JPH068758A - 搬送システム - Google Patents

搬送システム

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Publication number
JPH068758A
JPH068758A JP19171892A JP19171892A JPH068758A JP H068758 A JPH068758 A JP H068758A JP 19171892 A JP19171892 A JP 19171892A JP 19171892 A JP19171892 A JP 19171892A JP H068758 A JPH068758 A JP H068758A
Authority
JP
Japan
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trolley
trolley wire
traveling
wire
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP19171892A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Yamamoto
敬二 山本
Tokihiko Aoshima
時彦 青島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP19171892A priority Critical patent/JPH068758A/ja
Publication of JPH068758A publication Critical patent/JPH068758A/ja
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】コストアップを招くことなく、簡単な構成で、
電子機器に誘動ノイズが与える影響を防止する搬送シス
テムを提供する。 【構成】レール1上を走行する1台以上の走行体20,
21,22・・・を有し、この走行体20,21,22
・・・にトロリー線から電源及び信号を与え、このトロ
リー線6,8を1台の走行体が位置可能な長さのゾーン
1,2,3・・・区間に区画し、このゾーン区間同士の
トロリー線6,8を絶縁している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レール上を走行する
1台以上の走行体を有する搬送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の搬送システムとしては、例えば
工場の組立ラインに設置される天井走行型のモノレール
走行装置が挙げられるが、このシステムは工場の天井に
敷設されたモノレールに沿って走行する1台以上の走行
体を有しており、この走行体にトロリー線から電源及び
信号を与えて走行するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなトロリー線
は複数のゾーンに区画されており、ゾーン区間が短く、
しかもトロリー線を絶縁してあるため、トロリ−線同士
がおよぼす誘動ノイズは殆どなかった。
【0004】このトロリ−線同士がおよぼす誘動ノイズ
とは、例えば走行体が停止位置にいて、他の走行体が後
方のゾーンにいない場合、信号を与えるトロリー線の信
号ラインは、他の走行体へ電流が流れないことによっ
て、逃げ場がなく浮いた状態になり、走行体が停止位置
にいるゾーンの区間で、このトロリー線を介してアース
のトロリー線上にノイズとして現れる。
【0005】ところで、直線距離が非常に長いゾーン区
間において、アースのトロリー線上に、信号を与えるト
ロリー線からの誘動ノイズを受けると、この直線距離が
非常に長いゾーン区間だけアースが取れないため、トロ
リ−線上に帯電し走行体の電子機器に輻射ノイズとして
現れ、例えば電子機器の基板、センサー等の弱いものに
影響を与える現象が生じる。
【0006】この発明は、前記問題に鑑みてなされたも
ので、コストアップを招くことなく、簡単な構成で、走
行体の電子機器に誘動ノイズが与える影響を防止する搬
送システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、レール上を走行する1台以上の走行体
を有し、この走行体にトロリー線から電源及び信号を与
える搬送システムにおいて、前記トロリー線を1台の走
行体が停止可能な長さのゾーン区間に区画し、このゾー
ン区間同士のトロリー線を絶縁したことを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】この発明では、トロリー線を1台の走行体が停
止可能な長さのゾーン区間に区画し、このゾーン区間同
士のトロリー線を絶縁したため、トロリー線がアースの
トロリー線におよぼす影響を軽減でき、そのため電子機
器におよぼす影響が防止されて安全に走行できる。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。図1は搬送システムの主要部の構成図、
図2は無端状のレールの配置を示す図である。図中、1
は無端状のレールであり、このレール1上を複数の走行
体20,21,22・・・が図示矢印a方向に走行す
る。このレールl内には、電源供給トロリー線3,3、
アーストロリー線4及び信号伝達トロリー線5,5が敷
設されている。また、レール1内には、電源供給トロリ
ー線3,3、アーストロリー線4及び信号伝達トロリー
線5,5とは別に、3本のトロリー線6,7,8が敷設
されている。また、走行体20,21,22・・・に
は、これら電源供給トロリー線3,3、アーストロリー
線4及び信号伝達トロリー線5,5に摺接する集電子9
がそれぞれ設けられている。
【0010】一方、レール1は図示のようにゾーン1,
2,3・・・に区画されており、3本のトロリー線6,
