JPH0689726B2 - エンジンのアイドル回転制御装置 - Google Patents

エンジンのアイドル回転制御装置

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JPH0689726B2
JPH0689726B2 JP62093329A JP9332987A JPH0689726B2 JP H0689726 B2 JPH0689726 B2 JP H0689726B2 JP 62093329 A JP62093329 A JP 62093329A JP 9332987 A JP9332987 A JP 9332987A JP H0689726 B2 JPH0689726 B2 JP H0689726B2
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JP
Japan
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plunger
valve
spring
wax
spiral groove
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JP62093329A
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JPS63277831A (ja
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浩昭 佐伯
浩一郎 山田
千暁 新井田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアイドル回転制御装置に係り、特に高振動環境
下で使用するに好適なように改良したアイドル回転制御
装置に関するものである。
〔従来の技術〕 この種のアイドル回転制御装置は、従来、一般に、
(イ)エンジンの冷却水温の変化に伴って膨脹収縮する
ワツクスと、(ロ)上記ワツクスの膨脹によつて押動さ
れる部材(以下、プランジヤという)と、(ハ)上記プ
ランジヤとの間にプランジヤプリングを挟圧しているバ
ルブと、(ニ)上記のバルブによつて開閉される通気孔
を備えたバルブシートと、(ホ)前記ワツクスの膨脹力
と拮抗するバルブスプリングとを備え、前記の通気孔の
開閉によつてエンジンの吸入空気流量を調節する構造で
あつて、これに関する最新の技術として特開昭59−5856
号公報、及び特開昭59−80584号公報が公知である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来公知の技術においては、ワツクスの膨脹力と拮抗す
るスプリング(バルブスプリングと呼ぶ)が、バルブを
開弁方向に押し戻す構造であつた。
上記のバルブスプリングは、ワツクスの膨脹力と拮抗す
る部材であるため、バネ定数の大きい強いスプリングで
あることを要する。しかも、プランジヤスプリングは、
このバルブスプリングよりも強い(バネ定数の大きい)
スプリングでなければならない。而して、プランジヤは
このプランジヤスプリングの付勢力を直接に受けるた
め、相応の強度を要する。
このため、プランジヤは合成樹脂製の軽量・安価な部材
とすることが出来なかつた。その上、金属性の比重の大
きいバルブが、バネ定数の大きいバルブスプリングに圧
着しており、又、プランジヤスプリングと連成されてい
る構造(つまり、バルブには双方のスプリングの力が作
用している構造)であるから、共振を生じ易く、組立作
業性に問題が有つた。
本発明の目的は、耐振性に優れ、軽量・安価で、しかも
組立作業性の良いアイドル回転制御装置を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の目的を達成するため、エンジンの冷却
水温の変化に伴って膨脹収縮するワックスと、上記ワッ
クスの膨脹によって押動されるプランジャと、上記プラ
ンジャとの間にプランジャスプリングを挟圧しているバ
ルブと、上記のバルブによって開閉される通気孔を備え
たバルブシートと、前記ワックスの膨脹力と拮抗するバ
ルブスプリングとを備え、前記通気孔の開閉によってエ
ンジンの吸入空気流量を調節する構造のアイドリング回
転制御装置において、 (a)前記バルブとプランジャとは、互いに摺動自在に
嵌合される筒状部を有する合成樹脂成形品であって、 (b)そのバルブの外周に突起を設けると共に、プラン
ジャの筒状部にその端部から切り込まれた形のスパイラ
ル溝孔と該スパイラル溝孔の終端に連続してフック状に
折り返した形の軸心と平行でかつ両端が筒状部の端部に
達していない直線溝孔を形成し、 (c)前記のバルブとプランジャとの間にプランジャス
プリングを介装し、前記バルブの外周の突起を前記プラ
ンジャの筒状部のスパイラル溝孔を経て直線溝孔中に挿
入係止することによりプランジャスプリングを圧縮する
と共にバルブとプランジャスプリングとプランジャとが
1個の組立部品として構成されていること、を特徴とす
る。
〔作用〕
上記の構成により、バルブに対するスプリングの付勢力
はプランジャスプリングの付勢力のみが与えられるの
で、バルブ及びプランジャを軽量,安価な合成樹脂製と
することができ、かつ、バルブとプランジャスプリング
とプランジャとが1個の組立部品として構成されている
ので、組立作業性に優れ、しかも、バルブはプランジャ
の直線溝孔と突起との係合により回転方向の動きを阻止
しながら軸方向にのみ制限された範囲内でプランジャに
対し摺動させることができる。
〔実施例〕
第2図は本発明の1実施例を示す全体的な断面図であ
る。
制御装置のボデイ9にエンジン冷却水管10,11が設けら
れており、エンジン冷却水が通される様になつている。
その冷却水の熱がパラフインからなるワツクス1を収
縮、膨脹させる事によりピストン2を動かす。ピストン
2の動きに伴いプランジヤ3が摺動せしめられ、それに
伴いバルブ6が移動し、バルブシート8の通気孔12を開
閉させ、該通気孔12から通気孔13に流れる空気量を制御
する。上記プランジヤ3の摺動は、プランジヤスプリン
グ5を介してバルブ6に伝えられる。4は、ボテイ9内
に圧入固定されて、プランジヤ3を案内しているスリー
ブである。
第1図は上記のプランジヤ3と、バルブ6と、プランジ
ヤスプリング5とを示す説明図であつて、(A)は分解
図、(B)は組立図、(C)はC−C断面図である。
バルブ6はプラスチツクで構成され、有底円筒状のプラ
ンジヤに摺動自在に内嵌する円柱面Sを有している。
上記円柱面Sに、角柱状の突起6aが設けられている。
円筒状のプランジヤ3はプラスチツクで構成され、円筒
状部の端から切り込んだ形のスパイラル溝孔3aが設けら
れており、更に、上記スパイラル溝孔3aの終端に連続し
てフツク状に折り返した形の円筒の中心線と平行に直線
状の溝孔3bが設けられている。
上記直線状の溝孔3bは、円筒状部の端に達しない形状と
する。
第1図(A),(B)には各1個ずつの溝孔3aと突起6a
とが現われているが、第1図(C)に見られる如く、ス
パイラル溝孔3aと突起6aとは各3個設けられている。
第1図(B)から容易に理解できるように、組立状態に
おいてバルブ6は、プランジヤ3に対して長さ寸法lの
ストロークで軸心方向に摺動し得る。
バルブ6とプランジヤ3とは、プランジヤスプリング5
を圧縮収納して第1図(B)の如く組立部品(いわゆる
サブアツセンブリ)となる。このため、組立工程の管理
が容易である。
先に説明した第2図は冷却水温の低い状態を描いたもの
であり、ピストン2が図の左方に収縮している。このた
め、プランジヤ3はバルブスプリング7によつて図の左
方に押動されている。従つて、バルブ6はプランジヤ3
に対して許容される摺動ストロークエンドにあつて、バ
ルブシート8から離間し、通気孔12を開放している。
冷却水温が上昇すると、ピストン2が図の右方に押長し
始めて第3図の如くになる。
プランジヤ3は、バルブスプリング7を圧縮しつつ図の
右方に摺動され、バルブ6もこれと共に右方に移動し
て、バルブシート8に殆ど接している。
更に昇温すると第4図の如くになる。バルブ6はバルブ
シート8に密着して、これ以上は図の右方へ移動できな
いが、プランジヤ3はバルブスプリング7を圧縮して図
の右方に押動される。
バルブ6は、プランジヤスプリング5を介してバルブシ
ート8に押圧されるが、バルブスプリング7の付勢力を
受けることがない。このため、バルブ6及びプランジヤ
3は軽量の部材で足り、共振を生じる虞れが無い(バル
ブは、バネ定数の大きいバルブスプリング7と無縁であ
るから)。
第1図(C)に示すごとく、本例の突起6aとスパイラル
溝孔3aとは線接触する形状に構成されている。本例によ
れば双方の構成部分の摺動が円滑である。また、このよ
うな形状にすると、プランジヤ3を射出成形する場合に
型抜きが容易である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明を適用したアイドル回転制
御装置は、共振を生じる虞れが無くて耐振性に優れ、か
つ、構成部材であるバルブ及びプランジヤを軽量,安価
な部材とすることが出来、その上、バルブとプランジヤ
スプリングとプランジヤとをサブアツセンブリ出来るの
で組立作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図はバルブとプランジヤとバルブスプリングとより
なる組立部品の説明図である。 第2図乃至第4図は本発明の第1実施例の断面図を示
し、第2図は低温時、第3図は昇温時、第4図は更に高
温時を描いてある。 1…ワツクス、2…ピストン、3…プランジヤ、3a…ス
パイラル溝孔、3b…直線状溝孔、4…スリーブ、5…プ
ランジヤスプリング、6…バルブ、6a…突起、7…バル
ブスプリング、8…バルブシート、9…ボデイ、10,11
…冷却水管、12,13…通気孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 浩一郎 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 新井田 千暁 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (56)参考文献 実開 昭57−83252(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)エンジンの冷却水温の変化に伴って
    膨脹収縮するワックスと、(ロ)上記ワックスの膨脹に
    よって押動されるプランジャと、(ハ)上記プランジャ
    との間にプランジャスプリングを挟圧しているバルブ
    と、(ニ)上記のバルブによって開閉される通気孔を備
    えたバルブシートと、(ホ)前記ワックスの膨脹力と拮
    抗するバルブスプリングとを備え、前記通気孔の開閉に
    よってエンジンの吸入空気流量を調節する構造のアイド
    リング回転制御装置において、 (a)前記バルブとプランジャとは、互いに摺動自在に
    嵌合される筒状部を有する合成樹脂成形品であって、 (b)そのバルブの外周に突起を設けると共に、プラン
    ジャの筒状部にその端部から切り込まれた形のスパイラ
    ル溝孔と該スパイラル溝孔の終端に連続してフック状に
    折り返した形の軸心と平行でかつ両端が筒状部の端部に
    達していない直線溝孔を形成し、 (c)前記のバルブとプランジャとの間にプランジャス
    プリングを介装し、前記バルブの外周の突起を前記プラ
    ンジャの筒状部のスパイラル溝孔を経て直線溝孔中に挿
    入係止することによりプランジャスプリングを圧縮する
    と共にバルブとプランジャスプリングとプランジャとが
    1個の組立部品として構成されていること、を特徴とす
    るエンジンのアイドリング回転制御装置。
JP62093329A 1987-04-17 1987-04-17 エンジンのアイドル回転制御装置 Expired - Lifetime JPH0689726B2 (ja)

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JP62093329A JPH0689726B2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 エンジンのアイドル回転制御装置

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JP62093329A JPH0689726B2 (ja) 1987-04-17 1987-04-17 エンジンのアイドル回転制御装置

Publications (2)

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JPS63277831A JPS63277831A (ja) 1988-11-15
JPH0689726B2 true JPH0689726B2 (ja) 1994-11-14

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ID=14079228

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS638824Y2 (ja) * 1980-11-11 1988-03-16
JPS6043148U (ja) * 1983-09-02 1985-03-27 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射式エンジンの空気量制御弁

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JPS63277831A (ja) 1988-11-15

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