JPH0687407A - ウインドガラス加熱装置 - Google Patents

ウインドガラス加熱装置

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JPH0687407A
JPH0687407A JP4239731A JP23973192A JPH0687407A JP H0687407 A JPH0687407 A JP H0687407A JP 4239731 A JP4239731 A JP 4239731A JP 23973192 A JP23973192 A JP 23973192A JP H0687407 A JPH0687407 A JP H0687407A
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JP
Japan
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conductive wire
electrode
window glass
power supply
electrode strips
Prior art date
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Pending
Application number
JP4239731A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ito
伊藤  嘉浩
Keiichiro Tomoari
慶一郎 伴在
Takashi Torii
孝史 鳥井
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な装置構成でひび割れに伴う電極帯の損傷
を検出可能なウインドガラス加熱装置を提供する。 【構成】コントローラ(電力供給回路、抵抗値変化検出
手段、給電停止手段)8は、一対の電極帯3、4を通じ
て両電極帯間3、4の抵抗性被膜5に通電し、抵抗加熱
により霜取りなどを行う。ウインドガラス2のひび割れ
により電極帯3、4が損傷する場合、電極帯3、4に近
接配置されたセンシング用の導電線6も損傷し、導電線
6の抵抗値が変化する。コントローラ8はこの抵抗値変
化を検出し、抵抗値変化が大きい場合に抵抗性被膜5へ
の給電を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】車両用ウインドガラスの霜取り及
び解氷、防曇、除曇を行うウインドガラス加熱装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61ー27741号公報は、ウイ
ンドガラスに配設した抵抗性被膜と、この抵抗性被膜の
対向する二辺に接続された一対の電極帯と、電極帯対間
への給電を制御する電力供給回路とを備えるウインドガ
ラス加熱装置において、抵抗性被膜に印加される電圧
と、抵抗性被膜を流れる電流との関係から抵抗性被膜の
抵抗値を求め、その抵抗値が増大した場合にウインドガ
ラスのひび割れとして検出していた。
【0003】本出願人の出願に係る特開平4ー4684
7号公報は、図5に示すように、一対の電極帯3に接続
される第1導電線61、62と、電極帯4に接続される
第2導電線71、72と、第1導電線対61、62及び
第2導電線対71、72間の通電を制御する電力供給回
路とを備えるウインドガラス加熱装置において、第1導
電線対61、62(又は第2導電線対71、72)の電
流差を検出して、ウインドガラスのひび割れを検出する
ことを開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
前者の公報が開示する従来技術では、抵抗性被膜の抵抗
値の製造ばらつきなどによる検出誤差があるため検出感
度を鈍化させる必要があり、そのために小さなひび割れ
による抵抗性被膜の抵抗値変化が例えば20%以下と小
さいと、検出が困難であるという問題があった。
【0005】後者の公報が開示する従来技術では、上記
した抵抗性被膜の抵抗値の製造ばらつきによる検出誤差
を相殺できるために高精度のひび割れ検出が実現する。
しかし図5に示すように、電極帯4を含む抵抗性被膜5
周辺のひび割れaは第1導電線61、62の電流差で検
出が困難であり、電極帯3を含む抵抗性被膜5周辺のひ
び割れは第2導電線71、72の電流差で検出が困難で
あり、電極帯3、4の損傷に関わるひび割れ検出のため
には、第1導電線61、62の電流差と第2導電線7
1、72の電流差との両方を検出せねばならず、装置構
成が複雑化するという問題があった。
【0006】なお、第1電極帯3、第2電極帯4の損傷
は印加電圧が高いために局所的な抵抗加熱や火花の発生
などを招き、抵抗性被膜5の部分的な損傷に比較して検
出の必要性が格段に高い。本発明は上記問題点に鑑みな
されたものであり、ひび割れに伴う電極帯の損傷を簡単
