JPH0688474A - パーカッションドリルによるスラッジサンプリング工法及びその装置 - Google Patents

パーカッションドリルによるスラッジサンプリング工法及びその装置

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JPH0688474A
JPH0688474A JP26547992A JP26547992A JPH0688474A JP H0688474 A JPH0688474 A JP H0688474A JP 26547992 A JP26547992 A JP 26547992A JP 26547992 A JP26547992 A JP 26547992A JP H0688474 A JPH0688474 A JP H0688474A
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sludge
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cleaning swivel
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Takushi Matsunaga
永 卓 士 松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のロータリー式ボーリング装置によるス
ラッジサンプリングに代りパーカッションドリルによる
スラッジサンプリング及びその装置を開発し、スラッジ
サンプリングの能率向上を図る。 【構成】 パーカッションドリルヘッド100にクリー
ニングスイベル200を介して二重管ロッド300と、
その先端にクロスビット330、リングビット340を
装着し、クリーニングスイベル200を通り内管310
に圧気を挿入すると共に、クリーニングスイベル200
を通り内・外管の隙間350からスラッジ回収器600
を経て吸引ブロワー500で吸引しつつ、二重管ロッド
300に打撃と回転を与えながら地盤を掘進すると、ス
ラッジ回収器600のスラッジタンク610にスラッジ
が回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】従来地盤のサンプリングには回転掘削に
よりコアーを採取するワイヤーライン工法と回転掘削に
よるスラッジサンプリング工法の二種類が主に行われて
いた。
【0002】回転掘削によるスラッジサンプリング工法
は、回転式ボーリング機にスイベルを介して二重管を取
付け、通常ドラックビットを使用し、内管と外管の間を
圧気の通路とし、内管の中をスラッジの通路とし、コン
プレッサからの圧気でスラッジを圧送し地上の設備、例
えばサイクロンによって地層の泥を回収するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の回転
式スラッジサンプリング工法及びその装置はロータリ掘
削の延長であり、短時間で多量のデータを得るには掘削
のスピードが遅くこれが最大の弱点となっていた。本発
明は上述した事情に鑑みてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の工法は、パーカ
ッションドリルヘッドにクリーニングスイベルを介して
二重管ロッドと、その内・外管の先端にそれぞれクロス
ビットと、リングビットとが螺着され、クリーニングス
イベルより内管に圧気を吹き込み、かつ内管と外管の隙
間よりスラッジ回収器を経て吸引ブロワーにて吸引しつ
つ、パーカッションドリルヘッドにて前記クロスビット
とリングビットとに打撃と回転とを与えて給進し、スラ
ッジ回収器のスラッジタンクにスラッジを回収すること
を特徴とする。
【0005】さらに、その際使用するクロスビットは、
下向きの噴出口と上向きの噴出口が設けられると共に、
チップ間の谷間に長い溝が形成され、前記クロスビット
はリングビットより略20mm突き出ていることを特徴
とする。
【0006】本発明の装置は、パーカッションドリル
と、クリーニングスイベルを介して前記パーカッション
ドリルヘッドに装着された二重管ロッドと、該二重管ロ
ッドの内管先端と外管先端とにそれぞれ螺着されたクロ
スビット及びリングビットと、下部に上面解放のスラッ
ジタンクと、その上部にケーシングとを有し、該ケーシ
ング内にフィルタが収納され、該フィルタの排気ポート
がケーシングから突出すると共に、スラッジ流入ポート
が設けられたスラッジ回収器とを具備し、コンプレッサ
からの圧気管がクリーニングスイベルを経て内管へ連通
され、外管からクリーニングスイベルを通り、前記スラ
ッジ回収器のスラッジ流入ポートへ管路で連通され、か
つ吸引ブロアーからは前記フィルタの排気ポートへ管路
で連結されたことを特徴とする。
【0007】また、本発明の前記クロスビットは下向き
の噴出口と、上向きの噴出口が設けられていると共に、
チップ間の谷間に長い溝が形成されいることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】パーカッションドリルヘッドによってビットに
打撃と回転が加わるので従来の回転のみによる場合より
掘進速度が早く従ってスラッジサンプリングの能率が向
上する。
【0009】
【実施例】以下、添付図に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す装置の断
面図、図2は本発明の一実施例を示すクロスビットの平
面図、図3は同正面図、図4は図2のA−A線断面図、
図5は図2のB−O線断面図である。
【0010】図において100はパーカッションドリル
ヘッド、200はクリーニングスイベル、310は内
管、320は外管、330はクロスビット、340はリ
ングビット、600はスラッジ回収器、400はコンプ
レッサ、500は吸引ブロワーである。
【0011】二重管ロッド300の内管310、外管3
20はクリーニングスイベル200を介してパーカッシ
ョンドリルヘッド100に装着されている。内管310
の上端はクリーニングスイベル200のポート210か
ら管路211でコンプレッサ400と連結されている。
また、コンプレッサ400からは管路410を経て、ス
ラッジ回収器600に内蔵されたフィルタ630下方に
取付けられたシリンダ631の下端に連通されており、
このシリンダ631を作動してフィルタ630を打撃す
ることによりフィルタ630の目詰まりを防ぐようにな
っている。このシリンダ631は、コンプレッサ400
からの圧気で作動するノッカーの作用をするものであ
る。
【0012】スラッジ回収器600はスラッジタンク6
10上面にケーシング620が取付けられており、この
ケーシング620内にフィルタ630が内蔵され、フィ
ルタ630の排気ポート622がケーシング620上面
に突出している。また、前記ケーシング620にはスラ
ッジ流入ポート623が設けられ、このスラッジ流入ポ
ート623はクリーニングスイベル200のポート22
0を通り内・外管の隙間350と管路222で連通され
ている。そして、前記排気ポート622は吸引ブロワー
500と管路570で連通されている。
【0013】内管310先端に螺着されたクロスビット
330には図2,図4に示すように下向きの噴出口33
1が2個穿設されると共に、図3,図5に示すように上
向きの噴出口332が4個穿設され、チップ333,3
33間の谷間には流体の流れをよくするための長い溝3
34が刻設されている。335はビット本体で、ビット
本体335には内管320が螺着される雌ねじ336が
螺設され、軸心には噴出口337が設けられている。ク
ロスビット330は図1に示すようにリングビット34
0より突出しているが、その突出長さは実験の結果では
約20mm位にセットするとビットの詰まりが少なかっ
た。
【0014】本発明の装置でスラッジサンプリングを実
施するには、先ずコンプレッサ400と吸引ブロワー5
00を起動し、パーカッションドリルヘッド100を起
動し、二重管300を地盤に当てて給進すると、二重管
300先端のクロスビット330とリングビット340
には打撃と回転とが与えられ、地盤を掘削するので、内
管310を通った圧気はクロスビット330の噴出口3
31,332,337から吹き出し、掘削されたスラッ
ジは内・外管の隙間350から吸引ブロワー500で上
方に吸引され管路222を通り、スラッジタンク610
に貯留される。
【0015】スラッジから発生するダストはフィルタ6
30に付着して回収されるので吸引ブロワーはきれいな
空気が吸引される。また、フィルタ630下方に取付け
られたシリンダ631ではフィルタ630を打撃するの
で、フィルタ630に付着したダストは目詰まりせず下
方のスラッジタンク610へ落下して回収される。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によれば、従
来のロータリ式のスラッジサンプリングによるよりもは
るかに掘進能率が上がり、サンプリングの能率が改善さ
れた。また、第2の発明、第4の発明のようなビットを
用いるとビットの目詰まりが少なくなり、尚一層の能率
向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すクロスビットの平面図
である。
【図3】本発明の一実施例を示すクロスビットの平面図
である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2のB−O線断面図である。
【符号の説明】
100 パーカッションドリルヘッド 200 クリーニングスイベル 210,220 ポート 211,222 管路 300 二重管ロッド 310 内管 320 外管 330 クロスビット 331,332,337 噴出口 333 チップ 334 溝 335 ビット本体 336 雌ねじ 400 コンプレッサ 500 吸引ブロワー 410,510 管路 600 スラッジ回収器 610 スラッジタンク 620 ケーシング 622 排気ポート 623 スラッジ流入ポート 630 フィルタ 631 シリンダ(ノッカー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーカッションドリルヘッドにクリーニ
    ングスイベルを介して二重管ロッドと、その内・外管の
    先端にそれぞれクロスビットと、リングビットとが螺着
    され、クリーニングスイベルより内管に圧気を吹き込
    み、かつ内管と外管の隙間よりスラッジ回収器を経て吸
    引ブロワーにて吸引しつつ、パーカッションドリルヘッ
    ドにて前記クロスビットとリングビットとに打撃と回転
    とを与えて給進し、スラッジ回収器のスラッジタンクに
    スラッジを回収することを特徴とするパーカッションド
    リルによるスラッジサンプリング工法。
  2. 【請求項2】 前記クロスビットは下向きの噴出口と上
    向きの噴出口が設けられると共に、チップ間の谷間に長
    い溝が形成され、前記クロスビットはリングビットより
    略20mm突き出ていることを特徴とする請求項1記載
    のパーカッションドリルによるスラッジサンプリング工
    法。
  3. 【請求項3】 パーカッションドリルと、 クリーニングスイベルを介して前記パーカッションドリ
    ルヘッドに装着された二重管ロッドと、 該二重管ロッドの内管先端と外管先端とにそれぞれ螺着
    されたクロスビット及びリングビットと、 下部に上面解放のスラッジタンクと、その上部にケーシ
    ングとを有し、該ケーシング内にはフィルタが収納さ
    れ、該フィルタの排気ポートがケーシングから突出する
    と共に、スラッジの流入ポートが設けられたスラッジ回
    収器とを具備し、 コンプレッサからの圧気管がクリーニングスイベルを経
    て内管へ連通され、外管からクリーニングスイベルを通
    り、前記スラッジ回収器のスラッジ流入ポートへ管路で
    連通され、かつ吸引ブロアーからは前記フィルタの排気
    ポートへ管路で連結されたことを特徴とするパーカッシ
    ョンドリルによるスラッジサンプリング装置。
  4. 【請求項4】 前記クロスビットは下向きの噴出口と、
    上向きの噴出口が設けられていると共に、チップ間の谷
    間に長い溝が形成されいることを特徴とする請求項3記
    載のパーカッションドリルによるスラッジサンプリング
    装置。
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