JPH0688896A - ボルトレンチ - Google Patents

ボルトレンチ

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JPH0688896A
JPH0688896A JP3089595A JP8959591A JPH0688896A JP H0688896 A JPH0688896 A JP H0688896A JP 3089595 A JP3089595 A JP 3089595A JP 8959591 A JP8959591 A JP 8959591A JP H0688896 A JPH0688896 A JP H0688896A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料ラックの上端よりもチャンネルボックス
の上端が低い位置に収納される核燃料集合体のファスナ
ボルトを、容易かつ確実に着脱できるボルトレンチを提
供する。 【構成】 ボルトレンチ1の外筒8の先端部の両側に
は、ソケットレンチ体6の先端より爪部9aを先端側へ突
出させて一対の係止爪9を開閉自在に枢着する。係止爪
9には、ガイド輪10を設ける。ガイド部材14の先端に、
各係止爪9を閉鎖する方向に各ガイド輪10をそれぞれ誘
導するガイド溝14aを設ける。ボルトレンチ1は、外筒
8および操作ロッド5に対し操作スリーブ3を軸方向に
移動させるための操作レバー45と、外筒8の先端部に固
設したガイド具20とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、沸騰水型軽
水炉(BWR)を有する原子力発電所において、原子炉
核燃料の交換や点検の際に、核燃料本体とチャンネルボ
ックスの止着に用いられるファスナボルトを、遠隔操作
して着脱するためのボルトレンチの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記した沸騰水型軽水炉の核燃料集合体
Fは、図10に示すように、核燃料本体(燃料棒を数十
本組み合わせたもの)Aに、一次冷却水の流通接触促進
や核燃料制御棒の誘導や核燃料体の保護のための角筒状
のチャンネルボックスBを被装し、両者を1本のファス
ナボルトCでねじ止めにより固定したものである。この
核燃料集合体Fは、例えば100万kW級の原子炉では760体
前後が使用されるが、年に1回の燃料交換において、こ
のうちの約1/4である 200体程度の使用済み核燃料が交
換されている。通常、主に使用済みとなった核燃料集合
体Fは、原子炉より取り出されて使用済み燃料プール内
の燃料ラックR(図11)に移され、冷却された後、水
中燃料検査台でファスナボルトCが取り外され、専用の
治具により核燃料本体AとチャンネルボックスBとに分
離された後、それぞれの処理工程に回される。使用済み
核燃料のこうした取り扱いは、放射線遮蔽と核燃料本体
Aの冷却のために、水中で行われている。なお、図10
中の符号A1はベール、Kはクリップである。
【0003】ところで、上記ファスナボルトCは、図1
2(a)および(b)に示すように、主としてボルト本体81
と二股状の板バネ82と角状のガード83からなり、ボルト
本体81には、スプライン及び環状溝81bを有する頭部81
a、ボルトネック部81cおよびネジ部81dが順に形成さ
れており、前記板バネ82の二股部分はそれぞれ“く"の
字状に屈曲させてあり、前記ボルト本体81から脱落しな
いようにボルトネック部81cに遊嵌されている。そし
て、板バネ82をガード83の溝83a内に添接した状態でボ
ルト本体81を一連に貫通すると共に、ボルト頭部81aと
板バネ82間にロックワッシャ84を介装し、板バネ82を図
11又は図13のようにチャンネルボックスBのコーナ
ー部に添接させた状態で、ボルト81のネジ部81dがチャ
ンネルボックスBのクリップKのねじ孔K1を貫通して核
燃料体Aの上部ネジ穴(図示せず)に螺着されている。
【0004】また、使用済み核燃料集合体Fよりファス
ナボルトCを遠隔操作して取り外すためのボルトレンチ
として、実開昭64−52660号公報に記載のものが
提案されている。図14にその先端部分を示すように、
このボルトレンチ91は、操作ロッド92の先端に装着さ
れ、ファスナボルトCの頭部81aに嵌合するソケットレ
ンチ体94の周囲に、複数(4個)の係止爪95をそれぞれ
その爪部95aを先端側へ突出させて開閉自在に枢着する
とともに、前記操作ロッド92に対し軸方向に移動自在な
操作スリーブ93の先端に設けた先端方向へ内径を漸次縮
径したテーパー孔部99を、前記各係止爪95を取り囲むよ
うに配置した構造をもっている。
【0005】したがって、作業者の操作位置から遠く離
れた場所(燃料ラックR)にあるファスナボルトCを取
り外して他の場所へ移動する場合に、ガイド具100によ
り位置決めして操作ロッド92の先端のソケットレンチ体
95をファスナボルトCの頭部81aに嵌合し、操作スリー
ブ93をスプリング98に抗して軸方向へ移動させることに
より、複数の係止爪95でボルト頭部81aが掴め、ここ
で、操作ロッド92を回転させれば、ファスナボルトCを
掴んだ状態でボルトCを板バネ82やガード83などと共に
取り外すことができるので、取り外したファスナボルト
Cをそのままの状態で所定の場所へ移動できる。また、
前記操作スリーブ93をスプリング98の付勢方向へ移動さ
せることにより、複数の係止爪95が掴んでいたボルト頭
部81aが開放され、ファスナボルトCが離される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のボルトレンチには下記の点で問題があった。
すなわち、原子炉から取り出されて、燃料プール内の使
用済み燃料ラックRへ移された核燃料集合体Fのチャン
ネルボックスBの上端が、図14のようにラックRの上
端より高い場合には、上記したボルトレンチ91を用いて
もファスナボルトCを取り外すことができる。しかし、
燃料ラックRの多くは、図11に示すようにラックRの
上端がチャンネルボックスBの上端よりも高い。しか
も、燃料ラックR内に収容された核燃料集合体Fは、図
13のようにその周囲に被装されたチャンネルボックス
BがラックR内壁に接触し、クリップKのファスナボル
トCの頭部81aとラックRとの間隔が非常に狭い。この
ため、ボルトレンチ91の先端をファスナボルトC上に降
ろしてその頭部81aを掴もうとすると、ソケット体94の
周囲の操作スリーブ93の先端部がラックRの上端に当た
るので、ボルトレンチ91をそれ以上降ろすことができ
ず、ファスナボルトCの頭部81aを掴むことができなか
った。
【0007】上記したボルトレンチ91は、上記したとお
りソケット体94の周囲に開閉自在に複数の係止爪95を枢
着した上、さらにそれらの係止爪95を、操作スリーブ93
の先端部のテーパー孔部99で取り囲んだ構造であるた
め、図14のようにソケット体94の外径はもとより操作
スリーブ93の先端の外径がかなり大きくなり、ファスナ
ボルトCの頭部81aの中心とラックRとの間隔に比べ
て、操作スリーブ93の外径(半径)の方が大きくなるか
らである。
【0008】この発明は上記の点に鑑みなされたもの
で、ファスナボルトの頭部に嵌合するソケット体の先端
部分を極力小さくするとともに、係止爪を一対にしてラ
ックと干渉しない位置に設けることにより、燃料ラック
の上端よりもチャンネルボックスの上端が低い位置に収
納される核燃料集合体のファスナボルトを、容易かつ確
実に着脱できるボルトレンチを提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ためにこの発明のボルトレンチは、a)基端側支持筒
と、b)該支持筒内に基端部が軸方向に移動自在に嵌挿
され、スプリングを介して先端方向に付勢された操作ス
リーブと、c)先端を開口し、内周面に前記ファスナボ
ルトの頭部に嵌合可能なソケットレンチ体を先端に備
え、前記支持筒および操作スリーブの中心部を貫通し、
支持筒および操作スリーブに対し軸方向に移動自在かつ
