JPH0687380A - 装軌式作業機 - Google Patents

装軌式作業機

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Publication number
JPH0687380A
JPH0687380A JP26670192A JP26670192A JPH0687380A JP H0687380 A JPH0687380 A JP H0687380A JP 26670192 A JP26670192 A JP 26670192A JP 26670192 A JP26670192 A JP 26670192A JP H0687380 A JPH0687380 A JP H0687380A
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JP
Japan
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frame
track
side frame
elevating
lower traveling
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Pending
Application number
JP26670192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Takano
正志 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0687380A publication Critical patent/JPH0687380A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0833Improving access, e.g. for maintenance, steps for improving driver's access, handrails

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降用ステップの損傷を防止しつつ、該昇降
用ステップで安全に昇,降できるようにする。 【構成】 昇降用ステップ21をサイドフレーム12の
フレーム本体12A外側面に固着された固定ステップ2
2と、該固定ステップ22の先端側に設けられた可動ス
テップ23と、該可動ステップ23を前記固定ステップ
22の先端側に回動可能に連結する蝶番24等とから構
成するようになっている。従って、作業時や走行時は、
前記蝶番24を介して可動ステップ23を矢示A方向に
回動することによって、該可動ステップ23は固定ステ
ップ22側に格納される共に、作業者が上部旋回体の運
転室等に昇,降するときには、可動ステップ23を矢示
B方向に回動させることによって、該昇降用ステップ2
1は大きく伸長される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の装軌
式作業機に関し、特に、サイドフレームに運転室等に搭
乗するための昇降用ステップが設けられた装軌式作業機
に関する。
【0002】
【従来の技術】図14ないし図16に従来技術による装
軌式作業機として装軌式油圧ショベルを例に挙げて示
す。
【0003】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回装置3を介して旋回可能に設けられた
上部旋回体を示し、該上部旋回体2は、旋回フレーム4
の前側に位置して内部に操作レバー,ペダル(いずれも
図示せず)等が配設された運転室5と、該運転室5の後
方に位置して前記旋回フレーム4上に搭載され、エンジ
ンや油圧ポンプ(いずれも図示せず)等が収容された機
械室6と、前記旋回フレーム4の後端部に設けられたカ
ウンタウェイト7とから大略構成されている。また、前
記上部旋回体2の前方には、旋回フレーム4の前側に位
置して作業装置8が設けられ、該作業装置8は、ブーム
8A,ブームシリンダ8Bおよびアーム,バケット(い
ずれも図示せず)等から大略構成され、前記運転室5内
の操作レバー等を操作することによって土砂等の掘削作
業を行なうようになっている。
【0004】ここで、前記下部走行体1は、後述するト
ラックフレーム9,アイドラ13,スプロケット14,
走行モータ15,上ローラ16,下ローラ17,履帯1
8,昇降用ステップ19等から構成されている。
【0005】まず、9は下部走行体1の本体を構成する
トラックフレームを示し、該トラックフレーム9は、該
トラックフレーム9の中央部に位置して複数枚の鋼板に
よって箱状に形成され、両側に脚部10A,10A(片
方のみ図示)が2個づつ離間して設けられたセンタフレ
ーム10と、該センタフレーム10の中央部に位置して
上方に向けて突出する大径な円環状に形成された丸胴1
1と、前記センタフレーム10の両側に位置して前,後
方向に伸長し、各脚部10Aに固着されたサイドフレー
ム12とから構成され、前記丸胴11上には、旋回装置
3を介して上部旋回体2が搭載されている。
【0006】また、前記各サイドフレーム12は、図1
5にも示す如く、断面略逆U字状に形成されたフレーム
本体12Aと、該フレーム本体12Aの下端側を閉塞す
るように固着された底板12Bとから大略構成され、該
底板12Bには、各下ローラ17が取付けられる取付穴
12C(1個のみ図示)が前,後方向に離間して列設さ
れている。
【0007】13は各サイドフレーム12の前端側に回
転可能に取付けられた遊動輪としてのアイドラを示し、
該アイドラ13の後側には、該アイドラ13を前方に向
けて付勢する履帯張装置(図示せず)が設けられ、該履
帯張装置は、該アイドラ13を介して履帯18に所定の
張力を与えるものである。
【0008】14は各サイドフレーム12の後端側に走
行モータ15を介して取付けられ、その外周側が履帯1
8の内周側に係合した駆動輪としてのスプロケットを示
し、該スプロケット14は、前記走行モータ15の回転
を履帯18に伝達するものである。
【0009】16,16はサイドフレーム12のフレー
ム本体12A上端側に前,後方向に離間して配設された
2個の上ローラ、17,17,…はサイドフレーム12
の下端側に位置して各取付穴12Cに取付けられた複数
個の下ローラをそれぞれ示している。
【0010】18はアイドラ13,スプロケット14,
各上,下ローラ16,17に亘って巻装された帯状の履
帯を示し、該履帯18は、前記スプロケット14を介し
て走行モータ15によって周回動作されることにより、
下部走行体1を走行させるようになっている。
【0011】19は運転室5の下側に位置するようにサ
イドフレーム12に設けられた昇降用ステップを示し、
該昇降用ステップ19は、図16に示す如く、基端側が
サイドフレーム12のフレーム本体12A外側面に溶接
またはボルト(図示せず)によって固着され、先端側が
トラックフレーム9の幅方向に伸長した一対の脚部19
A,19Aと、該各脚部19Aの先端側に亘って設けら
れた足踏部19Bとからコ字状をなすように形成され、
これによって作業者が上部旋回体2の運転室5等に昇,
降できるようになっている。また、該昇降用ステップ1
9は、走行時や掘削作業時に転石や岩盤に衝突して損傷
するのを防止するために履帯18の横幅内に納まるよう
に設定されている。
【0012】従来技術による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、作業者はサイドフレーム12に設
けられた昇降用ステップ19に足を掛けて運転室5等に
昇,降し、該運転室5内に乗込んだ作業者は、運転室5
内の操作レバーやペダルを操作することによって下部走
行体1を走行させたり、作業装置8を動作させて土砂等
の掘削作業を行なうようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、サイドフレーム12に
昇降用ステップ19を設けているから、上部旋回体2の
運転室5等に昇,降することができるものの、この昇降
用ステップ19は、作業時等に転石や岩盤に衝突して損
傷するのを防止すべく履帯18の横幅内に納まるように
設定されているから、昇,降時に足を掛けるのに十分な
大きさとすることができず、これにより、作業者が昇,
降時に足を踏外して転落してしまうことがあり、安全性
が大幅に低下してしまうという問題がある。
【0014】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、昇降用ステップの損傷を防止しつつ、該
昇降用ステップでの昇,降動作を安全にできるようにし
た装軌式作業機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために第1の発明が採用する構成の特徴は、昇降用ステ
ップをサイドフレームに設けられ、その先端側がトラッ
クフレームの幅方向に伸長した固定ステップと、該固定
ステップの先端側に設けられた可動ステップと、前記固
定ステップと該可動ステップとの間に設けられ、該可動
ステップを固定ステップ側に格納可能に連結する連結手
段とから構成したことにある。
【0016】また、第2の発明が採用する構成の特徴
は、昇降用ステップを基端側がサイドフレーム内に進入
し、先端側が該サイドフレームに対してトラックフレー
ムの幅方向に伸長,縮小自在に設けられたステップ本体
と、該ステップ本体の基端側に位置して該ステップ本体
を所定の付勢力をもって伸長方向に常時付勢する付勢手
段とから構成したことにある。
【0017】さらに、第3の発明が採用する構成の特徴
は、昇降用ステップをサイドフレーム内に設けられた筒
状のチューブと、該チューブ内を2つの室に画成すると
共に軸方向に移動可能に挿嵌されたピストンと、基端側
が該ピストンに連結され、先端側が前記サイドフレーム
外に突出してトラックフレームの幅方向に伸長したステ
ップ本体と、前記各室内に連通し、該各室内に流体を
給,排する給排配管とから構成したことにある。
【0018】さらにまた、第4の発明が採用する構成の
特徴は、昇降用ステップは、基端側がサイドフレーム内
に進入し、先端側が該サイドフレームからトラックフレ
ームの幅方向に伸長,縮小自在に突出したステップ本体
と、該ステップ本体の基端側に位置して該ステップ本体
を常時伸長方向に付勢する付勢手段と、前記サイドフレ
ーム内に位置して該付勢手段の付勢力に抗してステップ
本体を縮小方向に移動する移動手段とから構成したこと
にある。
【0019】
【作用】第1の発明の構成により、可動ステップは、作
業時に固定ステップ側に格納され、昇,降時に固定ステ
ップ側から連結手段を介して引出される。
【0020】また、第2の発明の構成により、ステップ
本体は、常時付勢手段によってサイドフレームから伸長
し、転石等の衝突時には付勢手段による付勢力に抗して
縮小する。
【0021】さらに、第3の発明の構成により、ステッ
プ本体は、作業時に給排配管から一方の室内に流入する
流体によってピストンを介して縮小し、昇,降時には給
排配管から他方の室内に流入する流体によってピストン
を介してサイドフレームから伸長する。
【0022】さらにまた、第4の発明の構成により、ス
テップ本体は、作業時に移動手段によって付勢手段の付
勢力に抗して縮小し、昇,降時には付勢手段の付勢力に
よってサイドフレームから伸長する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図13に
基づいて説明する。なお、実施例では前述した図14な
