JPH0689174B2 - ジチオカルバミン酸の銅および金属塩混合物を含む耐スコ−チ架橋性組成物 - Google Patents

ジチオカルバミン酸の銅および金属塩混合物を含む耐スコ−チ架橋性組成物

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JPH0689174B2
JPH0689174B2 JP61158122A JP15812286A JPH0689174B2 JP H0689174 B2 JPH0689174 B2 JP H0689174B2 JP 61158122 A JP61158122 A JP 61158122A JP 15812286 A JP15812286 A JP 15812286A JP H0689174 B2 JPH0689174 B2 JP H0689174B2
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ペンウオルト・コ−ポレ−シヨン
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、過酸化物により架橋しうる重合体熱可塑性お
よび(又は)エラストマー組成物を架橋に先立ちスコー
チ防止することに関する。
エラストマーおよび熱可塑性材料の架橋分野で有機過酸
化物又はアゾ化合物を用いることの主な問題は、該材料
が、実際の硬化段階前の配合および(又は)加工のあい
だ早期架橋(すなわちスコーチ)を生じやすいことであ
る。微粉砕、バンバリー若しくは押出の如き慣用配合方
法を用いるとき、温度−時間関係によつて、過酸化物若
しくはアゾ開始剤が熱分解を受けて、架橋反応(それに
よりゲル粒子が形成しうる)を開始させる状況が生じた
場合にスコーチが生起する。過剰のスコーチはバツチ全
体を損つたり或いは装置詰りをきたしうる。
スコーチを排除する一つの方法は、所定用途に関し高い
10時間半減期温度を有することを特徴とした開始剤を用
いることである。この方策の欠点は、そのあとの硬化時
間が長く、そのため処理量が少いことである。高い硬化
温度を用いることもできるが、それによつてエネルギー
コストが増し、而してそのことも欠点となる。
スコーチを排除する別の方法は、配合および(又は)加
工温度を低めて架橋剤のスコーチ安全限界を改善するこ
とである。しかしながら、用いられる重合体および(又
は)プロセスに依り、この選択の自由も範囲が限定され
うる。加えて、より低い温度での硬化はそれだけ処理量
の低下をきたす。
本発明前、スコーチ傾向を軽減すべく或る特定の添加剤
を組成物に混入した。例えば、英国特許第1,535,039号
は、過酸化物により硬化せるエチレン重合体組成物のス
コーチ抑制剤として有機過酸化水素の使用を開示してい
る。米国特許第3,751,378号は、種々のエラストマー処
方物において長いムーニースコーチ時間をもたらすべく
多官能価アクリレート架橋性単量体中遅延剤としてのN
−ニトロソジフエニルアミン又はN,N′−ジニトロソ−
p−フエニルジフエニルアミンの使用を開示している。
米国特許第3,202,648号は、ポリエチレン用スコーチ抑
制剤として亜硝酸イソアミル、亜硝酸t−デシル等の如
き硝酸化物の使用を開示している。米国特許第3,954,90
7号は、過酸化物硬化せるエチレン重合体用スコーチ抑
制剤としてα−メチルスチレンおよびメタクリル酸n−
ブチルの如き単量体ビニル化合物の使用を開示してい
る。米国特許第3,335,124号は、過酸化物硬化せるポリ
エチレン用スコーチ抑制剤として種々の抗酸化剤および
加硫促進剤の使用を記述している。
これらの従来方法では、硬化時間が変わり得、且つ(或
いは)硬化組成物の架橋密度が変わりうる。これは生産
性および(又は)製品性能上の変動をきたしうる。
本発明は、配合温度におけるスコーチの改良が、最終硬
化時間又は架橋密度に対し有意に影響することなく達せ
られる点で従来方法の欠点を打解する。これは、諸特性
への影響を限定する低い添加剤量の混入により達せられ
る。加えて、金属塩混合物はその低レベルでスコーチ時
間に関し相乗効果をもたらすので、有意なスコーチ防止
が達せられる。
本発明の概要 本発明は、有機過酸化物遊離基開始剤および、ジ置換ジ
チオカルバミン酸の金属塩少くとも2種の混合物を含む
過酸化物組成物にして、一方の金属塩が銅を基剤とし、
非銅塩対銅基剤塩の重量比が1:1〜30:1であり、有機過
酸化物対金属塩の重量比が100:1〜5:1である新規な組成
物に関する。
本発明はまた、重合体熱可塑性および(又は)エラスト
マー材料、有機過酸化物遊離基開始剤および、ジ置換ジ
チオカルバミン酸の金属塩少くとも2種の混合物を含む
耐スコーチ架橋性組成物にして、金属塩の一方が銅を基
剤とし、非銅塩対銅基剤塩の重量比が1:1〜30:1であ
り、有機過酸化物対金属塩の重量比が100:1〜5:1である
組成物に関する。
更に、本発明は、上記重合体材料組成物を200〜600゜F
範囲の温度で架橋させることにより、該組成物が作業条
件下すぐれたスコーチ安全を示すようにした方法を包含
する。
実施態様の説明 本発明に従つて、過酸化物含有熱可塑性および(又は)
エラストマー組成物に、一方が銅塩であるジ置換ジチオ
カルバミン酸金属塩2種以上の混合物を混入することに
より、予想外にも、該組成物のすぐれたスコーチ抵抗を
達成しうることが発見された。
重合体化合物 本発明に包含される重合体化合物は、熱可塑性ないしエ
ラストマーでしかも遊離基架橋剤の作用により架橋する
ことのできる天然若しくは合成材料と定義される。架橋
作用および架橋性重合体に関しては、ラバーワールド
「ジペルオキシケタールによるエラストマー架橋(Elas
tomer Crosslinking with Diperoxyketal)」、1983年1
0月、第26頁〜32頁およびラバー・アンド・プラスチク
ス・ニユーズ、「ゴム架橋用有機過酸化物(Organic Pe
roxides for Rubber Crosslinking)」、1980年9月29
日、第46頁〜50頁を参照しうる。本発明方法の上記重合
体化合物には、エチレン−プロピレン三元重合体、エチ
レン−プロピレン共重合体、1,4−ポリブタジエン、塩
素化ポリエチレン、低密度ポリエチレン(線状低密度ポ
リエチレンを含む)、高密度ポリエチレン、シリコーン
ゴム、ニトリルゴム、ネオプレン、フルオルエラストマ
ーおよびエチレン−酢酸ビニルの如き物質が包含され
る。
クロルスルホン化ポリエチレンの如き硫黄含有重合体は
本発明の範囲内に入らない。
重合体物質2種以上のブレンドは本発明において用いる
ことができる。
開始剤 本発明に従えば、熱分解時遊離基を発生して架橋反応を
促進する有機過酸化物および(又は)アゾ開始剤の如き
化合物を用いることができる。架橋剤として用いられる
遊離基開始剤のうちジアルキルペルオキシドおよびジペ
ルオキシケタール開始剤が好ましい。これら化合物の詳
細な説明は、エンサイクロピージア・オブ・ケミカル・
テクノロジー、第3版、第17巻、第27頁〜90頁に見出す
ことができる。
ジアルキルペルオキシドのうち好ましい開始剤はジクミ
ルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブ
チルクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−アミルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−アミルペルオキシ)ヘキシ
ン−3、α,α−ジ〔(t−ブチルペルオキシ)イソプ
ロピル〕ベンゼン、ジ−t−アミルペルオキシドおよび
1,3,5−ドリ〔(t−ブチルペルオキシ)イソプロピ
ル〕ベンゼンである。
ジペルオキシケタール開始剤のうち好ましい開始剤は1,
1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シク
ロヘキサン、4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)吉草酸
n−ブチル、3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)酪酸エ
チル、3,3−ジ(t−アミルペルオキシ)酪酸エチル、
2,2−ジ(t−アミルペルオキシ)プロパン、3,6,6,9,9
−ペンタメチル−3−n−ブチル−1,2,4,5−テトラオ
キサシクロノナンおよび3,6,6,9,9−ペンタメチル−3
−エトキシカルボニルメチル−1,2,4,5−テトラオキシ
サシクロノナンである。
また、架橋重合体マトリツクスを形成するのに、他の過
酸化物および(又は)アゾ開始剤を用いることができ
る。遊離基開始剤2種以上の混合物を本発明範囲内の開
始剤として一緒に用いることもできる。
本発明の架橋性組成物に存在する架橋剤の量は、所望の
架橋度を得るのに十分なものとする。重合体化合物100
重量部当りの過酸化物量は0.1〜10重量部範囲でありう
る。好ましくは、0.5〜5.0部の開始剤が用いられる。
スコーチ抑制剤 本発明を実施するのに適するジ置換ジチオカルバミン酸
の金属塩は下記構造 によつて表わすことができる。式中、Xはニツケル、コ
バルト、鉄、クロム、錫、亜鉛、銅、鉛、ビスマス、カ
ドミウム、セレン又はテルルの如き金属であり、nは、
金属の原子価に等しい値を有する1〜6の整数であり、
R1およびR2は個々に炭素原子1〜7個のアルキルであ
る。
ジ置換ジチオカルバミン酸の金属塩の例としてジメチル
ジチオカルバミン酸ビスマスジアミルジチオカルバミン
酸カドミウム、ジエチルジチオカルバミン酸カドミウ
ム、ジメチルジチオカルバミン酸銅、ジアミルジチオカ
ルバミン酸鉛、ジメチルジチオカルバミン酸鉛、ジメチ
ルジチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミ
ン酸テルル、ジアミルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン
酸亜鉛およびジメチルジチオカルバミン酸セレンが含ま
れる。
上記金属塩の2種以上を用いることができるが、一方の
金属塩は銅を基剤とせねばならない。好ましい混合物と
して、ジメチルジチオカルバミン酸銅に下記化合物1種
を組合せたものが包含される:ジメチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチル
ジチオカルバミン酸カドミウム、ジアミルジチオカルバ
ミン酸カドミウム、ジメチルジチオカルバミン酸ビスマ
ス、ジメチルジチオカルバミン酸ニツケル、ジエチルジ
チオカルバミン酸セレンおよびジメチルジチオカルバミ
ン酸鉛。最も好ましいのは、ジメチルジチオカルバミン
酸銅とジメチルジチオカルバミン酸亜鉛若しくはジエチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛との混合物である。
金属塩の量は、硬化特性値における所期均衡を達成する
のに十分なものとする。重合体100重量部当りの使用量
は0.001〜2.0重量部好ましくは0.01〜0.5重量部範囲で
ありうる。非銅基剤塩対銅基剤金属塩の重量比は好まし
くは1:1〜30:1範囲であり得、有機過酸化物対金属塩混
合物の重量比は100:1〜5:1好ましくは50:1〜10:1範囲で
ありうる。
ジ置換ジチオカルバミン酸の金属塩2種以上が用いられ
しかも一方の金属塩が銅を基剤とせねばならない金属塩
混合物と有機過酸化物との組合せ物よりなる本発明の新
規な過酸化物組成物において、該組成物の有機過酸化物
および金属塩混合物の成分は、前者対後者の重量比100:
1〜5:1好ましくは50:1〜10:1で用いられる。本組成物に
はまた1種若しくは2種以上の充填剤(又は担体)が含
まれうる。通常用いられる充填剤のうちのいくつかは炭
酸カルシウム、けい酸塩カルシウム、シリカおよび各種
銘柄のクレーである。また、本組成物中にEPDMおよびEP
Mの如き重合体担体を用いることができる。
有機過酸化物がその自然状態において液体若しくは半結
晶質物質である充填剤の混入が好ましい。一般に受入れ
られる工業的プラクテイスは、上に列挙した如き充填剤
に有機過酸化物40〜50%を混入させることである。この
充填剤入り過酸化物に金属塩を混入させることも亦本発
明の範囲内である。
本発明の架橋性組成物には、カーボンブラツク、二酸化
チタン、アルカリ土類金属炭酸塩の如き充填剤並びにシ
アヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリル、液体
1,2−ポリブタジエン、種々のメタクリレートないしア
クリレート化合物の如き共剤(co-agent)を含ませても
よいが、硫黄は含まれない。
酸化亜鉛および酸化マグネシウムの如き金属酸化物も亦
本組成物に含ませることができ、更に抗酸化剤、安定
剤、可塑剤およびプロセス油を含ませることもできる。
作業条件 架橋性組成物は、所望の架橋度を得るのに十分な時間熱
硬化に付される。この熱硬化は温度−時間関係を有し、
而してそれは主に、重合体化合物および、存在する過酸
化物若しくはアゾ開始剤に依つて異なるが、全体として
処方の影響を受ける。通常、開始剤の6〜8半減期に相
当する時間が用いられる。
架橋は200〜600゜Fは又はそれより高い温度で実施しう
る。硬化時間は温度に反比例する。好ましい開始剤は、
約300〜500゜F、0.5〜30minという温度−時間関係で熱
硬化する。
熱硬化は、今日斯界で用いられているいずれの方法でも
実施しうる。かかる方法として金型硬化、重合体化合物
を損わない油浴硬化、炉硬化、蒸気硬化又は熱金属塩浴
硬化が挙げられる。
例 標準実験手順 全ての処方物の配合は、ローラ−5タイプミキシングブ
レードを備えた。C.W.ブラベンダープラスチコーダーを
用いて行なつた。特記せぬ限り、ミキサーの予備加熱は
必要でなく、ミキサーは周囲温度で用いられた。
熱可塑性重合体の場合、組成物中重合体を除く全ての成
分を、重合体に対する所望重量部で3ozのろう引き紙コ
ツプに入れ、小さな金属性スパチユラを用いて混合し
た。エラストマー組成物の場合、カーボンブラツク、プ
ロセス油、酸化亜鉛および単量体/共剤(使用時)の成
分を樹脂に対する所望重量部で3ozのろう引きコツプ
(コツプ1)に入れ、小さな金属製スパチユラを用いて
混合した。また、抗酸化剤、抑制剤そして、過酸化物を
用いるときはこのものをも、樹脂に対する所望重量部で
別の3ozろう引き紙コツプ(コツプ2)に入れ、小さな
金属製スパチユラを用いて混合した。
各例において、重合体100部当りの特定部数を掲載す
る。
熱可塑性組成物の場合、各例に示す混合温度で、重合体
100重量部をミキサー(混合速度50rpm)により各例に示
す混合温度で溶融した。次いで、予め秤量せる成分混合
物をこの溶融樹脂に緩徐に加えた。3minのあいだ混合し
たのち、組成物を取出し、常温カーバ(Carver)実験室
用プレス(モデルC)を用いて平らなプラツク(厚さは
特に限定しない)とし、次いで該プラツクを室温に冷却
せしめた。
エラストマー組成物の場合、エラストマー100重量部を
C.W.ブラベンダープラスチコーダ(混合速度15rpm)で
溶融した。次いで、溶融エラストマーにコツプ1の内容
物を加えた。そのあと、コツプ2の内容物を緩徐に加え
た。混合速度を30rpmに高め、2minのあいだ混合を行な
つた。組成物全体を混合機から取出し、そのあと徐々に
混合速度20rpmの混合機に入れ戻した。組成物全体を挿
入し終えたとき、更に2minのあいだ混合に付した。次い
で、組成物を取出し、常温カーバ実験室用プレス(モデ
ルC)を用いて平らなプラツク(厚さは特定しない)と
した。この平坦なシートを折り曲げて再度プレスした。
この工程を4回反復した。得られたプラツクを室温に冷
却せしめた。
テスト 調製せる組成物に関する評価を、モンサント・オシレー
テイング・デイスク・レオメータ(モデルR−100)を
用いて行なつた。
このモンサントレオメータによるテスト手順は、先ず未
硬化の試料を、両円錐形デイスクの入つた加熱ダイヤキ
ヤビテイに正圧で封入することである。デイスクを、1
゜、3゜若しくは5゜の弧度を以て振動させた(100サ
イクル/min)。該デイスクの振動に必要な力若しくはト
ルクを時間の関数として記録した。この剪断弾性率は架
橋の程度に比例し、硬化反応の表示となる。架橋率が高
まると、剪断弾性率も高くなる。レオメータから記録し
たテスト変数は次の如くである: MH−最大トルク(in−lb)、達成される架橋の尺度。
ML−最小トルク(in−lb)、化合物の粘度の尺度および
スコーチの表示。ML値の増加はスコーチを示す。
MH−ML−最大トルク値と最小トルク値との差。この値
は、架橋の程度を調べるときに有用である。
TC90−硬化時間(min)、(MH−ML)0.9+MLと定義され
る最大トルクの90%に達するまでの時間。
TS1−スコーチ時間(min)、トルクがMLより1in−lb高
くなるのに要する時間。
TS2−スコーチ時間(min)、トルクがMLより2in−lb高
くなるのに要する時間。
TS2 −配合スコーチ時間と呼称される値で、最小トル
ク(ML)より2in−lbトルク高くなるのに必要な時間。
これは有効作業時間の尺度である。値は、配合工業にお
いて通常用いられる温度で得られた。かかる温度は一般
に、最終架橋工程で用いられるより有意に低く、而して
重合体の種類、充填剤の量および種類並びに使用装置の
種類によつて変動する。
最終的な硬化特性を犠牲にせずに配合時の作業時間を長
くすること(すなわちスコーチ保護)は望ましい。本発
明のプラクテイスで、TS2 値は、配合条件下での有効
作業時間を例示する。
最終的硬化特性は通常、代表的架橋温度下での硬化時間
(TC=90)および正味トルク値(MH−ML)により特徴づ
けられる。かかる値は通常、モンサントレオメータを用
いることによつて得られる。
表に掲載したトルク値(MH、ML、MH−ML)は小数点以下
を四捨五入して得た整数値である。同じく掲載した時間
値(TC90、TS1、TS2)は小数点2位以下を四捨五入して
得た値である。また、架橋についても、物性データを得
ることにより評価した。
適当な配合組成物38gをカーバ・ラボラトリー・プレス
(モデルC)の5in×5in×0.075inゴム型内で硬化させ
た。硬化温度は、適当な例で例証せるモンサント・オシ
レーテイング・デイスク・レオメータと同じであつた。
プレス硬化時間は、適当な例で例証せる特定のモンサン
ト・オシレーテイング・デイスク・レオメータ温度の場
合TC90+2minであつた。モジユラス、極限引張(破断)
および伸び、%はASTM D−412、ダイCテスト手順に
従いインストロンで測定した。得られた値は五つの試験
試料の平均であつた。表に掲載せる値は1の位以下を四
捨五入して得た値である。
組成物の硬さは、シヨア押込硬度形で20/80スケールを
用いることにより取得された。
下記例の各々で使用せる調製ないし架橋測定テストおよ
び比較テストは特記せぬ限り標準実験手段とした。
例 1 本例は、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジ
チオカルバミン酸銅との混合物による、1,4−ポリブタ
ジエンエラストマーにおけるスコーチ時間(TS2 )の
有意な改良を例示する。レオメータテスト条件は149
℃、弧度±1゜であつた。
組成物Dは、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチ
ルジチオカルバミン酸銅との混合物を用いたゆえに組成
物Aに較べTS2 値において有意に高いとわかつた。組
成物Dはまた、既述の如き相乗効果を示した。なお、硬
化特性に関しては組成物Dは組成物Aに較べ辛じて収支
をつぐなう効果を示した。
例 2 本例は、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジ
チオカルバミン酸銅との混合物による、1,4−ポリブタ
ジエン基剤組成物における相乗効果を例示する。レオメ
ータテスト条件は135℃、弧度±1゜であつた。
組成物Dは、金属塩の混合物により、107℃でのスコー
チ時間(TS2 )において既述の如き相乗効果のあるこ
とが示された。加えて、組成物Aの欄に挙げた対照値と
較べたときの、レオメータ硬化特性(135℃)および硬
化組成物の物性に及ぼす混合物の最小効果が観察され
た。
例 3 本例は、1,4−ポリブタジエン基剤組成物におけるジメ
チルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジチオカルバミ
ン酸銅との変動比によるスコーチ抵抗への影響を例示す
