JPH068961Y2 - 甲から足底に及ぶ靴下のサポート部 - Google Patents
甲から足底に及ぶ靴下のサポート部Info
- Publication number
- JPH068961Y2 JPH068961Y2 JP4559390U JP4559390U JPH068961Y2 JP H068961 Y2 JPH068961 Y2 JP H068961Y2 JP 4559390 U JP4559390 U JP 4559390U JP 4559390 U JP4559390 U JP 4559390U JP H068961 Y2 JPH068961 Y2 JP H068961Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- stitch
- sole
- instep
- sock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Socks And Pantyhose (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はカージュアルソックス、スポーツソックス等の
ソックス類の、爪先と踵の間の甲から底に及ぶサポート
を要する部分の構造に係るものである。
ソックス類の、爪先と踵の間の甲から底に及ぶサポート
を要する部分の構造に係るものである。
(従来の技術) 上述の如きソックスの構造は、全体を同種の編目で構成
せしめることも、部分により異種の編目で構成させるこ
ともあるが、足裏を堅固に構成させたり、履き口の密着
性を向上せしめたりする工夫は各種なされているが、甲
から足底に至る間に適度の緊着力、換言すればサポート
せしめる構造については、殆ど出現を見ないところであ
る。
せしめることも、部分により異種の編目で構成させるこ
ともあるが、足裏を堅固に構成させたり、履き口の密着
性を向上せしめたりする工夫は各種なされているが、甲
から足底に至る間に適度の緊着力、換言すればサポート
せしめる構造については、殆ど出現を見ないところであ
る。
(考案が解決しようとする課題) 従来の靴下、即ちソックス類の爪先と踵の中間、換言す
れば甲から足底に至る間は、歩行に伴う足の動きに対応
して激しく伸縮する部分であり、運動中に脱げたり、ず
れたりすることが多く、ために摩耗が多くなったり、足
を痛める原因となることが多かった。
れば甲から足底に至る間は、歩行に伴う足の動きに対応
して激しく伸縮する部分であり、運動中に脱げたり、ず
れたりすることが多く、ために摩耗が多くなったり、足
を痛める原因となることが多かった。
本考案は靴下の甲から足裏に至る間を、足に弾力的にフ
ィットせしめて、上述の欠陥を除去することを特長とす
るものである。
ィットせしめて、上述の欠陥を除去することを特長とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は靴下の甲から足底に至るサポート部分の、編成
の基礎となる芯糸(A)による編目(a)には、これを飾る表
糸(B)による編目(b)と、弾性豊かなゴム糸(C)による編
目(c)を、交互に規則的に添わせるとともに、表糸(B)に
よる編目群(b)上にはゴム糸(C)の編目(c)を飛ばし編み
(c′)し、またゴム糸(C)による編目群(c)上には表糸(B)
の編目(b)を飛ばし編み(b′)して、それぞれ編目群(b)
(c)を被覆せしめて、サポート部分表面を市松模様を形
成せしめたことを特長とする甲から足底に及ぶ靴下のサ
ポート部に係るものである。
の基礎となる芯糸(A)による編目(a)には、これを飾る表
糸(B)による編目(b)と、弾性豊かなゴム糸(C)による編
目(c)を、交互に規則的に添わせるとともに、表糸(B)に
よる編目群(b)上にはゴム糸(C)の編目(c)を飛ばし編み
(c′)し、またゴム糸(C)による編目群(c)上には表糸(B)
の編目(b)を飛ばし編み(b′)して、それぞれ編目群(b)
(c)を被覆せしめて、サポート部分表面を市松模様を形
成せしめたことを特長とする甲から足底に及ぶ靴下のサ
ポート部に係るものである。
(作用) 本考案の靴下の甲から足底に至るサポート部は、基礎と
なる芯糸(A)による編目(a)には、これを飾る表糸(B)に
よる編目(b)と、ゴム糸(C)による編目(C)を、一定の編
目数毎に規則的に添わせているから、表面には表糸(B)
の編目群(b)とゴム糸(C)の編目群(c)が交互に表われる
ものであり、表糸(B)は編目群(c)上を飛び編み(b′)し
てこれを覆い、逆にゴム糸(c)は編目群(b)上を飛び編み
(c′)してこれを覆うものであるから、飛び編み(b′)
(c′)による表糸(B)とゴム糸(C)表面に交互に表われ、
美しい市松模様を形成するものである。
なる芯糸(A)による編目(a)には、これを飾る表糸(B)に
よる編目(b)と、ゴム糸(C)による編目(C)を、一定の編
目数毎に規則的に添わせているから、表面には表糸(B)
の編目群(b)とゴム糸(C)の編目群(c)が交互に表われる
ものであり、表糸(B)は編目群(c)上を飛び編み(b′)し
てこれを覆い、逆にゴム糸(c)は編目群(b)上を飛び編み
(c′)してこれを覆うものであるから、飛び編み(b′)
(c′)による表糸(B)とゴム糸(C)表面に交互に表われ、
美しい市松模様を形成するものである。
以上のように本考案の靴下は、甲から足底に及ぶ伸縮が