な装置構成で検出可能なウインドガラス加熱装置の提供
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のウインドガラス
加熱装置は、ウインドガラスに互いに対向して配設され
た一対の電極帯と、前記両電極帯間に位置して前記ウイ
ンドガラスに形成された抵抗性被膜と、前記両電極帯間
の通電を制御する電力供給回路とを備えるウインドガラ
ス加熱装置において、前記電力供給回路は、前記両電極
帯の少なくとも一方の外側に電気絶縁可能に近接配置さ
れるセンシング用の導電線と、前記導電線の抵抗値変化
を検出する抵抗値検出手段と、前記抵抗値検出手段が検
出する抵抗値が所定レベル以上の場合に前記抵抗性被膜
への給電を停止する給電停止手段とを備えることを特徴
としている。
【0008】また、センシング用の導電線と抵抗性被膜
とを同一の被膜で同時に形成するとよい。
【0009】
【作用】電力供給回路は、一対の電極帯を通じて両電極
帯間の抵抗性被膜に通電し、抵抗加熱により霜取りなど
を行う。ウインドガラスのひび割れにより電極帯が損傷
する場合、電極帯に近接配置されたセンシング用の導電
線も損傷し、導電線の抵抗値が変化する。抵抗値検出手
段はこの抵抗値変化を検出し、給電停止手段は上記抵抗
値変化が大きい場合に抵抗性被膜への給電を停止する。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明のウインドガ
ラス加熱装置は、抵抗性被膜に給電する電極帯に近接し
て導電線を配設し、ひび割れによる電極帯の損傷を導電
線の抵抗値変化により検出する構成を採用しているの
で、簡単な装置構成でひび割れによる電極線損傷の検出
を実現することができる。
【0011】また、センシング用の導電線を抵抗性被膜
と同一被膜として同時に形成した場合、製造が容易とな
ると共に、電極帯に対して膜厚が薄いため、確実に電極
帯の損傷を検出することができる。
【0012】
【実施例】 (実施例1)本発明のウインドガラス加熱装置を図1を
参照して説明する。このウインドガラス加熱装置は車両
のウインドガラス2の霜取りなどに使用されるものであ
って、ウインドガラス2に配設された電極帯3、4、抵
抗性被膜5、導電線6と、導電線6の両端に給電すると
ともに電極帯3、4間の通電を制御するコントローラ
(本発明でいう電力供給回路、抵抗値検出手段及び給電
停止手段)8と、高電圧バッテリEとを備えている。
【0013】電極帯3、4は、2枚の板ガラスをPVB
等の中間膜を介して接合した合わせガラス一方の合わせ
面にAgペースト等の導電性ペーストを約1cmの幅に
印刷または焼成して配設され、電極帯3、4はウインド
ガラス2の側辺からそれぞれ約1cm離れて側辺とほぼ
平行に配設されている。抵抗性被膜5は、上記合わせ面
の電極帯3、4間に位置してインジウムティンオキサイ
ド(ITO)などのスパッタリング又は真空蒸着などに
より透明な長方形状に形成され、抵抗性被膜5の対向す
る2辺は電極帯3、4にオーバラップされて電気的に接
続されている。
【0014】導電線6は、抵抗性被膜5の形成と同工程
で電極帯3、4の外側にウインドガラス2の2側辺及び
上辺に沿って形成され、導電線6の幅は約0.5c
m、、導電線6と電極帯3、4との間隔は約0.1cm
とされ、導電線6はセンシング導体7は導電体2,3及
び抵抗性被膜5とは電気的に絶縁されている。 コント
ローラ8は、電流増幅トランジスタ86、高電圧パワー
トランジスタ89、抵抗87、88を備え、制御電源用
として12Vを給電されている。更に説明すると、電流
増幅トランジスタ86のベースは抵抗87を通じて制御
電源+12Vに接続されるとともに、操作スイッチ10
を通じて接地されている。エミッタが接地された電流増
幅トランジスタ86のコレクタは導電線6の一端に接続
され、導電線6の他端は制御電源+12Vに接続されて
いる。
【0015】また、電流増幅トランジスタ86のコレク
タはベース電流制限抵抗88を通じて高電圧パワートラ
ンジスタ89のベースに接続され、トランジスタ89の
エミッタは200Vの高電圧電源Eのローレベル端に接
続され、トランジスタ89のコレクタは電極帯3に接続
され、電極帯4は高電圧電源Eのハイレベル端に接続さ
れている。
【0016】以下、この装置の動作を説明する。操作ス
イッチ10が開いている場合、電流増幅トランジスタ8
6のベースに抵抗87を通じて制御電源+12Vからベ
ース電流が流入し、トランジスタ86がオンしてトラン
ジスタ89がオフし、電極帯3、4はそれぞれ高電位と
なって、抵抗加熱が行われない。
【0017】操作スイッチ10を閉じると、電流増幅ト
ランジスタ86がオフし、トランジスタ89がオンして
抵抗性被膜5に通電され、その抵抗加熱によりウインド
ガラス2の霜取りまたは解氷、防曇、除曇が行われる。
ウインドガラス2の周辺部にひび割れが発生して、導電
線6が切断すると、トランジスタ86のオフにもかかわ
らずトランジスタ89がオフし、抵抗性被膜5への通電
が遮断される。
【0018】すなわち本実施例では、電極帯3、4に近
接して導電線6を平行に配設しているので、電極帯3、
4が損傷するようなひび割れが生じる際には導電線6も
切断され、その検出により電極帯3、4の損傷を推定す
ることができ、この損傷に伴うスパークなどを防止する
ことができる。なお上記実施例では、導電線6は抵抗性
被膜5と同一工程で形成したが、電極帯3、4と同一工
程で形成してもよい。 (実施例2)他の実施例を図2に示す。
【0019】この実施例は、実施例1においてトランジ
スタ86のコレクタを抵抗85を通じて制御用電源+1
2Vに接続し、そのベースを抵抗87を通じて制御用電
源+12Vに接続するとともに、導電線6及び操作スイ
ッチ10を通じて接地したものである。この装置の動作
を説明する。
【0020】操作スイッチ10を開いた状態では、トラ
ンジスタ86がオンし、トランジスタ89がオフし、実
施例1と同様に抵抗性被膜5への通電が遮断される。操
作スイッチ10を閉じると、トランジスタ86のベース
電位は抵抗87と導電線6の抵抗rとの分圧比で決定さ
れるVbとなる。いま、Vbをトランジスタ86のベー
ス/エミッタ間のオン電位(約0.7V)以下、例えば
+0.4Vとすれば、トランジスタ86はオフし、これ
によりトランジスタ89がオンする。
【0021】導電線6が切断すると、操作スイッチ10
の開放と同じとなってトランジスタ86のオン、トラン
ジスタ89のオフが生じ、抵抗性被膜5への通電が遮断
される。また、ひび割れにより導電線6の一部が損傷し
て導電線6の抵抗rが所定の大きさまで増大してトラン
ジスタ86のベース電位が上昇すると、トランジスタ8
6がオンし、トランジスタ89のオフ、抵抗性被膜5へ
の通電の遮断が行われる。すなわちこの実施例では、導
電線6が一部損傷しただけでもそれを検出して通電遮断
を行うことができる。
【0022】以上説明した実施例において、電極帯3、
4及び導電線6の形状は種々の変形態様が可能であり、
例えば図3では電極帯4を略L字形状としたものであ
り、図4は導電線6の上辺を絶縁被覆ケーブル41に置
換したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック回路図
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック回路図
【図3】図1の変形態様を示すウインドガラスの正面図
【図4】図1の変形態様を示すウインドガラスの正面図
【図5】従来のウインドガラス加熱装置のブロック回路
図。
【符号の説明】
2 ウインドガラス 3 電極帯 4 電極帯 5 抵抗性被膜 6 導電線 8 コントローラ(電力供給回路、抵抗値検出手段及び
給電停止手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドガラスに互いに対向して配設され
    た一対の電極帯と、前記両電極帯間に位置して前記ウイ
    ンドガラスに形成された抵抗性被膜と、前記両電極帯間
    の通電を制御する電力供給回路とを備えるウインドガラ
    ス加熱装置において、 前記両電極帯の少なくとも一方の外側に電気絶縁可能に
    近接配置されるセンシング用の薄膜導電線と、前記導電
    線の抵抗値変化を検出する抵抗値検出手段と、前記抵抗
    値検出手段が検出する抵抗値が所定レベル以上の場合に
    前記抵抗性被膜への給電を停止する給電停止手段とを備
    えることを特徴とするウインドガラス加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1に於いて前記センシング用薄膜導
    電線は前記抵抗性被膜と同一の被膜であり、該抵抗性被
    膜と同時に形成されることを特徴とするウインドガラス
    加熱装置。
JP4239731A 1992-09-08 1992-09-08 ウインドガラス加熱装置 Pending JPH0687407A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016522504A (ja) * 2013-05-29 2016-07-28 ピルキントン グループ リミテッド クラックセンサを備えるグレイジング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016522504A (ja) * 2013-05-29 2016-07-28 ピルキントン グループ リミテッド クラックセンサを備えるグレイジング
US9764533B2 (en) 2013-05-29 2017-09-19 Pilkington Group Limited Glazing

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