る。レオメータテスト条件は135℃、弧度±1゜であつ
た。
本例は、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジ
チオカルバミン酸銅の量を加減することによりTS2 (1
07℃)値が可成り変動しうることを示している。また、
上記結果は混合物による135℃でのレオメータ硬化特性
に及ぼす最小効果を示している。而して、物性は、対照
(組成物A)と比較したときに辛じて収支をつぐなう程
度の影響を受けたにすぎない。
例 4〜12 本例は、1,4−ポリブタジエン基剤組成物において種々
のジ置換ジチオカルバミン酸金属塩をジメチルジチオカ
ルバミン酸銅と混合して用いたときのスコーチ時間(T
S2 )に及ぼす相乗効果を例示する。また、本例では、
上記混合物(組成物D)によるレオメータ硬化特性(13
5℃、弧度±1゜)への影響が対照(組成物A)に比し
て無視しうることを例示する。
例 13 本例は、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジ
チオカルバミン酸銅との混合物がEPDM基剤組成物におい
てスコーチ抵抗に対し示す相乗効果を例示する。レオメ
ータテスト条件は171℃、弧度±3゜であつた。
組成物Dの場合、135℃でのTS2 値は、既述の如きスコ
ーチ時間における相乗効果を示している。本例はまた、
この組成物Dを組成物Aと比較するとき171℃、弧度±
3゜でのレオメータ硬化特性への混合物による影響が無
視しうるものであることを示している。
例 14 本例は、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジ
チオカルバミン酸銅との混合物がEPDM基剤組成物におい
て示すスコーチ抵抗への相乗効果を例示する。レオメー
タテスト条件は149℃、弧度±3゜であつた。
121℃、弧度±3゜でのTS2 値を比較するとき、既述の
如きスコーチ時間における相乗効果が、混合物を使用せ
る組成物Dで得られたことがわかる。また、抑制剤混合
物の作用により149℃、弧度±3゜でのレオメータ硬化
特性および硬化組成物の物性に及ぼす最小効果が得られ
た。
例 15 本例は、EPDM基剤組成物におけるジメチルジチオカルバ
ミン酸亜鉛とジメチルジチオカルバミン酸銅との比を変
えたときのスコーチ抵抗に及ぼす影響を例示する。レオ
メータテスト条件は171℃、弧度±3゜であつた。
本例は、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジ
チオカルバミン酸銅の量を加減することにより、TS2
(135℃)値が可成り変動しうることを示している。ま
た、171℃、弧度±3゜でのレオメータ硬化特性に対す
る抑制剤混合物の最小硬化が示された。
例 16 本例は、EPDM基剤組成物におけるジメチルジチオカルバ
ミン酸ビスマスとジメチルジチオカルバミン酸銅との混
合物の効果を例示する。レオメータテスト条件は171
℃、弧度±3゜であつた。
135℃、弧度±3゜でのTS2 値を比較するとき、既述の
如きスコーチ時間における相乗効果が、混合物を用いた
組成物Dで得られたことがわかる。また、抑制剤混合物
の使用によるレオメータ硬化特性に対する最小効果が観
察された。
例 17 本例は、エチレン−プロピレン共重合体基剤組成物にお
けるジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジチオ
カルバミン酸銅との混合物の相乗効果を例示する、共剤
としてトリメチロールプロパントリメタクリレートを用
いた。レオメータテスト条件は171℃、弧度±3゜であ
つた。
トリメチルロープルパントリメタクリレートを共剤とし
て用いたエチレン−プロピレン共重合体基剤組成物にお
いてスコーチ抵抗に関する相乗効果が観察された。これ
は、135℃、弧度±3゜でのTS2 値を較べることによつ
て例証される。組成物Dを組成物Aと較べるとき、硬化
特性に対する混合物の効果は辛じて収支を償う程度であ
ることが観察される。
例 18 本例は、エチレン−プロピレン共重合体基剤組成物にお
けるジメチルジオチカルバミン酸亜鉛とジメチルジチオ
