JPH068738Y2

JPH068738Y2 - 棒状小物収納袋

Info

Publication number: JPH068738Y2
Application number: JP1990104845U
Authority: JP
Inventors: 一男川瀬
Original assignee: 有限会社川瀬トレーディング
Priority date: 1990-10-04
Filing date: 1990-10-04
Publication date: 1994-03-09
Anticipated expiration: 2004-03-09
Also published as: JPH0462121U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案は化粧用筆等の棒状小物を収納する棒状小物収
納袋に関する。

（従来の技術）従来、化粧用筆等の棒状小物を収納する際には、棒状小
物の把持部の太さや長さに合わせ、種々の太さや長さの
筒状ポケットを取り付けた袋に収納していた。

（考案が解決しようとする課題）前記従来の技術では、化粧用筆には用途に応じた種々の
形状のものがあり、太いポケットに細い化粧用筆を収納
すると、抜け落ち、紛失するおそれを生じる問題点があ
った。また、長いポケットに短い化粧用筆を収容する
と、ポケットから化粧用筆が取り出しにくく、更に、筆
先でポケットを汚す問題があった。従って。化粧用筆に
合ったサイズのポケットを探し、収納することは、使用
者にとって煩わしさを生じる問題点があった。

（課題を解決すべき手段）然るにこの考案は、ポケットと棒状小物を挿通できる弾
性帯とを組み合わせて棒状小物収納袋を形成したので、
前記課題を解決した。

即ちこの考案は、所定形状の基材に棒状小物を挿入でき
る筒状のポケットを複数並列設置し、前記ポケット内を
横切る方向に、棒状小物を前記基材との間に挿通できる
弾性帯を張設し、前記基材と前記弾性帯とを前記ポケッ
トの巾毎に縫着したことを特徴とする棒状小物収納袋で
ある。また、ポケット内の棒状小物挿入口近辺に弾性帯
を張設した棒状小物収納袋である。更に、所定形状の基
材に棒状小物を挿入できる筒状のポケットを複数並列設
置し、前記ポケットの棒状小物挿入口上方に、棒状小物
を前記基材との間に挿通できる弾性帯を張設し、前記基
材と前記弾性帯とを前記ポケットの巾毎に縫着したこと
を特徴とする棒状小物収納袋である。

前記において棒状小物は、化粧用筆、化粧用ブラシ、絵
画用筆、ペン他の筆記用具、ねじまわし等が考えられ
る。

（作用）この考案は、ポケットと弾性帯とを組み合わせたので、
棒状小物をポケットに収容する際に、弾性帯と基材との
間に挿通するか否かを選択して収納できる。また、ポケ
ットのサイズと棒状小物のサイズが不釣合であっても、
筒状のポケット内に収納したものは基材と弾性帯との間
に把持し、ポケットから抜けるおそれがない。

（実施例１）第１図及び第２図に基づき、この考案の実施例を説明す
る。

化粧用具を収納する収納袋本体（基材）１に化粧用筆４
の把柄部４ａを収納する有底筒状のポケット２、２を取
り付ける。前記ポケット２の化粧用筆の挿入口２ａ近辺
で、前記ポケット２と前記収納袋本体１の間にゴム材か
らなる弾性体３を前記ポケット２を横切る方向に張設
し、棒状小物収納袋６を形成する（第１図）。前記弾性
帯３は、第１図、第２図に示すように、ポケット２、２
の巾毎に収納袋本体１と縫着されている。図中７は化粧
用瓶等を収納する物品収納部、８は鎖線８ａの位置に折
り、化粧用筆の筆先を覆う保護カバー、９は飾りリング
である。

次に、前記実施例に基づくこの考案の棒状小物収納袋の
使用について述べる。

太く長い化粧用筆４は、弾性帯３に挿通せずに、把柄部
４ａをポケット２内に収納する。太く短い化粧用筆１
０、細く長い化粧用筆１１、細く短い化粧用袋１２は、
夫々把柄部１０ａ、１１ａ、１２ａを弾性帯３と収納袋
本体１との間に挿通し、ポケット２内に収納する（第２
図）。短い化粧用筆１１、１２はポケット２の底に至る
まで収納しなければ、取り出す際に容易である。更に、
棒状小物収納袋６は、化粧用筆を収納した状態で保護カ
バー８を８ａのように折り、筆先を覆い、更に折り畳
み、持ち運ぶことができる。

前記実施例では、棒状小物に化粧用筆を収納したが、把
柄部を有すれば、化粧用ブラシ、絵画用筆、ペン等の筆
記用具、ねじまわし等を収納することもできる。

（実施例２）第３図乃至第５図に基づき、この考案の他の実施例を説
明する。

布等の軟質材料の内材１３ａ及び外材１３ｂからなる箱
形の収納袋本体（基材）１３に、前記収納袋本体１３を
被冠する蓋（基材）１４を連設する。前記蓋１４は、前
記収納袋本体１３と同様に、内材１４ａ及び外材１４ｂ
から形成されている。また、前記収納袋本体１３の開口
縁にファスナー片１５を取り付け、前記ファスナー片１
５と嵌合するファスナー片１５ａを前記蓋１４の周縁に
取り付ける。

前記収納袋本体１３の内側癖に上下に開口した筒状のポ
ケット１６、１６を取り付け、前記ポケット１６の化粧
用筆の挿入口１６ａ近辺での収納袋本体１３上に弾性帯
１７を前記ポケット１６を横切る方向に張設する、前記
において、収納袋本体１３の内材１３ａと外材１３ｂと
の間に補強板１８を挿入し、前記補強板１８、内材１３
ａ、弾性帯１７、ポケット１６を一体的に連結する。前
記補強板１８を用いれば、弾性帯１７の伸びによっても
収納袋本体１３が変形することを防止できる。前記弾性
帯１７は、第３図と第５図に示すように、ポケット１
６、１６の巾毎に、収納袋本体１３及び補強板１８と縫
着されている。

同様にして前記蓋１４の内材１４ａと外材１４ｂとの間
に補強板１９を挿入し、有底筒状のポケット２０、２
０、弾性帯２１を前記ポケット２０を横切る方向に取り
付け、前記補強板１９、内材１４ａ、弾性帯２１、ポケ
ット２０を一体的に連結し、棒状小物収納袋２２を形成
する（第３図）。前記において弾性帯２１は、第３図と
第４図に示すように、ポケット２０、２０の巾毎に蓋１
４及び補強板１９と縫着されている。

次に、前記実施例に基づく棒状小物収納袋２２の使用に
ついて述べる。

実施例１と同様に、蓋１４では太く長い化粧用筆４は該
把柄部４ａを弾性帯２１と蓋１４との間に挿通せず、ポ
ケット２０に収納し、細く長い化粧用筆１１は該把柄部
１１ａを弾性帯２１と蓋１４との間に挿通し、ポケット
２０に収納する（第４図）。また、収納袋本体１３でも
同様に、細く長い化粧用筆１１を弾性帯１７と収納袋本
体１３との間に挿通し、ポケット１６に収納する（第５
図）。前記において、他の形状の化粧用筆の収納は実施
例１と同様である。

（実施例３）第６図に基づいて、この考案の他の実施例を説明する。

実施例１と同様の化粧用具を収納する収納袋本体（基
材）１に化粧用筆の把柄部を収納する有底筒状のポケッ
ト２３、２３を取り付ける。前記ポケット２３、２３の
上方で前記収納本体１に弾性帯２４を前記ポケット２３
を横切るように張設し、棒状小物収納袋２５を形成する
（第６図）。前記において、実施例１と同様で第６図に
示すように、弾性帯２４はポケット２３、２３の巾毎に
収納袋本体１と縫着されている。また、前記において、
弾性帯２４の取り付け位置は、化粧用筆の把柄部を挿通
し、ポケット２３に収納できるように決めてある。ま
た、図中７は物品収納部、８は保護カバー、９は飾りリ
ングである。

次に、前記実施例に基づくこの考案の棒状収納袋２５の
使用について述べる。

太い長い化粧用筆４は該把柄部４ａをポケット２３内に
収容し、太く短い化粧用筆１０、細い化粧用筆１１、１
２は夫々該把柄部１０ａ、１１ａ、１２ａを弾性帯２４
と収納袋本体１との間に挿通し、あるいは更にポケット
２３に収納する。

（考案の効果）この考案は、筒状のポケットを横切る方向に棒状小物を
挿通できる弾性帯を張設したので、ポケットのサイズに
較べて細い、あるいは短い棒状小物を収納した場合であ
っても保持できる効果がある。また、ポケットのサイズ
に較べて短い棒状小物も、弾性帯と基材との間に挟まれ
て保持されるので、棒状小物がポケットの底に落ちるこ
とがなく、棒状小物の取り出しが容易となる効果があ
る。また、弾性帯をポケットの巾毎に基材と縫着したの
で、１つのポケットに弾性帯を使用して、棒状小物を挟
んで保持した場合でも、隣接するポケットに対応する弾
性帯の伸びに影響を与えることがないので、ポケット毎
に確実に棒状小物を収納し、保持できる効果がある。従
って、様々な形状の棒状小物もそれに合ったサイズのポ
ケットを探すことなく、どのポケットにでも収納して保
持できるので、棒状小物の収納、取り出しが能率よくで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例の正面図、第２図は同じく第
１図中Ａ−Ａ線における部分断面図、第３図はこの考案
の他の実施例の斜視図、第４図は同じく蓋の部分横断面
図、第５図は同じく収納袋本体の部分横断面図、第６図
はこの考案の他の実施例の正面図である。１、１３……収納袋本体（基材）１４……蓋（基材）２、１６、２０、２３……ポケット２ａ、１６ａ、２０ａ、２３ａ……（ポケットの）挿入
口３、１７、２１、２４……弾性帯４、１０、１１、１２……化粧用筆（棒状小物）６、２２、２５……棒状小物収納袋

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】所定形状の基材に棒状小物を挿入できる筒
状のポケットを複数並列設置し、前記ポケット内を横切
る方向に、棒状小物を前記基材との間に挿通できる弾性
帯を張設し、前記基材と前記弾性帯とを前記ポケットの
巾毎に縫着したことを特徴とする棒状小物収納袋
【請求項２】ポケット内の棒状小物挿入口近辺に弾性帯
を張設した請求項１記載の棒状小物収納袋
【請求項３】所定形状の基材に棒状小物を挿入できる筒
状のポケットを複数並列設置し、前記ポケットの棒状小
物挿入口上方に、棒状小物を前記基材との間に挿通でき
る弾性帯を張設し、前記基材と前記弾性帯とを前記ポケ
ットの巾毎に縫着したことを特徴とする棒状小物収納袋