JPH1070473A - 無線送信機及び電力増幅回路 - Google Patents

無線送信機及び電力増幅回路

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JPH1070473A
JPH1070473A JP22624196A JP22624196A JPH1070473A JP H1070473 A JPH1070473 A JP H1070473A JP 22624196 A JP22624196 A JP 22624196A JP 22624196 A JP22624196 A JP 22624196A JP H1070473 A JPH1070473 A JP H1070473A
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JP
Japan
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output
voltage
transmission
level
power
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JP22624196A
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English (en)
Inventor
Osamu Osawa
修 大沢
Hiroshi Ando
浩 安藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な最大出力電力と消費電流の削減との両
立は困難であった。 【解決手段】 無線送信機にバイアス電圧制御回路を設
け、送信電力レベルの切り替えの際、当該送信電力レベ
ルに応じて、電力増幅器の出力段を構成する出力トラン
ジスタに印加するバイアス電圧を適切な大きさのバイア
ス電圧に切り替えることができるようにする。これによ
り、無線送信機が無線基地局から遠く、出力電力として
最大出力電力が要求される場合には、最大出力電力に見
合ったバイアス電圧を印加し、無線送信機と無線基地局
との距離が近く、出力電力が相対的に低くても構わない
場合には、出力電力に比例して消費電流を減少させるこ
とができるバイアス電圧を選択的に印加することが可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機や携帯
情報端末等の無線送信機及びこれに用いる電力増幅回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話システムや自動車電話システム
といった移動体通信システムでは、複数用意された無線
基地局を、互いの電波が届く範囲(以下、セルという)
が重なり合うように配置することにより、全体として広
いサービスエリアを確保している。この種のシステムで
は、無線基地局と携帯電話機との間での正常な情報伝送
を保証するため、携帯電話機とセル内にある無線基地局
との間の距離等に応じ、その送信電力レベルを段階的に
切り替え制御している。具体的には、送信電力レベルを
遠距離から近距離までの6段階に分け、遠距離ほど送信
電力レベルが大きくなるように制御している。
【0003】かかる送信電力レベルの切り替えに関する
回路部分の例を図2に示す。この回路は、電力増幅器
6、方向性結合器11、送信信号と受信信号とを分離す
るデュプレクサ7及びアンテナ8によって構成されてい
る。
【0004】ここで、入力端子Pinから入力された送信
信号は、電力増幅器6によって電力増幅された後、方向
性結合器11及びデュプレクサ7を経由してアンテナ8
から空中に放射される。なお、この送信信号の送信電力
レベルは、無線基地局(図示せず)からの要求に応じて
適切な送信電力レベルに調整される。
【0005】かかる送信電力レベルの要求はアンテナ8
で受信される受信信号に含まれている。この要求は、受
信信号と共にデュプレクサ7で分離され、不図示の受信
回路によって復調される。不図示の制御回路は、受信し
た要求レベルに応じた電圧レベル信号Vapc を発生し、
これを送信レベル入力端子97を介してオペアンプ93
の一方の入力端子に供給する。
【0006】送信信号の送信電力レベルは、方向性結合
器11によって取り出される。方向性結合器11におい
て取り出された電力増幅器6の出力信号の一部は、結合
コンデンサC1を介してダイオード91及びコンデンサ
C2でなる整流器に供給されて整流され、直流電圧に変
換される。この直流電圧が送信電力レベル信号としてオ
ペアンプ93の一方の入力端子に供給される。
【0007】オペアンプ93の他方の入力端子97には
無線基地局からの要求レベルに応じた電圧レベル信号V
apc が供給されているので、オペアンプ93の出力端子
