JPH0687295A - 画像消去機構付き電子黒板装置 - Google Patents

画像消去機構付き電子黒板装置

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JPH0687295A
JPH0687295A JP3354593A JP3354593A JPH0687295A JP H0687295 A JPH0687295 A JP H0687295A JP 3354593 A JP3354593 A JP 3354593A JP 3354593 A JP3354593 A JP 3354593A JP H0687295 A JPH0687295 A JP H0687295A
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electronic blackboard
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Pending
Application number
JP3354593A
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English (en)
Inventor
Noboru Otaki
登 大瀧
Joshi Tadokoro
譲司 田所
Hiroyuki Inoue
弘之 井上
Hideichiro Ogata
秀一郎 尾形
Yasushi Nakasone
靖 中曽根
Kazuyoshi Yoshida
一義 吉田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実に画像消去が可能な画像消去機構付き電
子黒板装置を提供する。 【構成】 ブレード5はそのエッジ部5aが筆記媒体1
に圧接され、筆記媒体1が走行することで筆記媒体1表
面上に付着したインクがエッジ部5aにより剥離され
る。ブレード5が取り付けられたブレード取付板16は
スタッド18を中心に回転可能となるようにブレード回
動板17に取り付けられており、ブレード5は筆記媒体
1に対して回転可能で、ブレード5は筆記媒体1に対し
て均一に圧接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の書き込まれる筆
記媒体を備えるとともに、筆記媒体に書き込まれた画像
を消去可能な画像消去機構付き電子黒板装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像消去機構付き電
子黒板装置に関する技術が開示されており、例えば本出
願人がすでに開示した特願平3−153287号があ
る。図9はこのような従来の画像消去機構付き電子黒板
装置の要部を示す斜視図である。
【0003】図において、1は無端状の筆記媒体で、こ
の筆記媒体1の表面は、平滑性のよいアクリル樹脂のコ
ーティングやフッソ樹脂膜のラミネートが施されてい
る。2,3は互いが平行に配置された2本のローラで、
このローラ2と3との間に前記筆記媒体1が掛け渡され
ている。2a,3aは前記ローラ2,3の軸で、軸2a
が図示しないモータ等から構成される駆動手段と接続さ
れており、これらローラ2,3と図示しない駆動手段か
ら筆記媒体駆動部4が構成されている。そして図示しな
い駆動手段からの駆動力を軸2aが受けてローラ2が回
転することで筆記媒体1が矢印A方向に走行する。
【0004】5はウレタンゴム等の弾性体で作られたブ
レードで、このブレード5は筆記媒体1の走行方向に対
して交する方向に延在し、長手方向において筆記媒体1
の幅方向、すなわち矢印B−B′方向の長さとほぼ同等
の長さを有する板状である。6はブレード5が取り付け
られたブレード取付板、7,8は支持板で、この支持板
7,8のそれぞれ一端が、前記ブレード取付板6の両端
に固定されている。
【0005】7a,8aは支持板7,8の中央部に固着
された回動軸で、支持板7,8からそれぞれ外向きに突
出するように固着されており、この回動軸7a,8aは
図示しないフレームに回転自在に軸支されている。9は
支持板7,8のそれぞれ他端の間に取り付けられた連結
棒で、これらブレード取付板6、支持板7,8、回動軸
7a,8a及び連結棒9によりブレード回動手段10が
構成されており、支持板7,8はそれぞれ回動軸7a,
8aを中心に回転可能であるので、ブレード5は筆記媒
体1に対して接近、離間する方向に移動可能となってい
る。
【0006】11は図示しないフレームに固着されたソ
レノイドで、プランジャ11aが前記連結棒9の中央部
に回転自在に取り付けられている。12,13はスプリ
ングで、このスプリング12,13のそれぞれ一端は支
持板7,8の一端にかけられ、他端はフレームにかけら
れており、ブレード5、ブレード5を装着したブレード
回動手段10、スプリング12,13及びソレノイド1
1よりブレード接離手段14が構成されている。
【0007】ソレノイド11が駆動されていない状態に
おいては、支持板7,8はスプリング12,13により
回動軸7a,8aを支点に矢印C方向に回転して、ブレ
ード5が筆記媒体1から離れる。また、ソレノイド11
が駆動されると、スプリング12,13に抗して支持板
7,8が回動軸7a,8aを支点に矢印D方向に回転
し、ブレード5が筆記媒体1に圧接される。
【0008】筆記媒体1の裏側には、筆記媒体1に筆記
をする場合やブレード5が筆記媒体1の表面に圧接され
たときの筆記媒体1の撓みを防止するための受け台15
が設けてある。以下、従来の画像消去機構付き電子黒板
装置における画像消去動作について説明する。
【0009】筆記解体1に筆記された画像を消去する場
合、まず図示しないソレノイド駆動回路によりソレノイ
ド11に通電すると、ソレノイド11はプランジャ11
aを吸引し、これにより支持板7,8が回動軸7a,8
aを支点に矢印D方向に回転してブレード5のエッジ部
が筆記媒体1に圧接される。次に図示せぬモータ駆動回
路により図示しないモータを駆動すると、その駆動力が
軸2aに伝達され、ローラ2が回転して筆記媒体1が矢
印A方向に走行する。
【0010】筆記媒体1が走行することで、筆記媒体1
にフェルトペン等の筆記具により筆記されて筆記媒体1
表面上に付着した画像インク60(以後インク60と記
す)は筆記媒体側から剥離剤60a、顔料60bを含ん
だ樹脂膜60cからなり、ブレード5のエッジ部5aに
よって剥離されて画像消去される。所定の範囲の画像消
去が終了すると、図示しないモータの駆動を停止するこ
とで筆記媒体1の走行を停止させる。さらにソレノイド
11への通電を停止することでプランジャ11aが解放
され、これによりスプリング12,13によって支持板
7,8が回動軸7a,8aを支点に矢印C方向に回転
し、ブレード5のエッジ部5aは筆記媒体1から離れ、
画像消去動作が終了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の画像消去機構付き電子黒板装置であると、筆記
媒体の表面に薄く付着していたり長期間消去されずに書
き込まれていた筆記媒体表面上のインクは完全に剥離す
ることができず、未消去部分が残るといる問題がある。
【0012】また、ブレードはある程度の長さあるた
め、画像消去時に弾性を有するブレードのエッジ部を筆
記媒体の表面全体に均一に圧接させることが難しく、圧
接力に差がでると圧接力の強いところは良好に消去でき
るが圧接力の弱いところは完全に消去できなくなり、筆
記媒体表面に未消去部分が残るという問題がある。従
来、これを解決するためには、ブレード接離手段を構成
する各部品の寸法精度と組み立て精度を向上させ、さら
に受け台をブレードのエッジ部と平行に配置させるため
に組み立て精度を向上させる必要があり、このためコス
トが上昇するという問題がある。
【0013】本発明は、以上述べたように筆記媒体の表
面に未消去部分が残ったり、これを解消するためにコス
トが上昇するという問題を解決するためになされたもの
である。すなわち、本発明は、各部品の精度にたよらず
確実に画像消去が可能な画像消去機構付き電子黒板装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、筆記媒体との相対移動方向に対して交す
る方向に延在し、弾性を有するブレードのエッジ部を筆
記媒体の表面に押し当てて、ブレードと筆記媒体との相
対移動により筆記媒体表面上の画像を消去する画像消去
機構付き電子黒板装置において、前記ブレードを長手方
向の中央を中心に筆記媒体に対して回転可能に支持する
手段を設けたものである。
【0015】また、前記ブレードを複数に分割し、それ
ぞれのブレードを長手方向の中央を中心に筆記媒体に対
して回転可能に支持する手段を設けることとしてもよ
い。さらに、本発明は、ブレードと筆記媒体との相対移
動により筆記媒体表面上の画像を消去する画像消去機構
付き電子黒板装置において、ブレードは第1及び第2の
ブレードからなり、筆記媒体に向って観音開き状に設け
たものである。
【0016】
【作用】上述した構成を有する本発明は、ブレードを筆
記媒体に圧接するとともに筆記媒体とブレードとを相対
移動させると、ブレードのエッジ部により筆記媒体表面
上に付着したインクが剥離される。このとき、ブレード
が筆記媒体に対して回転可能であるので、常にブレード
のエッジ部全体が筆記媒体に均一に圧接される。
【0017】また、筆記媒体に対して観音開き状となる
ように第1及び第2のブレードを設けて、第1のブレー
ドでインクを拭き取り、第2のブレードで拭き残したイ
ンクを剥離して画像消去することで、確実にインクの剥
離が行えるとともに、ブレードと筆記媒体との相対移動
の方向に関係なく画像消去が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。第1実施例 図1は本発明の第1実施例を示す画像消去機構付き電子
黒板装置の斜視図である。図において、1は無端状の筆
記媒体で、この筆記媒体1の表面は、平滑性のよいアク
リル樹脂のコーティングやフッソ樹脂膜のラミネートが
施されている。
【0019】2はローラで、ここでは図示しないが従来
の技術図9で説明したようにローラ2と平行なローラを
有し、このローラとローラ2との間に筆記媒体1が掛け
渡されている。2aは前記ローラ2の軸で、図示しない
モータ等から構成される駆動手段と接続されている。そ
して図示しない駆動手段からの駆動力を軸2aが受けて
ローラ2が回転することで筆記媒体1が矢印A方向に走
行する。
【0020】5はウレタンゴムやプラスチック等の弾性
体で作られたブレードで、このブレード5は筆記媒体1
の幅方向、すなわち矢印B−B′方向の長さとほぼ同等
の長さを有する板状である。16はブレード5が接着等
により取り付けられたブレード取付板、17はブレード
5が回転可能となるようにブレード取付板16が取り付
けられるブレード回動板、18,19はブレード取付板
16をブレード回動板16に取り付けるためのスタッド
である。
【0021】20a,20bはブレード回動板17の両
端に固着された軸で、この軸20a,20bは図示しな
いフレームに回転可能に支持されている。21は軸20
aを回転中心として軸20aの周囲に形成されたギヤ部
で、モータ22の回転軸に固着されたモータギヤ23と
かみ合っている。24はブレード回動板17の軸20b
側の端部に形成されたセンサレバー部、25はこのセン
サレバー部24を検知するホームセンサであり、モータ
22を回転駆動すると、モータギヤ23によってギヤ部
21が回転することで、軸20a,20bを中心にブレ
ード回動板17が回転してブレード5が筆記媒体1に対
して接近、離間する方向に移動する。そして、ブレード
回動板17の回転により、センサレバー部24がホーム
センサ25を通過し、これをホームセンサ25が検知す
ることでブレード回動板17の回転角度を検知すること
が可能であり、上記構成要素によりブレード接離手段2
6が構成される。
【0022】図2は第1実施例におけるブレード接離手
段の要部構成を示す斜視図であり、16aはブレード取
付板16の中央部にあけられた丸穴で、この丸穴16a
にスタッド18が挿入される。16bは丸穴16aを挟
んでブレード取付板16の左右両側にあけられた小判穴
で、この小判穴16bにスタッド19が挿入される。
【0023】17aは前記丸穴16a及び小判穴16b
に対応してブレード回動板17にあけられたはめあい穴
である。図3は図1のZ−Z′断面図であり、スタッド
18(ここでは図示しないがスタッド19も同様)は、
スタッド18においては丸穴16aの径より大きな径、
スタッド19においては小判穴16bの短手方向の幅よ
り大きな径を有するフランジ部18a,19aと、スタ
ッド18においては丸穴16aの径より少し小さな径、
スタッド19においては小判穴16bの短手方向の幅よ
り少し小さな径を有する軸部18b,19bと、この軸
部18b,19bより細い径の先端部18c,19cと
からなる段付き構造で、丸穴16aに挿入されたスタッ
ド18の先端部18c及び小判穴16bに挿入されたス
タッド19の先端部19cがそれぞれこのはめあい穴1
7aに圧入、固着されている。
【0024】これにより、ブレード取付板16及びこれ
に取り付けられたブレード5は、ブレード回動板17に
対して、中央のスタッド18を中心に、小判穴16aの
中をスタッド19が移動できる分だけ矢印F,G方向に
回転できるようになっている。なお、スタッド18,1
9の軸部18b,19bの高さは、上記したブレード取
付板16の回転を妨げずかつブレード取付板16ががた
つかない程度に設定されている。
【0025】以下、本実施例において筆記媒体1の表面
にフェルトペン等で筆記されたインクを消去する動作に
ついて説明する。まずモータ22を矢印a方向に回転さ
せることでギヤ部21は矢印b方向に回転し、これによ
りブレード回動板17が軸20a,20bを中心に矢印
b方向に回転してブレード5のエッジ部5aは筆記媒体
1に圧接され、図3に示すように弾性を有するブレード
5が少したわむようにする。
【0026】このとき、ホームセンサ25がセンサレバ
ー部24を検知してモータ22の駆動が停止される。こ
こで、ブレード5は、このブレード5が取り付けられた
ブレード取付板16が、ブレード取付板16の中央に位
置するスタッド18を中心に矢印F及びG方向に回転可
能であるので、ブレード5の筆記媒体1に対する圧接力
はブレード5の長手方向全域にわたり均一となる。
【0027】この状態で、図示せぬモータ駆動回路によ
り図示しないモータを駆動すると、その駆動力が軸2a
に伝達され、ローラ2が回転して筆記媒体1が矢印A方
向に走行する。筆記媒体1が走行することで、筆記媒体
1上のインクはブレード5のエッジ部5aによって剥離
されて画像消去される。所定の範囲の画像消去が終了す
ると、図示しないモータの駆動を停止することで筆記媒
体1の走行を停止させる。そしてモータ22を前記と逆
方向に回転させることでブレード5は筆記媒体1から離
れ、画像消去動作が終了する。
【0028】第2実施例 図4は第2実施例を示す画像消去機構付き電子黒板装置
の斜視図である。この第2実施例は、第1実施例におい
てブレード5が筆記媒体1の幅方向の長さとほぼ同じ長
さを有する1枚であったのに対し、このブレードを複数
個(第2の実施例においては3枚)に分割し、それぞれ
のブレードを回転可能としたものである。
【0029】5A,5B,5Cはブレードで、それぞれ
ブレード取付板16A,16B,16Cに取り付けられ
ている。ブレード取付板16Aは中央に位置するスタッ
ド18Aとこのスタッド18Aを挟んで左右両側に位置
するスタッド19Aによりブレード回動板17に取り付
けられている。
【0030】ここで第1実施例と同様に、スタッド18
Aはブレード取付板16Aにあけられた丸穴に挿入さ
れ、スタッド19Aはブレード取付板16Aにあけられ
た小判穴に挿入されており、これにより、ブレード取付
板16A及びこれに取り付けられたブレード5Aはスタ
ッド18Aを中心に矢印Hあるいは矢印I方向に回転可
能となっている。
【0031】ブレード取付板16B,16Cも同様に、
中央に位置するスタッド18Aとこのスタッド18Aを
挟んで左右両側に位置するスタッド19Aによりブレー
ド回動板17に取り付けられ、スタッド18Aはブレー
ド取付板16B,16Cにあけられた丸穴に挿入され、
スタッド19Aはブレード取付板16B,16Cにあけ
られた小判穴に挿入されており、これにより、ブレード
取付板16B,16C及びこれに取り付けられたブレー
ド5B,5Cはそれぞれスタッド18Aを中心に矢印H
あるいは矢印I方向に回転可能となっている。
【0032】そして、中央に位置するブレード5Bが左
右のブレード5A,5Cと互い違いとなるようにブレー
ド回動板17が形成されており、ブレード5Aとブレー
ド5Bとの間及びブレード5Bとブレード5Cとの間に
筆記媒体1の走行方向において重なり合う部分ができ、
かつ3枚のブレード5A,5B,5Cで筆記媒体1の幅
方向の長さとほぼ同じとなるようにブレード5A,5
B,5Cの長さを設定している。
【0033】第2実施例において、画像消去動作につい
ては第1実施例と同様であるのでここではその説明を省
略するが、第2実施例の如くブレードを複数枚に分割
し、それぞれを回転可能とすることで、第1実施例に比
較して筆記媒体1に対する圧接力はさらに均一となる。
なお、第1及び第2実施例においては筆記媒体が無端状
のものについて説明したが、一方のローラから筆記媒体
を繰り出し、これを他方のローラで巻き取る構造のもの
であってもよい。また、第1及び第2実施例においては
筆記媒体を走行させることとしたが、筆記媒体を固定
し、ブレードを走行させる構造であってもよいことは明
白である。
【0034】第3実施例 図5は本発明の第3実施例を示す画像消去機構付き電子
黒板装置の斜視図である。
【0035】図において、31はフェルトペン等の筆記
具により筆記可能でかつ筆記した画像を消去可能な長尺
状の筆記媒体、32はこの筆記媒体31のほぼ1画面分
の大きさを持つ受け台、33は筆記媒体31の繰り出し
及び巻き取りを行う第1のローラ、34は第1ローラ3
3同様に筆記媒体31の繰り出し及び巻き取りを行う第
2のローラである。
【0036】筆記媒体31は第1のローラ33及び第2
のローラ34に数画面分巻かれており、1画面分受け台
32上に引き出されている。ここでは図示しないが、第
1のローラ33と第2のローラ34をそれぞれ回転させ
るモータが備えられ、第1のローラ33を回転させるモ
ータを駆動すると筆記媒体1は第1の駆動ローラ33に
巻き取られて矢印J方向に走行し、第2のローラ34を
回転させるモータを駆動すると筆記媒体1は第2の駆動
ローラ34に巻き取られて矢印K方向に走行する。
【0037】35は板状の第1のブレードで、ゴム、プ
ラスチック等からなり弾性を有しており、この第1のブ
レード35の長手方向の長さは筆記媒体31の幅方向の
長さとほぼ同じである。36は第1のブレード取付板
で、第1のブレード35が短手方向において所定量はみ
出るように接着等により取り付けられている。
【0038】37a,37bは第1のブレード取付板3
6の回転の中心となる軸、38は軸37aが回転の中心
となるように軸37aの回りの形成されたギヤ部であ
る。39は筆記媒体31の媒体面に垂直な方向に対して
第1のブレード31と対称となるように第1のブレード
35と対向配置される第2のブレードで、第1のブレー
ド35と同様に板状で、かつゴム、プラスチック等から
なる弾性体で、この第2のブレード39の長手方向の長
さも筆記媒体31の幅方向の長さとほぼ同じである。す
なわち、第1及び第2のブレードは筆記媒体に押し付け
る一端部間を他端部間より狭くなる八の字状に配置して
ある。
【0039】40は第2のブレード取付板で、第2のブ
レード39が短手方向において第1のブレード35と同
量はみ出るように接着等により取り付けられている。4
1a,41bは第2のブレード取付板40の回転の中心
となる軸、42は軸41aが回転の中心となるように軸
41aの回りの形成されたギヤ部である。43はギヤ部
42とかみ合うモータギヤ、44はモータギヤ43が回
転軸に固着されたモータ、45はギヤ部42とかみ合う
アイドルギヤ、46はギヤ部38とアイドルギヤ45と
かみ合うアイドルギヤである。
【0040】47は第2のブレード取付板40の軸41
b側に形成されたセンサレバー部、48はこのセンサレ
バー部47を検知することで第1のブレード35及び第
2のブレード39の位置を検知するためのホームセンサ
で、上記各構成要素によりブレード接離手段49が構成
される。そして、モータ44が回転することで、モータ
ギヤ43からギヤ部42に駆動力が伝達されて第2のブ
レード取付板40が軸41a,41bを中心に回転する
とともに、ギヤ部42からアイドルギヤ45,46を経
てギヤ部38にも駆動力が伝達されて、第1のブレード
取付板36が軸37a,37bを中心に回転する。これ
により、第1のブレード35及び第2のブレード39は
一端部のエッジを筆記媒体31に対して接近、離間する
方向に移動する。
【0041】図6は第3実施例の画像消去機構付き電子
黒板装置の制御系を示すブロック図である。51はマイ
クロプロセッサ等から構成されメモリを有する制御回路
で、この制御回路51に以下に示す構成要素が接続され
て装置全体を制御する。52はモータ駆動回路Aで、こ
のモータ駆動回路A52は第1のローラ33を回転駆動
する第1のモータ53を駆動する回路である。
【0042】54はモータ駆動回路Bで、このモータ駆
動回路B54は第2のローラ34を回転駆動する第2の
モータ55を駆動する回路である。56はモータ駆動回
路Cで、このモータ駆動回路C56は、図5に示す第1
のブレード35及び第2のブレード39を回転させるモ
ータ44を駆動する回路である。
【0043】57はセンサドライバ/レシーバで、この
センサドライバ/レシーバ57はホームセンサ48をド
ライブするとともに、ホームセンサ48の検知信号をレ
シーブする回路である。58は現ページ消去キー、59
は全ページ消去キーで、現ページ消去キー58は、後述
するように第1のブレード35及び第2のブレード39
により筆記媒体31上の画像を消去する際に、受け台3
2上に出ている画面の画像を消去する場合に操作者が押
すキー、全ページ消去キー59は筆記媒体31上すべて
の画像を消去する場合に操作者が押すキーである
【0044】図7は第3実施例における画像消去時の動
作を示す断面矢視図である。図7(a)は消去動作前を
示しており、図7(b)は消去動作中を示している。以
下、第3実施例における画像消去動作について説明す
る。まず、電源投入直後はモータ駆動回路C56により
モータ44を駆動し、ホームセンサ48がセンサレバー
部47を検出したことを制御回路51が認識すると、モ
ータ駆動回路C56を介してモータ44の駆動を停止す
る。このとき、第1のブレード35及び第2のブレード
39は図7(a)に示すように受け台32と平行な位置
関係にあり、第1のブレード35及び第2のブレード3
9とも筆記媒体31と接触していない。そして、この位
置を第1のブレード35及び第2のブレード39のホー
ムポジションとしており、通常は第1のブレード35及
び第2のブレード39はこの位置にある。
【0045】現ページ消去キー58が押され、制御回路
51が該押下を認識すると、モータ駆動回路A52を介
して第1のモータ53を駆動することにより第1のロー
ラ33を回転させて筆記媒体31を第1のローラ33に
巻き取り矢印J方向に走行させ、受け台32上にある1
画面分の長さの筆記媒体31を第1のローラ33に巻き
取る。この1画面分の筆記媒体を巻き終えたらモータ駆
動回路A52を介して第1のモータ53を止める。
【0046】次にモータ駆動回路C56を介してモータ
44を駆動し、モータギヤ43を矢印c方向に回転させ
る。モータギヤ43が矢印c方向に回転すると、ギヤ部
42が矢印d方向に回転するとともに、アイドルギヤ4
5が矢印e方向に回転し、アイドルギヤ46が矢印f方
向に回転して、ギヤ部38が矢印g方向に回転する。こ
れにより図7(b)に示すように、第1のブレード35
のエッジ部35aと第2のブレード39のエッジ部39
aが筆記媒体31に圧接される。この状態でモータ駆動
回路B54を介して第2のモータ55を駆動することに
より第2のローラ34を回転させて筆記媒体31を第2
のローラ34に巻き取り矢印K方向に走行させる。
【0047】図8は第1及び第2のブレードによって、
インクの剥離状態を示す要部拡大図で、筆記媒体31上
にマーカ等の筆記具により書き込まれて付着したインク
60は先ず第1のブレード35のエッジ部35aによっ
てほとんどの樹脂膜60cが拭き取られ、次いで第1の
ブレード35で拭き残された顔料60b及び剥離剤60
aを第2のブレード39のエッジ部39aによって完全
に削り取られる。このように片方のブレードにより樹脂
膜60cを拭き取り、もう一方のブレードのエッジによ
り剥離剤60aを中心にして削り取るようにしている。
【0048】一頁分の画像の消去が完了すると、制御回
路51はモータ駆動回路B5を介して第2のモータ55
の駆動を停止することにより、画像消去動作を終了す
る。以上のようにして現ページ消去キー58を押下する
と受け台32上にあった1画面分の筆記媒体31の画面
は一度第1のローラ33に巻き取られた後、次に、画面
上の画像を消去しながら再び受け台32上に戻される。
また、全ページ消去キー59を押下すると、すべてのペ
ージの画像が消去される。ここで、全ページの消去動作
は、第1頁まで筆記媒体31を戻してから画像消去動作
に入り、最終頁で消去終了としてもよいし、さらに最終
頁から第1頁までもう一度消去動作をしてから消去終了
すれば、2度消去動作が行われることになってより確実
な消去が可能である。
【0049】また、全ページ消去動作は現ページから画
像消去動作に入り最終頁まで消去し、引き続き第1頁ま
で消去し、さらに現ページまで消去して消去終了として
もよく、この場合も2度消去動作が行われることになっ
て、より確実な消去が可能である。
【0050】第4実施例 第4実施例の構成要素は第3実施例と同じであり、両者
の異なるところは筆記媒体に押し付けるエッジを有する
一端部の押付量及び押付角である。
【0051】図9は第4実施例の消去動作前の状態を示
す説明図であり、図10は第4実施例の消去動作時の状
態を示す説明図である。第3実施例で示した図7(a)
と比較して判るように、消去動作前の第1のブレード3
5の一端部は筆記媒体31に対して第2のブレード39
の一端部より予め決められた寸法L近づけて配置してあ
る。また、筆記媒体31に対する第1のブレード35、
第2のブレード39の押付角θ1 (0°<θ1 <90
°),θ2 (0°<θ2 <90°)は図10に示すよう
にθ1 >θ2 の関係を有する。
【0052】次に動作について図11,12をも加えて
説明する。図11は第1のブレードのエッジ部押付量及
び押付角の説明図であり、図12は第2のブレードのエ
ッジ部押付量及び押付角の説明図である。
【0053】モータギヤ43が図9に示すように矢印c
方向へ所定量回転すると、ギヤ部42,38もそれぞれ
矢印d,g方向へ所定量回転する。第1のブレード35
のエッジ部35aは筆記媒体31に対して第2のブレー
ド39のエッジ部39aよりも寸法L接近して設けてあ
るので、筆記媒体31から受ける垂直抗力N1 ,N2
1 >N2 となる。これにより筆記媒体31を矢印K方
向に走行させたとき、第1のブレード35は筆記媒体3
1となす角度の鋭角側(θ1 )で筆記媒体31上のイン
ク画像60を強く拭き取ることができ、エッジ部35a
と筆記媒体面との間に顔料60c等のインク粒子が入り
込む量を少なくし、筆記媒体31とブレードとの交わる
鈍角側(180°−θ2 )の第2のブレード39で削り
取らなければならない前記インク粒子の量を減らすこと
ができる。
【0054】このため、第2のブレードの押付量は、い
わゆる筆記媒体のめくれ現象を起こさない程度に小さく
しても前記インク粒子を削り取れる。その垂直抗力N2
は非常に小さくとれる。(N1 >N2 )。この第2のブ
レード39としては第3の実施例に較べ非常に弱い力で
圧接することが可能となる。これにより第2のブレード
39はビビリ振動もせず、従って装置全体に伝わって引
き起こされる騒音も発生しない。
【0055】なお、第1のブレード35を強い力で筆記
媒体31に圧接しても筆記媒体31は矢印K方向に走行
されるので、第1のブレード35が筆記媒体1から受け
る垂直抗力N1 と、第1のブレード35と筆記媒体31
の摩擦力F1 の合成抗力R1は第1のブレード35を筆
記媒体31から引き離す方向となる。このため第1のブ
レード35はビビリ振動するまでには至らない。
【0056】なお第1のブレード35の圧接角θ1 は4
5°より大きく90°より小さい範囲に設定することに
より必ず面ではなくエッジ部35aが筆記媒体に当接す
るようにすると押付量を大きくしても摩擦力F1 は小さ
くて第2のモータ55の負担を軽減させることができ
る。
【0057】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下に記載される効果を奏する。ブレードを長
手方向の中央を中心に筆記媒体に対して回転可能に支持
する手段を設けたことにより、各部品の精度に頼ること
なくブレードのエッジ部を筆記媒体に対して均一に圧接
できるようになり、コストを上昇させずに確実に画像消
去を行うことができる。また、ブレードを複数に分割
し、それぞれのブレードを長手方向の中央を中心に筆記
媒体に対して回転自在に支持する手段を設けたことによ
り、一体のブレードより圧接力はさらに均一となる。ま
た、筆記媒体に対して第1のブレード、第2のブレード
の八の字状に押し付けるようにしたことにより、第1の
ブレードでほとんどの画像インクが拭き取られ、第2の
ブレードで残りの画像インクを削り取るので長期間にわ
たり書き込まれていたインクでも確実に剥離できる。ま
た、筆記媒体に対する第1のブレードの押付量を第2の
ブレードより多くし、押付角も大きくしたことにより筆
記媒体のめくれ現象を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の要部斜視図である。
【図3】図1のZ−Z断面矢視図である。
【図4】第2実施例を示す斜視図である。
【図5】第3実施例を示す斜視図である。
【図6】第3実施例の制御ブロック図である。
【図7】第3実施例の動作を示す断面図である。
【図8】インクの剥離状態を示す拡大図である。
【図9】第4実施例の消去動作前の状態を示す説明図で
ある。
【図10】第4実施例の消去動作時の状態を示す説明図
である。
【図11】第1のブレードのエッジ部押付量と押付角の
説明図である。
【図12】第2のブレードのエッジ部押付量と押付角の
説明図である。
【図13】画像の構成を示す断面図である。
【図14】従来の電子黒板装置の斜視図である。
【符号の説明】
1,31 筆記媒体 5 ブレード 5a,35a,39a エッジ部 16 ブレード取付板 17 ブレード回動板 18 スタッド 35 第1のブレード 39 第2のブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾形 秀一郎 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 中曽根 靖 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 吉田 一義 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記媒体との相対移動方向に対して交す
    る方向に延在し、弾性を有するブレードのエッジ部を筆
    記媒体の表面に押し当てて、ブレードと筆記媒体との相
    対移動により筆記媒体表面上の画像を消去する画像消去
    機構付き電子黒板装置において、 前記ブレードを長手方向の中央を中心に筆記媒体に対し
    て回転自在に支持する手段を設けたことを特徴とする画
    像消去機構付き電子黒板装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレードを複数に分割し、それぞれ
    のブレードを長手方向の中央を中心に筆記媒体に対して
    回転自在に支持する手段を設けた画像消去機構付き電子
    黒板装置。
  3. 【請求項3】 筆記媒体との相対移動方向に対して交す
    る方向に延在し、弾性を有するブレードの一端部のエッ
    ジを筆記媒体の表面に押し当てて、ブレードと筆記媒体
    との相対移動により筆記媒体表面上の画像を消去する画
    像消去機構付き電子黒板装置において、 前記ブレードは第1及び第2のブレードからなり、画像
    に先に当接する方を第1のブレードとし、第1及び第2
    のブレードの一端部間を他端部間より狭くして筆記媒体
    の表面に押し当てるように配置したことを特徴とする画
    像消去機構付き電子黒板装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のブレードの一端部は筆記媒体
    に対して第2のブレードの一端部より近づけて配置した
    請求項3記載の画像消去機構付き電子黒板装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のブレードの筆記媒体
    に対する押付角をθ1 (0°<θ1 <90°),θ
    2 (0°<θ2 <90°)とし、θ1 ,θ2 がθ1 >θ
    2 である請求項4記載の画像消去機構付き電子黒板装
    置。
JP3354593A 1992-07-21 1993-02-23 画像消去機構付き電子黒板装置 Pending JPH0687295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3354593A JPH0687295A (ja) 1992-07-21 1993-02-23 画像消去機構付き電子黒板装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19404292 1992-07-21
JP4-194042 1992-07-21
JP3354593A JPH0687295A (ja) 1992-07-21 1993-02-23 画像消去機構付き電子黒板装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0687295A true JPH0687295A (ja) 1994-03-29

Family

ID=26372257

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3354593A Pending JPH0687295A (ja) 1992-07-21 1993-02-23 画像消去機構付き電子黒板装置

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JP (1) JPH0687295A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879379A (en) * 1986-09-19 1989-11-07 Yoshinori Kidani Novel platinum-steroid complexes
US6379001B1 (en) 1999-02-26 2002-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus, and ink and image erasing method for use in the apparatus
CN114654927A (zh) * 2022-03-31 2022-06-24 无锡职业技术学院 一种视觉传达设计用手绘板

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6379001B1 (en) 1999-02-26 2002-04-30 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus, and ink and image erasing method for use in the apparatus
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