JPH0689060A - 現像装置及び該現像装置を用いた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及び該現像装置を用いた画像形成装置

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JPH0689060A
JPH0689060A JP4265435A JP26543592A JPH0689060A JP H0689060 A JPH0689060 A JP H0689060A JP 4265435 A JP4265435 A JP 4265435A JP 26543592 A JP26543592 A JP 26543592A JP H0689060 A JPH0689060 A JP H0689060A
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JP
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developing
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gear
copying machine
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JP4265435A
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English (en)
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Kazuhisa Sudo
和久 須藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目隠し板を設置する必要がなく、また気流の
変化や光のフレアによる悪影響を発生させず、高画質な
画像を得ることができる現像装置及び該現像装置を用い
た画像形成装置を提供する。 【構成】 カラー現像装置13と黒現像装置14aが装
着された複写機を、黒単色複写機として用いる場合に
は、黒現像装置14bを装着する。黒現像装置14b
は、2つの現像ローラ25b,25cを有し、この現像
ローラ25b,25cのトナー搬送速度は、カラー現像
装置13と黒現像装置14aにおける現像ローラ25
a,35のトナー搬送速度よりも遅くなるように設定す
る。また、黒現像装置14bの輪郭形状は、カラー現像
装置13と黒現像装置14aそれぞれの装着スペースに
またがって装着可能で、かつ、カラー現像装置13と黒
現像装置14aで形成される輪郭形状にほぼ等しくなる
大きさに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは潜像
担持体表面に形成された潜像を現像する現像装置及び該
現像装置を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば画像形成装置である電
子写真複写機(以下、複写機という)においては、多色
可能な複写機、高画質な複写機、トナーカートリッジの
交換や現像剤の補給等の手間のかからない複写機等、多
種多様化する市場ユーザのニーズに対応するために様々
な製品が開発されている。しかし、1台の複写機で市場
ユーザの全てのニーズを満足させることは困難であっ
た。そこで従来、ユーザは、多色用複写機、高画質な複
写機、又は手間のかからない複写機等をそのニーズに応
じて使い分けて、それぞれのニーズに個別に対応してい
た。
【0003】ここで、多色用複写機において、多色複写
を実現させるためには2つ以上の現像装置が必要であ
る。例えば、二色複写可能ないわゆるツインカラー複写
機においては、通常最も使用頻度の高い黒色用の現像装
置と所望の色用の現像装置の2つの現像装置が必要であ
る。そこで、従来の多色用複写機では、潜像担持体とし
ての感光体ドラムを大きくするか、現像装置を小型化す
ることで感光体ドラム廻りの現像装置設置用のスペース
を確保していた。
【0004】ところで、多色用複写機においては、必ず
しも多色複写を目的としたユーザのみがこれを使用する
とは限らず、例えば黒単色だけ必要なユーザがこれを使
用することもある。このように黒単色だけ必要なユーザ
が多色用複写機を使用する場合、不必要な多色用現像装
置を備えていてもコストが上がるだけでメリットがない
ため、上記多色用現像装置はオプション装着している。
そして、上記黒単色だけ必要なユーザが多色用現像装置
をオプション装着しない場合、多色用現像装置を設置す
べき複写機内のスペースはデッドスペースとなり、この
スペースには見栄えの点や安全性の点から目隠し板を設
置していた。
【0005】更に、従来の多色用複写機としては、潜像
担持体、現像器、クリーニング装置等をそれぞれ収納し
た多色プロセスユニットと単色プロセスユニットを交換
可能に設け、それぞれのプロセスユニットを用途に応じ
て使い分けるものが知られている(例えば、特開平2−
135380号公報、特開平2−135381号公報参
照)。
【0006】また、従来の複写機においては、潜像担持
体に対して現像剤を供給する現像剤担持体の、潜像担持
体に対する線速比が小さい(現像剤担持体の現像剤搬送
速度が遅い)と、潜像担持体に供給される現像剤中のト
ナー量が不足し鮮明な画像を得ることができないという
問題点があった。そこで、潜像担持体にトナーを十分供
給しトナー不足による上記問題点を解決すべく、上記現
像剤担持体の潜像担持体に対する線速比を大きくする
(現像剤担持体の現像剤搬送速度を速くする)ように構
成した複写機が知られている。しかし、上記のように潜
像担持体に対する現像剤担持体の線速比を大きくするよ
うに構成しても、今度は現像剤担持体の回転によって、
潜像担持体に供給されたトナーを掻き取る力、例えば現
像剤の穂の掻き取り力が発生し、潜像担持体に供給され
たトナーが部分的に掻き取られ、その結果画像にハーフ
トーン後端かすれや横線のかすれが発生するという問題
点があった。そこで、この問題点を解決するために、複
数の現像剤担持体を設けた現像装置を用いた複写機が知
られている。すなわち、潜像担持体に対する現像剤担持
体の線速比が同じ場合は、現像剤担持体が多くなるほど
トナー供給量は多くなる。従って、現像剤担持体を複数
設ければ、潜像担持体に対する現像剤担持体の線速比を
大きくすることなく潜像担持体にトナーを十分供給で
き、ハーフトーン後端かすれや横線のかすれのない鮮明
な画像を得ることができる。
【0007】また、高画質な複写機の例としては、現像
器を複数設け、それぞれの現像器に収容されている現像
剤担持体としての現像スリーブと潜像担持体としての感
光体ドラムとが対向する現像領域における現像剤充填率
を、現像順序が優先する上流側現像器の方が下流側現像
器よりも高くなるように設定し、これらの現像器を同時
に駆動して現像するものも知られている(例えば、特開
平1−307783号公報参照)。
【0008】また、手間のかからない複写機として、潜
像担持体、現像装置、クリーニング装置等を一体に形成
したプロセスユニットを複写機本体内に複数設け、使用
中のプロセスユニットが寿命に達した場合や異常が生じ
た場合でも、自動的に正常な新しいプロセスユニットに
交換できるものが知られている(例えば、特開昭63−
108361号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記多色用
現像装置において目隠し板を設置する構成においては、
目隠し板を設置する手間がかかるという問題点があっ
た。また、目隠し板を設置しても、本来装着されるべき
多色用現像装置が装着されていないことによって、複写
機内の気流に変化が生じ、例えば、複写機内の光学系へ
のトナー飛散や、冷却が十分行われないことによるトナ
ー固着あるいは潜像担持体としての感光体ドラムの特性
変化等の悪影響が発生するという問題があった。更に、
光のフレアによって、感光体ドラム表面に形成された潜
像に悪影響をおよぼすという問題点もあった。
【0010】また、特開平2−135380号公報及び
特開平2−135381号公報に開示された技術におい
ては、単色プロセスユニットに収納される現像器は現像
剤担持体としての現像スリーブを1つ有するタイプのも
のであり、現像スリーブの回転によって潜像担持体に供
給されたトナーが部分的に掻き取られ、その結果ハーフ
トーン後端かすれや横線のかすれが発生するという問題
点を解決できていない。
【0011】また、特開平1−307783号公報に開
示された技術は、単色用複写機において高画質な画像を
得るためのものであり、多色用複写機としての用途は考
慮されていない。更に、感光体ドラムに対する現像スリ
