JP3046542U - 小物入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、化粧具等を種別に分けて別々に
収容することを目的とした小物入れに関する。 【解決手段】 仕切布の両側に、夫々小物収容部を設
け、該小物収容部に夫々開閉蓋を付設した小物入れにお
いて、一方の小物収容部の仕切布面には、弾性材よりな
る小物保定帯を取付け、これに対向する開閉蓋の内面に
は、ポケットを設け、他方の小物収容部の底側に、半折
できる保定シートの一側を固定し、該保定シートの一面
に、棒状物の保持手段を並設すると共に、前記保定シー
トの一縁に、前記棒状物を覆うカバーを連設したことを
特徴とする小物入れ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、例えば化粧関連の小物類を形態別にかつ個別保定して収容するこ とを目的とした小物入れに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来小バッグ形態の小物入れは、各種構造のものが知られている。また小棒物 （例えば眉墨筆、口紅など）と、化粧料（クリーム類の容器）などを、小物収容 部とその蓋板とに分けて収容する小物入れも知られている。

【０００３】

【考案により解決しようとする課題】

前記従来の小物入れは、容量不足の為に、２つ必要となったり、小棒物と、ク リーム類などが雑然と保定される構造になるなど使用及び携帯上の問題点があっ た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

然るにこの考案は、仕切布の両側に、小物収容部を夫々設けると共に、夫々開 閉蓋を設け、各収容部に、種類別小物が保定して収容できるようにして、前記従 来の問題点を解決したのである。

【０００５】 即ちこの考案は、仕切布の両側に、夫々小物収容部を設け、該小物収容部に夫 々開閉蓋を付設した小物入れにおいて、一方の小物収容部の仕切布面には、弾性 材よりなる小物保定帯を取付け、これに対向する開閉蓋の内面には、ポケットを 設け、他方の小物収容部の底側に、半折できる保定シートの一側を固定し、該保 定シートの一面に、棒状物の保持手段を並設すると共に、前記保定シートの一縁 に、前記棒状物を覆うカバーを連設したことを特徴とする小物入れである。また 仕切布の両側に、夫々小物収容部を設け、該小物収容部に夫々開閉蓋を付設した 小物入れにおいて、一方の小物収容部の仕切布面には、弾性材よりなる小物保定 帯を取付け、これに対向する開閉蓋の内面には、複数のポケットを設け、他方の 小物収容部の底側に、半折できる保定シートの一側を固定し、該保定シートの一 面に、棒状物を収容するポケットを並設すると共に、前記棒状物の一部を覆う透 明カバーを連設し、前記開閉蓋の適所に提げ手を固定したことを特徴とする小物 入れ。更に仕切布の両側に、夫々小物収容部を設け、該小物収容部に、夫々ファ スナーにより開閉できる蓋布を付設した小物入れにおいて、一方の小物収容部は 、仕切布及び蓋布の内面に、ポケット又は挾着テープなどの化粧用小物類の保定 手段を夫々設け、他方の小物収容部の一側に、保定シートの一縁を固定し、前記 保定シートの一面又は両面に小棒物保持手段を設けると共に、該小棒物のカバー を連設したことを特徴とする小物入れである。

【０００６】 また他の考案は仕切布の両側に、夫々小物収容部を設け、該小物収容部に夫々 開閉蓋を付設した小物入れにおいて、前記開閉蓋の自由縁の立上り部へ、該部を 外側へ開放させる為の補助布を着脱自在に取付けたことを特徴とする小物入れで ある。

【０００７】 前記考案によれば、小物収容部が２箇所に分けられたので、種類別に収容し得 ると共に、容量が増大した。しかも収容空間の有効使用率を向上したので、全体 として小物入れの外観を良好にすると共に、比較的嵩が小さくまとまる利点があ る。

【０００８】 また用途別の収容部として使用できるので、２つの収容部の両方を同時に開く 必要がなく、小物類を安定して載置できると共に、雑然とした感覚を受けるおそ れがなく、化粧などを終った時には、素速く片付けることができる。

【０００９】 従って携帯時の負担が小さいことは勿論、室内における整理にも手間を要しな い程まとまりがよい。

【００１０】

【考案の実施の形態】 この考案は全体としてバッグ形態であって、仕切布の両側に小物収容部と、夫 々の開閉蓋を有し、前記小物収容部には、小物の種類別の保定手段を設けたので 、簡単に整理し得るようになっている。また蓋を開いた場合に、各化粧用小物等 が整然と保定され、使用目的物のみを取り出せる構造になっている。

【００１１】

【実施例１】 この考案の実施例を図１、２、３、４に基づいて説明する。仕切布１の両側に 、小物収容部２、３を設け、該小物収容部２、３に夫々ファスナー４、４付の開 閉蓋５、６を付設してある。前記一方の小物収容部２の仕切布１の面には、弾性 布（ゴム布）よりなる半円筒状の小物保定帯７を並列して取付け、開閉蓋５の内 面には複数のポケット８、８を設ける。また他方の小物収容部３の底部３ａには 保定シート９の下縁を固定し、該保定シート９は中央部で９ａ、９ｂに半折でき るようにしてある。前記保定シート９ａ、９ｂには、夫々小棒物１０、１０を挿 入保持する為の半筒体１１、１１を並設し、前記保定シート９ａ、９ｂの短縁に 透明カバー１２ａ、１２ｂを連設したもので、カバー１２ａ、１２ｂは図１中鎖 線図示のように小棒物の露出部を覆うようにしてある。

【００１２】 前記保定シート９を半折して収容すると、背面は半筒体などが設けてないので 、ほぼ平面であり、開閉蓋６を開いても小棒物１０、１０は見えなくなっている 。図中１３、１３は提手である。

【００１３】 前記実施例において、一方の小物収容部２にクリーム容器、コンパクト、その 他比較的大きい化粧品を収容し、他方の小物収容部３にはブラシ類その他小棒物 を収容し、開閉蓋５、６のファスナー４を閉じれば、図４のように小型バッグ状 の小物入れ１７となる。

【００１４】 また図６のように前記開閉蓋５の自由縁側の平面部５ａから立上り縁部５ｂに かけて面ファスナー２１を細長く固着し、該部に面ファスナー２２付の剛性のあ る補助布２３を着脱自在に取付けたものである。

【００１５】 即ち図２のように、補助布２３を添着すると、立上り縁部５ｂが、図２のよう に湾曲して、ポケットの小物が取り出し易くなり、補助布２３の一部を剥せば、 立上り縁部５ｂは図６のように本来の形状に戻り、被蓋される。

【００１６】

【実施例２】 実施例１は、図１のように半折できる保定シート９の一面に小棒物（化粧用具 ）１０を収容し、折畳して収容したが、図５の実施例は、（ａ）、（ｂ）に示す ように、保定シート１４の表裏両面１４ａ、１４ｂに半筒体１５、１５を設けた ものである。図中１６ａ、１６ｂは透明カバー、１８は仕切布、１９は開閉蓋、 ２０はポケットである。

【００１７】 この実施例の使用方法は、前記実施例１と同一に付その説明を省略した。

【００１８】

【考案の効果】

この考案は、仕切布を介して、その両側に収容部を設け、各収容部毎に、化粧 具等を整理して収容したので、比較的小さくして携帯して得ると共に、内容物の 整理が容易になる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の一方の収容部を開蓋（保定
シートを展開）した斜視図。

【図２】同じく他方の収容部を開蓋した斜視図。

【図３】同じく開蓋状態における中央断面図。

【図４】同じく閉蓋した斜視図。

【図５】（ａ）同じく他の実施例の一部を省略して保定
シートを展開した斜視図。 （ｂ）同じく（ａ）図の保定シートの裏面を見せた斜視
図。

【図６】同じく開閉蓋の縁を開くように補助布を付着し
た一部斜視図。

【符号の説明】

１ 仕切布 ２、３ 小物収容部 ４ ファスナー ５、６ 開閉蓋 ７ 小物保定帯 ８ ポケット ９ 保定シート １０ 小棒物 １１ 半筒体 １２ａ、１２ｂ 透明カバー １３ 提手 １４ 保定シート １５ 半筒体 １６ａ、１６ｂ 透明カバー １７ 小物入れ １８ 仕切布 １９ 開閉蓋 ２０ ポケット ２１、２２ 面ファスナー ２３ 補助布

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 仕切布の両側に、夫々小物収容部を設
   け、該小物収容部に夫々開閉蓋を付設した小物入れにお
   いて、一方の小物収容部の仕切布面には、弾性材よりな
   る小物保定帯を取付け、これに対向する開閉蓋の内面に
   は、ポケットを設け、他方の小物収容部の底側に、半折
   できる保定シートの一側を固定し、該保定シートの一面
   に、棒状物の保持手段を並設すると共に、前記保定シー
   トの一縁に、前記棒状物を覆うカバーを連設したことを
   特徴とする小物入れ。
2. 【請求項２】 仕切布の両側に、夫々小物収容部を設
   け、該小物収容部に夫々開閉蓋を付設した小物入れにお
   いて、一方の小物収容部の仕切布面には、弾性材よりな
   る小物保定帯を取付け、これに対向する開閉蓋の内面に
   は、複数のポケットを設け、他方の小物収容部の底側
   に、半折できる保定シートの一側を固定し、該保定シー
   トの一面に、棒状物を収容するポケットを並設すると共
   に、前記棒状物の一部を覆う透明カバーを連設し、前記
   開閉蓋の適所に提げ手を固定したことを特徴とする小物
   入れ。
3. 【請求項３】 仕切布の両側に、夫々小物収容部を設
   け、該小物収容部に、夫々ファスナーにより開閉できる
   蓋布を付設した小物入れにおいて、一方の小物収容部
   は、仕切布及び蓋布の内面に、ポケット又は挾着テープ
   などの化粧用小物類の保定手段を夫々設け、他方の小物
   収容部の一側に、保定シートの一縁を固定し、前記保定
   シートの一面又は両面に小棒物保持手段を設けると共
   に、該小棒物のカバーを連設したことを特徴とする小物
   入れ。
4. 【請求項４】 仕切布の両側に、夫々小物収容部を設
   け、該小物収容部に夫々開閉蓋を付設した小物入れにお
   いて、前記開閉蓋の自由縁の立上り部へ、該部を外側へ
   開放させる為の補助布を着脱自在に取付けたことを特徴
   とする小物入れ。