JP2556062B2 - 多色画像形成装置の制御方法 - Google Patents

多色画像形成装置の制御方法

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JP2556062B2
JP2556062B2 JP62267214A JP26721487A JP2556062B2 JP 2556062 B2 JP2556062 B2 JP 2556062B2 JP 62267214 A JP62267214 A JP 62267214A JP 26721487 A JP26721487 A JP 26721487A JP 2556062 B2 JP2556062 B2 JP 2556062B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真複写プロセスを有する多色画像形
成装置、例えば、複写機、プリンタ等の制御方法に関す
るものである。
(従来の技術及びその問題点) 従来、前記画像形成装置に使用される現像装置とし
て、感光体ドラムの側部に配設された現像ローラの周囲
に、該現像ローラに対向するトナー供給・回収ローラを
備えた複数のトナーカートリッジを着脱可能に配置し、
各トナーカートリッジからトナー供給・回収ローラを介
して現像ローラにトナーを供給するようにしたものが、
本出願人により特願昭62−12739号明細書で提案されて
おり、このものを用いれば、各トナーカートリッジに夫
々異なる色のトナーを収容しておき、使用するトナーカ
ートリッジを切り換えることにより所望の色の画像を得
ることができる。
ところが、前記現像装置では、トナーカートリッジを
抜き出して別の色のトナーを収容したものと取り換える
場合、現像ローラ上にトナーがそのまま保持されている
と、次に新たに装着したトナーカートリッジから別の色
のトナーが供給されて画像が混色するという事態が生じ
るため、現像終了後に現像ローラ上のトナーを一旦元の
トナーカーリッジに回収するようにしている。
しかし、トナーカートリッジへのトナー回収動作は、
トナー供給・回収ローラを回転しつつ行なわれるため、
このときトナーの回収と並行してトナーの供給が行わ
れ、トナー回収効率が悪く、回収にかなりの時間を要
し、特にトナーとキャリアとからなる2成分現像剤を使
用するものでは、キャリアの内部に位置するトナーを完
全に回収することができない。
このため、使用するトナーカートリッジを切り換え
て、現像ローラの表面に新たなトナーを供給すると、該
トナーとそれまで現像ローラの表面に残存するトナーが
混合されて、画像先端部分に混色が生じるという問題点
を有していた。
また、トナーカートリッジを取り換えてから最初に現
像ローラに供給されるトナーの中には、帯電不良トナー
が少なからず存在し、これが感光体ドラムの表面に供給
されてカブリを招来することがある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記問題点を解決するためになされたもの
で、静電潜像担体に対向する現像ローラと、トナー供給
・回収ローラを有する複数のトナーホッパとからなり、
使用するトナーホッパを選択することにより、前記現像
ローラの表面に夫々異なる色のトナーを供給して多色画
像を形成する多色画像形成装置において、使用するトナ
ーホッパを選択し、プリント信号が入力された後、前記
トナー供給・回収ローラの駆動下で、前記現像ローラの
表面上のトナーを前記静電潜像担体の非画像領域に消費
させるようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明を、その一実施例を示す添付図面を参照
して説明する。
A.複写機の概略構成及び動作 第1図は複写機の断面図で、その構成を動作とともに
説明する。
複写機本体(1)の略中央には、例えばアルミニウム
からなる円筒体(例えばφ30mm)の表面にセレン、酸化
亜鉛、硫化カドニウム、又はその他有機系の光導電体を
蒸着又は塗布した静電潜像担体である感光体ドラム
(3)が配置されている。
この感光体ドラム(3)は、プリントスイッチ(図示
せず)のオン動作に基づくメインモータ(2)の駆動に
より矢印(a)方向に回転され、帯電チャージャ(4)
の放電により表面は所定の電位に帯電される。
光学系(8)では露光ランプ(9)が点灯し、その光
は矢印(b)方向にスキャン動作する原稿台(14)に載
置された原稿(図示せず)に照射され、反射光がセルフ
ォックスレンズアレイ(12)を介して、前述のごとく所
定の電位に帯電されている感光体ドラム(3)に露光点
(X1)から露光され、感光体ドラム(3)の表面には原
稿画像に対応した静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置(5)との対向部(X2)で
トナーの供給を受けてトナー像として顕像化される。な
お、この現像動作は後に詳細に説明する。
複写紙(S)は給紙部(20)から給紙ローラ(21)の
回転に基づいて一枚づつ供給され、ガイド板(22)(2
3)の間を通りタイミングローラ対(24)の手前で待機
し、前記トナー像とタイミングをとって転写領域(X3)
に搬送され、転写チャージャ(6)の放電に基づいてト
ナー像が静電的に転写される。
トナー像が転写された複写紙(S)は、感光体ドラム
(3)の表面から分離されたのち、搬送ベルト(25)に
てガイド板(26)を介して定着装置(27)に搬送され、
ここで前記トナー像が複写紙(S)に溶融定着されて排
紙トレイ(28)上に排出される。
転写領域(X3)を通過した感光体ドラム(3)の表面
は、クリーニング装置(7)にて残留トナーが除去され
たのち、露光ランプ(9)の光が反射笠(10)の開口部
(11)及びミラー(13)を介して領域(X4)に照射され
て残留電荷が除去される。
B.現像装置(5)の構成等 次に、現像装置(5)の構成等について第2〜4図を
参照して説明する。
現像装置(5)は、第1,2図に示すように、概略、黒
トナーを収容する第1のトナーホッパ(60)と、黒以外
のカラートナー(例えば赤トナー)を収容する第2のト
ナーホッパ(70)と、図示しない切換機構により感光体
ドラム(3)の外周面に沿って矢印(c),(c′)方
向に移動し、トナーホッパ(60)又は(70)から選択的
にトナーの供給を受けてこれを感光体ドラム(3)の表
面に形成されている静電潜像に供給する現像部(30)
と、で構成されている。
i.現像部(30)(第3図参照) 現像部(30)において、現像フレーム(31),(31)
(一方は図示せず)は、感光体ドラム支軸(16)の奥側
と手前側に回動可能に取り付けられている。
現像フレーム(31),(31)には現像ローラ(32)が
後に説明する方法により支持されており、該現像ローラ
(32)と感光体ドラム(3)との間には所定のギャップ
が形成されている。
なお、現像ローラ(32)は、例えばアルミニウム等の
導電性非磁性体で構成されており、外周面にはブラスト
処理等で微小凹部が形成されている。
また、現像ローラ(32)の内部には、軸方向に磁極を
延設した複数の磁石を周方向に配置した磁気ローラ(3
3)が収容されており、その支軸一端部は現像ローラ(3
2)の内部に形成した軸受凹部(図示せず)に回転可能
に支持され、支持他端部は現像ローラ(32)から突出し
て現像フレーム(31)に固定されており、現像フレーム
(31)に対して相対的に回転不可能な状態に固定されて
いる。一方、現像ローラ(32)は、一端部が現像フレー
ム(31)に回転可能に支持され、他端部が磁気ローラ
(33)の支軸に回転可能に支持されている。
従って、現像部(30)が感光体ドラム(3)の外周面
に沿って移動しても、磁気ローラ(33)の磁極は感光体
ドラム(3)に対して相対的に一定の位置関係にある。
即ち、感光体ドラム(3)と対向する磁極は常に感光体
ドラム(3)と対向する。
また、現像フレーム(31),(31)の間には現像ロー
ラ(32)の上部及び下部を夫々覆う上部フレーム(35)
と下部フレーム(36)が橋渡しされ、現像ローラ(32)
は感光体ドラム(3)との対向部と、その反対側だけが
開放されている。
前記下部フレーム(36)の現像ローラ(32)との対向
面には軸方向に沿って撹拌室(38)が形成され、撹拌室
(38)の内面は現像剤が滞留することなく円滑に流れる
ような曲面としてあり、撹拌室(38)の反時計回り方向
の側壁は、現像ローラ(32)と所定のギャップを以て対
向する規制部(39)としてある。
さらに、現像部(30)の上下には夫々現像部(30)を
検出するスイッチ(S1),(S2)が取り付けてあり、こ
れらは共に図示しない制御装置に接続されている。
以上の構成からなる現像部(30)は、第3,4図に示す
ように、図示しない切換機構により現像ローラ(32)
が、第1のトナーホッパ(60)の供給ローラ(62)と対
向する黒現像状態(P1)と、第2のトナーホッパ(70)
の供給ローラ(72)と対向するカラー現像状態(P2)と
に切り換えできるようにしてある。
また、現像部(30)は、第3図に示すように、感光体
ドラム(3)と帯電チャージャ(4)とクリーニング装
置(7)とともに、これらの奥側と手前側に設けたユニ
ットフレーム(15)(15)(一方は図示せず)に固定さ
れて全体としてイメージングユニット(IU)を構成し、
このイメージングユニット(IU)は複写機本体(1)に
着脱できるようにしてある。
ii.トナーホッパ(60),(70)(第2図参照) トナーホッパ(60),(70)は現像部(30)に夫々黒
トナー、カラートナーを供給するものである。
これらトナーホッパ(60),(70)は現像部(30)の
後部に着脱可能に配置されており、トナーホッパ(6
0),(70)の前部開口部(61),(71)には夫々供給
ローラ(62),(72)が配置され、これらはトナーホッ
パ(60)(70)の側壁に夫々回転可能に支持されてい
る。また、前記供給ローラ(62),(72)は、その中心
が感光体ドラム(3)を中心とする円弧(L2)(第4図
参照)上に位置し、供給ローラ(62),(72)と感光体
ドラム(3)との外周面が最も近接する位置で、両者の
間隔は現像ローラ(32)の該系よりも若干大きくしてあ
る。
なお、供給ローラ(62),(72)は、例えば前記現像
ローラと同様にアルミニウム等の導電性非磁性体で構成
されており、外周部にはブラスト処理等で微小凹部が形
成されている。
また、供給ローラ(62),(72)の後部外周面には規
制ブレード(64),(74)とトナー流出防止フィルム
(65),(75)が夫々圧接されている。
さらに、トナーホッパ(60),(70)の後部は、前記
供給ローラ(62),(72)、規制ブレード(64),(7
4)及びトナー流出防止フィルム(65),(75)で仕切
られて夫々トナー収容槽(66),(76)が形成され、第
1のトナーホッパ(60)のトナー収容槽(66)には撹拌
羽根(67)が回転可能に収容されている。
スイッチ(S3),(S4)は夫々トナーホッパ(60),
(70)が所定の位置に装着されているか否かを検出する
スイッチで、その信号は図示しない制御装置に出力され
るようになっている。
iii.駆動機構(120)(第5,6図参照) 駆動機構(120)において、感光体ドラム(3)の支
軸に設けた感光体ドラム駆動ギヤ(121)はメインモー
タ(2)(第1図参照)に駆動連結されており、現像ロ
ーラ(32)の支軸に取り付けた現像ローラ駆動ギヤ(12
2)は現像フレーム(31)を介して感光体ドラム駆動ギ
ヤ(121)に噛み合いながらその回りを回転するように
してあり、これらギヤ(121)と(122)は差動歯車装置
を構成している。
また、供給ローラ(62),(72)の支軸には供給ロー
ラ駆動用クラッチ(127)[供給ローラ(72)に対応す
るクラッチは図示せず]を介して供給ローラ駆動ギヤ
(124),(126)が取り付けてあり、これら供給ローラ
駆動ギヤ(124),(126)はアイドラーギヤ(123),
(125)と夫々噛み合っている。
さらに、図示しないが、第1のトナーホッパ(60)に
設けた撹拌羽根(67)は、供給ローラ駆動ギヤ(124)
に駆動連結され、供給ローラ(62)とともに回転駆動す
るようにしてある。なお、撹拌羽根(67)は原稿台(1
4)の駆動系に連結し、原稿台の移動とともに回転する
ようにしてもよい。
以上の構成からなる駆動機構(120)では、現像部(3
0)を黒現像状態(P1)に設定すると、第6図に示すよ
うに、感光体ドラム駆動ギヤ(121)と噛み合っている
現像ローラ駆動ギヤ(122)が第1のトナーホッパ(6
0)のアイドラーギヤ(123)と噛合する。
従って、かかる状態でメインモータ(2)を駆動して
感光体ドラム駆動ギヤ(121)が矢印方向に回転する
と、これにつれて現像ローラ駆動ギヤ(122)、アイド
ラーギヤ(123)及び供給ローラ駆動ギヤ(124)が夫々
矢印方向に回転し、感光体ドラム(3)、現像ローラ
(32)が夫々矢印方向に回転する。また、図示しない制
御装置からの信号により供給ローラ駆動用クラッチ(12
7)がオンされると、供給ローラ駆動ギヤ(124)の回転
は供給ローラ(62)に伝達される。
現像部(30)を黒現像状態(P1)からカラー現像状態
(P2)に切り換えると、現像ローラ駆動ギヤ(122)は
感光体ドラム駆動ギヤ(121)と噛合しつつその周囲を
移動し、第2のトナーホッパ(70)のアイドラーギヤ
(125)と噛合する。
従って、かかる状態でメインモータ(2)を駆動して
感光体ドラム駆動ギヤ(121)が矢印方向に回転する
と、これに従って現像ローラ駆動ギヤ(122)、アイド
ラーギヤ(125)、及び供給ローラ駆動ギヤ(126)が夫
々矢印方向に回転し、感光体ドラム(3)、現像ローラ
(32)が夫々矢印方向に回転する。また、図示しない供
給ローラ駆動用クラッチがオンされると、供給ローラ駆
動ギヤ(126)の回転が供給ローラ(72)に伝達され
る。
iv.トナー濃度制御手段(第2図参照) 次に、現像部(30)に供給されるトナーの濃度調製手
段について説明する。
現像部(30)の現像ローラ(32)には現像バイアス電
圧(Vb)が印加され、供給ローラ(62),(72)には直
流バイアス電圧(Vss)に交流バイアス電圧(Vrms)を
直列接続した回収バイアス電圧(Vs)が印加され、前記
バイアス電圧(Vb),(Vss)は可変としてあり、その
電圧値を調製することにより現像ローラ(32)上のトナ
ー濃度を調整可能としてある。
v.現像剤 以上の構成からなる現像装置(5)ではトナーとキャ
リアとからなる2成分現像剤が使用される。
キャリアとしては、粒径約20〜100μmを有するバイ
ンダ型キャリア、フェライトキャリア、鉄粉キャリア、
又はこれらの表面に適当な樹脂をオーバーコートしたキ
ャリア等が使用され、キャリアは現像ローラ(32)の外
周部に磁気ローラ(33)の磁力により磁気的に保持され
ている。なお、現像ローラ(30)の表面に保持されるキ
ャリア量は、現像ローラ(30)により磁気的に拘束して
保持されうる量である。
トナーとしては、粒径5〜30μmを有するもので、粉
砕法又は懸濁重合法等によって製造されたものやカプセ
ルトナーが使用され、前述のように第1のトナーホッパ
(60)には黒トナーが収容され、第2のトナーホッパ
(70)には黒以外のカラートナー(例えば赤トナー)が
収容されている。
C.黒現像動作 以下、第1のトナーホッパ(60)の黒トナーを用いた
黒現像動作について第7図のタイムチャートに従って説
明する。
現像装置(5)が第2図に示す黒現像状態(P1)にあ
るとき、電源スイッチ(図示せず)がオンされると、ス
イッチ(S1)が現像部(30)を検知してオンし、スイッ
チ(S3),(S4)が夫々トナーホッパ(60),(70)を
検知してオンする。なお、スイッチ(S2)はオフしてい
る。
この状態でプリントスイッチ(図示せず)がオンされ
ると、駆動機構(120)では、メインモータ(2)の駆
動に基づいて感光体ドラム(3)、現像ローラ(32)、
撹拌羽根(67)が夫々回転するとともに、供給ローラ駆
動用クラッチ(127)のオン動作に基づいて供給ローラ
(62)が回転を開始して、現像ローラ(32)の表面に黒
トナーを供給開始するとともに、帯電チャージャ(4)
の放電に基づいて感光体ドラム(3)の表面は一様に−
600Vに帯電される。
また、制御装置(図示せず)からの信号に基づいて現
像バイアス電圧(Vb)は+50Vに設定され、直流バイア
ス電圧(Vss)は−200Vに設定される。
これにより、トナー収容槽(66)では、撹拌羽根(6
7)の回転に基づいて黒トナーが混合撹拌されながら前
方に搬送され、その際、トナーのブロッキング、架橋現
象が防止される。
トナー収容槽(66)に面する供給ローラ(62)の外周
部では、後方から送られてきたトナーが供給ローラ(6
2)の表面微小凹部に取り込まれて矢印方向に搬送さ
れ、規制ブレード(64)の先端接触部にて余分なものが
掻き落される。
微小凹部に取り込まれたトナーは、規制ブレード(6
4)の圧接部を通過する際に、規制ブレード(64)との
接触によりプラス極性に摩擦帯電され、供給ローラ(6
2)の表面には荷電トナー薄層が形成される。
現像ローラ(32)の表面では、キャリアが磁気ローラ
(33)の磁石から発生している磁力線に沿って磁気ブラ
シ状態で搬送され、前記トナー薄層が供給ローラ(62)
と現像ローラ(32)との対向部に搬送されると、前記ブ
ラシ状キャリアの掻き取り作用と、現像ローラ(32)と
供給ローラ(62)とに印加されているバイアス電圧(V
b),(Vs)の電圧差に基づいて現像ローラ(32)の表
面に黒トナーが供給される。
ここで、現像ローラ(32)と供給ローラ(62)とが対
向する領域では、前述のトナー供給動作のみならず、並
行して現像ローラ(32)上のキャリアより余分なトナー
を供給ローラ(62)に回収する回収動作を行なわれる。
現像ローラ(32)の表面に供給されたトナーは、現像
ローラ(32)の回転に基づいて矢印方向に搬送され、ま
ず、現像ローラ周面上で両者が混合され、次に、トナー
とキャリアは撹拌室(38)に運ばれ、ここでさらに混合
される。
しかし、初期の段階で現像ローラ(32)に供給された
トナーの中には、規制ブレード(64)との対向部を通過
せず、予備帯電されることなく供給されたものも含まれ
ており、これら未帯電トナーは、プリントスイッチのオ
ン動作前に現像ローラ(32)の表面に保持されていた残
存トナーとともに、プリントスイッチのオン動作から所
定時間経過するまで感光体ドラム(3)の表面に供給さ
れる。感光体ドラム(3)に供給されたトナーは、転写
領域(X3)で複写紙(S)に転写されることなくクリー
ニング装置(7)で回収され、混色、カブリ等が防止さ
れる。
次に、所定時間経過して通常の画像形成動作が許可さ
れると、現像バイアス電圧(Vb)は−150Vに切り換えら
れ、現像ローラ(32)の表面上には所定の濃度(トナー
濃度:T1=6〜10wt%)の2成分現像剤が調整され、通
常の現像が可能な状態に設定される。
そして、この状態で、感光体ドラム(3)の表面に形
成された静電潜像が現像ローラ(32)との対向部に搬送
されてくると、この静電潜像には前記2成分現像剤が摺
擦されて黒トナー像として顕像化される。
感光体ドラム(3)との対向部を通過した現像剤は、
規制部材(39)との対向部で穂切りされて大部分が撹拌
室(38)に落下し、この落下した現像剤はここで混合さ
れている現像剤とともに矢印方向に渦を形成しながら混
合され、現像時のトナー消費パターンが消去され、さら
に、一部の現像剤が再び現像ローラ(32)の表面に保持
されて供給ローラ(62)との対向部に搬送され、ここで
再びトナーが供給される。なお、撹拌室(36)の内面は
滑らかな曲面で、しかも、磁気ローラ(33)の磁気拘束
力の及ぶ範囲内に形成されているため、現像剤が一箇所
に滞留するようなことはなく、現像ローラ(32)の回転
に伴って常に混合撹拌される。
前記現像動作が終了すると、帯電チャージャ(4)、
露光ランプ(9)が順次オフされたのちの所定時間後、
現像バイアス(Vb)は一旦オフされ、供給ローラ(62)
の回転下で直流バイアス電圧(Vss)の設定値が−300V
に変更される。
この結果、プラス極性に帯電されている現像ローラ
(32)上の黒トナーは、電気的に引かれて供給ローラ
(62)に一部転移してトナーホッパ(60)に回収され、
現像ローラ(32)上のトナー濃度は待機状態(T2=0.1
〜2.0wt%)に設定される。
次に、再びプリントスイッチがオンされると、今度は
前述のように現像ローラ(32)上のトナーを感光体ドラ
ム(3)の表面に消費する動作は実行されず、いきなり
通常の現像動作が実行される。
D.カラー現像動作 切換スイッチ(図示せず)がオンされると、図示しな
い切換機構により現像部(30)は矢印(c′)方向に移
動し、黒色現像状態(P1)からカラー現像状態(P2)に
切り換えられる。このとき、現像ローラ(32)の中心は
感光体ドラム(3)中心とする円弧(L1)に沿って移動
する。この結果、スイッチ(S1)がオフし、続いてスイ
ッチ(S2)がオンする。
次に、プリントスイッチがオンされるとメインモータ
(2)が作動し、感光体ドラム(3)、現像ローラ(3
2)が回転するとともに、供給ローラ駆動用クラッチ
(図示せず)がオンして供給ローラ(72)も回転する。
一方、感光体ドラム(3)の回りでは帯電チャージャ
(4)がオンされ、感光体ドラム(3)の表面は一様に
−600Vに帯電される。さらに、現像バイアス電圧(Vb)
は+50Vに、直流バイアス電圧(Vss)は−200Vにセット
される。
この結果、現像ローラ(32)の表面には新たにカラー
トナーが供給されつつ、そこに残存する黒トナーが感光
体ドラム(3)の表面に供給され、現像ローラ(32)か
ら黒トナーが除去されるとともに、トナーホッパ(70)
から新たに供給された未帯電トナーを多く含むカラート
ナーが感光体ドラム(3)に消費され、クリーニング装
置(7)に回収される。
これにより、カラー現像時に黒トナーが供給され、混
色等により画質が低下することもなく、また、未帯電ト
ナーが感光体ドラム(3)に供給されて画像にカブリが
生じることもない。
以上の動作が所定時間行われると、図示しない制御装
置からの信号に基づいて現像バイアス(Vb)は−150Vに
切り換えられる。
これにより、現像ローラ(32)の外周部ではキャリア
とカラートナーとからなる所定濃度(トナー濃度:T1
=6〜10wt%)の2成分現像剤が調製される。
一方、感光体ドラム(3)の表面は帯電チャージャ
(4)の放電により帯電されたのち、光学系(8)から
の画像露光に基づき静電潜像が形成され、この静電潜像
は現像ローラ(32)の対向部でカラートナーの供給を受
けてカラートナー像として顕像化される。
以上の現像動作が終了すると、現像装置(5)では、
現像バイアス電圧(Vb)及び回収バイアス電圧(Vs)が
切り換えられ、現像ローラ(32)の表面上のトナー濃度
は待機状態(T2′=0.1〜2.0wt%)に設定される。
次に、現像部(30)をカラー現像状態(P2)から黒現
像状態(P1)に切り換え、そしてプリントスイッチがオ
ンされると、前記トナー消費動作が実行される。
F.他の実施例 前記実施例では、本発明をトナーとキャリアとからな
る2成分現像剤を使用する現像装置に適用した場合につ
いて示したが、1成分現像剤を使用する現像装置にも適
用できることは勿論である。
また、前記実施例では、現像ローラ(30)上のトナー
を除去するときも、通常の画像現像時と同様に、感光体
ドラム(3)の表面を−600Vに帯電するものとしたが、
これに限らず、現像バイアス電圧(Vb)としてトナーと
同極性の電圧(前記実施例では+50Vとしたが、それ以
上の電圧)を印加して、現像ローラ(32)の表面からト
ナーを感光体ドラム(3)にさらに積極的に弾き飛ばす
ようにしてもよい。さらに、現像バイアス電圧(Vb)に
交番電圧を重畳したり、感光体ドラム(3)の帯電電位
を通常の現像時(−600V)よりも大きくすれば、トナー
の除去効率が一層向上する。
さらにまた、前記実施例では、現像終了後に現像ロー
ラ(32)のトナー濃度を現像状態(6〜10wt%)から待
機状態(0.1〜2.0wt%)に切り換えるものとしたが、現
像状態を維持するようにしてもよい。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、使用
するトナーを切り換え、そして最初のプリント信号がオ
ンされると、現像ローラの表面に残存するトナー、及
び、新たなトナーホッパから最初に供給されて未帯電ト
ナーを多く含むトナーは静電潜像担体の表面に消費され
る。
このため、次にカラートナーを用いた現像を行って
も、画像上に黒トナーが現れることはなく、混色の無い
鮮明な画像を得ることができる。
また、トナーホッパを切り換えた当初に発生しやすい
粉煙トナーも同時に除去され、カブリの無い奇麗な画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる現像装置を装備した複写機の概
略構成を示す断面図、第2図は第1図の要部断面図、第
3図は現像部の構成を示す断面図、第4図は現像ローラ
の動きを示す断面図、第5図は駆動機構の分解斜視図、
第6図は駆動機構の切換状態を示す側面図、第7図は複
写機の制御を示すタイムチャートである。 1……複写機本体、2……メインモータ、3……感光体
ドラム(静電潜像担体)、5……現像装置、7……クリ
ーニング装置、30……現像部、31……現像フレーム、32
……現像ローラ、33……磁気ローラ、35……上部フレー
ム、36……下部フレーム、60……第1のトナーホッパ、
61,71……開口部、62,72……供給ローラ、70……第2の
トナーホッパ、120……駆動機構、121……感光体ドラム
駆動ギヤ、122……現像ローラ駆動ギヤ、124,125……供
給ローラ駆動ギヤ、127……供給ローラ駆動用クラッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池側 彰仁 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 衛藤 浩一 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 中川 秀一 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭62−210483(JP,A) 特開 昭63−70870(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像担体に対向する現像ローラと、ト
    ナー供給・回収ローラを有する複数のトナーホッパとか
    らなり、使用するトナーホッパを選択することにより、
    前記現像ローラの表面に夫々異なる色のトナーを供給し
    て多色画像を形成する多色画像形成装置において、 使用するトナーホッパを選択し、プリント信号が入力さ
    れた後、前記トナー供給・回収ローラの駆動下で、前記
    現像ローラの表面上のトナーを前記静電潜像担体の非画
    像領域に消費させることを特徴とする多色画像形成装置
    の制御方法。
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