JPH0689976A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH0689976A
JPH0689976A JP4306790A JP30679092A JPH0689976A JP H0689976 A JPH0689976 A JP H0689976A JP 4306790 A JP4306790 A JP 4306790A JP 30679092 A JP30679092 A JP 30679092A JP H0689976 A JPH0689976 A JP H0689976A
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JP
Japan
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semiconductor device
solenoid
inductor
core
coil
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Withdrawn
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JP4306790A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hasumi
見 裕 一 蓮
Takeshi Kurasawa
澤 健 倉
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】MOS型LSIのチップ内にプロセスの一部と
して作り込むことのできるソレノイド構造のインダクタ
および高インダクタンスを示すインダクタを有する半導
体装置ならびにインダクタンスの調整が可能な半導体装
置の提供。 【構成】MOS構造を持つ半導体装置において、半導体
装置内にソレノイド構造のインダクタが作り込まれてい
る半導体装置、および好ましくはこのソレノイド構造の
インダクタの内部に磁心として高透磁率材料を有し、よ
り好ましくは磁心が閉回路である半導体装置、ならびに
閉回路磁心を共有する2つのソレノイド構造の一方に磁
束制御部を接続する半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソレノイドコイル構造
のインダクタが作り込まれたMOS構造を持つLSIチ
ップなどの半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インダクタンス部品、すなわちインダク
タは回路に遅延を持たせたり、回路のインピーダンスを
変えるために用いられる。
【0003】ところで、従来、インダクタをLSIチッ
プ内で実現した例はなく、LSIチップとは別にインダ
クタを作製し、同一パッケージに収めていた。すなわ
ち、LSIチップ内ではトランジスタを用いてキャパシ
タンスを得ることができるが、インダクタンスは得られ
ていない。
【0004】例えば、一般に、マイクロ波帯の能動素子
は、その入出力インピーダンスが低く、回路に実装する
場合には、特に、高周波の電力トランジスタの場合に
は、トランジスタの容器の内部にLC回路からなるイン
ピーダンス変成器を組み入れてトランジスタの容器の端
子から見たインピーダンスを高め、回路への実装をしや
すくしている。このためのLC複合回路が特公昭59−
10067号および特開昭53−38274号に開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ここに開示
されたLC複合回路は、半導体基板上に形成されたMO
S容量に近接して同一の半導体基板上にスパイラルイン
ダクタンスを形成した一つのチップとして得ることがで
きるものであるが、例えばこのLC複合回路を高周波電
力トランジスタのインピーダンス変成器として使用する
場合、プロセスの一部として作り込まれるものでないた
めトランジスタとは別に作成する必要があるし、トラン
ジスタの容器内に実装する必要があった。また、ここに
開示されるLC複合回路のスパイラルインダクタンス
は、半導体基板上に平面状に形成されるものであるた
め、高透磁率のコア材などを用いてインダクタンスを高
くすることができないため、高インダクタンス部品を得
ることができず、高インダクタンスが要求される場合に
は、外部回路で補足する必要があるなどの問題があっ
た。
【0006】本発明の主目的は、上記従来技術の問題点
を解消し、MOS型LSIのチップ内にプロセスの一部
として作り込むことのできるソレノイド構造のインダク
タを有する半導体装置を提供するにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、上記目的に加
え、高インダクタンスを示すインダクタを有する半導体
装置を提供するにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、上記目的に加
え、インダクタンスの補正および一時的な変化を生じさ
せ、所望の値に調整することのできるインダクタを有す
る半導体装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記主目的を達成するた
めに、本発明は、MOS構造を持つ半導体装置におい
て、半導体装置内にソレノイド構造のインダクタが作り
込まれていることを特徴とする半導体装置を提供するも
のである。
【0010】上記他の目的を達成するために、本発明
は、上記半導体装置であって、前記ソレノイド構造のイ
ンダクタは、さらにその内部に磁心として高透磁率材料
を有することを特徴とする半導体装置を提供するもので
ある。ここで、前記磁心が閉回路をなすのが好ましい。
【0011】また、本発明は、上記半導体装置であっ
て、さらに、磁束制御部および前記閉回路磁心を共用す
る磁束制御用ソレノイドを有することを特徴とする半導
体装置を提供するものである。
【0012】ここで、前記インダクタのソレノイド構造
および磁束制御用ソレノイドの少なくとも一方は、MO
S構造のゲート酸化膜上に形成された複数の細片状のゲ
ートと、これらのゲートをその一端部と次のゲートの他
端部とを順次接続する複数のメタル配線材料とから構成
されるのが好ましい。
【0013】
【発明の作用】本発明の半導体装置では、MOS型LS
Iの製造工程(プロセス)の一部として、LSIチップ
内にソレノイド構造のインダクタ(コイル)が作り込ま
れている。従って、LSIチップ内でインダクタンスを
得ることができ、容量と合わせて遅延回路や同調回路な
どを外部回路を用いずにチップ内で容易かつ安価に構成
することができる。従って、このようにして製造された
回路は、製造プロセスの一部として作り込まれたもので
あるので回路構成を簡単かつ低コストにすることができ
る。
【0014】また、本発明の半導体装置は、プロセスの
一部として作り込まれたソレノイド構造のインダクタ
(コイル)の中心に高透磁率材料のコア(磁心)を有し
ており、LSIチップ内に作り込まれたものであるにも
かかわらず、高インダクタンス(誘導係数)を達成でき
る。従って、高インピーダンスを実現するのに外部回路
を用いる必要がない。さらに、本発明の他の態様の半導
体装置では、コアが閉回路となっており、有限長のソレ
ノイド構造のコイルのようにその両端から磁力線が現わ
れることがないので、データの消去や変化または遅延等
が生じることがなく、LSIチップ内のトランジスタに
悪影響を与える恐れがない。
【0015】さらにまた、本発明の他の態様の半導体装
置では、ソレノイド構造のインダクタの閉回路コアを共
有するもう1つのソレノイドを構成し、この磁束制御用
ソレノイドに磁束制御部、例えば電流制御回路を設け、
この磁束制御用ソレノイドに流す電流を制御してコア中
の磁束を変化させることによりソレノイド構造のインダ
クタのインダクタンスを所望の値に制御することができ
る。
【0016】
【実施例】本発明に係る半導体装置を添付の図面に示す
好適実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
に係る半導体装置の一実施例の概念的平面図である。
【0017】同図に示すように半導体装置10は、半導
体基板12上に形成され、アレイ状に配置された短冊状
の多数のポリシリコンゲート14と、このポリシリコン
ゲート14上に絶縁膜を介してアレイと交差するように
形成された磁心(コア)16と、このコア16を包み込
むように絶縁膜を介して、前後のポリシリコンゲート1
4の一端部と他端部とを順次接続する多数のメタル配線
18とからなる。こうして、多数のポリシリコンゲート
14とこれを順次接続するメタル配線18とによってソ
レノイド構造のコイル20が形成される。
【0018】ここで、ソレノイドコイル20を構成する
ポリシリコンゲート14は、ポリシリコン(多結晶シリ
コン)が用いられているが、本発明はこれに限定され