回転自在に配装され、スプリングを介して基端方向に付
勢され、支持筒から突出した基端部に回転操作用のハン
ドルを有する操作ロッドと、d)該操作スリーブの先端
部の周囲に軸方向に移動自在に被装され、かつ前記操作
ロッドに対し回動自在に装着された先端側外筒と、e)
該外筒の先端部の両側に、前記ソケットレンチ体の先端
より爪部を先端側へ突出させて開閉自在に枢着され、ガ
イド輪を備えた一対の係止爪と、f)前記操作スリーブ
の先端部に連結されて前記支持筒に沿って軸方向に移動
自在に配設され、操作スリーブとともに基端方向に移動
することにより、各係止爪を閉鎖する方向に各ガイド輪
をそれぞれ誘導するガイド溝を先端に備えたガイド部材
と、g)前記支持筒に装着され、基端側外筒および前記
操作ロッドに対し前記操作スリーブを軸方向に移動させ
るための操作レバーと、h)前記外筒の先端部に固設し
たガイド具とを、具備している。
【0010】また請求項2記載のように、前記操作スリ
ーブおよび操作ロッドを、それぞれ接続可能な複数本の
スリーブ部およびロッド部から構成したり、請求項3記
載のように、前記外筒に、前記一対の係止爪がボルト頭
部を掴んだ状態で表示する表示機構を配備したり、請求
項4記載のように、前記支持筒に、スプリングを介して
ボルトレンチ全体を吊持する浮動具を装着したりするこ
とが好ましい。
【0011】
【作用】この発明のボルトレンチによれば、作業者の操
作位置から遠く離れた燃料ラック内に収容された、核燃
料集合体のファスナボルトを取り外して他の場所へ移動
する場合に、ガイド具により位置決めして操作ロッド先
端のソケットレンチ体をボルト頭部に嵌合し、操作レバ
ーによって操作スリーブをスプリングに抗して軸方向へ
移動させることにより、一対の係止爪がボルト頭部を掴
む。この状態で、ハンドルを回転させれば、ボルトを掴
んだ状態でボルトを取り外すことができるので、取り外
したボルトをそのままの状態で所定の場所へ移動でき
る。また、前記操作レバーにより操作スリーブをスプリ
ングの付勢方向へ移動させることにより、一対の係止爪
が掴んでいたボルト頭部が開放され、ボルトが離され
る。
【0012】請求項2記載のボルトレンチによれば、操
作ロッド及び操作スリーブを、それぞれ複数の部分に分
割することにより、各分割部分の長さを短く出来るの
で、持ち運びや取り扱いが容易である一方、操作ロッド
及び操作スリーブの複数の部分を接続して長さを延長す
ることもできる。
【0013】請求項3記載のボルトレンチによれば、フ
ァスナボルトの頭部にソケット体が嵌合され、一対の係
止爪が同頭部を掴んだ状態になると、これを表示するの
で、ボルトの取り外し作業が確実に行える。
【0014】請求項4記載のボルトレンチによれば、ボ
ルトレンチを弾性的に吊り下げた状態で、ファスナボル
トの着脱に必要な各種操作を行えるので、操作が楽にな
り、作業負担が軽減される。
【0015】
【実施例】以下、この発明のボルトレンチの実施例を図
面に基づいて説明する。図1(a)〜(c)において、1は
ボルトレンチで,先端側より動作部1c、中間部1b、およ
び操作部1aの3部分に接続可能に分割されており、本実
施例では、ボルトレンチ1の全長を約10mにしている。
【0016】2は支持筒で、その先端は開口し、基端面
には後述する操作ロッド5の基端部を突出させるための
貫通口2aが開設されている。
【0017】3は操作スリーブで、この操作スリーブ3
の基端部分3aは、その他の部分に比べて外径がやや小さ
くなっており、前記支持筒2内に軸方向に移動自在に嵌
挿され、支持筒2に対しスプリング4を介して先端方向
に付勢されている。
【0018】5は操作ロッドで、その先端には、先端を
開口した管状のソケットレンチ体6をボルト6bで一体に
連結している。
【0019】操作ロッド5は、前記支持筒2および操作
スリーブ3の中心部において支持筒2および操作スリー
ブ3に対し軸方向に移動自在かつ回転自在に配装され、
後述のスプリング13および69を介して基端方向に付勢さ
れる。
【0020】前記操作スリーブ3および操作ロッド5
は、前記ボルトレンチ1の動作部1c、中間部1bおよび操
作部1aに対応してそれぞれ3部分に接続可能に分割され
ている。また、前記各分割ロッド部5'の相対応する接続
箇所は、それぞれ断面矩形の凸状嵌合部5bとこの嵌合部
5bが嵌合可能な凹状嵌合溝5cに形成されており、さら
に、前記各分割スリーブ部3'の相対応する接続箇所に
は、それぞれ接続用袋ナット3bと、この袋ナット3bが螺
着される螺合部3cが設けられている。さらにまた、前記
各分割ロッド部5'の中間部分は、それぞれ密封した中空
部5d、5e及び5fに形成され、水面下の使用済み燃料プー
ルでの作業時に、浮力を生じさせてボルトレンチ1の重
量を軽減させる作用をもたせている。
【0021】次に、ボルトレンチ1の先端部分(動作部
1c)の構造を、図1(c)および図2〜図6に基づいて詳
しく説明する。
【0022】前記ソケットレンチ体6は、図5のよう
に、その内周面に、前記ファスナボルトCの頭部81aに
嵌合可能なスプライン6aを刻設してある。
【0023】7は心棒で、前記操作ロッド5の先端側軸
心部において、ソケットレンチ体6内に軸方向に移動自
在に嵌挿され、コイルスプリング7aにより先端方向へ付
勢されており、常態では、心棒7の先端がソケットレン
チ体6の先端に略一致している。
【0024】8は外筒で、図1(c)のように前記操作ス
リーブ3の先端部周囲に操作スリーブ3に対し相対的に
軸方向へ移動自在に被装されたうえ、前記操作ロッド5
に対し相対的に回動自在に装着されている。外筒8の先
端部分8aは細く尖って、ソケットレンチ体6の先端部を
覆っている。先端部分8aの根元部両側はそれぞれ略コの
字状部8bに形成され、この略コの字状部8b内に係止爪9
の基端部が嵌挿され、図3のようにソケットレンチ体6
の先端より爪部9aを先端側へ突出させて枢支軸9bで開閉
自在に枢着されている。そして、各両側の係止爪9を閉
じた時に、ファスナボルトCの環状溝81bに爪部9aが嵌
入してファスナボルトCを掴むようになっている。また
各係止爪9の後面の先端寄りに、図4のように転動可能
なガイド輪10を備えている。
【0025】11は操作スリーブ3内において操作ロッド
5の周囲に回動自在に装着された軸受スリーブ、12は操
作スリーブ3の先端部内に螺着された環状の支持部材で
ある。支持部材12と軸受スリーブ11との間にはスプリン
グ13が縮装され、軸受スリーブ11が操作スリーブ3の内
周面に形設された突起部3tに当接している。これによ
り、操作ロッド5は上記したとおり、操作スリーブ3に
対しスプリング13を介して基端方向に付勢される。
【0026】14はガイド部材で、図3に示すように、前
記各係止爪9を開閉操作するガイド溝14aを先端部に備
えており、前記各ガイド輪10がガイド溝14a内にそれぞ
れ嵌挿されている。ガイド部材14の先端部には縦長穴8c
が開設され、ガイド部材14は、前記外筒8の先端部分8a
に縦長穴14cを貫通するボルト8fおよび押え板8gで軸方
向に移動自在に連結されている。またガイド部材14は、
図3のようにその基端部14bが二股に開口し、その二股
部14bの先端寄りに縦長穴14cが開設されている。そし
て、ガイド部材14は、前記外筒8に対向して開設した縦
穴8aを貫通するボルト15の頭部15aおよび座金15bによ
り、二股部14bを上から押さえ付けるように、操作スリ
ーブ3の前記支持部材12に保持され、前記外筒8に沿っ
て軸方向に移動自在に配設されている。前記ボルト15は
支持部材12に螺着され、また図1(c)のようにセフティ
ーロッド16の基端部16aをボルト15が貫通している。更
にその基端部16aは、二股部14b内に摺動自在に嵌挿さ
れている。
【0027】図3のようにセフティーロッド16の先端に
は係止具16bが取着され、前記縦長穴14c内の先端に係
止具16bを当接したうえで、ロッド16の周囲に配装した
スプリング16cを係止具16bと縦長穴14cの先端との間
に縮装している。すなわち、ガイド部材14の基端部は、
