JPH0687729A - 消臭化粧料 - Google Patents

消臭化粧料

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JPH0687729A
JPH0687729A JP34252891A JP34252891A JPH0687729A JP H0687729 A JPH0687729 A JP H0687729A JP 34252891 A JP34252891 A JP 34252891A JP 34252891 A JP34252891 A JP 34252891A JP H0687729 A JPH0687729 A JP H0687729A
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JP
Japan
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deodorant
metal oxide
sweat
aluminum
layer
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Pending
Application number
JP34252891A
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English (en)
Inventor
Ryuzo Fujita
龍三 藤田
Iwao Kamiya
巌 上谷
Masafumi Tsuruoka
理文 鶴岡
Yukiyoshi Koyama
幸好 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Daiwa Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有効成分として天然または合成された多項性金
属酸化物の微粒子粉体と、アルミニウム、ジルコニウ
ム、亜鉛などから選ばれた金属塩類を成分とする収れん
性化合物わ含有する消臭性化粧料であって、従来のよう
に、汗の発生を抑制し汗の分解による不快臭を減少させ
るものではなく、既に発生している不快臭を消臭すると
共に、汗に起因する臭気も消臭し、他の人々に嫌汚感を
与えない化粧料である。 【構成】天然または合成された多項性金属酸化物の微粒
子粉体と、アルミニウム、ジルコニウム、亜鉛などから
選ばれた金属塩類を成分とする収れん性化合物わ含有す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた体臭の消臭作用
を有する防臭化粧料に関する。これに使用する消臭化合
物としては、天然または合成される多孔質な金属酸化物
の微粒子粉体で、この化合物を一般収れん剤と共に使用
するもので、皮膚の不快臭発生部位に使用することによ
り既に発生している不快臭および汗の分解により発生す
る悪臭を抑制し、人々に嫌悪感を与えない消臭化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術】体臭は、主として、汗など体皮から分泌
したものが細菌などの微生物の作用により分解して発生
するアンモニア、低級脂肪酸、その他の化合物による不
快臭とされている。この体臭の抑制方法としては、古く
から、強力な収れん作用のあるもので発汗を抑制する方
法がとられている。例えば、スルホ石炭酸亜鉛、スルホ
石炭酸アルミニウム、硫酸亜鉛、塩化アルミニウム、塩
基性塩化アルミニウム、オキシ硫酸アルミニウム、オキ
シ塩化アルミニウム、ジルコニルクロリド、ジルコニル
ヒドロキシクロリド等の収れん作用を有する塩類単体、
特にアルミニウムヒドロキシクロリドは、単体またはプ
ロピレングリコール複合体やアミノ酸複合体が良く用い
られている。これらの使用によって、汗の発生を抑え、
体臭の発生を防止している。
【0003】人体より発生する悪臭は汗線より分泌した
汗が細菌によって部分的に分解された結果、生ずるもの
と考えられている。その生成物は、刺激臭を有する多く
の低級脂肪酸やアンモニアなどを生成する結果であるさ
れている。
【0004】汗腺は、エクリン線とアポクリン線があっ
て、アポクリン線は体毛に付属しており排泄口は毛嚢口
に開口している。汗は、元来無臭であるが、細菌の働き
によって分解されて不快臭となる。この不快臭には、多
数の種類の物質が複合的になってあらわれる。悪臭の防
止には、従来から収れん剤によって汗の分泌を抑制した
り、殺菌剤の使用によって細菌の増殖を防止して汗の分
解を抑制する方法がとられ、ある程度の効果は認められ
ていた。しかしながら、これらの方法では充分な効果が
得られず更に有効なものが強く望まれていた。
【0005】しかし、この不快臭防止は、容易なことで
はない。最大の不快臭とされているワキガは、脇の下付
近に繁殖する細菌によってのみ発生する不快臭であるの
で、この細菌の有無によって異なると云われている。こ
の細菌は人種、性別、年令等によって、かなりの差が認
められている。従来のボディデオドラントは、主として
収れん剤の使用により汗の分泌を抑制する方法で、臭気
の発生を減少するようにしているが、既に発生している
不快臭を消臭する効力は認められていない。
【0006】この汗が微生物によって分解され、不快臭
となることを防止する目的で使用される殺菌剤も種々開
発され、その効果についても、かなりの評価を得ている
が人体に直接使用されるものであるので、人体には全く
害のないものでなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような
殺菌剤や種々の収れん剤の使用では、汗の微生物による
酸敗や分解は、ある程度の防止はできるが、既に発生し
ている不快臭を消すことはできない。本発明は、汗の発
生を抑制すると共に、汗が分解して発生するアンモニア
を初め、その他の原因で既に発生している悪臭に対して
も、直ちに消臭除去することのできる方法に関するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に使用する消臭性
化合物は、天然または合成された多孔質な鉱物質でシリ
カ、アルミナ、金属酸化物よりなるもので、シリカの四
面体層と金属を中心とした八面体層が層状に交互に結合
した二層構造を有するもの、あるいは正六面体の合成ゼ
オライト、不定形な天然ゼオライト、ミズカナイト、三
層構造を有するモンモリナイト、単斜晶のセピオライト
などである。ケイ酸塩鉱物の比表面積は200m/g
以上、細孔の容積は0.4ml/g以上である。その消
臭機能は0.4ml/g以上である。その消臭機能は、
10〜50Åの細孔による物理的作用と云われている。
この鉱物質を主成分として、他に収れん剤、殺菌剤の併
用が好ましい。消臭化粧料としての使用方法は、デオド
ラントスプレー、デオドラントローション、デオドラン
トパウダーなどとして使用される。鉱物質の使用量は1
0〜50重量%(以下すべて重量%で示す)好ましくは
20〜50%を微粉末として使用する。
【0009】収れん剤では、次の化合物が使用される。
アルミニウムヒドロキシクロライド、ジルコニルクロラ
イド、ジルコニルヒドロキシクロライド、ジルコニウム
オキシクロライド、フェノールスルホン酸アルミニウ
ム、フェノールスルホン酸亜鉛、オキシ塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、オキシ硫酸アルミニウム、塩化
アルミニウムなどが優れた収れん作用を有したもので、
単体塩類またはこれらの塩類を含むグリコールとの複合
体として用いられる。収れん剤の使用量は10〜30%
を添加する。
【0010】このほか、汗を分解して不快臭発生させる
細菌の増殖を阻止する殺菌剤としては次のような化合物
が多く使用されている。塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンゼトニウム、トリクロサン、イソプロピルメチルフェ
ノール、パラクロローメターキシレノール、ハロカルパ
ン等が用いられている。これら殺菌剤の配合割合は0.
005〜0.1%が好ましい。
【0011】本発明の、消臭化粧料には、多孔性金属酸
化物消臭性成分のほか、次の物質を使用することができ
る。亜鉛華、タルク、セラミックス、無水ケイ酸、ベン
トナイト、カオリン、合成樹脂粉末などの粉体成分ある
いは、流動パラフインなどの鉱物油または脂肪酸アルキ
ルエステル、アルキルポリシロキサンなどの油性成分、
また、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、ある
いは殺菌性を有するカチオン界面活性剤などの配合もで
きる。このほか溶剤成分としてエチルアルコール、イソ
ブロピルアルコール、グリセリン、プロピレングリコー
ルや着香剤、着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの
1種または2種以上を配合することもできる。
【0012】
【作用】消臭化粧料は、従来から多数開発されている
が、その目的としては不快臭な体臭を発生する箇所にス
プレーあるいはローションまたは粉体のまま散布して、
不快臭を抑制するものであるが、そのすべては発汗の抑
制、あるいは汗の分解の結果不快臭の発生することを抑
制する方法であり、既に発生している不快臭に対する抑
制作用は、殆ど認められなかった。本発明は、多孔質ケ
イ酸塩鉱物の微粉末あるいはセピオライト、ゼオライ
ト、モンモリナイトなど多くの天然または合成鉱物質な
どの消臭性物質を主剤とするものであり、必要に応じ、
他の殺菌剤や収れん剤を使用することによって更に、好
ましい結果が得られる。しかしながら、その使用目的
は、既に発生している不快臭に対する消臭除去すること
にある。
【0013】
【実施例】
(実施例1) デオドラントスプレーによる体臭の消臭試験 多孔質ケイ酸塩鉱物質の微粉末消臭性物質としてセピオ
ライト(宇治電化学工業株式会社製品)10%およびそ
の他の薬剤としてアルミニウムヒドロキシクロリドPG
コンブレックス10%、イソプロピルミリスチン酸エス
テル2.0%、トリオレイン酸エステル3.0%、およ
び殺菌剤としてハロカルバンを0.1%を加えたのち1
00%になるよう エタノールを加え、よく撹拌して均
一な液とした。この液にをスプレー用耐圧缶に入れたの
ち、ジクロルジフルオルメタンを充填して消臭試験に使
用した。試験は被試験者の一方の脇の下に、約30cm
放して、3秒間噴射した。そして噴射直後、1時間後、
3時間後および24時間後の臭気を試験した。比較対照
としては、セピオライトを添加しないもので同様な比較
試験を行った。その結果を表1に示す。
【表1】
【0014】(実施例2) デオドラントローションによる体臭の消臭試験 多孔質ケイ酸塩鉱物質の微粉末消臭性物質としてミズカ
ナイトAP(水沢化学工業株式会社製品)15%、アル
ミニウムヒドロキシクロライド5%、プロピレングリコ
ール25%、エタノール25%、残りは精製水を加えて
100%とした。試験は、製剤そのまま、精製水で2
倍、3倍希釈液について、3名当ての被試験者により、
一方の脇の下を、この分散液を脱脂綿にしみ込ませ、清
拭を行い消臭試験を行いった。消臭効果の判定は、清拭
直後、3時間後、5時間後の臭気によった。比較対照と
してはミズカナイトAPを添加しないもので行った。そ
の結果を表2に示す。
【表2】
【0015】(実施例3) デオドラントパウダーによる体臭の消臭試験 多孔質ケイ酸塩鉱物質の微粉末消臭性物質としてミズカ
ナイトAP1〜3%を、亜鉛葉5%、流動パラフイン3
%およびタルクを加えて100%とし、均一に混合し、
実験用粉体とした。この粉体を用いて体臭除去の試験を
おこなつた。試験は、5名の被試験者の一方の脇の下
に、この粉体を擦り付けた後、5時間後、10時間後の
臭気により効果の判定を行った。比較対照としてミズカ
ナイトAP無添加品を使用して同様な試験を行った。試
験の結果を表3に示す。
【表3】
【0016】
【発明の効果】本発明は、消臭性を有する天然あるいは
合成多孔質な鉱物質の微粉末を人体より発生する不快臭
の防除に使用し、優れた効果を発揮する。その効果は、
細菌など微生物による汗の分解等により発生する不快臭
のみならず既に発生している悪臭わも除去し、他の人々
に不快感を与えないものである。使用方法は、デオドラ
ントスプレー、デオドラントローションまたはデオドラ
ントパウダー等として、脇の下、その他不快臭発生部位
に使用する消臭化粧料である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然または合成された多孔性金属酸化物
    の微粒子粉体と、アルミニウム、ジルコニウム、亜鉛な
    どからなる金属を成分とする収れん性化合物を含有する
    ことを特徴とする消臭化粧料。
  2. 【請求項2】天然または合成された多孔性金属酸化物の
    微粒子粉体と、アルミニウム、ジルコニウム、亜鉛など
    からなる金属を成分とする収れん性化合物をデオドラン
    トスプレー、デオドラントローション、デオドラントパ
    ウダーとして使用する特許請求項1記載の消臭化粧料。
JP34252891A 1991-10-25 1991-10-25 消臭化粧料 Pending JPH0687729A (ja)

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JP34252891A JPH0687729A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 消臭化粧料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6346238B1 (en) 1995-10-16 2002-02-12 L'oreal Deodorant composition comprising a water-soluble zinc salt as odor-absorbing agent

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6346238B1 (en) 1995-10-16 2002-02-12 L'oreal Deodorant composition comprising a water-soluble zinc salt as odor-absorbing agent
US6632421B2 (en) 1995-10-16 2003-10-14 L'oreal Deodorant composition comprising a water-soluble zinc salt as odor-absorbing agent

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