JPH0686944A - 植物繊維質素材の微粉末化方法および装置 - Google Patents

植物繊維質素材の微粉末化方法および装置

Info

Publication number
JPH0686944A
JPH0686944A JP23972492A JP23972492A JPH0686944A JP H0686944 A JPH0686944 A JP H0686944A JP 23972492 A JP23972492 A JP 23972492A JP 23972492 A JP23972492 A JP 23972492A JP H0686944 A JPH0686944 A JP H0686944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dense body
pulverizing
annular space
thickness
volume ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23972492A
Other languages
English (en)
Inventor
Riyuusuke Araki
隆祐 荒木
Hiroshi Yamauchi
洋 山内
Yoshiaki Inada
義明 稲田
Hirosuke Fukuda
博介 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd filed Critical Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Priority to JP23972492A priority Critical patent/JPH0686944A/ja
Publication of JPH0686944A publication Critical patent/JPH0686944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 硅酸質を含有する禾本科植物繊維質素材を、
簡便な操作によって、効率的に微粉末化する方法を提供
することをその目的とする。 【構成】 上記素材を1/8〜1/15の体積比に圧縮
することによって質密体を得、この質密体の厚みを5〜
30mmの厚みとして公知の粉砕機によって微粉末化す
るか、上記質密体を5〜30mmの間隔を隔てて相対移
動する壁間に導入し、素材間に作用する剪断力によって
素材を微粉末化するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、禾本科植物繊維質素
材の微粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】禾本
科植物繊維質素材の代表的なものとしては、稲の籾殻が
あげられ、その意味中には、稲の幹、枝葉(藁)も含ま
れる。かかる禾本科植物繊維質素材は、硅酸質を多く含
有しているがゆえに硬質であるとともに腐食しにくく、
微粉末状とした上、プラスチック、あるいはゴム等の増
量・改質材、動物薬の賦形材、セメント系押し出し成型
建築材の改質材、紙の防滑材、あるいは通気性改質材、
セラミックスの充填材等として工業的に広く利用されて
いる。
【0003】上記禾本科植物繊維質素材は、カサ密度
がたとえば籾殻では約0.1というように非常に小さ
く、繊維組織が堅固でしかも靱性をもっており、素
材表面が固い硅酸質で覆われている、等の特質をもって
いるため、その微粉末化にあたっては、ボールミル、ハ
ンマーミル、カッティングミル、あるいはターボミルな
どの公知のミルを用いた粉砕法をそのまま採用するには
多くの問題がある。
【0004】すなわち、上記の特質のために大容量の
ミルが必要となり、上記の特質のためにミル内のハン
マおよびライナーによる衝撃力が緩和されてしまい、一
度の衝撃による破砕比が2〜3と小さく、粉砕効率が著
しく低くなり、上記の特質のためにミル内の破砕機能
部材の磨耗が著しい、等の問題がある。いずれにして
も、公知の粉砕法では、設備費、動力費、維持費が高騰
するのみならず、効率の面においても満足するべき結果
は得られない。
【0005】また、挽臼等によって微粉末化することも
できるが、効率の面で低劣であり、工業的に微粉末化す
る手段としては到底採用することができない。
【0006】特公昭57−31943号公報には、禾本
化植物繊維質素材の特殊な微粉末化方法が提案されてい
る。同公報に提案された方法は、素材を150〜600
°Cの高温に加熱しつつ1cm2 あたり1〜100トン
の高圧において分子構造を破壊するまで擂潰し、かつ固
結させた後、公知のミルによって微粉末化させるという
ものである。
【0007】しかしながら、上記の方法は、それに用い
る圧縮擂潰機が高温高圧下で使用されるために非常に磨
耗が激しく、また、設備コスト、動力コスト、維持コス
トがいずれも高騰するとともに、かかる方法によって得
られる粉末は、素材の分子構造が破壊されたものであっ
たり、高温加熱によって一部が炭化されたものであった
りすることから、用途が限定される場合がある。
【0008】また、特公昭62−61342号公報に
は、籾殻等の穀物の種子の外皮を微粉末状に粉砕する装
置が提案されている。この装置は、材料を回転スクリュ
によって狭所に押し込む間に材料を磨り潰すことを基本
原理としている。しかしながら、運転条件等の条件設定
のわずかな違いにより、材料が充分に擂潰されずに排出
されたり、粉砕物が装置内で固結化して閉塞してしまっ
たりする問題があり、とりわけ、粉砕後の粒径が概して
大きく、より細かなメッシュの微粉末を得るための装置
としては未だ満足できるものとはいえない。
【0009】本願発明は、上記の事情のもとで考え出さ
れたものであって、禾本科植物繊維質素材を、より簡便
に、かつ効率的により高メッシュに微粉末化する方法を
提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すな
わち、本願の請求項1の発明は、硅酸質を含有する禾本
科植物繊維質素材を微粉末化する方法であって、(a) 上
記素材を1/8〜1/15の体積比に圧縮して厚み5〜
30mmの質密体とするステップ、(b) 上記質密体を、
粉砕機によって粉砕するステップ、を含むことを特徴と
している。
【0011】そして、本願の請求項2の発明は、硅酸質
を含有する禾本科植物繊維質素材を微粉末科する方法で
あって、(a) 上記素材を1/8〜1/15の体積比に圧
縮することによって質密体とするステップ、(b) 上記質
密体を5〜30mmの間隔を隔てて相対移動する壁間に
導入し、素材間に作用する剪断力および摩擦力によって
素材を微粉末化するステップ、を含むことを特徴として
いる。
【0012】さらに、本願の請求項3の発明は、硅酸質
を含有する禾本科植物繊維質素材を微粉末化するための
装置であって、先端に出口孔を有するとともに少なくと
も先端部内面に凹凸を備えるコーン内面状の第一部材
と、上記第一部材の内側に同一軸線をもつように配置さ
れるとともに上記第一部材に対して相対回転し、かつ、
外面に螺旋突条を備えるコーン外面状の第二部材と、を
備え、上記第一部材の内面と上記第二部材の外面とで囲
まれる環状空間の軸直角方向断面積は、基端側入口部に
対して先端出口部が1/8〜1/15に設定されてお
り、かつ、上記環状空間の出口付近の厚みは5〜30m
mに設定されており、第一部材と第二部材との間の環状
空間入口部に投入された上記素材は、上記第二部材の外
面の螺旋突条によって先端側に送られる間に体積比1/
8〜1/15であって厚み5〜30mmの質密体とさ
れ、かつこの質密体は、上記環状空間の先端出口付近に
おける第一部材と第二部材との相対回転に起因して素材
間に作用する剪断力および摩擦力によって微粉末化さ
れ、出口孔から排出されるようにしたことを特徴として
いる。
【0013】
【発明の作用および効果】本願発明は、禾本科植物繊維
質素材がその素材ものものの真比重(1.1 〜1.3)と同程
度となるまで圧縮して質密体とすれば、外力をもって素
材中に平均的な剪断力および摩擦力を作用させて組織を
破砕することができることを見出した上で完成されたも
のである。すなわち、本願の発明者らは、種々の実験の
結果、すでに紹介した特公昭57−31943号公報に
示されているような高圧・高温を作用させなくとも、そ
のままでは嵩高い禾本科植物繊維質素材も真比重程度の
比重となる程度に圧縮して質密体とすれば、粉砕機によ
る微粉末化が充分可能であることを見出したのである。
【0014】籾殻を例にとれば、これをその真比重とな
るまで圧縮することは、材料を1/8〜1/15の体積
にまで圧縮することに相当する。そして、これに要する
圧力は、100〜900kg/cm2 であることが判っ
ており、この圧力は、上記特公昭57−31943号公
報に示されている圧力(1〜100トン)よりも著しく
小さい。
【0015】請求項1の発明方法では、まず、素材を1
/8〜1/15の体積比に圧縮して厚み5〜30mmの
質密体とし、これを公知の粉砕機にかける。この粉砕機
としては、前述のボールミル、ターボミル、ハンマーミ
ル、カッティングミル等がある。この粉砕機にかける前
工程として質密体の厚みを5〜30mmとする理由は、
かかる厚みとしておくことが、粉砕機中で質密体に外力
を作用させて微粉末化する上で、最も効果的であること
が判明したからである。
【0016】次に、請求項2の発明方法は、質密体の形
成と粉砕とを連続的に行うものである。圧縮によって質
密体とされた素材は、そのままの圧力下、5〜30mm
の間隔で相対移動する壁間で素材間に作用する剪断力お
よび摩擦力によって粉砕されるが、間隔が5mmより小
さいと粉砕効率が著しく低下し、また、30mmよりも
大きいと、その全厚みにわたって平均した剪断力が質密
化された素材中に作用せず、結果として微粉末化後の粒
径のばらつきが大きくなり、好ましくない。
【0017】この方法によると、質密体の形成と微粉末
化が一連に行われるため、連続処理が可能となり、ま
た、装置全体が簡略化されたものとなる。そして、請求
項2の発明方法は、たとえば、請求項3に記載した装置
によって実施することができる。
【0018】請求項3の記載事項から判るように、この
装置は、基本的にコーン内面状の第一部材と、コーン外
面状の第二部材とを相対回転可能に組み合わせるだけで
あり、きわめて簡略化されている。このように、本願発
明は、従来例に比較し、硅酸質を含有する禾本科植物繊
維質素材の微粉末化を、簡便かつ効率的に行うことがで
きる。
【0019】
【実施例の説明】以下、本願発明の実施例を、図面を参
照しつつ具体的に説明する。本願発明において微粉末化
の対象となる硅酸質を含有する禾本科植物繊維質素材の
例としては、前述したように、稲の幹および枝葉
(藁)、および種子の外殻、すなわち籾殻があげられ
る。これらの素材は、そのまま、または乾燥処理を施し
た水分10〜20%程度を有するものが好適に用いられ
る。
【0020】本願の請求項1の発明では、微粉末化のた
めの粉砕に先立ち、上記繊維質素材を1/8〜1/15
の体積に圧縮し、厚み5〜30mmの質密体を形成す
る。そのために素材に加えるべき圧力は、図3からわか
るように、100〜900kg/cm2 である。かかる
質密体の形状としては、とくに限定されず、円板状、六
面体状、あるいは円筒状等、任意の形状としてよい。た
とえば、図1に示すように、底面が円形をした上下部材
1,2を組み合わせた圧縮成型機3を用いる場合、円板
状の質密体が得られる。
【0021】上記のように素材を1/8〜1/15の体
積比に圧縮することの意義は、素材の真比重程度に圧縮
するということであり、圧縮が不十分であると素材間に
空隙が生じて粉砕外力を作用させても素材中に充分な剪
断力が作用せず、微粉末化が有効に行われない。また、
体積比1/15以上の圧縮を行おうとしても、圧縮力の
上昇の割には体積を一定以上に小さくすることができ
ず、圧縮のための動力が無駄となって効果的でない。
【0022】また、質密体の厚みは、5〜30mmが適
当であり、それ以下では処理量が著しく低下して効率が
悪化、それ以上では、粉砕の際に全厚みにわたって質密
化された素材に平均した剪断力が作用せず、その結果、
微粉末化後の粒径にバラツキが大きくなる不具合が生じ
る。
【0023】上記のようにして得られた質密体は、前述
のボールミル、ターボミル、ハンマーミル、カッティン
グミル等の公知の粉砕機によって効果的に微粉末化する
ことができる。
【0024】上記の方法は、素材をいったん質密体と
し、その後、この質密体を公知の粉砕機にかけるという
ものであるが、請求項2の方法のように、質密体の形成
と素材の微粉末化を連続して行うこともできる。
【0025】この場合も、素材を1/8〜1/15の体
積比に圧縮して質密体とする基本は同じである。請求項
2の発明では、こうして形成された質密体を、5〜30
mmの間隔で相対移動する壁間に導入する。そうする
と、上記の質密体は、その厚み方向の全域において、質
密化された素材中に剪断力が効果的に作用して相互粉砕
作用を行い、その結果、10〜200メッシュの粒径の
微粉末が得られる。なお、質密体の素材に対する体積比
を1/8〜1/15とする理由、および、質密体の厚み
を5〜30mmとする理由は、上記と同様である。
【0026】図2に、上記の請求項2の発明を実施する
ための装置例を示す。この装置は、コーン内面状の第一
部材4と、この第一部材4の内側の同一軸心をもつよう
に配置されたコーン外面状の第二部材5とを備える。第
一部材4の先端には、出口孔6が開けられている。ま
た、第一部材4の内面には、少なくともその先端側にお
いて凹凸7が設けられる。本実施例では、この凹凸7
は、螺旋突条によって形成されている。
【0027】一方、第二部材5の外面には、螺旋突条8
が形成されている。この第二部材5の螺旋突条8は、第
一部材4と第二部材5の間の環状空間に導入された素材
を、螺旋送りによって先端出口側に送る機能と、上記空
間の先端側において、第一部材4側の凹凸7と協働し
て、これらの間で質密体となった素材に剪断力を与える
機能とをもつ。また、上記第一部材4と第二部材5は、
いずれか一方または双方が回転駆動され、相対的に共通
軸心周りに回転させられる。もちろん、この相対回転の
方向は、コーン外面状第二部材5の外面に設けた螺旋突
条8の螺旋の向きを勘案して、両部材4,5間に投入さ
れた素材が両者の相対回転にともなって出口側に送られ
るようにするべきはいうまでもない。
【0028】上記第一部材4と第二部材5との間の環状
空間9は、その軸直角方向の断面積が、入口部付近(断
面a−a)に対して出口付近(断面b−b)が1/8〜
1/15となるように設定される。さらに、上記環状空
間の出口付近の厚みは、5〜30mmに設定される。し
たがって、上記環状空間の入口部に投入された素材は、
両部材4,5の相対回転にともなって上記環状空間9の
出口部付近に送られる間に、体積比1/8〜1/15に
圧縮され、その比重が真比重と同程度であるとともに、
厚みが5〜30mmの質密体となる。
【0029】そして、この質密体は、第一部材4と第二
部材5の相対回転に起因して、その厚み方向全域に剪断
力および摩擦力が平均的に作用し、この剪断力により、
素材は効果的に微粉末状に破砕される。こうして得られ
た微粉末は、第一部材4の出口孔6から排出される。
【0030】なお、第一部材4の内面に設けるべき凹凸
としての螺旋突条7の螺旋の向きを第二部材5の外面の
螺旋突条8の螺旋の向きと逆方向にしておくと、質密体
にひねり力をも与えることができ、質密化された素材中
に生じる剪断力にひねり力がくわわり、素材相互の粉砕
作用がより効果的に行われる。
【0031】この装置は、図2から分かるように、きわ
めて簡単なものであり、設備コストはきわめて小さくて
すむ。そして、上記環状空間9の入口部に素材を連続投
入する限りにおいて、素材の微粉末化を連続して行うこ
とができる。
【0032】以下に、本願発明の効果をより明瞭に示す
ため、実施例を示す。 (実施例1)素材として稲の籾殻を用い、図1の形態を
もつ圧縮成型機により、200kg/cm2 の圧力をも
って厚み30mm、直径100mmの質密体を得た。こ
の場合の質密体の体積は、初期の1/10となってい
た。次に、得られた質密体をスイングハンマーミル(竹
内鉄工所製D810型スイングハンマーミル)を用いて
粉砕したところ、表1に示す粒度分布を有する籾殻微粉
末が得られた。なお、籾殻単位処理量当たりの消費電力
は表2に示したとおりであった。
【0033】(実施例2)素材として稲の籾殻を用い、
図2の形態をもつ装置によって素材の微粉末化を行っ
た。なお、第一部材と第二部材の環状空間の入口部、出
口部の断面積比を1/12とし、かつこの環状空間の出
口部の厚みを20mmに設定した。この場合、環状空間
の出口部付近で形成される質密体は、初期の1/12の
体積となっていると考えられる。また、素材に作用する
圧力は、図3から、最大300kg/cm2 を超えてい
ないと考えられる。その結果、表1に示したとおりの粒
度分布を有する籾殻微粉末が連続的に得られた。なお、
籾殻単位処理量当たりの消費電力は表2に示したとおり
であった。
【0034】(比較例)素材として実施例1と同様の籾
殻を用い、特公昭62−61342号公報に示されてい
るのと同様の形態をもつ籾殻擂潰機(株式会社佐竹製作
所製ハスクマスターSHC400B)を用いて粉砕後、
さらにスイングハンマーミル(竹内鉄工所製D810型
スイングハンマーミル)で粉砕した。得られた籾殻微粉
末の粒度分布を表1に示した。また、籾殻単位処理量当
たりの消費電力を表2に示した。
【0035】
【表1】
【表2】