ず、従来LSIのゲート電極配線材料やメタル配線材料
として用いられるものであればどのうようなものを用い
てもよい。例えば、ゲート電極配線材料としては代表的
にポリシリコンの他、Mo、Wなどの高融点金属、Mo
Si2 、WSi2 、TaSi2 、TiSi2 などのシリ
サイドなどを挙げることができる。メタル配線材料とし
ては、例えば、代表的にアルミニウム(Al)およびA
l合金、銅(Cu)などの低抵抗材を挙げることができ
る。これらの配線材料を単独あるいは積層して用いても
よい。例えば、ポリサイドゲートのようにポリシリコン
の下地上にシリサイドを積層してゲート電極を構成して
もよい。また、これらの配線材料の他、金線、Al線な
どのボンディング線材料などを用いてもよい。これらの
材料のうち、半導体製造プロセスでの製造の容易性を考
慮すると、特に、プロセスの追加や変更を生じさせず、
蒸着、CVD、スパッタなどの薄膜形成技術が適用可能
なものが好ましい。
【0019】本発明に用いられるソレノイドコイル20
を構成するメタル配線18は、LSIなどの半導体装置
に用いられるメタル配線材料であればどのようなものを
用いてもよいし、半導体装置実装の際に用いられるボン
ディング線材料を用いてもよい。ここでメタル配線材料
としては、例えば、代表的にAl、Al合金、Cuなど
を挙げることができる。また、ボンディング線材料とし
ては、例えば、金、白金、Al、Al合金、Cuなどを
挙げることができる。また、これらのメタル配線材料、
ボンディング線材料の他ゲート電極配線材料を用いても
よい。さらに、上述のゲート電極材料、メタル配線材料
およびボンディング線材料を積層もしくは接続して用い
てもよい。これらの材料のうち、半導体製造プロセスで
の製造の容易性を考慮すると、特に、プロセスで行われ
るメタライゼーションプロセスが適用可能なものが好ま
しい。特に、プロセスの変更、追加を伴わないメタライ
ゼーションプロセスで形成可能なものが好ましい。
【0020】本発明のコア16を構成する材料として
は、従来用いられるコア材料であれば、どのようなもの
を用いてもよいが、高透磁率材料が好ましい。高透磁率
材料としては、例えば、代表的にけい素鋼、パーマロ
イ、フェライト材料、アモルファス高透磁率材料などを
挙げることができる。これらの材料のうち、半導体製造
プロセスに適用が容易なアモルファス金属が好ましく、
Fe−(B,Si)系アモルファス合金、Co−(F
e,Ni)系アモルファス合金、Co−(Nb,Zr,
Ti)系アモルファス合金などのスパッタリング蒸着膜
などが好ましい。本発明において、コア16は、必ずし
も必須ではないが、高インダクタンスを得るためには、
コア16を有しているほうが好ましい。
【0021】これらのソレノイドコイル20とコア16
との間を埋めている絶縁膜としては、SOG膜、PSG
膜、SiN膜などを用いることができる。
【0022】次に、このようなコア入りソレノイド構造
のコイル20の製造方法の一例を図2に示す実施例に基
づいて説明する。
【0023】まず、例えばP型Si基板12に従来のL
OCOS法を用いて素子分離のための二酸化シリコン2
2を選択的に成長させて、LOCOS酸化膜22を形成
した後、素子領域にSOG膜などの薄いゲート酸化膜2
4を成長させる。引き続き、低抵抗のポリシリコンゲー
ト14を成長させる。次に必要に応じて、シリコン窒化
膜(図示せず)を被着する。
【0024】次に、ポリシリコンゲート14が素子領域
に短冊状のゲート電極14として形成されるようにレジ
スト(図示せず)をパターニングする。この後、このレ
ジストをマスクとしてドライエッチング法により、例え
ば反応ガスとしてCl2 +O 2 を用い圧力100mTo
rr、RFパワー100Wの条件で反応性ドライエッチ
ング装置を用いて、ポリシリコンゲート14をエッチン
グしてウェハ上に多数の短冊状のポリシリコンゲート1
4を形成する。
【0025】この後、レジストをO2 プラズマを用いる
アッシングにより除去した後に、セルフアラインでリン
を1×1013ions/cm2 、加速エネルギー100
KeVの条件で注入し、高抵抗のn- 型拡散層26を形
成する。
【0026】次に、層間絶縁膜28として、二酸化シリ
コン膜やCVD−PSG膜などを成長させて平坦化した
後に、コア材となるCo−(Fe,Ni)系アモルファ
ス合金をスパッタリングによって蒸着し、パターニング
してエッチングすることにより、アレイ状に配列された