前記操作スリーブ3の支持部材12には直接取り付けられ
ておらず、セフティーロッド16のスプリング16cを介在
して間接的に支持部材12(操作スリーブ3)に取り付け
られている。そして、操作スリーブ3を基端方向に移動
させることにより、スプリング16cを介してガイド部材
14も基端方向に移動し、先端のガイド溝14aに沿ってガ
イド輪10が誘導され、係止爪9の爪部9aが閉じる。ただ
し、ファスナボルトCの頭部81aが定位置にない場合に
係止爪9を閉じようとすると、爪部9aがファスナボルト
Cの環状溝81b以外の部分を掴むことになるが、係止爪
9は完全には閉じず、無理な力が作用しないので、爪部
9aを損傷することがない。これは係止爪9の閉鎖時(い
いかえればガイド部材14の基端方向への移動時)に必要
以上の力が作用すると、操作スリーブ3を基端方向へ移
動しても、セフティーロッド16が基端方向へ移動しスプ
リング16cが縮まるだけで、ガイド部材14は基端方向へ
移動しないからである。
【0028】図1(c)および図2において、20はガイド
具で、前記核燃料集合体FのベールA1(図10)に嵌挿
可能な開口断面が矩形状の筒体で、その先端側を漸次開
口断面が広がったラッパ状に形成してある。そして、ガ
イド具20は、支持具20aを介して前記外筒8の先端部寄
りに配設されている。なお、ガイド具20と前記ソケット
レンチ体6の位置関係は、核燃料集合体FのベールA1に
ガイド具20が嵌挿された状態で、ファスナボルトCの頭
部41aにソケットレンチ体6が嵌合するように設定され
ている。
【0029】25は前記係止爪5がファスナボルトCの頭
部81aを掴んだ状態を表示する表示機構で、表面に彩色
が施された表示板26が、外筒8に支持金具27cを介して
配設されたカバー体27の二股状基端部27b間に支軸28に
より展開可能に枢着されている。表示板26に先端部を軸
着した展開操作用の操作杆29が、図1(c)のようにこれ
の基端部分に開設された長穴29aを貫通するボルト30に
より、軸方向に移動自在にカバー体27に配装されてい
る。また操作杆29の基端部は、これを貫通するボルト31
によりガイド部材14に連結されている。前記支軸28に
は、コイルスプリング28aが取り付けられ、表示板26を
垂直位置から水平位置に展開させる方向へ付勢してい
る。
【0030】図1(c)において、32はロックレバーで、
このロックレバー32の先端には、ガイド部材14の中間位
置に設けられた係合部14dに係合可能なストッパー32a
が突設されている。ロックレバー32の基端部32bは、支
軸33によりカバー体27に回転可能に軸着され、コイルス
プリング33aを介してストッパー32aが係合部14dに係
合する方向に付勢されている。
【0031】また、前記ソケットレンチ体6の基端寄り
の周囲に、図5および図6のように、リング体35が軸方
向に摺動自在に配装されたうえ、ソケットレンチ体6に
対向して開設された縦穴6dを貫通するピン35aにより、
前記心棒7に連結されている。リング体35には鍔部35b
が突設され、外筒8に対向して開設された縦穴8hをそれ
ぞれ貫通する一対の係止ピン36の内端が、鍔部35bに当
接している。各係止ピン36の外端には、アーム37の一端
がそれぞれ枢着され、アーム37の他端は前記ロックレバ
ー32の支軸33に枢着されている。そして、一方のアーム
37とロックレバー32とが、支軸33により連結されてい
る。このため、心棒7がスプリング7aに抗して基端方向
に移動すると、リング体35が心棒7とともに基端方向に
移動し、これに伴ってアーム37が支軸33とともに回転し
ロックレバー32が、スプリング33aに抗して回転する。
この結果、ロックレバー32の先端のストッパー32aと、
ガイド部材14の係合部14dとの係合状態が解かれ、ガイ
ド部材14の基端方向への移動が可能になる。
【0032】次に、ボルトレンチ1の基端部分(操作部
1a)の構造を、図1(a)および図7〜図9に基づいて詳
しく説明する。前記支持筒2の貫通口2aから操作ロッド
5の基端部が突出し、そこに回転操作用のハンドル40が
止ネジ40aで固定されている。支持筒2の先端部には、
把持部41を取り付けてある。
【0033】45は前記操作スリーブ3をスプリング4に
抗して先端側へ移動させるための操作レバーで、この操
作レバー45は、図7のように支持筒2の中間部に固設し
た支持リング体46の支持金具47に、枢支軸48を介して揺
動自在に枢着されている。
【0034】また、操作レバー45の先端部分は、図8に
示すように、支持筒2を両側から挟持可能な対向するフ
レーム45aに形成され、支持筒2の両側に穿設された縦
向きの挿通孔2bをそれぞれ貫通する支持ボルト49により
フレーム45aと操作スリーブ3とが連結されている。こ
のため、操作レバー45を前記枢支軸48を支点として先端
方向へ揺動させることにより、操作スリーブ3が支持筒
2および操作ロッド5に対しスプリング4に抗して基端
方向へ移動するように構成されている。
【0035】更に、操作レバー45には、操作スリーブ3
を基端側へ移動させた位置(前記係止爪9の閉鎖位置)
で、操作レバー45を固定するための固縛機構50が配備さ
れている。この固縛機構50は、操作レバー45に支持ピン
51により回転自在に軸着され先端に係合部52aを設けた
引金52と、支持リング体46にボルト54で固定され係合部
52aが係脱可能な係合片53とから構成されている。ま
た、引金52をその係合部52aが係合片53に係合した状態
(ロック状態)に保持するため、図7のように、ロック
レバー55が操作レバー45に支軸56により回動自在に枢着
されている。ロックレバー55の先端と引金52との間に、
操作レバー45を貫通して押し棒57が介設され、ロックレ
バー55と操作レバー45間に介装したスプリング58によ
り、ロックレバー55は押し棒57が引金52をロックする方
向に付勢されている。引金52の操作部52bの周りには、
引金カバー枠52cが固設されている。
【0036】図9において、60はボルトレンチ1を弾性
的に吊持するための浮動具で、この浮動具60は支持筒2
の基端部に固設したリング体61に、一対の支持金具62お
よびボルト62aを介して回転可能に装着されている。各
支持金具62には、支持管63の基端が螺着されている。支
持管63内には、その先端を貫通して吊棒64が嵌挿され、
吊棒64の基端に形設された膨出部64aと支持管63内の先
端部との間に、スプリング65が縮装されている。そし
て、各支持管63から突出した吊棒64の先端部間に、開口
66aを有する吊金具66が固設されている。
【0037】次に、ボルトレンチ1の中間部1bの構造
を、図1(b)に基づいて詳しく説明する。操作スリーブ
3の中心位置に、操作ロッド5が軸受スリーブ68を介し
て軸方向に移動自在かつ回転自在に配設されている。そ
して、操作ロッド5は、スプリング69により操作スリー
ブ3に対し基端方向に付勢されている。
【0038】次に、上記のように構成したボルトレンチ
1により核燃料集合体FのファスナボルトCを取り外す
場合を例にとって、その使用態様を説明する。 (1) ボルトレンチ1の吊金具66の開口66a(図9)に、
吊りワイヤー(図示せず)の一端を止着して吊持させ、
使用済み燃料ラックR(図11)内の核燃料集合体Fの
上方へ降ろす。
【0039】(2) ボルトレンチ1のガイド具20(図2)
の先端部を、ベールA1(図10)に嵌挿する。この状態
で、操作ロッド5先端のソケットレンチ体6がファスナ
ボルトCの頭部81a上に位置する。
【0040】(3) 更にボルトレンチ1を降下させること
により、ソケットレンチ体6がファスナボルトCの頭部
81aに嵌合される。なお、前記吊りワイヤー(図示せ
ず)を定位置に保持した状態でボルトレンチ1を押し下
げれば、前記スプリング65(図9)が縮んでボルトレン
チ1を一定の範囲で上下動できるので、作業が容易に行
い得る。このようにして、ソケットレンチ体6がファス
ナボルトCの頭部81aに嵌合されると、頭部81aにより