激しく摩耗の多い部分に、芯糸(A)及び表糸(B)の外にゴ
ム糸(C)を用いて編成しているから、伸び易く復元力の
乏しい特に表糸(B)の弱点を、ゴム糸(C)の弾性により補
うものであり、履用中足の甲から裏にかけて適度の弾性
でサポートし、足にフィットせしめて、足からの脱出や
ずれを防止する効果があり、靴下の徒らな損耗を防止
し、足を傷め易い欠陥を防止するものである。
激しく摩耗の多い部分に、芯糸(A)及び表糸(B)の外にゴ
ム糸(C)を用いて編成しているから、伸び易く復元力の
乏しい特に表糸(B)の弱点を、ゴム糸(C)の弾性により補
うものであり、履用中足の甲から裏にかけて適度の弾性
でサポートし、足にフィットせしめて、足からの脱出や
ずれを防止する効果があり、靴下の徒らな損耗を防止
し、足を傷め易い欠陥を防止するものである。
而して表糸(B)及びゴム糸(C)の飛び編み(b′)(c′)が規
則的に交互に表出するから、糸の色彩を変えることによ
り、表面に各色の美しい市松模様が形成されるものであ
り、外観を優美ならしめ、デザイン上の効果著しいもの
がある。
則的に交互に表出するから、糸の色彩を変えることによ
り、表面に各色の美しい市松模様が形成されるものであ
り、外観を優美ならしめ、デザイン上の効果著しいもの
がある。
(実施例) 本考案中芯糸(A)は編成の基礎をなすもので、強じんな
材料が選ばれ、例えばナイロン、FTY等の糸が用いら
れ、表糸(B)は外観の美しさ、触感、伸縮性が求めら
れ、綿、アクリル、毛等の糸が用いられるものであり、
ゴム糸(C)は弾性に富む糸が用いられる。
材料が選ばれ、例えばナイロン、FTY等の糸が用いら
れ、表糸(B)は外観の美しさ、触感、伸縮性が求めら
れ、綿、アクリル、毛等の糸が用いられるものであり、
ゴム糸(C)は弾性に富む糸が用いられる。
而して本考案の靴下のサポート部は、基本は平編みであ
り、その他パイル編、メッシュ編も応用できるものであ
る。
り、その他パイル編、メッシュ編も応用できるものであ
る。
而して平編は第2図に示すように表糸(B)とゴム糸(C)の
飛び編み(b′)(c′)の部分が交互に表出するものであ
り、パイル編は第3図に示すように表糸(B)の編目群(b)
相互間に長寸の表糸(B)のパイル(d)を設け、パイル(d)
を表出させた状態でゴム糸(C)を飛び編み(c′)し、ゴム
糸(C)ね編目群(c)相互間には短寸に収縮したゴム糸(C)
のパイル(e)を設け、パイル(e)を覆う状態で表糸(B)を
飛び編(b′)したものであり、表面には表糸(B)のパイル
(d)と表糸(B)の飛び編み(b′)が交互に表出するもので
ある。更に本考案に於ては編目が更に複雑なメッシュ編
にも応用できるものである。
飛び編み(b′)(c′)の部分が交互に表出するものであ
り、パイル編は第3図に示すように表糸(B)の編目群(b)
相互間に長寸の表糸(B)のパイル(d)を設け、パイル(d)
を表出させた状態でゴム糸(C)を飛び編み(c′)し、ゴム
糸(C)ね編目群(c)相互間には短寸に収縮したゴム糸(C)
のパイル(e)を設け、パイル(e)を覆う状態で表糸(B)を
飛び編(b′)したものであり、表面には表糸(B)のパイル
(d)と表糸(B)の飛び編み(b′)が交互に表出するもので
ある。更に本考案に於ては編目が更に複雑なメッシュ編
にも応用できるものである。
(考案の効果) 本考案の靴下の甲から足底に至る歩行乃至運動の際に非
常に重要な部分に、編成の基礎となる芯糸(A)に表糸(B)
と弾性豊かなゴム糸(C)を巧妙にからませたものであっ
て、規則的な編目数の増減を適当に調整することによ
り、サポート部の弾性を微妙に調節し得て、常に適正な
弾性で靴下の甲から足底に至る重要な部分をサポートせ
しめて、靴下を常に足にフィットせしめ、不快なずれや
脱げを防ぎ、併せて靴下の底を補強して、靴下の徒らの
損傷や摩耗を防止し、足を傷め易い欠陥を防止する効果
がある。
常に重要な部分に、編成の基礎となる芯糸(A)に表糸(B)
と弾性豊かなゴム糸(C)を巧妙にからませたものであっ
て、規則的な編目数の増減を適当に調整することによ
り、サポート部の弾性を微妙に調節し得て、常に適正な
弾性で靴下の甲から足底に至る重要な部分をサポートせ
しめて、靴下を常に足にフィットせしめ、不快なずれや
脱げを防ぎ、併せて靴下の底を補強して、靴下の徒らの
損傷や摩耗を防止し、足を傷め易い欠陥を防止する効果
がある。
而して本考案に於いては、更に靴下の甲から足底に至る
部分に美しい市松模様が形成せられ、外観を優美ならし
める効果があるとともに、靴下の各部を用途により異種
の編目にすることにより、例えば甲部をメッシュ編、足
底をパイル編にすることにより、甲部を発汗を蒸発し易
く、足底にクッション性を保たせるような工夫がなし得
て、極めて便利である。
部分に美しい市松模様が形成せられ、外観を優美ならし
める効果があるとともに、靴下の各部を用途により異種
の編目にすることにより、例えば甲部をメッシュ編、足
底をパイル編にすることにより、甲部を発汗を蒸発し易
く、足底にクッション性を保たせるような工夫がなし得
て、極めて便利である。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は本考案の靴下の
側面図を示すものであり、第2図及び第3図は本考案の
靴下の甲から足底に至る市松模様の部分の編成を示す説
明図であって、第2図は平編みの場合、第3図はパイル
編みの場合のそれぞれ説明図である。
側面図を示すものであり、第2図及び第3図は本考案の
靴下の甲から足底に至る市松模様の部分の編成を示す説
明図であって、第2図は平編みの場合、第3図はパイル
編みの場合のそれぞれ説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】靴下の甲から足底に至るサポート部分の、
編成の基礎となる芯糸(A)による編目(a)には、これを飾
る表糸(B)による編目(b)と、弾性豊かなゴム糸(C)によ
る編目(c)を、交互に規則的に添わせるとともに、表糸
(B)による編目群(b)上にはゴム糸(C)の編目(c)を飛ばし
編み(c′)し、またゴム糸(C)による編目群(c)上には表
糸(B)による編目(b)を飛ばし編み(b′)して、それぞれ
編目群(b)(c)を被覆せしめて、サポート部分表面に市松
模様を形成せしめたことを特長とする甲から足底に及ぶ
靴下のサポート部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4559390U JPH068961Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 甲から足底に及ぶ靴下のサポート部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4559390U JPH068961Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 甲から足底に及ぶ靴下のサポート部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH047605U JPH047605U (ja) | 1992-01-23 |
JPH068961Y2 true JPH068961Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31559913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4559390U Expired - Lifetime JPH068961Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 甲から足底に及ぶ靴下のサポート部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068961Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017029505A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | ナカイニット株式会社 | 筒状編成体 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP4559390U patent/JPH068961Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH047605U (ja) | 1992-01-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4149274A (en) | Anti-slip hosiery article and method | |
US6209141B1 (en) | Decorative band for sock | |
WO2007074735A1 (ja) | 靴下 | |
JP3777409B2 (ja) | 編物 | |
US6032295A (en) | Moisture-absorbent sock | |
US2474894A (en) | Seamless hosiery and method of making the same | |
JPH068961Y2 (ja) | 甲から足底に及ぶ靴下のサポート部 | |
CA2558157A1 (en) | Sock, especially athletic sock | |
JP3227096U (ja) | 部分パイル編みカバーソックス | |
JP3113253U (ja) | 靴下 | |
JP2002227002A (ja) | ストッキング | |
JP3876377B2 (ja) | 靴下 | |
GB2530171A (en) | Non-slip knitted garment | |
GB2337444A (en) | Socks incorporating moisture transport means | |
JP3054899U (ja) | 舟底靴下 | |
JP2021050424A (ja) | 筒編繊維製品 | |
JPH0411054A (ja) | 靴下の編成法 | |
JP6707792B2 (ja) | 靴下 | |
JP3051367U (ja) | 靴 下 | |
JP3046511U (ja) | 短靴下 | |
JPS6239041Y2 (ja) | ||
GB2274471A (en) | Self-supporting hosiery | |
JP2012237087A (ja) | 靴下 | |
JPS6211922Y2 (ja) | ||
JPH054901U (ja) | 履き物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |