイアスを印加しており、該トランジスタにより上記入力整合回路側から供給された入力電力を増幅して上記出力整合回路側に出力電力を送る電力増幅器において、上記トランジスタは、同じピンチオフ電圧を有する2個のものを並列に接続したものからなり、各ゲート間には第1の抵抗器を接続し、かつ上記トランジスタのゲートの一方を第2の抵抗器を介して接地した構成を有し、トランジスタの電力特性として出力電力が入力電力に対して比例して増加する領域の,入力電力の低い状態では、上記トランジスタの一方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタが動作状態にあり、かつ上記トランジスタの他方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えずに該トランジスタがOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域付近の,入力電力の高い状態では、OFF状態にあった上記トランジスタに印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタも動作状態となるよう、上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を設定したことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る電力増幅器は、上記請求項1に記載の電力増幅器において、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域以上の,入力電力の過入力状態では、ドレインバイアスから動作状態にあるトランジスタを通してゲートバイアスに流れるゲート電流を抑制するよう、上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を大きな値に設定したことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項3に係る電力増幅器は、ゲート側を入力整合回路に接続し、ドレイン側を出力整合回路に接続するトランジスタを備え、そのゲート側にゲートバイアスを印加し、そのドレイン側にドレインバイアスを印加しており、該トランジスタにより上記入力整合回路側から供給された入力電力を増幅して上記出力整合回路側に出力電力を送る電力増幅器において、上記トランジスタは、異なるピンチオフ電圧を有する2個以上のものを並列に接続したものからなり、各ゲート間には抵抗器を接続した構成を有し、トランジスタの電力特性として出力電力が入力電力に対して比例して増加する領域の,入力電力の低い状態では、上記トランジスタの一方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタが動作状態にあり、かつ上記トランジスタの他方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えずに該トランジスタがOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域付近の,入力電力の高い状態では、OFF状態にあった上記トランジスタに印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタも動作状態となるよう、上記ゲートに接続する抵抗器の抵抗値を設定したことを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項4に係る電力増幅器は、上記請求項3に記載の電力増幅器において、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域以上の,入力電力の過入力状態では、ドレインバイアスから動作状態にあるトランジスタを通してゲートバイアスに流れるゲート電流を抑制するよう、上記ゲートに接続する抵抗器の抵抗値を大きな値に設定したことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電力増幅器の回路構成図である。