ーブの線速比については言及されていない。
【0012】また、特開昭63−108361号公報に
開示された技術においては、複写機内に使用中でないプ
ロセスユニットを退避させておくスペースが必要であ
り、複写機本体が大型になるという問題点があった。更
に、使用するプロセスユニットを交換すると、複写機内
で装置レイアウトが変わってしまうため、上記気流の変
化や光のフレアによる悪影響が発生するという問題点が
あった。更に、感光体ドラムに対する現像剤担持体の線
速比については言及されていない。
【0013】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、多色現像が可能なよ
うに少なくとも2つの小型現像装置を装着可能な画像形
成装置に対して1つの現像装置を装着して単色用画像形
成装置として用いる場合でも、目隠し板を設置する必要
がなく、また気流の変化や光のフレアによる悪影響を発
生させず、また現像剤担持体の回転によって、潜像担持
体に供給された現像剤が掻き取られることを防止し、高
画質な画像を得ることができる現像装置及び該現像装置
を用いた画像形成装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、少なくとも2つの小型現像装
置を同時に装着可能な画像形成装置用の大型現像装置で
あって、該小型現像装置における現像剤搬送部材数より
も多くの現像剤搬送部材を備え、該画像形成装置におけ
る該少なくとも2つの小型現像装置それぞれの装着スペ
ースにまたがって装着可能に構成されたことを特徴とす
るものである。また、請求項2の発明は、複数の小型現
像装置と、少なくとも2つの該小型現像装置を同時に装
着可能な装着スペースを備えた画像形成装置本体と、該
小型現像装置における現像剤搬送部材数よりも多くの現
像剤搬送部材を備え、少なくとも2つの該小型現像装置
それぞれの装着スペースにまたがって装着可能に構成さ
れた大型現像装置とを有することを特徴とするものであ
る。また、請求項3の発明は、上記大型現像装置におけ
る現像剤搬送部材の搬送速度を、上記小型現像装置にお
ける現像剤搬送部材の搬送速度よりも遅くなるように設
定したことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明においては、多色現像が可能なように少
なくとも2つの小型現像装置を装着可能に構成された画
像形成装置を単色用画像形成装置として用いる場合に
は、上記小型現像装置の代わりに大型現像装置を装着す
る。この大型現像装置は、個々の小型現像装置における
現像剤搬送部材数よりも多くの現像剤搬送部材が設けら
れ、その輪郭形状が、画像形成装置内に装着される上記
少なくとも2つの小型現像装置それぞれの装着スペース
にまたがって装着可能で、上記少なくとも2つの小型現
像装置で形成される輪郭形状にほぼ等しくなる大きさに
構成されている。従って、上記少なくとも2つの小型現
像装置に代えて上記大型現像装置を用いた場合、大型現
像装置の現像剤搬送部材がその現像剤搬送速度を上げる
ことなく潜像担持体に対して十分な量の現像剤を供給す
るように作用するものである。また、この大型現像装置
のみを画像形成装置内に装着しても、画像形成装置内に
デッドスペースを形成せず、従って画像形成装置内の気
流を変化させず、また光のフレアを発生させないように
作用するものである。特に請求項3の発明においては、
大型現像装置における現像剤搬送部材の搬送速度を、小
型現像装置における現像剤搬送部材の搬送速度よりも遅
くなるように設定することで、現像剤搬送部材の回転に
よって、潜像担持体に供給された現像剤を掻き取らない
ように作用するものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である電子写真
複写機(以下、複写機という)に適用した一実施例につ
いて説明する。図1は本実施例に係る複写機の概略構成
図である。図1において、原稿照射用光源であるハロゲ
ンランプ1からの光は、コンタクトガラス2上の原稿
(図示せず)に当って反射し、第1ミラー3、第2ミラ
ー4、第3ミラー5、レンズ6、第4ミラー7、第5ミ
ラー8、第6ミラー9を順に通って、感光体である感光
体ドラム10上に結像される。感光体ドラム10の廻り
には、帯電装置11、イレーサ12、カラー現像装置1
3、黒現像装置14a、転写前除電ランプ15a、除電
ランプ15b、転写分離装置16、クリーニング装置1
7、分離爪18等が配置されている。帯電装置11にお
いては、暗中でチャージワイヤに高圧電圧が印加されて
コロナ放電が行なわれ、所定の電荷が、感光体ドラム1
0上に均一に帯電される。イレーサ12は、帯電された
感光体ドラム10に光を当てて不要な電荷を消去し、ク
リーニングの容易化を図るものである。イレーサ12
は、長尺状のLEDからなり、サイドイレース及び先端
イレースを行なっている。カラー現像装置13及び黒現
像装置14aは、トナーが供給された磁気ブラシで感光
体ドラム10上の静電潜像を現像するものである。転写
前除電ランプ15a及び除電ランプ15bは両者共、メ
インモータのスタートと同時に点灯され、フィルタによ
り拡散されながら感光体ドラム10上の残留電荷を消去
する光を照射するようになっている。転写分離装置16
は、給紙装置19から供給されレジストローラから送り
出された転写材であるペーパーを感光体ドラム10に密
着させながら、転写チャージャでトナーをペーパーに転
写させると共に、分離チャージャによって感光体ドラム
10からペーパーを分離させるものである。万一、分離
が出来なかった場合には、分離爪18により強制的に分
離させる。分離後のペーパーは搬送ベルト20により定
着装置21側へ搬送される。クリーニング装置17は、
感光体ドラム10上の残留トナーを掻き落すクリーニン
グブラシ17a及びクリーニングブレード17bを備え
ている。クーニングブラシ17aは、感光体ドラム10
と同一方向に回転されている。このクリーニングブラシ
17aは、クリーニングブレード17bで、除去されに
くい紙片等の異物を除去する機能を有している。クリー
ニングブラシ17a及びクリーニングブレード17bに
より掻き落されたトナーは、トナー回収部に回収される
ようになっている。定着装置21は、搬送部から送られ
てきたペーパーに一定の温度及び圧力を加えて、トナー
をペーパー上に融着させるものである。定着装置21を
通過したペーパーは排出路22を通って装置外に排出さ
れるか、あるいは循環路23を通って再び感光体ドラム
10に到り二度目の複写動作が実行される。
【0017】次に、図2を用いてカラー現像装置13及
び黒現像装置14aについて詳述する。黒現像装置14
aは、感光体ドラム10に対向する部分に開口部を有し
た現像器である現像室24を有している。この現像室2
4内の上記開口部近傍には、現像剤保持手段である円筒
状の現像ローラ25aが、その周面が感光体ドラム10
の表面と所定のギャップを置いて配置されている。この
現像ローラ25aの内部には、図示しない複数の異なる
磁極が交互に配置されてなる現像磁石ローラが現像ロー
ラ25aの内周面から一定の間隔を隔てて設けられてお
り、この現像磁石ローラの磁力によって現像ローラ25
aの表面上に磁力が形成され、磁性のキャリアとトナー
とを含んでなる磁気ブラシが形成されるようになってい
る。この磁気ブラシは、現像ローラ25a及び現像磁石
ローラの少なくとも一方が回転することにより所定の方
向に移動される。上記現像磁石ローラを内蔵した現像ロ
ーラ25aによって、現像剤搬送部材が構成されてい
る。
【0018】現像室24内の後部下方は、黒トナーとキ
ャリアとからなる二成分現像剤を収容する現像剤収容部
になっており、この現像剤収容部には、パドル26と撹
拌ローラ27が配設されていて、現像剤である黒トナー
とキャリアとを撹拌して、黒トナーに良好な摩擦帯電を
生じさせると共に、上記現像ローラ25aに現像剤を搬
送できる構成となっている。
【0019】現像ローラ25aの上部には、磁気ブラシ
の厚みを規制するアルミニウム等の非磁性金属からなる
ドクターブレード28が配置されている。又、パドル2
6の上方には、ドクターブレード28によって規制され
た現像剤を現像室24の後方に戻すセパレータ29が設
けられている。
【0020】このセパレータ29は水平な上面と、右下
がりの現像剤流下板29aを有し、該水平な上面の下方
には空洞が形成されており、該空洞内に現像剤を装置手
前側に搬送する、横方向(現像ローラ軸方向)における
搬送攪拌手段である、搬送スクリュー29bが設けられ
ている。そして、該空洞は図示しない上面に形成された
現像落下孔と装置手前側端部に形成された剤排出口とで
現像室24と連通している。上記流下板29aの上面に
は現像剤を装置奥側にスライドさせながら流下させるた
めの傾斜フィン29cが複数設けられている。上記搬送
スクリュー29b及び流下板29a上の傾斜フィン29
cによって現像剤が横方向へ搬送されると共に、流下板
29a、パドル26、現像ローラ25a、ドクターブレ
ード28等によって縦方向に搬送されて装置内で現像剤
が循環される。この現像剤の循環を高速で繰返し、これ
により、現像装置内の現像剤全体のトナー濃度が均一に
平衡化される。
【0021】補給トナーの貯蔵部であるトナーホッパ部
30内には着脱可能なトナーカートリッジ31が装着さ
れている。トナーカートリッジ31内の黒トナーは、ア
ジテータ32が回転することにより、トナー補給ローラ
33にふりかけられ、トナー補給ローラ33の回転によ
り現像室24に補給される。
【0022】カラー現像装置13は、感光体ドラム10
に対向する部分に開口部を有した現像器である現像室3
4を有している。この現像室34内の上記開口部近傍に
は、上記現像ローラ25aと同様の構成の現像ローラ3
5が、上記現像ローラ25aと同様にその周面が感光体
ドラム10の表面と所定のギャップを置いて配置されて
いる。
【0023】現像室34内の後部下方は、カラートナー
とキャリアとからなる二成分現像剤を収容する現像剤収
容部になっており、この現像剤収容部には、パドル36
と撹拌ローラ37が配設されていて、現像剤であるカラ
ートナーとキャリアとをを撹拌して、カラートナーに良
好な摩擦帯電を生じさせると共に、上記現像ローラ35
に現像剤を搬送できる構成となっている。
【0024】現像ローラ35の上部には、磁気ブラシの
厚みを規制するアルミニウム等の非磁性金属からなるド
クターブレード38が配置されている。又、パドル36
の上方には、ドクターブレード38によって規制された
現像剤を現像室34の後方に戻すセパレータ39が設け
られている。このセパレータ39は、上記セパレータ2
9と同様の構成となっている。
【0025】補給カラートナーの貯蔵部であるカラート
ナーホッパ40内のカラートナーは上記同様、アジテー
タ41が回転することにより、トナー補給ローラ42に
ふりかけられ、トナー補給ローラ42の回転により現像
室34に補給される。また、上記カラー現像装置13及
び黒現像装置14aの感光体ドラム10に対向する部分
に有する開口部には、トナーの飛散や混入を防止するた
めの入口シール43,44がそれぞれ設けられている。
【0026】以上のような構成の複写機において、例え
ば黒単色だけ必要なユーザは、上記黒現像装置14aと
カラー現像装置13に代えて図3に示すような黒現像装
置14bを使用する。図3の黒現像装置14bにおい
て、図2の黒現像装置14aにおける各構成部品と同様
の構成のもの、あるいは同様の働きをするものについて
は同一の符号を付してある。
【0027】黒現像装置14bが黒現像装置14aと異
なる第1の点は、感光体ドラム10に対向する部分に形
成された開口部近傍に、上現像ローラ25bと下現像ロ
ーラ25cの二つの現像ローラを有している点である。
このように黒現像装置14bは二つの現像ローラ25
b,25cを有しているため、現像ローラ25b,25
cと黒現像装置14aの現像ローラ25aの感光体ドラ
ム10に対する線速比が同じ場合、黒現像装置14bの
トナー供給能力は黒現像装置14aのトナー供給能力よ
り優れている。従って、感光体ドラム10に対する現像
ローラ25b,25cの線速比を、黒現像装置14aに
おける現像ローラ25aの感光体ドラム10に対する線
速比よりも小さく設定できる。この結果、現像ローラ2
5b,25cの回転によって、感光体ドラム10に供給
されたトナーが部分的に掻き取られることがなく、ハー
フトーン後端かすれや横線のかすれのない高画質な画像
を得ることができる。
【0028】また、黒現像装置14bが黒現像装置14
aと異なる第2の点は、黒現像装置14bの輪郭形状
が、図2の黒現像装置14aとカラー現像装置13で形
成される輪郭形状にほぼ等しくなるように構成されてお
り、かつ、黒現像装置14bは図2の黒現像装置14a
とカラー現像装置13が装着されるスペースにまたがっ
て装着できるように構成されている点である。このよう
に構成することで、黒現像装置14bのみを使用すると
きでも感光体ドラム10の廻りにデッドスペースを作る
ことがないため、目隠し板を設置する必要がなく、ま
た、複写機本体内で気流の変化や光のフレアが発生する
こともない。
【0029】次に、黒現像装置14b内で回転駆動する
ローラ等回転部材の駆動について説明する。図4は、図
2に示された黒現像装置14aにおけるローラ等回転部
材に連結された駆動ギヤの係合状態を示している。この
図において、感光体ドラムギヤ45は感光体ドラム10
に、現像ローラギヤ46aは現像ローラ25aに、搬送
スクリューギヤ47aは搬送スクリュー29bに、パド
ルギヤ48aはパドル26に、撹拌ローラギヤ49aは
撹拌ローラ27にそれぞれ連結されている。そして、感
光体ドラムギヤ45は現像ローラギヤ46aに、現像ロ
ーラギヤ46aは感光体ドラムギヤ45と搬送スクリュ
ーギヤ47aに、搬送スクリューギヤ47aは現像ロー
ラギヤ46aとパドルギヤ48aに、パドルギヤ48a
は搬送スクリューギヤ47aと撹拌ローラギヤ49a
に、撹拌ローラギヤ49aはパドルギヤ48aに係合し
ている。以上のように駆動ギヤが構成された黒現像装置
14aにおいては、複写機本体側に回転可能に固着され
た感光体ドラム10が複写機本体側に設けられた駆動源
によって回転駆動されることで、その駆動が感光体ドラ
ムギヤ45から現像ローラギヤ46a、搬送スクリュー
ギヤ47a、パドルギヤ48a、撹拌ローラギヤ49a
各々のギヤに伝達され、黒現像装置14aの各回転部材
を回転駆動させる。
【0030】一方、図5は、図3に示された黒現像装置
14bにおけるローラ等回転部材に連結された駆動ギヤ
の係合状態を示している。この図において、現像ローラ
ギヤ46bは上現像ローラ25bに、小径の第1ギヤ4
71と大径の第2ギヤ472が固定されて構成される搬
送スクリューギヤ47bは搬送スクリュー29bに、パ
ドルギヤ48bはパドル26に、撹拌ローラギヤ49b
は撹拌ローラ27にそれぞれ連結されている。また、上
現像ローラ25bの回転に伴い回転する上現像ローラ2
5bの回転軸46cは現像ローラギヤ46bに固定され
ている。更に、現像ローラギヤ46bの歯数は、上記図
4における現像ローラギヤ46aの歯数よりも大きくな
るように構成されている。更に、下現像ローラ25cの
回転に伴い回転する下現像ローラ25cの回転軸46d
と上記回転軸46cの軸径は同じになるように構成され
ている。
【0031】そして、感光体ドラムギヤ45は現像ロー
ラギヤ46bに、現像ローラギヤ46bは感光体ドラム
ギヤ45と搬送スクリューギヤ47bの第1ギヤ471
に、搬送スクリューギヤ47bの第2ギヤ472はパド
ルギヤ48bに、パドルギヤ48bは搬送スクリューギ
ヤ47bの第2ギヤ472と撹拌ローラギヤ49bに、
撹拌ローラギヤ49bはパドルギヤ48bに係合してい
る。ここで、上現像ローラ25bと下現像ローラ25c
各々の回転軸46cと46dはベルト50で連結されて
いる。
【0032】以上のように駆動ギヤが構成された黒現像
装置14bにおいては、複写機本体側に回転可能に固着
された感光体ドラム10が複写機本体側に設けられた駆
動源によって回転駆動されることで、その駆動が感光体
ドラムギヤ45から現像ローラギヤ46bに伝達され、
それに伴いベルト50によって下現像ローラ25cの回
転軸46dに伝達される。ここで、上記のように現像ロ
ーラギヤ46bの歯数は図4における現像ローラギヤ4
6aの歯数よりも多く、回転軸46dと回転軸46cの
軸径は同じなので、感光体ドラムギヤ45が同一回転速
度の場合複写機本体側には一切変更を加えることなく、
黒現像装置14bの上現像ローラ25bの回転速度を、
黒現像装置14aにおける現像ローラ25aの回転速度
よりも遅くすることができ、また下現像ローラ25cの
回転速度を上現像ローラ25bと同じ回転速度とするこ
とができる。そして、感光体ドラムギヤ45から伝達さ
れた駆動は、現像ローラギヤ46bから搬送スクリュー
ギヤ47bの第1ギヤ471に伝達され、第1ギヤ47
1の回転に伴い第2ギヤ472が回転することでパドル
ギヤ48bに伝達され、更に、パドルギヤ48bから撹
拌ローラギヤ49bに伝達され、黒現像装置14bの各
回転部材を回転駆動させる。
【0033】以上、本実施例によれば、黒現像装置14
bにおける回転部材に連結された駆動ギヤを変更するだ
けで、複写機本体側にはなんら変更を加えることなく感
光体ドラム10に対する現像ローラ25b,25cの線
速比を変えることができ、その結果、現像ローラ25
