JPH0686326A - ドロップアウト補償回路 - Google Patents

ドロップアウト補償回路

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JPH0686326A
JPH0686326A JP4255976A JP25597692A JPH0686326A JP H0686326 A JPH0686326 A JP H0686326A JP 4255976 A JP4255976 A JP 4255976A JP 25597692 A JP25597692 A JP 25597692A JP H0686326 A JPH0686326 A JP H0686326A
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color signal
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロストーク除去後の搬送色信号に含まれる
ドロップアウトによる信号レベル低下成分を最小に押え
てこれを良好に補償する。 【構成】 再生FM輝度信号のドロップアウトを検出し
た検出信号cを出力する検出回路9と、1H遅延検出信
号dを出力する遅延回路10と、検出信号c,dに基づ
く論理和信号hを用いて、搬送色信号b,fのドロップ
アウトを補償するドロップアウト補償回路5。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばVTRの色信号ド
ロップアウト補償回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3,図4はそれぞれ従来のドロップア
ウト補償回路を説明するための図、図5,図6はそれぞ
れ図3,図4に図示した従来のドロップアウト補償回路
に係わる各部の信号波形図である。
【0003】まず、3ライン型くし形フィルタにより搬
送色信号のクロストーク除去が行われた後ドロップアウ
ト補償が行われる、図3に示すドロップアウト補償回路
について説明する。
【0004】同図に示すように、記録再生兼用あるいは
再生専用VTR1の再生信号系1は色信号再生系1A,
輝度信号再生系1Bから構成される。
【0005】上記した色信号再生系1Aは再生ヘッドH
から再生され図示せぬ再生アンプで増幅された再生映像
信号から低域変換色信号を分離出力する低域フィルタ
2,この低域フィルタ2からの低域変換色信号の信号レ
ベルを一定にする図示せぬACC回路,このACC回路
からの低域変換色信号を搬送色信号に周波数変換する周
波数変換回路3,PS (phase shift)方式により1水平
走査期間(1H)毎に90度進相したACC回路からの
搬送色信号(図5(A)に示す信号a)のクロストーク
除去を行うクロストーク除去用くし形フィルタ4,ビデ
オテープのドロップアウト等により発生するくし形フィ
ルタ4からの搬送色信号(図5(B)に示す信号b)の
欠落を補償するドロップアウト補償回路5を有する。
【0006】上記したクロストーク除去用くし形フィル
タ4は1H遅延回路4a,4b、加算器4c,減算器4
d,1/2アンプ4e,4fからなるいわゆる3ライン
型くし形フィルタで構成されており、搬送色信号aのク
ロストークが除去された後1H遅延された搬送色信号b
が出力される。しかし、フィルタ特性によって、図5
(A),(B)に示すように、出力信号である搬送色信
号bは入力信号である搬送色信号aと完全に等価でなく
なる。
【0007】上記したドロップアウト補償回路5は固定
接点S1,S2,可動接点S3からなるスイッチSW
1,1H遅延回路5a,(位相)反転回路5bで構成さ
れており、後述する切換制御信号(図5(D)に示す信
号d)が供給される期間、可動接点S3は固定接点S1
側から固定接点S2側へ切り換えられ、ドロップアウト
が発生したことによりノイズを多く含む搬送色信号bは
出力されず、1H前のノイズを含まない搬送色信号(図
5(E)に示す信号e)が出力される。切換制御信号d
が供給されない期間、可動接点S3は固定接点S1側に
切り換えられているから搬送色信号bが出力される。
【0008】上記した輝度信号再生系1Bは再生映像信
号からFM輝度信号を分離出力する高域フィルタ6,反
転現象を除去するよう高域フィルタ6からのFM輝度信
号をダブルリミット処理するダブルリミッタ回路7,こ
のダブルリミッタ回路7からのFM輝度信号を復調する
FM復調器8、このFM復調器8からの輝度信号の高域
成分を所定量減衰する図示せぬディエンファシス回路等
を有する。
【0009】上記した色信号再生系1A,輝度信号再生
系1B間には、輝度信号再生系1Bの高域フィルタ6か
ら供給されるFM輝度信号の信号レベルが所定量低下す
るとドロップアウトと判断してドロップアウト検出信号
(図5(C)に示す信号c)を出力するドロップアウト
検出回路9、このドロップアウト検出信号cを1H遅延
して得た切換制御信号dを出力する1H遅延回路10が
介挿されている。
【0010】勿論、色信号再生系1Aから出力する搬送
色信号eと輝度信号再生系1Bから出力する輝度信号は
後段の図示せぬ加算器にて加算された後、ドロップアウ
ト補償された映像信号として出力されることは言うまで
もない。
【0011】つぎに、2ライン型くし形フィルタにより
搬送色信号のクロストーク除去が行われた後ドロップア
ウト補償が行われる、図4に示すドロップアウト補償回
路について説明する。前述したものと同一構成部分は同
一符号を付しその説明を省略する。前述した図3に示す
回路と相違する主な構成はクロストーク除去用くし形フ
ィルタ4として3ライン型くし形フィルタに代えて2ラ
イン型くし形フィルタを用いたことであり、これにより
上記した1H遅延回路10を削除したことである。
【0012】同図に示すように、色信号再生系1Aは図
示せぬ再生アンプ,低域フィルタ2,図示せぬACC回
路,周波数変換回路3,クロストーク除去用くし形フィ
ルタ4,ドロップアウト補償回路5を有する。このくし
形フィルタ4は1H遅延回路4g,減算器4h,1/2
アンプ4iからなる2ライン型くし形フィルタで構成さ
れており、搬送色信号aのクロストークを除去した搬送
色信号(図6(B)に示す信号f)はドロップアウト補
償回路5の固定接点S1へ出力される。しかし、フィル
タ特性によって、図6(A),(B)に示すように、出
力信号である搬送色信号fは入力信号である搬送色信号
aと完全に等価でなくなる。
【0013】ドロップアウト補償回路5はドロップアウ
ト検出信号(図6(C)に示す信号c)が供給される期
間、可動接点S3は固定接点S1側から固定接点S2側
へ切り換えられ、ドロップアウトが発生したことにより
ノイズを多く含む搬送色信号fは出力されず、1H前の
ノイズを含まない搬送色信号(図6(D)に示す信号
g)が出力される。ドロップアウト検出信号cが供給さ
れない期間、可動接点S3は固定接点S1側に切り換え
られているから搬送色信号fが出力される。
【0014】輝度信号再生系1Bは高域フィルタ6,ダ
ブルリミッタ回路7,FM復調器8、図示せぬディエン
ファシス回路を有する。色信号再生系1A,輝度信号再
生系1B間にはドロップアウト検出回路9が介挿されて
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した図3に示す構
成においては、前述したように、3ライン型くし形フィ
ルタの特性によって、図5(A),(B)に示すよう
に、出力信号である搬送色信号bは入力信号である搬送
色信号aと完全に等価でなくなるため、搬送色信号a中
に含まれるドロップアウト部分を完全に補償することは
できなかった。
【0016】即ち、1H期間のドロップアウト発生によ
り信号レベルが「1」であった搬送色信号がこの1H期
間「0」となる信号a(図5(A)に図示)が3ライン
型くし形フィルタ4を通過した後、当該1H期間だけ信
号レベルは「0」とならず、当該1H期間は「1/
2」、その前後の各1H期間は「3/4」となる歪んだ
信号b(図5(B)に図示)が出力される。そして、こ
の信号bがドロップアウト補償回路5にて補償されると
信号e(図5(E)に図示)となるが、当該1H期間の
信号レベルは「1/2」の代わりに「3/4」となるた
め、当該1H期間を中心とした3H期間における信号レ
ベルは全て「3/4」となり、またこの期間以外の信号
レベルは全て「1」であるために、この3H期間に係わ
る3水平走査ラインのみ色が薄くなるという画質上の欠
点が生じる。特に5〜6H期間以上に亘るドロップアウ
トが生じた場合、この欠点は顕著になるという欠点があ
った。
【0017】また、上述した図4に示す構成において
も、2ライン型くし形フィルタの特性によって、図6
(A),(B)に示すように、出力信号である搬送色信
号fは入力信号である搬送色信号aと完全に等価でなく
なるため、搬送色信号a中に含まれるドロップアウト部
分を完全に補償することはできなかった。
【0018】即ち、1H期間のドロップアウト発生によ
り信号レベルが「1」であった搬送色信号がこの1H期
間「0」となる信号a(図6(A)に図示)が2ライン
型くし形フィルタ4を通過した後、当該1H期間だけ信
号レベルは「0」とならず、当該1H期間は「1/
2」、その後の1H期間も「1/2」となる歪んだ信号
f(図6(B)に図示)が出力される。そして、この信
号fがドロップアウト補償回路5にて補償されると信号
g(図6(D)に図示)となるが、当該1H期間の信号
レベルは「1/2」の代わりに「1」となるためこれは
完全に補償されるが、当該1H期間の1H後の信号レベ
ルは「1」から「1/2」となるため、ここにおける信
号レベルが低下するので、この期間に係わる1水平走査
ラインのみ色が薄くなる画質の劣化が生じていた。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は下記する構成のドロップアウト補償回
路を提供する。
【0020】磁気再生装置の色信号系を構成するくし形
フィルタから出力される搬送色信号のドロップアウトを
補償するドロップアウト補償回路であって、再生FM輝
度信号のドロップアウトを検出して得たドロップアウト
検出信号を出力するドロップアウト検出回路と、このド
ロップアウト検出信号を1水平走査期間遅延して得た遅
延信号を出力する遅延回路と、前記ドロップアウト検出
信号と前記遅延信号との論理和信号を出力する論理和回
路とを有し、前記論理和信号を用いて、前記搬送色信号
のドロップアウトを補償することを特徴とするドロップ
アウト補償回路。
【0021】
【実施例】以下、本発明になるドロップアウト補償回路
を図1,図2,図7,図8に沿って説明する。図1,図
2はそれぞれ本発明になるドロップアウト補償回路の第
1,第2実施例回路図、図7,図8はそれぞれ図1,図
2に図示した本発明になるドロップアウト補償回路の第
1,第2実施例回路各部の信号波形図である。
【0022】まず、本発明になるドロップアウト補償回
路の第1実施例について説明する。本実施例においては
3ライン型くし形フィルタにより搬送色信号のクロスト
ーク除去が行われた後ドロップアウト補償が行われるも
のであり、その構成は前述した図3に示す回路構成中の
1H遅延回路10とスイッチSW1間にOR回路12を
介挿したものに等しい。
【0023】同図に示すように、記録再生兼用VTRあ
るいは再生専用VTRの再生信号系1は色信号再生系1
A,輝度信号再生系1Bから構成される。
【0024】上記した色信号再生系1Aは再生ヘッドH
から再生され図示せぬ再生アンプで増幅された再生映像
信号から低域変換色信号を分離出力する低域フィルタ
2,この低域フィルタ2からの低域変換色信号の信号レ
ベルを一定にする図示せぬACC回路,このACC回路
からの低域変換色信号を搬送色信号に周波数変換する周
波数変換回路3,PS方式により1H毎に90度進相し
たACC回路からの搬送色信号(図7(A)に示す信号
a)のクロストーク除去を行うクロストーク除去用くし
形フィルタ4,ビデオテープのドロップアウト等により
発生するくし形フィルタ4からの搬送色信号(図7
(B)に示す信号b)の欠落を補償するドロップアウト
補償回路5を有する。
【0025】上記したクロストーク除去用くし形フィル
タ4は1H遅延回路4a,4b、加算器4c,減算器4
d,1/2アンプ4e,4fからなるいわゆる3ライン
型くし形フィルタで構成されており、搬送色信号aのク
ロストークが除去された後1H遅延された搬送色信号b
が出力される。しかし、フィルタ特性によって、図7
(A),(B)に示すように、出力信号である搬送色信
号bは入力信号である搬送色信号aと完全に等価でなく
なる。
【0026】上記したドロップアウト補償回路5は固定
接点S1,S2,可動接点S3からなるスイッチSW
1,1H遅延回路5a,(位相)反転回路5bで構成さ
れており、後述するOR回路12からの切換制御信号
(図7(E)に示す信号h)が供給される2H期間、可
動接点S3は固定接点S1側から固定接点S2側へ切り
換えられ、ドロップアウトが発生したことによりノイズ
を多く含む搬送色信号bの信号部分は出力されず、ドロ
ップアウトが発生した1H期間直前の1H期間における
ノイズを含まない信号部分を有する搬送色信号(図7
(F)に示す信号i)が出力される。切換制御信号hが
供給されない期間、可動接点S3は固定接点S1側に切
り換えられているから信号レベルの低下が見られない搬
送色信号bが出力される。
【0027】上記した輝度信号再生系1Bは再生映像信
号からFM輝度信号を分離出力する高域フィルタ6,反
転現象を除去するよう高域フィルタ6からのFM輝度信
号をダブルリミット処理するダブルリミッタ回路7,こ
のダブルリミッタ回路7からのFM輝度信号を復調する
FM復調器8、このFM復調器8からの輝度信号の高域
成分を所定量減衰する図示せぬディエンファシス回路等
を有する。
【0028】上記した色信号再生系1A,輝度信号再生
系1B間には、輝度信号再生系1Bの高域フィルタ6か
ら供給されるFM輝度信号の信号レベルが所定量低下す
るとドロップアウトと判断してドロップアウト検出信号
(図7(C)に示す信号c)を出力するドロップアウト
検出回路9、このドロップアウト検出信号cを1H遅延
した1H遅延ドロップアウト検出信号(図7(D)に示
す信号d)を出力する1H遅延回路10、ドロップアウ
ト検出信号cと1H遅延ドロップアウト検出信号dが供
給され、両検出信号c,dの論理和信号(切換制御信号
h)を出力するOR回路12が介挿されている。
【0029】勿論、色信号再生系1Aから出力する搬送
色信号eと輝度信号再生系1Bから出力する輝度信号は
後段の図示せぬ加算器にて加算された後、ドロップアウ
ト補償された映像信号として出力されることは言うまで
もない。
【0030】こうして上述した図1に示す構成において
は、3ライン型くし形フィルタの特性によって、図7
(A),(B)に示すように、出力信号である搬送色信
号bは入力信号である搬送色信号aと完全に等価でない
が、ドロップアウト検出信号cの出力に同期して2H期
間に亘りドロップアウト補償回路5のスイッチSW1の
可動接点S3が固定接点S2側に切り換えられるので、
こうして得られた信号i(図7(F)に図示)において
はドロップアウト1H期間とこの直後の1H期間の信号
レベルは「1」になるため、搬送色信号a中に含まれる
ドロップアウト部分を完全に補償できないまでも、従来
のように3H期間に係わる3水平走査ラインのみ色が薄
くなることを解消することができ、ただ1水平走査ライ
ンのみ色が薄くなるよう押え込むことができるので、特
に5〜6H期間以上に亘るドロップアウトが生じた場合
でも視覚的に色の薄みがめだだないという画質上の効果
がある。
【0031】つぎに、本発明になるドロップアウト補償
回路の第2実施例について説明する。本実施例において
は2ライン型くし形フィルタにより搬送色信号のクロス
トーク除去が行われた後ドロップアウト補償が行われる
ものであり、その構成は前述した図4に示す回路構成中
のドロップアウト検出回路9とスイッチSW1間に1H
遅延回路10とOR回路12を用いたものに等しい。前
述したものと同一構成部分には同一符号を付し、その説
明を省略する。
【0032】同図に示すように、色信号再生系1Aは低
域フィルタ2,図示せぬACC回路,周波数変換回路
3,クロストーク除去用くし形フィルタ4,ドロップア
ウト補償回路5を有する。上記したクロストーク除去用
くし形フィルタ4は1H遅延回路4g、減算器4h,1
/2アンプ4iからなるいわゆる2ライン型くし形フィ
ルタで構成されており、搬送色信号a(図8(A)に図
示)のクロストークが除去された搬送色信号f(図8
(B)に図示)が出力される。しかし、フィルタ特性に
よって、図7(A),(B)に示すように、出力信号で
ある搬送色信号fは入力信号である搬送色信号aと完全
に等価でなくなる。
【0033】上記したドロップアウト補償回路5はスイ
ッチSW1,1H遅延回路5a,(位相)反転回路5b
で構成されており、後述するOR回路12からの切換制
御信号(図8(E)に示す信号h)が供給される2H期
間、可動接点S3は固定接点S1側から固定接点S2側
へ切り換えられ、ドロップアウトが発生したことにより
ノイズを多く含む搬送色信号fは出力されず、2H前の
ノイズを含まない搬送色信号(図8(F)に示す信号
j)出力される。切換制御信号hが供給されない期間、
可動接点S3は固定接点S1側に切り換えられているか
ら搬送色信号fが出力される。
【0034】上記した輝度信号再生系1Bは高域フィル
タ6,ダブルリミッタ回路7,FM復調器8、図示せぬ
ディエンファシス回路等を有する。
【0035】上記した色信号再生系1A,輝度信号再生
系1B間には、輝度信号再生系1Bの高域フィルタ6か
ら供給されるFM輝度信号の信号レベルが所定量低下す
るとドロップアウトと判断してドロップアウト検出信号
(図8(C)に示す信号c)を出力するドロップアウト
検出回路9、このドロップアウト検出信号cを1H遅延
した1H遅延ドロップアウト検出信号(図8(D)に示
す信号d)を出力する1H遅延回路10、ドロップアウ
ト検出信号cと1H遅延ドロップアウト検出信号dが供
給され、両検出信号c,dの論理和信号(切換制御信号
h)を出力するOR回路12が介挿されている。
【0036】勿論、色信号再生系1Aから出力する搬送
色信号jと輝度信号再生系1Bから出力する輝度信号は
後段の図示せぬ加算器にて加算された後、ドロップアウ
ト補償された映像信号として出力されることは言うまで
もない。
【0037】こうして上述した図2に示す構成において
は、2ライン型くし形フィルタの特性によって、図8
(A),(B)に示すように、出力信号である搬送色信
号fは入力信号である搬送色信号aと完全に等価でない
が、ドロップアウト検出信号cの出力に同期して2H期
間に亘りドロップアウト補償回路5のスイッチSW1の
可動接点S3が固定接点S2側に切り換えられるので、
こうして得られた信号j(図8(F)に図示)において
はドロップアウト1H期間とこの直後の1H期間の信号
レベルは「1」になるため、搬送色信号a中に含まれる
ドロップアウト部分を完全に補償でき、従来のようにド
ロップアウト期間直後の1Hで色が薄くなることを解消
することができるので、色の濃淡が均一な高画質を得る
ことができる。
【0038】
【発明の効果】本発明になるドロップアウト補償回路
は、色信号系を構成するくし形フィルタから出力される
搬送色信号のドロップアウトを補償するドロップアウト
補償回路であって、特に、再生FM輝度信号のドロップ
アウトを検出して得たドロップアウト検出信号とこのド
ロップアウト検出信号を1水平走査期間遅延して得た遅
延信号との論理和信号を用いて上記搬送色信号のドロッ
プアウトを補償する構成を有するから、例えば5〜6水
平走査期間に亘るドロップアウトを有する搬送色信号か
らクロストーク除去された後の搬送色信号に含まれるド
ロップアウトによる信号レベル低下成分を最小に押えて
これを良好に補償することができるので、色の薄れ等の
画質の劣化を招くことなく画質の品位を大幅に向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるドロップアウト補償回路の第1実
施例回路図である。
【図2】本発明になるドロップアウト補償回路の第2実
施例回路図である。
【図3】従来のドロップアウト補償回路を説明するため
の図である。
【図4】従来のドロップアウト補償回路を説明するため
の図である。
【図5】図3に図示した従来のドロップアウト補償回路
各部の信号波形図である。
【図6】図4に図示した従来のドロップアウト補償回路
各部の信号波形図である。
【図7】図1に図示した本発明になるドロップアウト補
償回路の第1実施例回路各部の信号波形図である。
【図8】図2に図示した本発明になるドロップアウト補
償回路の第2実施例回路各部の信号波形図である。
【符号の説明】
1 VTR 1a 色信号系 1b 輝度信号系 5 ドロップアウト補償回路 9 ドロップアウト検出回路 10 遅延回路 12 論理和回路 b,f 搬送色信号 c ドロップアウト検出信号 d 遅延信号 h 論理和信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気再生装置の色信号系を構成するくし形
    フィルタから出力される搬送色信号のドロップアウトを
    補償するドロップアウト補償回路であって、 再生FM輝度信号のドロップアウトを検出して得たドロ
    ップアウト検出信号を出力するドロップアウト検出回路
    と、 このドロップアウト検出信号を1水平走査期間遅延して
    得た遅延信号を出力する遅延回路と、 前記ドロップアウト検出信号と前記遅延信号との論理和
    信号を出力する論理和回路とを有し、 前記論理和信号を用いて、前記搬送色信号のドロップア
    ウトを補償することを特徴とするドロップアウト補償回
    路。
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