JPH07250020A - 送信出力制御装置 - Google Patents
送信出力制御装置Info
- Publication number
- JPH07250020A JPH07250020A JP6064389A JP6438994A JPH07250020A JP H07250020 A JPH07250020 A JP H07250020A JP 6064389 A JP6064389 A JP 6064389A JP 6438994 A JP6438994 A JP 6438994A JP H07250020 A JPH07250020 A JP H07250020A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- transmission output
- transmission
- radiated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナ等から放射される送信電力を適正に
制御することができる送信出力制御装置を提供する。 【構成】 アンテナ４に供給する送信出力の定電力制御
手段１、８、９を備えた送信出力制御装置において、ア
ンテナから放射された送信出力の一部を受信する検出用
アンテナ14と、検出用アンテナで受信された信号を検波
する検波手段15、16と、検波された信号を平滑化する平
滑化手段17と、平滑化された信号の直流電圧と基準値と
を比較する比較手段18とを設け、この比較手段の比較結
果に基づいて定電力制御手段の定電力レベルを制御す
る。携帯電話機等のアンテナから放射される送信出力が
直接検出され、この放射される送信出力が適正な値とな
るように、アンテナに供給する送信出力レベルが調整さ
れる。
制御することができる送信出力制御装置を提供する。 【構成】 アンテナ４に供給する送信出力の定電力制御
手段１、８、９を備えた送信出力制御装置において、ア
ンテナから放射された送信出力の一部を受信する検出用
アンテナ14と、検出用アンテナで受信された信号を検波
する検波手段15、16と、検波された信号を平滑化する平
滑化手段17と、平滑化された信号の直流電圧と基準値と
を比較する比較手段18とを設け、この比較手段の比較結
果に基づいて定電力制御手段の定電力レベルを制御す
る。携帯電話機等のアンテナから放射される送信出力が
直接検出され、この放射される送信出力が適正な値とな
るように、アンテナに供給する送信出力レベルが調整さ
れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話等のアンテナ
から放射される送信出力を制御する制御装置に関し、特
に、必要以上の電波の放射を抑えるように構成したもの
である。
から放射される送信出力を制御する制御装置に関し、特
に、必要以上の電波の放射を抑えるように構成したもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来の携帯電話等の無線装置は、アンテ
ナに供給する送信電力を一定に保つための定電力送信装
置を備えている。この装置は、図２に示すように、送信
電力を増幅する電力増幅器１と、送信電力の一部を分波
する分波器２と、分波された送信電力を検波するための
検波回路を構成する検波ダイオード５、６と、検波され
た電圧波を平滑化するため平滑回路を構成する容量７
と、基準電圧を発生する基準電圧発生回路29と、基準電
圧と検波電圧とを比較する電圧比較器８とを備えてい
る。
ナに供給する送信電力を一定に保つための定電力送信装
置を備えている。この装置は、図２に示すように、送信
電力を増幅する電力増幅器１と、送信電力の一部を分波
する分波器２と、分波された送信電力を検波するための
検波回路を構成する検波ダイオード５、６と、検波され
た電圧波を平滑化するため平滑回路を構成する容量７
と、基準電圧を発生する基準電圧発生回路29と、基準電
圧と検波電圧とを比較する電圧比較器８とを備えてい
る。
【０００３】この装置に入力した送信電力は、電力増幅
器１で増幅された後、分波器２によってその一部が分波
される。この分波された送信電力は、検波回路５、６に
より検波され、平滑回路７により直流電圧に変換されて
電圧比較器８の一方に入力する。この時、電圧比較器８
の他方には、基準電圧発生回路29から基準電圧が入力さ
れており、電圧比較器８は、この基準電圧と平滑回路７
により変換された直流電圧とを比較し、その比較結果を
電力増幅器１に出力する。電圧増幅器１の増幅率は、こ
の電圧比較器８の出力によって制御され、電圧増幅器１
は、基準電圧に従って送信電力を一定に保って出力す
る。この定電力送信出力は、送信バンドパスフィルタ
（ＢＰＦ）３を経てアンテナ４に供給され、アンテナ４
から電波が送信される。
器１で増幅された後、分波器２によってその一部が分波
される。この分波された送信電力は、検波回路５、６に
より検波され、平滑回路７により直流電圧に変換されて
電圧比較器８の一方に入力する。この時、電圧比較器８
の他方には、基準電圧発生回路29から基準電圧が入力さ
れており、電圧比較器８は、この基準電圧と平滑回路７
により変換された直流電圧とを比較し、その比較結果を
電力増幅器１に出力する。電圧増幅器１の増幅率は、こ
の電圧比較器８の出力によって制御され、電圧増幅器１
は、基準電圧に従って送信電力を一定に保って出力す
る。この定電力送信出力は、送信バンドパスフィルタ
（ＢＰＦ）３を経てアンテナ４に供給され、アンテナ４
から電波が送信される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の定電力
送信装置は、アンテナ４に供給する送信電力を定電力に
保つ機能は果たしているが、それだけでは、アンテナ４
から放射される送信電力を適正に保つことはできない。
アンテナから放射される送信電力は、アンテナの利得や
負荷等の状態によって変わってくるからである。
送信装置は、アンテナ４に供給する送信電力を定電力に
保つ機能は果たしているが、それだけでは、アンテナ４
から放射される送信電力を適正に保つことはできない。
アンテナから放射される送信電力は、アンテナの利得や
負荷等の状態によって変わってくるからである。
【０００５】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、アンテナ等から放射される送信電力を適
正に制御することができる送信出力制御装置を提供する
ことを目的としている。
るものであり、アンテナ等から放射される送信電力を適
正に制御することができる送信出力制御装置を提供する
ことを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、ア
ンテナに供給する送信出力の定電力制御手段を備えた送
信出力制御装置において、アンテナから放射された送信
出力の一部を受信する検出用アンテナと、検出用アンテ
ナで受信された信号を検波する検波手段と、検波された
信号を平滑化する平滑化手段と、平滑化された信号の直
流電圧と基準電圧とを比較する比較手段とを設け、この
比較手段の比較結果に基づいて定電力制御手段の定電力
レベルを制御している。
ンテナに供給する送信出力の定電力制御手段を備えた送
信出力制御装置において、アンテナから放射された送信
出力の一部を受信する検出用アンテナと、検出用アンテ
ナで受信された信号を検波する検波手段と、検波された
信号を平滑化する平滑化手段と、平滑化された信号の直
流電圧と基準電圧とを比較する比較手段とを設け、この
比較手段の比較結果に基づいて定電力制御手段の定電力
レベルを制御している。
【０００７】
【作用】そのため、携帯電話機等のアンテナから放射さ
れる送信出力が直接検出され、この放射される送信出力
が適正な値となるように、アンテナに供給する送信出力
レベルが調整される。
れる送信出力が直接検出され、この放射される送信出力
が適正な値となるように、アンテナに供給する送信出力
レベルが調整される。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例における送信電力制御装置
は、図１に示すように、アンテナ４から送信された出力
の一部を受信する検出用アンテナ14と、検出用アンテナ
14で受信された受信波を検波するための検波回路を構成
する検波ダイオード15、16と、検波された電圧波を直流
電圧に変換するための平滑回路を構成する容量17と、第
２の基準電圧を発生する基準電圧発生回路19と、第２の
基準電圧と平滑回路から出力された直流電圧とを比較す
る第２の電圧比較器18と、第２の電圧比較器18の出力に
応じて電圧比較器８に印加する基準電圧を段階的に変え
る第１の基準電圧発生回路９とを備えている。その他の
構成は、従来の定電力送信装置（図２）と変わりがな
い。
は、図１に示すように、アンテナ４から送信された出力
の一部を受信する検出用アンテナ14と、検出用アンテナ
14で受信された受信波を検波するための検波回路を構成
する検波ダイオード15、16と、検波された電圧波を直流
電圧に変換するための平滑回路を構成する容量17と、第
２の基準電圧を発生する基準電圧発生回路19と、第２の
基準電圧と平滑回路から出力された直流電圧とを比較す
る第２の電圧比較器18と、第２の電圧比較器18の出力に
応じて電圧比較器８に印加する基準電圧を段階的に変え
る第１の基準電圧発生回路９とを備えている。その他の
構成は、従来の定電力送信装置（図２）と変わりがな
い。
【０００９】この装置では、検出用アンテナ14が、アン
テナ４からの送信出力の一部を受信すると、この受信波
は検波ダイオード15、16によって検波され、さらに容量
17によって平滑化され直流電圧に変換される。この直流
電圧は、第２の電圧比較器18の一方に入力し、第２の電
圧比較器18の他方には、第２の基準電圧発生回路19の発
生した基準電圧が入力する。第２の電圧比較器18は、両
者の比較結果を第１の基準電圧発生回路９に出力し、第
１の基準電圧発生回路９は、第２の電圧比較器18から受
信した信号に応じて、電圧比較器８に出力する基準電圧
を段階的に切換える。
テナ４からの送信出力の一部を受信すると、この受信波