b,25cの回転によって、感光体ドラム10に供給さ
れた現像剤が掻き取られることを防止し、高画質な画像
を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1又は2の発明によれば、少なく
とも2つの小型現像装置を同時に装着可能な画像形成装
置において1つの現像装置のみを使用する場合、上記少
なくとも2つの小型現像装置で形成される輪郭形状とほ
ぼ等しい輪郭形状の現像装置を使用するので、目隠し板
を設置する必要がなく、また気流の変化や光のフレアに
よる悪影響を発生させることのない現像装置及び該現像
装置を用いた画像形成装置を提供できるという効果があ
る。また、請求項1の発明によれば、画像形成装置にお
ける少なくとも2つの小型現像装置それぞれの装着スペ
ースにまたがって装着可能で、スペースのレイアウト上
の制約が少ないため、モールド部品等を多く使用可能で
ある。従って、安価で、組立て性を向上させた現像装置
を提供できるという効果がある。特に、請求項3の発明
によれば、少なくとも2つの小型現像装置を同時に装着
可能な画像形成装置において1つの現像装置のみを使用
する場合に用いられる現像装置は、上記小型現像装置に
おける現像剤搬送部材数よりも多くの現像剤搬送部材を
備え、その現像剤搬送部材の搬送速度が上記小型現像装
置における現像剤搬送部材の搬送速度よりも遅くなるよ
うに設定されているので、現像剤搬送部材の回転によっ
て、潜像担持体に供給された現像剤が掻き取られること
を防止し、高画質な画像を得ることができる現像装置及
び該現像装置を用いた画像形成装置を提供できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る電子写真複写機の概略構成を示す
正面図。
【図2】図1中のカラー現像装置13及び黒現像装置1
4aの概略構成を示す正面断面図。
【図3】実施例に係る2つの現像ローラを備えた黒現像
装置14bの概略構成を示す正面断面図。
【図4】図2中の黒現像装置14aの回転部材に連結さ
れた駆動ギヤの係合状態を示した説明図。
【図5】図3中の黒現像装置14bの回転部材に連結さ
れた駆動ギヤの係合状態を示した説明図。
【符号の説明】
10 感光体ドラム 14b 黒現像装置 24 現像室 25b 上現像ローラ 25c 下現像ローラ 26 パドル 27 撹拌ローラ 28 ドクターブレード 29 セパレータ 29a 現像剤流下板 29b 搬送スクリュー 29c 傾斜フィン 30 トナーホッパ部 31 トナーカートリッジ 32 アジテータ 33 トナー補給ローラ 44 入口シール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの小型現像装置を同時に装
    着可能な画像形成装置用の大型現像装置であって、該小
    型現像装置における現像剤搬送部材数よりも多くの現像
    剤搬送部材を備え、該画像形成装置における該少なくと
    も2つの小型現像装置それぞれの装着スペースにまたが
    って装着可能に構成されたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】複数の小型現像装置と、少なくとも2つの
    該小型現像装置を同時に装着可能な装着スペースを備え
    た画像形成装置本体と、該小型現像装置における現像剤
    搬送部材数よりも多くの現像剤搬送部材を備え、少なく
    とも2つの該小型現像装置それぞれの装着スペースにま
    たがって装着可能に構成された大型現像装置とを有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】上記大型現像装置における現像剤搬送部材
    の搬送速度を、上記小型現像装置における現像剤搬送部
    材の搬送速度よりも遅くなるように設定したことを特徴
    とする請求項1の現像装置、又は請求項2の画像形成装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8238800B2 (en) 2007-09-28 2012-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus

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