JPH0690114A - 衛星搭載用アレーアンテナ - Google Patents

衛星搭載用アレーアンテナ

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JPH0690114A
JPH0690114A JP4239435A JP23943592A JPH0690114A JP H0690114 A JPH0690114 A JP H0690114A JP 4239435 A JP4239435 A JP 4239435A JP 23943592 A JP23943592 A JP 23943592A JP H0690114 A JPH0690114 A JP H0690114A
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array antenna
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登音夫 川西
Yasuo Tamai
保男 玉井
Yoshihiko Konishi
善彦 小西
Shinichi Sato
眞一 佐藤
Takashi Kataki
孝至 片木
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
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    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q21/00Antenna arrays or systems
    • H01Q21/06Arrays of individually energised antenna units similarly polarised and spaced apart
    • H01Q21/061Two dimensional planar arrays
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S343/00Communications: radio wave antennas
    • Y10S343/02Satellite-mounted antenna

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 人工衛星本体の姿勢とは独立に衛星搭載用ア
レーアンテナの姿勢を設定すると共に、衛星搭載用アレ
ーアンテナからの放射ビームの方向および形状を自由に
制御する。 【構成】 複数個の平面状あるいは曲面状のサブアレー
1と人工衛星本体8との間をサブアレー支持ワイヤ、R
F信号給電ケーブル及び電源ケーブルが一体化した接続
ケーブル11で接続して、人工衛星本体8と離れた空間
でサブアレー1を平面状あるいは曲面状に展開させてア
レーアンテナを構成させる。さらに、各サブアレーの給
電回路あるいは各サブアレーの素子アンテナに移相器を
設けてサブアレーから空間に放射するRF信号の位相を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人工衛星に搭載して
通信や電波観測に用いるアレーアンテナに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば根本 他著「Japan
ese Earth Resources Satel
lite−1 Synthetic Aperture
Radar」(PROCEEDING OF THE
IEEE,VOL.79,NO.6,pp.800−
809,JUNE 1991)に示された従来の衛星搭
載用アレーアンテナの裏面の構成図であり、図におい
て、1はサブアレー、2は各サブアレー1を結合する結
合部、3は上記サブアレー1上に配置されたサブアレー
給電回路、4はこのサブアレー給電回路3に接続された
サブアレー間給電回路、5はこのサブアレー間給電回路
4に接続されたRF信号給電ケーブルである。
【0003】図15は、上記サブアレー1の構成図であ
り、6は支持構体、7はこの支持構体6の表面に配置さ
れ、上記サブアレー給電回路3に接続された素子アンテ
ナである。
【0004】図16は、従来の衛星搭載用アレーアンテ
ナの展開機構を示す図であり、8は衛星本体、9はこの
衛星本体8と衛星搭載用アレーアンテナとを固定する取
付部である。また図17は、給電系の構成図であり、1
0は衛星本体8の内部にあり、RF信号給電ケーブルに
接続された送信機10である。
【0005】次に動作について説明する。衛星打ち上げ
時には図16の(A)のように折り畳まれていたサブア
レー1は、宇宙空間で図16(B),(C)に示すよう
に結合部2を伸ばすことで展開され、平面アレーアンテ
ナを構成する。この状態で、衛星本体8内の送信機10
から送信されたRF信号は、RF信号給電ケーブル5を
通ってサブアレー間給電回路4に給電される。このサブ
アレー間給電回路4で分配されたRF信号はサブアレー
給電回路3で分配され、素子アンテナ7より空間に放射
される。各素子アンテナ7から空間に放射されるRF信
号の振幅と位相を、上記サブアレー間給電回路4及びサ
ブアレー給電回路3で調整することにより、各素子アン
テナ7から空間に放射されたRF信号は所望の方向を指
向する放射ビームとなる。
【0006】上記は、衛星搭載用アレーアンテナからR
F信号を送信する場合を示したが、受信についても同様
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の衛星搭載用アレ
ーアンテナは、以上のように構成されているので、各素
子アンテナ7から空間に放射されるRF信号の放射ビー
ムの指向方向及びビーム形状を所望のものにするために
は、サブアレー1を展開するときに完全な平面状とし、
さらに宇宙空間で平面状を維持しなければならない。そ
のためには、結合部2の結合強度を強くしなければなら
ないので、結合部の大きさが大きくなり、重量も重くな
るという問題点があった。また、経年変化などにより展
開したサブアレー1が平面状でなくなった場合には、放
射ビームの指向方向及びビーム形状を補正できないとい
う問題点があった。さらに、サブアレー1から放射され
る放射ビームの指向方向を変えるためには、サブアレー
1全体の向きを変えなければならないので、取付部9を
可動とするか衛星本体8の方向を変えなければならない
という問題点があった。また、衛星本体8とサブアレー
1が直結されているので、衛星本体8の姿勢に自由度が
ないという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題を解消するた
めになされたもので、結合部2の結合強度が大きくなく
サブアレー1が平面状に展開されていない場合にも、放
射ビームを所要の方向に指向できる衛星搭載用アレーア
ンテナを得ることを目的とする。さらに、サブアレー1
の向きを変えることなく放射ビームの指向方向を変化で
きる衛星搭載用アレーアンテナを得ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る衛星搭載用アレーアンテナは、複数個の素子アンテ
ナ、この素子アンテナに接続された給電回路、上記素子
アンテナ及び給電回路を支持する支持構体により構成さ
れる複数個の平面状あるいは曲面状のサブアレーと人工
衛星との間をサブアレー支持ワイヤ、RF信号給電ケー
ブル及び電源ケーブルで接続して、人工衛星と離れた空
間でサブアレーを平面状あるいは曲面状に展開させてア
レーアンテナを構成させると共に、各サブアレーの給電
回路あるいは各サブアレーの素子アンテナに移相器を設
けるものである。
【0010】請求項2に係る衛星搭載用アレーアンテナ
は、複数個の素子アンテナ、この素子アンテナに接続さ
れた給電回路、上記素子アンテナ及び給電回路を支持す
る支持構体により構成される複数個の平面状あるいは曲
面状のサブアレーを、人工衛星打ち上げ時には折り畳ん
で人工衛星打ち上げ用ロケット内に収納すると共に、宇
宙空間では折り畳んだ上記サブアレーを平面状あるいは
曲面状に展開してアレーアンテナを構成する場合に、展
開するアレーアンテナのひとつの端部を人工衛星に固定
し、この端部と対角をなす端部と人工衛星とを伸展ポー
ルで結合し、上記伸展ポールの伸展によりサブアレーの
展開を行うと共に、各サブアレーの給電回路あるいは各
サブアレーの素子アンテナに移相器を設けるものであ
る。
【0011】請求項3に係る衛星搭載用アレーアンテナ
は、サブアレーの素子アンテナあるいは給電回路に送受
信用半導体回路を接続したものである。
【0012】請求項4に係る衛星搭載用アレーアンテナ
は、人工衛星にマイクロ波送電用アンテナ、各サブアレ
ーにマイクロ波受電用レクテナを設けるものである。
【0013】請求項5に係る衛星搭載用アレーアンテナ
は、サブアレーの給電回路に光/電気変換器及び電気/
光変換器を設け、RF信号給電ケーブルとして光ファイ
バケーブルを用いるものである。
【0014】請求項6に係る衛星搭載用アレーアンテナ
は、各サブアレーに位置変動検出センサと移相器制御回
路とを設けるものである。
【0015】請求項7に係る衛星搭載用アレーアンテナ
は、人工衛星あるいは任意のサブアレーに基準信号源及
び基準信号送信用アンテナを設け、各サブアレーに基準
信号受信機と移相器制御回路とを設けるものである。
【0016】請求項8に係る衛星搭載用アレーアンテナ
は、地球上あるいは他の人工衛星に基準信号源及び基準
信号送信用アンテナを設け、各サブアレーに基準信号受
信機と移相器制御回路とを設けるものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1では、複数個の平面状ある
いは曲面状のサブアレーと人工衛星との間をサブアレー
支持ワイヤ、RF信号給電ケーブル及び電源ケーブルで
接続して、人工衛星と離れた空間でサブアレーを平面状
あるいは曲面状に展開させてアレーアンテナを構成させ
ることで、人工衛星本体の姿勢とは独立に衛星搭載用ア
レーアンテナの姿勢が設定される。さらに、各サブアレ
ーの給電回路あるいは各サブアレーの素子アンテナに移
相器を設けて各サブアレーから空間に放射するRF信号
の位相を制御することで、衛星搭載用アレーアンテナか
らの放射ビームの方向及び形状が制御される。
【0018】請求項2では、展開するアレーアンテナの
ひとつの端部を人工衛星に固定し、この端部と対角をな
す端部と人工衛星とを伸展ポールで結合し、上記伸展ポ
ールの伸展によりサブアレーの展開を行うことで、展開
機構が単純化される。さらに、各サブアレーの給電回路
あるいは各サブアレーの素子アンテナに移相器を設けて
各サブアレーから空間に放射するRF信号の位相を制御
することで、衛星搭載用アレーアンテナからの放射ビー
ムの方向及び形状が制御される。
【0019】請求項3では、サブアレーの素子アンテナ
あるいは給電回路に送受信用半導体回路を接続すること
で、給電回路やRF信号給電ケーブルによる損失の増大
を防ぐことができる。
【0020】請求項4では、衛星本体にマイクロ波送電
用アンテナ、各サブアレーにマイクロ波受電用レクテナ
を設けて、移相器及び送受信用半導体回路の電源を衛星
本体から各サブアレーにマイクロ波送電するので、電源
ケーブルが不要となり、重量が軽減される。
【0021】請求項5では、サブアレーの給電回路に光
/電気変換器及び電気/光変換器を設け、RF信号給電
ケーブルおよび移相器制御信号用ケーブルとして光ファ
イバケーブルを用い、RF信号および移相器制御信号を
光ファイバ伝送するので、RF給電ケーブルおよび移相
器制御信号用ケーブルの重量が軽減される。
【0022】請求項6では、各サブアレーに位置変動検
出センサと移相器制御回路とを設けて、サブアレーの姿
勢変動に応じてRF信号の位相量の補正を行うので、衛
星搭載用アレーアンテナからの放射ビームの方向及び形
状の変化をリアルタイムに補正することができる。
【0023】請求項7では、人工衛星あるいは任意のサ
ブアレーに基準信号源及び基準信号送信用アンテナを設
け、また、各サブアレーに基準信号受信機と移相器制御
回路とを設けて、サブアレーの姿勢変動に応じてRF信
号の位相量の補正を行うので、衛星搭載用アレーアンテ
ナからの放射ビームの方向及び形状の変化をリアルタイ
ムに補正することができる。さらに、サブアレーの素子
アンテナや給電回路、移相器の動作状態がモニタでき、
これらの機器の経年変化や故障を知ることができる。
【0024】請求項8では、地球上あるいは他の人工衛
星に基準信号源及び基準信号送信用アンテナを設け、各
サブアレーに基準信号受信機と移相器制御回路とを設け
て、サブアレーの姿勢変動に応じてRF信号の位相量の
補正を行うので、衛星搭載用アレーアンテナからの放射
ビームの方向及び形状の変化をリアルタイムに補正する
ことができる。さらに、サブアレーの素子アンテナや給
電回路、移相器の動作状態がモニタでき、これらの機器
の経年変化や故障を知ることができる。
【0025】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1は、この発明の実施例1の衛星搭載用ア
レーアンテナの構成図であり、図において1,2及び8
は上記従来例と同一であり、1はサブアレー、2は結合
部、8は衛星本体である。11は各サブアレー1と衛星
本体8を接続するケーブルである。
【0026】図2は実施例1におけるサブアレーの構成
図であり、3はサブアレー1の裏面に構成されたサブア
レー給電回路、6はサブアレー1の支持構体、7はサブ
アレー1の表面に配列され、上記サブアレー給電回路に
接続された素子アンテナ、12はサブアレー給電回路3
とRF信号ケーブル5の間に接続された移相器、13は
この移相器12に制御信号を供給する制御信号線、14
は上記移相器12に電源を供給する電源ケーブル、15
は上記サブアレー1を衛星本体8に接続するためのサブ
アレー支持ワイヤである。なお、この実施例では、RF
信号ケーブル5、制御信号線13、電源ケーブル14及
びサブアレー支持ワイヤ15が一つに一体化され、上記
接続ケーブル11を構成している。
【0027】図3はこの実施例における給電系の構成図
であり、4及び10は衛星本体8内に置かれたサブアレ
ー間給電回路及び送信機である。
【0028】次に動作について説明する。図14に示す
従来例と同様に、衛星打ち上げ時には折り畳まれていた
サブアレー1は、宇宙空間で凧のように衛星本体から離
れて展開し、アレーアンテナを構成する。この時、結合
部2を例えば板バネのようなバネ材料で構成することに
より、サブアレー1を宇宙空間で展開することができ
る。この状態で、衛星本体8内の送信機10から送信さ
れたRF信号は、同じく衛星本体8内のサブアレー間給
電回路4で分配され、接続ケーブル11内のRF信号給
電ケーブル5を通って移相器12に給電される。このR
F信号は、移相器12において、所要の放射ビームを形
成するように位相量が与えられる。そして、サブアレー
給電回路3で分配され、各素子アンテナ7より空間に放
射される。また、移相器12を制御するための制御信号
は、衛星本体8より制御信号線13を通って、移相器1
2の電源は、衛星本体8より電源ケーブル14を通って
各々供給される。なお、上記サブアレー1展開時にサブ
アレー1が完全な平面には展開されず、アレーアンテナ
の表面に凹凸がある場合にも、凹凸に応じた位相量を移
相器12で上記RF信号に与えれば、サブアレー1が完
全な平面状に展開された場合と同様の放射ビームが形成
される。また、結合部2の結合強度が弱く、アレーアン
テナが平面に保たれない場合にも、上記移相器12でR
F信号の位相を補正することにより所要の放射ビームを
維持することが期待できる。また、衛星本体8の姿勢に
影響されずに放射ビームの指向方向を自由に設定するこ
とが可能である。
【0029】実施例2.図4は、この発明の実施例2に
おける衛星搭載用アレーアンテナの構成図であり、アレ
ーアンテナのひとつの端部に位置するサブアレー1aが
衛星本体8に固定されている。また、16は上記衛星本
体8と上記サブアレー1aと対角の位置にある別のサブ
アレー1bとを接続する伸展ポールである。
【0030】また図5は、この実施例におけるサブアレ
ー1の構成図であり、3,5〜7,11〜14は上記実
施例1と同一である。またこの実施例における給電系の
構成も図3に示す上記実施例1の場合と同一である。
【0031】この実施例においては、例えば三浦折など
の折り畳み方法により折り畳まれたサブアレー1を、伸
展ポール16の伸長により展開する。この状態で、衛星
本体8内の送信機10から送信されたRF信号は、同じ
く衛星本体8内のサブアレー間給電回路4で分配され、
接続ケーブル11内のRF信号給電ケーブル5を通って
移相器12に給電される。このRF信号は、移相器12
において、所要の放射ビームを形成するように位相量が
与えられる。そして、サブアレー給電回路3で分配さ
れ、各素子アンテナ7より空間に放射される。また、移
相器12を制御するための制御信号は、衛星本体8より
制御信号線13を通って、移相器12の電源は、衛星本
体8より電源ケーブル14を通って各々供給される。な
お、上記実施例1と同様に、サブアレー1展開時にサブ
アレー1が完全な平面には展開されず、アレーアンテナ
の表面に凹凸がある場合にも、凹凸に応じた位相量を移
相器12で上記RF信号に与えれば、サブアレー1が完
全な平面状に展開された場合と同様の放射ビームが形成
される。また、結合部2の結合強度が弱く、アレーアン
テナが平面に保たれない場合にも、上記移相器12でR
F信号の位相を補正することにより所要の放射ビームを
維持することが期待できる。また、衛星本体8の姿勢に
影響されずに放射ビームの指向方向を自由に設定するこ
とが可能である。
【0032】実施例3.上記実施例1および実施例2
は、素子アンテナ7からRF信号を送信する場合である
が、素子アンテナ7でRF信号を受信する場合にも全く
同様である。
【0033】実施例4.また、結合部2の構造および展
開機構についてはこれを問わない。
【0034】実施例5.上記実施例1および実施例2に
おいては、サブアレー1及び複数のサブアレー1を展開
して得られるアレーアンテナの形状を平面状としたが、
任意の曲面形状としても同様の効果が期待できる。
【0035】実施例6.上記実施例1及び実施例2にお
ける素子アンテナ7としては、マイクロストリップアン
テナ、ダイポールアンテナ、ホーンアンテナなど、その
形式は特に問わない。
【0036】実施例7.上記実施例1及び実施例2にお
いては、移相器12がサブアレー給電回路3とRF信号
給電ケーブル5の間に置かれているが、素子アンテナ7
とサブアレー給電回路3の間に移相器12がある場合に
も同様の効果が期待できる。
【0037】実施例8.上記実施例1および実施例2に
おいては、移相器12がサブアレー給電回路3とRF信
号給電ケーブル5の間に置かれているが、サブアレー間
給電回路4とRF信号給電ケーブル5の間に移相器12
がある場合にも同様の効果が期待できる。
【0038】実施例9.図6は、この発明の別の実施例
におけるサブアレー1の構成図であり、17はサブアレ
ー給電回路3と移相器12との間に配置された半導体回
路である。
【0039】図7は、上記半導体回路17の構成図であ
り、18a,18bは移相器12およびサブアレー給電
回路3に各々接続されたサーキュレータ、19は上記サ
ーキュレータ18aとサーキュレータ18bの間に配置
された電力増幅器、20は同じくサーキュレータ18a
とサーキュレータ18bの間に配置された低雑音増幅器
である。
【0040】この実施例の衛星搭載用アレーアンテナに
おいてRF信号を送信する場合には、実施例1及び実施
例2に示すように、衛星本体8よりRF信号給電ケーブ
ル5を通って移相器12に送られたRF信号は、移相器
12で所要の位相量を設定された後、半導体回路17に
送られる。半導体回路17内に入ったRF信号は、サー
キュレータ18aを通って電力増幅器19で増幅された
後、サーキュレータ18bを通ってサブアレー給電回路
3に出力される。一方、RF信号を受信する場合には、
サブアレー給電回路3から半導体回路17内に入ったR
F信号は、サーキュレータ18bを通って低雑音増幅器
20で増幅された後、サーキュレータ18bを通って移
相器12に出力される。そして、移相器12で所要の位
相量を与えられた後、RF信号給電ケーブルを通って衛
星本体8内に送られる。なお、半導体回路17内の電力
増幅器19及び低雑音増幅器20に必要な電源は、移相
器12と同様に電源ケーブル14を介して衛星本体8よ
り供給される。
【0041】実施例10.なお、上記実施例9ではサー
キュレータ18a,18bを用いているが、ダイプレク
サなど、送信及び受信でRF信号の通過経路を分けられ
る物ならば、同様の効果が期待できる。
【0042】実施例11.図8は、この発明の別の実施
例における衛星搭載用アレーアンテナの構成図であり、
21は衛星本体8の外側に取り付けられたマイクロ波送
電用アンテナである。
【0043】また図9は、この実施例におけるサブアレ
ー1の構成図であり、3,5〜7,11〜15は上記実
施例1と同一である。22は電源ケーブル14に接続さ
れたマイクロ波受電用レクテナである。
【0044】この実施例においては、移相器12用の電
源電力を衛星本体8内でマイクロ波電力に変換し、マイ
クロ波送電用アンテナ21を用いて空間に放射させる。
この空間に放射されたマイクロ波電力をサブアレー1に
取り付けられたマイクロ波受電用レクテナ22で受電
し、直流電力に変換される。この直流電力が、電源ケー
ブル14を介して移相器12に供給される。
【0045】実施例12.なお、マイクロ波送電用アン
テナ21及びマイクロ波受電用レクテナについては、そ
の形式は特に問わない。
【0046】実施例13.図10は、この発明の他の実
施例におけるサブアレー1の構成図であり、3,6,
7,11〜15は上記実施例1と同一である。23aは
移相器12に接続された光送受信回路、24はこの光送
受信回路23aと衛星本体8とを結ぶ光ファイバであ
る。
【0047】図11はこの実施例の給電系の構成図であ
り、13aは衛星本体8内の制御信号線、18は光送受
信回路23a内にあり、移相器12に接続されたサーキ
ュレータ、23bは衛星本体8内の光送受信回路、25
a,25bは光合分波器、26a〜26cは光/電気変
換器、27a〜27cは電気/光変換器、28は衛星本
体8内の光合分岐器、29は同じく衛星本体8内の受信
機である。
【0048】この実施例においては、衛星本体8内の送
信機10から出力されたRF信号は、光送受信回路23
b内の電気/光変換器27bに入力し、光信号aに変換
される。一方、制御信号線13aからの制御信号も光送
受信回路23b内の電気/光変換器27cに入力し、光
信号bに変換される。上記二つの光信号a,bは、光合
分波器25bで多重化され、衛星本体8内の光合分波器
28に出力される。光合分岐器28では、多重化された
光信号を分配し、各サブアレー1への光ファイバ24に
光信号を出力する。光ファイバ24を伝送した光信号は
送受信回路23a内の光合分波器25aに入射し、光信
号aと光信号bに分けられる。光信号aは光/電気変換
器26aでRF信号に戻され、サーキュレータ18を介
して移相器12に入力される。移相器12で所要の位相
量を与えられたRF信号は、サブアレー給電回路3によ
り分配され、素子アンテナ7より空間に放射される。ま
た光信号bは光/電気変換器26bで制御信号に戻さ
れ、制御信号線13を介して移相器12に入力される。
一方、素子アンテナ7で受信されたRF信号は、サブア
レー給電回路3を介して移相器12に入力され、所要の
位相量が与えられる。そして、サーキュレータ18を介
して電気/光変換器27aに入力し、光信号cに変換さ
れる。この光信号cは光合分波器25a、光ファイバ2
4、光合分岐器28、光合分波器25aを介して、光/
電気変換器26cに入射する。光信号cは光/電気変換
器26cでRF信号に戻され、受信機29に入力する。
【0049】実施例14.なお、光合分波器25a,2
5b、光/電気変換器26a〜c、電気/光変換器27
a〜c、光合分岐器28の形式については、これを問わ
ない。
【0050】実施例15.図12は、この発明の他の実
施例におけるサブアレー1内の給電系の構成図であり、
13,13bは移相器12に接続された制御信号線、3
0は制御信号線13bに接続された移相器制御回路、3
1はこの移相器制御回路30に接続された振動センサで
ある。
【0051】実施例1と同様に、RF信号給電ケーブル
5を介して衛星本体8より移相器12に入力したRF信
号は、移相器12により所要に位相量を与えられ、サブ
アレー給電回路3に出力される。移相器12を制御する
ための制御信号は、制御信号線13を介して衛星本体8
より移相器12に供給される。また、サブアレー1の姿
勢が変動した場合には、サブアレー1の姿勢変動量に対
応した信号が振動センサ31より移相器制御回路30に
入力される。そして移相器制御回路30は、サブアレー
1の姿勢変動に対応した制御信号を移相器12に出力す
る。移相器12はこの移相器制御回路30からの制御信
号により、上記RF信号に与える位相量を補正する。な
お、移相器制御回路30及び振動センサ31に必要な電
源は、移相器12と同様に、電源ケーブル14により供
給する。
【0052】実施例16.なお、上記実施例15では、
位置変動検出センサとして振動センサ31を用いている
が、光ファイバジャイロなど、サブアレー1の姿勢変動
を検出できるものならば、その形式、構成は特に問わな
い。
【0053】実施例17.図13は、この発明の他の実
施例における給電系の構成図であり、32は衛星本体8
内に設けられた基準信号線、33は衛星本体8に取り付
けられた基準信号送信アンテナ、34はサブアレー1内
の移相器12とRF信号給電ケーブル5との間に接続さ
れた基準信号分配器、35はこの基準信号分配器34に
接続された基準信号受信機である。
【0054】実施例1と同様に、RF信号給電ケーブル
5を介して入力したRF信号は、基準信号分配器34を
経由して移相器12に入力し、移相器12により所要の
位相量を与えられ、サブアレー給電回路3に出力され
る。そして、素子アンテナ7より空間に放射される。一
方、基準信号源32から送信された基準信号は、基準信
号送信用アンテナ33より空間に放射される。そして、
サブアレー1内の素子アンテナ7で受信された上記基準
信号は、サブアレー給電回路3で合成され、移相器12
を経由した後、基準信号分配器34で分岐されて基準信
号受信機35に入力する。基準信号受信機35では、サ
ブアレー1の姿勢変動により生じた基準信号の位相変動
を測定し、この位相変動に応じた信号を移相器制御回路
30に出力する。そして移相器制御回路30は、上記移
相変動に対応した制御信号を移相器12に出力する。移
相器12はこの移相器制御回路30からの制御信号によ
り、RF信号に与える位相量を補正する。なお、基準信
号受信機35に必要な電源は、移相器12及び移相器制
御回路30と同様に、電源ケーブル14により供給す
る。
【0055】この実施例においては、基準信号源32、
基準信号送信用アンテナ33、基準信号分配器34及び
基準信号受信機35の形式は特に問わない。また、基準
信号受信機35における基準信号の位相検出方法につい
ても特に問わない。
【0056】実施例18.また、上記実施例では、基準
信号受信機35をRF信号用の受信機29と別個に設け
たが、これを共用としても構わない。
【0057】実施例19.実施例17では、基準信号源
33及び基準信号送信用アンテナ34を衛星本体8内に
設置したが、任意の一つあるいは複数のサブアレー1に
設置しても、同様の効果が期待できる。
【0058】実施例20.また、実施例17では、基準
信号源33及び基準信号送信用アンテナ34を衛星本体
8内に設置したが、地球上にある衛星地球局内や、他の
人工衛星内に設置しても同様の効果が期待できる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
個の平面状あるいは曲面状のサブアレーと人工衛星との
間をサブアレー支持ワイヤ、RF信号給電ケーブル及び
電源ケーブルで接続して、人工衛星と離れた空間でサブ
アレーを平面状あるいは曲面状に展開させてアレーアン
テナを構成させることで、人工衛星本体の姿勢とは独立
に衛星搭載用アレーアンテナの姿勢が設定できるという
効果がある。さらに、各サブアレーの給電回路あるいは
各サブアレーの素子アンテナに移相器を設けて各サブア
レーから空間に放射するRF信号の位相を制御すること
で、衛星搭載用アレーアンテナからの放射ビームの方向
及び形状を自由に制御することができるという効果があ
る。
【0060】また、展開するアレーアンテナのひとつの
端部を人工衛星に固定し、この端部と対角をなす端部と
人工衛星とを伸展ポールで結合し、上記伸展ポールの伸
展によりサブアレーの展開を行うことで、展開機構が単
純化されるという効果がある。さらに、各サブアレーの
給電回路あるいは各サブアレーの素子アンテナに移相器
を設けて各サブアレーから空間に放射するRF信号の位
相を制御することで、衛星搭載用アレーアンテナからの
放射ビームの方向及び形状を自由に制御することができ
るという効果がある。
【0061】また、サブアレーの素子アンテナあるいは
給電回路に送受信用半導体回路を接続することで、給電
回路やRF信号給電ケーブルによる損失の増大を防ぐこ
とができるという効果がある。
【0062】さらに、衛星本体にマイクロ波送電用アン
テナ、各サブアレーにマイクロ波受電用レクテナを設け
て、移相器及び送受信用半導体回路の電源を衛星本体か
ら各サブアレーにマイクロ波送電することにより、衛星
本体からサブアレーへの電源ケーブルが不要となり、重
量が軽減されるという効果がある。
【0063】また、サブアレーの給電回路に光/電気変
換器及び電気/光変換器を設け、RF信号給電ケーブル
および制御信号線として光ファイバケーブルを用い、R
F信号と移相器制御信号を光ファイバ伝送するので、R
F信号給電ケーブルおよび制御信号線の重量が軽減され
るという効果がある。
【0064】さらに、各サブアレーに位置変動検出セン
サと移相器制御回路とを設けることで、サブアレーの姿
勢変動に対応してRF信号の位相量を制御することがで
き、サブアレーの姿勢変動によるアレーアンテナからの
放射ビームの指向方向の変化、及び放射ビームの形状の
変化をリアルタイムに補正できるという効果がある。
【0065】また、人工衛星あるいは任意のサブアレー
に基準信号源及び基準信号送信用アンテナを設け、各サ
ブアレーに基準信号受信機と移相器制御回路を設けるこ
とで、サブアレーの姿勢変動に対応した基準信号の位相
変化を検出し、これによりRF信号の位相量を制御する
ことができる。そのため、サブアレーの姿勢変動による
アレーアンテナからの放射ビームの指向方向の変化、及
び放射ビームの形状の変化をリアルタイムで補正できる
という効果がある。さらに、基準信号受信機により素子
アンテナ、サブアレー給電回路及び移相器の動作状態が
モニタでき、これらの機器の経年変化や故障に対応でき
るという利点もある。
【0066】また、地球上あるいは他の人工衛星に基準
信号源及び基準信号送信用アンテナを設け、各サブアレ
ーに基準信号受信機と移相器制御回路を設けることで、
サブアレーの姿勢変動に対応した基準信号の位相変化を
検出し、これによりRF信号の位相量を制御することが
できる。そのため、サブアレーの姿勢変動によるアレー
アンテナからの放射ビームの指向方向の変化、及び放射
ビームの形状の変化をリアルタイムで補正できるという
効果がある。さらに、基準信号受信機により素子アンテ
ナ、サブアレー給電回路及び移相器の動作状態がモニタ
でき、これらの機器の経年変化や故障に対応できるとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の衛星搭載用アレーアンテ
ナの構成図である。
【図2】この発明の実施例1によるサブアレーの構成図
である。
【図3】この発明の実施例1による給電系の構成図であ
る。
【図4】この発明の実施例2による衛星搭載用アレーア
ンテナの構成図である。
【図5】この発明の実施例2によるサブアレーの構成図
である。
【図6】この発明の実施例9によるサブアレーの構成図
である。
【図7】この発明の実施例9による半導体回路の構成図
である。
【図8】この発明の実施例11の衛星搭載用アレーアン
テナの構成図である。
【図9】この発明の実施例11によるサブアレーの構成
図である。
【図10】この発明の実施例13によるサブアレーの構
成図である。
【図11】この発明の実施例13による給電系の構成図
である。
【図12】この発明の実施例15によるサブアレー内の
給電系の構成図である。
【図13】この発明の実施例17による給電系の構成図
である。
【図14】従来の衛星搭載用アレーアンテナの裏面の構
成図である。
【図15】従来のサブアレーの構成図である。
【図16】従来の衛星搭載用アレーアンテナの展開機構
を示す図である。
【図17】従来の給電系の構成図である。
【符号の説明】
1,1a,1b サブアレー 2 結合部 3 サブアレー給電回路 4 サブアレー間給電回路 5 RF信号給電ケーブル 6 支持構体 7 素子アンテナ 8 衛星本体 9 取付部 10 送信機 11 接続ケーブル 12 移相器 13,13a,13b 制御信号線 14 電源ケーブル 15 サブアレー支持ワイヤ 16 伸展ポール 17 半導体回路 18,18a,18b サーキュレータ 19 電力増幅器 20 低雑音増幅器 21 マイクロ波送電用アンテナ 22 マイクロ波受電用レクテナ 23a,23b 光送受信回路 24 光ファイバ 25a,25b 光合分波器 26a〜26c 光/電気変換器 27a〜27c 電気/光変換器 28 光合分岐器 29 受信機 30 移相器制御回路 31 振動センサ 32 基準信号線 33 基準信号送信用アンテナ 34 基準信号分配器 35 基準信号受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 7/185 8226−5K (72)発明者 小西 善彦 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内 (72)発明者 佐藤 眞一 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内 (72)発明者 片木 孝至 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株式 会社電子システム研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の素子アンテナ、この素子アンテ
    ナに接続された給電回路、上記素子アンテナ及び給電回
    路を支持する支持構体により構成される複数個の平面状
    あるいは曲面状のサブアレーを、人工衛星打ち上げ時に
    は折り畳んで人工衛星打ち上げ用ロケット内に収納する
    と共に、宇宙空間では折り畳んだ上記サブアレーを平面
    状あるいは曲面状に展開してアレーアンテナを構成する
    衛星搭載用アレーアンテナにおいて、サブアレーと人工
    衛星との間をサブアレー支持ワイヤ、RF信号給電ケー
    ブル及び電源ケーブルで接続して、人工衛星と離れた空
    間でサブアレーを展開させてアレーアンテナを構成させ
    ると共に、各サブアレーの給電回路あるいは各サブアレ
    ーの素子アンテナに移相器を設けたことを特徴とする衛
    星搭載用アレーアンテナ。
  2. 【請求項2】 複数個の素子アンテナ、この素子アンテ
    ナに接続された給電回路、上記素子アンテナ及び給電回
    路を支持する支持構体により構成される複数個の平面状
    あるいは曲面状のサブアレーを、人工衛星打ち上げ時に
    は折り畳んで人工衛星打ち上げ用ロケット内に収納する
    と共に、宇宙空間では折り畳んだ上記サブアレーを平面
    状あるいは曲面状に展開してアレーアンテナを構成する
    衛星搭載用アレーアンテナにおいて、展開するアレーア
    ンテナのひとつの端部を人工衛星に固定し、この端部と
    対角をなす端部と人工衛星とを伸展ポールで結合し、上
    記伸展ポールの伸展によりサブアレーの展開を行うと共
    に、各サブアレーの給電回路あるいは各サブアレーの素
    子アンテナに移相器を設けたことを特徴とする衛星搭載
    用アレーアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2記載の衛星搭
    載用アレーアンテナにおいて、サブアレーの素子アンテ
    ナあるいは給電回路に送受信用半導体回路を接続したこ
    とを特徴とする衛星搭載用アレーアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2あるいは請求項3記
    載の衛星搭載用アレーアンテナにおいて、人工衛星にマ
    イクロ波送電用アンテナ、各サブアレーにマイクロ波受
    電用レクテナを設けたことを特徴とする衛星搭載用アレ
    ーアンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3あるいは
    請求項4記載の衛星搭載用アレーアンテナにおいて、サ
    ブアレーの給電回路に光/電気変換器及び電気/光変換
    器を設け、RF信号給電ケーブルおよび移相器制御信号
    用ケーブルとして光ファイバケーブルを用いたことを特
    徴とする衛星搭載用アレーアンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項1あるいは請求項2記載の衛星搭
    載用アレーアンテナにおいて、各サブアレーに位置変動
    検出センサと移相器制御回路とを設けたことを特徴とす
    る衛星搭載用アレーアンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項1あるいは請求項2記載の衛星搭
    載用アレーアンテナにおいて、人工衛星あるいは任意の
    サブアレーに基準信号源及び基準信号送信用アンテナを
    設け、各サブアレーに基準信号受信機と移相器制御回路
    とを設けたことを特徴とする衛星搭載用アレーアンテ
    ナ。
  8. 【請求項8】 請求項1あるいは請求項2記載の衛星搭
    載用アレーアンテナにおいて、地球上あるいは他の人工
    衛星に基準信号源及び基準信号送信用アンテナを設け、
    各サブアレーに基準信号受信機と移相器制御回路とを設
    けたことを特徴とする衛星搭載用アレーアンテナ。
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