本発明の実施の形態1による電力増幅器は、図1に示すように、入力整合回路9と出力整合回路10との間に並列に接続した2個のトランジスタ1,2を備える。上記トランジスタ1,2は、同じピンチオフ電圧を有する。ここで、ピンチオフ電圧とは、適当なドレインバイアスVdsの下でドレイン電流Ids=0となる点のゲートバイアスVgで定義される。
【0014】
各トランジスタ1,2のゲート間は、抵抗器4を介して接続している。この抵抗器4のトランジスタ2のゲート側と接続された一端は、抵抗器3の一端と接続しており、抵抗器3の他端は、ゲートバイアス端子7と接続している。また、抵抗器4のトランジスタ1のゲート側と接続された他端は、抵抗器5の一端と接続している。抵抗器5の他端は、接地と接続しており、トランジスタ1のゲート側は、この抵抗器5を介して接地している。抵抗器3とゲートバイアス端子7との間、および抵抗器5と接地との間には、RF(周波数成分)を遮断するためのコイル29,30を接続している。また、トランジスタ1,2のゲート側は、入力整合回路9と接続している。各トランジスタ1,2と入力整合回路9との間には、ゲートバイアスによるDC(直流成分)を遮断するためのキャパシタ25,26を接続している。上記入力整合回路9は、入力電力を供給する入力端子11と接続している。
【0015】
トランジスタ1,2のドレイン側には、低抵抗線6を接続している。この低抵抗線6の一端は、ドレインバイアス端子8と接続している。ドレインバイアス端子8と低抵抗線6との間には、RF(周波数成分)を遮断するためのコイル31を接続している。また、トランジスタ1,2のドレイン側は、出力整合回路10と接続している。各トランジスタ1,2と出力整合回路10との間には、ドレインバイアスによるDC(直流成分)を遮断するためのキャパシタ27,28を接続している。上記出力整合回路10は、出力電力を出力する出力端子12と接続している。
【0016】
トランジスタ1,2のソース側は、それぞれ接地と接続している。
【0017】
なお、上記構成を有する電力増幅器は、GaAs等の半導体基板上に所望の半導体層等を積層させることで製造される。
【0018】
次に、上記実施の形態1の動作について図2から図4を参照しながら説明する。
ゲート間の抵抗器3,4,5の抵抗値をRa,Rb,Rc、ゲートバイアス端子7の電圧を−Vggとする。そうすると、トランジスタ1のゲートバイアスVgaは、以下の式▲1▼より求められる。
Vga=−Rc・Vgg/(Ra+Rb+Rc) ・・・ ▲1▼
また、トランジスタ2のゲートバイアスVgbは、以下の式▲2▼より求められる。
Vgb=−(Rb+Rc)Vgg/(Ra+Rb+Rc) ・・・ ▲2▼
そこで、トランジスタ1,2のピンチオフ電圧Vpがトランジスタ1のゲートバイアスVgaとトランジスタ2のゲートバイアスVgbの間になるように抵抗器3,4,5の抵抗値Ra,Rb,Rcを設定する。すなわち、抵抗器3,4,5の抵抗値Ra,Rb,Rcは、上式▲1▼▲2▼より、Vga>Vp>Vgbの関係を与える抵抗値に設定する。例えば、ゲートバイアス端子7の電圧を−6.5V(Vgg=6.5)とし、トランジスタ1,2のピンチオフ電圧Vp=−3.0Vであるとき、抵抗器3,4,5の抵抗値をRa=10Ω、Rb=20Ω、Rc=10Ωと設定する。そうすると、低い入力電力時においては、トランジスタ1の動作点は、図2の領域13付近になる。また、トランジスタ2の動作点は、図3の領域14付近になる。したがって、トランジスタ1は、印加されるゲートバイアスVgaがトランジスタ1のピンチオフ電圧Vpより高くなるので動作状態となる。また、トランジスタ2は、印加されるゲートバイアスVgbがトランジスタ2のピンチオフ電圧Vpより低くなるのでOFF状態となる。
【0019】
ところで、入力電力は、一定の振幅を持つ周波数である。したがって、トランジスタ1の動作点13は、入力電力の振幅に応じて、図2の点線で示す範囲で振動を起こす。したがって、高い入力電力状態の場合は入力電力の振幅が大きくなるため、トランジスタ1の動作点13は、図2中の点線で示す領域の範囲で振動を起こす。そうすると、入力電力Pinは、出力電力Pout が最大値をとるように設定されるため、トランジスタ1による出力電力Pout は、図7中の曲線16から明らかなように入力電力Pinが変動することで出力電力Pout が減少する。そして、トランジスタ1の動作点13が図2中の右下方向に移動した場合にはドレインバイアス端子8からトランジスタ1を通してゲートバイアス端子7(−Vgg)に向かうゲート電流が流れる。このとき、抵抗器3,4における電圧降下により、トランジスタ2におけるマイナスのゲートバイアスVgbが浅くなる。そのため、トランジスタ2の動作点は、図3の領域14付近から領域15付近へと移動する。これにより、トランジスタ2のゲートバイアスVgbがトランジスタ2のピンチオフ電圧Vpを超えるためトランジスタ2が動作を始める。したがって、高い入力電力時においては、トランジスタ1のみならずトランジスタ2も動作することとなる。そのため、このトランジスタ2の動作によってトランジスタ1の出力電力の減少分が補償され、図4で示す従来の特性16から実施の形態1の特性17のように出力電力を一定にすることができる。
【0020】
このように、実施の形態1における電力増幅器によれば、上記入力整合回路9と上記出力整合回路10との間に、ピンチオフ電圧が等しいトランジスタ1,2を並列に接続し、上記各トランジスタ1,2のゲート間を抵抗器4を介して接続し、トランジスタ2のゲート側を抵抗器3を介してゲートバイアス端子7と接続し、かつトランジスタ1のゲート側を抵抗器5を介して接地した構成を有し、トランジスタの電力特性として入力電力が増加すると出力電力も比例して増加する領域の,低い入力電力状態では、トランジスタ1に印加しているゲートバイアスVgaがトランジスタ1のピンチオフ電圧を超えて該トランジスタ1が動作状態にあり、かつ他のトランジスタ2に印加しているゲートバイアスVgbがトランジスタ2のピンチオフ電圧Vgbを超えずに該トランジスタ2がOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域付近の,高い入力電力状態では、トランジスタ2に印加しているゲートバイアスVgbがトランジスタ2のピンチオフ電圧Vpを超えてすべてのトランジスタ1,2が動作状態にあるよう、上記抵抗器3,4,5の抵抗値を設定してあるので、高い入力電力時においては、トランジスタ1のみならずトランジスタ2も動作し、このトランジスタ2の動作によってトランジスタ1の出力電力の減少分が補償され、したがって、高い入力電力時においても出力電力を一定にすることができ、その結果、広い範囲の入力電力レベルに対して出力電力レベルを一定にすることができるものが得られるという効果がある。
【0021】
実施の形態2.
実施の形態2の電力増幅器は、実施の形態1の回路構成において、抵抗器3,4,5の抵抗値をRa=300Ω、Rb=400Ω、Rc=180Ωとするものである。
【0022】
このように、トランジスタ1,2のゲート側に接続している抵抗器3,4,5の抵抗値Ra,Rb,Rcを大きく設定するこことにより、トランジスタの電力特性として出力電力Pout が最大値をとる領域以上の,入力電力Pinが過入力状態の場合では、ドレインバイアス8から動作状態にあるトランジスタ1を通してゲートバイアス7に流れるゲート電流が抑制され、ドレインバイアス7における電力の損失が防止される。したがって、実施の形態2における電力増幅器によれば、図5の従来の特性19から実施の形態2の特性20のように入力電力Pinの過入力状態においても高い電力付加効率が得られるという効果がある。
【0023】
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による電力増幅器の回路構成図である。
本発明の実施の形態3による電力増幅器は、図6に示すように、入力整合回路9と出力整合回路10との間に並列に接続した2個のトランジスタ21,22を備える。上記トランジスタ21,22は、異なるピンチオフ電圧を有する。
【0024】
各トランジスタ21,22のゲート間は、抵抗器24を介して接続している。抵抗器24のトランジスタ22のゲート側と接続された一端は、抵抗器23の一端と接続しており、抵抗器23の他端は、ゲートバイアス端子7と接続している。また、抵抗器23とゲートバイアス端子7との間には、RF(周波数成分)を遮断するためのコイル29を接続している。また、トランジスタ21,22のゲート側は、入力整合回路9と接続している。各トランジスタ21,22と入力整合回路9との間には、ゲートバイアスによるDC(直流成分)を遮断するためのキャパシタ25,26を接続している。上記入力整合回路9は、入力電力を供給する入力端子11と接続している。
【0025】
トランジスタ21,22のドレイン側には、低抵抗線6を接続している。この低抵抗線6の一端は、ドレインバイアス端子8と接続している。ドレインバイアス端子8と低抵抗線6との間には、RF(周波数成分)を遮断するためのコイル31を接続している。また、トランジスタ21,22のドレイン側は、出力整合回路10と接続している。各トランジスタ21,22と出力整合回路10との間には、ドレインバイアスによるDC(直流成分)を遮断するためのキャパシタ27,28を接続している。上記出力整合回路10は、出力電力を出力する出力端子12を接続している。
【0026】
トランジスタ21,22のソース側は、それぞれ接地と接続している。
【0027】
なお、上記構成を有する電力増幅器は、GaAs等の半導体基板上に所望の半導体層等を積層させることで製造される。
【0028】
次に、上記実施の形態3の動作について図2から図4を参照しながら説明する。
ゲート間の抵抗器23,24の抵抗値をRa,Rb,Rc、ゲートバイアス端子7の電圧を−Vggとする。実施の形態3の電力増幅器は、図1に示す実施の形態1のように、トランジスタのゲート側を抵抗器で接地していない。したがって、低い入力電力時にはトランジスタ21,22のゲート電流はほとんど流れない。そのため、各トランジスタ21,22のゲートバイアスVga,Vgbは、ゲートバイアス−Vggにほぼ等しい。そこで、ゲートバイアス−Vggがトランジスタ21のピンチオフ電圧Vpaより大きく、かつトランジスタ22のピンチオフ電圧Vpbより小さくなるようゲートバイアス−Vggを設定する。例えば、ゲートバイアス−Vgg=−2.0としてトランジスタ21のピンチオフ電圧Vpa=−2.2V、トランジスタ22のピンチオフ電圧Vpb=−1.8Vであるとき、抵抗器23,24の抵抗値をRa=20kΩ、Rb=10kΩと設定する。そうすると、トランジスタ21の動作点は、図2の領域13付近に、トランジスタ22の動作点は、図3の領域14付近になる。これにより、トランジスタ21は通常動作、トランジスタ22はOFF状態となる。
【0029】
また、入力電力Pinが高い状態では、上記実施の形態1の場合と同様に、トランジスタ22のゲートバイアスVgbがトランジスタ22のピンチオフ電圧Vpbを超えるためトランジスタ22が動作を始める。したがって、高い入力電力時においては、トランジスタ21のみならずトランジスタ22も動作することとなる。そのため、このトランジスタ22の動作によってトランジスタ21の出力電力の減少分が補償され、図4で示す従来の特性16から実施の形態3の特性17のように出力電力を一定にすることができる。
【0030】
このように、実施の形態3における電力増幅器によれば、上記入力整合回路9と上記出力整合回路10との間に、ピンチオフ電圧が異なる2個のトランジスタ21,22を並列に接続し、上記各トランジスタ21,22のゲート間を、抵抗器24を介して接続し、トランジスタ22のゲート側を抵抗器23を介してゲートバイアス端子7と接続した構成を有し、トランジスタの電力特性として入力電力が増加すると出力電力が比例して増加する領域の,低い入力電力状態では、1個のトランジスタ21に印加しているゲートバイアスVgaがトランジスタ21のピンチオフ電圧Vpaを超えて該トランジスタ21が動作状態にあり、かつ他のトランジスタ22に印加しているゲートバイアスVgbがピンチオフ電圧Vpbを超えずに該トランジスタ22がOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域付近の,高い入力電力状態では、OFF状態にあったトランジスタ22に印加しているゲートバイアスVgbがピンチオフ電圧Vpbを超えてすべてのトランジスタ21,22が動作状態にあるよう、上記抵抗器23,24の抵抗値Ra,Rbを設定してあるので、高い入力電力時においては、トランジスタ21のみならずトランジスタ22も動作するので、このトランジスタ22の動作によってトランジスタ21の出力電力の減少分が補償され、高い入力電力時においても出力電力を一定にすることができ、その結果、広い範囲の入力電力レベルに対して出力電力を一定にすることができるものが得られるという効果がある。
【0031】
実施の形態4.
実施の形態4の電力増幅器は、実施の形態3の回路構成において、抵抗器23,24の抵抗値をRa=300Ω、Rb=400Ωとするものである。
【0032】
このように、トランジスタ1,2のゲート側に接続している抵抗器23,24の抵抗値Ra,Rbを大きく設定することにより、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域以上の,過入力電力状態の場合では、ドレインバイアス8から動作状態にあるトランジスタ1を通してゲートバイアス7に流れるゲート電流が抑制され、ドレインバイアス7における電力の損失が防止される。したがって、実施の形態4における電力増幅器によれば、図5の従来の特性19から実施の形態4の特性20のように過入力状態においても高い電力付加効率が得られるという効果がある。
【0033】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る電力増幅器によれば、ゲート側を入力整合回路に接続し、ドレイン側を出力整合回路に接続するトランジスタを備え、そのゲート側にゲートバイアスを印加し、そのドレイン側にドレインバイアスを印加しており、該トランジスタにより上記入力整合回路側から供給された入力電力を増幅して上記出力整合回路側に出力電力を送る電力増幅器において、上記トランジスタは、同じピンチオフ電圧を有する2個のものを並列に接続したものからなり、各ゲート間には第1の抵抗器を接続し、かつ上記トランジスタのゲートの一方を第2の抵抗器を介して接地した構成を有し、トランジスタの電力特性として出力電力が入力電力に対して比例して増加する領域の,入力電力の低い状態では、上記トランジスタの一方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタが動作状態にあり、かつ上記トランジスタの他方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えずに該トランジスタがOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域付近の,入力電力の高い状態では、OFF状態にあった上記トランジスタに印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタも動作状態となるよう、上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を設定したことを特徴とするものであり、これにより、高い入力電力時においては、低い入力電力時にOFF状態にあったトランジスタも動作するので、該トランジスタの動作によって最初から動作状態にあるトランジスタの出力電力の減少分が補償され、高い入力電力時においても出力電力を一定にすることができ、その結果、広い範囲の入力電力レベルに対して出力電力を一定にすることができるものが得られるという効果がある。
【0034】
また、本発明の請求項2に係る電力増幅器によれば、上記の請求項1に記載の電力増幅器において、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域以上の,入力電力の過入力状態では、ドレインバイアスから動作状態にあるトランジスタを通してゲートバイアスに流れるゲート電流を抑制するよう、上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を大きな値に設定したことを特徴とするものであり、これにより、過入力電力状態の場合では、ドレインバイアスから動作状態にあるトランジスタを通してゲートバイアスに流れるゲート電流が抑制され、ドレインバイアスにおける電力の損失が防止されるため、過入力状態においても高い電力付加効率が得られるという効果がある。
【0035】
また、本発明の請求項3に係る電力増幅器によれば、ゲート側を入力整合回路に接続し、ドレイン側を出力整合回路に接続するトランジスタを備え、そのゲート側にゲートバイアスを印加し、そのドレイン側にドレインバイアスを印加しており、該トランジスタにより上記入力整合回路側から供給された入力電力を増幅して上記出力整合回路側に出力電力を送る電力増幅器において、上記トランジスタは、異なるピンチオフ電圧を有する2個のものを並列に接続したものからなり、各ゲート間には抵抗器を接続した構成を有し、トランジスタの電力特性として出力電力が入力電力に対して比例して増加する領域の,入力電力の低い状態では、上記トランジスタの一方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタが動作状態にあり、かつ上記トランジスタの他方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えずに該トランジスタがOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域の,入力電力の高い状態では、OFF状態にあった上記トランジスタに印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタも動作状態となるよう、上記ゲートに接続する抵抗器の抵抗値を設定したことを特徴とするものであり、これにより、高い入力電力時においては、低い入力電力時にOFF状態にあったトランジスタも動作するので、該トランジスタの動作によって最初から動作状態にあったトランジスタの出力電力の減少分が補償され、高い入力電力時においても出力電力を一定にすることができ、その結果、広い範囲の入力電力レベルに対して出力電力を一定にすることができるものが得られるという効果がある。
【0036】
また、本発明の請求項4に係る電力増幅器によれば、上記請求項3に記載の電力増幅器において、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域以上の,入力電力の過入力状態では、ドレインバイアスから動作状態にあるトランジスタを通してゲートバイアスに流れるゲート電流を抑制するよう、上記ゲートに接続する抵抗器の抵抗値を大きな値に設定したことを特徴とするものであり、これにより、高い入力電力時においては、低い入力電力時にOFF状態にあったトランジスタも動作するので、該トランジスタの動作によって最初から動作状態にあったトランジスタの出力電力の減少分が補償され、高い入力電力時においても出力電力を一定にすることができるものが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電力増幅器を示す回路図である。
【図2】図1に示すトランジスタ1の電流電圧特性を示すグラフである。
【図3】図2に示すトランジスタ2の電流電圧特性を示すグラフである。
【図4】本発明の実施の形態1,3における電力増幅器の入力電力−出力電力の電力特性を示すグラフである。
【図5】本発明の実施の形態2,4における電力増幅器の入力電力−出力電力の電力特性(18)、および電力付加効率特性(20)を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態3における電力増幅器を示す回路図である。
【図7】従来の電力増幅器の入力電力−出力電力の電力特性(16)、および電力付加効率特性(19)を示すグラフである。
【図8】従来の調整器付きの送受信系を含むアンテナ装置を示すブロック図である。
【図9】従来の電力増幅器を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2 トランジスタ(FET)、3,4,5 抵抗器、6 低抵抗配線、
7 ゲートバイアス端子、8 ドレインバイアス端子、9 入力整合回路、
10 出力整合回路、11 入力端子、12 出力端子、13 トランジスタ1の動作点の領域、14,15 トランジスタ2の動作点の領域、
16,17,18 出力電力特性、19,20 電力付加効率、21,22 トランジスタ(FET)、23,24 抵抗器、25,26,27,28 DCカット用キャパシタ、29,30,31 RFカット用コイル、32,37 電力増幅器、33 トランジスタ(FET)、34 抵抗器、35 ゲートバイアス端子、36 ドレインバイアス端子、38,39 減衰器(ATT)、40 受信部、41 スイッチ、42 分配器、43 アンテナ部。
Claims (4)
- ゲート側を入力整合回路に接続し、ドレイン側を出力整合回路に接続するトランジスタを備え、そのゲート側にゲートバイアスを印加し、そのドレイン側にドレインバイアスを印加しており、該トランジスタにより上記入力整合回路側から供給された入力電力を増幅して上記出力整合回路側に出力電力を送る電力増幅器において、
上記トランジスタは、同じピンチオフ電圧を有する2個のものを並列に接続したものからなり、各ゲート間には第1の抵抗器を接続し、かつ上記トランジスタのゲートの一方を第2の抵抗器を介して接地した構成を有し、
トランジスタの電力特性として出力電力が入力電力に対して比例して増加する領域の,入力電力の低い状態では、上記トランジスタの一方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタが動作状態にあり、かつ上記トランジスタの他方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えずに該トランジスタがOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域付近の,入力電力の高い状態では、OFF状態にあった上記トランジスタに印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタも動作状態となるよう、上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を設定したことを特徴とする電力増幅器。 - 請求項1に記載の電力増幅器において、
トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域以上の,入力電力の過入力状態では、ドレインバイアスから動作状態にあるトランジスタを通してゲートバイアスに流れるゲート電流を抑制するよう、上記第1及び第2の抵抗器の抵抗値を大きな値に設定したことを特徴とする電力増幅器。 - ゲート側を入力整合回路に接続し、ドレイン側を出力整合回路に接続するトランジスタを備え、そのゲート側にゲートバイアスを印加し、そのドレイン側にドレインバイアスを印加しており、該トランジスタにより上記入力整合回路側から供給された入力電力を増幅して上記出力整合回路側に出力電力を送る電力増幅器において、
上記トランジスタは、異なるピンチオフ電圧を有する2個のものを並列に接続したものからなり、各ゲート間には抵抗器を接続した構成を有し、
トランジスタの電力特性として出力電力が入力電力に対して比例して増加する領域の,入力電力の低い状態では、上記トランジスタの一方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタが動作状態にあり、かつ上記トランジスタの他方に印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えずに該トランジスタがOFF状態にあるが、トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域付近の,入力電力の高い状態では、OFF状態にあった上記トランジスタに印加しているゲートバイアスがトランジスタのピンチオフ電圧を超えて該トランジスタも動作状態となるよう、上記ゲートに接続する抵抗器の抵抗値を設定したことを特徴とする電力増幅器。 - 請求項3に記載の電力増幅器において、
トランジスタの電力特性として出力電力が最大値をとる領域以上の,入力電力の過入力状態では、ドレインバイアスから動作状態にあるトランジスタを通してゲートバイアスに流れるゲート電流を抑制するよう、上記ゲートに接続する抵抗器の抵抗値を大きな値に設定したことを特徴とする電力増幅器。
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