多数の短冊状のポリシリコンゲート14上に、これらと
交差するようにコア16を形成する。この後、このコア
16を埋めるように二酸化シリコン膜やCVD−PSG
膜などを成長させて平坦化し層間絶縁膜30を形成す
る。
【0027】この後、異方性エッチングによって、多数
の短冊状ポリシリコンゲート14の両端部にコンタクト
ホールを形成し、Al(アルミニウム)電極形成法など
のメタライゼーション法によってコンタクトホールを埋
め、ポリシリコンゲート14の一端部が次のポリシリコ
ンゲート14の他端部に順次接続されるように層間絶縁
膜30上にも例えば蒸着アルミニウムなどで多数のAl
配線18を形成する。
【0028】こうして、MOS型LSIチップの製造プ
ロセスの一部として、MOS型LSIチップ内にソレノ
イド構造のコイル20を作り込むことができる。上述の
方法では、MOS型LSIの製造プロセスにコア16を
作り込む工程を付加するだけで、MOS型LSIチップ
製造時に、チップ内にソレノイド構造のコイル20を作
り込むことができる。
【0029】本発明の半導体装置の最も特徴とするコイ
ル20を製造する方法は、上述の例に限定されず、MO
S型LSI製造プロセスの一部としてコイル20を作り
込むことができればどのような方法でもよい。例えば、
コア16の形成をマスキングしてスパッタすることによ
り直接形成してもよい。
【0030】さらに、図3および図4に示すように、S
i基板12上に、プロセス時のアルミ配線材またはボン
ディングワイヤ(線)を用いてポリシリコンゲート14
の代わりに所定長の線状底部コイル材18aを多数アレ
イ状に配列するように形成し、次に絶縁膜28を形成し
て平坦化し、その上にコア16を形成し、さらに絶縁膜
28を積層して平坦化し、コイル材18aに両端部にコ
ンタクトホールを穿設し、アルミ配線材やボンディング
線などによってコイル材18aと接続するコイル材18
b,18bを形成し、これらの側部コイル18b,18
bをコイル材18aの一端部と次のコイル材18aの他
端部とを順次接続するようにアルミ配線材またはボンデ
ィングワイヤを用いて接続することで、本発明のソレノ
イド構造のコイル20を有する半導体装置を製造しても
よい。
【0031】次に、図1に示すポリシリコンゲート14
の形状は短冊状であるが、本発明では特に制限的ではな
く、メタル配線18と組み合わせてソレノイドコイル2
0を構成できれば、どのような形状でもよく、例えば線
状であってもよい。これら多数のポリシリコンゲート1
4の配置も特に制限的ではなく、アレイ状に並んでいれ
ば傾斜した状態で並列にならんでいればよい。これらの
多数のポリシリコンゲート14は平行に並んでいるのが
よいが、とくに制限的ではない。特に、MOS型LSI
の製造プロセスにおいて、未使用のゲートを用いればさ
らに効率的である。もちろん、上述したようにAl配線
やボンディング線などのメタル配線材18aを直接Si
基板12にアレイ状に配列してもよい。
【0032】このように多数のポリシリコンゲート14
をポリシリコンゲート14の一端部と次のポリシリコン
ゲート14の他端部とをメタル配線18によって接続す
ることにより、ソレノイド構造のコイル20を構成する
が、用いられるメタル配線18は、図1および図2に示
すように蒸着法やスパッタ法によって形成したものであ
ってもよいし、図3および図4に示すように予めメタル
配線材化されたAl配線18a,18b,18cを順次
接続するものであってもよいし、Al配線18a,18
bおよび18cのうち一部、例えばAl配線18aおよ
び18cは線材を用い、残り、例えばAl配線18bは
蒸着法またはスパッタ法などにより形成するようにして
もよい。こうして得られたソレノイドコイル20の両端
にはリード線32,32が接続される。
【0033】また、誘導係数(インダクタンス)を向上
させるためのコア16として用いられる高透磁率材料の
断面形状も特に制限的ではないが、円柱状が好ましい。
【0034】また、上述の例ではSi基板としてP型S
i基板を用い、PチャンネルMOS型LSIにインダク
タ(コイル)を作り込むものであるが、n型Si基板を
用いて、nチャンネルMOS型LSIにソレノイド構造
のインダクタ(コイル)を作り込むものであってもよ
い。
【0035】また、図5に示すように、ソレノイド構造
のコイル20が有限長であると、その両端から磁力線3
6が現われる。このため、コイル20を設ける環境や動
作条件等によってはLSIチップ内のトランジスタに悪
影響を与える恐れがあり、トランジスタ内に保持されて
いたデータが消去されたり、変化したり、回路の動作に
遅延が生じるなどの影響が考えられる。このような場合
には、図6に示す半導体装置38のようにコア(磁心)
となる高透磁率材料を閉回路34とすることにより、磁
束が外に出ることおよびソレノイドコイル20の外部に
磁界が現われるのを防ぐことができる。
【0036】ここで、閉回路コア34の形状は、作り易
さの点からは図示例のように矩形(長方形、正方形)な
どがよいが、本発明はこれに限定されるわけではなく、
磁束のもれを防ぐ効果の点からは円形に近いほうが好ま
しく、完全な円形が最も効果が大きく最も好ましい。し
かしながら、円形のコアは作り込むのが難しく、素子と
しての面積効率も悪くなることから、作り易さと効果と
のバランスから矩形の4角を丸めて、この4角を例えば
小半径の4分円とすることもできる。また、閉回路コア
34の大きさも特に制限的ではなく、必要なインダクタ
ンスや許容面積に応じて適宜選択すればよい。
【0037】なお、図6に示すようにソレノイドコイル
20は、閉回路コア34の一部に形成されていてもよい
が、閉回路コア34の全周に亘って形成されるものであ
ってもよい。もちろん、ソレノイドコイル20は、閉回
路コア34の全周に亘って形成する方が高インダクタン
スが得られるが、必要なインダクタンスに応じてコイル
20の巻き数や形成する長さなどを適宜選択すればよ
い。
【0038】また、このように閉回路コア34を用いる
ことで、磁束のもれや磁界の発生を防止または大幅に低
減することにより、閉回路コア34の内部にも容量、ト
ランジスタなどの素子を作り込み、素子の面積効率を上
げ、LSIチップの集積度を向上させることも可能であ
る。
【0039】また、上述した半導体装置のソレノイドコ
イルはLSIチップ内に作り込むことができるが、巻数
およびコア材料などが一定であるため、そのインダクタ
ンスは一定の固定値であり、そのインダクタンスを一時
的に変化させたり、目的とする値に調整することができ
ない。このため、図7に示す半導体装置44において
は、閉回路コア34にポリシリコンゲート14とAl配
線18とによって形成されるソレノイドコイル20に加
え、同じ閉回路コア34の他の一部に同様にポリシリコ
ンゲート14とAl配線18とによって形成される磁束
制御用ソレノイドコイル40を形成し、その両端のリー
ド線32を磁束を制御するための電流制御回路42に接
続するものであってもよい。
【0040】図7に示す半導体装置44においては、電
流制御回路42により磁束制御用ソレノイドコイル40
に電流を流し、閉回路コア34内部の磁束を変化させる
ことにより、インダクタ用ソレノイドコイル20におけ
るインダクタンスを変化させることができ、ソレノイド
コイル40に流す電流を電流制御回路42により制御し
て目的とする所望のインダクタンスを得ることができ
る。なお、電流制御回路42を有する磁束制御部によっ
て長時間連続してインダクタのソレノイドコイル20の
インダクタンスの変化を行うと、電流制御回路42によ
って磁束制御用ソレノイドコイル40に電流を流し続け
ることになるので、電力消費が大きくなる。このため、
電流制御回路42によってソレノイドコイル20のイン
ダクタンスの変化は短時間断続して行うように制御を行
うのが好ましい。
【0041】以下に、本発明を具体的実施例に基づいて
具体的に説明する。コア材に最大透磁率70,000で
あるFe−Ni合金を用い、総面積約10cm2 のチッ
プ上に図7に示すようなコア断面10μm×10μm、
コア長さは10cmのチップを一周する閉回路コア34
をもつ2個の巻き数1400のソレノイドコイル20お
よび40をポリシリコンゲート14とAl配線18とに
よって形成して、ソレノイド構造のインダクタをチップ
上に作り込んだ。一方のソレノイドコイル40に電流制
御回路42を接続し、磁束制御用として用いることので
きる本発明の半導体装置を製作した。一方のソレノイド
コイル40に流す電流を電流制御回路42によって0〜
20mAに制御できるようにし、8mAの電流が流れて
いる他方のソレノイドコイルインダクタ20のインダク
タンス値を求めた結果、100〜300〔H〕の変化が
得られた。ここで、使用した透磁率μは10,000で
あり、漏れ磁束は50%であった。なお、ソレノイドコ
イルインダクタ20の一つでのインダクタンス値は、電
流値Iが8mAの場合、約200〔H〕であった。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、MOS型LSIの製造工程(プロセス)の一部とし
て、LSIチップ内にソレノイド構造のインダクタ(コ
イル)を作り込むことができるので、LSIチップ内で
容易かつ低コストでインダクタンスを得ることができ、
容量と合わせて遅延回路やインピーダンス変成回路など
を外部回路を用いずにチップ内で構成することができ
る。従って、このようにして製造された回路は、製造プ
ロセスの一部として作り込まれたものであるので回路構
成を簡単かつ低コストにすることができる。
【0043】また、本発明によれば、上記効果に加え、
インダクタ(コイル)の構造がソレノイド構造で、その
中心に高透磁率材からなるコア(磁心)を入れることが
できるので、高インダクタンス(誘導係数)を得ること
ができる。従って、チップ内に作り込まれた容量と組み
合わせることによって高インピーダンスを実現すること
もできる。
【0044】また、本発明によれば、ソレノイド構造の
インダクタ(コイル)のコアを閉回路形状に構成するこ
とにより、上記各効果に加え、磁束をコア内に閉じ込
め、外部への放出を防ぐことができる。また、コアを閉
回路形状、特に円型にすることによりソレノイド構造の
コイル外の磁界を低減し、LSIチップ内のトランジス
タへの磁界への影響を抑えることができる。
【0045】さらに、本発明によれば、上記効果に加
え、閉回路コアを共有する磁束制御用ソレノイドコイル
に流す電流を磁束制御部に設けられた電流制御回路によ
りコア内の磁束を変化させ、インダクタのソレノイドコ
イルのインダクタンスを制御することができるので、イ
ンダクタンスを所望の値に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半導体装置の一実施例の上面概
念図である。
【図2】 本発明に係る半導体装置の別の実施例の断面
模式図である。
【図3】 本発明に係る半導体装置の別の実施例の上面
模式図である。
【図4】 本発明に係る半導体装置の別の実施例の断面
模式図である。
【図5】 本発明の半導体装置の作用の一例を示す上面
概念図である。
【図6】 本発明の半導体装置の別の実施例の上面模式
図である。
【図7】 本発明の半導体装置の別の実施例の上面模式
図である。
【符号の説明】
10,38,44 半導体装置 12 Si基板 14 ポリシリコンゲート 16 コア 18 メタル配線 18a,18b,18c Al配線 20 ソレノイド(構造)コイル 22 LOCOS酸化膜 24 ゲート酸化膜 26 拡散層 28,30 (層間)絶縁膜 32 リード線 34 閉回路コア 36 磁力線 40 磁束制御用ソレノイドコイル 42 電流制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MOS構造を持つ半導体装置において、半
    導体装置内にソレノイド構造のインダクタが作り込まれ
    ていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体装置であって、前
    記ソレノイド構造のインダクタは、さらにその内部に磁
    心として高透磁率材料を有することを特徴とする半導体
    装置。
  3. 【請求項3】前記磁心が閉回路をなす請求項2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の半導体装置であって、さ
    らに、磁束制御部および前記閉回路磁心を共用する磁束
    制御用ソレノイドを有することを特徴とする半導体装
    置。
  5. 【請求項5】前記磁束制御用ソレノイドは、MOS構造
    のゲート酸化膜上に形成された複数の細片状のゲート
    と、これらのゲートをその一端部と次のゲートの他端部
    とを順次接続する複数のメタル配線材料とから構成され
    る請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記インダクタのソレノイド構造は、MO
    S構造のゲート酸化膜上に形成された複数の細片状のゲ
    ートと、これらのゲートをその一端部と次のゲートの他
    端部とを順次接続する複数のメタル配線材料とから構成
    される請求項1ないし5のいずれかに記載の半導体装
    置。
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