7,8のうち、上下の2本のトロリー線6,8はゾーン
1,2,3・・・部分においてそれぞれトロリー線6
a,6b,6c・・・に、トロリー線8a,8b,8c
・・・に分断されている。このトロリー線6a,6b,
6c・・・は走行体20,21,22・・・より給電す
るトロリー線を1台の走行体が位置可能な長さのゾーン
区間に区画され、このゾーン区間同士のトロリー線6
a,6b,6cを絶縁している。また、中央のトロリー
線7はレール1の全長に亘って1本の連続した線を構成
している。
【0011】そして、各走行体20,21,22・・・
には、トロリー線6,7,8にそれぞれ摺接する集電子
10,11,12及びコントローラ13が設けられてお
り、集電子10と集電子11とは電線14によって接続
されてスイッチを構成している。また、コントローラ1
3は電線15,16を介して集電子11,12に接続さ
れている。一方、図示のようにゾーン1に位置するトロ
リー線6aとゾーン2に位置するトロリー線8aとは電
線17によって電気的に接続されている。
【0012】さらに、トロリー線8に摺接する集電子1
2に加えて集電子30が設けられており、これにより片
方の集電子が破損されていてもまた、走行中にトロリー
線8に接地されていなくても制御ができる。また、分岐
や合流地点又は水平垂直アールレール上でトロリー線が
うまく施工できない時、集電子12がトロリー線8に接
地されない時があるが、集電子30を設けることで、い
ずれかが接地でき改善される。また、集電子12と集電
子30の2本にしたことで、車体分だけ制御が早くきき
停止できるようにしている。
【0013】また、図2に示すように、搬送装置のレー
ル1の退避レールがないループ直線レイアウトの場合は
1点アース100とし、このアース100はトロリー線
5が中継ワイヤを介して建屋内のアースに設置される。
【0014】次に、この搬送装置の作用を説明する。各
走行体20,21,22・・・に各々設けられたコント
ローラl3は電源を有しており、後述のように電気的な
閉ループが構成されてこれに電流が流れると、コントロ
ーラ13の停止信号がONとなってこのコントローラ1
3を備える走行体(図示例では、走行体21を停止す
る。
【0015】この各走行体20,21,22・・・は電
源供給トロリー線3,3から電力の供給を受け、且つ信
号伝達トロリー線5,5から制御信号を受けてレール1
に沿って図1の矢印a方向に走行するが、例えば走行体
20がゾーン1にいない場合には、走行体21,22・
・・、各コントローラ13を含む電気回路は開ループと
なるため、各コントローラ13の停止信号はOFF状態
を保ち、走行体21,22・・・はレール1上を自由に
走行することができる。また、ゾーン1に走行体20が
いる場合においても、後続の走行体21,22・・・が
ゾーン2に入っていないときには、上記と同様に各コン
トローラ13の停止信号はOFF状態を保ち、走行俸2
1,22・・・はレ−ル1上を走行することができる。
【0016】従って、図1に示すようにゾーン1に走行
体20がいて、且つ後続の走行体21がゾーン2に入っ
た場合においては、走行体21のコントローラ13、電
線l6、集電子12,30、トロリー線8b、電線1
7、トロリー線6a、走行体20の集電子10、電線1
4、集電子11、トロリー線7、走行体21の集電子1
1及び電線15にて電気的な閉ループが構成され、走行
体21のコントローラ13が有する電源からの電流がこ
の閉ループを図示矢印方向に流れるため、このコントロ
ーラ13の停止信号がONとなって走行体21がゾーン
2で停止する。従って、走行体21の先行の走行体20
への追突が回避される。
【0017】ここで、各走行体20,21,22・・・
に設けられる駆動制御系について、図3乃至図5に基づ
いて説明する。図3は駆動制御系の構成を示すブロック
図、図4は図3に示されるノイズ除去回路中の点a,
b,c,dにおげる信号特性を示すタイミングチャー
ト、図5はモータコントローラに供給される加減速信号
の特性を示す図である。図3に示すように、コントロー
ラ13はデータベースバッファー44を内蔵するコンピ
ュータ(CPU)42を有しており、このコンピュータ
42はデータバスを経てインプットバッファー46に接
続されている。そして、インプットバッファー46はオ
プティカルアイソレータ48に接続されており、このオ
プティカルアイソレータ48はノイズ除去回路54を経
てスイッチl4に電気的に接続されている。
【0018】このノイズ除去回路54は、スイッチ14
とオプティカルアイソレータ48間に接続された第2オ
プティカルアイソレータ56、単安定マルチバイブレー
タ58及び第3オプティカルアイソレータ60を含んで
構成され、このノイズ除去回路54は信号ノイズを除去
するためにAC電源59からのアナログ信号をデジタル
信号に変換する。ノイズ除去回路54における図示の点
a,b,c,dにおける信号特性は、図4のタイミング
チャートにそれぞれ示されるが、図4は点a,b,c,
dにおける電圧変化を時間に対して表わしている。この
ため、コンピユータ42の出力は、D/A変換器64を
経てモータコントローラ50に制御信号を送るために、
データバスを経てアウトプットバッファー62に入力さ
れる。
【0019】ところで、通常、オプティカルアイソレー
タ48はハイレベルの電圧(1)をインプットバッファ
ー46に供給するが、コントローラ13を含む電気回路
が閉ループを構成すると、オプティカルアイソレータ4
8の出力電圧はローレベルの電圧(0)に変換される。
そして、インプットバッファー46は、コンピュータ4
2によって制御され、これはオプティカルアイソレータ
48からの信号を反転する。
【0020】従って、オプティカルアイソレータ48が
ハイレベル電圧(1)の入力信号を供給すると、インプ
ットバッファー46はローレベル電圧(0)の出力信号
