JPH0687403A - 車両用衝突検出装置 - Google Patents
車両用衝突検出装置Info
- Publication number
- JPH0687403A JPH0687403A JP4263080A JP26308092A JPH0687403A JP H0687403 A JPH0687403 A JP H0687403A JP 4263080 A JP4263080 A JP 4263080A JP 26308092 A JP26308092 A JP 26308092A JP H0687403 A JPH0687403 A JP H0687403A
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- JP
- Japan
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- collision
- bracket
- sensor
- vehicle
- tip
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 検出感度のバラツキをなくす。
【構成】 先端に衝突センサ１２を取付けたブラケット
１５の基端側を、サイドインパクトビーム１４を軸に回
動可能に取付けるとともに、このブラケット１５の先端
寄りから上下方向に突出させて押動アーム（センサ方向
変更部材）１７，１７を設ける。そして、サイドインパ
クトビーム１４から上方または下方へ外れた位置に衝突
された際には、変形するアウタパネル１６が押動アーム
１７の先端の係合部１７ａに接触してブラケット１５が
回動することによって、衝突形態が違っても衝突の検出
感度が一定に保持される。
１５の基端側を、サイドインパクトビーム１４を軸に回
動可能に取付けるとともに、このブラケット１５の先端
寄りから上下方向に突出させて押動アーム（センサ方向
変更部材）１７，１７を設ける。そして、サイドインパ
クトビーム１４から上方または下方へ外れた位置に衝突
された際には、変形するアウタパネル１６が押動アーム
１７の先端の係合部１７ａに接触してブラケット１５が
回動することによって、衝突形態が違っても衝突の検出
感度が一定に保持される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の側面衝突を検
出する車両用衝突検出装置に関するものである。
出する車両用衝突検出装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の車両用衝突検出装置の一例として
は、例えば特開平４−４１４４０号の願書に添附した明
細書に記載されているものがある。ここに記載されてい
るのは側突用エアバッグ装置１の衝突センサ２で、図３
および図４に示すように、側面衝突を検出することによ
って検出信号を出力するものであって、サイドドア３内
にほぼ水平に設けられたサイドインパクトビーム４の車
体外側となる面に、ドアアウタパネル５の内面に接近し
た位置に取付けられている。
は、例えば特開平４−４１４４０号の願書に添附した明
細書に記載されているものがある。ここに記載されてい
るのは側突用エアバッグ装置１の衝突センサ２で、図３
および図４に示すように、側面衝突を検出することによ
って検出信号を出力するものであって、サイドドア３内
にほぼ水平に設けられたサイドインパクトビーム４の車
体外側となる面に、ドアアウタパネル５の内面に接近し
た位置に取付けられている。
【０００３】そして、ドアアウタパネル５の衝突センサ
２と対応する位置に、サイドドア３のプロテクションモ
ールを兼ねる感度コントロール部材６が設けられてい
る。そして、感度コントロール部材６は、ドアアウタパ
ネル５を貫通して衝突センサ２の前面から両側へ外れた
位置に突出する弾性材料からなる突起６ａ，６ａを備え
ている。そして衝撃荷重が突起６ａ，６ａを圧縮した後
に衝突センサ２に加わるよう構成されており、この突起
６ａ，６ａの弾性変形量（剛性）を変えることによっ
て、衝撃に対する感度を自由にコントロールできるよう
になっている。
２と対応する位置に、サイドドア３のプロテクションモ
ールを兼ねる感度コントロール部材６が設けられてい
る。そして、感度コントロール部材６は、ドアアウタパ
ネル５を貫通して衝突センサ２の前面から両側へ外れた
位置に突出する弾性材料からなる突起６ａ，６ａを備え
ている。そして衝撃荷重が突起６ａ，６ａを圧縮した後
に衝突センサ２に加わるよう構成されており、この突起
６ａ，６ａの弾性変形量（剛性）を変えることによっ
て、衝撃に対する感度を自由にコントロールできるよう
になっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の衝突センサ２の場合においては、衝突車両が衝突セン
サ２の取付けられているサイドインパクトビーム４の高
さに衝突した場合（図４(A) 参照）とサイドインパクト
ビーム４から上方または下方へ外れた位置に衝突した場
合（図４(B) 参照）とでは、感度コントロール部材６の
突起６ａの弾性変形量が変化してしまい、衝突検出装置
の検出感度にバラツキが生じるという問題があった。
の衝突センサ２の場合においては、衝突車両が衝突セン
サ２の取付けられているサイドインパクトビーム４の高
さに衝突した場合（図４(A) 参照）とサイドインパクト
ビーム４から上方または下方へ外れた位置に衝突した場
合（図４(B) 参照）とでは、感度コントロール部材６の
突起６ａの弾性変形量が変化してしまい、衝突検出装置
の検出感度にバラツキが生じるという問題があった。
【０００５】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、センサの取付け位置への衝突と、センサの取付け
位置から外れた位置への衝突とが、ほほ同じ感度で検出
できる衝突検出装置を提供することを目的としている。
ので、センサの取付け位置への衝突と、センサの取付け
位置から外れた位置への衝突とが、ほほ同じ感度で検出
できる衝突検出装置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、車両の側面衝突を検出する
衝突センサを、車体側部の外板内面に面して配設されて
いる固定部材にブラケットを介して取付けた車両用衝突
検出装置において、前記ブラケットは、前記固定部材に
対して、車体前後方向に延びる車体中心線にほぼ平行な
軸を中心に回動可能に取付けられ、その先端に、前記衝
突センサが取付けられるとともに、車体上下方向に延在
するアンテナ状のセンサ方向変更部材を備えていること
を特徴としている。
めの手段としてこの発明は、車両の側面衝突を検出する
衝突センサを、車体側部の外板内面に面して配設されて
いる固定部材にブラケットを介して取付けた車両用衝突
検出装置において、前記ブラケットは、前記固定部材に
対して、車体前後方向に延びる車体中心線にほぼ平行な
軸を中心に回動可能に取付けられ、その先端に、前記衝
突センサが取付けられるとともに、車体上下方向に延在
するアンテナ状のセンサ方向変更部材を備えていること
を特徴としている。
【０００７】
【作用】上記のように、この衝突検出装置は、先端に衝
突センサが取付けられるとともに、アンテナ状のセンサ
方向変更部材を備えたブラケットを、ほぼ水平な軸を中
心に回動可能に取付けられているので、衝突センサの取
付け位置より上方もしくは下方に衝突された場合には、
衝突箇所に向けて引張られるように変形する外板がセン
サ方向変更部材の先端側に接触し、これを押圧する。そ
のため、センサ方向変更部材を押されたブラケットが、
衝突された方向となる上方または下方へ回動し、ブラケ
ットの先端に設けられた衝突センサは、衝突方向に引張
られて変形する外板の内面に対してほぼ垂直に面するた
め、この衝突検出装置の感度が一定のレベルに保持され
る。
突センサが取付けられるとともに、アンテナ状のセンサ
方向変更部材を備えたブラケットを、ほぼ水平な軸を中
心に回動可能に取付けられているので、衝突センサの取
付け位置より上方もしくは下方に衝突された場合には、
衝突箇所に向けて引張られるように変形する外板がセン
サ方向変更部材の先端側に接触し、これを押圧する。そ
のため、センサ方向変更部材を押されたブラケットが、
衝突された方向となる上方または下方へ回動し、ブラケ
ットの先端に設けられた衝突センサは、衝突方向に引張
られて変形する外板の内面に対してほぼ垂直に面するた
め、この衝突検出装置の感度が一定のレベルに保持され
る。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の衝突検出装置をサイドエア
バッグ装置の衝突検出装置に適用した一実施例を図１お
よび図２に基づいて説明する。
バッグ装置の衝突検出装置に適用した一実施例を図１お
よび図２に基づいて説明する。
【０００９】車両の側面衝突を検出してサイドエアバッ
グ装置（図示せず）を作動させる衝突検出装置の衝突セ
ンサ１２は、車体側部のサイドドア１３内等に設けられ
るもので、衝突荷重を受けて圧潰すると、接点が導通し
てＯＮする。またサイドドア１３内にほぼ水平に配置さ
れている丸鋼管製のサイドインパクトビーム１４に、回
動可能に取付けられたブラケット１５を介して取付けら
れている。
グ装置（図示せず）を作動させる衝突検出装置の衝突セ
ンサ１２は、車体側部のサイドドア１３内等に設けられ
るもので、衝突荷重を受けて圧潰すると、接点が導通し
てＯＮする。またサイドドア１３内にほぼ水平に配置さ
れている丸鋼管製のサイドインパクトビーム１４に、回
動可能に取付けられたブラケット１５を介して取付けら
れている。
【００１０】このブラケット１５は、その基端側に形成
された取付孔１５ａに、サイドインパクトビーム１４
を、回動方向へ一定以上の力が加わると回動するように
挿通するとともに、その先端側がサイドドア１３のアウ
タパネル１６側となるようにほぼ水平に取付けられてい
る。
された取付孔１５ａに、サイドインパクトビーム１４
を、回動方向へ一定以上の力が加わると回動するように
挿通するとともに、その先端側がサイドドア１３のアウ
タパネル１６側となるようにほぼ水平に取付けられてい
る。
【００１１】そして、このブラケット１５の先端に衝突
センサ１２が、アウタパネル１６の内面に対峙するよう
に取付けられるとともに、先端寄りの上下両側面には、
アンテナ状に突出する先端にアウタパネル１６方向にＬ
字形に折曲した係合部１７ａを備えたセンサ方向変更部
材である押動アーム１７，１７が、その両係合部１７
ａ，１７ａの先端とアウタパネル１６との距離が、衝突
センサ１２とアウタパネル１６との距離とほぼ同じとな
るように設けられている。
センサ１２が、アウタパネル１６の内面に対峙するよう
に取付けられるとともに、先端寄りの上下両側面には、
アンテナ状に突出する先端にアウタパネル１６方向にＬ
字形に折曲した係合部１７ａを備えたセンサ方向変更部
材である押動アーム１７，１７が、その両係合部１７
ａ，１７ａの先端とアウタパネル１６との距離が、衝突
センサ１２とアウタパネル１６との距離とほぼ同じとな
るように設けられている。
【００１２】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【００１３】車両の側面衝突時に、図示していない衝突
車両の先端となるフロントバンパが、サイドドア１３の
外面でサイドインパクトビーム１４より低い位置に衝突
すると、その衝突荷重によって、アウタパネル１６が衝
突箇所である下方に引張られるように変形する。そし
て、変形するアウタパネル１６の一部が、衝突検出装置
のブラケット１５に設けられた一対の押動アーム１７，
１７のうち、下方の押動アーム１７の先端の係合部１７
ａに接触して、この係合部１７ａをサイドドア１３の内
方（図２において左方）に押動する。
車両の先端となるフロントバンパが、サイドドア１３の
外面でサイドインパクトビーム１４より低い位置に衝突
すると、その衝突荷重によって、アウタパネル１６が衝
突箇所である下方に引張られるように変形する。そし
て、変形するアウタパネル１６の一部が、衝突検出装置
のブラケット１５に設けられた一対の押動アーム１７，
１７のうち、下方の押動アーム１７の先端の係合部１７
ａに接触して、この係合部１７ａをサイドドア１３の内
方（図２において左方）に押動する。
【００１４】その結果、衝突検出装置は、サイドインパ
クトビーム１４に支持した基端側を支点としてブラケッ
ト１５が下方へ回動し、ブラケット１５の先端に配設さ
れた衝突センサ１２が、変形したアウタパネル１６に対
してほぼ垂直に対峙する。このように、衝突センサ１２
が、アウタパネル１６に対して常にほぼ垂直に対峙する
ようになっているため、衝突検出装置の衝突を検出する
感度を常時ほぼ一定に保持することができる。
クトビーム１４に支持した基端側を支点としてブラケッ
ト１５が下方へ回動し、ブラケット１５の先端に配設さ
れた衝突センサ１２が、変形したアウタパネル１６に対
してほぼ垂直に対峙する。このように、衝突センサ１２
が、アウタパネル１６に対して常にほぼ垂直に対峙する
ようになっているため、衝突検出装置の衝突を検出する
感度を常時ほぼ一定に保持することができる。
【００１５】なお、衝突車両のバンパが、サイドドア１
３の側面でサイドインパクトビーム１４の高さに衝突し
た場合には、ブラケット先端の衝突センサ１２が、両押
動アーム１７の先端の係合部１７ａ，１７ａより若干ア
ウタパネル１６側に突出しているため、衝突荷重によっ
て変形するアウタパネル１６が、先ず衝突センサ１２に
当接してこれを圧潰する。したがってアウタパネル１６
に押動アーム１７の係合部１７ａが接触してブラケット
１５が回動する前に衝突センサ１２によって車両の側面
衝突が検出される。
３の側面でサイドインパクトビーム１４の高さに衝突し
た場合には、ブラケット先端の衝突センサ１２が、両押
動アーム１７の先端の係合部１７ａ，１７ａより若干ア
ウタパネル１６側に突出しているため、衝突荷重によっ
て変形するアウタパネル１６が、先ず衝突センサ１２に
当接してこれを圧潰する。したがってアウタパネル１６
に押動アーム１７の係合部１７ａが接触してブラケット
１５が回動する前に衝突センサ１２によって車両の側面
衝突が検出される。
【００１６】なお、この実施例においては、サイドエア
バッグ装置の衝突検出装置として使用した場合について
説明したが、このエアバッグ装置以外にもシートベルト
装置のロック機構等の衝突検出装置としても好適に実施
することができる。
バッグ装置の衝突検出装置として使用した場合について
説明したが、このエアバッグ装置以外にもシートベルト
装置のロック機構等の衝突検出装置としても好適に実施
することができる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の車両用衝
突検出装置は、先端に衝突センサが取付けられるととも
に、車体前後方向に延びる車体中心線にほぼ平行な軸を
中心に回動可能に固定部材に取付けられたブラケット
が、車体上下方向に延在するアンテナ状のセンサ方向変
更部材を備えているので、衝突センサの設置位置から外
れた位置に衝突されても、衝突センサの設置位置に衝突
された場合とほぼ同一の検出感度で衝突を検出すること
ができる。
突検出装置は、先端に衝突センサが取付けられるととも
に、車体前後方向に延びる車体中心線にほぼ平行な軸を
中心に回動可能に固定部材に取付けられたブラケット
が、車体上下方向に延在するアンテナ状のセンサ方向変
更部材を備えているので、衝突センサの設置位置から外
れた位置に衝突されても、衝突センサの設置位置に衝突
された場合とほぼ同一の検出感度で衝突を検出すること
ができる。
【図１】この発明の車両用衝突検出装置の一実施例の要
部を示すサイドドアの一部の断面側面図である。
部を示すサイドドアの一部の断面側面図である。
【図２】この実施例の衝突検出装置が回動した状態を示
す断面側面図である。
す断面側面図である。
【図３】従来のサイドエアバッグ用衝突センサを示すサ
イドドアの断面側面図である。
イドドアの断面側面図である。
【図４】従来の衝突センサが衝突を検出する状態を示す
断面側面図である。
断面側面図である。
１２ 衝突センサ １３ サイドドア １４ サイドインパクトビーム １５ ブラケット １５ａ 取付孔 １７ 押動アーム
Claims (1)
- 【請求項１】 車両の側面衝突を検出する衝突センサ
を、車体側部の外板内面に面して配設されている固定部
材にブラケットを介して取付けた車両用衝突検出装置に
おいて、 前記ブラケットは、前記固定部材に対して、車体前後方
向に延びる車体中心線にほぼ平行な軸を中心に回動可能
に取付けられ、その先端に、前記衝突センサが取付けら
れるとともに、車体上下方向に延在するアンテナ状のセ
ンサ方向変更部材を備えていることを特徴とする車両用
衝突検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4263080A JP2924497B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両用衝突検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4263080A JP2924497B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両用衝突検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0687403A true JPH0687403A (ja) | 1994-03-29 |
| JP2924497B2 JP2924497B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=17384560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4263080A Expired - Fee Related JP2924497B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 車両用衝突検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2924497B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6460648B2 (en) * | 2001-01-08 | 2002-10-08 | General Motors Corporation | Impact sensor assembly for an automotive vehicle and a method of forming the same |
| US9849853B2 (en) | 2015-12-18 | 2017-12-26 | Sungwoo Hitech Co., Ltd. | Air bag sensor assembly |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP4263080A patent/JP2924497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6460648B2 (en) * | 2001-01-08 | 2002-10-08 | General Motors Corporation | Impact sensor assembly for an automotive vehicle and a method of forming the same |
| US9849853B2 (en) | 2015-12-18 | 2017-12-26 | Sungwoo Hitech Co., Ltd. | Air bag sensor assembly |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2924497B2 (ja) | 1999-07-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |