JPH0685731A - 移動通信装置 - Google Patents

移動通信装置

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Publication number
JPH0685731A
JPH0685731A JP4236639A JP23663992A JPH0685731A JP H0685731 A JPH0685731 A JP H0685731A JP 4236639 A JP4236639 A JP 4236639A JP 23663992 A JP23663992 A JP 23663992A JP H0685731 A JPH0685731 A JP H0685731A
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JP
Japan
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circuit
power control
voltage
signal
channel
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Application number
JP4236639A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsumoto
義博 松本
Kazuhiro Sato
和廣 佐藤
Masahiro Konno
雅弘 今野
Masayuki Ono
正行 小野
Kazuhiro Futamura
和広 二村
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチアクセス方式の移動局の自動送信電力
制御に関し,小型,軽量化しても送信信号のレベルが一
定に保たれるようにすることを目的とする。 【構成】 送信信号発生回路1と,送信電力増幅回路2
と,検波回路3と,送信電力を制御する自動電力制御回
路4と,システム制御部5と,システム制御部5に制御
されて自動電力制御回路4の基準制御電圧を生成する基
準制御電圧生成部6を備え,システム制御部5は チャ
ネル信号認識部10と,電力制御信号認識部11を備
え,基準制御電圧生成部6は,電力制御信号に基づいて
基準電圧を発生する基準制御電圧発生回路12と,チャ
ネル信号に基づいて基準制御電圧発生回路12の発生電
圧を補正する基準制御電圧補正回路13とを備え,送信
信号出力の振幅特性のレベルのチャネルによる変動を補
正する構成を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,自動車電話等のマルチ
アクセス方式の移動無線通信システムにおける移動局の
自動送信電力制御に関する。
【0002】移動無線通信システムにおける移動通信装
置は小型,軽量化が要求されることから回路部品も小
型,軽量化され,使用周波数帯域において送信信号に一
様な周波数特性(振幅特性)を持たせることが困難にな
ってきている。
【0003】本発明は,移動通信装置において送信信号
の周波数特性(振幅特性)が低下するチャネルの周波数
特性を補正し,使用周波数帯域全体で一様になるように
した。
【0004】
【従来の技術】従来の移動通信装置は,過度の小型化,
軽量化の要求がなかったので回路部品に特性の良いもの
が使用できたので,チャネル全域で周波数特性を一様に
することができた。そのため,チャネル毎に周波数特性
を補正することは行われていなかった。
【0005】図9はマルチアクセス方式の移動無線通信
システムの概念図を示す。図は自動車電話の移動無線通
信システムであり,100' 〜108は基地局,11
0’は移動局である。
【0006】P,A,B,C等はそれぞれ基地局10
0’,101’,102’,103’等の通信領域を表
し,基地局毎にチャネルが定められていて,隣接領域に
おいては領域間の干渉を防止するためチャネルは離すよ
うにしている(周波数の違いを大きくする)。そして,
移動局110’は各領域において基地局からの指令に基
づいてそれぞれの領域のチャネルに通信周波数を切り替
えるようにしている。また,各領域において,移動局1
10’は,それぞれの領域の基地局からの指令により,
基地局に近い時は送信電力を小さくし,遠い時は送信電
力を大きくするようにしている。
【0007】図10は従来の移動通信装置(1) を示す。
図はアナログ処理により基準制御電圧を生成する場合を
示す。図において,110はマイクであって,送信する
音声を入力するものである。111は送信信号発生回路
であって,入力された搬送波を発生して音声信号で変調
し,送信信号を発生するものである。112は送信電力
増幅回路であって,送信信号を電力増幅するものであ
る。113は検波回路であって,送信信号を検波するも
のである。114は自動電力制御回路であって,検波回
路113の出力値を検出し,基準制御電圧にもとづい
て,送信信号の周波数特性が一定になるように送信電力
増幅回路112を制御するものである。115’はアン
テナ共用器であって移動通信装置の装置側とアンテナ1
16’の接続を取るとともに,送信信号と受信信号を分
離するものである。117’はシステム制御部であっ
て,CPUを備え,移動通信装置の各部の制御を行うも
のである。118は受信回路である。119’は基準制
御電圧生成部であって,自動電力制御回路114の基準
制御電圧を生成するものである。120は基準制御電圧
切替え回路であって,送信電力を切り替える場合に,自
動電力制御回路の基準制御電圧を変更するものである。
121は基準制御電圧発生回路であって,直列接続され
た分圧抵抗より成り,分圧抵抗の分圧電圧により基準制
御電圧を発生するものである。R1,R2,R3,R
4,R5,R6,R7,R8は分圧抵抗である。127
はスピーカであって,受信回路118で受信した信号の
音声を出力するものである。
【0008】システム制御部117’において,125
はチャネル信号認識部であって,基地局から指令される
チャネル信号を認識するものである。126は電力制御
信号認識部であって,基地局から指令される電力制御信
号を認識するものである。
【0009】図の構成により送信する場合の動作を説明
する。チャネル信号認識部125は受信回路118の受
信信号により基地局が指令するチャネルを認識する。送
信信号発生回路111は認識されたチャネルの周波数の
搬送波を発生し,マイク入力された音声信号で変調し,
送信信号とする。
【0010】送信電力増幅回路112は送信信号を電力
増幅する。検波回路113は電力増幅された送信信号を
検波し,振幅特性を検出する。自動電力制御回路114
は検波回路113の検出した振幅特性に基づいて振幅特
性が平坦になるように送信電力増幅回路112の電力制
御を行う。
【0011】電力制御信号認識部126は受信回路11
8の受信信号により基地局の指令する電力制御信号を認
識する。基準制御電圧切替え回路120は電力制御信号
に基づいて基準制御電圧発生回路121から取り出す分
圧電圧を切り替える。
【0012】自動電力制御回路114は基準制御電圧生
成部119の出力する分圧電圧を基準制御電圧として,
送信電力増幅回路112の送信電力を制御する。図11
は従来の移動通信装置(2) を示す。図はデジタル処理に
より基準制御電圧を生成する場合を示す。
【0013】(a)は回路構成であり,130はマイク,
131は送信信号発生回路,132は送信電力増幅回
路,133は検波回路,134’は自動電力制御回路,
135’はアンテナ共用器,137はシステム制御部で
ある。138は基準制御電圧生成部,139は電力制御
データ記憶回路であって,送信電力の出力を制御するた
めの電力制御データを記憶するものである。140は受
信回路である。141はスピーカである。
【0014】システム制御部137において,150は
チャネル信号認識部,151は電力制御信号認識部であ
る。152は基準電圧生成部であって,電力制御信号に
基づいて電力制御データ記憶回路139を参照し,デジ
タルの基準電圧値を生成するものである。153は基準
電圧生成部152の生成した基準電圧値を表す。
【0015】基準制御電圧生成部138において,15
4はD/A変換部であって,デジタルの基準電圧値15
3をアナログの基準制御電圧に変換するものである。
(b)は電力制御データ記憶回路に記憶される電力制御デ
ータを表す。
【0016】図は8段階に電力制御する場合の電力制御
データを表す。(a)の構成において,送信信号発生回路
131,送信電力増幅回路132,検波回路133,自
動電力制御回路134’,チャネル信号認識部150の
動作は同じであるので説明は省略する。
【0017】電力制御信号認識部151は受信回路14
0の受信信号により電力制御信号を認識する。基準電圧
生成部152は電力制御信号に基づいて電力制御データ
記憶回路139を参照し電力制御データを得る。そし
て,得られた電力制御データによりデジタルの基準電圧
値153を生成する。D/A変換部154は基準電圧値
153をアナログ値に変換し,自動電力制御回路13
4’の基準制御電圧とする。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信装置は
小型化,軽量化されるにともない,送信信号の周波数特
性を一様に保つことができなくなり,高い周波数のチャ
ネルにおいて送信信号の振幅が小さくなることがある。
【0019】従来の移動通信装置における送信電力の制
御は基地局からの電力制御信号による指令に基づいて行
われていただけで,チャネルによる制御はなされていな
かった。そのため,高い周波数のチャネルにおいて送信
信号の振幅特性(周波数特性)がチャネルを切り替えた
時に変動し(送信信号のレベルが低下する),通話品質
を低下させることがあった。
【0020】本発明は,チャネルを切り替えた場合にも
送信信号のレベルが低下することのない一様な周波数特
性が得られる移動通信装置を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は,基準制御電圧
の生成にチャネルを考慮し,周波数特性の低下するチャ
ネルにおいては基準制御電圧を補正するようにした。
【0022】図1は本発明の基本構成(1) を示す。図に
おいて,1は送信信号発生回路,2は送信電力増幅回
路,3は検波回路,4は自動電力制御回路,5はシステ
ム制御部,6は基準制御電圧生成部,7は受信回路であ
る。
【0023】システム制御部5において,10はチャネ
ル信号認識部,11は電力制御信号認識部である。基準
制御電圧生成部6において,12は基準制御電圧発生回
路であって,電力制御信号に基づいて基準制御電圧を発
生するものである。13は基準制御電圧補正回路であっ
て,チャネル信号に基づいて,基準制御電圧を補正する
ものである。
【0024】図の構成の動作は後述する。図2は本発明
の基本構成(2) である。図において,20は送信信号発
生回路,21は送信電力増幅回路,22は検波回路,2
3は自動電力制御回路,24はシステム制御部,25は
基準制御電圧生成部,26は電力制御データ記憶回路で
あって,電力制御データを記憶するものである。電力記
憶データはチャネル毎もしくはチャネル群毎に電力制御
データを持つものである。あるいは,各チャネルに共通
に電力制御データを持ち,チャネル毎もしくはチャネル
群毎に電力制御データを補正するデータを持つものであ
る。27は受信回路である。
【0025】システム制御部24において,30はチャ
ネル信号認識部,31は電力制御信号認識部,32は基
準電圧生成部であって,チャネル信号と電力制御信号と
により電力制御データ記憶回路26を参照して電力制御
データを選択し,選択した電力制御データに基づいてデ
ジタルの基準電圧値を生成するものである。
【0026】基準制御電圧生成部25において,34は
D/A変換部であって,基準電圧生成部32の生成した
デジタルの基準電圧値をアナログ値に変換し,基準制御
電圧とするものである。
【0027】図の構成の動作は後述する。図3は本発明
の基本構成(3) である。図において,40は送信信号発
生回路,41は送信電力増幅回路,42は検波回路,4
3は自動電力制御回路,44はシステム制御部,45は
基準制御電圧生成部であって,自動電力制御回路43の
制御信号を生成するものである。46は電力制御データ
記憶回路であって,電力制御データを記憶するものであ
る。電力記憶データはチャネル毎もしくはチャネル群毎
に電力制御データを持つものである。あるいは,各チャ
ネルに共通に電力制御データを持ち,チャネル毎もしく
はチャネル群毎に電力制御データを補正するデータを持
つものである。46は,電力制御データ記憶回路,47
は受信回路である。
【0028】システム制御部44において,50はチャ
ネル信号認識部,51は電力制御信号認識部,52はデ
ジタル制御電圧生成部であって,電力制御信号とチャネ
ル信号とにより電力制御データ記憶回路46を参照し,
電力制御データを求め,検波回路42の出力をデジタル
変換したデジタル値とによりデジタルの基準電圧値を生
成するものである。
【0029】基準制御電圧生成部45において,53は
D/A変換部であって,デジタル制御電圧生成部52の
生成したデジタルの基準電圧値をアナログ値に変換し,
自動電力制御回路の制御信号とするものである。54は
A/D変換部であって,検波回路42の出力値をデジタ
ル値に変換するものである。
【0030】図の構成の動作は後述する。
【0031】
【作用】図1の構成の動作を説明する。チャネル信号認
識部10は受信回路7の受信信号により基地局が指令す
るチャネルを認識する。送信信号発生回路1は認識され
たチャネル周波数の搬送波を発生し,マイク入力された
音声信号で変調する。送信電力増幅回路2は送信信号を
電力増幅する。検波回路3は送信信号を検波し,振幅を
検出する。自動電力制御回路4は検波回路の検出した振
幅に基づいて周波数特性が一様になるように送信電力増
幅回路2を制御する。
【0032】チャネル信号認識部10は受信回路7の受
信信号により基地局が指令するチャネルを認識する。ま
た,電力制御信号認識部11は受信回路7の受信信号に
より基地局の指令する送信信号の電力制御信号を認識す
る。そして,チャネル信号に基づいて基準制御電圧補正
回路13が動作し,基準制御電圧発生回路12は電力制
御信号に基づいて基準制御電圧を発生するとともに基準
制御電圧補正回路13により基準制御電圧を補正され,
自動電力制御回路4に出力する。
【0033】自動電力制御回路4は補正された基準制御
電圧により送信信号の制御を行う。図2の構成の動作を
説明する。図の構成において,送信信号発生回路20,
送信電力増幅回路21,検波回路22,自動電力制御回
路23,チャネル信号認識部30,電力制御信号認識部
31の動作は同じであるので説明は省略する。
【0034】基準電圧生成部32はチャネル信号と電力
制御信号とにより電力制御データ記憶回路26を参照
し,電力制御データを得る。そして,得られた電力制御
データに基づいてデジタルの基準電圧値を生成する。D
/A変換部34は基準電圧値をアナログ値に変換し,自
動電力制御回路23の基準制御電圧とする。
【0035】図3の構成の動作を説明する。図の構成に
おいて,送信信号発生回路40,送信電力増幅回路4
1,検波回路42,自動電力制御回路43,チャネル信
号認識部50,電力制御信号認識部51の動作は図1の
場合と同じであるので説明は省略する。
【0036】デジタル制御電圧生成部52は電力制御信
号とチャネル信号により電力制御データ記憶回路46を
参照し,電力制御データを求める。そして,電力制御デ
ータとA/D変換部54の出力値とによりデジタル制御
電圧値を生成する。D/A変換部53はデジタル制御電
圧値をアナログ値に変換し,自動電力制御回路43の制
御電圧とする。
【0037】
【実施例】図4は本発明の実施例構成(1) を示す。図は
アナログ処理により基準制御電圧を発生する場合の実施
例を示す。
【0038】60はマイク,61は送信信号発生回路,
62は電力増幅回路,63は検波回路,63’はアンテ
ナ共用器,63”はアンテナ,64は自動電力制御回
路,65はシステム制御部である。66は基準制御電圧
生成部である。67は受信回路である。
【0039】システム制御部65において,70はチャ
ネル信号認識部,71は電力制御信号認識部である。7
1’は補正電圧切替え部であって,基準制御電圧を補正
するための回路(基準電圧補正回路)を切り替えるもの
である。71”はI/Oポートであって,ポート1,ポ
ート2より成るものである。
【0040】基準制御電圧生成部66において,72は
基準制御電圧発生回路であって,電力制御信号に基づい
て基準制御電圧を発生するものである。基準電圧発生回
路72は直列接続された分圧抵抗より成り,分圧抵抗の
分圧電圧により基準制御電圧を発生するものである。R
1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R8は分圧
抵抗である。73は基準制御電圧補正回路であって,チ
ャネル信号に基づいて,基準制御電圧を補正するもので
ある。基準制御電圧補正回路73は抵抗R1’とスイッ
チングトランジスタT1,抵抗R1”とスイッチングト
ランジスタT2とより成り,それぞれ抵抗R1に並列に
接続され,ポート1,ポート2の出力信号によりトラン
ジスタT1,トランジスタT2がオンもしくはオフとさ
れるものである。
【0041】図4の構成の動作を説明する。チャネル信
号認識部70,送信信号発生回路61,電力増幅回路6
2,検波回路63,自動電力制御回路64の動作は図1
0の場合と同様であるので説明は省略する。
【0042】電力制御信号認識部71は受信回路67の
受信した信号により基地局の指令する送信信号の電力制
御信号を認識する。基準制御電圧切替え回路74は電力
制御信号に基づいて基準制御電圧発生回路72から取り
出す分圧電圧を切り替える。
【0043】チャネル信号認識部70は受信回路67の
出力によりチャネルを認識する。補正電圧切替え部7
1’はチャネル信号によりポート1,ポート2を選択す
る。ポート1,ポート2は選択されたチャネルに応じ
て,HまたはLの信号を出力する。
【0044】基準制御電圧補正回路73において,ポー
ト1の出力がHもしくはLに応じてトランジスタT1は
オンもしくはオフとなる。同様に,ポート2の出力のH
もしくはLに応じてトランジスタT2はオンもしくはオ
フとなる。例えば,トランジスタT1がオンでトランジ
スタT2がオフの時,抵抗R1に抵抗R1’が並列に接
続されたことと等価となる。そのため,基準制御電圧発
生回路72からの出力分圧電圧が変動し,基準制御電圧
が補正される。
【0045】図5は本発明の実施例(2) を示す。図はデ
ジタル処理により基準制御電圧の生成を行うものであ
る。図において,80はマイク,81は送信信号発生回
路,82は送信電力増幅回路,83は検波回路,84は
自動電力制御回路,85はシステム制御部,86は基準
制御電圧生成部,87は電力制御データ記憶回路,88
は受信回路である。
【0046】システム制御部85において,92はチャ
ネル信号認識部,93は電力制御信号認識部,94は基
準電圧生成部であって,チャネル信号と電力制御信号と
電力制御データ記憶回路87の参照値とによりデジタル
の基準電圧値を生成するものである。95はチャネル信
号であって,チャネル信号認識部92で得られたチャネ
ル信号を表し,96は選択された電力制御データを表
す。96’は生成されたデジタルの基準電圧値を表し,
97は電力制御信号であって,電力制御信号認識部93
により得た電力制御信号を表す。97’はI/Oボード
である。
【0047】基準制御電圧生成部86において,98は
D/A変換部であって,デジタルの基準電圧値をアナロ
グ値に変換するものである。図の構成の動作は後述す
る。
【0048】図6は電力制御データ記憶回路の記憶デー
タの例を示す。(a)は,チャネル群毎に電力制御データ
を持つ場合を示す(チャネルA〜チャネルFの6チャネ
ルの場合)。
【0049】100はチャネルA〜Bの電力制御デー
タ,101はチャネルC〜Dの電力制御データ,102
はチャネルE〜Fの電力制御データである。(b)はチャ
ネル群毎に補正データを持つ場合を示す。
【0050】103はチャネルA〜チャネルFの電力制
御データである。104はチャネル群毎に,チャネルA
〜チャネルFの電力制御データ103を補正するための
データである。
【0051】図6を参照して,図5の構成の動作を説明
する。図において,送信信号発生回路81,送信電力増
幅回路82,検波回路83,自動電力制御回路84,チ
ャネル信号認識部92,電力制御信号認識部93の動作
は前述(図1)のものと同様であるので説明は省力す
る。
【0052】基準電圧生成部94はチャネル信号と電力
制御信号とに基づいて電力制御データ記憶回路87を参
照し,電力制御データ96を得て基準電圧値96’を得
る。基準電圧値96’はI/Oポート97’を介してD
/A変換部98に入力される。D/A変換部98は基準
電圧値96’をアナログ値に変換し,自動電力制御回路
84の基準制御電圧とする。
【0053】例えば,チャネル群に対して電力制御デー
タを持つ場合(図6 (a)の場合)は,指令されたチャネ
ルがAもしくはBであれば,チャネルA〜B(100)
の電力制御データを採用する。また,指令されたチャネ
ルがCもしくはDであればチャネルC〜D(101)の
電力制御データを採用する。指令されたチャネルがEも
しくはFであれば,チャネルE〜F(102)の電力制
御データを採用する。
【0054】チャネル群に対して補正データを持つ場合
(図6 (b)の場合)には,チャネルA〜Fの電力制御デ
ータ103を採用する。そして,チャネルA〜Bが指令
された場合には,チャネルの補正データ104のうちチ
ャネルA〜Bの補正データを採用して補正する。チャネ
ルC〜Dが指令された場合には,チャネルA〜Fの電力
制御データに基づいて選択し,チャネルの補正データ1
04のうちチャネルC〜Dの補正データを採用して補正
する。チャネルE〜Fが指令された場合には,チャネル
A〜Fの電力制御データに基づいて電力制御データを選
択し,チャネルE〜Fの補正データを採用して補正す
る。
【0055】図7は本発明の実施例(3) である。図にお
いて,110はマイク,111は送信信号発生回路,1
12は送信電力増幅回路,113は検波回路,114は
自動電力制御回路,115はシステム制御部,116は
基準制御電圧生成部,117は電力制御データ記憶回路
であって,電力制御データと基準電圧値を補正するため
のデータを保持するものである。118は受信回路であ
る。118’はスピーカ,119はアンテナ共用器,1
20はアンテナである。
【0056】システム制御部115において,130は
チャネル信号認識部,131は電力制御信号認識部,1
32はデジタル制御電圧生成部であって,電力制御信号
と検波回路113の出力値をデジタル値に変換したデジ
ダル値と電力制御データ記憶回路117の参照値とによ
りデジタル制御電圧を生成するものである。
【0057】基準制御電圧生成部116において,13
7はD/A変換部であって,デジタル制御電圧生成部1
32の生成したデジタルの基準電圧値をアナログ値に変
換し,基準制御電圧を生成するものである。138はA
/D変換部であって,検波回路113の出力値をデジタ
ル値に変換するものである。
【0058】デジタル制御電圧生成部132において,
133は電力制御データである。134は求められたデ
ジタル制御電圧値を表す。135はデジタル検波電圧値
であって,A/D変換部138の出力値である。
【0059】図の構成の動作を説明する。図の構成にお
いて,送信信号発生回路111,送信電力増幅回路11
2,検波回路113,自動電力制御回路114,チャネ
ル信号認識部130,電力制御信号認識部131の動作
は図1の場合と同じであるので説明は省略する。
【0060】デジタル制御電圧生成131は,チャネル
認識部130の認識したチャネル信号と電力制御信号認
識部131の認識した電力制御信号により電力制御デー
タ記憶回路117を参照し,電力制御データ133を求
める。そして,電力制御データ133とI/Oポート1
36を介して,A/D変換部138から入力されるデジ
タル検波電圧値135とによりデジタル制御電圧値13
4が生成される。
【0061】デジタル検波電圧値135はI/Oポート
136を介して,基準制御電圧生成部116に入力さ
れ,アナログ値に変換され,自動電力制御回路114の
制御電圧となる。
【0062】図8はシステム制御部の実施例構成の例を
示す。140はCPU,141はROM,142はRA
M,143はチャネル信号認識部,144は電力制御信
号認識部,145は基準電圧生成部(実施例(2) )もし
くはデジタル制御電圧生成部(実施例(3) )である。1
46はI/Oポート1,147はI/Oポート2であ
る。146’は補正電圧切替え部(実施例(1) )であ
る。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば,マルチアクセス方式の
移動無線通信システムにおいて,移動局の移動通信装置
を小型,軽量化してもチャネルによらずに送信信号の振
幅レベルを一定に保つことができる。そのため,チャネ
ルが切り替えられたことにより通話品質が低下すること
がなく常に良好な通話を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成(1) を示す図である。
【図2】本発明の基本構成(2) を示す図である。
【図3】本発明の基本構成(3) を示す図である。
【図4】本発明の実施例(1) を示す図である。
【図5】本発明の実施例(2) を示す図である。
【図6】電力制御データ記憶回路の記憶データの例を示
す図である。
【図7】本発明の実施例(3) を示す図である。
【図8】システム制御部の実施例構成を示す図である。
【図9】マルチアクセス方式の移動無線通信システムを
示す図である。
【図10】従来の移動通信装置(1) を示す図である。
【図11】従来の移動通信装置(2) を示す図である。
【符号の説明】
1 :送信信号発生回路 2 :送信電力増幅回路 3 :検波回路 4 :自動電力制御回路 5 :システム制御部 6 :基準制御電圧生成部 7 :受信回路 10:チャネル信号認識部 11:電力制御信号認識部 12:基準制御電圧発生回路 13:基準制御電圧補正回路
フロントページの続き (72)発明者 小野 正行 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 二村 和広 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と移動局との間で無線通信を行う
    通信システムにおいて,移動局の移動通信装置は基地局
    からの指示により通信を行うチャネルと送信電力を切換
    える機能を有するものであって,送信信号発生回路(1)
    と,送信電力増幅回路(2) と,送信信号を検波して送信
    出力のレベルの変動を検出する検波回路(3) と,送信電
    力増幅回路(2) の送信電力を制御する自動電力制御回路
    (4) と,移動通信装置各部の制御を行うシステム制御部
    (5) と,システム制御部(5) に制御されて自動電力制御
    回路(4) の基準制御電圧を生成する基準制御電圧生成部
    (6) を備え, システム制御部(5) は 基地局から指示されたチャネル
    信号を認識するチャネル信号認識部(10)と,基地局から
    指示された電力制御信号を認識する電力制御信号認識部
    (11)を備え, 基準制御電圧生成部(6) は,電力制御信号に基づいて基
    準電圧を発生する基準制御電圧発生回路(12)と,チャネ
    ル信号に基づいて基準制御電圧発生回路(12)の発生電圧
    を補正する基準制御電圧補正回路(13)とを備え, 送信信号出力の振幅特性のレベルのチャネルによる変動
    を補正することを特徴とする移動通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,基準制御電圧発生回
    路(12)は直列接続された分圧抵抗により分圧電圧を生成
    し,電力制御信号に基づいて分圧電圧を選択されるもの
    であり,基準制御電圧補正回路(13)は基準制御電圧発生
    回路(12)の分圧抵抗に並列接続された能動素子と抵抗素
    子より成り, チャネル信号に応じて基準制御電圧補正回路(13)の能動
    素子のオンもしくはオフの制御を行うことにより基準制
    御電圧を補正することを特徴とする移動通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において,基準制御電圧補正回
    路(13)は,分圧抵抗に並列接続される能動素子と抵抗素
    子よりなる回路を1つもしくは複数備えたものであるこ
    とを特徴とする移動通信装置。
  4. 【請求項4】 基地局と移動局との間で無線通信を行う
    通信システムにおいて,移動局の移動通信装置は基地局
    からの指示により通信を行うチャネルと送信電力を切換
    える機能を有するものであって,送信信号発生回路(20)
    と,送信電力増幅回路(21)と,送信信号を検波して送信
    出力のレベルの変動を検出する検波回路(22)と,送信電
    力増幅回路(21)の送信電力を制御する自動電力制御回路
    (23)と,移動通信装置各部の制御を行うシステム制御部
    (24)と,システム制御部(24)に制御されて自動電力制御
    回路(23)の基準制御電圧を生成する基準制御電圧生成部
    (25)と,電力制御データを保持する電力制御データ記憶
    回路(26)とを備え, システム制御部(24)は,基地局から指示されたチャネル
    信号を認識するチャネル信号認識部(30)と,基地局から
    指示された電力制御信号を認識する電力制御信号認識部
    (31)と,電力制御信号とチャネル信号とにより電力制御
    データ記憶回路(26)を参照して電力制御データを選択
    し,選択された電力制御データに基づいてデジタルの基
    準電圧値を発生する基準電圧生成部(32)とを備え, 基準制御電圧生成部(25)は,基準電圧生成部(32)の生成
    したデジタルの基準電圧値をアナログの基準制御電圧に
    変換するD/A変換部(34)を備え,自動電力制御回路(2
    3)の基準制御電圧を生成することを特徴とする移動通信
    装置。
  5. 【請求項5】 基地局と移動局との間で無線通信を行う
    通信システムにおいて,移動局の移動通信装置は基地局
    からの指示により通信を行うチャネルと送信電力を切換
    える機能を有するものであって,送信信号発生回路(40)
    と,送信電力増幅回路(41)と,送信信号を検波する検波
    回路(42)との送信電力を制御する自動電力制御回路(43)
    と,移動通信装置各部の制御を行うシステム制御部(44)
    と,システム制御部(44)に制御され自動電力制御回路(4
    3)の基準制御電圧を生成する基準制御電圧生成部(45)
    と,電力制御データを保持する電力制御データ記憶回路
    (46)とを備え, 基準制御電圧生成部(45)は,検波回路(42)の出力電圧を
    デジタル電圧値に変換するA/D変換部(54),基準制御
    電圧生成部(45)の生成したデジタルの基準電圧値をアナ
    ログの基準制御電圧に変換するD/A変換部(53)を備
    え, システム制御部(44)は,基地局から指示されたチャネル
    信号を認識するチャネル信号認識部(50)と,基地局から
    指示された電力制御信号を認識する電力制御信号認識部
    (51)と,電力制御信号とチャネル信号とにより電力制御
    データ記憶回路(46)を参照して電力制御データを選択
    し, 選択した電力制御データと検波回路(42)の出力のデ
    ジタル値とによりデジタルの基準電圧値を発生する基準
    制御電圧生成部(45)とを備えたことを特徴とする自動電
    力送信制御機能を有する移動通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項4および5において,電力制御デ
    ータ記憶回路(26,46)は, チャネル毎もしくはチャネル
    群毎の電力制御データを保持するものであることを特徴
    とする移動通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項4および5において,電力制御デ
    ータ記憶回路(26,46)は各チャネルに共通の電力制御デ
    ータと,チャネル毎もしくはチャネル群毎の電力制御デ
    ータの補正データを保持するものであることを特徴とす
    る移動通信装置。
JP4236639A 1992-09-04 1992-09-04 移動通信装置 Pending JPH0685731A (ja)

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