心棒7(図5)がスプリング7aに抗して押し上げられ、
同時にリング体35が上昇しアーム37を介して前記ロック
レバー32を(図1(c)で時計方向へ)回転させるので、
ストッパー32aと係合部14dとの係合が解除され、ガイ
ド部材14が軸方向に移動可能な状態になる。
【0041】(4) 続いて、ロックレバー55をスプリング
58に抗して回転させることにより操作レバー45と平行に
してから、引金52を引き、操作レバー45(図1(c)の状
態)をスプリング4(および13、69)に抗して枢支軸48
を支点にし反時計方向に回転させ、引金52の係合部52a
を係合片53に係合すると、スプリング4の付勢力により
支持筒2に対し操作スリーブ3が基端方向に移動する。
同時にセフティーロッド16が基端方向へ移動し、スプリ
ング16cを介してガイド部材14が外筒8に対して基端側
へ移動する。この時、先端のガイド溝14aに沿ってガイ
ド輪10が誘導され、係止爪9が閉じて爪部9aがファスナ
ボルトCの環状溝41bに嵌入してボルトCを掴む(図1
(c))。また、ガイド部材14の移動とともに、操作杆29
も基端側へ移動するので、コイルスプリング28aに抗し
て、表示板26が水平位置に展開して、係止爪9がファス
ナボルトCを掴んだことを表示する。前記係合部52aが
係合片53に係合した状態では、ロックレバー55の先端に
一端が当接する押し棒57により操作レバー45の動きがロ
ックされているので、係止爪9が不用意に開いてファス
ナボルトCを離すことはない。
【0042】(5) この状態で、ハンドル40により操作ロ
ッド5を回転させれば、ソケットレンチ体6を介しファ
スナボルトCが回転して緩められるので、ファスナボル
トCを核燃料集合体Fより取り外すことができる。しか
も、上記のように、ボルト頭部81aは係止爪9によって
完全に掴まれているので、ファスナボルトCを取り外し
た後もこれを不用意に落とすことはない。
【0043】(6) 次に、ファスナボルトCを掴んでいる
ボルトレンチ1先端部を、燃料プール内のボルト回収場
所へ移動し、ここで係止爪9を開いてファスナボルトC
を離す。係止爪9を開放するための操作は、ロックレバ
ー55をスプリング58に抗して回転させて操作レバー45と
平行にし、引金52を操作可能な状態にしたうえ、引金52
を引いて係合部52aを係合片53から外して係合を解除す
ればよい。これにより、操作スリーブ3がスプリング4
(および13、69)の付勢力により支持筒2および外筒8
に対し先端方向に移動し(同時に、操作レバー45も図1
(a)で時計方向に回転する)、上記(4)と逆の態様によ
って、ガイド部材14が先端方向へ移動し、先端のガイド
溝14aに沿ってガイド輪10が誘導され、係止爪9が開い
てファスナボルトCが開放される。このとき表示板26は
鉛直方向に回転して、作業者から見えなくなる。
【0044】作業終了後は、ボルトレンチ1を3つの部
分に分割すれば、持ち運びに便利であり、また、このボ
ルトレンチ1の各連結部分の構造および寸法は共通なの
で、例えば動作部1cと操作部1aとを直結して、長さが約
6mの短いレンチとしたり、逆に中間部1bを複数連結し
て、より長いレンチにすることも可能である。
【0045】なお、本発明のボルトレンチ1は、上記実
施例で説明した核燃料集合体FのファスナボルトCの取
り外しに限らず、作業者の手のとどかない箇所にある各
種のボルトの着脱用レンチとしても使用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明のボルトレンチは下記の効果を奏する。 (a) ファスナボルトの頭部に嵌合するソケット体の先端
部分を極力小さくするとともに、係止爪を一対にしてラ
ックと干渉しない位置に設けたので、燃料ラック内に収
容された際に、ラックの上端よりもチャンネルボックス
の上端が突出する場合だけでなく、ラックの上端よりも
チャンネルボックスの上端が低くなる場合にも、核燃料
集合体のファスナボルトを、容易かつ確実に着脱でき
る。
【0047】(b) 係止爪の開閉操作が、係止爪に配した
ガイド輪をガイド部材のガイド溝によって誘導すること
により行うようにしたので、スプリング等が不要にな
り、丈夫で耐久性に富み、長期に亙り安定して使用でき
る。
【0048】(c) 請求項2記載のボルトレンチは、短く
分割できるので、取り扱いやすいうえ、横にしても自重
で曲がることがないため、点検や運搬等の際にも無理な
力が作用せず、故障しにくい。
【0049】(d) 請求項3記載のボルトレンチは、ソケ
ットレンチ体がボルト頭部に嵌合され、係止爪がボルト
頭部を完全に掴んだ状態を表示する表示機構を配備すれ
ば、作業者が操作位置から目視により確認できるので、
操作ミスを確実に防止することができる。
【0050】(e) 請求項4記載のボルトレンチは、吊り
ワイヤーに浮動具を介してボルトレンチを吊り下げた状
態でボルトレンチを一定の範囲で移動できるので、作業
が容易に行い得る。
【0051】(f) そのほか実施例に記載したように、係
止爪を開閉操作するガイド部材をセフティーロッドを介
在して間接的に操作スリーブに取り付けておけば、ファ
スナボルトの頭部が定位置にない場合に係止爪を閉じよ
うとしても、係止爪が完全には閉じず、無理な力が係止
爪には作用しないので、爪部を損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のボルトレンチの実施例を示し、図1
(a)はボルトレンチの操作部の構造を示す、一部を正面
図で表し、一部を省略した縦断面図であり、同図(b)は
ボルトレンチの中間部の構造を示す、一部を省略した縦
断面図であり、同図(c)はボルトレンチの動作部の構造
を示す、一部を正面図で表し、一部を省略した縦断面図
である。
【図2】左半分が図1(c)の右側面拡大図、右半分が図
1(c)のII−II線拡大断面図である。
【図3】カバー体を取り外した状態の図1(c)の右側面
拡大図で、右半分の一部が図1(c)のIII−III線拡大断
面図である。
【図4】図1(c)のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】係止爪を取り外した状態の図1(c)のV−V線
拡大断面図である。
【図6】図5のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】係止爪の閉鎖状態における操作レバーの、一部
を拡大して正面図で表し、一部を省略した拡大断面図で
ある。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】浮動具の一部を断面図で表した正面図である。
【図10】核燃料集合体を示す斜視図である。
【図11】核燃料集合体が収容された燃料ラックを示
す、一部を切り欠いた斜視図である。
【図12】図12(a)はファスナボルトの一部を断面で
現した側面図、同図(b)は同斜視図である。
【図13】核燃料集合体が収容された燃料ラックの一部
を示す拡大平面図である。
【図14】従来のボルトレンチを示す縦断面図およびそ
の使用状態を示すガイド部材部分の横断面図である。
【符号の説明】
1 ボルトレンチ 1a 操作部 1b 中間部 1c 動作部 2 支持筒 3 操作スリーブ 4、13、69 スプリング 5 操作ロッド 6 ソケットレンチ体 7 心棒 8 外筒 9 係止爪 14 ガイド部材 20 ガイド具 25 表示機構 26 表示板 40 ハンドル 45 操作レバー 55 ロックレバー B チャンネルボックス C ファスナボルト F 核燃料集合体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ボルトレンチ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、沸騰水型軽
水炉(BWR)を有する原子力発電所において、原子炉
核燃料の交換や点検の際に、核燃料本体とチャンネルボ
ックスの止着に用いられるファスナボルトを、遠隔操作