は検波ダイオード15、16によって検波され、さらに容量
17によって平滑化され直流電圧に変換される。この直流
電圧は、第２の電圧比較器18の一方に入力し、第２の電
圧比較器18の他方には、第２の基準電圧発生回路19の発
生した基準電圧が入力する。第２の電圧比較器18は、両
者の比較結果を第１の基準電圧発生回路９に出力し、第
１の基準電圧発生回路９は、第２の電圧比較器18から受
信した信号に応じて、電圧比較器８に出力する基準電圧
を段階的に切換える。
【００１０】電圧増幅器１、分波器２、検波回路５、
６、平滑回路７および電圧比較器８は、それぞれ、図２
で説明した従来の定電力送信装置における動作と同じ動
作を行なう。その結果、電力増幅器１の出力は、第１の
基準電圧発生回路９の発生する基準電圧に従って定電力
化され、この定電力出力が送信ＢＰＦ３を経てアンテナ
４から放射される。
６、平滑回路７および電圧比較器８は、それぞれ、図２
で説明した従来の定電力送信装置における動作と同じ動
作を行なう。その結果、電力増幅器１の出力は、第１の
基準電圧発生回路９の発生する基準電圧に従って定電力
化され、この定電力出力が送信ＢＰＦ３を経てアンテナ
４から放射される。
【００１１】そのため、アンテナ４からの送信出力が十
分に大きい場合は、検出用アンテナ14から受信された受
信波の直流電圧が、第２の基準電圧発生回路19の発生す
る基準電圧を超えて、電圧比較器18の出力が反転し、こ
れを受けて第１の基準電圧発生回路９は、発生する基準
電圧を段階的に下げる。従って、アンテナ４に供給され
る送信電力が減少し、アンテナ４から放射される送信電
力が低下する。
分に大きい場合は、検出用アンテナ14から受信された受
信波の直流電圧が、第２の基準電圧発生回路19の発生す
る基準電圧を超えて、電圧比較器18の出力が反転し、こ
れを受けて第１の基準電圧発生回路９は、発生する基準
電圧を段階的に下げる。従って、アンテナ４に供給され
る送信電力が減少し、アンテナ４から放射される送信電
力が低下する。
【００１２】また、逆に、アンテナ４の送信出力が小さ
い場合は、第２の基準電圧発生回路19の比較結果を受け
た第１の基準電圧発生回路９が、発生する基準電圧を段
階的に上げ、そのためアンテナ４に供給される送信電力
が増加し、アンテナ４の放射する送信電力が高まる。
い場合は、第２の基準電圧発生回路19の比較結果を受け
た第１の基準電圧発生回路９が、発生する基準電圧を段
階的に上げ、そのためアンテナ４に供給される送信電力
が増加し、アンテナ４の放射する送信電力が高まる。
【００１３】このように、実施例の装置では、アンテナ
４の送信出力を直接検出することにより、アンテナ４か
らの送信出力を適正な値に制御することができる。従っ
て、無線装置のアンテナとして、高利得、低利得、無負
荷、負荷終端等、各種のアンテナを使用する場合でも、
常に、アンテナから放射される送信出力を適性値に保つ
ことができる。
４の送信出力を直接検出することにより、アンテナ４か
らの送信出力を適正な値に制御することができる。従っ
て、無線装置のアンテナとして、高利得、低利得、無負
荷、負荷終端等、各種のアンテナを使用する場合でも、
常に、アンテナから放射される送信出力を適性値に保つ
ことができる。
【００１４】なお、実施例の装置では、第２の基準電圧
発生回路19が一種類の基準電圧を発生するように構成し
ているが、第２の基準電圧発生回路19が段階的に変化す
る基準電圧を発生するように構成してもよい。この場合
には、アンテナの放射する送信出力をきめ細かく制御す
ることができる。
発生回路19が一種類の基準電圧を発生するように構成し
ているが、第２の基準電圧発生回路19が段階的に変化す
る基準電圧を発生するように構成してもよい。この場合
には、アンテナの放射する送信出力をきめ細かく制御す
ることができる。
【００１５】また、実施例の装置における検出用アンテ
ナ14、検波回路15、16、平滑回路17、第２の基準電圧発
生回路19および電圧比較器18は、定電力が供給されたア
ンテナ４から放射された送信出力を検出していることに
なるから、アンテナ４の負荷を検出する装置として見る
ことができる。この場合、第２の基準電圧発生回路19の
出力する基準電圧を段階的に可変できるように設定する
ことにより、アンテナの利得や負荷の状態（アンテナ無
しで電波が放射されている場合を含む）をきめ細かく検
出することができる。実施例の送信出力制御装置は、こ
の検出装置の検出結果を用いて送信出力を適正な値に制
御しているものと見ることができる。
ナ14、検波回路15、16、平滑回路17、第２の基準電圧発
生回路19および電圧比較器18は、定電力が供給されたア
ンテナ４から放射された送信出力を検出していることに
なるから、アンテナ４の負荷を検出する装置として見る
ことができる。この場合、第２の基準電圧発生回路19の
出力する基準電圧を段階的に可変できるように設定する
ことにより、アンテナの利得や負荷の状態（アンテナ無
しで電波が放射されている場合を含む）をきめ細かく検
出することができる。実施例の送信出力制御装置は、こ
の検出装置の検出結果を用いて送信出力を適正な値に制
御しているものと見ることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の送信出力制御装置は、以下に示す効果を有
している。 １．アンテナの送信出力を検出し、その送信出力が十分
に大きい場合には、その送信出力を減少させるようにし
ているので、携帯電話機のように人体に密着して使用す
る機器では、電波の人体への影響、即ち、健康被害の発
生を防ぐことができる。 ２．アンテナからの必要以上の電波の放射を防ぐことが
でき、他の機器への干渉を抑制することができる。
に、本発明の送信出力制御装置は、以下に示す効果を有
している。 １．アンテナの送信出力を検出し、その送信出力が十分
に大きい場合には、その送信出力を減少させるようにし
ているので、携帯電話機のように人体に密着して使用す
る機器では、電波の人体への影響、即ち、健康被害の発
生を防ぐことができる。 ２．アンテナからの必要以上の電波の放射を防ぐことが
でき、他の機器への干渉を抑制することができる。
【図１】本発明の実施例における送信出力制御装置の構
成を示すブロック図、
成を示すブロック図、
【図２】従来の定電力送信装置の構成を示すブロック図
である。
である。
１ 電力増幅器 ２ 分波器 ３ 送信ＢＰＦ ４、14 アンテナ ５、６、15、16 検波ダイオード ７、17 容量 ８、18 電圧比較器 ９、19、29 基準電圧発生回路
Claims (1)
- 【請求項１】 アンテナに供給する送信出力の定電力制
御手段を備えた送信出力制御装置において、 前記アンテナから放射された送信出力の一部を受信する
検出用アンテナと、 前記検出用アンテナで受信した信号を検波する検波手段
と、 検波された前記信号を平滑化する平滑化手段と、 平滑化された前記信号の直流電圧と基準電圧とを比較す
る比較手段とを設け、前記比較手段の比較結果に基づい
て前記定電力制御手段における定電力レベルを制御する
ことを特徴とする送信出力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6064389A JPH07250020A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 送信出力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6064389A JPH07250020A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 送信出力制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07250020A true JPH07250020A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=13256926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6064389A Pending JPH07250020A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 送信出力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07250020A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6334050B1 (en) | 1997-06-13 | 2001-12-25 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Arrangement and a method relating to a radio unit |
| US7177659B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-02-13 | Lg Electronics Inc. | Power amplification system and method |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP6064389A patent/JPH07250020A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6334050B1 (en) | 1997-06-13 | 2001-12-25 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Arrangement and a method relating to a radio unit |
| US7177659B2 (en) | 2002-10-16 | 2007-02-13 | Lg Electronics Inc. | Power amplification system and method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |