JPH0689532A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH0689532A
JPH0689532A JP22487992A JP22487992A JPH0689532A JP H0689532 A JPH0689532 A JP H0689532A JP 22487992 A JP22487992 A JP 22487992A JP 22487992 A JP22487992 A JP 22487992A JP H0689532 A JPH0689532 A JP H0689532A
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JP
Japan
Prior art keywords
pocket
lid
upper lid
slide frame
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22487992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Mizutani
光 水谷
Katsuo Maehara
克生 前原
Nobuyuki Kaku
信行 賀来
Hidekazu Takeda
秀和 武田
Kenji Ogiji
憲治 荻路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0689532A publication Critical patent/JPH0689532A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープローディング用のポケットを開閉する
スライド枠と前蓋を備えているテープカートリッジにお
いて、蓋開き時にポケットの上面を開放できるようにし
て、ポケット前部に回転磁気ヘッドが入り込む空間を確
保し、テープデッキを小形化するのに有利なテープカー
トリッジを得る。 【構成】 ポケット6の下面に前後スライドするスライ
ド枠10を設ける。スライド枠10の前面に上開き揺動
する前蓋11を配置する。前蓋11の上部後方に上蓋1
2を配置する。上蓋12はスライド枠10に連動して開
閉し、蓋開き状態においてポケット6の上面を開放す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テープローディング
用のポケットを開閉するためのスライド枠と前蓋を備え
ているテープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】スライド枠と前蓋を備えているテープカ
ートリッジの代表例にDAT方式のテープカートリッジ
がある。そこでは、テープローディング用のポケット
(以下単にポケットと言う)の下面を、ケース底壁に沿
って前後スライドするスライド枠で開閉し、ポケットの
前面を一点回りに上開き揺動する前蓋で開閉している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】DAT方式のテープカ
ートリッジでは、ポケットの上面が庇状に張り出された
ケース上面壁で塞がれている。そのため、回転磁気ヘッ
ドをポケットの近くに配置できず、テープデッキの内部
機構を小形化することに限界があった。ポケットからの
テープ引き出し距離が長いため、メカニズムの応答速度
が遅くなる不利もあった。
【0004】この発明の目的は、ポケットの上面をこれ
専用の上蓋で開閉して、蓋開き時にポケット上面を開放
できるようにし、ポケット前部に回転磁気ヘッドが入り
込む機器配置を可能として、テープデッキを小形化する
のに好適なテープカートリッジを得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のテープカート
リッジは、本体ケース1の前部中央に上下面および前面
が開放されたテープローディング用のポケット6を有す
ること、ポケット6の下面を開閉するスライド枠10
が、本体ケース1に前後スライド自在に装着されて、ば
ね8で閉じ勝手に移動付勢されていること、ポケット6
の前面を開閉する前蓋11が、本体ケース1に対して上
開き揺動自在に支持されて、ばね22で閉じ勝手に揺動
付勢されていること、ポケット6の上面を開閉する上蓋
12が、ポケット6の上面を塞ぐ閉じ位置と、ポケット
6の上面からケース後方へ退避する開き位置との間で前
後移動自在に本体ケース1で支持されていること、スラ
イド枠10と上蓋12とが連動機構を介して連動可能に
連結してあることを要件とする。
【0006】具体的には、スライド枠10の立壁部15
に隣接する脚片26を上蓋12の下面に設け、立壁部1
5にカム溝27を形成し、このカム溝27と係合する連
動ピン28を脚片26に設け、カム溝27をケース後方
へ向かって下り傾斜させる。ポケット6の内側面6aに
沿う垂壁25を上蓋12の下面に設け、前記内側面6a
にケース後方へ向かって上り傾斜するガイド溝29を形
成し、このガイド溝29と係合するスライドピン30を
垂壁25に設ける。上蓋12の下面両側に、本体ケース
1の外側面1Sに沿う垂壁25を設け、前記外側面1S
にケース後方向へ向かって上り傾斜するガイド溝29を
形成し、このガイド溝29と係合するスライドピン30
を垂壁25に設ける。スライド枠10の枠側壁13にカ
ム溝27を形成し、脚片26を兼ねる垂壁25に連動ピ
ン28を設ける。
【0007】
【作用】図1に示す不使用状態において、上蓋12は前
蓋11の上部後縁に連続してポケット6の上面を塞いで
いる。この状態からスライド枠10をケース後方へ開き
移動操作すると、上蓋12はスライド枠10に同行して
本体ケース1の上壁上へ開き移動する。このように、上
蓋12をケース後方へ退避させてポケット6の上面を開
放すると、ポケット6の前部に回転磁気ヘッドが入り込
むための空間を確保できる。
【0008】上蓋12を連動ピン28を介してカム溝2
7で連動操作するについて、カム溝27をケース後方へ
向かって下り傾斜させ、さらに上蓋12をスライドピン
30を介してガイド溝29で移動案内するについて、ガ
イド溝29をケース後方へ向かって上り傾斜させるの
は、いずれも上蓋12を本体ケース1の上壁上方に突出
する状態で開き操作するためである。つまり、上蓋12
は本体ケース1の上壁上面に乗り上る形態で開き移動さ
せることもできるが、これでは上壁上面と上蓋12が擦
れ合ってスムーズな開き動作が得られにくいので、これ
を避けるために上蓋12を斜め上方へ開き移動させる。
【0009】
【実施例】図1ないし図7は本発明に係る蓋開閉機構を
備えたテープカートリッジの実施例を示す。このテープ
カートリッジはビデオ用であって、図2に示すように本
体ケース1の内部左右に一対のリール2を有する。一方
のリール2から引き出されたテープ3は、前部左右のテ
ープ引出口4に設けたテープガイド5で案内され、他方
のリール2に巻き取られる。本体ケース1の前部中央、
つまり左右のテープ引出口4・4の間にはテープローデ
ィング用のポケット6を設ける。このポケット6は上下
面および前面が開放している。不使用時のテープ保護と
防塵のために、ポケット6の下面をスライド枠10で、
前面および上面の一部を前蓋11で、上面の殆どを上蓋
12で、それぞれ開閉自在に塞いでいる。本体ケース1
の外面にはスライド枠10を移行案内するための段落面
9を設けてある。
【0010】図5においてスライド枠は左右の枠側壁1
3と底壁14を有し、前記段落面9に外嵌する左右横長
のコ字枠状に形成する。段落面9に外嵌したスライド枠
10は、段落範囲内を前後にスライドでき、前後スライ
ド時には枠側壁13の内面に設けた枠軸16が、上下ケ
ース1a・1bの接合面間に設けたガイド溝17内を移
動案内される(図3、図4参照)。底壁14の中央前部
寄りの左右2個所に立壁部15を突設する。この立壁部
15については後述する。スライド枠10の全体を閉じ
付勢するために、底壁14の中央前端寄りにねじりコイ
ル形のばね8を配置し、一対のばね脚をポケット内奥壁
に掛け止めてある(図2参照)。
【0011】前蓋11は、ポケット6の前面開口を外面
から塞ぐ断面逆L字形の主面壁19と、主面壁19の左
右端からケース後方へ向かって連出された蓋側壁20と
からなる。蓋側壁20の内面にはそれぞれ支軸21が突
設されており、この支軸21を本体ケース1の外側壁1
Sで軸支する。これにより、前蓋11の全体は支軸21
を中心にして上開き揺動できる。図3に示すように、前
蓋11は支軸21に外嵌するねじりコイル形のばね22
で閉じ勝手に揺動付勢する。蓋閉じ状態において、蓋側