して着脱するためのボルトレンチの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】上記した沸騰水型軽水炉の核燃料集合体
Fは、図12に示すように、核燃料本体(燃料棒を数十
本組み合わせたもの)Aに、一次冷却水の流通接触促進
や核燃料制御棒の誘導や核燃料体の保護のための角筒状
のチャンネルボックスBを被装し、両者を1本のファス
ナボルトCでねじ止めにより固定したものである。この
核燃料集合体Fは、例えば100万kW級の原子炉では760体
前後が使用されるが、年に1回の燃料交換において、こ
のうちの約1/4である 200体程度の使用済み核燃料が交
換されている。通常、主に使用済みとなった核燃料集合
体Fは、原子炉より取り出されて使用済み燃料プール内
の燃料ラックR(図13)に移され、冷却された後、水
中燃料検査台でファスナボルトCが取り外され、専用の
治具により核燃料本体AとチャンネルボックスBとに分
離された後、それぞれの処理工程に回される。使用済み
核燃料のこうした取り扱いは、放射線遮蔽と核燃料本体
Aの冷却のために、水中で行われている。なお、図12
中の符号A1はベール、Kはクリップである。
【0003】ところで、上記ファスナボルトCは、図1
4(a)および(b)に示すように、主としてボルト本体81
と二股状の板バネ82と角状のガード83からなり、ボルト
本体81には、スプライン及び環状溝81bを有する頭部81
a、ボルトネック部81cおよびネジ部81dが順に形成さ
れており、前記板バネ82の二股部分はそれぞれ“く"の
字状に屈曲させてあり、前記ボルト本体81から脱落しな
いようにボルトネック部81cに遊嵌されている。そし
て、板バネ82をガード83の溝83a内に添接した状態でボ
ルト本体81を一連に貫通すると共に、ボルト頭部81aと
板バネ82間にロックワッシャ84を介装し、板バネ82を
13又は図15のようにチャンネルボックスBのコーナ
ー部に添接させた状態で、ボルト81のネジ部81dがチャ
ンネルボックスBのクリップKのねじ孔K1を貫通して核
燃料体Aの上部ネジ穴(図示せず)に螺着されている。
【0004】また、使用済み核燃料集合体Fよりファス
ナボルトCを遠隔操作して取り外すためのボルトレンチ
として、実開昭64−52660号公報に記載のものが
提案されている。図16にその先端部分を示すように、
このボルトレンチ91は、操作ロッド92の先端に装着さ
れ、ファスナボルトCの頭部81aに嵌合するソケットレ
ンチ体94の周囲に、複数(4個)の係止爪95をそれぞれ
その爪部95aを先端側へ突出させて開閉自在に枢着する
とともに、前記操作ロッド92に対し軸方向に移動自在な
操作スリーブ93の先端に設けた先端方向へ内径を漸次縮
径したテーパー孔部99を、前記各係止爪95を取り囲むよ
うに配置した構造をもっている。
【0005】したがって、作業者の操作位置から遠く離
れた場所(燃料ラックR)にあるファスナボルトCを取
り外して他の場所へ移動する場合に、ガイド具100によ
り位置決めして操作ロッド92の先端のソケットレンチ体
95をファスナボルトCの頭部81aに嵌合し、操作スリー
ブ93をスプリング98に抗して軸方向へ移動させることに
より、複数の係止爪95でボルト頭部81aが掴め、ここ
で、操作ロッド92を回転させれば、ファスナボルトCを
掴んだ状態でボルトCを板バネ82やガード83などと共に
取り外すことができるので、取り外したファスナボルト
Cをそのままの状態で所定の場所へ移動できる。また、
前記操作スリーブ93をスプリング98の付勢方向へ移動さ
せることにより、複数の係止爪95が掴んでいたボルト頭
部81aが開放され、ファスナボルトCが離される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載のボルトレンチには下記の点で問題があった。
すなわち、原子炉から取り出されて、燃料プール内の使
用済み燃料ラックRへ移された核燃料集合体Fのチャン
ネルボックスBの上端が、図16のようにラックRの上
端より高い場合には、上記したボルトレンチ91を用いて
もファスナボルトCを取り外すことができる。しかし、
燃料ラックRの多くは、図13に示すようにラックRの
上端がチャンネルボックスBの上端よりも高い。しか
も、燃料ラックR内に収容された核燃料集合体Fは、
15のようにその周囲に被装されたチャンネルボックス
BがラックR内壁に接触し、クリップKのファスナボル
トCの頭部81aとラックRとの間隔が非常に狭い。この
ため、ボルトレンチ91の先端をファスナボルトC上に降
ろしてその頭部81aを掴もうとすると、ソケット体94の
周囲の操作スリーブ93の先端部がラックRの上端に当た
るので、ボルトレンチ91をそれ以上降ろすことができ
ず、ファスナボルトCの頭部81aを掴むことができなか
った。
【0007】上記したボルトレンチ91は、上記したとお
りソケット体94の周囲に開閉自在に複数の係止爪95を枢
着した上、さらにそれらの係止爪95を、操作スリーブ93
の先端部のテーパー孔部99で取り囲んだ構造であるた
め、図16のようにソケット体94の外径はもとより操作
スリーブ93の先端の外径がかなり大きくなり、ファスナ
ボルトCの頭部81aの中心とラックRとの間隔に比べ
て、操作スリーブ93の外径(半径)の方が大きくなるか
らである。
【0008】この発明は上記の点に鑑みなされたもの
で、ファスナボルトの頭部に嵌合するソケット体の先端
部分を極力小さくするとともに、係止爪を一対にしてラ
ックと干渉しない位置に設けることにより、燃料ラック
の上端よりもチャンネルボックスの上端が低い位置に収
納される核燃料集合体のファスナボルトを、容易かつ確
実に着脱できるボルトレンチを提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ためにこの発明のボルトレンチは、a)基端側支持筒
と、b)該支持筒内に基端部が軸方向に移動自在に嵌挿
され、スプリングを介して先端方向に付勢された操作ス
リーブと、c)先端を開口し、内周面に前記ファスナボ
ルトの頭部に嵌合可能なソケットレンチ体を先端に備
え、前記支持筒および操作スリーブの中心部を貫通し、
支持筒および操作スリーブに対し軸方向に移動自在かつ
回転自在に配装され、スプリングを介して基端方向に付
勢され、支持筒から突出した基端部に回転操作用のハン
ドルを有する操作ロッドと、d)該操作スリーブの先端
部の周囲に軸方向に移動自在に被装され、かつ前記操作
ロッドに対し回動自在に装着された先端側外筒と、e)
該外筒の先端部の両側に、前記ソケットレンチ体の先端
より爪部を先端側へ突出させて開閉自在に枢着され、ガ
イド輪を備えた一対の係止爪と、f)前記操作スリーブ
の先端部に連結されて前記支持筒に沿って軸方向に移動
自在に配設され、操作スリーブとともに基端方向に移動
することにより、各係止爪を閉鎖する方向に各ガイド輪
をそれぞれ誘導するガイド溝を先端に備えたガイド部材
と、g)前記支持筒に装着され、基端側外筒および前記
操作ロッドに対し前記操作スリーブを軸方向に移動させ
るための操作レバーと、h)前記外筒の先端部に固設し
たガイド具とを、具備している。
【0010】また請求項2記載のように、前記操作スリ
ーブおよび操作ロッドを、それぞれ接続可能な複数本の
スリーブ部およびロッド部から構成したり、請求項3記
載のように、前記外筒に、前記一対の係止爪がボルト頭
部を掴んだ状態で表示する表示機構を配備したり、請求
項4記載のように、前記支持筒に、スプリングを介して
ボルトレンチ全体を吊持する浮動具を装着したりするこ
とが好ましい。
【0011】
【作用】この発明のボルトレンチによれば、作業者の操
作位置から遠く離れた燃料ラック内に収容された、核燃
料集合体のファスナボルトを取り外して他の場所へ移動
する場合に、ガイド具により位置決めして操作ロッド先
端のソケットレンチ体をボルト頭部に嵌合し、操作レバ
ーによって操作スリーブをスプリングに抗して軸方向へ
移動させることにより、一対の係止爪がボルト頭部を掴
む。この状態で、ハンドルを回転させれば、ボルトを掴