【0036】表1および表2に示される実験結果から判
るように、本願発明によれば、粗いメッシュ(>18メ
ッシュ)の割合が比較例よりも少なくなっており、より
細かなメッシュの微粉末を得ることができる。比較例
は、擂潰機で粉砕した後、さらにスイングハンマーミル
で粉砕していることを勘案すれば、本願発明は、簡便な
処理により、きわめて優れた微粉末化作用を達成しうる
といえる。また、消費電力の面からみても、本願発明は
省電力が達成されていることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】質密体を得るための圧縮成形機の一例の略示説
明図である。
【図2】本願発明装置の一例を示す略示構成図である。
【図3】素材に作用させる圧縮力と圧縮体積比との関係
を表すグラフである。
【符号の説明】
4 第一部材 5 第二部材 7 凹凸 8 螺旋突条 9 環状空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 博介 兵庫県加古郡播磨町宮西346番地の1 住 友精化株式会社第1研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硅酸質を含有する禾本科植物繊維質素材
    を微粉末化する方法であって、 (a) 上記素材を1/8〜1/15の体積比に圧縮して厚
    み5〜30mmの質密体とするステップ、 (b) 上記質密体を、粉砕機によって粉砕するステップ、
    を含むことを特徴とする、植物繊維質素材の微粉末化方
    法。
  2. 【請求項2】 硅酸質を含有する禾本科植物繊維質素材
    を微粉末化する方法であって、 (a) 上記素材を1/8〜1/15の体積比に圧縮するこ
    とによって質密体とするステップ、 (b) 上記質密体を5〜30mmの間隔を隔てて相対移動
    する壁間に導入し、素材間に作用する剪断力および摩擦
    力によって素材を微粉末化するステップ、を含むことを
    特徴とする、植物繊維質素材の微粉末化方法。
  3. 【請求項3】 硅酸質を含有する禾本科植物繊維質素材
    を微粉末化するための装置であって、 先端に出口孔を有するとともに少なくとも先端部内面に
    凹凸を備えるコーン内面状の第一部材と、 上記第一部材の内側に同一軸線をもつように配置される
    とともに上記第一部材に対して相対回転し、かつ、外面
    に螺旋突条を備えるコーン外面状の第二部材と、を備
    え、 上記第一部材の内面と上記第二部材の外面とで囲まれる
    環状空間の軸直角方向断面積は、基端側入口部に対して
    先端出口部が1/8〜1/15に設定されており、か
    つ、上記環状空間の出口付近の厚みは5〜30mmに設
    定されており、 第一部材と第二部材との間の環状空間入口部に投入され
    た上記素材は、上記第二部材の外面の螺旋突条によって
    先端側に送られる間に体積比1/8〜1/15であって
    厚み5〜30mmの質密体とされ、かつこの質密体は、
    上記環状空間の先端出口付近における第一部材と第二部
    材との相対回転に起因して素材間に作用する剪断力およ
    び摩擦力によって微粉末化され、出口孔から排出される
    ようにしたことを特徴とする、硅酸質を含有する禾本科
    植物繊維質素材の微粉末化装置。
JP23972492A 1992-09-08 1992-09-08 植物繊維質素材の微粉末化方法および装置 Pending JPH0686944A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23972492A JPH0686944A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 植物繊維質素材の微粉末化方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23972492A JPH0686944A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 植物繊維質素材の微粉末化方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0686944A true JPH0686944A (ja) 1994-03-29

Family

ID=17048985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23972492A Pending JPH0686944A (ja) 1992-09-08 1992-09-08 植物繊維質素材の微粉末化方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0686944A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100854682B1 (ko) * 2007-10-25 2008-09-04 주식회사 트리뉴 목재 파쇄기
WO2010146323A1 (fr) * 2009-06-19 2010-12-23 Roland Hytterhaegen Broyeur pour reduire a l'etat de granulat des emballages tels que des emballages en polystyrene expanse
CN113680498A (zh) * 2021-07-08 2021-11-23 山东九昌重工科技有限公司 一种螺旋式破碎机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100854682B1 (ko) * 2007-10-25 2008-09-04 주식회사 트리뉴 목재 파쇄기
WO2010146323A1 (fr) * 2009-06-19 2010-12-23 Roland Hytterhaegen Broyeur pour reduire a l'etat de granulat des emballages tels que des emballages en polystyrene expanse
FR2946898A1 (fr) * 2009-06-19 2010-12-24 Roland Hytterhaegen Broyeur pour reduire a l'etat de granulat des emballages tels que des emballages en polystyrene expanse
CN113680498A (zh) * 2021-07-08 2021-11-23 山东九昌重工科技有限公司 一种螺旋式破碎机
CN113680498B (zh) * 2021-07-08 2022-11-25 山东九昌重工科技有限公司 一种螺旋式破碎机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN206509047U (zh) 一种中草药分级粉碎机
CN107350061A (zh) 一种中药粉碎研磨一体机
CN101018489B (zh) 通过机械研磨制备微米级人参粉的方法
CN208032766U (zh) 一种中药粉碎烘干装置
CN206509080U (zh) 一种中草药超细研磨机
CN207413550U (zh) 一种兽用中药的粉碎研磨装置
JPH0686944A (ja) 植物繊維質素材の微粉末化方法および装置
CN208146131U (zh) 一种医药用药粉的加工装置
CN209697011U (zh) 一种中药粉碎装置
CN217069188U (zh) 一种乌鸡蛋黄粉萃取后粉碎干燥系统
CN207190041U (zh) 一种废旧轮胎磨粉装置
CN216224655U (zh) 一种乳香极细粉生产加工用的粉碎机构
CN113785777B (zh) 一种亲水性强结团猫砂及其制备工艺
JP3980152B2 (ja) 擂潰装置および擂潰物
CN207463364U (zh) 一种中药粉碎机
CN209580192U (zh) 一种废旧轮胎胶粉研磨机
CN211726095U (zh) 一种金属粉末生产的涡旋破碎机
CA3199451A1 (en) Process for comminuting fertilizer flake in one two-roller mill
JP3362984B2 (ja) 非煮沸可食姫マツタケの製造法
CN206082645U (zh) 一种中药粉碎机
CN207805774U (zh) 一种变性淀粉粉碎装置
CN207887268U (zh) 一种薰衣草香精制备用粉碎装置
CN207385602U (zh) 一种粉碎机
CN205948965U (zh) 一种生物有机肥粉碎机
CN217069178U (zh) 一种三七粉的高效粉磨装置