JPH0686744A - 電気掃除機の吸口体 - Google Patents
電気掃除機の吸口体Info
- Publication number
- JPH0686744A JPH0686744A JP24036592A JP24036592A JPH0686744A JP H0686744 A JPH0686744 A JP H0686744A JP 24036592 A JP24036592 A JP 24036592A JP 24036592 A JP24036592 A JP 24036592A JP H0686744 A JPH0686744 A JP H0686744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- bypass
- bypass passage
- air turbine
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electric Suction Cleaners (AREA)
- Nozzles For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】本発明は、吸込通路にバイパス通路を設け、該
バイパス通路を開閉するバイパス弁を、回動自在に軸支
したアームを介して車輪を貫通する上下浮動自在に構成
した車軸に連動すると共に、バネによりフリーの状態で
は常にバイパス通路が開く方向で車輪が床面方向で出張
る方に付勢してなる電気掃除機の吸口体にある。 【効果】床面やたたみ、絨毯の掃除の際など吸口が床面
上にあるときにはバイパス通路が閉じられ、吸込気流は
エアータービンに吹き付けるノズル口と、該ノズル口と
並列にエアータービンに吹き付けない別のノズル口とを
介し床面に応じて最適な回転数を得ることができる。ま
た床面から吸口を持ち上げた場合にはバイパス通路が開
き、持ち上げ時の騒音の発生を防ぎ、かつ、ロータリー
ブラシの回転数の増加を防止できる。
バイパス通路を開閉するバイパス弁を、回動自在に軸支
したアームを介して車輪を貫通する上下浮動自在に構成
した車軸に連動すると共に、バネによりフリーの状態で
は常にバイパス通路が開く方向で車輪が床面方向で出張
る方に付勢してなる電気掃除機の吸口体にある。 【効果】床面やたたみ、絨毯の掃除の際など吸口が床面
上にあるときにはバイパス通路が閉じられ、吸込気流は
エアータービンに吹き付けるノズル口と、該ノズル口と
並列にエアータービンに吹き付けない別のノズル口とを
介し床面に応じて最適な回転数を得ることができる。ま
た床面から吸口を持ち上げた場合にはバイパス通路が開
き、持ち上げ時の騒音の発生を防ぎ、かつ、ロータリー
ブラシの回転数の増加を防止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気掃除機の吸口体に
係り、特に床面から吸口を持ち上げた場合に、持ち上げ
時の騒音の発生を防ぎ、かつ、ロータリーブラシの回転
数の増加を防止するものに関する。
係り、特に床面から吸口を持ち上げた場合に、持ち上げ
時の騒音の発生を防ぎ、かつ、ロータリーブラシの回転
数の増加を防止するものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気掃除機のエアータービン吸口
は、特開昭57−180928号，特開昭59−166124号、に記載
のように吸口後端部に回動自在に備えられた吸口継手
が、吸口体を床面より離した時に回動することにより、
バイパス通路を開くというものであった。
は、特開昭57−180928号，特開昭59−166124号、に記載
のように吸口後端部に回動自在に備えられた吸口継手
が、吸口体を床面より離した時に回動することにより、
バイパス通路を開くというものであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気掃除機のエ
アータービン吸口の、バイパス通路の開閉は、回動自在
に備えられた吸口継手を利用しているため、吸口継手の
回動角度を大きく取る必要があり、吸口体を持ち上げた
状態から床面に戻すときに吸口体の先端が床面にぶつか
る、あるいは、回動角度が規制されるため騒音の発生を
防ぐのに必要なバイパス通路面積を取ることができない
という問題点があった。
アータービン吸口の、バイパス通路の開閉は、回動自在
に備えられた吸口継手を利用しているため、吸口継手の
回動角度を大きく取る必要があり、吸口体を持ち上げた
状態から床面に戻すときに吸口体の先端が床面にぶつか
る、あるいは、回動角度が規制されるため騒音の発生を
防ぐのに必要なバイパス通路面積を取ることができない
という問題点があった。
【０００４】本発明の目的は、吸口継手の回動角度に関
係なくバイパス通路面積を十分に保持することができ、
しかも、吸口体が床面上にあるときは常にバイパス通路
は閉じ、持ち上げたときはバイパス通路は開き、持ち上
げ時の騒音の発生を防ぎ、かつ、ロータリーブラシの回
転数の増加を防止できる電気掃除機の吸口体を提供する
ことにある。
係なくバイパス通路面積を十分に保持することができ、
しかも、吸口体が床面上にあるときは常にバイパス通路
は閉じ、持ち上げたときはバイパス通路は開き、持ち上
げ時の騒音の発生を防ぎ、かつ、ロータリーブラシの回
転数の増加を防止できる電気掃除機の吸口体を提供する
ことにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機の吸
口体は、吸込気流により回転する複数個の羽根を有した
エアータービンと、該エアータービンを駆動源として回
転するロータリーブラシとを内蔵し、下方に床上を走行
するための複数の車輪を備えて構成し、吸込通路にバイ
パス通路を設け、該バイパス通路を開閉するバイパス弁
を、回動自在に軸支したアームを介して車輪を貫通する
上下浮動自在に構成した車軸に連動すると共に、バネに
よりフリーの状態では常にバイパス通路が開く方向に付
勢されるとしたものである。
口体は、吸込気流により回転する複数個の羽根を有した
エアータービンと、該エアータービンを駆動源として回
転するロータリーブラシとを内蔵し、下方に床上を走行
するための複数の車輪を備えて構成し、吸込通路にバイ
パス通路を設け、該バイパス通路を開閉するバイパス弁
を、回動自在に軸支したアームを介して車輪を貫通する
上下浮動自在に構成した車軸に連動すると共に、バネに
よりフリーの状態では常にバイパス通路が開く方向に付
勢されるとしたものである。
【０００６】
【作用】本発明では、床上を走行するための複数の車輪
に連動されたバイパス弁により吸口が床面上にあるとき
はバイパス通路が閉じられ、吸口が床面より持ち上げら
れたときにバイパス弁が作動しバイパス通路が開き、バ
イパス通路より流れる風が、エアータービンを回転させ
る方向には吹き付けない位置となるようにバイパス通路
を設けたため、吸口体持上げ時の騒音及び、ロータリー
ブラシ回転の増加を抑える電気掃除機の吸口体を提供す
ることができる。
に連動されたバイパス弁により吸口が床面上にあるとき
はバイパス通路が閉じられ、吸口が床面より持ち上げら
れたときにバイパス弁が作動しバイパス通路が開き、バ
イパス通路より流れる風が、エアータービンを回転させ
る方向には吹き付けない位置となるようにバイパス通路
を設けたため、吸口体持上げ時の騒音及び、ロータリー
ブラシ回転の増加を抑える電気掃除機の吸口体を提供す
ることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いること
により説明する。吸口体１は、上ケース２，下ケース３
および吸込口カバー４により外郭を構成し、下ケース３
と上ケース２および吸込口カバー４の間に家具などへの
傷つきを防止するバンパー５を設け、後端部に上下回動
自在なケーシング６を備え、その先に回転自在な吸口継
手７を接続している。下ケース３の前側下方に横長の吸
込口８を形成し、吸込口８の前後方に可撓性を有し吸込
口８内の吸込圧力を保持する圧力制御板９，１０を横方
向に配設し、さらに圧力制御板１０の後方に滑り性の優
れた貼付板６３を貼付ている。また、下ケース３は前側
下方にローラ１１を、後側下方に車輪１２，１３を備
え、このローラ１１と車輪１２，１３により下ケース３
の下面と床面との間に一定の間隔を生じるようになって
いる。上ケースの上部には一段落し込んだ部分を形成し
飾りカバー６０を貼付ている。吸込口カバー４は、両側
に開閉レバー６１，６２を有し、これを操作することに
より上ケース２および下ケース３から取外すことができ
る。吸口体１の内部には、ロータリーブラシ１４を収納
するロータリーブラシ室１５，吸込口８から入った塵埃
をケーシング６および吸口継手７へ導くとともにロータ
リーブラシ１４の駆動手段となるエアータービン１６を
収納するタービン室１７，吸込口８から入った塵埃とエ
アータービン１６を回転させるための風をタービン室１
７に吹き込むノズル１８，吸込通路であるタービン室１
７にバイパス通路となるバイパスノズル１９，バイパス
ノズル１９を開閉するバイパスレバー２０，バイパスレ
バー２０に回動自在に軸支持されたアーム２１，掃除す
る面にあわせ絨毯とから拭きとをワンタッチで切り換え
可能な切換レバー２２がある。
により説明する。吸口体１は、上ケース２，下ケース３
および吸込口カバー４により外郭を構成し、下ケース３
と上ケース２および吸込口カバー４の間に家具などへの
傷つきを防止するバンパー５を設け、後端部に上下回動
自在なケーシング６を備え、その先に回転自在な吸口継
手７を接続している。下ケース３の前側下方に横長の吸
込口８を形成し、吸込口８の前後方に可撓性を有し吸込
口８内の吸込圧力を保持する圧力制御板９，１０を横方
向に配設し、さらに圧力制御板１０の後方に滑り性の優
れた貼付板６３を貼付ている。また、下ケース３は前側
下方にローラ１１を、後側下方に車輪１２，１３を備
え、このローラ１１と車輪１２，１３により下ケース３
の下面と床面との間に一定の間隔を生じるようになって
いる。上ケースの上部には一段落し込んだ部分を形成し
飾りカバー６０を貼付ている。吸込口カバー４は、両側
に開閉レバー６１，６２を有し、これを操作することに
より上ケース２および下ケース３から取外すことができ
る。吸口体１の内部には、ロータリーブラシ１４を収納
するロータリーブラシ室１５，吸込口８から入った塵埃
をケーシング６および吸口継手７へ導くとともにロータ
リーブラシ１４の駆動手段となるエアータービン１６を
収納するタービン室１７，吸込口８から入った塵埃とエ
アータービン１６を回転させるための風をタービン室１
７に吹き込むノズル１８，吸込通路であるタービン室１
７にバイパス通路となるバイパスノズル１９，バイパス
ノズル１９を開閉するバイパスレバー２０，バイパスレ
バー２０に回動自在に軸支持されたアーム２１，掃除す
る面にあわせ絨毯とから拭きとをワンタッチで切り換え
可能な切換レバー２２がある。
【０００８】ロータリーブラシ１４には、塵埃の掻き上
げ効果の高い可撓性を持つブレード２３とナイロン等の
拭き効果の高い刷毛２４をロータリーコア２５の外周に
設けた軸線方向に３６０°ねじれ延びた溝部に配設し、
一方に歯車等を有するプーリ２６、もう一方にフランジ
２７を持つと共に、ロータリーコア部２５の両端にシャ
フト２７を圧入し、すべり軸受２８によって回動自在に
軸支し、すべり軸受２８を圧入した軸受カバー２９を下
ケース３に設けた一対の対峙した支持リブ３０，３１に
より保持している。ここで、掃除面に吸口体１を置いた
とき、刷毛２４は掃除面に接触する寸法に設定し、ブレ
ード２３は掃除面とわずかなすき間が開く寸法に設定し
ているため、木床の掃除の際、木床を傷つけること無く
から拭きができるようになっている。
げ効果の高い可撓性を持つブレード２３とナイロン等の
拭き効果の高い刷毛２４をロータリーコア２５の外周に
設けた軸線方向に３６０°ねじれ延びた溝部に配設し、
一方に歯車等を有するプーリ２６、もう一方にフランジ
２７を持つと共に、ロータリーコア部２５の両端にシャ
フト２７を圧入し、すべり軸受２８によって回動自在に
軸支し、すべり軸受２８を圧入した軸受カバー２９を下
ケース３に設けた一対の対峙した支持リブ３０，３１に
より保持している。ここで、掃除面に吸口体１を置いた
とき、刷毛２４は掃除面に接触する寸法に設定し、ブレ
ード２３は掃除面とわずかなすき間が開く寸法に設定し
ているため、木床の掃除の際、木床を傷つけること無く
から拭きができるようになっている。
【０００９】タービン室１７に配置したエアータービン
１６は、複数の羽根３２を有し、対称形に分割形成した
ランナ左３３，ランナ右３４を、ランナ左３３，ランナ
右３４に相対して設けた凸部３５，凹部３６を合致させ
るようにし、タービンシャフト３７に形成した平目ロー
レット３８とタービンシャフト３７に固着したリング３
９及びプッシュナット４０にて一体にタービンシャフト
３７に取付ける。また、タービンシャフト３７は軸受ホ
ルダー４５に挿入されたボールベアリング４３，４４に
て受け、ボールベアリング４３とリング３９との間には
ポリスライダーワッシャ４６を、ボールベアリング４４
とタービンシャフト３７の端部に圧入した駆動プーリ４
１との間に筒状のスリーブ４７を備えている。エアータ
ービン１６の回転力は、駆動プーリ４１とロータリーブ
ラシ１４のプーリ２６とに掛けられたベルト４２により
ロータリーブラシ１４に伝えられる。エアータービン１
６の吸口体１内への係止は、下ケース及び上ケースより
突設した受台４８，４９に軸受ホルダー４５を組み込む
ことにより動くことのないようにしている。吸込口８か
ら吹込んだ塵埃とエアータービン１６を回転させるため
の風をタービン室１７に吹き込むノズル１８は、ロータ
リーブラシ室１５の後側仕切壁５２と同一面に設け、エ
アータービン１６のランナ左３３とランナ右３４の合致
部を中心として吸込気流をエアータービン１６に吹き付
けるノズル口５０とノズル口５０と並列にエアータービ
ン１６に吹き付けない別のノズル口５１を備えている。
このノズル口５１の開閉を切替る切替レバー２２がスラ
イド自在に設けられており、上ケースより突出されてい
る操作つまみ５３により切替ができる。
１６は、複数の羽根３２を有し、対称形に分割形成した
ランナ左３３，ランナ右３４を、ランナ左３３，ランナ
右３４に相対して設けた凸部３５，凹部３６を合致させ
るようにし、タービンシャフト３７に形成した平目ロー
レット３８とタービンシャフト３７に固着したリング３
９及びプッシュナット４０にて一体にタービンシャフト
３７に取付ける。また、タービンシャフト３７は軸受ホ
ルダー４５に挿入されたボールベアリング４３，４４に
て受け、ボールベアリング４３とリング３９との間には
ポリスライダーワッシャ４６を、ボールベアリング４４
とタービンシャフト３７の端部に圧入した駆動プーリ４
１との間に筒状のスリーブ４７を備えている。エアータ
ービン１６の回転力は、駆動プーリ４１とロータリーブ
ラシ１４のプーリ２６とに掛けられたベルト４２により
ロータリーブラシ１４に伝えられる。エアータービン１
６の吸口体１内への係止は、下ケース及び上ケースより
突設した受台４８，４９に軸受ホルダー４５を組み込む
ことにより動くことのないようにしている。吸込口８か
ら吹込んだ塵埃とエアータービン１６を回転させるため
の風をタービン室１７に吹き込むノズル１８は、ロータ
リーブラシ室１５の後側仕切壁５２と同一面に設け、エ
アータービン１６のランナ左３３とランナ右３４の合致
部を中心として吸込気流をエアータービン１６に吹き付
けるノズル口５０とノズル口５０と並列にエアータービ
ン１６に吹き付けない別のノズル口５１を備えている。
このノズル口５１の開閉を切替る切替レバー２２がスラ
イド自在に設けられており、上ケースより突出されてい
る操作つまみ５３により切替ができる。
【００１０】吸込口８から入った塵埃の吸込通路であ
り、エアータービン１６を収納するタービン室１７のエ
アータービン１６の側面と対向した側壁５４には、複数
の吸込通路５５を持ちバイパス通路となるバイパスノズ
ル１９を上下摺動自在にはめ込んで設け、このバイパス
ノズル１９に隣接し、隣接面に複数の吸込通路５６を持
ち、下ケース３から突設したリブ５７に回動自在に軸支
したバイパスレバー２０を備えている。バイパスレバー
２０は回動自在に軸支したアーム２１を介して車輪１２
を貫通する上下浮動自在に構成した車軸５８に連動する
と共に、バネ５９によりフリーの状態では常にバイパス
通路が開く方向で車輪１２が床面方向で出張る方に付勢
されている。
り、エアータービン１６を収納するタービン室１７のエ
アータービン１６の側面と対向した側壁５４には、複数
の吸込通路５５を持ちバイパス通路となるバイパスノズ
ル１９を上下摺動自在にはめ込んで設け、このバイパス
ノズル１９に隣接し、隣接面に複数の吸込通路５６を持
ち、下ケース３から突設したリブ５７に回動自在に軸支
したバイパスレバー２０を備えている。バイパスレバー
２０は回動自在に軸支したアーム２１を介して車輪１２
を貫通する上下浮動自在に構成した車軸５８に連動する
と共に、バネ５９によりフリーの状態では常にバイパス
通路が開く方向で車輪１２が床面方向で出張る方に付勢
されている。
【００１１】このような構成において、木床を掃除する
ときは切替レバー２２を外側に寄せ、２つのノズル口５
０，５１によりタービン室に塵埃を吸込む。この時ノズ
ル５１より吹き込まれた風はエアータービン１６には吹
き付けないためエアータービン１６の回転速度、及びエ
アータービン１６を駆動源とするロータリーブラシ１４
の回転速度は落ち、ロータリーブラシ１４はから拭きに
適した回転数で回る。絨毯を掃除するときは切替レバー
２２を内側に寄せ、エアータービン１６に風を吹き付け
るノズル口５０により塵埃を吸込む。ノズル口５０によ
り吸込まれた風は全てエアータービン１６に吹き付けら
れるためエアータービン１６、及びエアータービン１６
を駆動源とするロータリーブラシ１４は高速で回転し、
絨毯上の掃除に必要なトルクが得られる。従って吸口体
１が被掃除面上にあるときには、切替レバー２２により
掃除面に適した掃除が可能である。この時、バイパスノ
ズル１９は、図５に示すように、バイパスレバー２０に
より常に閉じられた状態にあり、タービン室１７にはノ
ズル１８のみより空気が入る。また、吸口体１が被掃除
面より離れた場合には図６に示すように、バイパスレバ
ー２０に回動自在に軸支されたアーム２１が取付いた車
軸５８がバネ５９により床面方向に出張り、バイパスノ
ズル１９の吸込通路５５とバイパスレバー２０の吸込通
路５６が重なりバイパス通路となるため、下ケース後部
に集約して設けた通気口６３より吸い込まれたエアータ
ービン１６に吹き付けない風が流入し、ノズル１８より
入る空気量が減るのでエアータービン１６及び、エアー
タービン１６を駆動源とするロータリーブラシ１４の回
転数は、吸口体１が絨毯上にある時より落ちると共に、
吸口体１は持ち上げ状態で大きな騒音を発生することが
ない。
ときは切替レバー２２を外側に寄せ、２つのノズル口５
０，５１によりタービン室に塵埃を吸込む。この時ノズ
ル５１より吹き込まれた風はエアータービン１６には吹
き付けないためエアータービン１６の回転速度、及びエ
アータービン１６を駆動源とするロータリーブラシ１４
の回転速度は落ち、ロータリーブラシ１４はから拭きに
適した回転数で回る。絨毯を掃除するときは切替レバー
２２を内側に寄せ、エアータービン１６に風を吹き付け
るノズル口５０により塵埃を吸込む。ノズル口５０によ
り吸込まれた風は全てエアータービン１６に吹き付けら
れるためエアータービン１６、及びエアータービン１６
を駆動源とするロータリーブラシ１４は高速で回転し、
絨毯上の掃除に必要なトルクが得られる。従って吸口体
１が被掃除面上にあるときには、切替レバー２２により
掃除面に適した掃除が可能である。この時、バイパスノ
ズル１９は、図５に示すように、バイパスレバー２０に
より常に閉じられた状態にあり、タービン室１７にはノ
ズル１８のみより空気が入る。また、吸口体１が被掃除
面より離れた場合には図６に示すように、バイパスレバ
ー２０に回動自在に軸支されたアーム２１が取付いた車
軸５８がバネ５９により床面方向に出張り、バイパスノ
ズル１９の吸込通路５５とバイパスレバー２０の吸込通
路５６が重なりバイパス通路となるため、下ケース後部
に集約して設けた通気口６３より吸い込まれたエアータ
ービン１６に吹き付けない風が流入し、ノズル１８より
入る空気量が減るのでエアータービン１６及び、エアー
タービン１６を駆動源とするロータリーブラシ１４の回
転数は、吸口体１が絨毯上にある時より落ちると共に、
吸口体１は持ち上げ状態で大きな騒音を発生することが
ない。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、床面やたたみ、絨毯の
掃除の際など吸口が床面上にあるときにはバイパス通路
が閉じられ、吸込気流はエアータービンに吹き付けるノ
ズル口と、該ノズル口と並列にエアータービンに吹き付
けない別のノズル口とを介し床面に応じて、エアーター
ビンを駆動源とするロータリーブラシの最適な回転数を
得ることができる。また床面から吸口を持ち上げた場合
にはバイパス通路が開き、持ち上げ時の騒音の発生を防
ぎ、かつ、ロータリーブラシの回転数の増加を防止でき
るという大きな効果がある。
掃除の際など吸口が床面上にあるときにはバイパス通路
が閉じられ、吸込気流はエアータービンに吹き付けるノ
ズル口と、該ノズル口と並列にエアータービンに吹き付
けない別のノズル口とを介し床面に応じて、エアーター
ビンを駆動源とするロータリーブラシの最適な回転数を
得ることができる。また床面から吸口を持ち上げた場合
にはバイパス通路が開き、持ち上げ時の騒音の発生を防
ぎ、かつ、ロータリーブラシの回転数の増加を防止でき
るという大きな効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す吸口体の上ケース２を
除き一部を断面図示した平面図。
除き一部を断面図示した平面図。
【図２】図１のタービンシャフト３７に垂直な断面図。
【図３】図１において吸口体の上ケース２を取付けたと
きの平面図。
きの平面図。
【図４】図１の裏面から見た平面図。
【図５】バイパス通路が閉じた状態のバイパス通路部に
おける断面図。
おける断面図。
【図６】バイパス通路が開いた状態のバイパス通路部に
おける断面図。
おける断面図。
１…吸口体、１２，１３…車輪、１４…ロータリーブラ
シ、１６…エアタービン、１８…ノズル、１９…バイパ
スノズル、２０…バイパスレバー、２１…アーム、５８
…車軸。
シ、１６…エアタービン、１８…ノズル、１９…バイパ
スノズル、２０…バイパスレバー、２１…アーム、５８
…車軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 幸二 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 佐藤 繁則 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 三上 克雅 茨城県日立市東多賀町一丁目１番１号 株 式会社日立製作所多賀工場内
Claims (6)
- 【請求項１】吸込気流により回転する複数個の羽根を有
したエアータービンと、該エアータービンを駆動源とし
て回転するロータリーブラシとを内蔵し、下方に床上を
走行するための複数の車輪を備えた電気掃除機の吸口体
において、吸込通路にバイパス通路を設け、該バイパス
通路を開閉するバイパス弁を前記車輪と連動させて設け
たことを特徴とする電気掃除機の吸口体。 - 【請求項２】請求項１において、バイパス通路より流れ
る風が、エアータービンを回転させる方向には吹き付け
ない位置となるようにバイパス通路を設け、吸口が床面
上にあるときは、車輪と連動したバイパス弁によりバイ
パス通路が閉じられ、吸口が床面より持ち上げられたと
きにバイパス弁が作動しバイパス通路が開くように構成
した電気掃除機の吸口体。 - 【請求項３】請求項１において、吸込気流はエアーター
ビンにノズル口を介して吹き付けると共に、該ノズル口
と並列にエアータービンに吹き付けない別のノズル口を
設けると共に、バイパス通路を前記２つのノズル口が位
置する面とは異なる面に設け、さらにバイパス通路をエ
アータービンの側面と対向させ、エアータービンの側面
とバイパス通路との間に空間を設けたことを特徴とする
電気掃除機の吸口体。 - 【請求項４】請求項１において、車輪と連動するバイパ
ス弁により開閉する吸込流路を複数個設けたことを特徴
とする電気掃除機の吸口体。 - 【請求項５】請求項１において、バイパス弁は回動自在
に軸支したアームを介して車輪を貫通する上下浮動自在
に構成した車軸に連動すると共に、バネによりフリーの
状態では常にバイパス通路が開く方向で車輪が床面方向
で出張る方に付勢されていることを特徴とする電気掃除
機の吸口体。 - 【請求項６】請求項３においてエアータービンに吹き付
けるノズルの面積よりバイパス通路面積が大きくなるよ
うに構成したことを特徴とする電気掃除機の吸口体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24036592A JP2954431B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 電気掃除機の吸口体及びこの吸口体を用いた電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24036592A JP2954431B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 電気掃除機の吸口体及びこの吸口体を用いた電気掃除機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686744A true JPH0686744A (ja) | 1994-03-29 |
| JP2954431B2 JP2954431B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17058413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24036592A Expired - Fee Related JP2954431B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 電気掃除機の吸口体及びこの吸口体を用いた電気掃除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2954431B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1621124A2 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-01 | LG Electronics, Inc. | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same |
| EP1621125A2 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-01 | LG Electronics Inc. | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same |
| KR100698114B1 (ko) * | 2004-10-12 | 2007-03-26 | 엘지전자 주식회사 | 진공청소기용 노즐어셈블리 |
| CN102188200A (zh) * | 2010-03-04 | 2011-09-21 | 戴森技术有限公司 | 真空清洁头 |
| JP2011183161A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Dyson Technology Ltd | 真空清掃ヘッド |
| US8567003B2 (en) | 2010-03-04 | 2013-10-29 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaning appliance |
| CN106983445A (zh) * | 2016-01-21 | 2017-07-28 | 德国福维克控股公司 | 用于抽吸清洁设备的抽吸嘴 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP24036592A patent/JP2954431B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1621124A2 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-01 | LG Electronics, Inc. | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same |
| EP1621125A2 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-01 | LG Electronics Inc. | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same |
| EP1621124A3 (en) * | 2004-07-30 | 2006-04-26 | LG Electronics, Inc. | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same |
| EP1621125A3 (en) * | 2004-07-30 | 2006-05-03 | LG Electronics Inc. | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same |
| US7634836B2 (en) | 2004-07-30 | 2009-12-22 | Lg Electronics Inc. | Intake nozzle and vacuum cleaner having the same |
| KR100698114B1 (ko) * | 2004-10-12 | 2007-03-26 | 엘지전자 주식회사 | 진공청소기용 노즐어셈블리 |
| CN102188200A (zh) * | 2010-03-04 | 2011-09-21 | 戴森技术有限公司 | 真空清洁头 |
| JP2011183161A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Dyson Technology Ltd | 真空清掃ヘッド |
| JP2011183159A (ja) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Dyson Technology Ltd | 真空清掃ヘッド |
| US8567003B2 (en) | 2010-03-04 | 2013-10-29 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaning appliance |
| KR101335402B1 (ko) * | 2010-03-04 | 2013-12-02 | 다이슨 테크놀러지 리미티드 | 진공 청소 헤드 |
| US8732902B2 (en) | 2010-03-04 | 2014-05-27 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaning head |
| US8739361B2 (en) | 2010-03-04 | 2014-06-03 | Dyson Technology Limited | Vacuum cleaning head |
| CN106983445A (zh) * | 2016-01-21 | 2017-07-28 | 德国福维克控股公司 | 用于抽吸清洁设备的抽吸嘴 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2954431B2 (ja) | 1999-09-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0686740A (ja) | 電気掃除機 | |
| JPH11206629A (ja) | アップライト型電気掃除機 | |
| JPH0686744A (ja) | 電気掃除機の吸口体 | |
| CN201119846Y (zh) | 电动吸尘器用吸尘头及使用该吸尘头的电动吸尘器 | |
| JP3228017B2 (ja) | 電気掃除機の吸口体及び吸口体を備えた電気掃除機 | |
| JP2002143047A (ja) | 電気掃除機の床用吸込具 | |
| JPH0759685A (ja) | 電気掃除機の吸口体 | |
| JP2004065915A (ja) | 吸込み口体及び電気掃除機 | |
| JPH06133907A (ja) | 電気掃除機の吸口体 | |
| JP2954461B2 (ja) | 電気掃除機の吸口体 | |
| JP3178120B2 (ja) | 電気掃除機の吸口体 | |
| JPH06133908A (ja) | 電気掃除機の吸口体 | |
| TW201943375A (zh) | 電動吸塵器的吸口體及具備該吸口體的電動吸塵器 | |
| KR960004010B1 (ko) | 진공청소기 흡입구의 송풍장치 | |
| JP2005102892A (ja) | 縦型電気掃除機 | |
| JP3300607B2 (ja) | 電気掃除機 | |
| SU1736423A1 (ru) | Насадок к пылесосу | |
| JPH11225923A (ja) | 電気掃除機の吸い込み口体 | |
| JP3558202B2 (ja) | 電気掃除機およびその吸込口体 | |
| JP4129405B2 (ja) | 電気掃除機 | |
| EP0811409A1 (en) | Toy vacuum cleaner | |
| JP2019188117A (ja) | 電気掃除機の吸口体およびこれを備えた電気掃除機 | |
| JPH11197065A (ja) | 電気掃除機およびその吸込口体 | |
| JPH11197070A (ja) | 電気掃除機およびその吸込口体 | |
| KR100570370B1 (ko) | 진공청소기의 분사장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |