JPH0686061U - 紫外線吸収法を用いたガス分析装置 - Google Patents
紫外線吸収法を用いたガス分析装置Info
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- JPH0686061U JPH0686061U JP3371093U JP3371093U JPH0686061U JP H0686061 U JPH0686061 U JP H0686061U JP 3371093 U JP3371093 U JP 3371093U JP 3371093 U JP3371093 U JP 3371093U JP H0686061 U JPH0686061 U JP H0686061U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高感度にSO2 を測定することができるガス
分析装置を提供する。 【構成】 照射光源として、SO2 の紫外線吸収帯と合
致した発光特性を有する螢光材料を表面に塗着した螢光
体付水銀ランプ3を用い、かつセル4に導入接続される
サンプルガスライン7に、NO2 をNOに還元させるた
めの触媒9を設けている。
分析装置を提供する。 【構成】 照射光源として、SO2 の紫外線吸収帯と合
致した発光特性を有する螢光材料を表面に塗着した螢光
体付水銀ランプ3を用い、かつセル4に導入接続される
サンプルガスライン7に、NO2 をNOに還元させるた
めの触媒9を設けている。
Description
【0001】
本考案は、例えば大気中のSO2 の濃度を測定するための紫外線吸収法を用い たガス分析装置に関する。
【0002】
紫外線吸収法を用いてSO2 の濃度を測定するガス分析装置では、従来、例え ば図3に示すように、光源としてキセノン光源aを用い、かつサンプルガスを導 入するセルbと光電素子cとの間に光学フィルタdを配置し、波長280〜30 0nmの紫外線吸収帯を取り出し、これをセルbに照射していた。
【0003】
しかるに、SO2 の紫外線吸収帯は250〜330nmであって、上述のセルb に照射される光の波長よりも広いため、従来のガス分析装置では高感度なSO2 の測定はできなかった。
【0004】 本考案はこのような実情に鑑みてなされ、高感度にSO2 を測定することがで きる紫外線吸収法を用いたガス分析装置を提供することを目的としている。
【0005】
本考案は上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 すなわち、紫外線照射光源として、SO2 の紫外線吸収帯と合致した発光特性 を有する螢光材料を表面に塗着した螢光体付水銀ランプを用い、かつセルに導入 接続されるサンプルガスラインに、NO2 をNOに還元させるための触媒を設け たことを特徴としている。
【0006】
SO2 の紫外線吸収帯に合致した発光特性を有する螢光材料を塗着した螢光体 付水銀ランプにより、SO2 の全紫外線吸収帯にわたり照射光を吸収させること ができ、かつ、NO2 の干渉成分は、サンプルガスラインに設けた触媒によって 、セルに導入される以前に、予めNOに還元されて除かれて干渉の低減が図られ 、高感度に信頼性よくSO2 を定量分析することができる。
【0007】
以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1(A)は紫外線吸収法を用いたガス分析装置1の要部をなす分析計2の構 成を示し、符号3はその分析計2内に設けられる紫外線照射光源で水銀ランプの 表面にSO2 の紫外線吸収帯と合致した発光特性を有する螢光材料を塗着した螢 光体付水銀ランプ、4は流路切換手段を介してサンプルガスライン7と比較ガス ライン8〔図1(B)参照〕と接続されるセルで、サンプルガスとリファレンス ガスとを一定周期かつ一定量交互に導入する。5はセル通過後の光量を検出する 光電素子、6はその検出信号を増幅するための増幅器6である。
【0008】 そして、そのサンプルガスライン7には、NO2 をNOに還元させるための触 媒9を設けている。
【0009】 このような構成により、螢光体付水銀ランプ3からの照射光はSO2 の紫外線 吸収帯と合致した螢光を発するので、それぞれ両ガスのSO2 の紫外線吸収帯域 の全域でその照射光が透過減衰された後、光電素子5でその光量が検出される。 従って、その出力比に基づいて高感度にSO2 の濃度を定量分析することができ る。
【0010】 上述の螢光体付水銀ランプ3の発光スペクトルは、図2に実線で示されるよう に、一点鎖線で示されるSO2 の紫外線吸収スペクトルとほぼ合致している。こ れにより、上述のように、SO2 の吸収帯を有効に利用でき、高感度な測定をお こなえるのである。なお、破線は光電素子のスペクトル感知幅を表している。
【0011】 そして、SO2 の紫外線吸収帯は、波長の長い部分で、図2に二点鎖線で示す NO2 の吸収帯と重複していることから、サンプルガス中のNO2 をセル4に導 入する前に、予め触媒9でNOに還元させておき、SO2 の吸収帯と重ならない ようにして干渉の低減化を図っており、これにより、上述の高感度な定量分析の 信頼性を一層向上させることができる。
【0012】
以上説明したように、本考案の紫外線吸収法を用いたガス分析装置によれば、 紫外線照射光源としてSO2 の紫外線吸収帯と合致した発光スペクトルを有する 螢光体付水銀ランプを用いたので、SO2 の紫外線吸収帯を有効に利用すること ができ、かつ、サンプルガスラインにNO2 をNOに還元させるための触媒を設 けて、SO2 の紫外線吸収帯と部分的に重複する紫外線吸収帯を有するサンプル ガス中のNO2 による干渉の発生を防ぎ、高感度なSO2 の定量分析が可能とな った。
【図1】(A)は本考案の紫外線吸収法を用いたガス分
析装置の要部構成、(B)はそのガス分析装置のガス供
給系を示している。
析装置の要部構成、(B)はそのガス分析装置のガス供
給系を示している。
【図2】同螢光体付水銀ランプの発光スペクトルとSO
2 の紫外線吸収スペクトル等を対比して表示したグラフ
である。
2 の紫外線吸収スペクトル等を対比して表示したグラフ
である。
【図3】従来のSO2 測定用ガス分析装置の要部構成図
である。
である。
1…紫外線吸収法を用いたガス分析装置、2…紫外線螢
光分析計、3…螢光体付水銀ランプ、4…セル、9…触
媒。
光分析計、3…螢光体付水銀ランプ、4…セル、9…触
媒。
Claims (1)
- 【請求項1】 紫外線照射光源として、SO2 の紫外線
吸収帯と合致した発光特性を有する螢光材料を表面に塗
着した螢光体付水銀ランプを用い、かつセルに導入接続
されるサンプルガスラインに、NO2 をNOに還元させ
るための触媒を設けたことを特徴とする紫外線吸収法を
用いたガス分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033710U JP2606921Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 紫外線吸収法を用いたso2分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033710U JP2606921Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 紫外線吸収法を用いたso2分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0686061U true JPH0686061U (ja) | 1994-12-13 |
JP2606921Y2 JP2606921Y2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=12393972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993033710U Expired - Lifetime JP2606921Y2 (ja) | 1993-05-27 | 1993-05-27 | 紫外線吸収法を用いたso2分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606921Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006317207A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Shikoku Res Inst Inc | 三酸化硫黄濃度連続測定方法および装置 |
JP2007169108A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Sumitomo Seika Chem Co Ltd | 一酸化窒素精製方法 |
-
1993
- 1993-05-27 JP JP1993033710U patent/JP2606921Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006317207A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Shikoku Res Inst Inc | 三酸化硫黄濃度連続測定方法および装置 |
JP4683624B2 (ja) * | 2005-05-11 | 2011-05-18 | 株式会社四国総合研究所 | 三酸化硫黄濃度連続測定方法および装置 |
JP2007169108A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Sumitomo Seika Chem Co Ltd | 一酸化窒素精製方法 |
JP4641255B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-03-02 | 住友精化株式会社 | 一酸化窒素精製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2606921Y2 (ja) | 2001-02-19 |
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