んだ状態でボルトを取り外すことができるので、取り外
したボルトをそのままの状態で所定の場所へ移動でき
る。また、前記操作レバーにより操作スリーブをスプリ
ングの付勢方向へ移動させることにより、一対の係止爪
が掴んでいたボルト頭部が開放され、ボルトが離され
る。
【0012】請求項2記載のボルトレンチによれば、操
作ロッド及び操作スリーブを、それぞれ複数の部分に分
割することにより、各分割部分の長さを短く出来るの
で、持ち運びや取り扱いが容易である一方、操作ロッド
及び操作スリーブの複数の部分を接続して長さを延長す
ることもできる。
【0013】請求項3記載のボルトレンチによれば、フ
ァスナボルトの頭部にソケット体が嵌合され、一対の係
止爪が同頭部を掴んだ状態になると、これを表示するの
で、ボルトの取り外し作業が確実に行える。
【0014】請求項4記載のボルトレンチによれば、ボ
ルトレンチを弾性的に吊り下げた状態で、ファスナボル
トの着脱に必要な各種操作を行えるので、操作が楽にな
り、作業負担が軽減される。
【0015】
【実施例】以下、この発明のボルトレンチの実施例を図
面に基づいて説明する。図1〜図3において、1はボル
トレンチで,先端側より動作部1c、中間部1b、および操
作部1aの3部分に接続可能に分割されており、本実施例
では、ボルトレンチ1の全長を約10mにしている。
【0016】2は支持筒で、その先端は開口し、基端面
には後述する操作ロッド5の基端部を突出させるための
貫通口2aが開設されている。
【0017】3は操作スリーブで、この操作スリーブ3
の基端部分3aは、その他の部分に比べて外径がやや小さ
くなっており、前記支持筒2内に軸方向に移動自在に嵌
挿され、支持筒2に対しスプリング4を介して先端方向
に付勢されている。
【0018】5は操作ロッドで、その先端には、先端を
開口した管状のソケットレンチ体6をボルト6bで一体に
連結している。
【0019】操作ロッド5は、前記支持筒2および操作
スリーブ3の中心部において支持筒2および操作スリー
ブ3に対し軸方向に移動自在かつ回転自在に配装され、
後述のスプリング13および69を介して基端方向に付勢さ
れる。
【0020】前記操作スリーブ3および操作ロッド5
は、前記ボルトレンチ1の動作部1c、中間部1bおよび操
作部1aに対応してそれぞれ3部分に接続可能に分割され
ている。また、前記各分割ロッド部5'の相対応する接続
箇所は、それぞれ断面矩形の凸状嵌合部5bとこの嵌合部
5bが嵌合可能な凹状嵌合溝5cに形成されており、さら
に、前記各分割スリーブ部3'の相対応する接続箇所に
は、それぞれ接続用袋ナット3bと、この袋ナット3bが螺
着される螺合部3cが設けられている。さらにまた、前記
各分割ロッド部5'の中間部分は、それぞれ密封した中空
部5d、5e及び5fに形成され、水面下の使用済み燃料プー
ルでの作業時に、浮力を生じさせてボルトレンチ1の重
量を軽減させる作用をもたせている。
【0021】次に、ボルトレンチ1の先端部分(動作部
1c)の構造を、図3および図4〜図8に基づいて詳しく
説明する。
【0022】前記ソケットレンチ体6は、図7のよう
に、その内周面に、前記ファスナボルトCの頭部81aに
嵌合可能なスプライン6aを刻設してある。
【0023】7は心棒で、前記操作ロッド5の先端側軸
心部において、ソケットレンチ体6内に軸方向に移動自
在に嵌挿され、コイルスプリング7aにより先端方向へ付
勢されており、常態では、心棒7の先端がソケットレン
チ体6の先端に略一致している。
【0024】8は外筒で、図3のように前記操作スリー
ブ3の先端部周囲に操作スリーブ3に対し相対的に軸方
向へ移動自在に被装されたうえ、前記操作ロッド5に対
し相対的に回動自在に装着されている。外筒8の先端部
分8aは細く尖って、ソケットレンチ体6の先端部を覆っ
ている。先端部分8aの根元部両側はそれぞれ略コの字状
部8bに形成され、この略コの字状部8b内に係止爪9の基
端部が嵌挿され、図5のようにソケットレンチ体6の先
端より爪部9aを先端側へ突出させて枢支軸9bで開閉自在
に枢着されている。そして、各両側の係止爪9を閉じた
時に、ファスナボルトCの環状溝81bに爪部9aが嵌入し
てファスナボルトCを掴むようになっている。また各係
止爪9の後面の先端寄りに、図6のように転動可能なガ
イド輪10を備えている。
【0025】11は操作スリーブ3内において操作ロッド
5の周囲に回動自在に装着された軸受スリーブ、12は操
作スリーブ3の先端部内に螺着された環状の支持部材で
ある。支持部材12と軸受スリーブ11との間にはスプリン
グ13が縮装され、軸受スリーブ11が操作スリーブ3の内
周面に形設された突起部3tに当接している。これによ
り、操作ロッド5は上記したとおり、操作スリーブ3に
対しスプリング13を介して基端方向に付勢される。
【0026】14はガイド部材で、図5に示すように、前
記各係止爪9を開閉操作するガイド溝14aを先端部に備
えており、前記各ガイド輪10がガイド溝14a内にそれぞ
れ嵌挿されている。ガイド部材14の先端部には縦長穴8c
が開設され、ガイド部材14は、前記外筒8の先端部分8a
に縦長穴14cを貫通するボルト8fおよび押え板8gで軸方
向に移動自在に連結されている。またガイド部材14は、
図5のようにその基端部14bが二股に開口し、その二股
部14bの先端寄りに縦長穴14cが開設されている。そし
て、ガイド部材14は、前記外筒8に対向して開設した縦
穴8aを貫通するボルト15の頭部15aおよび座金15bによ
り、二股部14bを上から押さえ付けるように、操作スリ
ーブ3の前記支持部材12に保持され、前記外筒8に沿っ
て軸方向に移動自在に配設されている。前記ボルト15は
支持部材12に螺着され、また図3のようにセフティーロ
ッド16の基端部16aをボルト15が貫通している。更にそ
の基端部16aは、二股部14b内に摺動自在に嵌挿されて
いる。
【0027】図5のようにセフティーロッド16の先端に
は係止具16bが取着され、前記縦長穴14c内の先端に係
止具16bを当接したうえで、ロッド16の周囲に配装した
スプリング16cを係止具16bと縦長穴14cの先端との間
に縮装している。すなわち、ガイド部材14の基端部は、
前記操作スリーブ3の支持部材12には直接取り付けられ
ておらず、セフティーロッド16のスプリング16cを介在
して間接的に支持部材12(操作スリーブ3)に取り付け
られている。そして、操作スリーブ3を基端方向に移動
させることにより、スプリング16cを介してガイド部材
14も基端方向に移動し、先端のガイド溝14aに沿ってガ
イド輪10が誘導され、係止爪9の爪部9aが閉じる。ただ
し、ファスナボルトCの頭部81aが定位置にない場合に
係止爪9を閉じようとすると、爪部9aがファスナボルト
Cの環状溝81b以外の部分を掴むことになるが、係止爪
9は完全には閉じず、無理な力が作用しないので、爪部
9aを損傷することがない。これは係止爪9の閉鎖時(い
いかえればガイド部材14の基端方向への移動時)に必要
以上の力が作用すると、操作スリーブ3を基端方向へ移
動しても、セフティーロッド16が基端方向へ移動しスプ
リング16cが縮まるだけで、ガイド部材14は基端方向へ
移動しないからである。
【0028】図3および図4において、20はガイド具
で、前記核燃料集合体FのベールA1(図12)に嵌挿可
能な開口断面が矩形状の筒体で、その先端側を漸次開口
断面が広がったラッパ状に形成してある。そして、ガイ
ド具20は、支持具20aを介して前記外筒8の先端部寄り
に配設されている。なお、ガイド具20と前記ソケットレ
ンチ体6の位置関係は、核燃料集合体FのベールA1にガ
イド具20が嵌挿された状態で、ファスナボルトCの頭部
41aにソケットレンチ体6が嵌合するように設定されて
いる。
【0029】25は前記係止爪5がファスナボルトCの頭
部81aを掴んだ状態を表示する表示機構で、表面に彩色
が施された表示板26が、外筒8に支持金具27cを介して
配設されたカバー体27の二股状基端部27b間に支軸28に
より展開可能に枢着されている。表示板26に先端部を軸
着した展開操作用の操作杆29が、図3のようにこれの基
端部分に開設された長穴29aを貫通するボルト30によ
り、軸方向に移動自在にカバー体27に配装されている。
また操作杆29の基端部は、これを貫通するボルト31によ
りガイド部材14に連結されている。前記支軸28には、コ
イルスプリング28aが取り付けられ、表示板26を垂直位
置から水平位置に展開させる方向へ付勢している。
【0030】図3において、32はロックレバーで、この
ロックレバー32の先端には、ガイド部材14の中間位置に
設けられた係合部14dに係合可能なストッパー32aが突
設されている。ロックレバー32の基端部32bは、支軸33
によりカバー体27に回転可能に軸着され、コイルスプリ
ング33aを介してストッパー32aが係合部14dに係合す
る方向に付勢されている。
【0031】また、前記ソケットレンチ体6の基端寄り
の周囲に、図7および図8のように、リング体35が軸方
向に摺動自在に配装されたうえ、ソケットレンチ体6に
対向して開設された縦穴6dを貫通するピン35aにより、
前記心棒7に連結されている。リング体35には鍔部35b
が突設され、外筒8に対向して開設された縦穴8hをそれ
ぞれ貫通する一対の係止ピン36の内端が、鍔部35bに当
接している。各係止ピン36の外端には、アーム37の一端
がそれぞれ枢着され、アーム37の他端は前記ロックレバ
ー32の支軸33に枢着されている。そして、一方のアーム
37とロックレバー32とが、支軸33により連結されてい
る。このため、心棒7がスプリング7aに抗して基端方向
に移動すると、リング体35が心棒7とともに基端方向に
移動し、これに伴ってアーム37が支軸33とともに回転し
ロックレバー32が、スプリング33aに抗して回転する。
この結果、ロックレバー32の先端のストッパー32aと、
ガイド部材14の係合部14dとの係合状態が解かれ、ガイ
ド部材14の基端方向への移動が可能になる。
【0032】次に、ボルトレンチ1の基端部分(操作部
1a)の構造を、図1および図9〜図11に基づいて詳し
く説明する。前記支持筒2の貫通口2aから操作ロッド5
の基端部が突出し、そこに回転操作用のハンドル40が止
ネジ40aで固定されている。支持筒2の先端部には、把
持部41を取り付けてある。
【0033】45は前記操作スリーブ3をスプリング4に
抗して先端側へ移動させるための操作レバーで、この操
作レバー45は、図9のように支持筒2の中間部に固設し
た支持リング体46の支持金具47に、枢支軸48を介して揺
動自在に枢着されている。
【0034】また、操作レバー45の先端部分は、図10
に示すように、支持筒2を両側から挟持可能な対向する
フレーム45aに形成され、支持筒2の両側に穿設された
縦向きの挿通孔2bをそれぞれ貫通する支持ボルト49によ
りフレーム45aと操作スリーブ3とが連結されている。
このため、操作レバー45を前記枢支軸48を支点として先
端方向へ揺動させることにより、操作スリーブ3が支持
筒2および操作ロッド5に対しスプリング4に抗して基
端方向へ移動するように構成されている。
【0035】更に、操作レバー45には、操作スリーブ3
を基端側へ移動させた位置(前記係止爪9の閉鎖位置)
で、操作レバー45を固定するための固縛機構50が配備さ
れている。この固縛機構50は、操作レバー45に支持ピン
51により回転自在に軸着され先端に係合部52aを設けた
引金52と、支持リング体46にボルト54で固定され係合部
52aが係脱可能な係合片53とから構成されている。ま
た、引金52をその係合部52aが係合片53に係合した状態
(ロック状態)に保持するため、図9のように、ロック
レバー55が操作レバー45に支軸56により回動自在に枢着
されている。ロックレバー55の先端と引金52との間に、
操作レバー45を貫通して押し棒57が介設され、ロックレ
バー55と操作レバー45間に介装したスプリング58によ
り、ロックレバー55は押し棒57が引金52をロックする方
向に付勢されている。引金52の操作部52bの周りには、
引金カバー枠52cが固設されている。
【0036】図11において、60はボルトレンチ1を弾
性的に吊持するための浮動具で、この浮動具60は支持筒
2の基端部に固設したリング体61に、一対の支持金具62
およびボルト62aを介して回転可能に装着されている。
各支持金具62には、支持管63の基端が螺着されている。
支持管63内には、その先端を貫通して吊棒64が嵌挿さ
れ、吊棒64の基端に形設された膨出部64aと支持管63内
の先端部との間に、スプリング65が縮装されている。そ
して、各支持管63から突出した吊棒64の先端部間に、開
口66aを有する吊金具66が固設されている。
【0037】次に、ボルトレンチ1の中間部1bの構造
を、図2に基づいて詳しく説明する。操作スリーブ3の
中心位置に、操作ロッド5が軸受スリーブ68を介して軸
方向に移動自在かつ回転自在に配設されている。そし
て、操作ロッド5は、スプリング69により操作スリーブ
3に対し基端方向に付勢されている。
【0038】次に、上記のように構成したボルトレンチ
1により核燃料集合体FのファスナボルトCを取り外す
場合を例にとって、その使用態様を説明する。 (1) ボルトレンチ1の吊金具66の開口66a(図11
に、吊りワイヤー(図示せず)の一端を止着して吊持さ
せ、使用済み燃料ラックR(図13)内の核燃料集合体
Fの上方へ降ろす。
【0039】(2) ボルトレンチ1のガイド具20(図4
の先端部を、ベールA1(図12)に嵌挿する。この状態
で、操作ロッド5先端のソケットレンチ体6がファスナ
ボルトCの頭部81a上に位置する。
【0040】(3) 更にボルトレンチ1を降下させること
により、ソケットレンチ体6がファスナボルトCの頭部
81aに嵌合される。なお、前記吊りワイヤー(図示せ
ず)を定位置に保持した状態でボルトレンチ1を押し下
げれば、前記スプリング65(図11)が縮んでボルトレ
ンチ1を一定の範囲で上下動できるので、作業が容易に
行い得る。このようにして、ソケットレンチ体6がファ
スナボルトCの頭部81aに嵌合されると、頭部81aによ
り心棒7(図7)がスプリング7aに抗して押し上げら
れ、同時にリング体35が上昇しアーム37を介して前記ロ
ックレバー32を(図3で時計方向へ)回転させるので、
ストッパー32aと係合部14dとの係合が解除され、ガイ
ド部材14が軸方向に移動可能な状態になる。
【0041】(4) 続いて、ロックレバー55をスプリング
58に抗して回転させることにより操作レバー45と平行に
してから、引金52を引き、操作レバー45(図3の状態)
をスプリング4(および13、69)に抗して枢支軸48を支
点にし反時計方向に回転させ、引金52の係合部52aを係
合片53に係合すると、スプリング4の付勢力により支持
筒2に対し操作スリーブ3が基端方向に移動する。同時
にセフティーロッド16が基端方向へ移動し、スプリング
16cを介してガイド部材14が外筒8に対して基端側へ移
動する。この時、先端のガイド溝14aに沿ってガイド輪
10が誘導され、係止爪9が閉じて爪部9aがファスナボル
トCの環状溝41bに嵌入してボルトCを掴む(図3)。
また、ガイド部材14の移動とともに、操作杆29も基端側
へ移動するので、コイルスプリング28aに抗して、表示
板26が水平位置に展開して、係止爪9がファスナボルト
Cを掴んだことを表示する。前記係合部52aが係合片53
に係合した状態では、ロックレバー55の先端に一端が当
接する押し棒57により操作レバー45の動きがロックされ
ているので、係止爪9が不用意に開いてファスナボルト
Cを離すことはない。
【0042】(5) この状態で、ハンドル40により操作ロ
ッド5を回転させれば、ソケットレンチ体6を介しファ
スナボルトCが回転して緩められるので、ファスナボル
トCを核燃料集合体Fより取り外すことができる。しか
も、上記のように、ボルト頭部81aは係止爪9によって
完全に掴まれているので、ファスナボルトCを取り外し
た後もこれを不用意に落とすことはない。
【0043】(6) 次に、ファスナボルトCを掴んでいる
ボルトレンチ1先端部を、燃料プール内のボルト回収場
所へ移動し、ここで係止爪9を開いてファスナボルトC
を離す。係止爪9を開放するための操作は、ロックレバ
ー55をスプリング58に抗して回転させて操作レバー45と
平行にし、引金52を操作可能な状態にしたうえ、引金52
を引いて係合部52aを係合片53から外して係合を解除す
ればよい。これにより、操作スリーブ3がスプリング4
(および13、69)の付勢力により支持筒2および外筒8
に対し先端方向に移動し(同時に、操作レバー45も図1
で時計方向に回転する)、上記(4)と逆の態様によっ
て、ガイド部材14が先端方向へ移動し、先端のガイド溝
14aに沿ってガイド輪10が誘導され、係止爪9が開いて
ファスナボルトCが開放される。このとき表示板26は鉛
直方向に回転して、作業者から見えなくなる。
【0044】作業終了後は、ボルトレンチ1を3つの部
分に分割すれば、持ち運びに便利であり、また、このボ
ルトレンチ1の各連結部分の構造および寸法は共通なの
で、例えば動作部1cと操作部1aとを直結して、長さが約
6mの短いレンチとしたり、逆に中間部1bを複数連結し
て、より長いレンチにすることも可能である。
【0045】なお、本発明のボルトレンチ1は、上記実
施例で説明した核燃料集合体FのファスナボルトCの取
り外しに限らず、作業者の手のとどかない箇所にある各
種のボルトの着脱用レンチとしても使用することができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明のボルトレンチは下記の効果を奏する。 (a) ファスナボルトの頭部に嵌合するソケット体の先端
部分を極力小さくするとともに、係止爪を一対にしてラ
ックと干渉しない位置に設けたので、燃料ラック内に収
容された際に、ラックの上端よりもチャンネルボックス
の上端が突出する場合だけでなく、ラックの上端よりも
チャンネルボックスの上端が低くなる場合にも、核燃料
集合体のファスナボルトを、容易かつ確実に着脱でき
る。
【0047】(b) 係止爪の開閉操作が、係止爪に配した
ガイド輪をガイド部材のガイド溝によって誘導すること
により行うようにしたので、スプリング等が不要にな
り、丈夫で耐久性に富み、長期に亙り安定して使用でき
る。
【0048】(c) 請求項2記載のボルトレンチは、短く
分割できるので、取り扱いやすいうえ、横にしても自重
で曲がることがないため、点検や運搬等の際にも無理な
力が作用せず、故障しにくい。
【0049】(d) 請求項3記載のボルトレンチは、ソケ
ットレンチ体がボルト頭部に嵌合され、係止爪がボルト
頭部を完全に掴んだ状態を表示する表示機構を配備すれ
ば、作業者が操作位置から目視により確認できるので、
操作ミスを確実に防止することができる。
【0050】(e) 請求項4記載のボルトレンチは、吊り
ワイヤーに浮動具を介してボルトレンチを吊り下げた状
態でボルトレンチを一定の範囲で移動できるので、作業
が容易に行い得る。
【0051】(f) そのほか実施例に記載したように、係
止爪を開閉操作するガイド部材をセフティーロッドを介
在して間接的に操作スリーブに取り付けておけば、ファ
スナボルトの頭部が定位置にない場合に係止爪を閉じよ
うとしても、係止爪が完全には閉じず、無理な力が係止
爪には作用しないので、爪部を損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるボルトレンチのうち
の操作部の構造を示す、一部を正面図で表し、一部を省
略した縦断面図である
【図2】この発明の実施例にかかるボルトレンチのうち
の中間部の構造を示す、一部を省略した縦断面図であ
【図3】この発明の実施例にかかるボルトレンチのうち
の動作部の構造を示す、一部を正面図で表し、一部を省
略した縦断面図である
【図4】左半分が図3の右側面拡大図、右半分が図3の
II−II線拡大断面図である
【図5】カバー体を取り外した状態の図3の右側面拡大
図で、右半分の一部が図3のIII−III線拡大断面図であ
【図6】図3のIV−IV線拡大断面図である
【図7】係止爪を取り外した状態の図3のV−V線拡大
断面図である
【図8】図7のVI−VI線拡大断面図である
【図9】係止爪の閉鎖状態における操作レバーの、一部
を拡大して正面図で表し、一部を省略した拡大断面図で
ある
【図10】図9のVIII−VIII線断面図である
【図11】浮動具の一部を断面図で表した正面図であ
【図12】核燃料集合体を示す斜視図である
【図13】核燃料集合体が収容された燃料ラックを示
す、一部を切り欠いた斜視図である
【図14】図14(a)はファスナボルトの一部を断面で
現した側面図、同図(b)は同斜視図である
【図15】核燃料集合体が収容された燃料ラックの一部
を示す拡大平面図である
【図16】従来のボルトレンチを示す縦断面図およびそ
の使用状態を示すガイド部材部分の横断面図である
【符号の説明】 1 ボルトレンチ 1a 操作部 1b 中間部 1c 動作部 2 支持筒 3 操作スリーブ 4、13、69 スプリング 5 操作ロッド 6 ソケットレンチ体 7 心棒 8 外筒 9 係止爪 14 ガイド部材 20 ガイド具 25 表示機構 26 表示板 40 ハンドル 45 操作レバー 55 ロックレバー B チャンネルボックス C ファスナボルト F 核燃料集合体
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】追加
【補正内容】
【図15】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】追加
【補正内容】
【図16】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核燃料本体とこれに被装されるチャンネ
    ルボックスとの止着に用いられるファスナボルトを着脱
    するためのボルトレンチにおいて、 基端側支持筒と、 該支持筒内に基端部が軸方向に移動自在に嵌挿され、ス
    プリングを介して先端方向に付勢された操作スリーブ
    と、 先端を開口し、内周面に前記ファスナボルトの頭部に嵌
    合可能なソケットレンチ体を先端に備え、前記支持筒お
    よび操作スリーブの中心部を貫通し、支持筒および操作
    スリーブに対し軸方向に移動自在かつ回転自在に配装さ
    れ、スプリングを介して基端方向に付勢され、支持筒か
    ら突出した基端部に回転操作用のハンドルを有する操作
    ロッドと、 該操作スリーブの先端部の周囲に軸方向に移動自在に被
    装され、かつ前記操作ロッドに対し回動自在に装着され
    た先端側外筒と、 該外筒の先端部の両側に、前記ソケットレンチ体の先端
    より爪部を先端側へ突出させて開閉自在に枢着され、ガ
    イド輪を備えた一対の係止爪と、 前記操作スリーブの先端部に連結されて前記外筒に沿っ
    て軸方向に移動自在に配設され、操作スリーブとともに
    基端方向に移動することにより、各係止爪を閉鎖する方
    向に各ガイド輪をそれぞれ誘導するガイド溝を先端に備
    えたガイド部材と、 前記支持筒に装着され、支持筒および前記操作ロッドに
    対し前記操作スリーブを軸方向に移動させるための操作
    レバーと、 前記外筒の先端部に固設したガイド具とを、 具備したことを特徴とするボルトレンチ。
  2. 【請求項2】 前記操作スリーブおよび操作ロッドが、
    それぞれ接続可能な複数本のスリーブ部およびロッド部
    からなる請求項1記載のボルトレンチ。
  3. 【請求項3】 前記外筒に、前記一対の係止爪がボルト
    頭部を掴んだ状態で表示する表示機構を配備した請求項
    1又は2記載のボルトレンチ。
  4. 【請求項4】 前記支持筒に、スプリングを介してボル
    トレンチ全体を吊持する浮動具を装着した請求項1〜3
    のいずれかに記載のボルトレンチ。
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