JPH0686542B2 - ポリウレタンフオ−ム一体成形品の製造方法 - Google Patents

ポリウレタンフオ−ム一体成形品の製造方法

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JPH0686542B2
JPH0686542B2 JP61246195A JP24619586A JPH0686542B2 JP H0686542 B2 JPH0686542 B2 JP H0686542B2 JP 61246195 A JP61246195 A JP 61246195A JP 24619586 A JP24619586 A JP 24619586A JP H0686542 B2 JPH0686542 B2 JP H0686542B2
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JP
Japan
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polyurethane foam
integrally molded
fatty acid
parts
weight
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JP61246195A
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匠 水野
光昭 池辺
勉 新谷
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住友バイエルウレタン株式会社
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] ポリウレタンフォーム一体成形品は主に軟質塩化ビニル
樹脂表皮とポリウレタンフォームからなり、クラッシュ
パッド、インストルメントパネル、ヘッドレスト、コン
ソールボックスなどの自動車内装部品として用いられて
いる。
[従来の技術及び問題点] このようなポリウレタンフォーム一体成形品は例えば粉
末スラッシュ成形法などにより得られる軟質塩化ビニル
樹脂の表皮を金属製下型に装填し、ポリオール成分とイ
ソシアネート成分からなる発泡性混合物を表皮中に注入
したのち上型を閉めウレタン化反応及び発泡が終了した
後に脱型する方法により製造されている。
自動車の窓を締めたまま炎天下に長時間放置したりする
とクラッシュパッド等の表面が100℃以上に達すること
があり、このような条件下では、表皮材および内部のポ
リウレタンフォームが徐々に黒褐色に変色してくること
がある。
特に、この傾向は成形品が110℃以上の温度にさらされ
る場合において顕著である。
かかる問題点を解決するために、リン系化合物をポリオ
ール成分やイソシアネート成分に配合する方法があり、
特開昭60-202114などに示されている。
このような改良はある程度短時間においては効果を示す
ものの、長時間においてはその効果は不十分であった。
[発明の構成] 本発明は、ポリオール、架橋剤、触媒、添加剤、エポキ
シ化脂肪酸エステルおよびイソシアネート成分からなる
発泡性混合物を塩素含有樹脂から成形された表皮中に注
入することを特徴とするポリウレタンフォーム一体成形
品の製造方法に係るものである。
本発明に用いられるポリオールとしては、分子量が800
ないし12000のポリエーテルポリオールやかかるポリエ
ーテルポリオールにスチレン、アクリロニトリルなどの
重合性モノマーをグラフト重合させた、あるいはこれら
の重合性モノマーの重合体又はポリ尿素化合物などの有
機物を分散させたポリマーポリオールが用いられる。
架橋剤として、分子量が62ないし500のジオール、トリ
オール、さらに多官能性のポリオール、アルカノールア
ミン、ポリアミンなどが用いられる。触媒として、トリ
エチレンジアミンなどの第3級アミン化合物などが用い
られる。添加剤として水、トククロロモノフルオロメタ
ン、メチレンクロライドなどの発泡剤やリン系化合物な
どの難燃剤などが用いられる。
イソシアネート成分として、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレン
ポリフェニルイソシアネート、これらのポリイソシアネ
ートを化学的に変性したもの、さらに、これらのイソシ
アネート化合物とポリオールなどとの反応物、またはこ
れらのイソシアネート類の混合物が用いられる。
表皮材としての塩素含有樹脂としてポリ塩化ビニル、塩
化ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、塩素化ポリエ
チレン、塩素化ポリプロピレンなどが用いられる。
本発明で用いられるエポキシ化脂肪酸エステルは主に植
物油を加水分解することにより得られる不飽和高級脂肪
酸とメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、オクタノールなどの
モノアルコールや、エチレングリコール、プロピレング
リコール、ヘキサンジオールやトリメチロールプロパン
などの多価アルコールと反応させ、さらに酸化すること
により得られる。
植物油としては、大豆油、亜麻仁油、綿実油、ひまし
油、菜種油、などが用いられる。
これらのエポキシ化脂肪酸エステルはポリオール成分あ
るいは、イソシアネート成分にあらかじめ溶解させる
か、あるいはウレタン化反応と同時に反応系に加えるこ
とができる。
エポキシ化脂肪酸エステルの添加量はポリウレタンフォ
ーム100重量部に対し1ないし65重量部、好ましくは3
ないし60重量である。1重量部以下では表皮材の熱変色
に対する防止効果が不十分であり、一方65重量部以上で
は、表皮材の熱変色防止効果はあるものの、生成するポ
リウレタンフォームが収縮する傾向がある。
[実施例及び比較例] トリメチロールプロパンにエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドを付加させたOH価28mgKOH/gのポリエーテル
ポリオール100部、トリエタノールアミン1部、エチレ
ンジアミンのエチレンオキシド付加物(OH価480mgKOH/
g)2部、水2.5部、トリエチレンジアミン0.3部からな
る混合物に、亜麻仁油脂肪酸ブチルエステルのエポキシ
化物(以下安定剤Aという)(アデカアーガス社製 ADK
CIZER D-178)を、5、20、または40部(ポリウレタン
フォーム100重量部に対し、3、13、26重量部に相
当)、あるいは菜種油脂肪酸オクチルエステルのエポキ
シ化物(アデカアーガス社製 ADK CIZER D-55)(以下
安定剤Bという)を40あるいは70部(ポリウレタンフォ
ーム100重量部に対し、26、49重量部に相当)加えた。
スクリュー型撹拌機(約2000rpm)で均一に混合しポリ
オール成分とした。
アルミ製の下型に粉末スラッシュ成形法によりインスト
ルメントパネルの形状に成形したポリ塩化ビニル表皮材
を置き、アルミ製の上型にABS樹脂板を貼り付け、40〜5
0℃に加熱した。
イソシアネートインデックスが100となるように、ポリ
メチレンポリフェニルイソシアネートとポリオール成分
を混合し、スクリュー型撹拌機(約2000rpm)で10秒間
撹拌した後、上記表皮材中に、ポリウレタンフォームの
オーバーオール密度が約0.15g/cm3になるように注入し
た。
10分後に脱型してポリ塩化ビニル表皮/ポリウレタンフ
ォーム/ABS樹脂板からなる三層構造の一体成形品を得
た。この様にして得られたポリウレタンフォームの表面
硬度(アスカーC)は約36であった。
この一体成形品から、縦5cm、横5cm、厚さ2cmのポリ塩
化ビニル表皮とポリウレタンフォームを含む試料を切り
出し、110℃のギアーオーブン内で加熱した。100時間、
200時間、350時間後に試料を取り出し、SMカラーコンピ
ューター(スガ試験機(株)製)を用いて、加熱前の色
調を基準として、加熱後のポリ塩化ビニル表皮の色差値
(ΔE)を測定した。
結果を表1に示す。
比較例として、植物油脂肪酸アルキルエステルのエポキ
シ化物を添加しない場合およびフェノールノボラックタ
イプの三官能エポキシ樹脂(住友化学工業(株)製スミ
エポキシELM-120)(以下安定剤Cという)を20部(ポ
リウレタンフォーム100重量部に対し、13重量部に相
当)あるいはトリフェニルホスファイト(以下安定剤D
という)を20あるいは40部(ポリウレタンフォーム100
重量部に対し、13、26重量部に相当)を添加し実施例と
同様にして一体成形品を得た。
実施例と同様に試料の加熱試験を行ないその結果を表2
に示す。
[本発明の効果] 実施例および比較例から明らかなように、植物油脂肪酸
アルキルエステルのエポキシ化物を添加したポリウレタ
ンフォームおよび塩素含有樹脂からなる一体成形品は加
熱時に起こる表皮の変色が少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 75:00 105:04 B29L 31:58 4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオール、架橋剤、触媒、添加剤、エポ
    キシ化脂肪酸エステルおよびイソシアネート成分からな
    る発泡性混合物を塩素含有樹脂から成形された表皮中に
    注入することを特徴とするポリウレタンフォーム一体成
    形品の製造方法。
  2. 【請求項2】エポキシ化脂肪酸エステルが植物油脂肪酸
    アルキルエステルのエポキシ化物であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載のポリウレタンフォーム
    一体成形品の製造方法。
JP61246195A 1986-10-15 1986-10-15 ポリウレタンフオ−ム一体成形品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0686542B2 (ja)

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JPS6399245A JPS6399245A (ja) 1988-04-30
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JP4776762B2 (ja) * 2000-09-27 2011-09-21 株式会社東芝 熱電対装置
BR112018071024A2 (pt) * 2016-04-12 2019-02-12 Evonik Degussa Gmbh composições tensoativas de copolímero de siloxano-oxialquileno, espuma de poliuretano e seu método de produção

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