壁20の後縁および下縁は、枠側壁13の切欠段部13
aで受け止められているので、スライド枠10を開き操
作した後でないと前蓋11は開き操作できない。
【0012】上蓋12は、ポケット6の上面を塞ぐ主面
板24を有し、主面板24の下面に、ポケット6の内側
壁6aに沿う一対の垂壁25と、スライド枠10の立壁
部15に隣接する一対の脚片26をそれぞれ下向きに突
設する。上蓋12をスライド枠10の開閉動作に連動し
て開閉操作するために、前記脚片26と立壁部15、お
よび垂壁25と内側壁6aとの間に連動機構を設けてあ
る。この連動機構によって、上蓋12は主面板24が前
蓋11の後縁に連続してポケット6の上面を塞ぐ閉じ位
置(図1の状態)と、主面板24がポケット6の上面か
らケース後方へ退避し、さらに本体ケース1の上壁上方
に突出する開き位置(図6の状態)との間で前後に平行
移動できる。
【0013】図6および図7において、立壁部15にケ
ース後方へ向かって下り傾斜するカム溝27を形成し、
このカム溝27で操作される連動ピン28を脚片26に
突設する。さらに、ポケット6の内側壁6aにケース後
方へ向かって上り傾斜するガイド溝29を形成し、この
ガイド溝29で垂壁25に設けたスライドピン30を移
行案内する。垂壁25および脚片26の移動領域に対応
して、本体ケース1の上壁に逃げ溝31を形成する(図
5参照)。
【0014】次に、主として上蓋12とスライド枠10
の開閉動作について説明する。テープカートリッジをテ
ープデッキに装填すると、スライド枠10の前端に解除
爪が接当して、スライド枠10をばね8に抗してケース
後方へ押し開く。このときカム溝27が設けられた立壁
部15もスライド枠10と同量だけ動く。そのため、上
蓋12は連動ピン28を介してカム溝27によって斜め
後ろ向きに押し上げられ、本体ケース1の上壁上面へと
乗り上って行く。上蓋12の移行に伴って、スライドピ
ン30はガイド溝29に沿って移動し、上蓋12の姿勢
を蓋閉じ時と同じ状態に維持し続ける。図6に示すよう
に、スライド枠10を完全に開いた状態では、連動ピン
28がカム溝27の最も高い位置に押し上げられる。そ
のため上蓋12の主面板24は、カム溝27の上下寸法
分だけ本体ケース1の上面上方へ突出する。このとき、
垂壁25および脚片26は逃げ溝31内へ入り込む。こ
の後にテープカートリッジの全体がケース下方へ降下す
ることで、前蓋11が開き操作される。
【0015】上記のように、蓋開き状態において、上蓋
12を前蓋11のケース後側へ開き移動させて、ポケッ
ト6の上面を開放すると、ポケット6の前部に回転磁気
ヘッドHが入り込むための空間を確保できる。このこと
は、テープデッキの内部において、リール2用の駆動軸
により接近した状態で回転磁気ヘッドやその周辺機構を
配置できることを意味しており、テープデッキの小形化
と、運転モードを切り換える際の各機器の応答速度を向
上することに役立つ。
【0016】図8および図9はスライド枠10と上蓋1
2の連動機構を変更した別実施例を示す。これでは、主
面板24の下面両側に脚片26を兼ねる垂壁25を設
け、上蓋12をスライド枠10と同様にコ字枠状に形成
する。そのうえで、本体ケース1の外側壁1Sにケース
後方へ向かって上り傾斜するガイド溝29を形成し、垂
壁25の内面に設けたスライドピン30をガイド溝29
に係合する。さらに、スライドピン30と背中合わせ状
に連動ピン28を突設し、立壁部15を兼ねる枠側壁1
3に形成したカム溝27に連動ピン28を係合する。こ
のようにスライド枠10と上蓋12の連動機構は、本体
ケース1の外側壁1Sに集約して設けることができる。
【0017】上記の実施例では前蓋11を断面逆L字状
に形成して、その上部壁でポケット6の上面の一部を塞
いだがその必要はなく、ポケット6の上面開口の全体を
上蓋12で開閉することができる。カム溝27およびガ
イド溝29は、それぞれ直線状の溝である必要はなく、
必要に応じて弧状や屈曲状の溝として形成することがで
きる。例えばガイド溝29を逆へ字状に形成し、溝下端
側の傾斜角度を小さくしておけば、蓋開き初期に、主面
板24をケース後方へ向かって上り傾斜状に傾倒させ
て、ケース上面への乗り上りを容易化できる。
【0018】
【発明の効果】この発明では、前蓋11の上部後方に上
蓋12を配置し、上蓋12をスライド枠10の前後スラ