いし図16に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符
号を付し、その説明を省略するものとする。
【0024】まず、図1および図2は本発明の第1の実
施例を示している。
【0025】図において、21はサイドフレーム12の
フレーム本体12A外側面に設けられた本実施例による
昇降用ステップを示し、該昇降用ステップ21は、図2
にも示す如く、基端側が前記フレーム本体12Aに溶接
またはボルト(図示せず)によって固着され、先端側が
フレーム本体12Aからトラックフレーム9の幅方向
(図1において下側,図2において右側)に突出して伸
長した一対の脚部22A,22Aと該各脚部22Aの先
端側に亘って設けられた連結部22Bとからコ字状に形
成された固定ステップ22と、該固定ステップ22の先
端側に位置して前,後方向に伸長した短寸な角筒状に形
成された可動ステップ23と、該可動ステップ23と前
記固定ステップ22の連結部22Bとの間に位置し、該
可動ステップ23の水平位置から上側(矢示A方向およ
び矢示B方向)の回動のみを許すように両者を連結した
連結手段としての蝶番24と、該蝶番24の下端側に位
置して固定ステップ22に設けられ、可動ステップ23
の引出し時に該可動ステップ23を水平位置に保持する
ストッパ25とから構成されている。
【0026】次に、このように構成された昇降用ステッ
プ21の動作について説明する。
【0027】まず、昇,降時は、可動ステップ23を蝶
番24を介して矢示B方向に回動して引出すことによっ
てトラックフレーム9の幅方向に伸長させ、この状態で
足を掛けて運転室5等に昇,降する。そして、作業時に
は、図2中に二点鎖線で示すように、可動ステップ23
を矢示A方向に回動させて固定ステップ22側に格納
し、履帯18の横幅内に納めるようになっている。
【0028】本実施例による油圧ショベルは上述の如き
構成を有するもので、その基本的動作については従来技
術によるものと格別差異はない。
【0029】然るに、本実施例では、昇降用ステップ2
1をサイドフレーム12のフレーム本体12A外側面に
固着された固定ステップ22と、該固定ステップ22の
先端側に設けられた可動ステップ23と、該可動ステッ
プ23を前記固定ステップ22の先端側に回動可能に連
結する蝶番24等とから構成するようになっている。従
って、作業時や走行時は、前記蝶番24を介して可動ス
テップ23を矢示A方向に回動することによって該可動
ステップ23を固定ステップ22側に格納できると共
に、作業者が上部旋回体2の運転室5等に昇,降すると
きには、可動ステップ23を矢示B方向に回動させて引
出すことにより、該昇降用ステップ21を大きく伸長さ
せることができる。
【0030】かくして、本実施例によれば、作業時等に
昇降用ステップ21を履帯18の横幅内に納めることが
できると共に、昇,降時には可動ステップ23を引出し
て昇降用ステップ21を大きく伸長させることができる
から、作業時等に当該昇降用ステップ21が転石や岩盤
に衝突して損傷するのを防止できる上に、昇,降時に
は、昇降用ステップ21を足を掛けるのに十分な伸長寸
法とすることができ、転落事故等を防止して安全性を大
幅に向上することができる。
【0031】次に、図3ないし図5は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、可動ステップの伸長寸
法を可変的に調整できるようにしたことにある。
【0032】図において、31はサイドフレーム12の
フレーム本体12A外側面に設けられた本実施例による
昇降用ステップを示し、該昇降用ステップ31は、後述
する固定ステップ32,可動ステップ33,連結ピン3
4等から構成されている。
【0033】まず、32はサイドフレーム12のフレー
ム本体12Aに設けられた固定ステップを示し、該固定
ステップ32は、基端側が前記フレーム本体12Aに溶
接またはボルト(図示せず)によって固着され、先端側
がフレーム本体12Aからトラックフレーム9の幅方向
に向けて伸長した一対の脚部32A,32Aと、該各脚
部32Aの先端側に亘って設けられた連結部32Bとか
らコ字状に形成されている。
【0034】また、前記各脚部32Aには、図4にも示
す如く、左,右方向に貫通する複数個の調整穴32C,
32C,…(片方のみ図示)が上,下方向に所定間隔を
もって列設され、該各調整穴32C内には連結ピン34
が挿通されるようになっている。
【0035】33は固定ステップ32を囲むように設け
られた可動ステップを示し、該可動ステップ33は、前
記固定ステップ32の各脚部32Aに沿って伸長した一
対の脚部33A,33Aと、固定ステップ32の連結部
32B外面側に位置して該各脚部33Aに亘って設けら
れた連結部33Bとから固定ステップ32と同様にコ字
状に形成されている。
【0036】また、前記可動ステップ33の各脚部33
Aには、そのサイドフレーム12側に位置して固定ステ
ップ32の各調整穴32Cと同一間隔をもって該各調整
穴32Cに連通可能な2個のピン穴33C,33Cが設
けられ、該各ピン穴33Cには前記各調整穴32Cと同
様に連結ピン34が挿通されるようになっている。
【0037】34,34,…は可動ステップ33の各ピ
ン穴33Cと固定ステップ32のいずれか2個の調整穴
32Cとに亘って貫挿された左,右2本ずつの連結手段
としての連結ピンを示し、該各連結ピン34は固定ステ
ップ32側に可動ステップ33を固定するものである。
また、該各連結ピン34の先端側には、固定ピン34A
が取付けられ、該固定ピン34Aは振動等によって連結
ピン34が抜けるのを防止している。
【0038】次に、このように構成された昇降用ステッ
プ31の動作について説明する。
【0039】まず、作業時には、図3および図4に示し
たように可動ステップ33は最もサイドフレーム12側
に位置し、この状態で各ピン穴33Cと各調整穴32C
とに亘って貫挿された各連結ピン34によって固定ステ
ップ32に固定される。そして、昇,降時には、各調整
穴32Cから連結ピン34を抜き取り、可動ステップ3
3を引出して、図5に示す如く、連結部32B寄りの各
調整穴32Cに連結ピン34を貫挿して可動ステップ3
3を再度固定ステップ32に固定し、この状態で、該昇
降用ステップ31に足を掛けて運転室5等に昇,降する
ようになっている。
【0040】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を
得ることができるものの、特に、本実施例では、固定ス
テップ32に複数個の調整穴32C,32C,…を設
け、各連結ピン34を選択的に該各調整穴32Cに貫挿
するようにしたから、昇,降場所のスペースに応じて可
動ステップ33の伸長位置を調整することができ、作業
者は常に可動ステップ33を確実に固定した状態で昇,
降することができ、より一層安全性を向上することがで
きる。
【0041】次に、図6および図7は本発明の第3の実
施例を示し、本実施例の特徴は、ステップ本体をトラッ
クフレームの幅方向に所定の付勢力をもって常時付勢し
たことにある。
【0042】図において、41は本実施例によるサイド
フレームを示し、該サイドフレーム41は、従来技術で
述べたサイドフレーム12とほぼ同様に、断面略逆U字
状に形成されたフレーム本体41Aと、該フレーム本体
41Aの下端側を閉塞するように設けられた底板(図示
せず)等とから構成されているものの、前記フレーム本
体41Aの外側面には、運転室5の下側に位置して2つ
の挿通穴41B,41Bが所定寸法離間して形成され、
該各挿通穴41Bには、後述するステップ本体43の各
脚部43Aが挿通されるようになっている。
【0043】42はサイドフレーム41のフレーム本体
41A外側面に設けられた本実施例による昇降用ステッ
プを示し、該昇降用ステップ42は、後述するステップ
本体43,ガイド筒44,コイルばね45から構成され
ている。
【0044】まず、43はサイドフレーム41のフレー
ム本体41Aに設けられたステップ本体を示し、該ステ
ップ本体43は、一端側が各挿通穴41B内に進入し、
他端側がフレーム本体41Aから幅方向に突出して伸長
した一対の脚部43A,43Aと、該各脚部43Aの他
端側に亘って設けられた足踏部43Bとからコ字状をな
すように形成されている。また、前記各脚部43Aの一
端側には、フレーム本体41A内に位置してばね受部4
3Cが固着され、該ばね受部43Cはコイルばね45の
ばね力を受承するものである。
【0045】44,44はフレーム本体41A内に位置
してステップ本体43の各ばね受部43Cを軸方向に移
動自在に案内する2個のガイド筒を示し、該各ガイド筒
44は、一端側がフレーム本体41Aに固着され、他端
側が内側に向けて伸長する筒状に形成され、その他端側
は底部44Aによって閉塞されている。
【0046】45,45は各ガイド筒44内に位置して
底部44Aとステップ本体43の各ばね受部43Cとの
間に配設された付勢手段としてのコイルばねを示し、該
各コイルばね45は、前記各ばね受部43Cを介してス
テップ本体43を常時突出側に所定のばね力で付勢する
ものである。
【0047】次に、このように構成された昇降用ステッ
プ42の動作について説明する。
【0048】まず、昇降用ステップ42は、そのステッ
プ本体43を各コイルばね45のばね力によって常時サ
イドフレーム12から幅方向に大きく伸長させている。
これにより、作業者は、ステップ本体43の足踏部43
Bに足を掛けて運転室5等に昇,降すことができる。そ
して、図7に示すように、作業時等にステップ本体43
に転石等が衝突してステップ本体43に外部応力Fが作
用すると、該ステップ本体43はコイルばね45のばね
力に抗してフレーム本体41A内に入り込み、このとき
の衝撃を吸収するようになっている。
【0049】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができるものの、特に、本実施例では、ステップ本
体43をコイルばね45によって常時トラックフレーム
9の幅方向に伸長させ、外部応力Fが加わった時のみ、
サイドフレーム41内に収容するようにしたから、ステ
ップ本体43を出入れする手間を省いて容易に昇,降す
ることができる。
【0050】次に、図8および図9は本発明の第4の実
施例を示し、本実施例の特徴は、流体を用いてステップ
本体を出入れさせたことにある。
【0051】図において、51は本実施例によるサイド
フレームを示し、該サイドフレーム51は、従来技術で
述べたサイドフレーム12とほぼ同様に、断面略逆U字
状に形成されたフレーム本体51Aと、該フレーム本体
51Aの下端側を閉塞するように設けられた底板(図示
せず)等とから構成されているものの、前記フレーム本
体51Aの外側面には、運転室5の下側に位置して2つ
の挿通穴51B,51Bが所定寸法離間して形成され、
該各挿通穴51Bには、後述するステップ本体55の各
脚部55Aが摺動可能、且つ液密に挿通されるようにな
っている。
【0052】52はサイドフレーム51のフレーム本体
51A外側面に設けられた本実施例による昇降用ステッ
プを示し、該昇降用ステップ52は、後述するチューブ
53,ピストン54,ステップ本体55,各給排配管5
6,57等から構成されている。
【0053】まず、53,53はサイドフレーム51内
に位置して各挿通穴51Bと同軸に配設された2個のチ
ューブを示し、該各チューブ53は、一端側がフレーム
本体51Aの内面側に固着され、他端側が内側に向けて
伸長した筒部53Aと、該筒部53Aの他端側を閉塞す
る底部53Bとから有蓋筒状に形成されている。また、
前記筒部53Aの両端側には、各給排配管56,57か
らの流体としての圧油を給,排する給排ポート53C,
53Cが形成されている。
【0054】54,54は各チューブ53内に位置して
軸方向に摺動可能に設けられたピストンを示し、該各ピ
ストン54は、前記各チューブ53内を2つの油室C,
Dに画成するようになっている。
【0055】55はサイドフレーム51のフレーム本体
51A外側面側に位置して幅方向に移動可能に設けられ
たステップ本体を示し、該ステップ本体55は、基端側
が各チューブ53内に進入してピストン54に固着さ
れ、先端側が各挿通穴51Bを介してフレーム本体51
A外に突出して幅方向に伸長した一対の脚部55A,5
5Aと、該各脚部55Aの先端側に亘って設けられた足
踏部55Bとから構成されている。
【0056】56,57は途中に電磁弁58が設けら
れ、他端側が分岐して各給排ポート53Cを介して各油
室C,Dに連通した給排配管をそれぞれ示し、該各給排
配管56,57の一端側は、ポンプ,タンク等からなる
油圧源(いずれも図示せず)に接続されている。そし
て、該各給排配管56,57は電磁弁58の切換えによ
り、油圧源から供給される圧油を各油室C,D内に供給
するものである。また、前記電磁弁58は電気配線を介
して運転室5内に設けられた動作スイッチ(いずれも図
示せず)に接続され、これによって運転室5内から昇降
用ステップ52を操作できるようになっている。
【0057】次に、このように構成された昇降用ステッ
プ52の動作について説明する。
【0058】まず、運転室5に搭乗している状態から降
車する場合には、該運転室5内に設けられた動作スイッ
チを介して電磁弁58を動作させ、油圧源からの圧油を
給排配管56から油室C内に供給し、図9に示す如く、
ピストン54を介してステップ本体55を幅方向に移動
して大きく伸長させ、この状態で該ステップ本体55の
足踏部55Bに足を掛けて降車する。また、運転室5に
搭乗する場合には、降車時に伸長したステップ本体55
の足踏部55Bに足を掛けて搭乗する。そして、掘削作
業等を行なうときには、再度動作スイッチを操作して電
磁弁58を動作させ、給排配管57を介して圧油を油室
D内に供給してステップ本体55をサイドフレーム51
内に格納するようになっている。
【0059】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができるものの、特に、本実施例では、ステップ本
体55の出入れを運転室5内で操作できるようにしたか
ら、容易に出入れすることができ、作業性を向上でき
る。また、作業時にステップ本体55をサイドフレーム
12内に深く格納するようにしたから、転石等によって
ステップ本体55が損傷するのを効果的に防止すること
ができる。
【0060】次に、図10および図11は本発明の第5
の実施例を示し、本実施例の特徴は、移動手段として電
磁石を用いたことにある。
【0061】図において、61は本実施例によるサイド
フレームを示し、該サイドフレーム61は、従来技術で
述べたサイドフレーム12とほぼ同様に、断面略逆U字
状に形成されたフレーム本体61Aと、該フレーム本体
61Aの下端側を閉塞するように設けられた底板(図示
せず)等とから構成されているものの、前記フレーム本
体61Aの外側面には、運転室5の下側に位置して2つ
の挿通穴61B,61Bが所定寸法離間して形成され、
該各挿通穴61Bには、後述するステップ本体63の各
脚部63Aが挿通されるようになっている。
【0062】62はサイドフレーム61のフレーム本体
61A外側面に設けられた本実施例による昇降用ステッ
プを示し、該昇降用ステップ62は、後述するステップ
本体63,ガイド筒64,コイルばね65,電磁石66
等から構成されている。
【0063】まず、63はサイドフレーム61のフレー
ム本体61A外側面側に位置して幅方向に移動可能に設
けられたステップ本体を示し、該ステップ本体63は、
一端側が各挿通穴61B内に進入し、他端側がフレーム
本体61Aから幅方向に突出して伸長した一対の脚部6
3A,63Aと、該各脚部63Aの他端側に亘って設け
られた足踏部63Bとからコ字状をなすように形成され
ている。また、前記各脚部63Aの一端側には、フレー
ム本体61A内に位置して磁性材料からなるばね受部6
3Cが固着され、該ばね受部63Cは、コイルばね65
のばね力を受承するものである。
【0064】64,64はフレーム本体61A内に位置
してステップ本体63のばね受部63Cを軸方向に移動
自在に案内する2個のガイド筒を示し、該各ガイド筒6
4は、非磁性材料からなり、その一端側がフレーム本体
61Aに固着され、他端側が内側に向けて伸長する筒状
に形成されている。また、該各ガイド筒64の他端側に
は、コイルばね65の他端側を支持する支持部64Aが
内向きに突設され、該支持部64Aの内周側は後述する
電磁石66の鉄心部材66Aが挿嵌される挿嵌穴64B
となっている。
【0065】65,65は各ガイド筒64内に位置して
支持部64Aとステップ本体63のばね受部63Cとの
間に配設され、非磁性材料から形成された付勢手段とし
てのコイルばねを示し、該各コイルばね65は、前記各
ばね受部63Cを介してステップ本体63を常時突出側
に所定のばね力で付勢するものである。
【0066】66,66は各ガイド筒64の他端側に取
付けられた移動手段としての電磁石を示し、該各電磁石
66は、磁性材料から円柱状に形成され、その一端側が
ガイド筒64の挿嵌穴64Bに挿嵌された鉄心部材66
Aと、該鉄心部材66Aの他端側に巻回されたコイル6
6Bとから構成され、該コイル66Bは、電気配線67
Aを介してコントロールユニット67に接続されてい
る。
【0067】ここで、前記コントロールユニット67
は、電気配線を介して運転室5内に設けられた動作スイ
ッチ(いずれも図示せず)に接続されており、該動作ス
イッチのオン,オフ動作に応じて各電磁石66のコイル
66Bに給電を行なうようになっている。
【0068】次に、このように構成された昇降用ステッ
プ62の動作について説明する。
【0069】まず、運転室5に搭乗している状態から降
車する場合には、サイドフレーム61に格納されたステ
ップ本体63を伸長させるべく、該運転室5内に設けら
れた動作スイッチをオフにしてコントロールユニット6
7から各電磁石66への給電を停止して消磁させ、各コ
イルばね65のばね力によってステップ本体63を幅方
向に移動して大きく伸長し、この状態で該ステップ本体
55の足踏部55Bに足を掛けて降車する。また、運転
室5に搭乗する場合には、降車時に伸長したステップ本
体55の足踏部55Bに足を掛けて搭乗する。そして、
掘削作業等を行なうときには、動作スイッチをオンにし
てコントロールユニット67から各電磁石66に給電を
行ない、図11に示す如く、該各電磁石66の磁力によ
ってばね受部63Cを各コイルばね65のばね力に抗し
て吸引し、ステップ本体63をサイドフレーム61内に
格納するようになっている。
【0070】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができる。
【0071】次に、図12および図13は本発明の第6
の実施例を示している。
【0072】図において、71は本実施例によるサイド
フレームを示し、該サイドフレーム71は、従来技術で
述べたサイドフレーム12とほぼ同様に、断面略逆U字
状に形成されたフレーム本体71Aと、該フレーム本体
71Aの下端側を閉塞するように設けられた底板(図示
せず)等とから構成されているものの、前記フレーム本
体71Aの外側面には、運転室5の下側に位置して2つ
の挿通穴71B,71Bが所定寸法離間して形成され、
該各挿通穴71Bには、後述するステップ本体75の各
脚部75Aが摺動可能、且つ液密に挿通されるようにな
っている。
【0073】72はサイドフレーム71のフレーム本体
71A外側面に設けられた本実施例による昇降用ステッ
プを示し、該昇降用ステップ72は、後述するチューブ
73,ピストン74,ステップ本体75,コイルばね7
6,給排配管77等から構成されている。
【0074】まず、73,73はサイドフレーム71内
に位置して各挿通穴71Bと同軸に配設された2個のチ
ューブを示し、該各チューブ73は、一端側がフレーム
本体71Aの内面側に固着され、他端側が内側に向けて
伸長した筒部73Aと、該筒部73Aの他端側を閉塞す
る底部73Bとから有蓋筒状に形成され、前記筒部73
Aの一端側には、給排配管77からの流体としての圧油
を給,排する給排ポート73Cが形成されている。
【0075】74,74は各チューブ73内に位置して
軸方向に摺動可能、且つ液密に挿嵌されたピストンを示
し、該各ピストン74は、前記各チューブ73内を一端
側の油室Eと他端側のばね室Gとに画成するようになっ
ている。
【0076】75はサイドフレーム71のフレーム本体
71A外側面側に位置して幅方向に移動可能に設けられ
たステップ本体を示し、該ステップ本体75は、基端側
が各チューブ73内に進入してピストン74に固着さ
れ、先端側が各挿通穴71Bを介してフレーム本体71
A外に突出して幅方向に伸長した一対の脚部75A,7
5Aと、該各脚部75Aの先端側に亘って設けられた足
踏部75Bとから構成されている。
【0077】76,76は各ばね室G内に位置して底部
73Bとピストン74との間に配設された付勢手段とし
てのコイルばねを示し、該各コイルばね76は、前記各
ピストン74を介してステップ本体75を常時突出側に
所定のばね力で付勢するものである。
【0078】77は前述した油室E,ピストン74と共
に移動手段を構成する給排配管を示し、該給排配管77
は、その一端側が電磁弁78に接続され、他端側が分岐
して各チューブ73の給排ポート73Cを介して各油室
Eに連通されている。また、79,80は給排配管で、
該各給排配管79,80の一端側はポンプ,タンク等か
らなる油圧源(いずれも図示せず)に接続され、その他
端側は電磁弁78に接続されている。そして、該各給排
配管79,80は前記電磁弁78の切換えによって油圧
源から供給される圧油を油室E内に供給し、または油室
E内の圧油をタンクに排出するようになっている。さら
に、前記電磁弁78は電気配線を介して運転室5内に設
けられた動作スイッチ(いずれも図示せず)に接続さ
れ、これによって運転室5内から昇降用ステップ72を
操作できるようになっている。
【0079】次に、このように構成された昇降用ステッ
プ72の動作について説明する。
【0080】まず、運転室5に搭乗している状態から降
車する場合には、サイドフレーム71に格納されたステ
ップ本体75を伸長させるべく、該運転室5内に設けら
れた動作スイッチを介して電磁弁78を動作させて油室
E内の圧油を給排配管77を介して排出させ、図12に
示すように、コイルばね76のばね力によってピストン
74を介してステップ本体75を幅方向に移動して大き
く伸長させ、この状態で該ステップ本体75の足踏部7
5Bに足を掛けて降車する。また、運転室5に搭乗する
場合には、降車時に伸長したステップ本体75の足踏部
75Bに足を掛けて搭乗する。そして、掘削作業等を行
なうときには、再度動作スイッチを介して電磁弁78を
動作させて油圧源からの圧油を給排配管77等を介して
油室E内に供給し、図13に示す如く、該油室E内の圧
力で各コイルばね76のばね力に抗してピストン74を
移動し、ステップ本体75をサイドフレーム71内に格
納するようになっている。
【0081】かくして、このように構成される本実施例
においても、前記各実施例とほぼ同様の作用効果を得る
ことができる。
【0082】なお、前記第4,第5の実施例では、流体
として圧油を用いた場合を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、例えば圧縮空気等の他の流体を用い
てもよい。
【0083】また、前記実施例では、装軌式作業機とし
て装軌式油圧ショベルを例に挙げて説明したが、これに
替えて、例えば装軌式油圧クレーン等の他の装軌式作業
機に適用してもよい。
【0084】
【発明の効果】以上詳述した通り、第1の発明によれ
ば、昇降用ステップは、サイドフレームに設けられ、そ
の先端側がトラックフレームの幅方向に伸長した固定ス
テップと、該固定ステップの先端側に設けられた可動ス
テップと、前記固定ステップと該可動ステップとの間に
設けられ、該可動ステップを固定ステップ側に格納可能
に連結する連結手段とから構成しているから、固定ステ
ップに対して連結手段を介して可動ステップを回動させ
ることにより、作業時に可動ステップを固定ステップ側
に格納できると共に、昇,降時には可動ステップを固定
ステップ側から連結手段を介して引出して大きく伸長さ
せることができ、作業時に可動ステップが損傷するのを
防止しつつ、昇,降時の転落事故等を防止して安全性を
向上することができる。
【0085】また、第2の発明によれば、昇降用ステッ
プは、基端側がサイドフレーム内に進入し、先端側が該
サイドフレームに対してトラックフレームの幅方向に伸
長,縮小自在に設けられたステップ本体と、該ステップ
本体の基端側に位置して該ステップ本体を所定の付勢力
をもって伸長方向に常時付勢する付勢手段とから構成し
ているから、ステップ本体を常時付勢手段によってサイ
ドフレームから大きく伸長させることができると共に、
転石等の衝突時には付勢手段による付勢力に抗してステ
ップ本体を縮小させて衝撃を吸収することができ、作業
時に可動ステップが損傷するのを防止しつつ、昇,降時
の転落事故等を防止して安全性を向上することができ
る。また、ステップ本体の伸長,縮小作業を省いて作業
性を向上することができる。
【0086】さらに、第3の発明によれば、昇降用ステ
ップは、サイドフレーム内に設けられた筒状のチューブ
と、該チューブ内を2つの室に画成すると共に軸方向に
移動可能に挿嵌されたピストンと、基端側が該ピストン
に連結され、先端側が前記サイドフレーム外に突出して
トラックフレームの幅方向に伸長したステップ本体と、
前記各室内に連通し、該各室内に流体を給,排する給排
配管とから構成しているから、作業時にステップ本体を
給排配管から一方の室内に流入する流体によりピストン
を介して縮小させてサイドフレーム側に格納できると共
に、昇,降時にはステップ本体を給排配管から他方の室
内に流入する流体によってピストンを介してサイドフレ
ームから突出させて大きく伸長させることができ、作業
時に可動ステップが損傷するのを防止しつつ、昇,降時
の転落事故等を防止して安全性を向上することができ
る。
【0087】さらにまた、第4の発明によれば、昇降用
ステップは、基端側がサイドフレーム内に進入し、先端
側が該サイドフレームからトラックフレームの幅方向に
伸長,縮小自在に突出したステップ本体と、該ステップ
本体の基端側に位置して該ステップ本体を常時伸長方向
に付勢する付勢手段と、前記サイドフレーム内に位置し
て該付勢手段の付勢力に抗してステップ本体を縮小方向
に移動する移動手段とから構成しているから、ステップ
本体を作業時に移動手段によって付勢手段の付勢力に抗
して縮小させてサイドフレーム側に格納できると共に、
昇,降時には付勢手段の付勢力によってサイドフレーム
から突出させて大きく伸長させることができ、作業時に
可動ステップが損傷するのを防止しつつ、昇,降時の転
落事故等を防止して安全性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による昇降用ステップを示す図1
6と同様位置の横断面図である。
【図2】図1中の昇降用ステップを示す図1中の矢示II
−II方向から見た縦断面図である。
【図3】第2の実施例による昇降用ステップを示す図1
6と同様位置の横断面図である。
【図4】図3中の昇降用ステップの要部を拡大して示す
横断面図である。
【図5】図3中の昇降用ステップの可動ステップを伸長
させた状態を示す横断面図である。
【図6】第3の実施例による昇降用ステップを示す図1
6と同様位置の横断面図である。
【図7】図6中のステップ本体に外部応力が作用してサ
イドフレーム側に縮小した状態を示す図6と同様の横断
面図である。
【図8】第4の実施例による昇降用ステップを示す図1
6と同様位置の横断面図である。
【図9】図8中のステップ本体をサイドフレーム側に格
納した状態を示す図8と同様の横断面図である。
【図10】第5の実施例による昇降用ステップを示す図
16と同様位置の横断面図である。
【図11】図10中のステップ本体をサイドフレーム側
に格納した状態を示す図10と同様の横断面図である。
【図12】第6の実施例による昇降用ステップを示す図
16と同様位置の横断面図である。
【図13】図12中のステップ本体をサイドフレーム側
に格納した状態を示す図12と同様の横断面図である。
【図14】従来技術による油圧ショベルを示す側面図で
ある。
【図15】図14中のトラックフレームの要部と昇降用
ステップとを拡大して示す図14中の矢示XV−XV方向か
ら見た縦断面図である。
【図16】図15中の昇降用ステップを拡大して示す図
15中の矢示 XVI−XVI 方向から見た横断面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 9 トラックフレーム 10 センタフレーム 12,41,51,61,71 サイドフレーム 13 アイドラ(遊動輪) 14 スプロケット(駆動輪) 18 履帯 21,31,42,52,62,72 昇降用ステップ 22,32 固定ステップ 23,33 可動ステップ 24 蝶番(連結手段) 34 連結ピン(連結手段) 43,55,63,75 ステップ本体 45,65,76 コイルばね(付勢手段) 53 チューブ 54 ピストン 56,57 給排配管 66 電磁石(移動手段) 73 チューブ(移動手段) 74 ピストン(移動手段) 77 給排配管(移動手段) C,D,E 油室(室)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回可
    能に設けられた上部旋回体とを備え、前記下部走行体を
    センタフレームの両側にサイドフレームを有するトラッ
    クフレームと、該トラックフレームの各サイドフレーム
    に駆動輪と遊動輪を介して巻装された履帯と、前記サイ
    ドフレームに設けられ、前記上部旋回体に昇降するため
    の昇降用ステップとから構成してなる装軌式作業機にお
    いて、前記昇降用ステップは、前記サイドフレームに設
    けられ、その先端側がトラックフレームの幅方向に伸長
    した固定ステップと、該固定ステップの先端側に設けら
    れた可動ステップと、前記固定ステップと該可動ステッ
    プとの間に設けられ、該可動ステップを固定ステップ側
    に格納可能に連結する連結手段とから構成したことを特
    徴とする装軌式作業機。
  2. 【請求項2】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回可
    能に設けられた上部旋回体とを備え、前記下部走行体を
    センタフレームの両側にサイドフレームを有するトラッ
    クフレームと、該トラックフレームの各サイドフレーム
    に駆動輪と遊動輪を介して巻装された履帯と、前記サイ
    ドフレームに設けられ、前記上部旋回体に昇降するため
    の昇降用ステップとから構成してなる装軌式作業機にお
    いて、前記昇降用ステップは、基端側が前記サイドフレ
    ーム内に進入し、先端側が該サイドフレームに対してト
    ラックフレームの幅方向に伸長,縮小自在に設けられた
    ステップ本体と、該ステップ本体の基端側に位置して該
    ステップ本体を所定の付勢力をもって伸長方向に常時付
    勢する付勢手段とから構成したことを特徴とする装軌式
    作業機。
  3. 【請求項3】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回可
    能に設けられた上部旋回体とを備え、前記下部走行体を
    センタフレームの両側にサイドフレームを有するトラッ
    クフレームと、該トラックフレームの各サイドフレーム
    に駆動輪と遊動輪を介して巻装された履帯と、前記サイ
    ドフレームに設けられ、前記上部旋回体に昇降するため
    の昇降用ステップとから構成してなる装軌式作業機にお
    いて、前記昇降用ステップは、前記サイドフレーム内に
    設けられた筒状のチューブと、該チューブ内を2つの室
    に画成すると共に軸方向に移動可能に挿嵌されたピスト
    ンと、基端側が該ピストンに連結され、先端側が前記サ
    イドフレーム外に突出してトラックフレームの幅方向に
    伸長したステップ本体と、前記各室内に連通し、該各室
    内に流体を給,排する給排配管とから構成したことを特
    徴とする装軌式作業機。
  4. 【請求項4】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回可
    能に設けられた上部旋回体とを備え、前記下部走行体を
    センタフレームの両側にサイドフレームを有するトラッ
    クフレームと、該トラックフレームの各サイドフレーム
    に駆動輪と遊動輪を介して巻装された履帯と、前記サイ
    ドフレームに設けられ、前記上部旋回体に昇降するため
    の昇降用ステップとから構成してなる装軌式作業機にお
    いて、前記昇降用ステップは、基端側が前記サイドフレ
    ーム内に進入し、先端側が該サイドフレームからトラッ
    クフレームの幅方向に伸長,縮小自在に突出したステッ
    プ本体と、該ステップ本体の基端側に位置して該ステッ
    プ本体を常時伸長方向に付勢する付勢手段と、前記サイ
    ドフレーム内に位置して該付勢手段の付勢力に抗してス
    テップ本体を縮小方向に移動する移動手段とから構成し
    たことを特徴とする装軌式作業機。
JP26670192A 1992-09-09 1992-09-09 装軌式作業機 Pending JPH0687380A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5933520A (en) * 1994-03-25 1999-08-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
JP2013002209A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Kcm:Kk 産業用車両のステップ及び産業用車両
JP2015021272A (ja) * 2013-07-18 2015-02-02 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械のキャットウオーク

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