をデータバスバッファー44に供給する。逆に、オプテ
ィカルアイソレータ48がローレべル電圧(0)信号を
インプットバッファー46に与えると、該インプットバ
ッファー46はハイレベル(1)信号をデータバスバッ
ファー44に送る。
【0021】一方、コンピュータ42はデータバスバッ
ファー44に蓄えられた信号を20mmsec.毎に抽
出しており、データバスバッファー44に蓄えられた信
号がハイレべル(1)であれば、コンピュータ42は、
走行体20(21,22・・・)を減速させるべく、図
5に示す減速信号をモータコントローラ50に与える。
なお、減速は、モータ52と不図示の駆動輪間に設けら
れたクラッチをOFFした状態でブレーキを作動させ、
モータ52の回転速度を減ずることによってなされる。
そして、電気回路が開ループを構成してデータバスバッ
ファー44の信号がハイレベル(1)からローレベル
(0)に変わると、コンピュータ42は、走行体20
(21,22・・・)を加速させるべく、図5に示す加
速信号をモータコントローラ50に与える。
【0022】この実施例では、直線部分に該当するゾー
ン9〜ゾーン14においてもトロリー線6,8が短く区
画され、これらのゾーン9〜ゾーン14間で区画された
トロリー線6,8を絶縁してあるため、トロリー線6,
8がアーストロリー線4におよぼす誘動ノイズを軽減す
ることができる。
【0023】即ち、アーストロリー線4におよぼす誘動
ノイズとして、例えば走行体20が停止位置H.Pにい
る時、他の走行体が後方のゾーン15にいない場合、信
号ラインは他の走行体へ電流が流れないことによって逃
げ場がなく浮いた状態になり、走行体20が停止位置に
いるゾーン14の区間で、このトロリー線6,8を介し
てアーストロリー線4上にノイズとして現れるがアース
される。ところで、ゾーンの直線距離が非常に長いと、
例えば20m以上ではアーストロリー線4上にトロリー
線6,8からの誘動ノイズを受けると、その直線距離が
非常に長いゾーン区間だけアースが取れていないため、
アーストロリー線4上に帯電し走行体20の電子機器に
輻射ノイズとして現れ、電子機器の基板、センサー等の
弱いものが暴走するおそれがあるが、直線部分に該当す
るゾーン9〜ゾーン14においてトロリー線6,8が短
く区画され、これらのゾーン9〜ゾーン14間で区画さ
れたトロリー線6,8を絶縁してあるため、トロリー線
6,8がアーストロリー線4におよぼす影響を軽減で
き、そのため電子機器におよぼす影響が防止されて安全
に走行できる。
【0024】また、図6に示すように搬送装置のレール
1に退避レール101がある場合、退避レール101の
両端にアース102を設置し、このアース102はトロ
リー線5が中継ワイヤを介して建屋内のアースに設置さ
れる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
は、レール上を走行する1台以上の走行体を有し、この
走行体にトロリー線から電源及び信号を与える搬送シス
テムにおいて、前記トロリー線を1台の走行体が停止可
能な長さのゾーン区間に区画し、このゾーン区間同士の
トロリー線を絶縁したから、トロリー線がアースのトロ
リー線におよぼす影響を軽減でき、そのため電子機器に
およぼす影響が防止されて安全に走行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送装置の主要部の構成図である。
【図2】無端状のレールの配置を示す図である。
【図3】駆動制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示されるノイズ除去回路中の点a,b,
c,dにおげる信号特性を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】モータコントローラに供給される加減速信号の
特性を示す図である。
【図6】搬送装置のレールに退避レールを備える場合の
レールの配置を示す図である。
【符号の説明】
1 レール 20,21,22・・・ 走行体 4 アーストロリー線 6 ,7,8トロリー線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レール上を走行する1台以上の走行体を有
    し、この走行体にトロリー線から電源及び信号を与える
    搬送システムにおいて、前記トロリー線を1台の走行体
    が停止可能な長さのゾーン区間に区画し、このゾーン区
    間同士のトロリー線を絶縁したことを特徴とする搬送シ
    ステム。
JP19171892A 1992-06-25 1992-06-25 搬送システム Pending JPH068758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19171892A JPH068758A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19171892A JPH068758A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 搬送システム

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JPH068758A true JPH068758A (ja) 1994-01-18

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ID=16279329

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JP19171892A Pending JPH068758A (ja) 1992-06-25 1992-06-25 搬送システム

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