JPH0688721A - ロ−ル情報測定方法 - Google Patents
ロ−ル情報測定方法Info
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- JPH0688721A JPH0688721A JP3316314A JP31631491A JPH0688721A JP H0688721 A JPH0688721 A JP H0688721A JP 3316314 A JP3316314 A JP 3316314A JP 31631491 A JP31631491 A JP 31631491A JP H0688721 A JPH0688721 A JP H0688721A
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- measuring device
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B38/00—Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product
- B21B38/10—Methods or devices for measuring, detecting or monitoring specially adapted for metal-rolling mills, e.g. position detection, inspection of the product for measuring roll-gap, e.g. pass indicators
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、機械的誤差要因(ロ−ルチョックと
ワ−クロ−ルのガタ、ギャアでのバックラッシュ等)及
びワ−クロ−ル外径の周期的変化の影響を受けることな
く、ロ−ルギャップの変化量の測定を行なうことができ
るとともに、圧延材の形状制御に悪影響を与えるウェッ
ジ量、ロ−ルクラウンをも測定することができるロ−ル
情報測定方法を提供することを目的とする。 【構成】ワ−クロ−ル2A,2Bの軸方向に伸び前記ワ
−クロ−ル2A,2Bに対して間隔を隔てる定位置に固
設された基準体11、この基準体11に、その測定中心
が上記ワ−クロ−ル2A,2Bの半径方向に向く姿勢で
支持部材12を介して固持された距離測定器13および
当該距離測定器13の出力を入力する計算器14を備
え、この計算器14は、上記距離測定器13が出力する
距離検知信号と上記ワ−クロ−ル2A,2Bの半径およ
び上記測定中心の上記ワ−クロ−ル2A,2B回転中心
直下までの水平距離に基づき演算によりロ−ル情報を測
定することを特徴とする。
ワ−クロ−ルのガタ、ギャアでのバックラッシュ等)及
びワ−クロ−ル外径の周期的変化の影響を受けることな
く、ロ−ルギャップの変化量の測定を行なうことができ
るとともに、圧延材の形状制御に悪影響を与えるウェッ
ジ量、ロ−ルクラウンをも測定することができるロ−ル
情報測定方法を提供することを目的とする。 【構成】ワ−クロ−ル2A,2Bの軸方向に伸び前記ワ
−クロ−ル2A,2Bに対して間隔を隔てる定位置に固
設された基準体11、この基準体11に、その測定中心
が上記ワ−クロ−ル2A,2Bの半径方向に向く姿勢で
支持部材12を介して固持された距離測定器13および
当該距離測定器13の出力を入力する計算器14を備
え、この計算器14は、上記距離測定器13が出力する
距離検知信号と上記ワ−クロ−ル2A,2Bの半径およ
び上記測定中心の上記ワ−クロ−ル2A,2B回転中心
直下までの水平距離に基づき演算によりロ−ル情報を測
定することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧シリンダを用いて
ワ−クロ−ルを圧下または押上てロ−ルギャプ調整を行
なう圧着、圧延機等におけるロ−ルギャプ、ロ−ルウェ
ッジ量、及びロ−ルクラウンの測定に関するものであ
る。
ワ−クロ−ルを圧下または押上てロ−ルギャプ調整を行
なう圧着、圧延機等におけるロ−ルギャプ、ロ−ルウェ