カルバミン酸銅との混合物による相乗効果を例示する。
共剤としてイソシアヌル酸トリアリルを用いた。レオメ
ータテスト条件は171℃、弧度±3゜であつた。
135℃、弧度±3゜でのTS2 値を比較することにより例
示される如く、イソシアヌル酸トリアリルを共剤として
用いたエチレン−プロピレン基剤組成物においてスコー
チ抵抗に関する相乗効果が得られた。171℃、弧度±3
゜でのレオメータ硬化特性および硬化組成物に対する抑
制剤混合物による最小効果(組成物D)が、組成物Aと
の比較で観察された。
例 19 本例は、低密度ポリエチレン基剤組成物におけるジメチ
ルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジチオカルバミン
酸銅との混合物の相乗効果を例示する。本例で行なつた
調製および架橋測定テストは標準実験手順のものと同じ
であつた。混合温度は120℃であつた。レオメータテス
ト条件は177℃、弧度±3゜であつた。
149℃、弧度±3゜でのTS2 値を比較することにより例
示されるように、抑制剤混合物を用いるとき、既述の如
きスコーチ抵抗に関する相乗効果が得られた。また、抑
制剤混合物により、177℃、弧度±3゜でのレオメータ
硬化特性に関する最小効果が観察された。
例 20 本例は、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛とジメチルジ
チオカルバミン酸銅との混合物により、塩素化ポリエチ
レン基剤組成物のスコーチ抵抗がわずかに改良されるこ
とを例示する。
本例で行なつた調製および架橋測定テストは、ジメチル
ジチオカルバミン酸亜鉛対ジメチルジチオカルバミン酸
銅10対1比の混合物P1.5重量%を含む充填剤入りルパコ
231−XL試料を調製したほかは標準実験手順と同じであ
つた。混合物Pと対照とを活性ペルオキシドの同じ基準
で比較した。混合温度は60℃であつた。レオメータテス
ト条件は、組成物AおよびBの場合143℃、弧度±3゜
であり、組成物CおよびDの場合160℃、弧度±3゜で
あつた。
下記の表20で組成物A、B、CおよびDのTS2 (121
℃)値を較べるとき、スコーチ抵抗において辛じて採算
がとれる程度の改良がみられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/00 KBH 7107−4J KFN 7107−4J 101/00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機過酸化物遊離基開始剤および、ジ置換
    ジチオカルバミン酸の金属塩少くとも2種の混合物を含
    む過酸化物組成物にして、一方の金属塩が銅を基剤と
    し、非銅塩対銅基剤塩の重量比が1:1〜30:1であり、有
    機過酸化物対金属塩の重量比が100:1〜5:1である組成
    物。
  2. 【請求項2】けい酸カルシウム、シリカ、アルカリ土類
    金属炭酸塩およびクレーより選ばれる充填剤少くとも1
    種が存在する、特許請求の範囲第1項記載の過酸化物組
    成物。
  3. 【請求項3】有機過酸化物遊離基開始剤が、1,1−ビス
    (t−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロ
    ヘキサン、ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペル
    オキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジメ
    チル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5
    −ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシ
    ン−3、ジ(2−(t−ブチルペルオキシ)イソプロピ
    ル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シク
    ロヘキサン、4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)吉草酸
    n−ブチルおよび3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)酪
    酸エチルより選ばれる、特許請求の範囲第2項記載の過
    酸化物組成物。
  4. 【請求項4】重合体熱可塑性および(又は)エラストマ
    ー材料、有機過酸化物遊離基開始剤および、ジ置換ジチ
    オカルバミン酸の金属塩少くとも2種の混合物を含む耐
    スコーチ架橋性組成物にして、金属塩の一方が銅を基剤
    とし、非銅塩対銅基剤塩の重量比が1:1〜30:1であり、
    有機過酸化物対金属塩の重量比が100:1〜5:1である組成
    物。
  5. 【請求項5】銅基剤金属塩がジメチルジチオカルバミン
    酸銅である、特許請求の範囲第4項記載の組成物。
  6. 【請求項6】他の金属塩が構造 (Xは亜鉛、鉛、ビスマス、カドミウム、セレンおよび
    テルルより選ばれる金属であり、nは2〜4の整数であ
    り、R1およびR2は個々に炭素1〜7個のアルキルより選
    ばれる)を有する、特許請求の範囲第5項記載の組成
    物。
  7. 【請求項7】有機過酸化物遊離基開始剤がジアルキルペ
    ルオキシド又はジペルオキシケタールより選ばれる、特
    許請求の範囲第6項記載の組成物。
  8. 【請求項8】有機過酸化物遊離基開始剤がジクミルペル
    オキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、t−ブチルク
    ミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
    ルペルオキシ)ヘキサン、1,1−ジ(t−ブチルペルオ
    キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメ
    チル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキシン−
    3、ジ(2−(t−ブチルペルオキシ)イソプロピル)
    ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)シクロヘ
    キサン、4,4−ジ(t−ブチルペルオキシ)吉草酸n−
    ブチルおよび3,3−ジ(t−ブチルペルオキシ)酪酸エ
    チルより選ばれる、特許請求の範囲第7項記載の組成
    物。
  9. 【請求項9】充填剤少くとも1種が存在する、特許請求
    の範囲第8項記載の組成物。
  10. 【請求項10】重合体熱可塑性および(又は)エラスト
    マー材料がエチレン−プロピレン三元重合体、エチレン
    −プロピレン共重合体、1,4−ポリブタジエン、ポリエ
    チレンおよび塩素化ポリエチレンより選ばれる、特許請
    求の範囲第8項記載の組成物。
  11. 【請求項11】重合体熱可塑性および(又は)エラスト
    マー材料と、ジアルキルペルオキシドおよびジペルオキ
    シケタールより選ばれる有機過酸化物遊離基開始剤少く
    とも1種とを前者100重量部に対し後者約0.1〜約10重量
    部含む、加工のあいだスコーチを生じやすい架橋性組成
    物を、その企図せる架橋に先立ちスコーチ防止するため
    の方法であつて、架橋前の前記組成物に、ジメチルジチ
    オカルバミン酸銅とジ置換ジチオカルバミン酸の他の金
    属塩少くとも1種との混合物約0.0001〜約10重量部を混
    入させることよりなる方法。
  12. 【請求項12】他の金属塩が構造 (Xは亜鉛、鉛、ビスマス、カドミウム、セレンおよび
    テルルより選ばれる金属であり、nは2〜4の整数であ
    り、R1およびR2は炭素原子1〜7個のアルキルである)
    を有する、特許請求の範囲第11項記載の方法。
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