イド動作を利用して開閉することにより、ポケット6の
上面を開放できるようにした。これにより、テープデッ
キにおいてポケット6の前部に回転磁気ヘッドが入り込
む状態の機器配置を行うことが可能となり、テープデッ
キを小形化するのに好適なテープカートリッジが得られ
ることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライド枠と上蓋の連動機構を示す縦断側面図
である。
【図2】テープカートリッジの内部平面図である。
【図3】蓋閉じ状態のテープカートリッジの側面図であ
る。
【図4】蓋開き状態のテープカートリッジの側面図であ
る。
【図5】テープカートリッジの分解斜視図である。
【図6】蓋開き状態の連動機構を示す縦断側面図であ
る。
【図7】図2におけるA−A線断面図である。
【図8】連動機構の別実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図9】図8におけるB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 6 ポケット 8 ばね 10 スライド枠 11 前蓋 12 上蓋 15 立壁部 25 垂壁 26 脚片 27 カム溝 28 連動ピン 29 ガイド溝 30 スライドピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 賀来 信行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 武田 秀和 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 荻路 憲治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1の前部中央に上下面および
    前面が開放されたテープローディング用のポケット6を
    有し、 ポケット6の下面を開閉するスライド枠10が、本体ケ
    ース1に前後スライド自在に装着されて、ばね8で閉じ
    勝手に移動付勢されており、 ポケット6の前面を開閉する前蓋11が、本体ケース1
    に対して上開き揺動自在に支持されて、ばね22で閉じ
    勝手に揺動付勢されており、 ポケット6の上面を開閉する上蓋12が、ポケット6の
    上面を塞ぐ閉じ位置と、ポケット6の上面からケース後
    方へ退避する開き位置との間で前後移動自在に本体ケー
    ス1で支持されており、 スライド枠10と上蓋12とが連動機構を介して連動可
    能に連結してあるテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 スライド枠10の立壁部15に隣接する
    脚片26が上蓋12の下面に設けられており、 立壁部15にカム溝27を形成し、このカム溝27と係
    合する連動ピン28が脚片26に設けられており、 カム溝27をケース後方へ向かって下り傾斜させた請求
    項1記載のテープカートリッジ。
  3. 【請求項3】 ポケット6の内側面6aに沿う垂壁25
    が、上蓋12の下面に設けられており、 前記内側面6aにケース後方へ向かって上り傾斜するガ
    イド溝29を形成し、このガイド溝29と係合するスラ
    イドピン30を垂壁25に設けてある請求項1または2
    記載のテープカートリッジ。
  4. 【請求項4】 上蓋12の下面両側に、本体ケース1の
    外側面1Sに沿う垂壁25が設けられており、 前記外側面1Sにケース後方向へ向かって上り傾斜する
    ガイド溝29を形成し、このガイド溝29と係合するス
    ライドピン30を垂壁25に設けてある請求項1または
    2記載のテープカートリッジ。
  5. 【請求項5】 スライド枠10の枠側壁13にカム溝2
    7を形成し、脚片26を兼ねる垂壁25に連動ピン28
    を設けてある請求項4記載のテープカートリッジ。
JP22487992A 1992-07-30 1992-07-30 テープカートリッジ Withdrawn JPH0689532A (ja)

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991005