ッジ量、及びロ−ルクラウンの測定に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術を図面を参照して説明
する。
する。
【0003】図10において、1は圧延材、2Aは上ワ
−クロ−ル、2Bは下ワ−クロ−ルである。3はロ−ル
チョックであって、軸受4が内蔵されており、上・下ワ
−クロ−ル2A,2Bの駆動軸の各両端に該軸受4を介
して組み込まれている。上・下ワ−クロ−ル2A,2B
はロ−ルチョック3に取り付けられた油圧シリンダ5を
介してロ−ルスタンド(図示しない)に支持されてい
る。6はロ−ルギャップであり、上・下ワ−クロ−ル2
A,2Bを支持するロ−ルチョック3に油圧シリンダ5
で圧下または押上げて調整する。
−クロ−ル、2Bは下ワ−クロ−ルである。3はロ−ル
チョックであって、軸受4が内蔵されており、上・下ワ
−クロ−ル2A,2Bの駆動軸の各両端に該軸受4を介
して組み込まれている。上・下ワ−クロ−ル2A,2B
はロ−ルチョック3に取り付けられた油圧シリンダ5を
介してロ−ルスタンド(図示しない)に支持されてい
る。6はロ−ルギャップであり、上・下ワ−クロ−ル2
A,2Bを支持するロ−ルチョック3に油圧シリンダ5
で圧下または押上げて調整する。
【0004】このような圧着・圧延機において、ロ−ル
ギャップの変化量の測定は、上・下ワ−クロ−ル2A,
2Bに組み込まれた上・下ロ−ルチョック3片側の移動
量を油圧シリンダ5の動きとして、ギヤ7を介して拡大
して制御ファクタ8(シリンダ位置検出器)で検出す
る、いわゆる上・下ロ−ルチョック3間の移動量をロ−
ルギャップ6の変化量としてとらえるロ−ルチョック間
測定方法が取られている。 尚、制御ファクタ8で検出
された検出信号は図示しないロ−ルギャップ演算器に送
出される。上記ロ−ルギャップ演算器は上記検出信号の
出力を入力して、ロ−ルギャップ6の計算を行なってい
る。
ギャップの変化量の測定は、上・下ワ−クロ−ル2A,
2Bに組み込まれた上・下ロ−ルチョック3片側の移動
量を油圧シリンダ5の動きとして、ギヤ7を介して拡大
して制御ファクタ8(シリンダ位置検出器)で検出す
る、いわゆる上・下ロ−ルチョック3間の移動量をロ−
ルギャップ6の変化量としてとらえるロ−ルチョック間
測定方法が取られている。 尚、制御ファクタ8で検出
された検出信号は図示しないロ−ルギャップ演算器に送
出される。上記ロ−ルギャップ演算器は上記検出信号の
出力を入力して、ロ−ルギャップ6の計算を行なってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来からの圧着又は圧延ワ−クロ−ルにおいて、ロ−ルギ
ャプに絡む問題は次ぎに示すようなものがある。
来からの圧着又は圧延ワ−クロ−ルにおいて、ロ−ルギ
ャプに絡む問題は次ぎに示すようなものがある。
【0006】従来のロ−ルチョック間測定方法は、多く
の部品(軸受4,ギヤ7等)を介してロ−ルギャップの
変化量を測定しているので、ロ−ルチョック3と上・下
ワ−クロ−ル2A,2B間のガタ、その他ギヤ7でのバ
ックラッシュ等と機械的誤差要因が多く存在し、この機
械的誤差要因も検出するので、ロ−ルギャップの変化量
の測定精度は極めて悪い。
の部品(軸受4,ギヤ7等)を介してロ−ルギャップの
変化量を測定しているので、ロ−ルチョック3と上・下
ワ−クロ−ル2A,2B間のガタ、その他ギヤ7でのバ
ックラッシュ等と機械的誤差要因が多く存在し、この機
械的誤差要因も検出するので、ロ−ルギャップの変化量
の測定精度は極めて悪い。
【0007】また、従来のロ−ルチョック間測定方法
は、上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの外径が時間的に一
定ということを前提としてロ−ルギャップの変化量の測
定を行なっている。しかしながら、上・下ワ−クロ−ル
2A,2B外径は外周の摩耗、外周への鋼板スケ−ルの
生成、剥離等の要因により、時間的に変化している。従
って、ロ−ルチョック3間を正確に測定できたとして
も、前記上・下ワ−クロ−ル2A,2B外径の変化量を
測定することができないので、実際にはロ−ルギャップ
の変化量を正確に測定することができない。
は、上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの外径が時間的に一
定ということを前提としてロ−ルギャップの変化量の測
定を行なっている。しかしながら、上・下ワ−クロ−ル
2A,2B外径は外周の摩耗、外周への鋼板スケ−ルの
生成、剥離等の要因により、時間的に変化している。従
って、ロ−ルチョック3間を正確に測定できたとして
も、前記上・下ワ−クロ−ル2A,2B外径の変化量を
測定することができないので、実際にはロ−ルギャップ
の変化量を正確に測定することができない。
【0008】更に、従来のロ−ルチョック間測定方法で
は、図11に示す如く上・下ワ−クロ−ル2A,2Bに
偏芯が存在する場合、その偏芯量がロ−ルギャップの誤
差として重畳され、ロ−ルギャップの変化量を正確に測
定するこができないとともに、圧延材1の板厚の周期的
変動が生じるという問題がある。
は、図11に示す如く上・下ワ−クロ−ル2A,2Bに
偏芯が存在する場合、その偏芯量がロ−ルギャップの誤
差として重畳され、ロ−ルギャップの変化量を正確に測
定するこができないとともに、圧延材1の板厚の周期的
変動が生じるという問題がある。
【0009】一方、従来のロ−ルチョック間測定方法
は、通常上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの片側の上・下
ロ−ルチョック3間の移動量のみを測定しているので、
図12の如く圧延材1の幅方向に対して連続に不均一な
ロ−ルギャップ、いわゆるウェッジが多く発生する。こ
のウェッジは圧延材1の板厚制御精度に影響を与えるだ
けでなく、圧延材1の蛇行の原因やキャンバ−の発生要
因となる。
は、通常上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの片側の上・下
ロ−ルチョック3間の移動量のみを測定しているので、
図12の如く圧延材1の幅方向に対して連続に不均一な
ロ−ルギャップ、いわゆるウェッジが多く発生する。こ
のウェッジは圧延材1の板厚制御精度に影響を与えるだ
けでなく、圧延材1の蛇行の原因やキャンバ−の発生要
因となる。
【0010】更に、上・下ワ−クロ−ル2A,2Bに加
えられる圧下量が上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの剛性
より大きい場合、上・下ワ−クロ−ル2A,2Bが圧延
材1に負けて図13に示す如く湾曲(撓む)する、いわ
いるクラウンが発生する。このクラウンが発生すると、
圧延材1とは離れたところで測定しているロ−ルチョッ
ク間測定方法では、実際のロ−ルギャップとかけ離れた
量を測定することになり、圧延材1の形状制御に悪影響
を及ぼす。
えられる圧下量が上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの剛性
より大きい場合、上・下ワ−クロ−ル2A,2Bが圧延
材1に負けて図13に示す如く湾曲(撓む)する、いわ
いるクラウンが発生する。このクラウンが発生すると、
圧延材1とは離れたところで測定しているロ−ルチョッ
ク間測定方法では、実際のロ−ルギャップとかけ離れた
量を測定することになり、圧延材1の形状制御に悪影響
を及ぼす。
【0011】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、機械的誤差要因(ロ−ルチョックと上・下
ワ−クロ−ルのガタ、ギャアでのバックラッシュ等)及
び上・下ワ−クロ−ル外径の周期的変化の影響を受ける
ことなく、ロ−ルギャップの測定を行なうことができる
とともに、圧延材・圧着材の形状制御に悪影響を与える
ロ−ルウェッジ量、ロ−ルクラウンをも測定することが
できるロ−ル情報測定方法を提供することを目的とす
る。
するもので、機械的誤差要因(ロ−ルチョックと上・下
ワ−クロ−ルのガタ、ギャアでのバックラッシュ等)及
び上・下ワ−クロ−ル外径の周期的変化の影響を受ける
ことなく、ロ−ルギャップの測定を行なうことができる
とともに、圧延材・圧着材の形状制御に悪影響を与える
ロ−ルウェッジ量、ロ−ルクラウンをも測定することが
できるロ−ル情報測定方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述目的を達成するため
に、本発明のロ−ル情報測定方法では、ワ−クロ−ルの
軸方向に伸び前記ワ−クロ−ルに対して間隔を隔てる定
位置に固設された基準体、この基準体に、その測定中心
が上記ワ−クロ−ルの半径方向に向く姿勢で支持部材を
介して固持された距離測定器および当該距離測定器の出
力を入力する計算器を備え、この計算器は、上記距離測
定器が出力する距離検知信号と上記ワ−クロ−ルの半径
および上記測定中心の上記ワ−クロ−ル回転中心直下ま
での水平距離に基づき演算によりロ−ル情報を測定する
ことを特徴とする。
に、本発明のロ−ル情報測定方法では、ワ−クロ−ルの
軸方向に伸び前記ワ−クロ−ルに対して間隔を隔てる定
位置に固設された基準体、この基準体に、その測定中心
が上記ワ−クロ−ルの半径方向に向く姿勢で支持部材を
介して固持された距離測定器および当該距離測定器の出
力を入力する計算器を備え、この計算器は、上記距離測
定器が出力する距離検知信号と上記ワ−クロ−ルの半径
および上記測定中心の上記ワ−クロ−ル回転中心直下ま
での水平距離に基づき演算によりロ−ル情報を測定する
ことを特徴とする。
【0013】また、支持部材は基準体の左端側と右端側
にそれぞれ設けられ、各支持部材は、上ワ−クロ−ルに
向く距離測定器と下ワ−クロ−ルに向く距離測定器とを
備え、計算器がロ−ルギャップもしくはロ−ルウェッジ
量を測定すること特徴とする。
にそれぞれ設けられ、各支持部材は、上ワ−クロ−ルに
向く距離測定器と下ワ−クロ−ルに向く距離測定器とを
備え、計算器がロ−ルギャップもしくはロ−ルウェッジ
量を測定すること特徴とする。
【0014】更に、支持部材は基準体の長手方向所定間
隔を隔てて複数個設けられ、支持部材は同一ワ−クロ−
ルに向く距離測定器を備え、計算器はロ−ルクラウンを
測定することを特徴とする。
隔を隔てて複数個設けられ、支持部材は同一ワ−クロ−
ルに向く距離測定器を備え、計算器はロ−ルクラウンを
測定することを特徴とする。
【0015】更に、また、基準体がロ−ルギャップをほ
ぼ全体囲む枠体をなし、上側枠部に上ワ−クロ−ルに向
く複数個の距離測定器が固持され、下側枠部に下ワ−ク
ロ−ルに向き上記距離測定器と対をなす距離測定器が固
持され、計算器は上記距離測定器の出力を選択的に入力
してロ−ルギャップ、ロ−ルウェッジ量およびロ−ルク
ラウンを測定することを特徴とする。
ぼ全体囲む枠体をなし、上側枠部に上ワ−クロ−ルに向
く複数個の距離測定器が固持され、下側枠部に下ワ−ク
ロ−ルに向き上記距離測定器と対をなす距離測定器が固
持され、計算器は上記距離測定器の出力を選択的に入力
してロ−ルギャップ、ロ−ルウェッジ量およびロ−ルク
ラウンを測定することを特徴とする。
【0016】
【作用】上述した本発明のロ−ル情報測定方法では、ワ
−クロ−ルの回転やロ−ルチョックとは関係のない基準
体に固定された距離測定器を用いてワ−クロ−ル表面の
位置を測定してるので、ワ−クロ−ルとロ−ルチョック
とのガタ等の機械的誤差要因の影響を受けることなく、
極めて正確なロ−ルギャップの測定を行なうことができ
る。
−クロ−ルの回転やロ−ルチョックとは関係のない基準
体に固定された距離測定器を用いてワ−クロ−ル表面の
位置を測定してるので、ワ−クロ−ルとロ−ルチョック
とのガタ等の機械的誤差要因の影響を受けることなく、
極めて正確なロ−ルギャップの測定を行なうことができ
る。
【0017】
実施例1 図1、及び図2に基づいて本発明の実施例1を説明す
る。
る。
【0018】両図において、10は圧着される板材、1
1は基準体であって、上・下ワ−クロ−ル2A・2Bの
半径方向と直交する方向に伸びる円柱形状を有し、上ワ
−クロ−ル2Aと下ワ−クロ−ル2B間(ロ−ルギャッ
プ間)の上・下ワ−クロ−ル2A,2Bに対して一定間
隔を隔てた位置の板材10入口側に固設されている。1
2は環状の支持部材であって、上下の所定角度を隔てて
半径方向外方に延びる2本の支持杆12aと12bを有
し、この支持杆12aと12bの先端に非接触式の距離
測定器13が取り付けられている。この支持部材12は
基準体11の一方端部側と他方端部側に、上・下の距離
測定器13の測定面が上ワ−クロ−ル2A,下ワ−クロ
−ル2Bの表面に向く姿勢で外嵌固定されている。
1は基準体であって、上・下ワ−クロ−ル2A・2Bの
半径方向と直交する方向に伸びる円柱形状を有し、上ワ
−クロ−ル2Aと下ワ−クロ−ル2B間(ロ−ルギャッ
プ間)の上・下ワ−クロ−ル2A,2Bに対して一定間
隔を隔てた位置の板材10入口側に固設されている。1
2は環状の支持部材であって、上下の所定角度を隔てて
半径方向外方に延びる2本の支持杆12aと12bを有
し、この支持杆12aと12bの先端に非接触式の距離
測定器13が取り付けられている。この支持部材12は
基準体11の一方端部側と他方端部側に、上・下の距離
測定器13の測定面が上ワ−クロ−ル2A,下ワ−クロ
−ル2Bの表面に向く姿勢で外嵌固定されている。
【0019】本実施例1においては、上側の距離測定器
13の測定中心は上ワ−クロ−ル2Aの半径方向に向い
ており、下側の距離測定器13の測定中心は下ワ−クロ
−ル2Bの半径方向に向いている。
13の測定中心は上ワ−クロ−ル2Aの半径方向に向い
ており、下側の距離測定器13の測定中心は下ワ−クロ
−ル2Bの半径方向に向いている。
【0020】上側の各距離測定器13は、該距離測定器
13と上ワ−クロ−ル2A表面との距離を検出し、下側
の距離測定器13は、該距離測定器13と下ワ−クロ−
ル2B表面との距離をそれぞれ検出して、これらの検出
信号X(距離信号)を計算器14に送出する。
13と上ワ−クロ−ル2A表面との距離を検出し、下側
の距離測定器13は、該距離測定器13と下ワ−クロ−
ル2B表面との距離をそれぞれ検出して、これらの検出
信号X(距離信号)を計算器14に送出する。
【0021】計算器14は各距離測定器13の検出信号
Xの出力に基づいて、上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの
各検出地点におけるロ−ルギャップの変化量dyを計算
する。 ここで、計算器14におけるロ−ルギャップの
変化量dyの計算手順を示す。
Xの出力に基づいて、上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの
各検出地点におけるロ−ルギャップの変化量dyを計算
する。 ここで、計算器14におけるロ−ルギャップの
変化量dyの計算手順を示す。
【0022】図3において、上ワ−クロ−ル2Aが軸中
心O点を中心として回転している時、上ワ−クロ−ル2
Aの半径をR、距離測定器13が上ワ−クロ−ル2Aの
軸中心直下部P点から水平半径方向にaだけ離れた線分
OP(以下、Yとする)に対して一定角度θの位置に設
けてある。また、ある時刻iに距離測定器13で検出さ
れた検出信号(距離信号)Xi、この検出信号Xiより1
つ前に検出された信号をXi-1とすると、
心O点を中心として回転している時、上ワ−クロ−ル2
Aの半径をR、距離測定器13が上ワ−クロ−ル2Aの
軸中心直下部P点から水平半径方向にaだけ離れた線分
OP(以下、Yとする)に対して一定角度θの位置に設
けてある。また、ある時刻iに距離測定器13で検出さ
れた検出信号(距離信号)Xi、この検出信号Xiより1
つ前に検出された信号をXi-1とすると、
【0023】
【数式1】
【0024】これにより、各距離測定器13で検出した
検出信号の時間的変化量dxを式で求め、この求めた
変化量dxを式に代入して各距離測定器13の検出地
点における上・下ワ−クロ−ル2A,2Bのロ−ルギャ
ップの変化量dyを計算する。 計算器14で計算され
た上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの各測定地点のロ−ル
ギャップの変化量dyの計算値を計算信号として、図示
しないロ−ルギャップ演算器に送出される。このロ−ル
ギャプ演算器は該計算信号を入力してロ−ルギャップの
計算を行なう。
検出信号の時間的変化量dxを式で求め、この求めた
変化量dxを式に代入して各距離測定器13の検出地
点における上・下ワ−クロ−ル2A,2Bのロ−ルギャ
ップの変化量dyを計算する。 計算器14で計算され
た上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの各測定地点のロ−ル
ギャップの変化量dyの計算値を計算信号として、図示
しないロ−ルギャップ演算器に送出される。このロ−ル
ギャプ演算器は該計算信号を入力してロ−ルギャップの
計算を行なう。
【0025】本実施例1では、基準体11の左端に固着
された上・下対の距離測定器13と右端に固着された上
・下対の距離測定器13を用いて上・下ワ−クロ−ル2
A,2Bの変動を直接測定してるので、上・下ワ−クロ
−ル2A,2Bとロ−ルチョック3とのガタ等の機械的
誤差要因および上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの偏心の
影響を受けることなく、極めて正確なロ−ルギャップの
測定およびウェッジ量の測定を行なうことができる。
された上・下対の距離測定器13と右端に固着された上
・下対の距離測定器13を用いて上・下ワ−クロ−ル2
A,2Bの変動を直接測定してるので、上・下ワ−クロ
−ル2A,2Bとロ−ルチョック3とのガタ等の機械的
誤差要因および上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの偏心の
影響を受けることなく、極めて正確なロ−ルギャップの
測定およびウェッジ量の測定を行なうことができる。
【0026】また、各距離測定器13が検出する検出信
号Xを計算器14に入力せず直接出力することにより、
上・下ワ−クロ−ル2A,2B外径の時間的な変動およ
び偏心を測定することもできる。
号Xを計算器14に入力せず直接出力することにより、
上・下ワ−クロ−ル2A,2B外径の時間的な変動およ
び偏心を測定することもできる。
【0027】ここで、図4は制振鋼板の圧着ワ−クロ−
ルを示す概略図であり、実施例1と同一の構成のものを
上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの圧着材入口側に設け
て、外径の時間的変動の測定とロ−ルギャップの変化量
dxを算出したものである。
ルを示す概略図であり、実施例1と同一の構成のものを
上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの圧着材入口側に設け
て、外径の時間的変動の測定とロ−ルギャップの変化量
dxを算出したものである。
【0028】上・下ワ−クロ−ル2A,2Bの出口側に
は板厚測定器15が製品板を挟むように製品板の上部に
基準体11,支持部材12を介して設けてある。距離測
定器13は渦流式センサを使用した。
は板厚測定器15が製品板を挟むように製品板の上部に
基準体11,支持部材12を介して設けてある。距離測
定器13は渦流式センサを使用した。
【0029】測定結果は図5に示す通りで、上・下ワ−
クロ−ル2A,2Bの動きに偏心があることが認められ
るとともに、製品の板厚変動(ロ−ルギャップの変動)
を忠実に検出している。
クロ−ル2A,2Bの動きに偏心があることが認められ
るとともに、製品の板厚変動(ロ−ルギャップの変動)
を忠実に検出している。
【0030】実施例2 図6および図7に基づいて実施例2を説明する。
【0031】両図において、基準体11に、複数個の環
体の支持部材12Aが所定間隔を隔てて固着してあり、
この支持部材12Aには1本の支持杆12aが設けられ
ている。各支持杆12aの先端にある距離測定器13
は、その測定面を上ワ−クロ−ル2Aに向けての支持杆
12aに支持されている。
体の支持部材12Aが所定間隔を隔てて固着してあり、
この支持部材12Aには1本の支持杆12aが設けられ
ている。各支持杆12aの先端にある距離測定器13
は、その測定面を上ワ−クロ−ル2Aに向けての支持杆
12aに支持されている。
【0032】本実施例2では、上ワ−クロ−ル2Aの軸
方向に並ぶa1,a2,a3,…anにおけるdx(d
xa1,dxa2,dxa3,…dxan)を測定することがで
きるので、ロ−ルプロファイル即ち上ワ−クロ−ル2A
に発生するクラウン量を測定することができる。
方向に並ぶa1,a2,a3,…anにおけるdx(d
xa1,dxa2,dxa3,…dxan)を測定することがで
きるので、ロ−ルプロファイル即ち上ワ−クロ−ル2A
に発生するクラウン量を測定することができる。
【0033】実施例3 図7、及び図8に基づいて実施例3を説明する。
【0034】両図において、基準体11はロ−ルギャプ
部分全体を囲む枠体をなし上枠部11Aと下枠部11B
に、複数個の環体の支持部材12Aを所定間隔を隔てて
固着してあり、上枠部11A側の各距離測定器13と下
枠部11B側の各距離測定器13とは上下に対向して一
つの対をなし、上枠部11A側の各距離測定器13は上
ワ−クロ−ル2Aに向き、下枠部11Bの各距離測定器
は下ワ−クロ−ル2Bに向いてる。
部分全体を囲む枠体をなし上枠部11Aと下枠部11B
に、複数個の環体の支持部材12Aを所定間隔を隔てて
固着してあり、上枠部11A側の各距離測定器13と下
枠部11B側の各距離測定器13とは上下に対向して一
つの対をなし、上枠部11A側の各距離測定器13は上
ワ−クロ−ル2Aに向き、下枠部11Bの各距離測定器
は下ワ−クロ−ル2Bに向いてる。
【0035】本実施例3では、左端の上・下対をなす距
離測定器13の出力と右端の上・下対をなす距離測定器
13の出力とを選択すれば、第1の実施例と同等とな
り、上枠部11Aもしくは下枠部11Bの全距離測定器
13を選択すれば、第2の実施例と同等になるので、計
算器14に取り込む入力を切り換えるだけでロ−ルギャ
ップの測定、ウェッジ量の測定を行なうことができる。
離測定器13の出力と右端の上・下対をなす距離測定器
13の出力とを選択すれば、第1の実施例と同等とな
り、上枠部11Aもしくは下枠部11Bの全距離測定器
13を選択すれば、第2の実施例と同等になるので、計
算器14に取り込む入力を切り換えるだけでロ−ルギャ
ップの測定、ウェッジ量の測定を行なうことができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のロ−ル情
報測定方法によれば、ワ−クロ−ルの回転やロ−ルチョ
ックとは関係のない基準体に固定された距離測定計を用
いてワ−クロ−ル表面の位置を測定してるので、ワ−ク
ロ−ルとロ−ルチョックとのガタ等の誤差要因の影響を
受けることなく、極めて正確なロ−ルギャップの測定を
行なうことができるとともに、ワ−クロ−ルに発生する
ウェッジ量、クラウン量も測定することができるので、
圧延・圧着材の板厚制御精度の向上を図ることができる
効果がある。
報測定方法によれば、ワ−クロ−ルの回転やロ−ルチョ
ックとは関係のない基準体に固定された距離測定計を用
いてワ−クロ−ル表面の位置を測定してるので、ワ−ク
ロ−ルとロ−ルチョックとのガタ等の誤差要因の影響を
受けることなく、極めて正確なロ−ルギャップの測定を
行なうことができるとともに、ワ−クロ−ルに発生する
ウェッジ量、クラウン量も測定することができるので、
圧延・圧着材の板厚制御精度の向上を図ることができる
効果がある。
【図1】本発明の実施例1としてのロ−ル情報測定方法
の平面概略構成図を示すものである。
の平面概略構成図を示すものである。
【図2】本発明の実施例1としてのロ−ル情報測定方法
の側面概略構成図を示すものである。
の側面概略構成図を示すものである。
【図3】本発明の実施例1としての計算器における計算
方法を示す側面概略構成図である。
方法を示す側面概略構成図である。
【図4】本発明のロ−ルギャップ、及びワ−クロ−ル外
径の時間的変動を測定した側面概略構成図を示すもので
ある。
径の時間的変動を測定した側面概略構成図を示すもので
ある。
【図5】本発明のロ−ルギャップ、及びワ−クロ−ル外
径の時間的変動を測定した結果を示すグラフである。
径の時間的変動を測定した結果を示すグラフである。
【図6】本発明の実施例2としてのクラウン量を測定す
る方法の平面概略構成図を示すものである。
る方法の平面概略構成図を示すものである。
【図7】本発明の実施例2としてのクラウン量を測定す
る方法の側面概略構成図を示すものである。
る方法の側面概略構成図を示すものである。
【図8】本発明の実施例3としてのロ−ル情報測定方法
の平面概略構成図を示すものである。
の平面概略構成図を示すものである。
【図9】本発明の実施例3としてのロ−ル情報測定方法
の側面概略構成図を示すものである。
の側面概略構成図を示すものである。
【図10】従来のロ−ルギャップの測定方法を示す平面
概略構成図である。
概略構成図である。
【図11】ワ−クロ−ルの偏心状態を示す平面概略構成
図である。
図である。
【図12】ワ−クロ−ルのウェッジ状態を示す平面概略
構成図である。
構成図である。
【図13】ワ−クロ−ルのクラウン状態を示す平面概略
構成図である。
構成図である。
1 圧延材 2A 上ワ−クロ−ル 2B 下ワ−クロ−ル 11 基準体 12 支持部材 13 距離測定器 14 計算器
Claims (4)
- 【請求項1】ワ−クロ−ルの軸方向に伸び前記ワ−クロ
−ルに対して間隔を隔てる定位置に固設された基準体、
この基準体に、その測定中心が上記ワ−クロ−ルの半径
方向に向く姿勢で支持部材を介して固持された距離測定
器および当該距離測定器の出力を入力する計算器を備
え、この計算器は、上記距離測定器が出力する距離検知
信号と上記ワ−クロ−ルの半径および上記測定中心の上
記ワ−クロ−ル回転中心直下までの水平距離に基づき演
算によりロ−ル情報を測定することを特徴とするロ−ル
情報測定方法。 - 【請求項2】支持部材は基準体の左端側と右端側にそれ
ぞれ設けられ、各支持部材は、上ワ−クロ−ルに向く距
離測定器と下ワ−クロ−ルに向く距離測定器とを備え、
計算器がロ−ルギャップもしくはロ−ルウェッジ量を測
定すること特徴とする請求項1記載のロ−ル情報測定方
法。 - 【請求項3】支持部材は基準体の長手方向所定間隔を隔
てて複数個設けられ、支持部材は同一ワ−クロ−ルに向
く距離測定器を備え、計算器はロ−ルクラウンを測定す
ることを特徴とする請求項1記載のロ−ル情報測定方
法。 - 【請求項4】基準体がロ−ルギャップをほぼ全体囲む枠
体をなし、上側枠部に上ワ−クロ−ルに向く複数個の距
離測定器が固持され、下側枠部に下ワ−クロ−ルに向き
上記距離測定器と対をなす距離測定器が固持され、計算
器は上記距離測定器の出力を選択的に入力してロ−ルギ
ャップ、ロ−ルウェッジ量およびロ−ルクラウンを測定
することを特徴とする請求項1のロ−ル情報測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3316314A JPH0688721A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | ロ−ル情報測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3316314A JPH0688721A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | ロ−ル情報測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0688721A true JPH0688721A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=18075756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3316314A Withdrawn JPH0688721A (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | ロ−ル情報測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0688721A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023501244A (ja) * | 2019-11-08 | 2023-01-18 | プライメタルズ テクノロジーズ リミテッド | 圧延機におけるロールギャップを制御する方法 |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP3316314A patent/JPH0688721A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023501244A (ja) * | 2019-11-08 | 2023-01-18 | プライメタルズ テクノロジーズ リミテッド | 圧延機におけるロールギャップを制御する方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |