JPH0687228U - 薄肉金属容器 - Google Patents

薄肉金属容器

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JPH0687228U
JPH0687228U JP3440093U JP3440093U JPH0687228U JP H0687228 U JPH0687228 U JP H0687228U JP 3440093 U JP3440093 U JP 3440093U JP 3440093 U JP3440093 U JP 3440093U JP H0687228 U JPH0687228 U JP H0687228U
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JP
Japan
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metal container
container
thin metal
top plate
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP3440093U
Other languages
English (en)
Inventor
睦巳 原田
Original Assignee
睦巳 原田
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Publication date
Application filed by 睦巳 原田 filed Critical 睦巳 原田
Priority to JP3440093U priority Critical patent/JPH0687228U/ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器の使用後の廃棄時に、その容積を専用圧
縮機を用いることなく容易に縮小し得る薄肉金属容器を
提供すること。 【構成】 筒状の胴部2と、該胴部2の上端開口及び下
端開口を各々閉塞する天板3及び底板4と、前記天板3
に設けられた開け口9とを有する薄肉金属容器1におい
て、上記筒状胴部2の壁面を、その軸線方向からの外力
によって容易に変形する蛇腹形状2a,2bのものとし
た薄肉金属容器とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、薄肉金属容器に関し、特に使用後の廃棄時に、その容積を容易に縮 小し得る薄肉金属容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、清涼飲料、果実飲料或いは酒類等を入れるための薄肉金属容器が存 在する。かかる薄肉金属容器101は、図5に示したように円筒状の胴部102 と、該胴部102の上端開口及び下端開口を各々閉塞する天板103、及び底板 104を有し、上記天板103には、該天板103にその蝶番耳片105の部分 においてリベット106により固定されたレバータブ片107が存在し、該レバ ータブ片107を持ち上げることにより破れる刻み目108で囲まれた開け口1 09が形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した構造の薄肉金属容器によると、該容器101の胴部1 02は、上記したように応力集中の起きにくい円筒状となっているため、該容器 に入れられた清涼飲料等の液体を飲み干し、廃棄する際、その容積は容易に外力 によって縮小し得るものではなく、ゴミとして嵩張り、ゴミ箱から直ちに溢れて その周辺に散乱し、美観をそこねると言う課題を有していた。
【0004】 また、このような薄肉金属容器のために専用圧縮機も開発され、その容積を縮 小することにより集められた空き缶の保管スペース、或いは運送コストの低減を 図ることもなされているが、上記専用圧縮機のコスト、また該圧縮機による圧縮 作業等の手間を考慮すると、従来の薄肉金属容器は経済的な面においても課題を 有していた。
【0005】 本考案は、上述した従来の薄肉金属容器が有する課題に鑑み成されたものであ って、その目的は、該容器の使用後の廃棄時に、その容積を専用圧縮機を用いる ことなく容易に縮小し得る薄肉金属容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、筒状の胴部と、該胴部の上端開口及び下 端開口を各々閉塞する天板及び底板と、前記天板に設けられた開け口とを有する 薄肉金属容器において、上記筒状胴部の壁面を、その軸線方向からの外力によっ て容易に変形する蛇腹形状のものとした薄肉金属容器とした。
【0007】
【作用】
上記した本考案にかかる薄肉金属容器によれば、該容器に入れられた清涼飲料 等の液体を飲み干し、廃棄する際、その上下より圧力を加えることにより該胴部 の蛇腹部が容易に縮小方向に変形し、全体としての容積を小さくすることができ る。
【0008】 また、容器の胴部壁面に形成した上記蛇腹形状は、該容器内に入れられた清涼 飲料等の液体を飲む際においては、容器の滑り止めとしての作用を果たすことが できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】 ここで、図1は本考案にかかる薄肉金属容器の斜視図、図2は該容器の平面図 である。また、図3は上記容器の開け口を開放した状態を示す縦断面図、図4は 該容器を圧縮してその容積を縮小した状態を示す縦断面図である。
【0011】 図において、1は薄肉金属容器全体を示し、該容器1は筒状の胴部2と、該胴 部2の上端開口及び下端開口を各々閉塞する天板3、及び底板4とを有し、これ らは、例えば薄肉のアルミニウムにより形成されている。
【0012】 また、上記天板3には、図2に示したように該天板3にその蝶番耳片5の部分 においてリベット6により固定されたレバータブ片7が装着され、該レバータブ 片7を持ち上げることにより破れる刻み目8で囲まれた開け口9が、該天板3に 一体形成されている。
【0013】 さらに、上記筒状胴部2の壁面は、図示したように外方に凸、及び内方に凸の 鈍角(例えば120°程度)な折曲部2a,2bが交互に連なり、全体として蛇 腹形状の筒状胴部2に形成されている。
【0014】 上記のように構成された本考案にかかる薄肉金属容器によれば、該容器1の天 板3に装着された上記レバータブ片7を持ち上げ開け口9を開放し、容器1内に 入れられた清涼飲料等の液体を飲み干した後、該容器1をその上下方向から圧縮 すれば、該圧縮力は胴部2の壁面に形成された上記鈍角な折曲部2a,2bの頂 角部分に折り曲げ力として集中し、比較的弱い圧縮力、例えば手による圧縮、或 いは足による踏みつけ力程度で該胴部2は、図4に示したように容易に縮小方向 に変形し、全体としての容積が小さくなる。
【0015】 また、胴部2の壁面に形成した上記鈍角な折曲部2a,2bは、容器1内に入 れられた清涼飲料等の液体を飲む際においては、容器1の滑り止めとしての作用 を果たすと共に、該容器1に側方からの外力が加わった場合には、胴部2の凹み 等の変形を阻止する補強用リブとしての作用を果たす。
【0016】 以上、本考案の一実施例につき説明したが、本考案は既述の実施例に限定され るものではなく、本考案の技術的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能で ある。
【0017】 例えば、上記実施例においては、胴部2の下端開口を閉塞する底板4を、胴部 2とは別体のものにつき説明したが、胴部2と一体形成された底板4を有する薄 肉金属容器であっても、本考案の対象となる。
【0018】 また、上記実施例において説明した天板3に形成された開け口9の構造は、一 例に過ぎず、例えば上記レバータブ片7が、天板3にではなく刻み目8で囲まれ た開け口9にリベット6により固定され、該開け口9と共にレバータブ片7も天 板3からはぎ取られる構造のものであっても良く、また、入れる物が液体ではな く固体であるため、その開け口9が天板3の略全域を占める、いわゆる缶詰め用 の缶として使用される薄肉金属容器であっても、本考案の対象となる。
【0019】
【考案の効果】
以上、説明した本考案にかかる薄肉金属容器によれば、該容器の使用後の廃棄 時に、その容積を専用圧縮機を用いることなく容易に縮小し得るため、ゴミとし て嵩張ることがなく、該空き缶によって都市の美観を損なうことが少なくなると 共に、その保管スペース及び運送コストの低減をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる薄肉金属容器の一実施例を示し
た斜視図である。
【図2】上記容器の平面図である。
【図3】上記容器の開け口を開放した状態を示す縦断面
図である。
【図4】上記容器を圧縮してその容積を縮小した状態を
示す縦断面図である。
【図5】従来の薄肉金属容器の一例を示した斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 薄肉金属容器 2 筒状胴部 2a 外方に凸の折曲部 2b 内方に凸の折曲部 3 天板 4 底板 5 蝶番耳片 6 リベット 7 レバータブ片 8 破れる刻み目 9 開け口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の胴部と、該胴部の上端開口及び下
    端開口を各々閉塞する天板及び底板と、前記天板に設け
    られた開け口とを有する薄肉金属容器において、上記筒
    状胴部の壁面を、その軸線方向からの外力によって容易
    に変形する蛇腹形状としたことを特徴とする、薄肉金属
    容器。
JP3440093U 1993-06-01 1993-06-01 薄肉金属容器 Pending JPH0687228U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3440093U JPH0687228U (ja) 1993-06-01 1993-06-01 薄肉金属容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3440093U JPH0687228U (ja) 1993-06-01 1993-06-01 薄肉金属容器

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Publication Number Publication Date
JPH0687228U true JPH0687228U (ja) 1994-12-22

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ID=12413143

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JP3440093U Pending JPH0687228U (ja) 1993-06-01 1993-06-01 薄肉金属容器

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