には、送信電力レベルと無線基地局からの要求レベルの
差信号が出力される。この差信号が電力増幅器6にフィ
ードバックされ、電力増幅器6の送信電力レベルが無線
基地局からの要求レベルに一致するように制御される。
具体的にはオペアンプ93の出力がトランジスタ92の
ベースに供給されることによって、トランジスタ92の
ベース電流が変化し、この変化に応じてトランジスタ9
2のコレクタ電圧が変化する。この後、電力増幅器6の
前段増幅器Q1の動作電圧が変動し、前段増幅器Q1の
出力レベルが変化し、後段の出力トランジスタQ2の出
力電力が変化し、アンテナ4の送信出力電力が制御され
る。
【0008】電力増幅器6の出力トランジスタQ2とし
ては、低消費電力化のため、NチャンネルGaAs−FE
Tが用いられている。出力トランジスタQ2のドレイン
にはバッテリー電圧(Vdd)が印加され、ゲートには電
力増幅器6のゲート電圧端子Vgに供給される負電圧発
生器96で発生した−2.5 [V]の電圧を分圧抵抗R1と
R4によって分圧し印加している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図3に、電力増幅器6
の出力段を構成する出力トランジスタQ2のゲート電圧
依存特性を示す。図3において、左縦軸はアンテナの出
力電力[dBm ]を表し、横軸は電力増幅器6の前段増幅器
Q1の制御電圧Vcを表す。また、右縦軸は消費電流I
dsを表してる。図3(A)は、出力トランジスタQ2の
ゲート電圧端子Vgに−2.5 [V]を供給した時のゲート
電圧依存特性を示すものであり、図3(B)は、ゲート
電圧端子Vgに−3.3 [V]を供給した時のゲート電圧依
存特性を示すものである。
【0010】通常、従来構成の装置では、ゲート電圧端
子Vgに−2.5 [V]を供給するようになっているが、図
3(A)に示すように、電力増幅器6の消費電流Idsが
出力電力=20[dBm ]以下では一定となり、出力電力レベ
ルを低くしてもそれが消費電流の低下につながらないと
いう問題があった。そこで、この問題を解決するため、
ゲート電圧端子Vgに−3.3 [V]を供給することが考え
られる。このように出力トランジスタQ2のゲート電圧
を下げると、図3(B)に示すように、消費電流を制御
電圧Vcに比例させて低減させることができるが、最大
出力電力が図3(A)で達成されていた28[dBm ]から26
[dBm ]程度に減少し、今度は最大出力電力が不足すると
いう問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、送信信号を形成する送信回路
と、送信信号を電力増幅する電力増幅回路と、送信アン
テナと、当該送信アンテナより空間中へ放射される送信
信号の出力電力レベルを適応的に切り替え制御する出力
電力レベル切替回路とを備えた無線送信機において、以
下のようにしたことを特徴とする。
【0012】すなわち、出力電力レベルを切り替える
際、電力増幅回路の出力段を構成する出力トランジスタ
に印加するバイアス電圧を、当該送信電力レベルに応じ
た適当な大きさに切替制御するバイアス電圧制御回路を
備えたことを特徴とする。
【0013】また、無線送信機の電力増幅回路に、無線
基地局からの要求送信出力レベルと所定の基準レベルと
を比較する比較手段と、比較手段の比較結果に応じて、
出力段を構成する出力トランジスタに印加するバイアス
電圧を、当該送信電力レベルに応じた適当な大きさに切
替制御するバイアス電圧制御回路を備えたことを特徴と
する。
【0014】このように、無線送信機及びその電力増幅
回路にバイアス電圧制御回路を設け、送信電力レベルの
切り替えの際、当該送信電力レベルに応じて、電力増幅
器の出力段を構成する出力トランジスタに印加するバイ
アス電圧を適切な大きさのバイアス電圧に切り替えるよ
うにしたことにより、無線送信機が無線基地局から遠
く、出力電力として最大出力電力が要求される場合に
は、最大出力電力を得ることができるバイアス電圧を印
加し、無線送信機と無線基地局との距離が近く、出力電
力が相対的に低くても構わない場合には、出力電力に比
例して消費電流を減少させることができるバイアス電圧
を選択的に印加することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面について、本発明に係
る無線送信機の一実施形態として、携帯電話機を説明す
る。
【0016】図1は、実施形態に係る携帯電話機の機能
ブロック図を示している。なお、図1は、図2との同
一、対応部分に同一、対応符号を付して示しており、該
当する部分の構成及び動作は図2の回路について説明し
た内容と同じである。
【0017】携帯電話機は、マイク1、スピーカ2、音
声回路3、送信回路4、受信回路5、電力増幅回路6、
デュプレクサ7、アンテナ8、APC回路9、コントロ
ーラ10等からなる。
【0018】電力増幅回路6は、前段増幅器Q1と、そ
の出力段として動作するGaAs−FET構成の出力トラ
ンジスタQ2とで構成されている。
【0019】APC回路9は、方向性結合器11、コン
デンサC1、ダイオード91、トランジスタ92、オペ
アンプ93、コンパレータ94、トランジスタ95、負
電圧発生回路96等からなる。
【0020】ここで、マイク1から入力された音声信号
は、音声回路3を介して送信回路4に供給され、上りチ
ャネルの送信信号に変換される。この送信信号が、電力
増幅器6の入力端子Pinに供給されてパワー増幅された
後、デュプレクサ7を介してアンテナ8に供給され、不
図示の無線基地局へ送信される。
【0021】一方、無線基地局から受信された下りチャ
ネルの無線信号は、アンテナ8により受信され、デュプ
レクサ7を通じて受信回路5に供給される。この受信回
路5によって相手の音声信号が取り出され、この音声信
号が音声回路3を通じてスピーカ2から再生されるので
ある。
【0022】コントローラ10と、送信回路4及び受信
回路5とは不図示のモデム回路を介して接続されてお
り、コントローラ10と無線基地局との間で所定のコマ
ンド信号等のデータがアクセスされるようになってい
る。また、無線基地局からのコマンド信号又はデータに
従って、コントローラ10により、音声回路3、送信回
路4及び受信回路5が制御される。
【0023】なお、電話番号は操作キー12から入力さ
れ、コントローラ10に取り込まれる。その他、無線基
地局からの要求レベル信号も受信回路5、モデム回路を
通じてコントローラ10に取り込まれ、要求レベル信号
に応じたデジタルレベル信号Vapc が発生される。この
デジタルレベル信号Vapc は、D/Aコンバータ回路1
3でアナログ電圧信号Vapc に変換され、APC回路9
の送信レベル入力端子97の供給される。
【0024】このAPC回路9は、次の通り動作する。
方向性結合器11は、電力増幅器6からアンテナ8を介
して放射される出力信号の一部を取り出し、これを結合
コンデンサC1を介してダイオード91及びコンデンサ
C2よりなる整流器に供給する。この整流器による整流
作用によって出力信号は直流電圧に変換され、送信電力
レベル信号としてオペアンプ93の一方の入力端子に供
給される。
【0025】オペアンプ93の他方の入力端子97には
無線基地局から与えられた要求レベルに応じた電圧レベ
ルの信号Vapc が供給されているので、オペアンプ93
の出力端子には、送信信号の実際の送信電力レベルと無
線基地局から与えられた要求レベルとの差信号が出力さ
れる。
【0026】この差信号が電力増幅器6にフィードバッ
クされ、電力増幅器6の送信電力レベルが無線基地局か
らの要求レベルに一致するように制御される。具体的に
はオペアンプ93の出力がトランジスタ92のベースに
供給されることによって、トランジスタ92のベース電
流が変化し、これに応じてトランジスタ92のコレクタ
電圧が変化する。そして、電力増幅器6の前段増幅器Q
1の動作電圧が変動し、前段増幅器Q1の出力レベルが
変化する。これにより、後段に位置する出力トランジス
タQ2の出力電力が変化し、アンテナ8の送信電力レベ
ルが制御される。
【0027】電力増幅器6の出力段を構成する出力トラ
ンジスタQ2には、低消費電力化のため、Nチャンネル
GaAs−FETが用いられている。この出力トランジス
タQ2のドレインにはバッテリー電圧(Vdd)が印加さ
れ、ゲートにはゲート電圧端子Vgの電圧が印加されて
いる。ここで、ゲート電圧端子Vgの電圧は、負電圧発
生器8で発生された−5.0 [V]の電圧を分圧抵抗R1及
びR4によって分圧した電圧である。以上の構成部分
は、図2に示した回路の動作と同じである。
【0028】この実施形態に係る携帯電話機に特有の回
路部分は、ゲート電圧制御回路99の部分である。この
ゲート電圧制御回路99は、NチャンネルGaAs−FE
Tのゲートバイアス電圧依存特性に着目するものであ
り、アンテナ送信電力が低くても良い場合には、出力ト
ランジスタQ2のゲート電圧端子Vgに印加するゲート
バイアス電圧を相対的に低くし、高いアンテナ送信電力
が要求される場合には、ゲート電圧端子Vgに印加する
ゲートバイアス電圧を相対的に高く設定する。
【0029】このため、ゲート電圧制御回路99には、
リファレンス入力端子98が設けられ、コントローラ1
0から供給されるリファレンス信号Vref と無線基地局
から与えられる要求レベルVapc とを比較し、無線基地
局からの要求レベルVapc がリファレンス信号Vref よ
り低い時には電力増幅回路6の出力トランジスタQ2の
ゲートに印加されるゲートバイアス電圧Vgを相対的に
低く設定し、要求レベルVapc が高い時にはゲートバイ
アス電圧Vgを相対的に高く設定する。
【0030】具体的には、要求レベルVapc がリファレ
ンス信号Vref より低い時にはゲートバイアス電圧Vg
を−3.3 [V]にし、要求レベルVapc が高い時にはゲー
トバイアス電圧Vgを−2.5 [V]に設定する。
【0031】このゲート電圧制御回路99は、オペアン
プからなるコンパレータ94、トランジスタ95及び抵
抗R4に対して並列接続された抵抗R5を備えてなる。
ゲート電圧制御回路99は、出力トランジスタQ2のゲ
ート端子にバイアス電圧を印加する分圧抵抗の分圧比を
トランジスタ95のオン/オフで切り替えるよう動作す
る。
【0032】なお、この実施態様に示すコンパレータ9
4では、そのリファレンス入力端子98にアンテナ送信
電力Po≦24[dBm ]に対応したリファレンス電圧Vref
が設定されているので、無線基地局からの要求レベルV
apc がアンテナ送信電力Po=24[dBm ]を越える要求レ
ベルの場合にはゲート電圧Vgを−2.5 [V]にし、無線
基地局からの要求レベルVapc がアンテナ送信電力Po
=24[dBm ]以下の場合にはゲート電圧Vgを−3.3 [V]
になるように分圧抵抗の抵抗比を切り替え動作する。
【0033】さらに、このゲート電圧制御回路99によ
る切替動作を詳しく説明する。ここでは、切替動作を、
2つの場合、すなわち、(1) 無線基地局からの要求レベ
ルVapc がリファレンス電圧Vref よりも大きい場合
と、(2) 無線基地局からの要求レベルVapc がリファレ
ンス電圧Vref よりも小さい場合とに分けて説明する。
【0034】まず、(1) の場合、要求レベルVapc は、
コンパレータ94のリファレンス電圧Vref よりも大き
くなるため、コンパレータ94の出力VssはVdd(>0
[V])となり、トランジスタ95はオフとなる。従って
負電圧発生器96の出力電圧Voは抵抗R4及び抵抗R
1によって分圧され、次の(1) 式で与えられるゲートバ
イアス電圧Vg1が出力トランジスタQ2のゲートに供
給される。
【0035】 Vg1={R1/(R4+R1)}×Vo ……(1) 次に、(2) の場合、要求レベルVapc は、コンパレータ
94のリファレンス電圧Vref よりも小さくなるため、
コンパレータ94の出力Vssは負電圧発生器96の出力
電圧Voと等しくなり、トランジスタ95はオンする。
従って負電圧発生器96の出力電圧Voは抵抗R4、R
5及び抵抗R1により分圧され、次の(2) で与えられる
ゲートバイアス電圧Vg2が出力トランジスタQ2のゲ
ートに供給される。
【0036】 Vg2={R1/(Rt+R1)}×Vo 但し、Rt=(R4×R5)/(R4+R5) ……(2) ここで、抵抗R1、R4、R5の抵抗値が全て5[kΩ]
であるとすると、(1)式のゲートバイアス電圧Vg1は
−2.5 [V]、(2) 式のバイアス電圧Vg2=−3.3[V]
(但し、Vo=−5.0 [V])となる。
【0037】このように、要求レベルVapc の電圧に応
じて出力トランジスタQ2のゲート電極に引加するゲー
トバイアス電圧Vgを切り替えることにより、十分な最
大出力電力と、消費電流Idsの削減とを両立できた。な
お、図4に、本実施形態によって実現される消費電流I
dsの削減効果例を示す。例えば、アンテナ送信電力Po
=20[dBm ]の場合、215[mA]−185[mA]=30[mA] の電
流削減効果が有る。これを通話時間に換算すると、約11
分の通話時間の延長に相当する。同様に、アンテナ送信
電力Po= 8[dBm ]の場合、200[mA]−110[mA]=90[m
A] の電流削減効果が有る。これを通話時間に換算する
と、約50分の通話時間の延長に相当する。
【0038】なお、上述の実施形態においては、バイア
ス抵抗R1に直列接続されたバイアス抵抗R4に選択的
にバイアス抵抗R5を並列接続する構成を、ゲート電圧
制御回路99の一例として示したが、その他の回路にも
適用できる。例えば、図5に示すように、バイアス抵抗
R4に選択的にバイアス抵抗R6を直列接続するように
構成し、スイッチングトランジスタ95’で選択的にバ
イアス抵抗R6をバイパスするように構成しても良い。
このとき、スイッチングトランジスタ95’がオンして
いるときのゲートバイアス電圧VgはVg3={R1/
(R4+R1)}×Voであり、スイッチングトランジ
スタ95’がオフしているときのゲートバイアス電圧V
gはVg4={R1/(R4+R1+R6)}×Voと
なる。なお、図5ではゲート電圧制御回路99とそれに
接続された要部のみを記載して有るが、他は図1の回路
と同じ構成で良い。
【0039】また、上述の実施形態においては、無線送
信機の一例として携帯電話機について述べたが、本発明
はこれに限らず、携帯情報端末などバッテリー電圧で駆
動される通信装置に適用し得る。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、出力電力
レベルを切り替える際、電力増幅回路の出力段を構成す
る出力トランジスタに印加するバイアス電圧を、当該送
信電力レベルに応じた適当な大きさに切替制御するよう
にしたことにより、出力電力として最大出力電力が要求
される場合には、最大出力電力に見合ったバイアス電圧
を印加し、出力電力が相対的に低くても構わない場合に
は、出力電力に比例して消費電流を減少させることがで
きる。このように選択的にバイアス電圧を印加できるよ
うにしたことにより、十分な最大出力電力と消費電流I
dsの削減とを両立でき、送信時間を従来に比して一段と
延長することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る携帯電話機の全体構成を示す説
明図である。
【図2】従来回路例を示す説明酢である。
【図3】電力増幅器のゲート電圧依存特性を示す特性曲
線図である。
【図4】ゲート電圧の変更に応じた消費電流の変化を示
す図表である。
【図5】他の実施携帯に係るゲート電圧制御回路を示す
接続図である。
【符号の説明】
1…マイク、2…スピーカ、3…音声回路、4…送信回
路、5…受信回路、6…電力増幅回路、7…デュプレク
サ、8…アンテナ、9…APC回路、91…ダイオー
ド、92…トランジスタ、93…オペアンプ、94…コ
ンパレータ、95…トランジスタ、96…負電圧発生回
路、97…送信レベル入力端子、98…リファレンス入
力端子、99…ゲート電圧制御回路、10…コントロー
ラ、11…方向性結合器、12…操作キー、13…D/
Aコンバータ回路。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】従来回路例を示す説明である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号を形成する送信回路と、送信信
    号を電力増幅する電力増幅回路と、送信アンテナと、当
    該送信アンテナより空間中へ放射される送信信号の出力
    電力レベルを適応的に切り替え制御する出力電力レベル
    切替回路とを備えた無線送信機において、 上記出力電力レベルを切り替える際、上記電力増幅回路
    の出力段を構成する出力トランジスタに印加するバイア
    ス電圧を、当該送信電力レベルに応じた適当な大きさに
    切替制御するバイアス電圧制御回路を備えたことを特徴
    とする無線送信機。
  2. 【請求項2】 上記バイアス電圧制御回路は、 無線基地局から受信された要求送信出力レベルと所定の
    基準レベルとを比較する比較手段と、分圧比に応じた電
    圧を上記出力トランジスタの入力端子にバイアス電圧と
    して印加する分圧手段と、上記比較手段の比較結果に応
    じて、上記分圧手段の分圧比を切り替える切替手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線送信機。
  3. 【請求項3】無線基地局からの要求送信出力レベルと所
    定の基準レベルとを比較する比較手段と、上記比較手段
    の比較結果に応じて、出力段を構成する出力トランジス
    タに印加するバイアス電圧を、当該送信電力レベルに応
    じた適当な大きさに切替制御するバイアス電圧制御回路
    を備えたことを特徴とする無線送信機の電力増幅回路。
JP22624196A 1996-08-28 1996-08-28 無線送信機及び電力増幅回路 Pending JPH1070473A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6304139B1 (en) 1999-11-24 2001-10-16 Alps Electric Co., Ltd. Transmitter adjusting output power
JP2011135282A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tdk Corp 電力増幅回路

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US6304139B1 (en) 1999-11-24 2001-10-16 Alps Electric Co., Ltd. Transmitter adjusting output power
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